特に何かがあったわけではない。ただの思い付き。
ただ、なんとなく
後腐れなさそうな
いつも一人で本を読んでいる無害な観察対象の男子に声をかけたのだ。
この退屈な無色透明の日々に、少しでも色を塗りたかっただけ。
アリナの体は細く、芸術家らしいしなやかさがあった。
彼女を机の上でスカートを捲り上げた。
白いパンティに指をかけ、ゆっくりと下ろす。
「あんたの好きにしていいワケ」
彼は震える手でアリナの太ももに触れる。
アリナは自分の心臓の鼓動が少し速くなったのを感じた・・でもただそれだけのこと。
しかし彼の指が秘部に触れた瞬間、アリナは小さく息を吐いた。
まだ乾いたままのそこに、彼の熱い先端が押し当てられる。
ゆっくりと、圧力が加わる。処女の狭い入り口を、硬いものがこじ開けようとする感触。
「・・・っ」
アリナの眉がわずかに寄った。
狭い内壁が強引に広がされ、奥まで到達するまでの過程で、彼女の処女膜が引き裂かれる鋭い痛みが走った。
血が混じったわずかな湿り気が、彼のものを伝って滴り落ちる。
アリナは唇を噛み、痛みを堪えながらも、奇妙な興奮が胸の奥で芽生えるのを感じていた。
彼の動きが始まる。最初はぎこちなく、しかし次第にリズムを刻むように腰が前後に動く。
ずちゅ……ずちゅ……と、粘膜が擦れ合う生々しい音が教室に響く。
処女の血と、彼の先走りが混ざり、彼女の内側をさらに滑らかにしていった。
アリナの息が乱れ始めた。
痛みの中に、熱い快感が混じり込む。
彼のものが奥を突くたび、未知の感覚が脊髄を駆け上がる。
(・・・あ・・・これは・・・何・・・?)
体が熱い。
見知らぬ感覚が、彼女の神経を駆け巡る。
彼の動きが少し激しくなるにつれ、アリナの腰が無意識に浮き上がった。
「は・・・あっ・・・!!」
初めての絶頂が彼女を襲った時、アリナは自分の声が信じられなかった。
体が震え、頭の中が真っ白になる。
彼も限界を迎え、彼女の奥深くに熱いものを注ぎ込んだ。
スカートの下から、混じり合った白濁の精液と薄い処女の血が、太ももを伝って滴り落ちていた。
床に小さな染みを作る。
アリナはぼんやりと自分の股間を見つめ、指で少し触れてみた。
ねっとりとした感触。
熱い。
そして、奇妙な充足感。
「・・・エキサイトしちゃった・・・もうこんなのクセになるよね♥」
彼女は初めて、甘い笑みを浮かべた。
彼が慌ててティッシュを探す横で、アリナは自分のスケッチブックを引き寄せた。
今まで見たことのない「色」が、そこに広がっていた。
「ふふ・・・これは、いい作品になりそうね。
ねぇ・・・もう一回、描かせて?」
アリナ・グレイは、今日初めて「無色」の世界に、鮮烈な色彩を見出したのだった。