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俺の部屋に空間を接続してきたのは、面識も心当たりもない、3人の巨大な女子たちだった。
「「これが悪戯し放題な男子高生の部屋?」」
「「うん、拡散されてた通りだよ」」
「「ちっちゃくて可愛いね♪」」
マスクもしていない巨大な女の顔が、俺の部屋の上方を埋め尽くすように寄せられている。見たところそこまで歳は離れてなさそうな、恐らく同じ高校生のような気がする。しかし、見知らぬ女子高生に空間を繋げられることに心当たりが全くなく、気が動転する。それに、先ほど巨人が放った台詞の内容に違和感を覚える。「拡散されてた」とは、どういうことなのか。
「「えいっ」」
ドスンッ!!
「ぎゃああっっ!!」
突然、巨木のような人差し指が部屋の中に侵入し、床に思い切り突き立てられる。ただの人差し指が激しい音と振動を生み出し、その至近距離にいた俺は思わず叫んで後ろに尻餅をついた。
「「びっくりしちゃった♪」」
「「ほれほれっ」」
ずんっ!!ばんっ!!ずりずりずりっ……
「ひっ、ああっ、やめっ……」
指を突き立てた女子が、そのまま何回も指で床を叩いたり、壁にデコピンしたり。最後には床に指の腹を押し付けた状態で、逃げ惑う俺を指怪獣でひたすら追いかける。俺はぶっとい指に潰される恐怖で、部屋中を必死で逃げていく。しかし、
「「つかまえたー♪」」
ぎゅむぅっ…♡
「うぐっ!??むぐぅっ……!!」
部屋の隅に追い込まれた俺を、大きく開かれた手のひらが容赦なく押し当てられる。大きな熱を持った手のひらで全身を圧迫され、満足な呼吸ができなくなる。手のひらはむにむにと柔らかい感触なのに、その奥に感じる筋肉と骨は異常な力強さで俺を押さえつけていた。俺は全く身体を動かせないまま、蒸した手のひらの匂いを強引に嗅がされる。
「「あはっ、男子が私の手に隠れちゃうんだ」」
「「可哀そ~♪」」
「「私もなんかやってみたい!」」
みちみちっ…♡と俺を圧迫する手のひらの隙間から、何とか上空を見上げる。見た目だけでいえば普通の活発な女子高生たち。しかし、その大きさは人間を手のひらだけで制圧できる凶悪な巨人。巨人たちが俺を見る目に慈悲の影は一切無く、ただ面白い玩具が与えられたというような、そんな顔をしている。…知り合いの俺を知ってて虐めていた小山とは、少しだけ違う。何の信頼関係も無い巨人たちにこの部屋を制圧されているという状況は、かなりの恐怖感を生んでいた。次の瞬間にこの手のひらに力が加わり、俺の身体がぺしゃんこに潰されてしまうかもしれないのだ。
「「はい、休憩ね」」
「……っっげほっげほっ!!」
巨大な手のひらが離れ、俺は不足していた酸素を必死で取り込む。ぜえぜえ呼吸をしながら、この女子たちが俺の部屋に到達した理由を考える。小山が、この女子たちに俺の部屋を教えたのか?同じ学校の生徒なのか、それとも違うのか。全く手がかりが無く結論は出ないが、俺にとって何か良くないことが起こり始めているような気がしていた。
「「私とも遊ぼー♪」」
ずいっ!!!
「っっ………は……はい……」
3人の中でも少しだけ童顔の女子が、その可愛らしくも巨大な顔を部屋の中まで近づけてくる。床にへたり込んだ状態の俺の2m上空まで、笑ってしまう程大きな顔が近づけられた。視界は全て女子の顔だけで埋め尽くされ、俺の頭よりも大きな瞳、両手で抱えきれないほど大きな鼻、そして俺の身体ごと中に入ってしまいそうな巨大唇。
「「はい、だってー♪」」
ビリビリビリッッ!!
何という存在感なのだろう。囁くように浴びせられた声が、俺の部屋の床、家具をことごとく振動させ、吹き付けられた吐息はむわっ…♡とした口内の空気を部屋中に充満させる。
「「はい、ちゅーして♡」」
ふざけたように俺の目の前に突き出される、巨大リップ。くそっ。なんで小さい男子を虐めに来た女子は、キスしたがるんだ。
「っっ………」
「「しないならしちゃうよ??」」
有無を言わせぬ速さで、巨大な顔と共に唇が落下する。
ふにゅぅ……♡
「「んんっ……♡」」
「んんっ…がっ……!!」
こちらの身体のことを一切考えていない、独りよがりなキス。巨大な顔の重量がそのまま唇に乗っけられてキスされ、俺の身体は唇と床で挟まれたまま痛みさえ感じるほどの圧力で締め上げられる。その女子はさらにふざけたように、むちむちの唇をむにゅっ♡ふにゅっ♡とリズミカルに俺の身体にバウンドさせる。そのたびに俺は「げほっ!!がほっ!!」と内臓の空気を吐き出させられる。身体の上でえっちに沈み込む唇の感触に意識を向ける余裕すらない。巨大なピンク色の柔らかい物体に打撃される恐怖で感情がいっぱいになる。
「「あっはは!私のキスが怖いのー?女の子の普通のキスだよ?」」
「はあっ…はあっ…」
何度もうめき声を上げた俺をあざ笑いながら、自分の唇をふに、ふに、と見せつけるように指で触る巨大女子。その動きだけで、巨大な唇の柔らかさと恐怖を感じる重量感を思い出し、身体が縮こまってしまう。
「「私はどうしよっかな~」」
茶色のショートヘアの毛先をくるくる弄りながら、童顔女子の蹂躙キスを眺めていた別の女子が呟く。
「「ちっちゃい人ってペットみたいで可愛いねー」」
「「確かに♪」」
「「…じゃ、餌でもあげようかな」」
無表情でそう言った茶髪女子は、自分のカバンから小さなパンの袋を取り出す。そこからパンを一欠ちぎると、そのまま自分の口に運んだ。
むぐっ、ぐちゅっ、くちゃっ…♡
部屋の中にいる俺に見せつけるように、顔を近づけて咀嚼音を響かせる巨人。うねうねと蠢く唇の奥で、ふわふわだったパンがどうなっているかなど想像したくもない。どろどろの唾液にまみれ、臼のような歯でめちゃくちゃにしだかれたパン。それが今からどうなるか、最悪の想像をしてしまう。
「「………♡」」
パンを口に含んだまま、嗜虐的な笑みを浮かべる巨人。そして、
「「んあーー……♡」」
とろー……♡
「……あ………あ………」
巨人の唇から流れ出たパンの残骸が、大量の唾液と共にとろーっ…♡と、ゆっくりと落下していく。元々食べ物だったものとは思えない、女子の体液でめちゃくちゃにされた成れの果て。
べちょっ!!ぼとっ、びちゃっ!!
唾液でぐちゃぐちゃになったパンの残骸が、下品な音を立てて俺の部屋に着地する。一つひとつの残骸は俺の頭よりもでかいくらいで、それがたっぷりとよだれを纏いながら、掃除したばかりの俺の部屋の床にぐちゃぁっ…♡と容赦なく叩きつけられた。
「…………」
絶望と悔しさで声も出ない。
「「うわっ、可愛そー♪」」
「「お腹減ってるなら食べればー?」」
口移しなんて生易しいものではない。人間の尊厳を踏みにじるような食べ物の渡し方。部屋中に蔓延するよだれの不快な匂いに交じり、パンだったものの匂いがつんと香っている。間違いなく、一度女子高生の口の中でぐちゃぐちゃに咀嚼されたものであると認識させられる。
「「このまま放置してあげよっか♪」」
「「こんなおっきいパンとよだれ、掃除できるのかな?」」
「「案外嬉しいかもよ?」」
打ちのめされている俺に好き放題言葉を浴びせかけた女子たちは、そのまま空間を閉じてどこかへ行ってしまったのだった。
「………」
最低の悪戯をされた俺は、強烈な唾液の匂いに絶望しながらも、いてもたってもいられずすぐに机のPCを立ち上げた。
カタカタ……
「空間接続器……サイズ……悪戯……男子高校生……」
先程の巨大女子たちが口にした、「掲示板」「拡散」というワード。その言葉から導かれる最悪のケースは、想像するだけで死にたくなるレベルのものだった。
「○○市……っっ!!!!」
とある裏掲示板のアカウントの投稿に、それを見つけてしまった。
『○○市○○町〇番地のこの家の2階に、男子高校生が住んでます♪空間接続器で大きくなって悪戯するのにおススメ!』
間違いなく俺が住んでいる家の住所と共に、『悪戯するのにおススメ』という文言。そして、投稿に対する大量のコメント。
『今度私もやってみようと思います!』
『接続器で遊んでみたかったけど、遊ぶ対象が見つかってなかったので助かります♪』
『最近仕事しんどいし、私もストレス発散しようかな~』
「……なんだよ、これ………」
俺の住所が、とてつもない量の人間に拡散されていた。それに対し、自分も悪戯してみますという趣旨のコメントが、また大量に。何が起こっているかよく分からず、現実のものとは思えない。
すると、投稿に対する最新のコメントが更新された。
『さっきこの子の部屋に悪戯してきました!怖がってて可愛かったのでおススメですよ~♪今頃は私の友達のよだれを片付けてるかも??』
顔から血の気が引いていくのが分かった。まさに先ほど俺の部屋に現れた、女子3人組。その巨人達が行った悪戯の内容と時間が合致していた。あの女子たちは、この拡散された投稿を見て、俺の部屋に空間を繋げることができたのだ。
「だめだっ……削除させないと……!!」
慌てて、この投稿を行ったアカウントのプロフィールを見る。しかし明らかに裏アカウントで、プロフィールだけでは誰が拡散しているか全く分からない。
「くそっ…こんなの……」
こうしている間にも、次々と増えていくコメントの数。俺の住所が、リアルタイムでどんどん拡散されていく。コメント欄の数字が増えるたび、冷や汗と動悸が止まらなくなる。
裏アカウントの友達欄から犯人に辿れないか、調べようとしたとき。
キィィィィ………
悪夢のような音と共に、天井全体が光に包まれる。
「ひぃっ……!」
怯える俺の頭上で、光が弱まっていく。そして。
「「……すご、本当に繋がった」」
見知らぬ女性の巨大な顔が、やはりそこには現れた。
「やめ…て……ください……」
懇願するように、自然と敬語で訴えかける俺。見たところ女子大学生くらいの年齢の女性は、明らかに投稿を見て空間を繋げてきたような雰囲気で。
「「へー……」」
興味津々といった顔で、嘗め回すように俺の部屋を見つめる。巨大な瞳がぎょろ、ぎょろ、と視線を動かしており、今から俺が逃げても絶対に逃れられないと思えるような圧迫感を与えられる。
「「君、高校生?」」
巨大な女子大生が、眼下の小さな俺に話しかけてくる。
「え……はい……」
大きいというだけで、何という威圧感と圧迫感なんだろう。ネットの投稿を見て勝手に空間を繋げてきた人間を、注意することすらできない。抵抗の出来ない体格差で話しかけられ、相手の機嫌を損ねないように応答することしかできない。
「「そうなんだ…」」
「……」
「「………」」
数秒の沈黙後、女子大生は少しだけ顔を上げると、
するっ……するするっ……
「え………」
上半身に着ていたラフなTシャツの裾に手をかけ、躊躇いなくたくし上げた。Tシャツの中から、レース柄の黒いブラジャーに包まれた巨大な胸が露わになる。さらにTシャツがまくられると、引っかかっていたおっぱいの肉がぶるんっ…♡と重力に負けて落下し、その重量感と柔らかさを主張する。女子大生のお姉さんの突然の生着替えに、俺は唾を飲み込んで釘付けになってしまう。
「「ふぅっ……」」
ぱさっ……
そのままTシャツを完全に脱ぎ、どこかへ雑に投げ捨てる女子大生。そして上半身下着姿のまま、
「「よっ……と…♡」」
だぷんっ…♡
その大きなおっぱいを見せつけるように、俺の部屋に向かって身を乗り出してきた。ちょうど俺の部屋の壁に、両乳がのしかかるような恰好で。
「「………♪」」
むにゅぅ……♡
とてつもなく性的な景色に絶句する。女子大生のお姉さんの、異常な大きさのおっぱい。その両乳だけで、俺の部屋の体積を埋め尽くしてしまえるほどのスケール感だった。普通のサイズで見れば常識的な大きさのおっぱいなのかもしれないが、この体格差で見るとそれはもう恐怖を感じるレベルの大きさだった。レース柄の大人っぽいブラジャーに包まれ、胸の谷間がむちっ…♡と今にもブラジャーからはみ出しそうで。谷間とブラジャーが作る隙間に、俺の身体がすっぽりと入ってしまいそうなほどだった。
「あ……えっと……」
「「………♡」」
同じ体勢のまま何も言わず、微笑を浮かべながら眼下の俺を見下ろし続ける女子大生。明らかに自分の胸を俺に見せつけて、それでいてこちらの反応を楽しむかのように、ねっとりとした視線をこちらに浴びせ続ける。
「………」
こんな光景を見せつけられ、股間が反応しないわけがない。汗ばむおっぱいの匂いに包まれて股間が立ち始め、俺はとっさに前を隠そうとする。
「「可愛いね」」
「っ……」
そんな俺の様子を余裕たっぷりな表情で見つめながら、巨大な唇でからかうような言葉を紡ぐ。そして、
「「君、女の子のおっぱい見たことある?」」
目を細めてにやにやしながら、そんなことを聞いてくるのだ。
「…いや……ない、です…」
勝手に空間を繋げてきた人間の質問に対し、何故俺はいちいち答えを返しているのだろう。それは、とてつもない巨体とおっぱいが上空にかざされており、それがいつ落ちてくるのか分からないという恐怖からくるものに違いなかった。
「「そっか」」
そう言うと女子大生は、背中側に両手を回し、
かちゃっ……
巨大なブラジャーのホックを外したのだった。
ぶるんっ……♡むわあっ…♡
「あ……ああ……」
(お、女の子の…おっぱいが……!!)
ブラジャーに締め付けられていた胸がいっきに解放され、えっちな肉の塊がたゆんっ♡たゆんっ♡とゆれる。その先端には、一度も見たことが無い女性の乳首。あまりにも巨大なその乳首は、俺が両手で抱えきれるか分からないほど大きく見えた。初対面の女子大生のお姉さんの生おっぱいをこんなにも至近距離で見せつけられ、俺は興奮のあまり息が荒くなってくる。
「「おっぱい見れて嬉しい?」」
「はあっ…はあっ……」
むにっ…♡むにっ…♡と、巨大なおっぱいに指を這わせて軽く揉みしだく巨人。部屋の上空を埋め尽くすサイズの胸が、同じサイズ感の手に軽々と揉まれているのだ。想像を絶する性的な光景。胸が形を変えるたびにむにっ…♡ねちっ…♡と汗が弾ける音が響き、視界と聴覚、嗅覚全てにおいて俺を誘惑して離さない。
「「じゃあ、いくよ♡」」
女子大生は少し前傾姿勢になり、部屋の真上に自分の豊満な生おっぱいを持ってくる。俺の視界からは、胸の肌色と乳首のピンク色しか見えなくなる。
「「えいっ♡」」
みちみちみちっ……!!!!
「うわぁぁぁっっっ!!???」
たぷんたぷんのおっぱいが、部屋の中に向かって強引にねじ込まれてきた。両側の胸の大きさを合わせてぎりぎり部屋の面積に入るかというくらい巨大なおっぱいが、むにっ…ぎちぎちぎちっ…♡と形を変えながら強引に入り込んでくる。天変地異のような光景に、絶叫して身をうずくまらせる。
「「ほら、もっと近くでみていいよー♡」」
ぎゅむっ…♡ぎゅっ…♡むにぃ……♡
ガチャンッ!!メシメシメシッ!!!
「やめてっ!!部屋が壊れるっ!!」
柔らかな巨大なおっぱいをねじ込むために女子大生が体重をかけるたび、部屋の壁にかかっていた時計が外れて落下し、タンスの上部と下乳の肉が密着して異常な軋み音を立てる。既におっぱいの天井は床から3mほどの高さまで落下してきており、俺はこのまま本当に挟み潰されるのではないかと命の危険を感じ始める。
「「あはっ…超たのしー♡…触ってもいいよ?」」
「ひ……ひぃっ……」
尻餅をつき、頭上のおっぱいを震えながら見上げる俺。俺が潰されて死ぬと危惧しているこの天井は、女子大生のただのおっぱいでしかない。ネットを見て興味本位で空間を繋げてきた見ず知らずの女が、自分の胸を戯れに押し込もうとしているだけ。その行為に、男の俺は抵抗できず震えて恐怖することしかできない。目の前の巨大な乳首が、怖い。ぷるぷる揺れる巨大な下乳が、怖い。異常な大きさの女性の性的な部位が突きつけられるのがこんなにも怖いなんて。
「「んー、ほんとに怖がっちゃった?」」
メシメシメシッ!!!
むにぃ…♡だぷんっ…♡
震えるだけで反応が無い俺に飽きたのか、巨大なおっぱいが恐ろしい音を立てながら上空へと引き上げていく。部屋の大きさに圧縮されていたおっぱいが、その外に出る瞬間にだぷんっ!!♡♡と豊満な肉を揺らす。普通の男子だったら釘付けになってしまう大きさと美しさの生おっぱいが晒されているにも関わらず、俺は女子大生のおっぱいに畏怖の念しか抱いていなかった。なにせ、女子大生の気まぐれ一つで胸の表面のシミにされてもおかしくなかったのだ。今の俺の命など、女子大生にとって虫を殺すくらいのノリで刈り取られてしまえるのだ。
「「震えちゃってる♪…やっぱ高校生って可愛いなー…♡」」
頬ずえをつきながら、本気で恐怖して震える俺を楽しそうに見つめる女子大生。
「「また遊びに来るからね♡」」
ずいっ…!!
「ひっ…やめ……」
「「んむっ♡」」
ふにゅうぅ…♡
飼っているペットにスキンシップを取るかのように、何の前触れもなく唇を押し当てられる。
「「んっ……じゃ、ばいばーい♪」」
小さな男子高校生で好き放題遊んだ女子大生は、俺の身体に柔らかな唇の感触を残したまま、すぐに空間を閉じていなくなってしまった。
「…………」
絶望感と共に、しばし言葉を失って床にへたりこむ。立て続けに見知らぬ女に空間を繋げられ、体格差を活かして好き勝手弄ばれた。間違いなく、俺の部屋がネットで拡散されたからだ。…また誰か、投稿を見たどこかの女が悪戯してくるのだろうか。この状況から逃れる術は無いのか。
考えれば考えるほど、最悪の未来を想像してしまう。
そして、最悪な展開は止まらない。次の日の夜、新たな来訪者が現れた。
「「すごい、ちっちゃいお兄さんだ!」」
ドスッ!!ドスッ!!
「げぇっ!!ごほっ!!がっ!!」
まだ幼く小さいはずの手で、それよりも小さな俺を容赦なく突く女子中学生。加減を知らない年齢の女の子が、巨大な姿となって自分を見下ろしているという恐怖。
「「はい、今日の給食のパンあげる」」
ガサッ!!
何故巨大な女子は、自分の食べかけを小さい男子に与えたがるのだろう。女子中学生の大きな歯型が付いた巨大パンを、小さい部屋の中にねじ込まれる。こんな大きさのパンを、食べきれるわけがない。
「「食べないの?」」
巨大なパンを目の前に動かない俺に対し、無垢な表情を投げかけてくる。中学1年生くらいだろうか。下手したら小学生くらいの子なのに、その目も鼻も唇もスケールが違いすぎて。人生経験も力も知識も俺の方が持ってるはずなのに、巨大な幼い顔を向けられるだけで生物として全て負けた気になってしまうのは何故だろう。ただただサイズが違うというだけで、俺はこんな中学生にすら勝てないのだ。反抗することも、注意することもできない。悔しすぎて、言葉も出ない。
「「なんか面白いことしてよー」」
むぎゅぅっ…
「ぐぅっ……!!」
退屈そうに首をかしげながら、俺の小さな身体を大木のような指で雑に摘まむ女子中学生。指の圧力で骨がミシミシッ…!!と悲鳴を上げる。道端の昆虫を捕まえるがごとく横っ腹を挟み上げてくる巨人に抗議しようとするが、
「「んー……」」
ずいっ……
「っっ……」
突然至近距離まで近づけられた巨大な顔に身がすくみ、やはり何も言えなくなる。
「「お兄さん、おしっこしてみてよ」」
発展途上のぷにぷにした唇でにやっと笑いながら、巨大中学生は俺のズボンを強引に摘まんで脱がせていく。
「ちょっ、やめろ……」
俺の胴まわりくらい大きな指の力に勝てるはずもなく、何歳も年下の女の子に身ぐるみを簡単に剝がされていく。たちまち俺の股間は曝け出され、中学生の興味津々な目線がその一点に注がれる。巨大な瞳の視線が股間を貫き、恥ずかしいというよりも巨大生物に睨まれている恐怖感が勝ってしまう。
「「はやく、ここでおしっこして♪」」
再び屈辱的な命令を、俺という玩具、もしくは虫に向かって投げかける女子中学生。こんな状況で、自分の部屋で、そんなことを出来るわけがない。
「「ほら、早く」」
ぎゅうぅぅぅっっ!!!
「ああああああああっっっっ!!!???」
想像をはるかに超えた激痛だった。言うことを聞かない俺を痛めつける意思を持って指の力が入れられ、内臓ごと強引に挟み潰されるかのような激しい痛みを容赦なく与えられる。少しでも加減を間違えられたら、確実にぷちっ、と虫のように弾け飛んでしまう。そう思えるほど、覚悟を超えた衝撃的な痛みだった。
「「痛いでしょ?じゃあ早くして♪」」
明らかに異常な苦しみを見せているのに、巨大中学生は笑いながら催促するだけ。人間を痛めつけている意識は本当にないのだろう。こんな手のひらサイズの高校生なんて、年上どころか同じ生物としてすら認識していないみたいだった。
「分かったから、分かったから……お願いします…もうやめて……」
殺される恐怖で、生まれて初めて命乞いをする。震える身体を押さえつけながら、なんとか股間に意識を集中させる。早く出さないと、潰される。虫のように簡単に命を奪われる。俺を見つめる無垢な女子中学生の表情が、ただただ怖い。
「「……あ♪」」
ちょろちょろちょろ……
自力で出したのか、失禁したのか、自分でもよく分からなかった。弛緩した身体からどんどんおしっこが流れていき、部屋の床に音を立てて着地していく。
「「こんな感じで出るんだー…」」
年下の子に、おしっこの一部始終を見られている。指に摘ままれた惨めな体勢で、強引に服を脱がされ、圧倒的な力で脅されて。必死の思いでおしっこを見せる俺に対し、何食わぬ顔で面白そうにそれを見つめて楽しむ女子中学生。なんで、こんなことになっているんだ。俺が何をしたっていうんだ。何故年下の中学生の子に凌辱されなければいけないんだ。
「ひっ、ぐすっ、……」
「「あはは、泣いちゃったね~よしよし♪」」
しまいには指の腹でよしよしと頭を撫でられ、俺のプライドはズタズタに引き裂かれるのだった。
そしてある金曜日の夜は、巨大なOLらしき女性が空間を繋げてきて。
「「ほら、高校生くん、舐めて」」
蒸れ蒸れのストッキングに包まれた巨大な足を部屋の中に突っ込まれ、強烈な匂いを嗅がせられながら俺はストッキング越しに女王様の足を舐め続ける。少しでも舐めることをさぼれば、「「おしおきだよ♡」」と足の親指の腹でぎゅうぅぅ…♡と内臓を潰されかけた。
「「今日仕事がしんどくてさ~大変だったんだよ?」」
ぎゅむっ!!ぎゅっ!!むぎゅぅ…!!
「げほぉっ!!やめっ…ごほっ!!」
ストレスを発散するかのように、足の裏で俺の身体をリズミカルに踏んでいく。見知らぬ女の仕事のことなんて知らない。でも、巨人に向けられたストレス発散を俺は全て受け止めなければいけない。それ以外の選択肢など無いのだ。
「「知らない子虐めるとスカっとするなぁー…また来週もお願いね♪」」
------
俺の部屋には、1日に2人か3人の巨大な女が空間を繋げてくるようになった。玩具のように俺を弄んだり、痛めつけたり、衣服を脱がされて辱めを受けたり。一時からは俺の部屋に私物を置いていく遊びが掲示板の中で流行り始め、常に巨大な女性の私物が部屋の中に鎮座する状況が続いた。ペンや消しゴムなどの筆記用具や化粧品などの普通の持ち物もあれば、使用済みの汗拭きシート、口を拭いたティッシュなど、体液を含んだものをわざと残していく女もいた。悪質なもので言うと、ペットボトルのキャップによだれを注いだものを置いていったり、使ってから洗っていない歯ブラシをそのまま壁に立てかけていったり、とにかくひどいものだった。俺の部屋に巨大な女性の私物が置いていない日は1日足りとも無かった。
その中でも、平日の夜は、ある目的で空間を繋げてくる女子が多かった。
「「はあー…♡はあー…♡」」
「っっ……!!」ビクッ…ビクッ……
俺の部屋に顔を近づけて見下ろしながら、だらしなく口を開けて、とてつもなく大きな喘ぎ声を響かせる女子高生。唇の端からはよだれが垂れて、一部は俺の部屋の隅に落ちて唾液溜まりを作っている。俺は喘ぎ声の大きさに怯え、身体を震わせて全てが終わるのを待つしかなかった。
ぐちゅっ…♡にちゅっ…♡くちゅっ…♡
空間の先の遠くの方から、液体が弾ける卑猥な音が響いているのが分かる。そう。頭上で大音量で喘ぐ女は、小さな俺の部屋を見下ろしながら自慰行為を行っているのだ。自慰中の自分の顔、声、音を俺に見せつけるように、見せつけることを楽しみながら、とろんとした目で俺を見つめて自慰を続ける。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゃっ♡♡
「「あんっ…♡はあっ、はあっ、…んんんぅー…♡」」
何の恥ずかしげもなく、他人である俺に自慰中の淫らな表情を見せつける巨大女子。小さな俺に対して羞恥心など一切なく、それどころか自分の自慰を強引に見せつけることに快感を覚えているのだ。
(はやく……終わってっ……)
自慰行為を目的に空間を繋げてくる巨大女子が、一番の恐怖の対象だった。女性の自慰を見ることができる嬉しさなど、とうに消えていた。…何が恐怖かというと、性的に昂った状態の巨人は何をするか分からなかったからだ。
「「はあっ、はあっ、……はむぅっ♡ちゅぅっ…♡」」
(っっ!!???)
興奮した巨人が、小さな俺に向かって強引に唇で吸い付き、体格差ディープキスを浴びせる。俺は唾液でぐちょぐちょの唇と舌でめちゃくちゃにかき回され、一歩間違えれば骨が折れてしまいそうなほどの力でちゅうちゅうと吸い上げられる。巨大女子は小さな男子高校生をちゅぱちゅぱ嘗め回して蹂躙している事実にさらに興奮し、さらに激しく濃厚なキスを続けるのだ。
「「あっ、あっ、あっ♡……んんんぅぅぅー……♡♡」」
俺を唇で挟んだまま、鼓膜が破れそうなほど大きな喘ぎ声を上げて絶頂に至る巨大女子。部屋が喘ぎ声で振動し、本棚から本がばらばらと落ちていく。俺は耳を塞ぎながら、絶頂と共に容赦なく吸い付く凶悪な唇と舌の動きにひたすら耐える。そして、
「「はあっ、はあっ、………んえぇー…♡」」
ぼとんっ…♡
「……………う……う……」
唾液まみれになった惨めな小人は、巨人のぬらぬらリップの間から無残にも産み落とされるのだった。
------
「「はあっ…♡はあっ…♡んんっ…♡」」
今日も、恐ろしほど激しい自慰の音を大音量で聞かせられていた。頭上から喘ぎ声を浴びせる巨人は、何回も俺の部屋に空間を繋げてきたことがある常習犯だった。黒髪の少し大人しそうな雰囲気の女子高生は、週に3,4回は空間を繋げてきては、俺の見ている前で自慰行為を行うのだった。
「「はあー…♡はあー…♡」」
「っっ……!」
巨人の自慰行為は、何回見せつけられても慣れることはなかった。乱れた女子の大音量の喘ぎ声はトラウマになりつつあり、むわっとした吐息と共に喘がれるだけで、俺は身体を丸めて震えながら終わるのを待つしかなかった。
…俺はこの大人しそうな巨大女子高生が、ひと際怖かった。いつも自慰行為を行っては、興奮のままめちゃくちゃに俺や部屋の中身を蹂躙して帰っていく。何をしてくるか分からない恐ろしさが、この巨大女子には特に感じられた。
「「はあっ………ん……」」
ドスンッ!!ドスンッ!!
(な…なに……!?)
自慰を行っていた女子が、いきなり両足を地面に付けて立ち上がる。そして、
ズンッ!!!!
「うわあああっっっ!!??」
「「………♡」」
むわあっ……♡♡
部屋の真上に、巨大な女性器が近づけられた。
「な………あ……」
初めて見るその物体に、絶句してしまう。なんてグロテスクな光景なのだろうか。生え揃った巨大な陰毛の奥に、ピンク色のひだひだがぬちゅ…♡ぐちゅ…♡と卑猥な音を立てて蠢いている。これが、女子高生の女性器。一度も見たことのなかった性的な部位が、これでもかというくらい至近距離で強制的に見せつけられている。
「「はあっ……♡」」
頭上から聞こえてくる可愛らしい喘ぎ声の主と、このグロテスクで凶悪な巨大女性器が結びつかない。何より、この大きさ。ぬちっ…♡ぬちゅっ…♡と蠢く女性器は、俺の身体を簡単に飲み込めてしまう大きさなのだ。そのサイズ感があまりにもショックだった。俺は、どこまで矮小なのだろう。
ひくっ……ひくひくっ……
「ひぃっ……」
頭上の女性器に力が入り、ひくひくっ…♡と不穏な動きを見せ始める。巨大生物のような女性器の迫力に押され、少しでもひくっ♡と動くだけで俺は驚いて後ずさってしまう。
「「ごめんね…♡はあっ…はあっ…!!♡♡」」
その女性器の動きと、上空から浴びせかけられる不穏な台詞。巨大女子の、異常な昂りを感じる。
そして。
ちょろっ……
女性器とは違う穴から、黄色い液体が漏れ出してきた。
「っっ!!???やめろっ!!!おいっ!!!!」
明らかに一線を越えた行為をこの巨大女子が行おうとしていることが分かり、俺は必死で頭上の女性器に向かって絶叫する。この女は、人の部屋に向かっておしっこをかけようとしているのか。
「「はあっ…んんっ…♡………はああああっっ……♡♡」」
じょぼじょぼじょぼじょぼっっ!!!!!
「やめ「「びしゃびしゃびしゃっっ!!!」」
必死で叫んでいた俺に向かって、滝のような黄金の水が容赦なくぶち当たる。俺の身体はあまりの水圧に吹っ飛び、部屋の壁に思い切り打ち付けられる。
「「ふうぅぅぅー……♡♡」」
気持ちよさそうなふざけた声と共に、頭上の股ぐらから大量のおしっこが降り注ぎ続ける。部屋の中央の床に向かって発射されたおしっこは、部屋の四方八方へ大量の尿飛沫となって発散し、あらゆる家具、壁をみるみるおしっこまみれに塗り替えていく。
「やめろぉっ!!!!お願いだからっ!!!!」
これまで受けたどんな悪戯よりも、洒落にならない行為だった。唾液などとは比べ物にならない量なのだ。滝のようなおしっこが次々に放たれ、一瞬で床上10cm程の高さまでおしっこの海が出来ていた。
もはや、部屋が元に戻せるか分からないレベルだった。
「「んんんっ…♡♡」」
じょぼじょぼじょぼっ……ぶしゅっ!!♡♡
「がぼおっっ!!!???」
部屋の中央に流しこまれていたおしっこが、巨大女子が股間に力を入れたことで瞬時に軌道が変わる。そのまま、部屋の隅まで転がっていた俺の顔面に大量のおしっこが浴びせかけられる。
じょぼじょぼじょぼっっ!!!
巨人のおしっこの水圧は常軌を逸していて、俺は口を強引に開けさせられ、大量の尿をその中に流し込まれる。逃げようにも、おしっこの水圧で壁に張りつけになったかのように動けず、顔を背けることもできず、女の子の濃厚なおしっこを大量に飲尿させられる拷問を受け続けた。
「「んっ……ふぅー…♡」」
ぽちゃっ、ぽちゃっ、………
滝のようなおしっこの流れが止み、濡れた陰毛からおしっこの水滴がぽちゃ、ぽちゃ、と部屋の中に垂れ流れる。部屋の中は50cmほどの深さのおしっこの海が出来ており、机も椅子もベッドもテレビも、濃厚なアンモニア臭のする海の中に沈んでいた。俺は、これが現実に起こったものなのか分からなくなっていた。あまりにも一線を越えた出来事に、感情を失い始めていた。
しかし、大人しそうな巨大女子は、さらに一線を越えようとしていた。
「「んっ……」」
ズンッ、ズンッ!!!
しゃがんだまま、女子が少しづつ前進して体勢を変える。ずっと天井を塞いでいた巨大女性器が離れていき、その奥の方、巨大なお尻が近づいてくる。
ズンッ!!!
張りのある巨大なお尻と、その中央にある巨大な肛門が、頭上に掲げられた。
「「んっ……くぅっ……♡♡」」
みちっ…みちみちっ……
艶やかな声と共に、頭上のお尻がぶるっ…ぶるっ…と震え始める。そして肛門がみちっ♡みちみちっ♡と音を響かせながら、ひくひくと蠢いている。
(そんな……嘘…だ……)
一人の女子高生が、そんなことをするわけがない。他人の男子高校生の部屋に向かって、そんなことできるはずがない。
「「ああっ……んんぅっ……♡♡!!」」
みちみちみちっ…♡♡
「いや…だ……いやだっ………」
肛門から、茶色く巨大な物体が顔を覗かせた。人がうんちを肛門からひり出す姿など、当然見たこともない。それを、同年代の見ず知らずの女子の排泄姿を、こんなにも至近距離で見せつけられている。この世のものとは思えない光景だった。
「「んんっ、んっ、………あああぁぁっっ…♡♡!!!」」
めりめりめりっ!!♡♡
ばしゃぁぁんっ!!!
(っっっ!!??!??)
超巨大なうんちが肛門から解き放たれ、部屋の中央に思い切り排泄される。俺の身体よりも大きなうんちがおしっこの海に着地し、その衝撃でおしっこが部屋の壁中に飛沫を散らす。巨大なうんちはそのままおしっこの海に沈み、俺の部屋だったものの床に着地した。
「「ふうぅー…♡♡」」
俺の心は既に壊れていた。この部屋が自分の居住空間だったとは到底思えない。目の前に広がるおしっこの海と、グロテスクな巨大女子高生のうんち。自分の部屋に巨大なうんちを排泄されるなんて、誰が想像できただろうか。人間が排泄するものの中で一番汚いと言っていいものを、年頃の女子高生が思い切り他人の部屋の中にぶちまけたのだ。それはもう、今までのどんな蹂躙や屈辱よりも耐えがたい、取り返しのつかない行為だった。
「「あ…ごめんねー…♡」」
部屋の隅でおしっこ漬けになりながら、涙を流しながら呆然と巨大うんちを見つめる俺。そんな俺の姿に気が付いた巨大女子は、
「「臭いよね?出してあげるね」」
俺に向かって巨大な手を伸ばしてきた。俺はもう、迫りくる巨人の手から逃げる気力を残していなかった。汚くなった俺を指先で摘まんだ巨人は、
「「上げるね」」
そのまま、俺を持ち上げていく。おしっこの海から救出された俺は、体中から女の子の尿を垂れ流しながら無抵抗で持ち上げられる。これから何をされようと一緒だ、と半ば自暴自棄になっていた。
しかし、自分の周りの光景が一変する高さまで持ち上げられたところで、身体が強張った。
「ちょっと、待って……」
自分の部屋の空間を出て、この巨大な高校生の女の部屋の空間に突入したのだ。先ほどまでは自分サイズの部屋と家具に囲まれていたのだが、今や異常な広さの空間が広がっており、果てしなく遠くの方に巨大な机やベッド、本棚があるのが分かった。巨大な部屋の中は暗く、豆電球だけが付いているのが不気味だった。
分かってはいたことだが、空間が繋がっているのだ。小さい状態の俺が、向こうの世界に入り込むことも出来てしまうのだ。
「「じゃ、こっちに降ろすね?」」
うろたえる俺を、巨大女子は再び降ろしていく。その先は、俺がいた元の部屋ではない。この女子の巨大な部屋の床の上だった。
とすんっ……
「「………♡」」
床に降ろされた俺は、あまりの部屋のスケールの大きさに、心臓がバクバクと鳴り始めた。床の木目一つとっても大きすぎる。椅子や机などの家具が全て俺を遥か上空から見下ろしてくる。この部屋において、俺の存在はあまりに矮小すぎる。この部屋の住人である巨大女子高生と俺の格の違いはあまりに絶対的で、巨人のテリトリーであるこの部屋に連れ込まれたことが異常な恐怖感を呼んでいた。
「あ……あの………」
何か決定的に、自分の存在が、普通の人からもっと矮小なものに変わってしまったのだと感じた。あくまで他の女子と同じスケールの中で生活していたが、この大きな世界に連れ込まれたことで、ほかのどの人間から見ても矮小な存在に成り替わってしまったのだ。
怖い。帰りたい。早く自分の部屋に。
「「えいっ」」
ドスンッ!!!
「ぎゃああっっっ!!???」
目の前に、巨大な素足が思い切り振り下ろされる。その風圧で数メートル吹き飛ばされ、広い床の上をごろごろと惨めに転がる。
「「あははっ」」
むぎゅっ……
簡単に吹き飛ぶ俺を笑い飛ばし、再びしゃがんで俺を摘まみ上げる女子高生。女子高生はしゃがんだまま、摘まみ上げた俺を顔の前まで持ってくる。
「「美味しそー♡」」
「あ……あ………」
摘まみ上げた俺に顔を近づけ、にやにやと笑う女子。自分の部屋の中で巨大な顔を見るのと、巨大な世界の中で摘まみ上げられるのでは、恐怖感があまりにも違った。全てがこの巨大女子のテリトリー。俺は巨大な世界に迷い込んだ、小さな小さな虫のような存在なのだ。
「「はむぅっ…♡♡」」
突然、俺の下半身全体が巨大な唇に挟まれる。そして、
「「くちゅっ♡にちゅっ♡ちゅうぅぅー♡」」
「いやあっ!!あっ!ああっ!!」
食べ物を舐るかのように、激しく唇と舌を動かして俺の下半身を縦横無尽にしゃぶり尽くす。手心のある舐め方ではなく、本当に食べ物を味わって味を吸い出そうとするような動き。
「「ちゅううぅぅぅー……♡♡」」
「ああああっっ!!???」
唇をすぼめ、強烈な吸引を行う巨人。こんな状況なのに、女の子の巨大な唇に吸い上げられているという事実と股間に与えられる強すぎる刺激で、強制的に射精感がこみ上げてくる。
「「れぇーー……ちゅぷっ♡にゅぷっ♡」」
手のひらの中で喘ぐ俺に顔をかぶせ、巨大なざらざらの舌でねぶり倒しては、柔らかなむちむちリップを全身にくまなく押し当てる。柔らかく気持ちいい感触と、痛みを伴う強引な舐りと吸引。その両方が交互に与えられ、頭がおかしくなっていく。
「「いくよー♪」」
巨大女子は俺の足をそれぞれの手で摘まみ上げ、逆さ吊りの状態にする。俺は一切の自由を封じられたまま空中に吊るされる。そして、露わになった股間に向かって、むわあっ…♡と吐息を浴びせながら巨大唇が近づいてくる。
そして、
「「じゅぶっ!!ちゅぷっ!!じゅぶじゅぶじゅぶっ♡♡♡!!!」」
「ああああああああああああっっっっ!!???」
激しすぎる舐りと吸引。唾液を大量に纏った唇と舌が、小人の虚弱な股間をあまりにも一方的に蹂躙する。内臓まで吸い上げられるのではないかと思えるほど強烈な吸引に悶え、身体を垂れ流れて俺の顔に付着する唾液に呼吸を奪われ、ぶちゅっ♡にちゅっ♡と卑猥な音を立てて吸い付くえっちな唇に快感を流し込まれ。
ラストスパートが始まってから小人が射精を迎えるまで、一瞬の出来事だった。
「「ちゅううぅぅー……♡♡」」
「っっっ!!?!???」
名も知らない女子高生に摘ままれて吊られたまま、大量の強制射精を余儀なくされる。あまりの快感と苦痛に涙と涎を垂らしながら、俺は目の前の巨大な女子高生の顔をただ見つめていた。ぺろっ…♡と女子高生が唇を舐める行為だけで身体をびくつかせてしまうほど、女子高生の存在の何もかもがトラウマになっていた。
「「よっと」」
女子高生は俺を摘まんで吊り上げたまま、しゃがんだ体勢から再び立ち上がる。俺の眼下には、小さな小さな俺の元の部屋が見えた。おしっこの海に沈んだ部屋の中央に、巨大なうんちが鎮座していた。
この部屋に戻されるかと思うと、絶望的な気分になってくる。しかし、この女の巨大な部屋の世界にいる不安と恐怖に比べたら、やはり自分の部屋の世界に戻りたいと思えてくる。
「「じゃあ、閉じちゃうね♡」」
そう言うと女子高生は……空間の繋ぎ目に向かって空間接続器を向け、スイッチを押した。
キィィィィィ……
「え………?」
俺の小さな部屋が、光と共に見えなくなっていく。
そして。光は完全に消え、そこには巨大女子の部屋の床が見えているだけとなった。
「な…え………戻して……よ…」
あまりの恐怖に、呂律が回らない。何が起こっているのか分からない。何故、空間を閉めたのか。何故、小さい俺はこちらの世界に残されているのか。
「「だーめ♡」」
ガタガタ震える俺に向かって、可愛らしく宣告をする巨大女子高生。明らかに人の道を踏み外した女子高生は、小さな俺に向かってねっとりとした視線を浴びせかける。その言葉は俺にとって、それは今までの生活を全て奪われる'死刑宣告'に等しかった。
「なん……で………」
「「とりあえず、ここに入っててねー♡」」
大きな音を立てて机の引き出しを開けた女子高生は、その中に入っている巨大なアクセサリーや化粧品の中に、俺の小さな身体を着地させた。俺は女子高生の持ち物に囲まれながら、頭上の巨人を見上げる。
そこには、優越感に浸った表情の女子高生がそびえ立っていた。それは、これから俺という人間の、いや、俺という小人の飼い主になる女子高生様の姿だった。
「お願いっ!!!元に戻してっ!!謝るからっ!!!」
「「お風呂入ってくるから、大人しく待っててね」」
そう言うと女子高生は、俺を入れた引き出しをゆっくりと閉じていく。
ばたんっ……
大きな音と共に、外からの光が完全に途絶えた。涙を流したまま、思わず引き出しの床に倒れ込んだ。
どうして、こんなことになってしまったのだろう。俺が、何か悪いことをしたのだろうか。何故、あの女子高生はこんなことができるのだろう。
ズンッ…!!ズンッ…!!
引き出しの中にまで響く巨人の歩行を感じながら、俺は知らない女子高生のペットとして飼われ続ける最悪の未来を想像し、絶望した。
---終わり---