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超巨大百合カップルの惑星蹂躙デート

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1.二人の少女と水のある惑星

 暗闇の中で無数に光瞬く星々の輝き……。その一方で、光の裏側では生命が一瞬たりとも生き延びられない、無慈悲な荒野が広がる宇宙。


 そんな何も無い暗黒の空間を一隻の小型宇宙船が静かに航行を続けている。

 宇宙船のブリッジでは、惑星の地質調査の教育実習を終えた二人の少女がリラックスして過ごしていた。


 青い髪を肩まで伸ばした少女の菜月はシートに深く腰掛け、足を投げ出している。宇宙空間にいると、重力の束縛から解放されて、普段なら重くて邪魔な胸も、今ばかりは重力の束縛から逃れて楽に感じる。


 その菜月の隣では、もう一人の少女凛が、無重力の空間を漂いながら雑誌を読んでいた。

 凛は菜月より少し背が高い。ミディアムショートに切りそろえられた赤毛が凛の動きに合わせてゆらゆらと揺れ、その整った顔立ちに華を添えている。


 宇宙開発が盛んに行われている昨今では、課外学習として宇宙船を使って惑星探査に行く学生も珍しくない。

 菜月と愛の二人も例に漏れず、惑星探査の実習を無事に終わらせて母星に帰還する最中であった。

 今この宇宙船には菜月と凛の二人しかいない。それもあってか、二人の服装は肩ひものないブラを着用し、下半身は黒のローレグショーツだけのラフな格好をしている。


「あ~あ、面倒な惑星調査が終わったら、何もすることがなくて暇だね」


 凛はそういいながら、雑誌をめくる。


「でもさ、この実習って単位が貰えるんだからいいじゃない」

「そうだけどさ、なんかこう、もっとスリルのあるイベントとかはないの?」

「スリル? 例えばどんな?」


 菜月が尋ねると、雑誌をめくっていた凛の手が止まる。

 そして、何かを考えるように視線を宙に漂わせた後、ポンと手を打った。


「そう!未知の惑星に不時着するなんてのはスリルがあるね」

「未知の惑星に不時着? ないない。だってあたしたちの乗っている宇宙船は自動航行機能で動いているし。それに、もし仮に故障があったとしても、すぐに連絡が行って救助隊が来るはず……」


 菜月は首を横に振りながら答えるが、凛は菜月の答えに不満そうだ。そして、


「でもさ、未知の惑星に不時着するっていうのは、スリルは味わえるだろ?ねえ?」

「え? う~ん、まあ確かにそうかもしれないけど……でもさ、そんなスリルなんて味わわなくて済むのなら、それに越したことはないと思うけど」


 菜月はそう言って肩をすくめて見せた。


「まあ、それもそうなんだけどさ……」


 凛はそう言うと急に体を起こして船内の壁を蹴る。慣性の法則により凛の身体がふわりと前方へ飛び出し、シートに腰掛けていた菜月の胸の中に飛び込むような形になり、そのまま凛は菜月の胸に顔を埋める。


「あ、凛?急に何するのよ?」


 突然の凛の行為に驚きながらも菜月は優しく凛の頭を抱くように手を回し、その髪を優しくなでた。


「こんな単調な船旅ばかりだと、退屈だし……やることはアレしかないだろ?」

「もう、凛ったら……」


 菜月はそう言いながらも、凛の頭をなで続けていると、凛が顔を上げたので視線が合った。

 そして次の瞬間にはその瞳が閉じられ、菜月の唇に凛の唇が重ねられていた。

 お互いの柔らかい唇の感触と体温を感じ取るような長いキス。菜月の豊満な胸と凛の引き締まった形の良い胸が、互いの胸と胸を押し合い形を歪ませている。


「菜月……」


 凛が唇を離して菜月の耳元でささやくように名前を呼ぶ。

 その声が妙に艶っぽくて、菜月は思わずドキっとした。


「ん?」

「ふふ♡」


 再び唇を重ねる二人。今度はさっきより激しく舌をからませて、そのまま二人はシートの上に倒れこんだ。

 シートの上で絡み合う二人の身体。凛は菜月のブラを上にずらすと、その豊満な胸を露わにする。

 そして自分のブラも脱ぎ捨てるとその胸と胸が重なり合い形を歪める。

 二人の口から甘いあえぎ声が上がり、その声はブリッジのスピーカーを通じて、誰もいない静かな船のいたるところで流されていたが、二人はそれに気づいていない。

 狭い宇宙船の中を、甘い吐息と濡れたリップ音が満たしていた。


***


 二人はじゃれついた後、軽い睡眠をとった。

 一糸まとわぬ姿で横になり、そのまま船室の狭いベッドで抱き合う二人の少女。星々の輝きが窓から室内に入り込み、二人の少女達を照らしている。


 目を覚ましたのは同時だったが、まだ、二人とも起き上がる気はない。

 ふと、凛が宇宙船の窓から外を見ると、そこには星々の海が広がっていた。


「んん……、今どのあたり?」


 凛の腕の中で菜月が尋ねてきた。凛はその身体を強く抱きしめて応える。


「宇宙港はまだまだ、ずーっと先。あと数日はかかる。もう少しこうしてよ」

「ん……そうね……。あ!」


 何かを思い出したかのように、菜月は急に起き上がると、ベットから降りる。


「どうしたの?」

「ううん、ちょっとトイレに……」


 そう言うと菜月は裸のまま部屋を出て行ってしまった。

 一人取り残された凛は、まだ菜月の温もりが残っているベッドに気だるげな身体を預けて、夢と現実の狭間の気持ちの良い微睡みを噛み締めながら、もう一眠りしようとした……。

 だがしかし、数分もたたないうちに船内のスピーカーからの声で目が覚めた。


『凛、凛。聞こえる?』

「な、菜月? もう、急にどうしたのよ?」

『と、トイレが……、トイレが使えないの』


 トイレが使えない……そう聞いて凛はベッドから降りて立ち上がった。そのまま船室から出て、菜月の後を追った。

 トイレのドアの前で菜月は立ち尽くしていた。その身体は小さく震えており、顔は青ざめている。


 凛は菜月の横を通り過ぎトイレのドアを開けた。中は宇宙船の大きさに合わせて狭く作られており、洋式便器が一つ設置されているだけだった。

 トイレを確認してみると利用不能の警告灯だけが煌々とひかっており、試しにトイレの操作盤を触ってみたが、確かに動かない。

 凛は中に入り、便器につながれた配管を覗き込むがどこにも異常はない。さらに、そのままセンサーの類を一通り調べてみたが、故障を示すような箇所はなかった。


 おそらくは船内のタンクに貯めていた水が枯渇したので、水の供給が停止したのだろう。

 彼女らが乗る旧式の船では、水不足の警告も出ないで、水が枯渇してから気付くことなど少なくない。


 凛は菜月の方を振り返り、彼女の姿を眺めると、彼女はまだ立ち尽くしていた。その表情には不安の色がありありと浮かんでいる。


「ど、どう?」

「水が切れちゃったみたいね。予備のタンクに替えれば動くはず」

「そっかぁ、よかった」


 菜月はそう言うと、その場にぺたりと座り込む。


「でも、このままだと帰るまでに水が足りなくなるから、シャワーは使用禁止ね。あと、トイレも『大きい』時以外は一切だめかな」

「ええ~!?」


 凛の言葉に菜月が驚きの声を上げる。そしてそのまま泣き出しそうな顔になった。

 限られた水資源の中で残りの航行日数を考えて、生命維持活動に必要な水を逆算すると、シャワーもトイレもその使用頻度は極限まで減らさざるを得ない。


 突きつけられた現実を考えれば、節水に努めるしかないのは明白。しかし、年頃の少女たちが、そんな生活を簡単には受け入れられる訳などなかった。


「そんなぁ~、私もう限界なのに……」


 そんな悲痛な表情を浮かべる菜月の様子を見て凛は苦笑する。


「まあ、近くに水資源のある星があればいいんだけどねぇ……」

「そんな都合のいい星なんてあるわけないじゃない。もう、こんな船で過ごすなんて嫌だよ!私はトイレもシャワーも我慢したくないの!!」


 菜月の叫び声が宇宙船内にこだました。


***


 そんな菜月たちに救いの手が差し伸べられたのは、思っていたよりも遥かに速かった。


「あったよ!水のある惑星!!」


 宇宙船のブリッジ内で興奮した様子の凛が叫ぶ。そのまま近くのモニターをいじると、そこには青く輝く星が映し出された。その映像を見て菜月も喜びの表情に変わった。


「すごいじゃない!これで水も手に入るわね」

「うん、この惑星は水と酸素が豊富だから船の貯蔵タンクを余裕で満タンにできそう。でも、そんな資源があるのにどうして今まで発見されてこなかったのかな?」

「さあ? まあ、それはいいじゃない。とにかく早く行きましょう!」

「そうだね。じゃあ、進路を変更してと」


 凛は手慣れた操作で宇宙船の進路を変更していく。モニターには青く輝く星が大きく映し出され、到着予想時間が表示された。後、1時間もしないうちに惑星に到着できるらしい。


 二人は船の操縦をオートパイロットに切り替え、居住区画のロッカールームへと急いだ。ロッカーには、船外活動用の宇宙服が数人分入っている。

 宇宙服はぴったりと身体に密着してくれるビニールのような半透明の薄い素材でできており、その素材は水や汚れを一切通さない。

 また、体温や発汗で宇宙服の中に蓄積された蒸れを放出する機能もあり、宇宙線や有害な菌などの侵入を防ぐ働きもある。

 凛が素早く服を脱いでいると、菜月はすでに裸になって肉付きのいい脚と下腹部をスーツに身体を通して、スーツの密着性を確認するように身体を小刻みに動かし、スーツ上半身部に腕を入れている。


「う~ん、もうちょっとで入りそうなんだけど……」


 スーツ前面に設けたジッパーが上がらず苦戦する菜月。

 彼女の胸は括れたウエストのラインから張り出すように大きいため、伸縮素材のスーツがその胸で引き伸ばされてジッパーが引っかかり、うまく上がらないのだ。


「菜月、手伝ってあげる」


 そんな様子を見ていた凛は菜月のスーツに手をかけると、そのジッパーを一気に引き上げる。


「ありがとう、凛」


 菜月は顔を上気させながら微笑む。


「気にしないで。じゃあ、僕も脱ぐから少し待っててね」

「うん!」


 凛は素早く着替えを済ませると、凛に比べれば控えめなものの、筋肉質でウエストが細くバストとヒップが強調された身体をぴっちりとしたスーツに通していく。

 彼女の身体にピッタリとフィットしたスーツはその胸の形や腰のくびれまで見事に表現しており、凛の筋肉質で魅力的な身体つきを余すところなく映し出していた。


「じゃあ、行こうか」


 そう言うと凛は菜月の手を引きながらロッカールームを出て、ブリッジに向かう。

 ブリッジに入るとすでに宇宙船が惑星に向かって降下していた。モニターには星が大きく映し出されており、その中心部には緑色の陸地と思われる場所が広がり、そこに着陸するらしい。

 そして船は大気圏を抜け、徐々に高度を下げて着陸態勢に入る。

 暫くすると宇宙船が大地に降り立ち、振動と共に軽い衝撃が走ったが、特に問題はなさそうだ。


「ハッチを開けるね」


 凛がそう言ってキーボードを慣れた手つきで操作すると、宇宙船のハッチが開き、青い空と白い雲が目に入り、続けて心地よい風が吹き込んできた。

 二人はハッチの近くにある手すりにつかまりながら空を見上げる。透き通る青空には太陽が大きく輝き、その光が肌を照りつけるように降り注いでいた。

 そのまぶしさに思わず目を細める二人だったが、その表情には笑顔が浮かんでいた。


「着いたね……」


 菜月が呟くように言った。


「うん、大気の成分も僕たちの星とほとんど変わらないから、ヘルメット無しでも外に出られるよ」


 凛はそう言いながら、そして二人は手を取り合いタラップから降り立った。


「う~ん、久しぶりの地面の感触」


 菜月は軽く背伸びをして言った。それにつられて凛も身体を伸ばす。


「うん、船の中には必要最低限の重力しかなかったからね。この感覚は気持ちがいいな」


 二人はそのままスーツと一体になったブーツで大地を踏みしめ、周囲を確認するように歩く。

 星の表面は緑の苔のような植物が自生している大地が広がっており、所々に大きな岩石が転がっていた。

 岩石といっても二人の腰よりも大きなものは存在しておらず、歩くのには問題なさそうだ。

 宇宙船から少し離れた場所にも、同じような地形と原生植物が繁茂しており、その周辺には動物の影はどこにも見当たらなかった。

 だが、肝心の水源が見当たらない。近くにある水は沢と呼ぶにもおこがましいような小さな水の流れか、牛乳瓶のフタより、少し小さいくらいのサイズの水溜まりしか存在していない。


「う〜ん、この辺りには水はなさそうだね。少し移動すれば、もう少し大きな水溜まりもあるみたいだけど」

「え?それ本当?」


 菜月が凛の言葉に反応すると、凛はそのまま水溜まりを指差した。その指の先には大きめの水溜まりがあり、太陽の光を反射して輝いていた。


「あ、本当だ!水がある!」


 菜月は目を輝かせながらその水溜まりに向かって駆け出していった。そして、水溜まりの前で立ち止まると、中を覗き込むようにしゃがみ込んだ。


「凛!この水でいいんじゃない?」

「うん、水として使うには少し塩分が多いけど、フィルターでろ過すれば問題なさそう」

「やった!これでシャワーもトイレも使える!」


 菜月はそう言うと、その場で嬉しそうに足踏みをし始めた。


「でも、その前にこの水溜まりの水質を調べないと。ちょっと離れていて」


 凛はそう言うと菜月を下がらせ、手持ちの小型端末でその水溜まりの成分を調べる。そしてその結果をモニターに表示させた。

 『水』と表示されたその成分表には、確かに塩分やミネラルなどの成分が多く含まれているが、人体に悪影響があるほどではなく、船のろ過装置を使えば特に問題はなかった。


「よし、これなら使用には問題ないな。菜月、手伝って」

「うん」


 凛と菜月は宇宙船から取水ホースを引っ張り出し、その先端を水溜まりの真上にセットし、ホースの先端を水溜まりに沈めると、ゆっくりと水を吸い上げていく。

 すると、みるみるうちに水がろ過フィルターを通過して、貯水タンクに貯まっていく。


「これでよしと。あとは完了するのを待つだけだ」

「……どれくらいで終わるの?」

「ん~、あと一時間、いや2時間くらいかな?」


 凛がそう言うと、菜月は顔をしかめ、もじもじし始めた。


「どうしたの、菜月?」


 凛はその様子を見て首を傾げる。


「あのね……その……」


 菜月は少し恥ずかしそうに目を伏せて言った。


「我慢できないかも……」


 菜月はもじもじしながら答えた。その仕草がとても可愛らしく、凛は思わず微笑む。


「ふっ。じゃあ、ここで用を足せば?」

「うん……」


 菜月は小さくうなずくと、水溜まりから離れた場所に移動する。

 だが、この星には用を足すときに隠れられそうな場所はない。見渡す限りの平野がどこまでも続く開放的な場所なのであった。


「ねぇ、凛」

「ん?どうしたの?」

「……その、覗かないでね」


 菜月は顔を赤くしながら言う。その言葉を聞いて凛は鼻で笑った。


「はいはい、別に覗くつもりなんてないよ」

「ホントだよ。絶対見ちゃだめだからね!」

「わかってるって」


 凛は軽く手を振って答えると、菜月は安心したように、そのまましゃがみ込んでスーツの股間部分にある排泄用のジッパーを下ろし、その秘所を晒し出した。

 しゃがんだことで、地面に生えている草が目に入る。こうしてよく見てみれば、一つ一つの植物が違う形に繁茂していることが分かり、これが自然にできたものだとわかる。


 そんな中、苔の中でも緑色ではなく、明るい灰色のような物があることにも気付いた。菜月はその灰色の苔のような植物を観察してみた。

 その苔は椅子の座面ほどの大きさに広がっており、形も完全に丸ではなく、それに近い楕円形をしている。

 質感も他の植物とは違い、乾燥しているみたいで、どことなく自然にできているモノとは違う印象だった。

 さらに灰色の苔の表面には、無数の直線で引かれた筋が無秩序に走り、なんだか不思議な雰囲気だ。


 しかし、菜月の下腹部の生理的な欲求は、その不思議な苔のようなものの観察よりも、膀胱から送られてくる尿を放出したいという欲求が勝ってしまう。

 彼女は観察をやめて、太腿を大きく開いて手をひざの上に置き、そのまま下腹部の力を抜いて、股下に存在している灰色の苔に向かって小水を放ち始めた。


 ジョロロロ……シュイイィィィ、シュイイィィィ……!!


 膀胱に溜まっていた尿が勢いよく噴出され、灰色の苔のようなものの上に注いでいく。その水音は静かな周囲へと響き渡り、地面を伝って流れていった。

 菜月の秘所から溜まりに溜まった黄色い液体が勢いよく放出され続け、その飛沫が灰色の苔のような植物を黄色く染めていく。

 そして、それは徐々に広がりを見せ、その灰色の苔のような植物を黄色く染め上げてしまった。

 さらに菜月は腹筋に力を入れ、膀胱の中に残っているおしっこを絞り出す。


 しゃあああああーーーー……


「ふぅ……♡」


 彼女の股間から放たれた液体が灰色の苔のような植物に降り注ぎ、まるでコップをひっくり返したかのように濡れている。

 その行為によって、菜月にはこの星に来て初めて感じる快感があったのだ。それは今まで感じたことのない感覚だった。

 限界まで耐え抜いた膀胱の筋肉を開放する快感と、太陽の下、草の生い茂る野外でしゃがみ込み放尿する羞恥心。

 地面を打つおしっこの音が凜に聞こえていないかという不安。

 それらが相まって、菜月の脳髄に快感を与えていたのだ。

 菜月はその快楽の波に身を任せるように小さく喘ぎ声を上げる。


「んっ♡」


 尿道を通過するおしっこの感覚、膀胱が空になる解放感、そしてなぜだかこの灰色の苔に放尿していると、不思議な背徳感が菜月の背筋を走り回り彼女の身体を震えさせた。

 今まで感じたことのなかったものだったが、それがとても心地良いものであることは間違いない。


 「んっ♡んっ♡」と小さな声を上げながら菜月は最後の一滴まで出し切ろうと力み、ビュッビュッと膀胱に残った尿を放出した。

 ようやく、放尿の勢いは弱まり、全てを出し切り大きく息を吐いた時、放水してほんわかしていた菜月は我に帰った。


(あ……)


 菜月の足元には未だに泡立っている黄色い水溜りが出来ており、その濡れた地面は何も無い星の中でかなり目立っている為、文字通り菜月がここでおしっこをした事が、よくわかる証拠となっていた。

 菜月は自分のしてしまった跡を目にして、顔を赤くする。


(出しすぎちゃったぁ……)


 緊急事態とは言え、未確認の植物に小水をかけて汚染してしまったことと、野外で放尿した事に若干の羞恥心と罪悪感を感じる菜月。

 だが、地面を伝って流れる小水の筋を追っていくと、他にも不思議な灰色の苔が存在していた。


(あ、ここにも灰色の苔がある……)


 菜月は足元の近くにあった灰色の苔のような植物に目が留まる。その形は先ほどおしっこをかけて水溜りに変えた苔とあまり変わらず、形も丸ではなく楕円形だった。


「ここにも生えてるんだ……」


 そう呟きながら、菜月はその灰色の苔のようなものが気になっていたので、よく観察してみる。

 この灰色の苔のようなものは、その周りの草や苔とは全く違った形状をしている。

 そしてその灰色がかった物体の表面には、まるで血管のように細かく隆起した筋がいくつも存在しており、その表面はツルツルとした光沢のある物質で出来上がっているようだ。


「なんか不思議だな……」


 菜月はそう呟きながらまじまじと観察していると、ふとあることに気が付いた。それはこの灰色の苔の筋の中をもっと小さなムシの様な物が流れていたのだ。

 この星の原生物なのだろうか?よく目を凝らさないと分からないほどの小ささだが、菜月はその生き物に興味を惹かれ、顔を地面に近づけて、目を凝らして観察して見る。

 だが、その正体がわかった時、彼女は言いようのない衝撃を受けた。


「……!!」


 それは小さな虫などではなく『自動車』だった。その虫のような小さな車や列車がその筋の中をせわしなく動き回っていたのだ。

 それが意味することは、この灰色の苔のようなものは植物ではなく人工物の集合体であり、つまりは極小サイズの街なのだ。

 そしてこの街に住むのはもちろん……。


「……この星、すっごく小さい人間が住んでいる!!」


 菜月は灰色の苔のようなものの正体が現地人の街だと知り、驚くと同時に納得もした。

 この星にあった不自然なほどの大きさの岩や巨大な水溜まりはこの星では山や湖でなのであり、凛がくみ上げている大きな水溜まりは海だったのだ。

 全てが小さい縮尺のマイクロ惑星。そこに降り立った菜月たちは即ち、山よりも大きな大巨人となっていたのだ。


「……あ!」


 そんなことを考えている間に、菜月は自分がおしっこをしてしまったことにハッと気付いた。

 彼女は慌てて立ち上がり、放尿してしまった地点を見下ろす。

 そこには自分の股間から放たれた液体で、水没してしまった街の光景があった。


「ど、どうしよう……こんなに出しちゃった……」


 菜月は、目の前に広がる水溜りに目を奪われ、驚愕のあまり呼吸が止まるのを感じた。

 それは彼女にとってはちっぽけな水溜りにすぎないのに、しかし、この星の住人から見れば、深く、果てしなく広がる巨湖に違いない。それは、街一つを飲み込むのに十分すぎる量を持つ。


 あの水溜りに沈んだ人々は最後に何を思ったのだろう。まさか巨人のおしっこで街ごと押し流されるなど思いもしなかったに違いない。

 生暖かい激流の中で、地上の全ての物が自分のおしっこの力でばらばらに砕かれ、押し流される光景を想像し菜月は背筋が震えた。


 静寂の中で彼女の心臓の鼓動だけが響き渡る。水面に映る太陽の光は、まるで彼女の犯した過ちを嘲笑うかのように輝き、水溜りの深淵には自身の大瀑布が押し流した瓦礫などの残骸が打ち上げられていた。


 この大地にできた大渓谷と湖は、今後、何十年もこの無残な姿を刻み続けるに違いない。

 菜月は無意識のうちに不可逆の大破壊をこの世界にもたらしてしまったのだと、苦痛に満ちた悟りの瞬間を迎える。


「うう……。と、とりあえず、凛に言わなきゃ……!」


 菜月は急いで鈴の下へと駆け出す。道中に無数の足跡を刻み付けながら……。

2.二人だけの秘密

「ふ~ん……確かにこの地面の苔は人工物だね」


 菜月にこの星に極小サイズの人間の文明が存在していることを教えられた凜は、身近にあった灰色の地面を見つけると、そこで腹這いになるまで地面に近づき観察した。

 そして、手に持ったルーペのようなデバイスを翳して、しばらくその地面をじっと眺めていた後、顔を上げ菜月の方を向いた。


「菜月の言う通り、この星には驚くくらいに小さい人間たちが住んでいるようだね」


 凜は体を起こし、スーツの胸に張り付いたほこりを払いながら言う。

 埃には土や植物のほかにも人間の街の残骸も混じっていた。その証拠に、凜が腹ばいになった跡地には街の姿はなく、代わりに丸い胸の形の窪みが残されていた。


「大きさにして、この星の人間の体長は0.01ミリ以下。彼らからしたら私たちは山よりも巨大な15万メートルの大巨人ってところね」

「どうしよう、私気付かずに、この星の人をたくさん……」

「そうだね。もし、このことが学校に知られたら、私たちの処分は免れないだろうね」

「そんな!いえ、それよりも私…この星の人たちをたくさん……あぁ、どうしよう……」

「まあ、落ち着いて。まだ絶望的な状況だと決まったわけじゃない」

「でも!」


 菜月は凜に詰め寄り、その胸倉を掴むと激しく揺する。しかし、凜はその行動に動じることなく、菜月の目をまっすぐ見据えて言う。


「いい?確かにこの星には極小サイズの人間がいる。でもそれはあくまでこの星の中だけの話。この宇宙には僕たちが知らない世界がたくさん存在するのは菜月も知っているだろ?」

「それは……」

「皆が知らなければ、他惑星の人間や文明を傷つけたり、壊したってバレやしないよ。」

「でも、もしバレたら?」


 すると凜は少し間を置いて言った。


「大丈夫。バレないように処理すればいいのさ」

「……どうやって?」

「ふふっ、こうするんだよ」


 凜はそういうと足元にあった小人の街に目を向けると、何の躊躇いもなく片足を持ち上げて、小さな街の上にブーツを翳して見せた。


「やめっ!やめて!!」


 菜月は凜を止めようとするが、その行動は一歩遅く彼女は小人の街に自身のブーツを下ろしてしまい、その足元からドスンと言う足音と共に、靴の周りから大量の粉塵が舞い上がった。


 彼女のブーツはこの星の山とほとんど変わらない大きさで、地上のどんな鉱石よりも硬度がある。

 それが街という密集地帯に落とされたらどうなるかなど考えるまでもなかった。

 足の下でクシャっと、靴の周りにあった街が砕ける音が響き、そして小人の街が一瞬にして瓦礫と化す。

 その衝撃は凄まじく、ブーツの下敷きになった建物や車などは痕跡を残さないまでに一瞬でペシャンコになり、地面には大きなクレーターが形成されていた。


 菜月はその惨状を目の当たりにして言葉を失った。

 しかし、凜はそんな菜月の様子など気にも留めずに踏み降ろした足をグリグリと動かし、その瓦礫や車などを踏み残しが無いように徹底的に踏みにじる。


「はい、これで菜月のやった事を目撃した人間は全滅したよ。それで、菜月は何を悩んでいたんだい?」


 凜は小人の街だった物の上に足を置きながら言う。

 その足元からは未だに灰色の粉塵が巻き上がり、それが彼女のスーツの表面に付着すると、文明の結晶はただの汚れと化していた。


「駄目だよ!こんな事!許される訳が……っ」

「大丈夫、この星の人はみんな微生物みたいなものだから」

「だからってこんな事を!」


 菜月は再び凜に詰め寄ると胸倉を掴む。感情がこみあげてきた菜月の瞳は潤み、今にも泣き出してしまいそうだ。


「まぁね。でも、あまり気にしなくていいんじゃないかな?」

「え……?」


 凜は菜月の手を振り払うと、そのまま菜月を抱きしめる。


「それにこの星の人たちだって同じ事をしていたみたいだよ?」

「それって……どういう……」

「こいつらは自分たちよりも弱くて小さい生き物を根絶やしにして繁栄してきたんだ。その証拠に、開拓された街の周辺や大気は汚染されている。今回はその逆をされただけのことさ」


 凜は菜月の頭を撫でながら、諭すように言った。その言葉はまるで母親が子供に対して言い聞かせるかのように優しく語り掛けるものであり、それを聞いた菜月は少し落ち着きを取り戻した様子で目を瞑り、凜の胸に顔をうずめている。


「それにね……僕はこの星に着たおかげで、うれしいこともあるんだよ」

「え?」


 突然の言葉に驚いた菜月は顔を上げようとするも凜はそれを許さず、そのまま彼女の頭を自分の胸に押し付けるように強く抱きしめた。


「この星で、菜月との秘密をもっとたくさん共有することが出来た。これって最高の幸せじゃない?」


 凜はそう言うと、菜月の耳元に口を近づけ囁く。その声はとても艶やかであり、彼女の息遣いが耳に吹きかけられる度に、菜月は小さく体を震わせた。


「僕たちのしている事は決して許されることじゃない。だからこそ誰にも言えない二人だけの秘密……それって最高にゾクゾクするよね」


 その言葉に菜月は静かにうなずくと小さな声で言葉を返す。


「うん……そう、かも……」


 その返事に満足したのか凜はさらに強く抱きしめた後、ゆっくりと体を離した。そしてお互い見つめ合う。


「ほら、もう泣かないの。せっかくのかわいい顔が台無しだよ?」


 そう言いながら凜は菜月の目元に溜まった涙をぬぐう。その手つきはとても優しく、まるで割れ物を扱うかのように丁寧に扱ってくれる。

 その優しさに触れる度に菜月の心の中にある不安や恐怖といった感情が少しずつ和らいでいくのを感じた。


「……ありがとう」


 菜月は涙を拭い終わると笑顔を見せた。その表情には先ほどまであった暗い影はなくなっており、いつも通りの明るい笑顔に戻っていたことに凜は安堵した様子で微笑んだ。


「さて、秘密を共有するなら、やってしまった罪も共有しないとね」

「え……?まさか……!?」

「そう、ボクもちょうど催してきたし、菜月の真似をして、この星の住人たちの街をおしっこで洗い流そうと思ってね」


 凜はいたずらっぽく笑うと、よさげな大きさの街を探し始めた。

 暫くして彼女が見つけた街は、先ほど菜月が放尿してしまった街よりもさらに大きなものだった。

 その大きさは小さなテーブルほどの広さがあるが、凜にしてみれば跨ぐことは容易な大きさだった。


「よし、あれにしようか」


 凜はそう決めると、街に向かって歩き出す。


「あっ、待ってよ。凛!」


 菜月は慌てて凜の後を追いかけると、そのまま彼女の隣に並び立ち、そして二人で一緒に街に向かって歩みを進める。その足取りは軽く、まるでこれから遊びに行くかのような雰囲気だった。


 だが、そんな二人はまるで気がつかなかったが、歩いて踏みしめた地面にも小さな町や村が存在していたのだ。

 しかし、町とはいえ、彼女たちからしたら余りにも小さすぎる小人の生活基盤は彼女らの目に留まることは無かった。

 二人の進行方向に存在していた全ての存在はスーツと一体になった全長23kmもの巨大ブーツの餌食となる。


 凛の巨大なブーツが振り下ろされると、ありとあらゆる建物、山、森、川が靴底に飲み込まれ、その痕跡を残さなまでに消滅して、そして大自然の中に彼女の靴底の模様として刻み込まれたクレーターだけが残る。

 僅か一歩でその軌跡を色濃く残し、人の営みどころか、この星の環境を大きく変化させたにもかかわらず、彼女たちは気にも留めない様子で目的の場所へと進んでいく。

 そして二人は目的地へとたどり着いた。


「ほんとうにするの……?凛……」

「もちろん。菜月がしたことは僕もするって決めたからね。どうする?僕のおしっこ見たい?」

「えっ……その……」


 凜の問いかけに菜月は言葉を濁してしまう。正直、見たいか見たくないかで言えば見てみたいというのが本音だった。

 あの時感じた、極小の街に放水した時の解放感は、正直に言うと言葉にできないほど気持ち良かった。

 あの体験をもう一度……しかも大好きな凛がするとなれば菜月の心は揺れ動く。

 しかし、同時にその行為の異常性も、引き起こされる殺戮劇も理解している。だから菜月は躊躇していた。


「まぁ、無理にとは言わないよ」


 凜はそう言って踵を返すと街に向かってしゃがみ始めた。


「え?ちょっと!」


 慌てて止めようとするも時すでに遅く、彼女は行動に移ってしまった。

 凛は脚を開いて、光沢を放つスーツに包まれたお尻を地面に向けて降下させた。

 今、凜が脚を大きく開き、跨いでいるのは、目を凝らさないと識別できない建物が蔓延る小さな街だ。

 その街は、この星の文明を支えてきた重要な都市の一つだったはずだ。

 しかしそんな都市が一人の少女のトイレによって、その命運を今まさに終えようとしている。


 凜はそんな小さな都市をまるで自分の所有物のように扱うかのように、堂々とした態度でその街を見おろしていた。

 股間のチャックを下ろし、スーツの股間部分を横にずらして、その割れ目が外気に触れる。

 微生物サイズとは言え何十万を超す衆人の目に、あられもない性器を晒しているのにもかかわらず、全く気にする様子もない。

 むしろ、自分のスタイルの良い体を自慢するかのように、堂々とした立ち振る舞いで街を見下ろしている。


「そうゆうことで小人君たち、これから君たちの街をトイレにさせてもらうね。でも、君たちの街におしっこをしたら、水圧に飲み込まれて跡形もなく消えちゃうと思う。だから先に謝っとくよ、ごめんね♪」


 凜はそういうと、眼下の街に向かって悪戯っぽい笑みを浮かべたまま、軽くウィンクをして見せた。

 そして次の瞬間、山をも呑み込める彼女の股間から一筋の水が勢いよく噴出され始めた。


 シュイイイイイィーーーー!


 凜の割れ目から放たれた水は、直径500メートルを超すレーザービームのように一直線に伸び、大地に着水するとその射線上にあった小さな建物や車、道路などをなぎ払いながら突き進む。

 水流の威力はすさまじく、極太の水柱が大地をえぐり、地形を変えて、そこに存在していたビル群を膨大な水圧で叩き潰し、生暖かい土石流となって着弾位置からずっと離れた場所まで押しのけていく。

 凛の放水は、瞬く間に街の中心部に膨大で異臭のする湖を作り上げたのち、左右に広がると小さなビルが密集していた街区をも飲み込み、その水流の中へと飲み込んでいく。


 地表に注がれ続けるおしっこの勢いは衰えず、それどころか次第に強さを増していく。

 街の中心部に出来た黄色い湖は次第に大きくなりながら広がっていき、やがて街の外周部まで到達する。

 しかしそれでもなお凜のおしっこの放出は止まることなく、黄金の水の波打つ巨大な湖があっという間に形成されていった。


「……♡」


 凜が不敵な笑みを浮かべながら腰を少しだけ動かしてみれば、その動作によっておしっこの鉄砲水の着弾位置が左右に広がり、その影響で街の中心部にある湖はさらに大きく広がってき、灰色の地面はみるみる消滅して、黄金色の水溜まりに塗り替えられていく。

 ただの放尿だけで、この小さな都市は跡形もなく消滅し、その残骸すら残らない。


 なるほど。これは面白い。と凜は心の中でつぶやく。

 この星の人間が築き上げてきた歴史の結晶であろう都市。それを自分の小水でいとも簡単に崩壊させていく様を見るのは、なかなか楽しいものがあった。

 しかも自分は、ただ生理現象を解消するためだけの行為をしているだけなのに、と思うと、なんだか不思議と笑いがこみ上げて来そうな気分になる。


 もしこんな小さな街ではなく、もっと大きな街を自分の支配下に置いたならば、そのとき一体どんな気分になれるのだろうか?それは是非とも経験してみたいものだと思った。


「んっ♡んっ♡」


 凜は最後の仕上げとばかりに力んで膀胱に残ったモノを吐き出す。彼女の股間から残っていたおしっこが勢いよく吹き出し、まだ被害の出ていないエリアに容赦なく降り注いだ。

 こちらには巨大おしっこの津波が来ないと高を括っていた小さな人類は、突然現れた尿の洪水を前に為すすべもなく飲み込まれてしまっただろう。

 激しい水流によって押し流されていく小人や車などの瓦礫や残骸にぶつかった人間は自分のおしっこと共に砕け散って、その命を落としたに違いない。


 バカだな。ここにある街、全部がボクのおしっこの的だよ……♪凜は心の中でそう呟きつつ、残り少ない残尿でまだ染め上げていないエリアの街を狙って放水し、そのエリアも完全に水没させた。


「ふぅ、すっきりした」


 凛がたまっていたものを出し切り、小さく身震いしてようやく放尿を終えた。

 彼女の股間から放たれた黄金の激流が止み、代わりにおしっこが作り出した虹がかかっていた。

 そして最後に残尿を数滴零した彼女の股間の下には、ホカホカと湯気の立つ大きな水溜まりが出来上がっていた。

 その大きさは、先ほど菜月が放った放尿のそれよりもはるかに大きい。

 その量もさることながら、この星に住まう小人の都市をいとも容易く押し流してしまうほどの水量と勢いはまさに圧巻の一言だった。

 なにしろこの星の都市を丸ごと一つ水没させて出来た巨大な湖を、たった数秒で作り上げてしまったのだから

 凛はそんな自分の成果に満足すると、満足げに微笑み、クスクスと笑う。


「いや~、ボクもずっとおしっこ我慢してたから、ちょっと出し過ぎちゃった?でもこれでスッキリしたよ。ありがとう、小人君たち♪」


 そう言って凜は振り返り、菜月の方に笑顔をみせる。


「はい。これで共犯。ね?」


 凜は、菜月に向かってウインクをした。その仕草はとても可愛らしく、まるでいたずらに成功した子供のようだ。


「う……うん……」


 そんな凜の笑顔にドキリとしながら菜月は返事をする。

 確かに彼女のやった事は残虐で最低な行為であり、決して許されるものではない。彼女はこの星の住人を大量虐殺してしまったのだ。しかも、膨大な量の汚水という、普通では考えもかない様な屈辱的な方法でだ。


 しかし、菜月はどうしても凜を怒る気になれなかった。それは、菜月もまた同じ事をしでかしてしまったからだけでない。

 あの瞬間、街に向けて放水した時、自分は間違いなくこの小さな星を支配してしまったような高揚感を感じていた。

 その感覚は今まで味わった事のないものだったが、とても心地よく、病みつきになってしまいそうな感覚だった……。


 だからだろうか?菜月の心に芽生えた感情は恐怖ではなく、期待と欲望だった。

 もっとこの素晴らしい感覚を味わいたい。もっと、この星の全てを自分たちの力で染め上げてしまいたい。

 そんな感情を抱き始めていた……。


「さて、これどうしようか?」


 凜がそう言って足元の惨状を見下ろす。先ほどの放尿によって街は完全に水没してしまっている。

 残っているのは僅かばかりではあるが無事だった小さな集落だけであり、当然生存者など、ほとんどいるはずもない。

 しかし……


「ちょっと、生き残った人たちに聞いてみよっか」


 凛はそう言うと、足元に転がる小さな町を見下ろしながら再びしゃがみ込み、破壊を免れた町に向かって話しかけた。


「ねぇ君たち、ボクと彼女がこの星を汚したことは秘密にしてくれるかな?もし約束してくれるなら助けてあげる……」


 だが、凛の問いかけに答える者は誰一人いなかった。

 それも無理もない。先ほどの放尿によって、このあたりの集落の人間は皆、飲み込まれてしまっているか、あるいはかろうじて生き残ったとしても、巨人の起こした地震で瓦礫の下敷きになっていたりと、とてもこたえられる状況ではない。


 第一、もし仮に巨大少女の問いかけに答えられるとしても、相手は10万倍の大巨人なのだ。そんな相手に自分たちの言葉が届くはずもない。

 例え100人集まろうとも、蟻が象に話すようなものであり、自分たちが助かるという選択肢を選ぶことはできないだろう。


「ん~、誰も返事してくれないみたいだねぇ」


 凛は辺りを見回すとつまらなそうに言った。だが、その表情には残念そうな様子は微塵も感じられない。

 別に微生物サイズの人間ごときが何を言おうと歯牙にもかけないといった様子だ。


 そもそも彼女にとってこの星の人間の返答などどうでもいいのだろう。ただ自分の遊びに付き合ってくれる玩具かどうかを試しただけだ。

 その証拠に、彼女の表情はどこか楽しそうだし、再び何か楽しい事を思いついたのか悪戯っぽい笑みを浮かべている。


「仕方ないね。返事をしないのは、秘密にする気が無いってことだし。じゃあ、このまま、みんなまとめて潰してあげ……ん?」


 笑いながら、惑星全体の死刑宣告を下そうとした凜が何かに気づいて言葉を止めた。

 そして彼女はしゃがみ込んだまま再び地面を見回し始め、彼女の行動を不思議に思った菜月は声をかけた。


「どうしたの?凛」

「ねぇ……菜月、これ何だと思う?」


 凛が地面を指差した先には、先ほど質問した町から針の穴ほどの光がポツポツと打ち上げられては、凛のブーツに当たって弾けるように消えていく。

 その光は小さすぎるため、肉眼で捉えるのもやっとだが、凛と菜月は目を凝らして何とか光を見て取る事が出来る。

 小さな町から打ち上がる無数の光の点。それはまるで夜空に輝く花火のようだったが、実際はそうではないことを菜月はすぐに理解する事ができた。


「花火…じゃないよね。これは、攻撃されてるの……?」


 そう、それは花火なんかではなく、この星に住まう人間たちが凛に向かって放った必死の抵抗だった。


「うん……でも、こんなちっぽけな攻撃じゃボクに傷一つつけられないよ」


 そう言って凜は足元の小人を踏み潰そうと脚を持ち上げると、その足裏が小人を潰す前に再び光が打ち上げられる。


「あはっ♪まだやるんだね♪」


 そんな彼らの最後の抵抗を見て凛は嬉しそうに笑うと、そのまま脚をゆっくりと地面に下ろし始めた。


 ずぅん……

 という地響きが、小人にとって最後の審判を告げる。


「こちらの提案を無視して上に攻撃してくるなんて……もうこの星はボクたちの好きにするってことで決定だね」

「……そ、そうなのかな?」


 菜月はそう答えながら、足元にある小さな街を見下ろす。その街にはもう生きている人間は一人もいないだろう……。

 そしてこれからこの星に生きる人間もいなくなる……。

 その事実を改めて認識し直すと、菜月は背筋がゾクリとした感覚に襲われた。

 自分たちがこの星を訪れたことによって、これから無数の命が奪われることになるかもしれない。

 自分たちの都合で何もかもが消え去り、荒廃した大地だけが残されていくのだ。

 その罪はとてつもなく重く、決して許されるものでは無いはずなのに、なぜか今は妙な高揚感を心の奥底から湧き上がり、全身に広がっていくのを感じている自分がいる。


「菜月、ちょっと遊ばない?」

「遊ぶって?」


 菜月は嫌な予感を感じつつ凛の方を見ると、予想通り彼女の顔には満面の笑みが浮かんでいた。

 まるで新しいおもちゃを見つけた子供のような無邪気な笑顔だ。きっと何か良からぬことを考えているに違いない……そう思った菜月は恐る恐る尋ねた。


「何するつもりなの……?」

「ふふん♪決まってるじゃん!この星が僕たちのものになったんだから、街を玩具にして遊ぶのさ!」


 そう言うと、凛は他に同じような大きさの街がないか探し始めた。きっと同じような規模、もしかしたらもっと大きな街もあるかもしれない。

 それを今から探し出し、自分の玩具にしてみたい。というのが彼女の計画なのだ。


「待ってよ凜!」

3.大巨人の遊戯と背徳の愛欲

 菜月の声を無視し、凛は次の街を探し始めた。そして数分後、次の街を見つけた彼女は再びしゃがみ込むと、その街に向かって話しかけた。


「ねぇ、さっき向こうの街で君たちの仲間が攻撃してきたんだよ。酷いよね〜。ボク達は、ただ、おしっこしただけなんだよ?それなのに、いきなり攻撃して来るなんてさ」


 そう言って凜は足元にいる街に向けて不満をこぼした。

 しかし、10万倍の体躯を誇る凜の声は雷鳴のような声となって小人たちに届く。耳をふさいでも鼓膜を痛めつける声量は、小人達に恐怖と絶望を与える。


「だからさ……君たちも、もちろん覚悟は出来てるよね?だってこれは正当化防衛なんだから」


 そう言って再びにっこりと微笑む凜。その笑顔は見る者すべてを魅了する美しさがあったが、その瞳には嗜虐的な欲望の炎が灯り、冷たい視線を街に向けていた。


 凛は四つん這いになり、顔を地面に近づけ、目を凝らして焦点を合わせないと視認できないくらいに小さな町を眼前で見つめ続ける。

 その瞳はまるで蟻の観察をする子供のような無邪気さであったが、同時に獲物を狙う肉食獣のように残酷だった。


「ふふっ♪今から君たちに罰を与えるよ……♪」


 凛はその小さな集落に向かって手を伸ばした。そして人差し指の腹を使って突っついてみる。

 彼女の指の腹が小さな建物たちをいとも簡単に押しつぶし、そのまま地面へと沈んでいった。

 

「あはっ♪やっぱり脆いなぁ。まぁ小人からしたら、この指だけでも巨大な山みたいなものだし、ボクたちの気分で簡単に踏み潰せる。そんな存在が目の前に現れたら、そりゃあ攻撃したくもなるよね。でも、許してなんかあげないよ♪」


 凛はそう言ってクスクスと笑うと、今度は掌全体で建物を押し潰したり、指で軽く弾いたりして遊び始めた。


 彼女のマニキュアが塗られた明るい色の爪が、容赦なく小さな街を蹂躙していく。

 硬いはずのコンクリートやアスファルトも彼女の前では無力だった。

 凛の細い指が地面をなぞるだけで、その部分だけ地面が抉れて、街を構成していたありとあらゆる建造物が消えてなくなり、彼女の細い指の跡だけが不自然な渓谷となって残される。


 無数の建物が音もなく潰れていく度に、彼女の表情は笑みを深めていった。指先一つで街ひとつを壊滅させることが出来るという快感を楽しんでいるのだろう……。


「ねぇ、菜月もやってみなよ。楽しいよ?」


 そう言って凛が指差したのは、彼女のすぐ横にある街だった。

 街とは言っても10万倍の大巨人からすれば、小さな砂粒が集まった手の平ほどのような存在でしかなく、息を吹きかけただけで、全て吹き飛んでしまいそうなくらいに小さい。


 だが、そんなちっぽけな存在であっても、きっとこの星の人間たちが何百年かけて築いた歴史や文明があるはずだ。

 それを、その歴史や文明を、自分たちの証拠隠滅のために破壊していいのだろうか?と菜月は思ってしまった。


 確かに自分達がやったことは決して許されないことだと自覚している。だからといって、この星の人間たちの命を軽々しく奪うような真似はしたくない……そう思ったのだ。


「ねぇ、凛。この人たち……もう許してあげようよ」

「ん?どうして?」


 凜は不思議そうな顔をして菜月を見る。


「だって……こんな小さな星に私たちみたいな大きな生き物が来たら、それだけで大災害だよ」

「……」

「それに、これだけイジメたんだもん。きっともう、誰かに私達の事を話したりはしないと思うし……」


 菜月は必死に訴えかけるが、凛は納得していないようだった。


「そうだね。確かにボクたちに逆らったらどうなるかは、怖いほど身に沁みたと思う」

「でしょ?だから……」

「う~ん、そうかもしれないけどさ……でも、なんかつまんないじゃん?」

「え?何が……?」


 菜月の疑問に凜は少し考えた後答えた。それはとても意外な答えであった。


「この星の人たちって、きっとボクたちみたいな大きな生き物を見たことが無いんだよね」

「……うん」

「だからさ、この星ではボクたちを止められる存在は誰もいない。だからボクたちは、この星を思うがままにできるってことだよね」

「それは……」


 確かにその通りである。この星の人間たちは自分たちより遥かに大きな存在に出会ったことが無いだろう。

 だからこそ、彼らは自分たちの文明を守るために必死の抵抗をしたし、今もなお恐怖に怯えているに違いないのだ。

 そんな彼らの気持ちを考えると胸が痛むと同時に、優越感のようなものも湧き上がってくるのも事実だった……。


「だからさ!せっかくだし楽もうよ!!ボクと菜月だけの世界だしさ!!」


 そう言って凜は子犬のようにはしゃいだかと思えば、再びしゃがみ込むと指で足元の街をつまみ上げ口に運ぶと、凜は街の味を舌の上で確かめるかのようにゆっくりと咀嚼し始めた。

 そして、突然、菜月に抱き着いてキスをしたかと思えば、そのまま口移しでその味を共有し始めたのだ。


「んんっ!?……んっ、ちゅっ……♡」


 突然の事に驚く菜月だったが、凜は構わず舌を絡めてくる。

 お互いの唾液と街の瓦礫が入り混じった粘っこい液体が二人の唇を繋ぐ。

 凛の柔らかい唇の感触と甘い味に脳を支配されそうになる中、菜月はそのまま街と唾液のミックスジュースを飲み込んでしまう。


「ぷはっ……はぁ、はぁ……」


 長いキスが終わり、菜月は息を荒くしながら呼吸を整える。

 キスをしただけなのに、街一つを容易く飲み込んでしまい、再び自分が巨大な存在になった事を実感していた。


(あぁ……私は今、この星でとっても大きな存在なんだ……)


 その事実を再確認する度に、菜月の中に不思議な感覚が湧き上がってくるのを感じた。


「はい、共犯その2♪たくさんの人間を街ごとを食べた大怪獣菜月の誕生だねぇ」

「共犯、って……」

「ねぇ、菜月。ちょっと見ててよ」


 そう言って凜は、自分の足元に小さく見える町に向かって手を伸ばす。

 そして、その細い指先で軽く触れると、まるで砂の城を崩すかのように簡単に小さな町を崩壊させていく。

 彼女の指先が触れただけで建物は崩れ去り、地面に大きなクレーターが出来上がっていく。それだけで終わりではない。

 今度はすべての指を大きく開いて、そのまま手の平を地面に叩きつけたのだ。

 まるで爆発が起きたかのような衝撃波が周囲に広がると同時に、巨大なクレーターが出来るほどに町全体が陥没して消滅してしまった。

 ほんの数秒の間に10万倍の巨人の手によって、凛の足元にあった小さな町は跡形もなく消えてしまったのだ。


「どう?この星にとって、ボクたちは災害そのものだよ?なのにボクたちがこの星の人たちに遠慮なんてする必要ある?」

「そ、それはそうだけど……でも……」


 菜月はまだ納得できないといった様子だった。確かに彼女の言う通りかもしれない。

 しかし、だからと言って罪もない人を巻き込んでいいのだろうか?という葛藤が頭の中を駆け巡っていた。

 だが、そんな菜月の思考を遮るように凛が言う。


「ねぇ、菜月の言いたいことは分かるよ」


 そう言って凜は微笑んだ。まるで菜月を安心させるかのような優しい笑顔だった。


「でもね、ボクはそんな倫理観とか、道徳なんかどうでもいいんだよ。……ボクはね、ただ菜月と一緒ならそれだけでいい。だから菜月がいれば他のものなんてどうでもいいんだ」


  そんな凛の言葉を聞いているうちに菜月は少しずつ頭の中が彼女の言葉に染まっていく。


 そうだ、ここは、誰にも知られていない未開の惑星。

 自分たち以外は誰も知らない星。ならば、自分たちが何をしようと誰にも知られないはず

 そして改めて凜の方を見ると、彼女もまた菜月の目を真っ直ぐに見つめ返してくれている。

 その瞳を見ているうちに、菜月は自分の中にあった迷いが消えていくのを感じた。

 そうだ、何も気にすることはないんだ。この星は凛と自分だけのモノ。

 だから、この星で何をしても、誰からも咎められない。


「ほら、菜月。ボクと一緒にこの星で遊ぼう?」

「うん」


 菜月が小さくうなずくと同時に、凛の顔がゆっくりと近づいてくる。そしてそのまま唇を重ねた。

 柔らかく、そして温かい感触が伝わってくる。互いの体温が溶け合い一つになるかのような不思議な感覚……。


「んっ……ふぅ……」


 菜月の口から吐息が漏れる。それすらも飲み込むかのように凜はより強く唇を重ねてきた。そして舌先で菜月の唇を軽くつつくようにして口を開くよう促してくる。

 それに応えるように小さく口を開くと、凛の舌が口内に侵入してきた。そのまま歯茎の裏や上顎などを舐められるたびに、ゾクッとした感覚に襲われる。


「んちゅ……れろっ」


 やがてお互いの唾液を交換し合うような濃厚な口づけへと発展していく。舌同士が絡み合い、淫靡な音が鳴り響く。

 やがて息苦しくなったのか凜が一旦口を離したので菜月もそれに合わせて大きく息を吸う。

 二人の唇の間には銀色の橋がかかっており、それがプツリと切れたところでまたどちらからというわけでもなく唇を重ねた。

 それからしばらくの間、二人はお互いの存在を確かめあうかのように何度もキスを繰り返した……。


「ぷはぁ……」


 長い接吻が終わりようやく唇が離れると二人の間に透明な糸が伸びていた。

 それをぺろりと舐め取る凜の仕草はとても妖艶で美しいもので、荒い呼吸を繰り返しながらも、その瞳には情欲の色が見て取れる。

 凛は舌なめずりをしながら菜月の頬を撫でると言った。


「ねぇ、今度は菜月が街を潰すところを見てみたいな」


 そう言って凜は菜月に微笑みかける。その笑顔はまるで天使のように可愛らしく、そして同時に小悪魔のような淫靡さをも併せ持っていた。

 そんな彼女の表情にドキリとしながらも、菜月は小さくうなずいた。


 そしてゆっくりと立ち上がると、目の前に広がる小さな街を見下ろす。

 その街は、先ほど凛が破壊した街よりも少し小さいくらいだろうか?しかしそれでも10万倍の巨人にとっては、殆ど大差の無いちっぽけな存在には変わらない。

 菜月はその小さな街に向かってゆっくりと脚を伸ばした。スーツと一体になったブーツを街の上に翳してしまえば、すっぽりと靴の影に収まってしまうような大きさしかない街だ。


 なんて小さいのだろう……と菜月は思う。

 この星の人間たちはきっと毎日を一生懸命生きているに違いないのに……そんな彼らの生活の場である家やビル、車などが、今自分の足の下に埋もれようとしているなんて夢にも思わないだろう……。

 そう思うと菜月は少し複雑な気持ちになったが、すぐにその思考を振り払った。


(ごめんね。凛のお願いだから、許してね)


 心の中で謝罪の言葉を述べると、菜月は足をゆっくりと下ろした。

 そしてそのまま地面に着くギリギリの所で止めた後、足に力を込めてグッと力を込めた。


 ズンッ!!という音と共に地面が大きく陥没すると同時に、塵芥の灰色の雲が菜月のブーツを取り巻くように、ふわりと舞い上がった。

 一瞬の出来事。彼女の足先が触れた瞬間、その周囲半径数キロメートル圏内に存在する建物や乗り物といった全てのものが、文字通り消滅していったのだ。

 ほんの一瞬で、数万の人間たちと数千の建物らは、無価値な砂粒へと成り果ててしまったのだ。


 足を上げると、街のあった場所には巨大なクレーターができており、周囲には瓦礫の山が出来上がっていた。

 そしてその山の中には原型を留めているものは何一つ存在せず、全てが粉々になった破片のみが残っているだけだった。


(すごい……こんなに簡単に街が壊れちゃうなんて)


 菜月は感動にも似た感情を抱いていた。今まで生きてきた中で最も圧倒的な力で街を蹂躙した。それほどまでに力の差は歴然であり、まさに天と地ほどの差があった。

 しかしそれでも菜月は満足していなかったようだ。彼女はもっとこの星を蹂躙したいという欲求に駆られつつあった。

 そして同時に自分の中に生まれた破壊衝動に戸惑ってもいた……。


「ねぇ、どうだった?」


 凜が期待に満ちた目で見つめてくる。その眼差しはまるで褒めて欲しい子犬のようにも見える。そんな目をされては菜月も悪い気はしなかったし、むしろ嬉しくもあった。

 だから素直に思ったことを口にすることにする。


「うん、すごいね。こんなに簡単に壊れちゃうんだね」


 菜月はそう言いながらも内心興奮していた。自分がこの星を蹂躙したという事実が、彼女の中の征服欲を満たしていくのを感じたのだ。

 しかしそれと同時に罪悪感のようなものも感じていた。

 いくら相手が自分たちより小さな存在だとは言え、この星の文明や文化を踏みにじり破壊してしまったことに対する罪の意識だ……。

 だが同時に、その背徳的な行為によって得られる快感もまた事実だった……。


「ねぇ、もっといろんなやり方で遊んでみよ?きっと楽しいよ?」


 そんな菜月の心中を知ってか知らずか、凜は無邪気な笑顔で言った。

 その言葉に菜月は小さくうなずいた後、再び街の方へと向き直った。そして今度は手や足だけでなく、全身を使って潰す方法を考え出した。


 凜は街を跨いでしゃがむと、ボディースーツに覆われた大きなお尻を地面に押し付けるように座り込む。

 彼女の体重によって大地が沈み込み、まるでクッションに体重を預けた時のように大地がお尻に向かって沈み、周囲の建物が次々と傾斜した地面に沿って倒壊していく。

 地上に存在するどんな物も、彼女の尻肉の重さに耐えられはしなかった。


 凜は後ろに手を置いて身体を上げると、お尻に敷いた大地には丸い尻の跡が二つ、まるでクレーターのような巨大な凹みが出来上がっていた。


「あははっ♪すごいね。ボクのお尻、街よりも大きい!」


 凜は楽しそうに笑うと、そのまま再びしゃがみ込み今度は両手を地面について四つん這いになるような体勢になる。

 その状態でゆっくりと身体を倒していくと、胸板からずっしりと垂れさがった大きな胸が地面に押し付けられ、ぐにゅりと形を歪めながら潰れていく。

 あの柔らかい乳房の下には一体どれほどの面積が存在するのだろうか?

 あの辺りは高層ビル群があったのだが、今は凜の胸に呑み込まれ何も見えなくなっている。


「んん……はぁ……♡」


 凜は甘い吐息を漏らすと、そのまま身体を倒しきって巨大な胸を完全に地面に密着させる。

 地響きと共に周囲の建物が胸の重みで生まれた地割れに飲み込まれていく。

 柔らかい少女の乳房が大地を蹂躙し、粉々に破壊していく。それはあまりにも非現実的な光景だった。

 その圧倒的な質量によって周囲の建物や車といったもの全てを押し潰してしまった。


 凜はその状態でしばらく胸を地面に押し付けていたが、やがて満足がいったのかゆっくりと起き上がると、彼女の乳房で隠されていた大地が露になる。

 その部分だけまるで隕石が落ちたかのように巨大なクレーターができており、周囲の建物は一つも残っていない状態だった。

 10万倍サイズの巨人である彼女の身体は、小惑星並の質量がある。

 いやむしろそれ以上かもしれない……それほどまでに圧倒的な存在なのだ。


「ねぇ、どう?ボクのおっぱい、すごいでしょ?」


 凜は自慢げに胸を張りながら言った。彼女の胸には街だった残骸や大地を蹂躙した汚れが張り付いている。それはまさに破壊の象徴とも言える光景だった……。

 しかし、当の本人である凛はそんな天変地異を起こした事など、まるで気にも留めていないようだ。

 むしろ自分の胸の破壊ぶりを自慢をするかのような無邪気さを持って語っていた。


「菜月もやってみなよ」


 そう言って凜は胸に付いた砂を手で払い落とす。

 きっと多くの人間が住んでいただろう巨大都市の成れ果てを、もう興味がないといわんばかりに胸を数回叩いてしまえば、ボディースーツに張り付いていた残骸は奇麗に落ちてしまっていた。


「う、うん……」


 菜月は戸惑いながらもうなずくと、凜と同じようにしゃがみ込んで四つん這いになり、そしてゆっくりと身体を倒す……。

 地上からは途方も無い大きさの少女の乳房が上空を覆い尽くす様子が見て取れた。

 それはあまりにも美しく、そして恐ろしい光景であった……。


 ゆっさゆっさと揺れ動く乳房は彼らの上空でうねりを上げながら揺れて、その先端にある乳首はボディスーツの上からでも分かるほどにピンと立っている。

 その巨大な蕾のような突起は地上のビルよりも遥かに大きく、それが膨大な質量を持った乳房の揺れに呼応して大気を振動させながら地上に迫るさまは見る者全てに圧倒的な存在感を与えていた。


 そんな大きな乳房がゆっくりと近づいてくる……。

 そして次の瞬間には重力に引っ張られるまま地面に向かって落下し、そのまま大地に叩きつけられた。


 ズドォォォンという轟音が鳴り響き、同時に地面が激しく振動し、周囲の建物が次々と崩れ始めた。

 それはまるで地震のようだった。大地そのものが揺れ動くかのような衝撃。

 彼女の乳房が大地を蹂躙し、周辺の建物や車といった文明の残骸と粉塵が舞い上がった。


 その衝撃波によって周囲の建物は根こそぎ吹き飛ばされ、辛うじて耐えたビルも根元からへし折られ倒壊する……。


「ん……っ」


 凜は甘い吐息を漏らしながら身体をよじった。どうやら今の衝撃で感じてしまったらしい。

 彼女は頬を紅潮させながらも満足そうな笑みを浮かべている。


 もっと感じたい……。


 菜月は手に入れていた力を抜いて、ゆっくりと上体を地面に預ける。


(あっ、柔らかい……)


 胸のあたりに、ふにゅりとした感触が伝わってくる。

 柔らかく大きな二つの膨らみが自分の体重によってぐにゃりと形を歪めながら沈んでいき、その真下に存在していた街が何の抵抗もなく押し潰されてしまったことを菜月は感じていた……。


(すごい……こんな風になるんだ……)


 胸の下にあったはずの建物がどんどん潰されていく様子はまるで、自分の痕跡を惑星に刻んでいく様で面白い。


「んっ……」


 菜月の胸の質量が大地に接触すると、その瞬間、ずぶずぶという音を立てて彼女の乳房が地面に沈み込んでいく。

 その柔らかさ故にまるでふかふかのクッションに沈んでいくような感覚だ……。

 しかし実際にはそんな優しいものではないだろう……。


 彼女は今、10万倍サイズの巨人なのだ。その質量は計り知れないものがある。

 そしてそれがそのまま地上に押し付けられているのだから、当然その破壊力は想像を絶するものになるだろう。


 小惑星サイズの質量を持った菜月の胸は、少し動かすだけでも、新たな街を巻き込みながら凄まじい力によって、地形そのものを書き換えていってしまう……。


「あっ……ん……」


 菜月は無意識のうちに甘い吐息を漏らしていた。それはまるで快感を感じているかのような声だ。

 彼女は今、胸から来る刺激もさることながら、自分の身体で大地を蹂躙しているという事実に興奮を覚え始めていたのだ。


 超常的大巨人の彼女の前では、聳え立つ摩天楼も、密集する建物群もその質量の前には何の意味もない。

 菜月が胸を下ろしただけで、街は次々と崩壊し、大地は抉られていく……。

 さっきまで繁栄を謳歌していた街が、菜月の巨大な胸を前に脆くも崩れ去っていく。

 自分の胸一つでこれほどの破壊を生むことが出来るだなんて……。


(もっと色々やってみようかな……)


 そんなことを考えながら菜月は腹ばいの姿勢でゆっくりと身体を動かしていく。

 ただ、それだけで、彼女の巨大な胸は地上にあるものを容赦なく蹂躙していく。

 乳房の下敷きになった街は押し潰され、地面との間に挟まれて平らな平地へと姿を変えてしまう。


 大地を抉り取りながら移動するため、菜月が身体を動かすたびに、その巨体に見合った質量を持った胸が大地を大きく揺らし、次々と数百、数千ものビルや車といったあらゆる物を呑み込んでいく……。


「ふわぁ……すごい、これ……」


 菜月は感嘆の声を上げると、満足したのかようやく体を起こした。

 持ち上がった胸からパラパラと無数の瓦礫が落ちてゆく。途方もない質量で圧縮された残骸は元の形が分からないほどになっていた。


 地面には、巨大な胸が暴れまわった跡地が痛々しく残されており、超巨大サイクロンでも起こったかのような巨大な溝ができていた。

 そこに多くの人間が暮らしていた街が存在していたなど、もはや誰も信じないだろう。


「ねぇ、どうだった?」凜が無邪気な笑みを浮かべて聞いてくる。

「うん、すごく気持ちよかったよ」


 菜月は素直に感想を口にした。

 巨大な胸で大地を押し潰した時の感覚は、今まで感じたことのないものだった。

 自分の胸の下には街があったのだ。それをいとも簡単に押し潰してしまったという事実に、菜月は背徳的な興奮を覚えていた……。


「ねぇ……」


 凜が熱っぽい視線を送ってくる。それは何かをねだるような仕草だった。

 それが何を意味するのか、菜月にはすぐに理解できた……。


(いいよ)


 そう、菜月が凛に微笑みかけると、凜が菜月の首に腕を回して抱き着いてきた。


「きゃっ!?」


 突然のことに驚いて声を上げる菜月だったが、凜は構わずにそのまま体重を預けてきた。

 当然の如く菜月はそのまま押し倒されてしまい、巨大な背中が大地に叩きつけられるが、地上の事などお構い無しの凜は、菜月に覆いかぶさるように馬乗りになった。


「もう……凛ったらぁ……」


 菜月は苦笑しながらも、抵抗せずにされるがままになっていた。

 そんな菜月の様子を見て、凜も楽しそうに微笑んでいる。


「えへへ……我慢できなくて、つい」


 そう言いつつも彼女は全く悪びれた様子もないようだ。それどころか余計に密着してくる始末である。

 まるで子猫がじゃれつくような仕草だった……。

 そんな凜のことが愛おしく思えて、菜月はそっと彼女の体を抱き寄せる。


「いいよ……もっとしよ?」


 そう言って優しく微笑みかけると、凜も嬉しそうに微笑んで、そのまま顔を近づけると、ちゅっと音を立ててキスをした。

 唇同士が触れ合うだけの軽いキスだったがそれでも十分すぎるほどに甘美な感触だ……。

 やがてゆっくりと口を開いて、深い濃厚な口づけへと変わっていった。


(んっ……ちゅぷ……れろっ)


 凜の唇の柔らかさと温かさが菜月の唇へと伝わり、お互いの体温をお互いの体温を感じ取ることができる。

 それだけでも十分すぎるほど心地いいのだが、同時に凛の手が菜月の腹部に触れる……。

 その手つきはいやらしく、まるで菜月の性感帯を探すかのように動き回り、やがてその手が菜月の大きな乳房に辿り着くと、そのまま優しく揉み始めた。


 「あっ……♡」


 思わず声が漏れる……。その反応を愉しむかのように、凜は執拗に胸を揉みほぐし始めた。

 刺激に反応して、徐々に固くなっていく乳首……。

 さらに凜が顔を寄せてくると、乳房の先端を口に含んで、ぷっくりと膨らんだ蕾を舌先で転がすように愛撫を始めた……。


「んっ!んあっ♡り、凛……そんなにされると……あぅっ♡」


 そしてもう片方の胸にも手が伸びてきて、同じように愛撫される。

 両方の胸を同時に責められているというシチュエーションに菜月の興奮も高まっていく。


「あっ、ダメぇ……そんなにされたらっ♡」


 あまりの快感に耐え切れず腰を浮かせてしまうが、凜はそれを逃さず両足の間に割り込んできて足を閉じられなくされてしまう。


「ふふ……菜月可愛い」


 そう言うと凜はボディスーツの上から割れ目をなぞってきた。そこは既に湿っておりクチュっと卑猥な水音を立てている。


「あっ、あぁっ!だめぇ……」


 恥ずかしさに頬を赤くして、目を潤ませる菜月だったが、凜はさらに強く擦りつけてきた。


「あっ♡んんぅっ!ゆ、指……当たって……」


 スーツ越しとは言え、敏感な部分を執拗に刺激されれば、嫌でも反応してしまうもので。

 さらに膣内がキュンっと、うずき始めてしまい愛液を分泌し始めているのが分かる。


「やぁ、りん……激しすぎるよぉ……」

「だって、菜月が可愛いすぎるんだもん…♡ちゅっ♡」


 そう言いつつ凜は手を止める事なく、菜月の唇を貪り始める。

 そして、相変わらず秘部への愛撫は続いて、その快楽に菜月の思考力はどんどんと奪われていく。

 まるで禁断の薬のような中毒性があり、一度味わってしまえば抜け出せなくなってしまう魔性のキス。


 けれども、今日のは特別に格別だった。

 なにせ、10万倍の巨人サイズである二人が愛を確かめ合うような濃厚な口づけを交わしているのだから当然と言えば当然だが、それだけではない。

 今日は開放感あふれる青空の真下に加えて、一つの惑星の文明をベッドにして行う背徳的な行為が二人の気分を盛り上げていた。


「ねぇ……菜月……」


 凜が熱っぽい視線を向けながら言う。その瞳には情欲の色がありありと浮かんでいた。


「うん……」


 菜月がそう微笑むと、凜が再び顔を寄せてくる。今度は先ほどよりも激しく情熱的なキス。

 お互いの舌を絡ませ合い、歯茎の裏や上顎まで余すことなく蹂躙していく……。

 脳髄にまで響くような甘い痺れが全身を駆け巡る……それはまさに極上の快楽だった……。


「「んん、ちゅぷ……れろぉ……っ」」

(凜……好きぃ……♡)


 菜月は心の中で叫ぶように想いを伝える。

 それに対して凜もまた応えるかのように、より強く吸い付いてきた。当然、菜月も同じだった。彼女たちは積極的に舌を絡めていき、唾液を交換し合うような激しいディープキスを続けた。


 その行為はまさに愛を確かめ合うための行為であり、お互いがお互いを求めあう情熱的なものだ……。

 それからしばらくの間、二人はお互いの存在を感じ合うかのようにずっと唇を重ね、指を絡めて、そして愛し合った……。

 その後、ようやく満足した二人はお互いの顔を見ながら笑い合っていた。


「もう我慢できないや。ここでシよ?菜月」

「……もう、しょうがないなぁ」


 そう言って凛と菜月は言葉を交わすことなく立ち上がり、そのままボディースーツのジッパーを下ろし始めた。

 もう、何も言わなくてもお互いの気持ちは伝わっている。

 二人は身に着けていたボディースーツを脱ぐと、おもむろにスーツを放り投げた。


 10万倍少女の汗と愛液をたっぷりと吸い込んだ服は、上空に大きな弧を描いた後、地上へと落下していく……。

 地面へ激突すると、ばしゃりという水音と共に周囲に大きな水飛沫をまき散らした。

 その脱ぎ捨てた服によって、下敷きになったビルの数は数知れず。脱ぎ捨てた服の下には3つもの町を巻き込んでしまっていた。

 さらに一体となっている四肢のパーツが大きく広がり、周囲の建物が倒壊し、高速道路や線路など容赦なくなぎ倒している。

 辛うじて崩壊を免れた辺りには濃い汗や愛液の濃厚な香りが立ち込めて、もはやその一帯は巨人たちの淫香に覆いつくされていた。


 しかし、そんな現地人達の事情などどうでもいいと言わんばかりに、二人の少女は自らの存在をより強く示すべくその裸体を空へと掲げていた。


 天に届かんばかりの10万倍少女二人による肉体美の競演がそこに君臨している……。

 これから行われるは前代未聞の大巨人同士のセックスショーだ……。

 目の前の光景はこの世のものとは思えないものだった……。

 10万倍の巨大女子二人が淫らで情熱的な生ライブを披露しているのだから……。


「んっ……はぁ……凜……」


 菜月が甘い吐息を漏らす……。

 するとそれに答えるかのように、凜は顔を真っ赤にしながら彼女の大きな胸を舐め回すように舌を這わせていった。


 10万倍の体躯の巨大少女二人の肉体美は圧巻そのもので、その美しさに思わず見とれてしまいそうになるほどだ。

 二人が絡み合うたびに大地が大きく揺れ動き、地殻変動が引き起こされる。


 それだけじゃない。彼女たちの性器や体から分泌される愛液によって周囲一帯には濃厚な香りが立ち込めており、空気を吸うたびに肺の中まで二人の体臭や愛液が充満しているかのような錯覚に陥ってしまう……。


「あっ、ああんっ!菜月ぃ……」


 凜は切なげに声を上げると、そのまま菜月に抱き着くようにして身体を密着させた。

 そして、そのままお互いがもつれ合う様にして、地面に倒れ込む……。


 ずどおおおおおおんん!!

 隕石が落ちて来たかと錯覚してしまうほどの地響きと共に大地が大きく揺れ動き、周囲の地殻がめくれ上がるほどの衝撃が辺りに響き渡る。


 だが、二人の巨大少女たちはそんなことを気にする様子はない。

 目の前に広がる大地は、二人にとってベッドマットのようなもの。

 二人の巨体が倒れた衝撃で生まれた新たな山脈も、波打つシーツの皺程度にしか認識できない。

 そしてそんな山脈は、ただ二人が動くだけで揺れ動き、大地に新たな巨峰を刻み込み、崩れ去ってゆくだけなのだ……。


 まもなく、二人の少女は激しくお互いの体を貪り合うようにして絡み合い始めた……。

 10万倍の少女による獣の交わりが始まる……巨大な乳房と巨尻が激しくぶつかり合う音と、ぐちゅりという粘液質な音が周囲一帯にこだまする……。

 巨大な二人は自分たちの性器を擦り合わせるようにして上下左右に揺らしている。そのたびに地面が大きく揺れ動いた。

 二人の少女の体が動くたびに周囲にあるもの全てを飲み込み破壊していく姿は圧巻の一言に尽きる。


「菜月ぃ……この星の街、全部使っちゃお?」

「凜……」


 凛と菜月は優しく微笑むと、そっと凜を抱き寄せて唇を奪った。二人の巨大な乳房が大きな音を立てて激しくぶつかり合い、その衝撃で大地が激しく揺れる。

 そんな状況でも、お互いを求め合うように舌を絡ませることを辞めることはない。

 むしろ矮小な人類に見せつける様に、お互いの唾液を交換し合うかの様に、激しく口づけを交わす……。


「ねぇ、もっとシよ?」


 そう言って甘えるように上目遣いで見つめてくる彼女に、菜月は優しく微笑みかける。


「うん」


 菜月は呟くと凜の背中に手を回し抱き寄せた。


「んちゅ……れろぉ……っ」


 舌を絡ませ合いながら二人は互いの唾液を交換し合うように何度も何度も口づけを交わす。それはまさに愛を確かめ合うような情熱的なものだった……。

 10万倍サイズになった二人の身長は約150kmもあるため、その巨大な身体が地面に横たわるだけで、いくつもの街を押しつぶすが、さらに何度も上下が入れ替わるようにもつれ合うが為に、街のみならず、大地はあっという間にボロボロだ。


 菜月と凜が動くたびに轟音が鳴り響き、地面が激しく揺れ動き、空気中に舞い上がった埃や粉塵で周囲一帯が何も見えなくなってしまうほどだ……。

 だが、二人の身体はどんどん激しさを求めて動いていく。

 菜月の身体が下に回れば、空をも覆いつくす臀部が高層ビルや住宅街をなぎ倒していく……。

 凜の身体が下に回れば、その胸の重さによって大地は陥没していき、農地や住宅地を圧縮して潰してしまう……。

 すでに何万もの街が、菜月と凜の肉布団の下敷となり滅び去っていたがそれでも二人は止まることはなかった。

 むしろ、さらに激しく身体を上下させるように動かし続けていく。


(あはっ、すごい♡)


 常人離れしたサイズの超巨人サイズとなった二人の身体が激しく擦れ合う度に、快楽が生まれ、電流のように全身に流れていく。

 それはまさに天にも昇るような心地よさで、菜月は頭が真っ白になるような錯覚さえ感じていた……。


「あっ、あぁんっ♡凜、りんっ……好きぃ♡」

「ボクもだよ菜月……大好きっ」


 二人は愛の言葉を交わすと一層強く抱きしめ合う。

 山のように巨大な四つの乳房がぶつかり合い、巨大な肢体が動き、街と人間をすり潰し、その振動で大地がベッドマットのように揺れる。


「ねぇ、もっと気持ちよくなろう?」


 凜はそう言うと地面に指を突き刺して、土を掘り起こしながら大地をえぐり取り、手の平の上に街をそのまま掬い上げてしまった。

 手に乗せられた街は、そのサイズ差のせいでまさにミニチュアのように小さく見える。

 凛の手のひらは、惑星基準で8km四方もの広さを誇る。小さな街を乗せる事くらい簡単なことだ。


「どうするの?」


 菜月が問いかけると、凜はにっこりと微笑んで答えた。


「こうするのさ♡」


 そういうが早いか、彼女はペロッと出した舌で手に持っていた街を舐めとった。

 舌から滴り落ちた唾液が手に残った街に向かって広がり、小人たちからすれば膨大な量の唾液は巨大津波のように街をあっという間に飲み込み、まるで飴細工のように溶かしていく……。


 今、凜の舌の上には数千人を超す小人の街が絡め取られてしまい、その表面の唾液で小人たちがじわじわ溺れていく。

 それは地獄のような光景だった。何せ巨人からすれば街など小さな飴玉と大差なく、あふれ出る熱い唾液はマグマのように小人たちを捉えながら広がり、その数多の家々や道路、さらには鉄道なども飲み込んでいく。


「んっ♡」


 凜は口を大きく開けたまま、舌を菜月の方に突き出して見せた。

 その舌の上には、少し崩れてしまったものの、唾液にまみれて色が変わった街がちゃんと残っていた。

 これを使ってキスをしようと言うのだろう……。最愛の凜からのその提案を断る理由など菜月にはなかった。


「うん……」


 菜月は、彼女と同じように大きく口を開けると、舌の上に街を乗せたまま、唇を重ねた。

 二人の巨大な唇が触れ合い、そして舌が絡み合うようにして、唾液まみれの街を奪い合う様に、絡めとっていく……。


 口の中でぐちゅりという水音が響き、からませ合った舌の間で、土塊をほぐし、唾液と混ぜ合わせて圧縮し、ぐちゃぐちゃにしていく。

 口の中で蕩けた街は、二人の濃厚な唾液によってさらに撹拌され、ドロドロに変わる……。

 唇で閉ざされた世界は、巨大な舌達に翻弄されながら徐々に崩壊していった。


 二人は、口の中では数千もの小人がそこにいるのを理解しているが、それを感じる事は出来ない。

 小さすぎる人々は、舌で舐め取ったところでなんの感触も無いからだ。しかしそれは小人側からすれば、文字通り地獄そのものだ。

 逃げ場の無い舌の上で、ぐちゃぐちゃに掻き混ぜられた唾液の中で数千の人々が溺れていく……。そんな光景が二人の口内で、何度も再現されていることだろう。

 だがそれも今の彼女達には関係のないこと……ただひたすらにお互いを求めあうキスが続いた……。


 やがて10万倍サイズの美少女達のディープキスによって口の中で擦り潰されて混ざり合い、街だったモノは唾液と絡み、ドロドロとした粘液となって二人の喉へと流し込まれていった……。


「「んっ……ごくっ……」」


 喉を鳴らして飲み込むたびに、二人の身体が熱く火照り、鼓動が激しく高鳴るのを感じる。

 そしてそれは身体の奥底から湧き上がるような感覚だった……。


「はぁ……美味しかったね♡」


 凜は満足そうな笑みを浮かべて言った。


「うん、そうだね……」


 そんな凜の笑顔を見て菜月もまた嬉しそうに微笑んだ。

 それから二人はしばらく抱き合ったまま他愛もない話をし続けた。それはまるで、恋人同士がベッドの上で語り合っているかのような光景……。10万倍サイズの美少女という、非常識なサイズがなければの話だが……。


「はぁ……ねぇ凜」


 菜月はトロンとした瞳で凜を見つめたまま言う。その目は快楽に蕩けており焦点があっていないように見えた。

 そんな菜月に答えるように凜もまた、熱い眼差しを彼女に向けたまま言葉を紡ぎ出す……。


「うん、わかってるよ菜月……もっとシたいよね」


 二人は見つめ合うと起き上がり、そしてゆっくりと歩き出した。

4.超巨大少女たちの情熱と小人文明の終幕

 二人が向かう先は、まだ手を付けていない巨大な都市。

 全長24kmを超す巨大な足跡を刻みながら歩く二人の先には、まだ数十万人の小人たち。


 地上を這い回る彼らは迫りくる超巨大少女の姿を見つけて恐怖していた……。

 しかし逃げることなど出来るはずもない。何しろ自分たちの何十万倍もの大きさであるのだ。逃げられるはずなどない、相手は一歩で進む距離が60km以上もある超絶な大巨人なのだ。

 普通の人間が走れる距離ではないし、無論乗り物に乗った所でそんな速度も出ない。


 だから小人達はただ逃げ惑うしかないのだが、それも無駄な足掻きでしかない。彼らは彼女達の歩みを止めることなど出来ずに踏み潰されて死んでいく運命にあるのだ……。


 10万倍の巨人である二人の少女の体重は軽く1兆tを超えているだろう……その全てが数万人もの小人たちを押し潰していくのだ……。

 巨大な足が踏み下ろされるたびに地響きが起こり大地が激しく揺れ動く。

 そしてそれに伴って発生する衝撃波によって周囲の建物が次々と消し飛び、残されるのは1km近くも沈み込んだ足跡のクレーターに、外周に押しのけられた土砂で出来た山脈。


 しかし、そんな地上の地獄絵図とは打って変わって、10万倍の超巨人である二人の少女は楽しそうに笑い合いながら歩いていた。

 巨大な少女が二人、ゆっくりと歩く姿はまさに天地創造の神話そのものの光景だった……。

 10倍サイズの巨人である彼女達にとってみれば、地上の大都市など、手のひらに収まるほど小さく見える。

 そんなちっぽけな大都市を、小さな町には興味がないといわんばかりに、まるで蟻を踏み潰すかのように蹂躙していくのだ……。


「うん、ここがいいんじゃない?」


 凜はそう言うと立ち止まり、足元にある都市を見下ろしながら菜月に問いかける。


「そうだね、ここにしよ」


 二人の前には世界最大の大都市が広がる。その街の直径は50kmのサークルを作り上げていたが、10万倍の超巨人である二人からすれば、ベッドにもならない程度の広さなのである。


 だが、文句を言ってもしょうがない。それでもその街は世界で最も大きな街の一つに違いないのだから。


 巨大少女に狙われた街、そこはまさに彼女達のためだけに作られたステージと言っても過言ではないだろう……。

 そんな場所でこれから行う行為を考えれば自然と笑みが溢れてしまうというものだ。


「じゃあ……始めよっか♡」

「うん♡」


 二人は見つめ合うと、ゆっくりと大都市の真上へと移動していく……。

 そしてそのままゆっくりとしゃがみ込むと、その大きなお尻を大地に下ろした。

 10万倍の超巨人の巨大な臀部が街を押しつぶし、凄まじい衝撃と振動が大地を襲う。

 まるで地震でも起きたかのように地面が大きく揺れ動き、周囲の建物が次々と倒壊していく。

 そんな中でも二人は全く構うこと無く行為を続ける……。


 菜月は柔らかな大地へとその身を横たえて、凜の巨大な臀部を優しく抱き寄せた。

 凜は菜月の誘いに応じる形で、彼女の上に覆いかぶさるようにして倒れ込み、巨大な乳房同士が押し潰し合うようにして形を歪ませる。

 二人の超巨大美少女の体重合計は数千兆トンを超し、その圧倒的な重量に耐えきれなくなった地面が陥没してしまった……。


「菜月、まずはこの街を使って遊ばない?」


 いつの間にか凛の指には大地から抉った街が乗せられていた。

 10万倍の巨人である凜にとってみれば、その手に乗せられた8km四方の大地は手のひらに収まるほどの小ささでしかないが、地上の人間たちからすればそれはまさに大海原に浮かぶ島のように大きなものだった……。


「遊ぶって……どうするの?」

「こうするんだよ!」


 言うが早いか、彼女は手の平の大地を菜月の胸の上に置いた。


「あん……っ」


 ひんやりとした感触に思わず声が出てしまう。

仰向けになった菜月の胸は標高5,000mの山脈同様に聳え立っていて、その先端には薄桃色の突起物が見て取れる。

 その巨大な乳房の上に、小さな都市が乗ってしまったのである……。


「可愛い声だね♪」


 そんな菜月の反応を見て凜は嬉しそうに微笑むと、指先で彼女の丸い胸の輪郭をなぞるようにして触れていく。


「んっ……くすぐったいよ凜……」


 身を捩るようにして悶える菜月だが、その様子はとても妖艶で艶めかしいものだった。


「ふふ、じゃあこれはどうかな?」


 凜はそう言うと、今度は両手を使って胸全体を揉みほぐし始めた。

 巨大な胸がぐにゃりと歪みながら形を変えていき、そして手の平によってその形を大きく変えていく……。

 その手つきはとても優しく丁寧でまるでマッサージされているかのような心地良さがあった。

 だが反面で絶妙な力加減であり菜月の胸が激しく反応してしまうのも無理はなかった。


「ふぁっ!だめぇ……そんなに、されたらぁ」

「ふふ、菜月ったらもう感じちゃってるの?可愛い♪」


 凜は悪戯っぽく微笑むとさらに激しく攻め立てていく。

 指先の動きに合わせて胸がぶるんっ!ぶるんっ!!と上下左右に大きく揺れ動き、その度に胸の上の大地が崩れ落ちていった。


 そんな激しい責め苦に耐えられずとうとう菜月の口から甘い吐息と共に嬌声が上がり始めた。


「ひゃうっ……あ、あっ、あんっ!!」

「あぁ、そんな可愛い声出しちゃってぇ……ほら、もっと聞かせて?」


 凜はそう言うと菜月の胸に口を近づけていき、そしてそのまま吸い付いた。

 ちゅぱっという音と共に彼女の胸の突起物が口の中にすっぽりと納まり、胸の上に置いた街並と乳首を一緒に舌先で転がされるように舐め回されていく。


「ああっ!ダ、ダメだよ凜!そんなに強くしたらぁ!」


 あまりの快感に、思わず腰が浮いてしまうほどの快感に襲われてしまう菜月だったが、それでもなお執拗に胸を攻め続けられる。

 まるで飴玉を口の中で溶かすように丹念に舐られ、そして胸の上に置かれた大地と街はあっという間に溶けてしまった……。


「ほら、次はこれ♪」


 凜はそう言うと今度は手のひらサイズの街を取り出すと、それを菜月の股間の上へと置いた。


「ふぁっ!?そこは駄目ぇ!んン…♡」


 突然のことに驚きの声を上げる菜月だったが、お構いなしとばかりにその小さな街を彼女の秘所に押し付ける。

 するとそれだけで敏感になっていたのか、それだけで軽く達してしまったようだ。


「あはは♪菜月ってばもうイッちゃったんだ?」


 からかうような口調で言う凜に対し、顔を真っ赤に染めながらも抗議の声を上げる菜月だったが、その姿には普段の凛々しさなど微塵も感じられず、むしろ可愛いとすら思えるほどだった。


「もう!凜ったらひどいよぉ……」


 頬を膨らませて拗ねる菜月に「ごめんごめん」と言いながら頭を撫でつつ、そのまま街ごと彼女の秘所に指を挿入し蹂躙していく……。


 膣内は狭く窮屈で、愛液が止めどなく溢れ出ているせいか指を動かす度にクチュクチュという水音が全世界に響き渡る……。


「ん…はぁ……凜の指、気持ちいい……」

「ふふ、嬉しいな。ボクも菜月の中すごく締め付けてくるからすごく気持ちいいよ」


 二人は見つめ合うとどちらからともなく唇を重ね合わせた。

 舌を絡ませあい、互いの口内をしゃぶり尽くすかのように、激しく貪るような激しいディープキスだった。

 10万倍サイズの巨人同士の愛は留まることを知らず、さらに激しさを増していくのだった……。


「ふぁっ!そこダメぇ!」

「ここがいいの?じゃあもっとしてあげるね♪」


 そう言うと更に激しく指を動かしていく。一本だけでもきついのにそれを三本も入れられている為、圧迫感が半端ではない……。

 だがそれ以上に快感の方が勝っていたようで、菜月の口から漏れる声は甘く蕩けたものになっていた……。


「んっ!んんっっ!!♡」


 もうすでに、挿入された極小の街は膣圧でぐしゃぐしゃに潰されて、菜月の体液に溶かされていた。

 そんな事はつゆ知らず、膣内を蹂躙される感覚に菜月は大きく背中を仰け反らせる。

 その反応を見て、凜は更に激しく攻め立てるように指を動かす速度を上げていく。

 そして、それと同時に、もう片方の手で胸を揉みほぐし、さらには耳元へ顔を近づけて舌先で舐め回し始めた……。


「あ、ああぁっ!!だめぇ!♡そんなにされたらぁ!!♡」


 いくつもの性感帯を同時に責められたことで限界を迎えたのか、一際大きな声を上げて絶頂を迎えた菜月。

 全身をビクビクと痙攣させ、秘所からは大量の潮を吹き出して辺り一帯降り注ぎ、股下の世界は一瞬で大湿地帯に変えられてしまった。


「あはっ、菜月のエッチな汁で湖が出来ちゃった♪」


 凜が指についた愛液をペロリと舐め取りながら言うと、菜月は顔をさらに真っ赤に染め上げ俯いてしまう……。


「うぅ……だってぇ……」


 恥ずかしさのあまり涙目になりながら抗議の声を上げる菜月に、凜は再びキスをしながら耳元で囁いた。


「ふふ、可愛いよ菜月♡」

「……私も、凜がほしい……」


 そう言って、二人は再び抱き合い濃厚な口づけを交わし始める。

 舌と舌が絡み合う音が周囲に響き渡る中、再び凜の指が菜月の割れ目へと差し込まれた。

 中指一本でもきつい彼女の膣内だったがそれでも構わず押し広げながら奥へ奥へと進んでいく。

 やがて根元まで入ると、そこで一旦動きを止めてゆっくりと抜き差しを始めた……。

 最初はゆっくりだったが、徐々に速度を上げていき、それに合わせて水音が激しくなっていく。


 もちろん、ただの指だけではない。愛液で濡れた凜の指には、新たに小人の街が乗せられており、それが出し入れされる度に、小人の街ごと菜月の膣内へと押し込まれていく……。


「あっ!やっ!ふぁっ♡」


 今まで感じたことのない快感に戸惑いながらも、甘い声で鳴く菜月の姿に凜の興奮も高まっていく。

 凜の指は菜月の膣壁の間でコリコリと擦りあてる。

 指の腹についた街を菜月の肉壺の中で縦横無尽に動かし、そしてかき混ぜた。


「ふわぁ!ああ!!♡凜、すごいよぉ!!」


 無数の小人とビル群は、指と膣壁の間でこね回され、潰される。

 小人の街は僅か一往復で菜月の愛液に溶けるか、指と膣壁の間で磨り潰されてしまう

 だが、潰れてしまっても、代わりは地面にいくらでもいる。

 凜は丁寧に指を割れ目から抜くと、目を付けたビル群を無造作に掬い上げて、菜月の性器へ差し込む。


「ふわぁっ!凜、そこは……ああぁっ!!♡」


 ビル群と小人の街は指と肉壺の間で磨り潰され、溶けていく。

 幾千の小人という人間が、今、菜月の指で磨り潰されているのだ……。

 大量の街と小人を使った愛撫は、普通のマッサージよりも遥かに気持ちよかった。


 自分たちの一瞬の快楽のために何百万もの人間を使い潰す。

 文字通り消費される命。背徳的で倒錯的だが、だれも止められない。そこに圧倒的な力強さを感じた。

 10万倍サイズの彼女達からすれば、まさに微生物程度の大きさしかない人間は、凜の手であっという間に磨り潰され、愛液に浮かぶ小さな汚れへと変わるだろう。


「あんっ!ああっ!!んんんっ!!!」


 菜月は10万倍の身体を無遠慮に反らせながら喘いでいる。快楽から抗うために大の字に広げられた両足に力を入れ、暴れる巨大な脚が大地を薙ぎ払う。

 両手はシーツを握り締める様に地面を掻きむしり、全長7kmもある巨大な5本の指が大地を砕き衛星からでもはっきりと見える大渓谷が生まれた……。


「あっ、ああっ!凜っ!もうイっちゃう!イっちゃうから!!♡」


 菜月の絶頂が近づきつつある事を悟った凜は、さらに激しく指を動かした。


 凛の愛撫を受けた菜月は10万倍サイズの巨体を悶えさせる。

 そして、腰は浮き上がり秘裂からは滝の様に愛液が流れ出す。

 その溢れんばかりの愛液が凜の指を覆い尽くしたとしても、彼女の愛撫の手は一切緩まない……。

 菜月の最も感じる部分を重点的に攻め立て、彼女の性感帯を徹底的に開発していく……。


「あんっ…凜…♡キスして……♡もっと……♡」


 菜月は凜を求めて舌を伸ばしてきた。菜月は決まってイクときは必ずキスをせがむ。


「いいよ。んんっ…ちゅっ…はむっ……」


 それに応えるように凛は空いている手で菜月の頬に手を添えると、そのまま唇を重ね合わせた。

 もちろん愛撫している手は休めない。


「んっ……ちゅっ……ぷはっ……」


 凜の舌が菜月の口内に侵入し歯茎や上顎などあらゆる所を犯していく。


「んっ……ふっ、ちゅっ……」


 それと同時に凜は中指に付いた街を使って膣壁を擦るスピードを速めていった。

 そして親指で陰核を押し潰した瞬間……ついにその時が訪れた。


「んんっ!んうううう!!!♡♡♡」


 身体を大きく仰け反らせながら絶頂に達すると同時に、大量の潮が噴き出す。その勢いはまるでダムの放水の如く凄まじかった。

 天高く舞い上がった愛液は、放物線を描きながら辺り一面に降り注ぐ……。

 巨体から溢れた愛液は、一滴だけでもちょっとした湖沼の水量を誇る。

 そんな膨大な量の愛液の雫が降り注げは、それは隕石の墜落を思わせる大災害だ。

 巻き込まれれば、人間などひとたまりもない。


 大地に降り注いだ愛液は一瞬で数百mの水溜まりとなり、その広がりは愛液の津波となって、大地を洗い流しながら浸食していく……。

 巨人の愛液は、中都市クラスなら押し流せる程の超巨大な津波である!

 あっという間に洪水並みの水かさが増していき、街のあちこちが飲み込まれていく……。


 気付けば彼女たちの股の先には、新たに誕生したいくつもの湖が生まれていた。

 愛液で出来た新たな湖は、地上にある小さな街を巻き込みながら広がり続け、あたり一帯で大洪水を起こしていた。巨大少女の潮吹きだけで溺れた人々は数知れず……。

 これが10万倍の超巨大少女たちのベッドマットにされた小人達の末路である……。


「はぁ……はぁ……」


 肩で大きく呼吸をする菜月を他所に凜は手に付いた愛液を舐め取っていた。


「ふふ、ごちそうさまでした♪」


 満足そうな笑みを浮かべると、ぐったりと倒れこんでいる菜月の隣へと寝転ぶ。


「はぁ……凜、酷いよ……」

「ふふん♪ごめんね菜月」


 そう言ってキスする。舌を絡ませ合う濃厚な口づけだった。

 二人の身体は激しいセックスで出た汗でびしょびしょに濡れており、それが彼女たちの巨大な身体に絡みつき粘着質な音を立てた……。

 身体を絡ませ合い抱きしめ合う事で二人の身体は隙間なく密着し、お互いの汗や匂いまでも混じり合っていくような感覚に陥る。


「ふふ、菜月の身体温かいね」

「うん、凜の身体も気持ちいいよ……」


 そうしてしばらく抱き合っていた二人だが、やがてどちらからともなく身体を離すと今度はお互いの顔に舌を這わせ始める。


「んんっ……」

「れろぉ……ちゅっ」


 二人の舌はまるで生き物のように絡み合い唾液を交換し合った。

 その行為だけで二人は何度も達してしまいそうなほどの快感を感じていた。

 10万倍の超巨大少女同士の濃厚なキスはそれだけの興奮剤なのだ……

 そしてそれは二人の性欲をさらに加速させる。


「ねぇ菜月、もう一回しよ?」

「うん……今度は私が凛を可愛がってあげる番。そこでじっとしてて……」


 10万倍の超巨大少女のセックスが一回で収まるはずもなく、二人はそのまま第二ラウンドへと突入していく。


「ふふ、じゃあお願いね」


 凛はそう言って足を開くと、そこには10万倍サイズの超巨大な女性器があった。

 全長2km以上はありそうな巨大な割れ目はまさに圧巻の一言だ。その大きさは、地上のビルなど簡単に飲み込めそうなほどである。

 しかも、そんな超巨大な女性器は愛液でぐしょ濡れになっており、その割れ目からは愛液が流れ出し地面に大きな水溜りを作っていた。


「ふふ……じゃあ、いくよ?」


 菜月は凜の女性器に顔を近付かせる。が、菜月の舌先が触れたのは女性器ではなかった。


「ひゃぅっ!そ、そこは……」


 突然訪れた刺激に思わず声を上げてしまう凜。

 菜月が舐めているのは凜の女性器ではなく、彼女の肛門だった。


「んっ……れろっ……じゅるっ……」


 10万倍サイズの超巨人が相手の為、当然アナルもそれに見合ったものになる。

 直径1kmを超える巨大なアナルに菜月は舌を入れて愛撫してゆく。


「んっ……凜の弱いところは全部知ってるんだから……♡」

「やぁ……♡んっ……♡」


 地上の人間が100万人束になっても敵わないほど巨大な舌が、凛の最も大事な場所を舐め回し唾液まみれにしていくのだ。


「んっ……んんっ!♡」


 凜の吐息がどんどん荒くなっていき、彼女の巨体は小刻みに震え始める。

 その反応を見た菜月は砂のようなビル群を掬い取ると、凜のアナルへと塗り込んでいく。


「や、やめて菜月……そこは汚いから……」

「大丈夫だよ。凜のなら全部綺麗だよ」


 10万倍の巨人である菜月にとってビル群はただの小さな砂粒に過ぎない。だが、そんな小さな物でも敏感な部分に触れると、その刺激は別格に凄まじいものとなる。


「んんっ……♡はぁ、ああん……♡」


 凜のアナルに塗り込まれた無数のビル群が彼女の性感帯を刺激し始める。


「んっ……凜、可愛いよ……」

「やぁ♡だめぇ……♡」


 菜月は10倍サイズの小さなビル群をアナルに塗り込んでいく。

 その度、凜の口から甘い吐息が漏れ出す。

 菜月と凜はお互いに相手の弱点を知り尽くしていて、その性感帯もお互いに熟知している。

 だからこそ、凛に対して優位に立っている菜月は得意げだった……。


「んっ……だめっ!♡菜月……そこは弱いからぁ……!」


 凛がいくら制止の声を上げようとも、それは逆効果にしかならない。

 いつもはクールな凜が快感に顔を歪ませている姿は菜月にとって非常に官能的だ。


「ふふっ、凛の可愛い顔見せて?」

「やぁ♡だめぇ……♡」


 菜月は砂粒サイズの小さなビル群を纏めてアナルに塗り込んでは、仕上げに自分の舌を使ってきゅっと窄まった肛門の奥に小人の街の残骸をねじ込んで行く。

 その度に、凛のお尻がビクンッと跳ね上がって、菊紋がきゅっと窄まり、ねじ込まれた小人の建物を容赦なく圧縮してしまう。


「んんっ!♡やぁ……だめぇ……♡」

「んっ……はぁ……凜のお尻美味しい……」


 たくさんの生きた人間たちをお尻の穴で磨り潰す背徳感と快感に、凛の脳は蕩けてしまいそうになっていた。


「やぁ♡お尻の穴でなんて……恥ずかしいよぉ……」


 凜の言葉とは裏腹に、彼女の割れ目からは大量の愛液が流れ出し洪水を引き起こしていた。

 10万倍の超巨人に上り詰めても羞恥心というものは存在するらしく、それがかえって菜月を興奮させていた。


「やっ!んんっ♡!!やめて菜月……ああっ♡♡!!」


 今まで感じたことのない快感に悶える凜。その反応を見てさらに興奮していく菜月は舌の動きを加速させていった。

 お尻の中で暴れまわる舌が腸壁を擦る度に、凜の口から甘い吐息が漏れ始める。そして同時に愛液も吹き出し、あっという間に10万倍の巨大少女がお尻の穴で絶頂を迎える。


「やぁ♡だめぇ……イッちゃうぅううっ!!♡♡♡!!」


 凜のアナルがひくつく度に、彼女の愛液が小人の街目掛けて噴き出して、それが地面に大きな湖を作り上げてしまう。

 気づけば、先ほどまで存在していた大都市は、10万倍の超巨大少女同士のプレイにより辺り一面、二人の汗と愛液で水浸しになっていた。


「はぁ……はぁ……♡」

「ふふ、凜ったら可愛い♡」


 菜月はそう言うと、ぐったりとしている凜の身体に抱きつき、二人揃って横になると、お互いの秘所を重ね合わせた。


「んっ……菜月、気持ちいい……♡」

「ふふ♡私もだよ凜♡」


 10万倍サイズの超巨大少女が二人並んで寝転ぶとそれだけでも街は簡単に飲み込まれて、天を突く山々も全て平らに押し潰して、地形が変わってしまう。


 彼女たちが手を繋ぎながら絡み合い、お互いの性器をすり合わせる、それだけで小人にとっては天災にも等しい破壊力を持つのだ。


「菜月ぃ……」

「凜……好きぃ」


 二人はお互いに抱き合うとそのまま唇を重ね、そして舌を絡ませ合いながら腰を動かし始めるのだ……。


「あっ♡!ああっ♡菜月♡!!」

「んっ♡!凜っ♡!凜っ♡!」


 二人はお互いの名前を叫びながら激しく求め合った。

 興奮して自制のきかない巨大少女たちは、手に届く範囲の手頃な街を手当たり次第に掴み上げ、お互いの秘部にあてがい、擦らせ合う。


 超巨大少女たちの前では100mを超えるビルですら、二人の女性器に触れるだけで、一瞬で溶けてしまった……。


 汗をまき散らし、乳房を揺らし、大地を削る二人。

 15kmを超える巨大な裸体がぶつかり合えば、その衝撃で大地は揺れ動き、周囲の小人の街も根こそぎ薙ぎ払ってしまう。

 10万倍の巨人同士のセックスともなればそのスケールの大きさはもはや規格外で、その行為によって街は跡形もなく消え去り、新たな湖を生み出して、凜と菜月の愛液が混ざり合った巨大水溜まりが、辺り一帯に広がっていた……。


「んっ♡凜っ♡好きっ!大好きぃ!」

「菜月っ!私も大好きだよ♡」


 二人はお互いに抱き合いながら、ラストスパートをかける。

 二人の身体からは大量の汗が吹き出しており、それが二人の体温で蒸発し、辺りを霧のように包み込み視界を奪っていた。

 そして、その霧が晴れた時、そこには巨大な湖が出来上がっていた……。


「「ああんっ!!」」


 二人の秘所から溢れ出た愛液が混ざり合い、お互いに飛沫を上げて大陸中に撒き散らされる。

 その量は10万倍サイズである二人にとってはほんの僅かな量だったが、それでも小人からすれば大災害だ。

 10万倍の超巨大少女の愛液が降り注ぎ、その勢いのまま津波となって、小人の都市へと襲いかかり、全てを呑み込んでき、街も山も湖へと姿を変えてしまった……。


 無論、この10万倍の超巨大少女による本気のセックスによって、小人の数も激減していた。

 もはや超巨大な少女たちにとって小人など取るに足らない存在でしかなかったのだ……。


 超巨大少女の激しいレズセックスにより、辺り一帯の地形は大きく形を変えてしまった。まさに天変地異である……。

 そんな大規模な災害を引き起こしたのは他でもない、二人の超巨大少女たちだ。

 人類の文明を遥かに上回る10万倍の超巨人の淫らな営みによって、地上の小人の数は瞬く間に激減し、もはや絶滅寸前となっていた……。


 10万倍サイズの超巨大少女たちによる激しいプレイは留まることを知らず、その後も延々と続いたのだ。


「んぁっ♡菜月っ♡!もうらめぇっ♡」

「ああっ♡凜もぉ……♡」


 二人の喘ぎ声が大陸を越えて惑星中に響き渡る。


「んっ♡凜っ♡!好きぃ♡」

「菜月っ♡私も大好きだよ♡」


 10万倍の超巨人の本気のセックスは、もはや災害レベルだ。その行為によって引き起こされた被害は甚大である。

 二人の情緒は大陸中の小人の命を呑み込みながら最高潮へと達し、そして、10万倍の超巨大少女たちのセックスによって小人たちは蹂躙され、そしてそのまま呑み込まれてしまう。

 もはや人類に為す術はなく、自らが滅ぼされるまで、ただ黙って見ているしかなかった……。


「ぁんっ♡!凜っ♡!イックぅううっ!!♡」

「んっ♡菜月ぃいいっ♡♡!!」


 二人の体がビクンッと跳ね上がり、愛液が大地を洗い流していく……。

 10万倍の超巨大少女たちの本気の絶頂は小人の文明など軽く吹き飛ばす威力があったのだ……。


 二人の絶頂が収まる頃には、20億人以上の人間が住んでいた大陸中の国家は、その殆どが10万倍の超巨大少女たちの本気のセックスによって、掘り返され圧縮された地面に同化されるか、膨大な量の体液の底に沈んでしまった。

 小人にとってこの世の終わりにも等しい絶望だろう……。


「「はぁ……♡ はぁ……♡」


 そんな超巨大な二人は、その超巨大過ぎる身体から立ち上る蒸気を纏いながらも、まだまだ余裕がありそうだった。

 一つの大陸を破壊した事など彼女らからすれば、大したことはない。

 それは、プレイマットの一つが壊れた程度に過ぎないのだ……。


「ふふ、凜♡」

「菜月……♡」


 二人は幸せそうに抱き合い、口づけを交わす。二人の性欲は留まることを知らないようだ……。


 少し休めば、すぐにまた次のセックスが始まる……。

 10万倍の超巨人同士の本気のレズセックスは、まだ始まったばかりだ……。


「んっ♡凜っ!好きっ!」

「私もだよ菜月っ!」


 10万倍の超巨大少女達がまだ手を付けていない大陸に移れば、そこでまだまだ続けられる。

 彼女たちにとってこの惑星の大陸はベッドマットであり、そこに広がる人類の文明はただの玩具に過ぎないのだ……。


 彼女らが大陸を去った後には、陥没した地盤に生物の痕跡がなくなるまで押しつぶされた街の跡地、そして塩分過多の体液の湖だけが残り、人間どころか、生物の痕跡すら残らない、まさに死の大地となった……。


 こうして小人たちの星は1日と持たず、滅んでしまった。

 つまり彼女たちの思惑通り、二人の行った行為の目撃者は文字通り一人残らず消え去ったのである……。

七重山吹 PIXIV FANBOX 126 favs
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POSTEDFeb 15, 2025
ARCHIVEDJun 10, 2026