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汚い権力者たちにハメられた和泉愛依さんがエロバラの罰ゲームとしてAVに出演させられちゃうお話(本編約27,000文字)

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「――それじゃあ愛依ちゃん、インタビュー始めていくね~」


「……わかった」


 軽薄そうな男の声がホテルの一室に響く。その声を聞いて、褐色肌の少女――アイドルの和泉愛依は、制服姿のまま小さくうなずいた。


 彼女のプライベートを知る者であれば瞬時にわかる。愛依は今、仕事モードだ。いわゆる“愛依サマ”。ファンたちにカリスマとして愛されているクールでミステリアスなアイドルとして、愛依はいまインタビューに臨んでいる。


「じゃあまずは、自己紹介してくれる」


「和泉愛依、18歳。アイドルやってる」


「ん~、いいね。普段通り、クールな愛依ちゃんだね」


 インタビュアーをしている男は、耳障りに愛依の素行を褒め回す。そんな彼の動作や言葉の具合を、愛依は隠しきれない嫌悪感と共に受け止めていた。


「じゃあ次は……スリーサイズ、きいちゃおっかな?」


 そして、インタビューはすぐさま下品で下劣な方向へと内容を変えた。


「……プロフィールに書いてあるでしょ?」


「またまた~。こんなプロフィールのスリーサイズとか嘘でしょ? 愛依ちゃんのライブとか写真集とか見てるとわかるんだけど、そのおっぱい絶対に90センチなんかじゃないって」


 一瞬うろたえた様子を見せた愛依は回答をはぐらかそうとするが、逃げ道をインタビュアーに塞がれてしまう。


 本来であれば、こんなインタビューノーコメントで貫き通せる。しかし愛依には、そう出来ない事情があった。


「一番最近だと……上から、95の……58の、92だけど……」


「うわっ、おっぱい大きいね、愛依ちゃん! JKでそんなデカ乳もってる女の子なんて見たことないんだけど」


「……そんなこと、言わなくていいんだけど」


 クールに振る舞っているものの、愛依は明らかに不快そうな様子だ。しかし、そんな愛依の様子などはお構いなしのままインタビュアーは下卑た視線で愛依の身体を舐め回すように見つめる。視線で犯されているその気配を察して、愛依は自分の身体を抱きしめるように隠したほどだ。


 ――このインタビューは異常である。アイドルが受けるべき内容では決してない。


 しかし、異常で異様なモノはインタビューの内容だけではなかった。


(な、なんなの……このオジサンたち……)


 愛依の意識はインタビュアーには向いていない。代わりに、ソファーに座っている彼女を取り囲むように背後と横に立っている男性たちに向いていた。


 男性たちはあろうことか全裸。裸のまま、愛依に向けて躊躇うことなくチンポをさらけ出して向けている。


(な、なんでおちんちん出してんの~……うち、こんなん見るの初めてなんだけど……)


 本来であれば愛依は叫び出し、プロデューサーを呼んで一刻でも早くこの場から逃げ出すべき状態。しかし愛依はそうしない。いや、そう出来ない理由があった。


 それは、これが罰ゲームだからだ。


 話は数日前に遡る。283プロダクションのアイドルがほとんど全員参加したバラエティ番組。しかしこれは、283のアイドルたちを狙う権力者たちの罠だった。


 絶対にクリア不可能なゲーム内容と、テレビでは到底放映できないような破廉恥な企画。そして、失敗する度に明らかになる過酷な罰ゲームの数々。プロデューサーや社長が何とかして番組を止めようとするも、バックについているスポンサーの巨大さを前にして抵抗など出来るはずもなく、番組に参加したアイドルたちは全員、何らかの罰ゲームを受ける羽目になった。


 愛依が受けている罰ゲームは、AVの撮影。つまりこれは、AVの冒頭でよくあるインタビューシーンなのである。


「んっ……! ちょ……」


「あれ、愛依ちゃんどうしたの?」


 愛依が突然小さく声を上げたのも無理はない。愛依の本当のバストサイズを聞いて辛抱できなくなった全裸の男の一人が、愛依の乳房に手を伸ばしてきたのだ。胸の前で組まれた手を押しのけるようにして乳房を揉みしだく強引な行為。


「う、ううん……。何でもない」


 しかし愛依は、何とか平静を装いながら男にされるがままになることしかできない。


 この撮影で愛依に与えられた命令はひとつだけ。無抵抗絶対服従。罰ゲームを遂行できなければ、283プロダクションが権力によって押しつぶされ、アイドルたちがどんな末路を辿るか想像できたものではない。


(みんなのために……うちが頑張るんだ……)


 無遠慮に自分の身体をまさぐる男の手に恐怖感を抱きながらも、愛依は必死に自分にそういい聞かせていた。


 愛依が無抵抗であるのがわかると、男たちは続々と愛依の身体に群がる。カメラを意識して愛依の顔や姿が見えるようにはしているものの、手の動きは欲望にまみれていた。


 愛依の両乳房はもちろんのこと、デカパイ用の固いブラジャーの感触に辟易したのか、勝手にブラのホックを外した者がいる。そうして制服の上から強引にブラをずらされ、ブラウスのボタンを外され、愛依の褐色乳房が半ばまろびでてしまっているような状態。


 それ以外にも、愛依の太股を撫でさする者がいる。当然、瑞々しく指に吸い付く愛依の素肌に触れておきながら太股だけだと我慢できる訳もなく、スカートをまくり上げて股間の方の感触も堪能し始めた。


 愛依は小さく声を漏らすが、それでも抵抗は出来ない。何となく脚をすり合わせて手を拒もうとするが、強引に太股の間に手を潜り込まされて、股間を指で撫で回されてしまう。


 それだけではない。別の男は愛依の背後に回り込み、彼女の髪の毛にご執心だった。暗い金色に染められた愛依の髪の毛を撫で、さすり、掴み、嗅ぎ、思い思いに楽しむ。髪の毛を弄ばれることは、愛依自身にとっても意外なほどにショッキングなことだった。アイデンティティに対して土足で踏み込まれたような感覚がある。


 そして男たちは、一様にかつ一心不乱にチンポをシゴいていた。息を荒くし、愛依のことをオナニーグッズのひとつだとで言わんばかりに自慰に励んでいる。カウパーが垂れ、床のカーペットや愛依の制服にシミをつくりながら、鼻を突く独特な臭気を放ち始めていた。


「あれ、愛依ちゃんもしかして、チンポに囲まれて興奮してる?」


 そんな様子は一切無いにも関わらず、インタビュアーは愛依を茶化すようにそんなことを訊ねてきた。愛依は首を振って否定しようとするが、左右を見ればチンポだらけだし、髪の毛をチンポに巻き付けてオナニーを始めた男がいるせいで思うように動作も出来ない。


「え~、愛依ちゃんもしかして男の人のチンポ見るの初めてだったりする? ていうか、もしかしてエッチするのも初めて? 処女?」


 無遠慮で下品な質問。けれど、愛依にその質問を拒否するという選択肢はない。しかし、どうしても恥じらいが勝って、自分がまさか“処女だ”と言うことが出来なかった。


 インタビュアーが機嫌を損ねる可能性もあったが、彼はむしろ恥じらう愛依の無言の肯定を美味しいと考え、愛依の沈黙を咎めることはなかった。


「マジか、愛依ちゃん処女なんだ! 身体つきとかめっちゃエロいし、格好もギャルっぽいからけっこう遊んでるかと思ってたよ。そういうとこはちゃんとアイドルなんだね」


「別に、そんなこと……どうでもいい……」


 愛依はようやくその一言だけを絞り出した。


「いやいや、どうでもよくないよ。――処女だと、これからの撮影かなり大変だと思うけど頑張ろうね。いま愛依ちゃんの周りにいる男の人たちは汁専門だから平気だけど、これから相手にする人たちは性欲振り切れてる人たちばっかりだから。今の内に、チンポ見るのくらい慣れとかないと」


 インタビュアーの男が言い放った言葉に、愛依は言いようのない恐怖を覚えた。




 しかし、そんな十数分後のことを不安がるよりも先に、愛依には今すぐに訪れるであろう不幸が迫っていた。


 男たちが一様に気味の悪いうめき声を上げる。愛依の名前を呼びながら、乳房や太股を触る手つきに熱がこもっていく。愛依の大切な髪の毛をチンポにまとわせてシゴく動きが速くなっていく。


「え……な、なに……?」


 彼らの雰囲気の変化に気圧される愛依。何とか愛依サマのキャラを保っているが、その表情は不安と不快感に染まっていて、可能であれば今すぐにでもこの場から逃げ出したいと言った様子。


 けれど逃げられる訳もなく――愛依は、男たちの射精を全身で浴びることになるのである。


 出すぞ、と言う声が誰からともなく聞こえた。これから起きることを理解できていても、すぐに反応することは出来ない。


 愛依に突きつけられたチンポから半ば黄ばんだ白濁液が吹き出してくるのと、愛依が視線を咄嗟に逸らすのはほとんど同時だった。


「っ……!? な、なに、これ……!?」


 思わず素に近い口振りで愛依は反応してしまう。それをまずいと思って咄嗟に口をつぐんだが、そんな違和感に気がつける人間はいなかった。


 射精の瞬間のミジンコ並の脳味噌で、男たちは愛依のありとあらゆる場所に精液をかけようとする。顔はもちろんのこと、乳房に太股、制服にまで。ドロドロとした重たそうな精液は思ったよりずっと勢いよく吹き出して、しかも付着すれば容易に滑り落ちていかない。


(なにコレ……!? く、くさ……キモい……)


 愛依は懸命に鼻で呼吸をしないようにする。けれど口を開けていると、その口元を狙って射精してくる不届き者がいるせいで、結局愛依には鼻呼吸しか許されず、自分にふりかかる精液の悪臭をたっぷりと吸い込むことになってしまった。


(う……うぅ……。サイアク……これ……気持ち悪……)


 見た目から想像できるよりもずっと純情な愛依の心はすでにリタイア寸前である。しかしそれでも、自分が頑張らなければ事務所のみんなが困る、その一点だけを心の支えにして、愛依は“愛依サマ”である自分を何とか取り戻して目を開けた。


「うわ~、愛依ちゃんは肌が黒いから、やっぱり顔射やぶっかけされんのが似合うね~。もしかして、こういう時のために焼いてた?」


「……そんなわけ、ない」


 自分の容姿を揶揄される屈辱感にも耐え、愛依は気丈に振る舞う。何なら、カメラレンズを睨みつける余裕まであるくらいだ。しかし、全身をすでにドロドロのザーメンまみれにされた挙げ句、大切な髪の毛をオナティッシュ代わりにされている愛依には、クールなアイドルとしての威厳は無きに等しかった。


「じゃあ、次のインタビューいくけど……」


「……え」


 そんな愛依の覚悟をあざ笑うかのように、インタビューは続く。さすがにここで終わりだと思っていた愛依は、思わず口を呆けたように開けてしまった。


「愛依ちゃんの一番感じる部分は――」


 しかし、そんな愛依の様子にもお構いなしなまま、インタビュアーは下品で無遠慮な質問を重ねていく。同時に、愛依の周りの男たちはまた彼女の身体――その内でも精液で汚れていない綺麗な部分を狙いながらまさぐり、チンポをシゴいていくのだ。


(う、うそ……。まだ、これかけられるの……)


 思惑に反して続くぶっかけ地獄。しかし愛依が逃げ出すことは出来ない。性感帯、オナニーの回数、周りの男たちのチンポで好きな形はどれ――そんな、答えたくもない質問に答えさせられながら、好き勝手に臭い精液を浴びせられていくのだった。




「いやぁ、愛依ちゃんイイネ。最初はアイドルって感じだったけど、今は立派なAV女優だよ。しかも、けっこうやばい作品ばっかり出てる方の」


 インタビュアーが半笑いで繰り出す侮蔑に対して、愛依は何も答えられない。ただ最後の抵抗として、彼らを睨みつけているだけだ。


 愛依の全身は見る影もなくドロドロだった。制服を脱がされている訳ではないが、要所要所ではだけさせられ、服としての役目は果たせていないに等しい。


 そして、顔にも髪にも服にも肌にも、よくもこれだけ出せたと言いたくなるような量の精液。異様な臭気を放ち、もはや肌からでもその味を感じてしまいそうなくらいだった。


 愛依は自分が無口でミステリアスなキャラクターでアイドルをしていることを、こんな時に少しだけ感謝した。口も開きたくない今のようなとき、こうしているだけでもアイドルの和泉愛依ではいられるからだ。まさか、自分が口を開きたくなくなる時がくるなんて思いもしなかったが。


「じゃあ、愛依ちゃんへのインタビューはここで終わり。この後本番の撮影に入るから、まずはシャワー浴びてきてね。そのままだと、抱きたいって人いなくなると思うから」


 最後まで軽薄で愛依のことをバカにした口振りのインタビュアーに促されて、愛依はホテルのシャワーへ向かう。


 シャワーを浴びさせてくれることには、愛依は素直に感謝したいと思っていた。それが、更に悪趣味な撮影の導入であるとも知らずに。




 ■ ■ ■ ■ ■


「うそっしょ……」


 シャワールームで一人であるが故、愛依の口調は油断して元に戻っている。そんな、緊張感が解けるほどに予想外の出来事が起きていたのだ。


 愛依がシャワーの前に脱いでいった服が一式なくなっている。下着まで含めて、全部。脱衣所には何も残されておらず、何ならバスタオルすらない。


「ありえない……んだけど……」


 身体を隠せそうな布の類は一切無い。汚れを落とした後の身体は全て、用意された厚めのペーパータオルで何とかしろということだった。


「最悪……」


 愛依はこの先自分がどうするのかを考える。逃げ出したくなる。しかし、逃げ出すことも出来ない。このまま走ってホテルの部屋から出たところで、いるのは全裸の自分。


「行くしかない……ってこと……」


 そう思っても、すぐには足が動かない。ゆっくりと髪の水分をとり、乾かし、その間に懸命に自分を励ます。


「……よしっ」


 覚悟を決めた。全裸のまま部屋に戻る。そこから先は撮影。今日初めて会う男の人に裸を見られて、セックスする。自分では、漠然と好きな人へ捧げるモノだと考えていた処女を、見ず知らずの男性に捧げる。


 そんな未来に対する覚悟を、愛依は決めて、シャワールームから足を踏み出した。


 ――ちなみに、シャワー中の様子も、脱衣所の様子も、当然の如く盗撮されている。動画で、写真で。愛依のあられも無い姿は高値で売り払われることになる。




「…………え」


 相当な覚悟を決めて部屋へと来たはずなのに、それでも愛依は固まってしまった。


「お、ようやく来たね、愛依ちゃん」


「待ちくたびれてしまったよ」


「いやぁ、やっぱりすばらしいなぁ……」


 部屋にいたのは、男、男、男、男……何人もの男たちだった。元々撮影に使っている部屋はかなり広く、先ほどまで数人の男と撮影機材が入っても余裕があったが、その部屋が些か狭く感じるほどの男たち。そんな最中へ、愛依は全裸のまま飛び出てしまった。


「ほら、こっちへ」


 愛依と同じく、男たちもみんな全裸だ。それぞれ目がギラギラとしていて、愛依が出てきた瞬間彼女へ向けて視線が集中する。全身を犯されているような錯覚で、愛依は目眩がした。


 男たちの中心になっているのは、四名の中年男性だった。とはいっても白髪や長身のロマンスグレーではなく、禿げ上がり脂ぎった頭皮にでっぷりとはみ出た腹を持つ男性たち。彼らは、集まった男たちの中でも最も余裕ありげな雰囲気を醸し出していた。


「聞いてないんだけど」


 愛依がようやく絞り出せたのはその一言だけだった。愛依の言葉を聞いて、中年たちは呵々大笑する。


「そりゃあ、言ってないからねぇ。ほら、早く」


 穏やかな口調だが、愛依の事情などは一切考慮していない命令。愛依は、この中年男性たちがこの撮影の中心人物なのだと理解した。


 事実、愛依の直感は当たっている。この中年男性たちこそ、この撮影の中心人物――それどころか、愛依たちアイドルをこのような苦境に陥れた張本人たちである。


 愛依は顔を知らないが、プロデューサーや社長が対面すれば直立不動から動けないような業界の権力者たちばかりだ。彼らは暗にあるいはおおっぴらに283プロダクションへアイドルの枕営業を迫ってきていたが、それだけはプロデューサーたちが懸命に回避していたのである。


 しかし、結局権力には逆らえず、番組を組んだ上で全員を罰ゲームに追い込むという強硬手段で、こうして愛依に恥辱を味あわせることに成功した。


「いやぁ、愛依ちゃん。普段画面で見るよりも大きくてすばらしいおっぱいだねぇ」


「見ないでよ……」


 男たちの中心へと招き入れられた愛依。彼女を取り囲む最内枠は、やはり主犯である中年男性たちだ。


「いやいや、こんなにスケベな身体を見ないなんてもったいない。見せないなんてあり得ないよ、ほら」


「ちょ……!」


 愛依は声を上げるが、抵抗できない。男性の一人が何とか自分の裸体を隠そうとしていた愛依の腕をとり、後ろ手に回してしまったのだ。


 強引な動きで、わずかに関節が痛む。しかし愛依に抵抗する権利はなく、なされるがまま。手首を二つまとめて背後で拘束される。中年男性の大きな手にとって、愛依の細い手首を拘束するなど造作もなく、余った片手で愛依の尻を撫で回す余裕すらある。


「おっぱいも柔らかいね~。ほれ、ぽよんぽよんじゃないか」


「や、やめ……」


 両サイドからはそれぞれ一人ずつが愛依の乳房をたぷたぷと弄ぶ。時折太い指で乳首を摘んだり、乳房の柔らかさを試すように指を押し込んだり――愛依は抵抗したいが、出来ない。ただ目の前のカメラに全てを撮影されていくだけだ。


 むしろ、カメラから見れば、愛依が臨んで乳房を差し出しているようにすら見える。後ろ手に拘束されているせいで、ただでさえ細く薄く美しいS字ラインを描いている愛依の身体が、更に乳房を突き出しているように見えるせいだ。


「じゃあ、ぼくはこっちを……」


 最後に残っていた男が愛依に迫る。愛依が動けないのをいいことに、彼女の小さな顔を大きく毛むくじゃらの手で包み込む。


(う、うそ……!?)


 何が起きるのか、愛依も察した。察して、迫り来る男の顔を咄嗟にかわそうとして、しかし冬優子やあさひ、事務所のみんなの顔が脳裏をよぎって堪える。


 愛依が現実を逃避するように目を閉じた瞬間、臭く荒い息と共に男が愛依の唇を貪り始めた。


(く、くさ……い……! き、キモい……)


 まさかこんなシチュエーションで、こんな男性とキスをするなどと愛依は想像もしていなかった。思わず目から涙がこぼれそうになる。


 男が求めているのは唇で交わすキスではなかった。その証拠に、まるで押し入るように愛依の唇をこじ開け、舌を押し込んでこようとする。愛依は懸命に歯を閉じて抵抗するが――


「ほら、愛依ちゃん。ちゃんとご奉仕しないと」


 そんな言葉と共に、バチンと背後の男から尻を叩かれて、自分の立場を思い出した。


「んっ……ぅ……! ん、んれろ……ん、ちゅ……んぷ……れろ……」


 愛依が歯の力を弱めると、途端に分厚くザラザラとした男の舌が口内に侵入してくる。そこから先は、最早陵辱と大差は無かった。愛依の口内を男の舌が我が物顔で撫で回し、まるで磨くように歯の裏まで堪能される。愛依も拙い知識で必死に舌を絡めつつ儚い抵抗をしようとするが、そんなモノは存在しないも同然に男は愛依の口内を犯し回った。


(くっさい……汚い……キモい……。そ、そんなとこまで舐めるなぁ……!)


 口の隅々まで犯され、愛依は自身の呼吸が苦しくなっても解放されずにキスを繰り返された。


「んぅ……ぷはっ……! はぁ……はぁ……!」


 ようやく口内陵辱が終わる。普通の空気がこんなに美味しいとは、愛依は感じたことがなかった。もっとも、美味しいとは言っても愛依の痴態にガマン汁を垂れ流しながら興奮している男たちで満ちている部屋の空気ではあるのだが。


「どれ、では次は私が……」


 しかし、ひとりだけのディープキスで終わるわけがない。代わる代わる、愛依の乳房を揉みながら、尻をつかみながら、腰を抱きながら、彼女の口内を我が物顔で蹂躙していく。


 主犯である中年男性たちのキスに対して、愛依はやがて抵抗をあきらめて、ただなされるがままに舌を絡めるようになってしまっていた。




「これで……満足?」


 結局、何回も何回も代わる代わる中年男性たちからキスをされ、唾液がねっとりと糸を引き、好き勝手に唇を貪られる様子を至近距離で撮影され続けた愛依は、すでに息が上がっていた。


 額に汗をかき、不快感と疲労から顔色も暗い。けれどクールな表情だけは崩すことなく、懸命にカメラを見つめている。


「いやぁ、愛依ちゃんの唾液の甘いこと甘いこと」


「甘露とはこのことですなぁ」


(マジで気持ち悪すぎ……こいつら……)


 人に対して分け隔て無く明るく接する愛依だったが、彼ら中年男性に対しては別だった。如何せん、嫌悪感の方が勝ちすぎる。口の中に残る不快な味と感触を、すぐにでも歯ブラシで削ぎ落としたい欲求に愛依は襲われていた。


「じゃあ次は、こっちをお願いしましょうか」


 そう言いながら、中年男性のうち一人がベッドで四つん這いになった理由が、愛依には理解できなかった。


「あ……え……」


 思わず動きが止まる愛依。そんな愛依の後頭部を、他の中年男性が遠慮なく掴む。同性ですら触れるのを躊躇うような愛依の髪の毛。それを脂ぎった手で掴みながら、彼らは愛依をずいずいと押していく。


「な、なに……っ!?」


 突然行われる実力行使を受けて、愛依は混乱しながらも抵抗を試みる。しかし、両腕も他の中年男性たちに捕まってしまい、ついに進退窮まった。


 そうしてズイズイと押されていき、愛依は四つん這いになっている男の尻の目の前に跪かされるのであった。


「じゃあ愛依ちゃん、次はこっちにキスをしてもらおうかな?」


 こっち――その言葉が、目の前にある尻であることは何となく理解できていた。毛がはみ出て、凄まじい臭気を放っている中年の尻。それを舐めるなど、愛依にとっては到底想像が出来ない行為に他ならない。


「う、うそ……。ま、まって……」


「待ってあげてもいいけど、このままじゃ何も事態は進展しないよ、愛依ちゃん」


「これは罰ゲームなんだから、愛依ちゃんはワシらの言うことに従うしかないことくらい、わかっているよねぇ?」


「それにしても、愛依ちゃんもそんなに怯えた、女の子らしい顔が出来るんだね。新鮮でかわいいよ」


 背後で自分を羽交い締めにしている中年たちの言葉が愛依に重くのしかかる。改めて、自分自身には一切の選択権が与えられていないのだと悟る。


(い、イヤだ……イヤだ、イヤだ……絶対にイヤだ……。………………でも……)


 愛依の心に思い浮かぶのは事務所でみんなと過ごした日々、ステージで踊った時。そんな日々を、何とかしてもう一度取り戻したいと心から願っていた。


「――――別に、これくらい大したことないから」


 愛依は少し強引に男の手を振り払った。本気で捕まえられてしまえば、愛依の抵抗などは何ら意味を為さないだろう。しかし、中年たちも愛依がやる気になったことを見届けると、素直に彼女の身体を自由にした。


「尻の表面だけでなく、尻の穴までしっかり舐めてご奉仕するんだぞ」


 尻を向けている張本人の男が愛依に命令する。その命令に怖じ気付きながらも、愛依は懸命にその恐怖をひた隠しにした。あくまで愛依サマの顔のまま、男のゲスな要求を鼻で笑う


「あ、そ。いいよ、やってあげる」


 愛依は男の尻肉を掴む。そして、意を決してそれを左右に広げた。


(っ……ぅぅぅ……! 最悪! 臭い、汚い……!)


 毛だらけのアナル。そこへ向けて、愛依は恐る恐る口を近づけていく。その様子はもちろんアップで撮影されていて、愛依の唇の震えまでもが映像に納められてしまいそうだった。


「ん、……ちゅ……」


 軽く唇の先でキスをする。男の身体が大きく揺れたのが不快だった。少し触れただけだというのに、全身を不快感が駆けめぐっていく。しかし、それで終わることは出来ない。


「ほれ、もっと愛情たっぷりに。音や吐息のひとつひとつにハートマークが飛ぶくらいにご奉仕しないと」


(わけわかんない、って……!)


 別の中年からとばされた指示は、愛依にとって理解不能なものだった。しかし、彼らの願望を叶えない限りここから解放される算段もない。


「んっ……ちゅ……ぅ……♡」


 愛依は、今度はもう少し艶っぽく、そしてゆっくりとアナルにキスをした。


「っ……おぉぉ……いいのぅ」


 男の声が震えている。どうやら気に入ったらしい。


「ほら愛依ちゃん、それだけじゃなくて、舌で舐めてやって」


「――わかってる」


 催促してくる指示に対して不愉快そうに返事をして、愛依は舌をだらりと下げる。


(おねがい……うちに、勇気を……)


 愛依はストレイライトのメンバー、事務所のみんな、そしてステージで常に一緒に立っていた“愛依サマ”に願った後、舌先をアナルに密着させ始めた。


「ん、ちゅ……んれろ……♡ んちゅ、れろ……れろ……♡」


「ん、おぉぉ……これは、たまらん……! 愛依ちゃんの舌で尻に奉仕してもらえるなんて」


「愛依ちゃん、上手上手」


「本職のAV女優顔負けだねぇ。ほら、もっと下品に音を立てて」


「ん、ぅぅ……っ♡ んじゅ♡ んれろ、れろ♡ ぅぅ……っ」


 精一杯に尻穴に媚びろと言われて、愛依は懸命に奉仕を行う。尻穴に唇を密着させ、舌を出し、近づきたくもない汚い部分を舐め回す。


 愛依の舌先には、“恐ろしい”としか表現できないような味が広がっていた。感じたことのない味。舌先の感覚を必死にシャットアウトしたくても、全身を貫くように不快感が広がっていく。


「ほれ、もっと吸え! 彼氏の舌でも吸うみたいに」


「ははは、愛依ちゃん初めてらしいですよ」


「初物喰いはたまりませんなぁ」


「んじゅ……じゅずりゅるるるる……っ♡」


 周りの不愉快な会話を聞きたくなくて、愛依は音を立てて尻穴に吸い付いた。分厚い尻肉が反応し、自分の行為で男が快感を得ているのがわかる。愛依自身には、全く想像の出来ない感覚だった。


「アナルを舐めるだけでなくて、ほれこうやって……」


 愛依がアナル舐めをこなすことに必死になってると、別の男が背後から勝手に愛依の腕を操ろうとしてくる。抵抗したくても出来ない愛依を後目に、男は愛依の手で彼女自身の豊満な乳房を持ち上げさせ、その二つの肉の塊で、今まさにアナル舐めを捧げている男のチンポを挟み込ませた。


(うっそ……!? なにこれ……!?)


 愛依とて、乳房で肉棒を挟んで刺激する――パイズリという行為に対する知識がなかった訳ではない。しかし、いきなりやるように促されては驚くし、何よりアナルを舐めながらそんなことまでしなくてはいけないなど、予想外も良いところだった。


「ほれほれ、こうやって……乳肉でチンポをトロかすようにするんだよ」


「んぉ、これは……たまらん……っ!」


 愛依を背後から動かしている男は、愛依の手を使っているようで、自分自身で愛依の乳房を揉みつつ感触を楽しんでいる。尻尾パイズリでチンポを溶かされている男は、今にでも四肢から力が抜けてベッドに倒れ伏してしまいそうな勢いだった。


「おぉ、これは羨ましいですなぁ」


「和泉愛依ちゃんのアナル舐めと尻尾パイズリなんて。こりゃあ、あの事務所に揺さぶりをかけた甲斐がありましたな」


「強情なことには困りましたが、結果オーライというわけで」


(こんの……こいつら……!)


 愛依がアナルを舐めしゃぶり、乳肉でチンポに媚びている間にも、他の男たちは勝手なことばかり話している。しかし、先ほどから会話の声が活発なのは、中心人物と思われる中年男性たちのみ。更にその周りを囲んでいる比較的若い男たちは、ただ息を荒くしながら愛依の奉仕を見ているだけだった。


「っ……ふぅぅぅ……っ! そ、そろそろ出るぞ、愛依ちゃん……! チンポに媚びたまま、しっかりアナルも舐めしゃぶるんだ……!」


「舌先をアナルにねじ込んで、中まで綺麗にするんだぞ~」


(そ、そんなの無理……!)


 愛依は視線とわずかな動きだけで拒否の意志を継げる。今のままでも射精できそうなら、頑張ってアナルも舐めるし、パイズリもするから許して欲しいという降伏宣言。いくら覚悟を持ってこの撮影に挑んでいるとはいえ、見ず知らずの中年に対して尻穴の中まで舐めしゃぶる勇気は愛依には無かった。


 しかし彼らは、そんな愛依の弱気を許してくれそうにない。


「ん~? だめじゃないか、愛依ちゃん、ちゃんと素直にならないとぉ。事務所のみんな、助けたいんだろ?」


 先ほどまでのあやすような口振りとは異なる、冷酷さと残忍さを秘めた中年男性の声。その言葉を前にして、愛依が反抗できるわけがなかった。


(さ、最悪……最悪、最悪最悪サイアク……っ!)


「んぢゅっ……♡ ん、づぅぅっ♡ う、ぇ……っ! んぢゅ、れろ……っ!♡」


 脳裏で恨み言を連呼しながら、愛依は舌先を男のアナルへとねじ込んでいく。アイドルの舌が、汚い中年の尻穴とディープキスしているのだ。


「く、っぅぅぅ……っ! たまらん、なぁ!」


 尻穴を愛撫されている男が吠える。愛依の舌遣いは当然ながら拙いものの、その拙さとアイドルJKに破廉恥な行為をさせているという充足感が男を満たしていく。早く射精まで導きたい愛依が、乳房の動きを自ら速くしたのも原因の一つだった。


「っ、うぅぅ……! 出すぞ、最後まで尻穴をしゃぶり続けろ……っ!」


 射精寸前の、ミジンコ以下の思考能力しか持たない男に言われるまでもなく、愛依は尻穴から口を離さない――いや、離せなかった。後頭部を押さえつけられて、窒息もお構いなしに奉仕を強要されていたのだ。


 ぼびゅっ! どぼびゅりゅっ! ぶどびゅるるるるるるっ!


 そんな愛依の状態などお構いなしに吐き出される精液。褐色かつ汗でテラテラと輝く愛依の乳房の中に、黄ばんだ白濁液が流し込まれていく。


(い、息苦しい……っ。てか、精液熱い……くっさ……っ!)


 乳房の谷間から上ってくる臭気の強烈さを前に愛依は呻く。しかし、彼の射精が終わらないことには、愛依は尻穴から口を離すことすら叶わないのだ。


 精力絶倫である男の射精は長く、愛依の深く広い乳房の谷間の下側からはついに精液があふれ出してきた。それでもトドメとばかりに二、三回射精すると、最後は愛依に軽く尻穴を押しつけてから、ようやく男は彼女を解放するのだった。


「――――ぷはっ! けほっ……ごほっ……ぇ……」


 久しぶりに吸う新鮮な空気を前にしてせき込む愛依。口の周りには、不潔な恥毛が付着している。愛依が激しく呼吸して口を動かせば、その恥毛が愛依の口の中に入ってしまうが――今の彼女に、そんなことを気にしている余裕はなかった。




 ■ ■ ■ ■ ■


「じゃあ次は、こっちに奉仕してもらうかな」


 人生初のアナル舐めと乳間射精によって口と乳房を犯された愛依。しかし、すでに愛依をめちゃくちゃに犯して貶め、このままAV女優として取り返しの付かないところまで終わらせてしまおうと考えている中年たちには、まだまだこの程度は序の口である。


 次に愛依の前に差し出されたのは、別の男の肉棒だった。先ほどの男同様、浅黒くて太く毛にまみれている。


 しかし、形状が違っていた。愛依が今まで生で見たことのあるような――弟たちと同じような、皮を被った肉棒だ。


「げほっ……なに……どうすればいいの……」


 せき込んでいる時は若干素の表情を見せていた愛依だが、言葉を話す際には元のキャラクターを何とかたぐり寄せる。そうして肉棒の持ち主である男を睨みつけると、部屋の照明で頭の油が反射しているその男はニヤリと笑った。


「そうだなぁ……まずはおじさんのチンポを剥いて、綺麗にシてもらうかな」


 愛依の目の前にある肉棒。それは皮を被った状態だったソレは、愛依にとっては弟たちのペニスは確かにこのような形であり見慣れている。見慣れている筈だが――しかし、放つ異様な雰囲気と臭気は似ても似付かない代物だった。


「わ、わかった……」


 肉棒へ触れることに抵抗はあったが、それでも尻穴へ奉仕させられるよりはずっとマシだと愛依は思っていた。肉棒に手を添え、見よう見まねでゆっくり、その付け根へ皮を寄せていく。


 ――むわぁ~……。


「うっ……!?」


 愛依は思わず口をつぐんだ。鼻での呼吸も止める。叶うのならば、目も閉じてしまいたいくらいだった。


 それくらいに強烈な――強烈な臭気が、皮を剥いた肉棒から漏れ出してきたのだった。


 男の肉棒は、何日手入れがされていないか予想も付かないほどだった。こびり付いた恥垢――チンカスのせいで、皮もゆっくりと剥くことしかできない。そうして現れた黄色とも白色とも表現できない汚れから、不愉快きわまりない臭いがあふれ出てきていた。


「な、なにこれ……」


「おじさん、愛依ちゃんとセックスできるのが楽しみすぎて準備してきたんだよ~。ほら、綺麗にして欲しいなぁ……もちろん、口でね」


「う、うそ……」


 この場において、男の言葉は絶対だった。命じられるのであれば、愛依は何でもしないといけない。目の前の、汚物とも生ゴミとも形容できない恐ろしい肉棒を舐めしゃぶることも、愛依に与えられた使命だった。


(う、うそ……うそ……うそうそ、絶対に無理……!)


 いっそ、先ほど同様、誰かが自分自身の頭を持って肉棒に押しつけて欲しいと愛依は思った。そうでもされなければ、自分からこの肉棒をくわえることは無理だった。


 しかし、誰も愛依に“ソレ”を強制しようとしない。ただ時間が過ぎていき、カメラが愛依の絶望した表情を撮影しているだけだ。


「ほらほら愛依ちゃん、早くして欲しいなぁ。まあ、いつまでも撮影が終わらないだけだから、僕たちはどうでもいいけどね」


 そう。愛依が何かしない限り、この撮影は終わらない。


「――――わ、わかった……」


 言葉少なく、愛依はチンカス掃除を了承した。


「んっ……」


 いきなりしゃぶりつく勇気がわかず、唇で肉棒に触れる。まどろっこしい行為だが、その意図しない初々しさがむしろ男を喜ばせた。


(まずい……)


「愛依ちゃん、どう? おじさんのチンポ、おいしいかな? おいしいよね」


「う、うん……。お、おいしい……」


「いやぁ、愛依ちゃんがチンカス好きな変態女で助かったなぁ。ほら、早く愛依ちゃんの好きなチンカス舐めとってよ」


「っ……!」


 愛依は舌を出す。赤くて長い愛依の舌先。先ほどまでアナルを舐め回していた舌先が、今度は肉棒への奉仕を始める。


「ん、れぇ~……。ぅ……っ」


 愛依は意を決して、舌先でチンカスを舐めあげる。その瞬間、想像よりもずっと生理的な嫌悪感を催す味が口の中に広がった。


(これ、絶対に食べちゃいけないやつ……っ!)


 そうはわかっていても、愛依に選択権はない。口に含んだチンカスを、何も考えずに飲み干す。


「愛依ちゃんダメじゃないか。ちゃんとふやかさないと、おじさんのチンカスしつこいからいつまで経っても綺麗にならないよ」


「く、ぅ……」


 愛依は顔をしかめるが、男の言うとおりだった。湿り気があるくせにびっちりと固着したチンカスは、愛依が舌で舐めとろうとした程度ではびくともしない。しかし、だからと言って歯を立ててこそぎ落とすわけにも行かない。


「わ、わか、ってる……」


 愛依に残されたのは、自身の口内で懸命に肉棒をなめしゃぶり、チンカスをふやかして舐め採る方法だけだった。


「あむっ……んぢゅ……じゅる……」


「愛依ちゃん、これAVだからもっとエッチな音立てて欲しいなぁ」


「ふぁひ……。んっ、ぅ♡ んちゅっ♡ んぢゅ♡」


 言われたとおり、愛依は自分自身で想像できる中で一番卑猥な音を立てながら肉棒を舐め回す。愛依の小さな口の中でチンポは暴れ回り、ガマン汁をまき散らす。


(苦い……っ、臭い……っ、まずい……っ)


 いずれも愛依が経験したことのないものだった。酷い味に臭い。口の中でチンカスがこぼれて、愛依の舌を犯していく。今までいろいろな思い出を積み重ねてきた愛依の口の中が、異常な存在に支配されていく。


「ん、ふぅぅぅ……っ! いいねぇ、もっと……!」


 しかし、男は愛依の口の中を犯す程度では満足しなかった。


 ズブッ……ブズズズズズ……っ!


「ん、お゛……っ、ぉぉ……っ!?」


 愛依の喉から呻き声のような音が漏れる。実際に空気が無理矢理に押し出されていく音だが、それはまさしく愛依の断末魔に近い声に近かった。


 男は愛依の後頭部を押さえ、そのまま腰を深くへと差し入れる。咄嗟に抵抗しようと口をすぼめる愛依だが、そんなものは何ら抵抗にならなかった。


 愛依の喉に侵入していく肉棒。喉でするセックスを教え込むと言わんばかりに、男はピストンを開始する。


「んっ! んぐっ!? んっ、ぉっ!」


 愛依の喉から苦しそうな声が漏れてもお構いなし。すでにチンカス掃除をさせるなどと言うお題目はどこへやら。和泉愛依というアイドルの喉を犯しながら、その存在すべてをAV女優へと貶めることだけを楽しんでいる。


(喉痛い……っ! 息苦しい……っ! 無理、うち死んじゃう……!?)


 喉を犯されている愛依が咄嗟に命の危険を覚えるほど。しかし、両腕はいつの間にか他の男たちに捕まれて抵抗すら出来ない。ただ目の前に陰毛の密林を広げられて、好き勝手に喉奥をオナホにされるだけだ。


「っ、ぅぅ……っ! 出すぞ、奥に……! 全部飲めよ、このド変態女が……っ!」


 男の腰が早くなり、そして言動が暴力的になっていく。さっきまでの上辺だけの丁重さは消え去り、愛依の喉奥にザーメンを吐き捨てることしか考えていない。


(こ、このまま出されるとか、無理……っ! の、飲めない……ってぇ……!)


 愛依の叫び声が届くことはなく、そして――


 どぼびゅりゅるるるっ! ぶびゅびゅるるるるっ! ぶびゅびゅるるるっ!


 愛依の喉奥に、精液が吐き出された。無理矢理に愛依の食道を拡張し、彼女の胃袋へ向けて直接精液を流し込む。愛依は、自分の胃の中に精液が落ちていく“ボトボト”という音すら聞いたほどだった。


 ぶびゅびゅるるるる~、びゅるるるるる~。


 愛依の呼吸の限界が近いにも関わらず、男の射精は続いている。喉奥に向けて精液を吐き出し、愛依が苦しそうに喉を動かすことすら肉棒への快感へと変換されてしまう。


「――――ふぅ……。出した出した……」


 ずるっ……ずるるるる……ずりゅっ……。


 そうして、愛依が窒息して気絶してしまう寸前になってようやく、彼女の喉から肉棒が引き抜かれた。


「――ごほっ……げほっ……! おぇ……っ!」


 先ほどのアナル舐め奉仕では耐えた愛依だが、今度はダメだった。喉奥を刺激されたことで、胃の中身が逆流する。とはいっても、AV撮影の緊張から何も食べられていなかった愛依の胃に入っていたのは、先ほど出された精液だけだったが。


「あ~あ、ダメだよ愛依ちゃん。そういうの見せると、買ってくれた人も引いちゃうし、僕たちにも失礼じゃないかぁ」


 射精寸前の凶暴性を包み隠して、男は愛依に文句を言う。


「ご、ごめん……」


「謝るなら、悪いと思っているなら、どうするべきかわかってるよね?」


 男の声には有無を言わさぬ威圧感があった。彼の一言で283プロダクションなど潰してしまえるのだという重さ。それを前にして、愛依が抵抗できる手立てなどは皆無だった。


「は、はい……」


 ラフな口調ではなく、屈服した雌として愛依は返事をする。そうしてその舌で、床にこぼした精液を舐め取り始めた。


「おお、いいよいいよ愛依ちゃん!」


「現役アイドルが床舐めで精液綺麗にするなんて、誰も見たことないもんね」


 カメラは当然ながら愛依にズームアップする。ホテルの床は絨毯だったが、男の精液は半分固体と言って相違ないほどの粘度であり、染み込んでいない分を愛依は舌先ですくっては飲み込んでいく。


「ほら愛依ちゃん、それが終わったらこっちもだよ」


 そんな愛依の頭上に差し出されたのは、先ほど射精したばかりの男の肉棒だった。残り汁が垂れて、愛依の後頭部を汚す。触れるのも後込みするような金髪を汚すことに、彼らは何の躊躇いも感じていないようだった。


「は、はい……。わかりました……」


 愛依は床の精液を舐め取り終わると、身体を持ち上げて差し出された肉棒をしゃぶる。当初の思惑どおりにふやけたチンカスも、その不味さに顔をしかめながら懸命に舐めとっていく。


 どれだけ反抗心を抱こうが、愛依には抵抗する手立てはない。ならば愛依に出来ることは、彼らに対して従順になることだけであった。


「うぷっ……ぅ……」


(このチンカスとかいうの、まずすぎ……。くっさいぃ……。飲み込みたくない……っ)


 愛依がどれだけそう考えても、口の中に含んだ精液とチンカスを彼女が飲み込む瞬間を見届けようとする視線やカメラは、一瞬たりとて彼女を離してはくれない。


「んっ……く……。んっく……ん……」


 ごくり、ごくり、と。喉にへばりつく異物を愛依は懸命に飲み下していった。


「いいこだねぇ、愛依ちゃん」


「ご褒美に口直しをあげるよ」


「あ、ありがとう……ございます……。んぇ~……」


 男たちの言葉は、愛依に口を開かせることを命じていた。口直しなど欲しくもないが、愛依は仕方なく口を開く、彼らに対してその赤い口内を明け渡す。


 液体を口から吐き出す音。開かれた愛依の口の中に、男たちが唾を吐き捨てていくのだ。中には練った唾を垂らしていく者までいる。最初はその行為に驚いた愛依だが、今更抵抗できるわけもなく、ただ彼らの唾を飲み下すコトしかできなかった。


「いやぁ、可愛い痰ツボですなぁ」


「これからもっともっと、素直にさせていきましょうな」


 愛依のことを見ながら下卑た笑みを浮かべる男たち。“これから”自分がどうなるかなんて、愛依は想像もしたくなかった。




 ■ ■ ■ ■ ■


「ん~……アイドルの喉を犯すっていうのはまた、格別ですね。何度も同じようなことはしましたが、今回は格が違う」


「いやはや、こんなエロ乳をしてアイドルなんてお高く止まっている方が悪いんですよ。こんな逸材なら、早くAV女優か我々のペットとして差し出しておけば、あの事務所もこんなコトにはならなかったでしょうに」


 アナル舐めで達した男、チンカス掃除をさせた男。彼ら二人を除き、中心人物である中年男性の中で射精をシていないのはあと二人だけだった。


 その二人はいま、愛依を仰向けにベッドへ寝かせて、その身体を貪っている。当の愛依はというと――


「ん゛ごっ!? ん゛っ!? んぉ……お゛ぉぉ……っ!」


 当の愛依はと言うと、仰向けにされたまま喉奥と乳房を犯されていた。


 ベッドに仰向けに寝かされた愛依は、頭だけをベッドのフチから出して垂れ下がらせている。これによって、喉がまっすぐになるのだ。


 そしてそのまっすぐになった喉を、まるでオナホールでも使うかのように男のうち一人が肉棒でつき回している。愛依の細い喉に挿入される男根。その挿入されている場所が、“ボコリボコリ”と浮かび上がってしまいそうな勢いだ。


(い、息できない! し、ぬ……っ!)


 実際に息が出来ないわけではない。挿入されているのはあくまで食道の方であり、わずかな隙間からであれば呼吸は確保できる。しかしそれは、実際に体験する愛依にとっては一切の呼吸を禁じられていることと何ら差異は無かった。


「僕はね、愛依ちゃんみたいにかっこよくて、みんなの憧れになっているような女の子の顔に、こうやってキンタマを叩きつけるのが大好きでねぇ」


 愛依の喉奥を犯している男の言葉通り、彼女の顔面には男の睾丸がぺちんぺちんと音を立てながらぶつかる。普段から美容品で絶え間なくケアしている愛依の肌が、まるでキンタマ袋によって往復ビンタされているようだった。


「ほら、こうして首を絞めると気持ちよくなるだろ?」


 男の手が愛依の首に延びる。そのまま圧をかけて、ゆっくりと首を絞めていく。肉棒も締まり、快感もひとしお。そうして愛依の意識が飛びそうになると、直前で手を離すのだ。


「同じく顔がよくて乳のデカいアイドルと言うことで咲耶ちゃんと迷ったけど、愛依ちゃんの方がマゾの才能がありそうだなぁ」


 愛依の素質を勝手に診断しているもう一人の男は、彼女の身体に馬乗りになって乳房を犯していた。まるで正常位でするセックスのように、あるいは愛依の喉同様オナホールのように乳房を“使って”いる。


 愛依の両腕は馬乗りになっている男の膝の下で敷かれて、ほとんど押さえつけられている状態。それ故に、愛依はただベッドの上で犯されるだけの肉人形になるしかなかった。


(い、いいから……いいから早く、射精してよ……っ!)


 愛依の思いが通じたわけではないが、男たちの動きが激しくなっていく。本来、素肌に触れるだけで達してしまえるような極上の女である和泉愛依。それを犯しまわってこれだけ射精をガマンできるのは、この男たちが常人では図り得ない快楽の数々を味わい尽くしてきたからである。


「よ~し、出すぞ……! 今度も全部受け止めろ……っ!」


「このデカ乳を妊娠させてあげるからね、愛依ちゃん! 乳で孕め、このスケベ女……っ!」


 好き勝手なことを言いながら、男たちはピストンを速める。愛依は喉奥を突かれる苦しみと、上に乗った男の重さで呻きながら、彼らの精液を受け止めるしかなかった。


 どびゅりゅ、ぼどびゅるるるる! ぶびゅるるるるる、ぼびゅびゅるるるっ!


 ぶびゅりゅるるる! ぼびゅっ、ぼびゅっ! ぶびゅびゅびゅりゅっ!


 喉奥と体の中で射精の音が聞こえてくるようだった。愛依の全身を汚すように深くまで、そして執拗に精液がそそぎ込まれる。


 喉奥に注がれている精液は逆流して愛依の口の端や鼻の穴から吹き出してしまいそうな勢いだった。乳房も、先ほどのアナル舐めと同じくらい多量の精液を注がれて、褐色の肌の中に白濁とした池が出来てしまったよう。


 そうして散々に犯し尽くされて、肉棒を引き抜かれた後も、屈辱と疲労でベッドから起きあがることが出来ない愛依をカメラが執拗に、舐め回すように足先から頭の上まで映像に収めるのだった。




 ■ ■ ■ ■ ■


「ほら愛依ちゃん、へばってる暇はないよ」


 最初に射精を終えた男が、ベッドで仰向けになったままの愛依の腰を掴む。その行為がなにを意味しているのかわかっていても、愛依はもう身体を起こす元気もない。


「や、やめ……」


 けれど、いくらAVの撮影といっても、それだけはイヤだと思っていた。今日会ったばかりの、好きでもない、女を道具としか思っていないような、生理的に嫌悪感を禁じ得ない男性。その男に、自分の処女を奪われるなんて。


「愛依ちゃんったら。もうこんなにめちゃくちゃにされてるんだから、処女くらい関係ないでしょ。おじさん上手いから、初めてでも平気だよ」


 下卑た笑みを浮かべながら、男は愛依の長い脚の間に身体を滑り込ませる。肥満体で肥え太ったその身体は、愛依にかなりの開脚を要求した。


「愛依ちゃん、こっちも休んだらダメだよ」


「ん~……やっぱり、若い子のデカ乳を揉むとすぐに元気が出ますねぇ」


 他の男たちも愛依の側に寄ってくる。彼女の乳房を揉んだり、その手を勝手に使って肉棒を愛撫させたり、髪の毛をティッシュ代わりにして精液を拭いたりと傍若無人な振る舞い。そして、中心人物である彼ら以外の男たちは、やはり愛依が犯されている様子を遠巻きに見つめているだけだ。しかし中には、もうガマンが出来ずに自分で自分を慰め始めている者までいる。


「それじゃあいくよ~。おじさんの大きいから、ちょっと痛いかもしれないけど、初めてはみんなそうだからね」


「や、やだ……。ご、ゴム……つけて……」


「だめだめ~。このAVは、全編生セックスがウリなんだから」


 先ほどの発言と矛盾する支離滅裂な言動をしながら、男が愛依の秘所に肉棒を押し当てる。それだけで、感じたことのない圧迫感。彼が避妊具の一切を着けていないことを愛依が指摘しても、何ら意には介してもらえない。


「そぉ……れっと……!」


「い゛……っ!?」


 メリメリ、と音がしたと愛依は錯覚した。身体が真っ二つに引き裂かれたようで、思わず背中が反り上がる。脚だけをバタつかせて必死に痛みから逃げようとするが、しっかりと腰を押さえられているせいで逃げられない。男性の腕力からすれば、愛依の細い腰を掌握することは造作もなかった。


「っ……ふぅ。いやぁ、やっぱりこうやって……処女膜を裂く瞬間がたまらないなぁ。愛依ちゃん遊んでそうだから心配してたけど、おじさんたちのために処女とっておいてくれて有り難うねぇ」


「う……うぅぅ……っ!」


 自分の処女が散らされて、踏みにじられている。人生そのものを否定されたような感覚に、愛依は痛みとは別の涙を堪えるのに必死だった。


 だが、そんな愛依の様子などはお構いなしに、男はピストンを始める。


「い゛ぁ……!? やめ……! ゆ、っくり……!」


「ははは、無理無理。これからはAV女優として生きていくんだから、これくらい慣れないと!」


「ち、ちが……! あ、アイドル、続け……!」


「そんなことが出来ると思ってるなんて、愛依ちゃんも意外とロマンチストだね!」


 男たちの心ない言葉に傷つきながらも、自分の身体を内側から圧迫されている愛依にはそれどころではない。ズンズンと音がするようなピストンは、愛依の破瓜の血を潤滑油にして速度を徐々にあげていく。


「い、痛い……! 痛い、って!」


「愛依ちゃん、そういう声も出せるんだね! でも、二回目からはもっと媚びないとダメだよ!」


 愛依の訴えなど聞き入れられることもなく、男の腰の速度は上がっていく。いつの間にか他の男たちを押し退けるようにして愛依を独占し、そのデカパイをハンドルのようにつかみながら正常位でピストンを続ける。


「ふぅぅぅ……っ! この瑞々しいおっぱいを掴みながらセックス出来るなんて……たまらん……! 出すぞ、そろそろ……!」


「い、いや……っ! 抜いて……ナカ、やだ……!」


「ははは! 台詞の言い方もわかってるじゃないか……! ッ……ぉぉ……っ!」


 声にならない声を漏らしながら、男は愛依の膣穴奥深くまで肉棒を押しつけた。肉ヒダをかき分け、子宮口に密着しながら、まさしく種付けといった勢い。そして――


 ぼびゅびゅりゅ……っ! どぼびゅりゅるるる……っ!


「あ……あぁ……や、やだ……ぅ……」


「おぉぉ……出る出る……。搾り取られる……。口では何だかんだ言いながら、まんこでチンポ吸い付いて来やがって、このドスケベ女が……!」


 愛依の子宮に向けて、ドロドロの白濁液を注ぎ込んでいく男。自分の身体のナカに熱い液体が押し込まれてくるのを感じながらも、愛依は逃げることも出来ずにただ絶望感に支配されていくだけ。


 そんな愛依の乳房を弄ぶように軽くビンタで叩きながら、男はゆっくりとピストンを繰り返し、精液の最後の一滴までを執拗に注ぎ込んで見せたのだった。


(うち……めちゃくちゃ……に、されて……。どうしよ……こんなの……。もう、これじゃあ……こんなにされたら……みんなに、会えない……家に、帰れない……)




「じゃあ愛依ちゃん、次はこっちだねぇ」


 別の男が愛依に覆い被さる。そして彼が狙いを定めたのは、愛依の膣穴ではなく――別の穴だった。


「う、うそ……むり……」


 むっちりとした尻肉をかき分けられ、アナルを男の指先でさすられると、愛依は恐怖と嫌悪感から身体を固くした。


「大丈夫大丈夫、最初はみんな初めてだから」


 気休めにもならない言葉を愛依に向かって吐く男の股間には、すでに勃起を完了した肉棒。愛依には、ソレが自分のアナルに挿入できるとは到底思えなかった。


(そんなの、無理……!)


 愛依は咄嗟に逃げようとする。当然、愛依はこのホテルの部屋から逃げられる訳がないし、逃げた先に救いもない。逃走ではなく、逃避である。


 しかし、そんな愛依の儚い抵抗すら叶わない。処女喪失の痛みと激しいセックスのせいで、脚はガクガクと震え、股間は痛みで上手く動かない。ベッドの上で這うような動きしかできない。


「ほらほら、そんなんじゃだめだよ」


 そんな愛依を捕まえて、男はいとも簡単に裏返してしまった。仰向けで情けなく蠢いていた愛依は、あっという間にベッドの真ん中でうつ伏せ。そうして上から男にのし掛かられれば、逃げられる道理もない。


「っ……ぅ……!」


「そんなに怖がらないで~」


 男は愛依を全身で押さえつけながら、器用に腰だけを浮かす。そうして自分の肉棒に、極めて少量のローションだけを塗った。


 このローションは、当然アナルへの挿入をスムーズにするため。しかし、初めて肉棒を受け入れる尻穴に対して十分なケアとは到底言えなかった。


 愛依が知る由もないが、この男が捧げられた女を抱くときはいつもこのパターンである。少量のローションだけで、処女アナルを掘削するように掘り進むのを楽しむ、自分だけ快楽を重視した、男性本位で搾取的なセックスだ。


「愛依ちゃん、ちゃんと力抜いてね~。あんまり抵抗すると、女の子なのに痔にしちゃうよ~」


 愛依の耳元で脅迫めいた言葉を繰り返しながら、男は愛依のアナルに亀頭を押しつける。


「ぐ、ぅ……っ!」


 先ほどの膣穴に対する圧迫感とは比にならない感覚が愛依を襲う。力を抜けと言われたところで、そんな容易に出来るモノではない。むしろ異物の挿入を前にして、愛依の身体は緊張しているくらいだ。


 しかし、そんな愛依の事情などはお構いなしに男は肉棒を押しつけてくる。愛依の尻穴は一切の潤滑が出来ないが、ローションをまとった肉棒の侵入を防ぐことは出来ない。結果として、ミリミリと音を立てながら、愛依は徐々に尻穴を裂かれていく。


「おお、愛依サマのアナル処女喪失だぞ。ほら、愛依ちゃん、こっち向いて」


 盛り上がった男の一人が、カメラを持って愛依の顔を写そうとする。当然ながら愛依は顔をベッドに埋めるが、それを咎めるようにアナルを苛む男によって、髪の毛を鷲掴みにされて顔を引き上げられてしまった。


「い、いた……い……」


「いいよぉ、愛依ちゃん。痛い方が思い出になるからね~。AV撮影されながらアナル処女喪失したの、一生の思い出にするんだよ~」


「ほら愛依ちゃん、もっと力抜いて。力抜かないと、痛くするぞ、おい……!」


 段々と乱暴になってくる男たちの言動。愛依は懸命に尻穴を守ろうとしたものの、この状況でソレが叶う訳もなかった。


 メリッ……メリメリ……ミリッ……!


「づ、うぅぅぅ~……ッ!」


「入ったかな? いやぁ、愛依ちゃんアナル処女も喪失おめでとう!」


 遂に愛依のアナルに肉棒が完全に挿入されてしまう。愛依は痛みに呻くが、無理に頭を引き上げられているせいでロクに言葉も発せない。


「それじゃあ動くからね。頑張ってアナルで気持ちよくなるんだよ、愛依ちゃん」


 無理難題を押しつけながら、男は自分だけが気持ちよくなるために愛依とのアナルセックスを開始する。腰を押しつけ、まだ異物挿入に不慣れな愛依のアナルを掘削するようにピストンを押しつける。


「う゛ぁ……ッ! く、るし……ッ! お、なか……ッ」


 愛依の訴えすらもアクセントと言わんばかりの傍若無人さ。寝バックの体勢で腰を押さえつけられながら行われるアナルセックスを前にして、愛依は逃げることなど出来ずにただ犯されるしかない。


(やだ、やだ、こんなのヤダ……ッ!)


「いいねぇ、愛依ちゃん! 抵抗しながらだとお尻も絞まるよ」


 愛依が心の中で否定の言葉を叫ぶ度に、彼女の身体は蠢いて男の肉棒を楽しませてしまう。愛依が苦しむ度に男の肉棒は締め付けられて、段々と射精へと導かれるのである。


 ズンッl ズンッ! ズンッ!


 ベッドごと押しつぶすような男のピストン。元から肥満体であるが故、愛依は丸ごとぺしゃんこにされてしまいそうだった。その勢いのままに肉棒が身勝手に愛依の身体を掘削して、内臓全部を押しつぶすようにしながら男性的な快楽だけを貪る。


「い、いや……だ……。ぬ、いて……くる、し……」


 もう“愛依サマ”のキャラを維持している余裕もない。だが、愛依の口から出てくる言葉は途切れ途切れで、愛依の変化に気が付く者がいないのもまた事実だった。


「よ~し、精液上ってきた……。出すぞ、ケツマンコのナカに……!」


「や、やだ……ぁ……!」


「拒否権なんて無いからね! “クソ穴にザーメンください”っておねだりしろ! じゃないと、二度とクソ穴使えなくするぞ……!」


「ん゛……ぁ……゛ッ……!」


 射精を前にして、男の理性が消えていく。愛依を傷つけ貶めることだけを考えて行動している。愛依に屈服の言葉を吐かせて、自分たちの支配に置こうとしている。


 しかし、そんな男の思惑を前にして、抵抗する余力が愛依に残ってないこともまた事実だった。


「うぅ……ぅ……ッ。く、クソ……あ、なに……! ざ、ざーめん……くださ、い……ッ」


 これ以上苦しくされるのがイヤだという一心で、愛依は男の指示通りに言葉を口にする。その瞬間、愛依の頭が先ほどとは逆にベッドへ思いっきり押さえつけられて――


 どぼっっっ……ぶびゅびゅる……ッ! ぶびゅるるるる……ッ! ぼびゅるッ……!


 内臓全部を汚すような勢いで、肉棒から精液が迸った。


(あ、つい……ッ! 気持ち、わるい……!)


 自分の身体を遡ってくるように注がれる精液の熱さと感触は、愛依に背筋の凍るような嫌悪感を抱かせた。その嫌悪感から必死に逃れようとするが、肉の重りに押さえつけられた身体では逃げられるはずもない。ただ精液を注ぎ込まれ、けいれんする身体は尻穴で肉棒を締め付け、男へ媚びるように快感を与えるだけだった。




 ■ ■ ■ ■ ■


「いやはや、年甲斐もなく……」


「流石にそんじょそこらの、売れもしないアイドルとは違いますなぁ……」


「女優なんかよりもスレていないし、素人感があるのがたまらない」


「たったこれだけの時間でここまでチンポを楽しませてくれるんだから、さらに仕込んだらどうなることか……」


 愛依をこんな状況に陥れた男たちが、愛依の穴という穴を犯し、散々に痴態をカメラに収め、ようやく一息といった具合で各々タバコを吸い始めたのは、愛依が処女を奪われてから二時間ほどが経った後だった。


 膣穴も尻穴も口も乳房も、全身を犯された愛依はすでに体力の限界で、ベッドの上でぐったりと仰向けに寝ている。顔立ちの美しさはそのままだが、股間からは大量の白濁液を垂れ流し、口の端には取り残された陰毛。身体には大量の精液がふりかけられているとなれば、アイドルというよりは場末のハメ女といった表現の方が相応しそうだった。


 当然、セックスだけをしていた訳ではない。すでに何人もの素人女を枕で喰ってきた男たちによって、身体も好き勝手に弄ばれた。無理やり中イキも仕込まれたし、強引に潮を噴かされたせいでベッドは濡れたまま。そんな愛依の様子を、カメラは一切余すところ無く撮影していた。


(うち……もうむり……おわっちゃった……こんなの……)


 愛依はいつからか言葉を発さなくなった。クールに振る舞っているのではなく、感情が死んでいる。ただ天井を見つめて、自分がどうしてこんなことになってしまったのかを回顧する。


 しかし、愛依の身に振りかかる災難は、これで終わりではなかった。むしろ、ここからが始まりである。




「待たせたね、君たち。そろそろいいよ」


 タバコを吸っていた男の一人が、今までずっと愛依の犯される姿を食い入るように眺めていた男たちに声をかけた。


「僕たちはこれくらいの初物がいいから、後は君たちで好きにしちゃってよ」


「え……な、なに……」


 今更ながら愛依は、今まで自分を犯していた以外にも大量の男たちがこの部屋にいることを思い出した。そして、今までの仕打ちを考えれば、これから自分の身に起きることも容易に想像が付く。


「やめて……やだ、から……。もう、むり、だから……」


 ベッドの上から動くことも出来ない愛依は、ただうわごとのように許しを乞うだけ。しかし、そんな彼女に更なる絶望を突きつける言葉を、愛依の処女を奪った男が言い放った。


「彼らはみんな、“愛依サマ”のファンらしくてね。このAV撮影の企画に、熱心に応募してきてくれたんだよ」


「え……ファン……?」


 そう。いままで愛依が犯され、屈辱的な行為を行われてきた様子。それを見ていたこの男たちは、どうやら愛依のファンらしい。


(うちの……ファン……)


 ファンたちは、愛依を助けてはくれなかった。誰も義侠心を発揮することなど無く、彼女が散々に犯されている様子を見ながら肉棒をシゴき、おこぼれをもらうタイミングを今か今かと待ち続けていた。


「あ、あはは……」


 ファンたちがじりじりと、お互いに牽制しあいつつ愛依のベッドに近づいてくる。その獣のようで、倫理の抜け落ちた視線を感じながら、愛依はおかしくなって笑ってしまった。


(うちのアイドル活動、今までなんだったんだろ……)


 次の瞬間、まるで飢えた野犬が餌に群がるように、ファンたちが愛依に襲いかかった。




 ■ ■ ■ ■ ■


「愛依サマ、愛依サマ……ッ!」


 ファンたちは一様に、愛依のことを“愛依サマ”と呼んだ。しかし彼らの行動には、カリスマである愛依に対する信仰めいた経緯は存在しない。“尊すぎて見れない”なんて、彼らが普段SNSでつぶやく言葉が嘘であるように、愛依に襲いかかる。


「ッ……ぅ……」


 愛依は声も出せない。疲労しきっていたし、何より何も言いたくなかった。和泉愛依としての顔も、愛依サマとしての顔も彼らには見せたくなかった。


 しかし皮肉にも、彼らの目には仏頂面で屈辱を噛み殺している愛依の表情が、愛依サマそのものに見えているのだった。


 ファンたちは先を争って愛依の身体を貪る。序列や秩序なく、ただ最低限の暴動に至っていないだけの有様だ。


「う……ぅ……」


 すでに何度か犯された膣穴に、誰とも知らない男の肉棒が挿入されていく。自分が踏みにじられていく感覚を前に愛依は屈辱を感じて呻くものの、どうすることも出来ない。


「こっちも、しゃぶれよ……!」


「このビッチが!」


 愛依が言葉を発しようとしても無駄だったろう。彼女の口に肉棒が押し込まれる。乳房を乱暴に揉まれながら、オナニーのオカズにされる。髪の毛を使われ、そのまま肉棒に巻き付けてシゴかれる。


(うち、なんで……こんな……全身、犯されて……)


 恐怖と言うより、悔しさが先に立った。それは、自分の尊厳を踏みにじられている悔しさであり、そして自分が今までアイドルとして積み上げてきたものが崩されていく悲しみでもある。


「出すぞ、この……ッ!」


(やめて……もう、中出さないで……。妊娠しちゃう……妊娠、やだ……)


 愛依に一切の断り無く行われる中出し。すでに狼藉者たちの精液でいっぱいの子宮に対し、さらに許容量越えの精液が注ぎ込まれていく。


「飲めよ、こぼすなよ!」


「愛依サマ、出すよ……ッ! 出すとこ見てて……!」


 誰も彼も身勝手だった。ファンだというのに、あるいはファンだからなのか、愛依に一切の容赦がない。勝手に中出し、口内射精、愛依の顔や身体に向けての射精。ガマンしきれない男たちは、愛依のアナルまで同時に使い始める。


「AV出るようなビッチのファンやってたなんて、クソッ……!」


「愛依サマ、最高だよ愛依サマ!」


 ファンたちも、愛依のAV出演に憤っている者、あるいは愛依をセックスシンボルとして愛していたと思われる者など、思いは様々だ。


 けれど愛依にとっては、全員が全員、自分の身体に群がってくる悪魔であることに代わりはない。


 愛依の身体は、あっという間に白濁液で染め上げられてしまう。特徴的な褐色肌を埋め尽くすほどの精液は黄ばんでいて、愛依にとってはそれらの精液が自分に染み込み、全身を犯してくるのではと錯覚してしまうようだった。


 髪の毛もひどい有様だ。愛依のファンたちは、意外にも彼女の髪の毛によく執着するらしい。愛依の整った顔に精液をまき散らすのと同じくらい、髪の毛にも精液をぶちまける。そうして、染められながらも丁寧に手入れされた愛依の髪の毛は、黄ばみザーメンが染み込んで異臭を放つだけの重たい異物になり果ててしまった。


(もうやだ……。くさい、きたない……臭い、一生とれない……。こんな汚い身体じゃ……みんなのとこ、戻れないよ……)

 



「――君たち、これも使うといい」


 ほとんど暴徒と変わらない有様のファンたちに対して、タバコをとっくに吸い終えた中年男性が布切れを投げつけた。


 黒と赤を基調としたその布切れ、それは――


(や、やだ……それだけは、やだ……!)


 ――それは、ストレイライトの衣装だった。愛依たちにとっては初めての特別な衣装。質感や、わずかなほつれから、愛依にはソレが本物だとすぐにわかってしまった。


「いやだ……着たく、ない……」


 言葉だけでは抵抗するものの、愛依に拒否権はない。男たちに囲まれ、まるで着せ替え人形のように身体を弄ばれながら衣装を着せられる。


 当然、身体に大量にまき散らされた精液は衣装に染み込んでいく。黒い布越しでもわかるような黄ばみ染み。


「愛依サマ、これからこの衣装を見たり着たりするたびに、俺たちのこと思い出してね」


 ――その一言がトドメだった。


「や、やだ……! やだ……! うち、もうヤダ……! こんなの、ヤダ……!」


 この衣装を思い出さない日はない。これを思い出さないと言うことは、ストレイライトを忘れると言うことだ。そんなこと、愛依にはあり得なかった。


 つまりは、自分の中に刻まれた陵辱の記憶と一生付き合わないといけないということ。そのことがひたすらに辛かった。


「え、愛依サマそんな反応も出来るの?」


「やばい、めっちゃ興奮してきた」


 しかし、愛依の悲痛な叫びとは裏腹に、ファンたちは更なる盛り上がりを見せる。目の前で少女に変わり果てたアイドルを前に、群がるように肉棒を突きつける。


 そうして、えずくほどに精液を飲まされ、髪の毛に大量の精液を染み込まされ、何度も何度も中出しをされ、二穴を犯され、彼らの上で腰を振らされ、数時間の間ずっとずっと、愛依はアイドルとしての自分も、和泉愛依個人としても汚され続けた。


「やだ……もうやめて……! 無理だから……妊娠、やだ……! セックス、もうやだ……!」


 泣きじゃくる愛依のことをさらに興奮したファンたちが犯し、その様子に再び興味をそそられた中年男性たちも参戦し、結局愛依のAVは、予定よりも数時間も長い尺で撮影が続けられたのだった。




 ■ ■ ■ ■ ■


 そうして一ヶ月ほど後に裏ルートで発売された愛依のAVである、『クール系デカパイ褐色ギャルアイドルのドスケベファンミーティング ~たった一日で経験人数2桁超えちゃいました♡~』は、カメラに向かって愛依が泣きながら挨拶をするところで締めくくられていた。


「ほら、愛依ちゃん、あいさつ」


「うっ……ひぅ……ぐっ……。い、和泉……愛依……で、す……。う、うちの……AVで……ち、チンポ、しこしこしてくれ……たら、うれしい……です……。に、妊娠、しても、ちゃんと産むし……アイドル、続けますから……。こ、このAV見て……うちと、ぱ、パコりたい人……ぅ……い、いたら……い、いつでも……連絡……ください……」




 ■ ■ ■ ■ ■


 こうして様々な経緯を経て、283プロダクション所属のアイドルたちが出演したAVは発売された。


 『○2歳ヒーローアイドルのペット調教シリーズ』、『双子アイドルの仲良し一週間ソープ嬢体験』、『金髪デカパイハーフアイドルとデカチン黒人竿役生ハメ一騎打ち』、『長身黒髪王子様系アイドルの逆ナン生ハメビッチシリーズ』、『ふゆが妊娠するまでお部屋から出してあげません♡』、『幼なじみアイドル四人組の仲良し野外露出散歩』、『お嬢様アイドルのパコハメ筋トレ合宿 プロテインの代わりは排卵誘発剤♡』など、その種類は多岐に渡る。


 当然ながら、表向きに発売されることはない。ごく一部の関係者や業界人にのみ販売されるAVだ。しかし、いつの間にかその内容は世間に流出し、一般人でも少しネットに潜れば簡単に内容を見られるようになってしまった。


 結果的に、283プロダクションはアイドル事務所ではなくAV女優の集まりのように見られ、以前のような仕事はなくなった。代わりに舞い込むのは枕営業やAVの仕事のみ。


 しかし、アイドルとしての活動が完全になくなるわけでもなく、まるで真綿で首を絞めるように、アイドルの仕事を続けるためのつなぎとして性奉仕を行う――そんな悪循環を余儀なくされるのだった。




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最後までお読いただいてありがとうございました。

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POSTEDFeb 18, 2024
ARCHIVEDJun 10, 2026