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「はっ、はぁっ!?お前何言って……いッ!?」
瞬間顔を青ざめさせ泡喰い始めた君嶋の腰が、もたれかかっていた机から浮き上がる。
メキッ……メキッ……ビキッ……!!
知らず力の入った俺の左腕が、君嶋体を持ち上げていた。
俺はゴギュゥッ!と右拳を固めた。
俺の腕は伸ばしていても岩のような筋肉が紡錘形に膨れ上がり、君嶋の腿より余裕で太い腕周りをしているが、拳を固め、軽く曲げたことで太い血管を漲らせ、バギュゥッ!!!と皮膚をぶち破れんばかりにボーリング玉大の上腕二頭筋の隆起が現れ、君嶋は「う、ぁッ!?」と目を見開き恐れ慄いた顔で凝視していた。
……たまらない。
「はは……お前の胴より太そうだな」
そう言って吊り上げた君嶋の体を引き寄せる。
上腕二頭筋と上腕三頭筋がグゥッ!!と盛り上がった俺の腕周りは、君嶋のウエストより太かった。
君嶋は俺の規格外の筋肉量を誇る腕の太さに、ゴクッ……、と生唾を飲み込んでいた。
「殴るのはなれてないから力加減がわからねぇな……」
俺の言葉に君嶋がギョッとした顔で俺を見上げる。
「ま、待て……うぶッ!?」
肩を掴んでいた手で、騒ぎそうな口を塞ぎ潰した。
メギメギと輪郭が歪むほどの力で締め上げたまま、俺と目線が合うまで数十cm吊り上げる。
んーッ!?んーッ!?と君嶋が暴れるが、俺の豪腕は重機のようにビクともしない。
「あれだけ好き勝手殴っといて、何もなしで返すわけ無いだろ?」
言いながら君嶋の体を壁に磔にする。
宙吊りの足がブルブルと震えているのを見て、俺ははっきりと興奮した。
目より下は俺のグローブのような手に覆われた君嶋の表情は仔細にはわからないが、目は恐れに見開き潤んでいる。
……たまらない。
俺は思わずフッ、と笑い腰溜めに拳を握った。
メゴッ!!!ググッ!!と腕から肩の筋肉が隆起する。
広背筋がビクッ!!ビクッ!!!も興奮を隠しきれずに震えた。
「じゃあぶち込むからな。力込めとけよ」
俺の言葉に君嶋が潤んだ目をかっ開き、「んん〜ッ!」と暴れだしそうになるのを封じるように俺の堅い拳を土手っ腹に真正面からぶち込んだ。
ドボォッッ!!!!!!!
「ンブゥッ!?」
必死で固めたであろう俺と比べるとあまりに薄い腹筋を、俺のゴツい拳が易々とぶち抜き、内臓が潰れるような感触がした。
殺しきれなかったパワーにドゴォッ!!と背後の壁が砕け、顔面を固定された君嶋の体がくの字になって更に高々と浮き上がる。
行き場を失った腹の中身がせり上がり、嘔吐しそうになるのを万力のような力で締め上げて出させない。
「飲み下せ」
恐らく喰らったことがない重さのパンチに君嶋の顔は青黒く変色し、目を見開き脂汗を浮かべ「んーッ!!んぅーッ!!!!」と押し潰された苦痛の呻きを上げていた。
のたうち回るような痛みがより拗られる手足から見て取れる。
懇願するような涙目で、ゴクッ…ゴクッ…と己の嘔吐物を飲み下す様に俺の嗜虐心が煽られ、未知の興奮にアドレナリンが溢れ、メキッ!!!ゴギュッ!!!!と全身の筋肉が分厚く盛り上がっていく。
ズシッ!!と呼応するように金玉が重くなり、ズモッ!!と俺のペニスがさらにデカくなる。
フーッ、と俺は息をついた。
その様子を君嶋が苦痛に耐えながら固唾をのんで見ている。
もちろん君嶋は吊し上げたままだ。こんなガリガリ、何時間でも持ち上げて入られる。
……元々、俺は自分の体躯とパワーで対戦相手をギチギチに締め上げ、歪むほどねじ伏せるたびに、抑えようにも抑えられない興奮を覚えてきた。
そんな武士道に反したものを消すべく、過酷なトレーニングに身を費やし、練習に励んできたが、俺の体は余程強壮らしく、筋肉はさらに分厚く鍛え上げられ、その欲望は……。
抑え込んでいた何かが弾ける。
メキッ…!!メキッ…!!と普段理性で抑え込んでいた本能が解放され、体も戒めを解かれたかのようにバルクアップしていく。
君嶋を吊し上げる腕が更に太さを増し、大胸筋はパンパンに隆起しギチギチにひしめき合う。
周囲から、ヒッ…!と悲鳴のような息が漏れる。
俺はガタガタと震える君嶋に笑いかけた。
「2発目行くか」
ギラつく目の俺に君嶋はパニックになり、力の入らぬ四肢を暴れさせようとするが、俺は問答無用で再び拳を握る。
メギッ!!ビギッ!!!と経験したことがないような力のみなぎり。
「ま、待てよ……ッ、マジで死ぬぞっ!?」
興が乗り始めた俺に水を差したのは相撲部の横山だった。
俺の僧帽筋がメリメリと盛り上がる肩を掴もうとし、その分厚さに目を見開く。
体重100kg超えの、クラスで俺の次にガタイの良い男だったが、リミッターが弾け飛んだ俺には邪魔者でしかなかった。
「あ?壊れねえよこれくらいで」
普段とまるで違う俺の荒れた口調に目を見開く横山の胸板を後ろ手に薙ぎ払う。
ドムッ!!!
「ゴホッ!?!?」
トラックに惹かれたように、100kg超えの横山が空気の塊を吐き、宙を飛ぶ。
ドタッ!!ズダンッ!!!!と数メートル先で肋骨をへし折られた横山が机をなぎ倒しのたうち回るのを完全に無視して、俺はえぐれた君嶋の腹にグッ…とゴツい拳を押し付けた。
ヒッ…!?!?とその威力を体に覚えさせられた君嶋が失禁しそうな声を上げる。
「怖いか?」
ぐりっ、ぐぐっ、と嬲るように軽く柔い腹を堅い拳で押し潰しながら俺が笑う。
俺の拳のサイズは君嶋の腰幅の半分近くある。
俺の嘲りに、それまで恐怖で震えていた君嶋の、最後の残りカスのようなプライドが突かれたのか、口は俺のデカい手に覆われているので何も言えないが、涙目ながら、キッ、と強い目線を送ってきた。
………過去1で興奮した。
メギッ!!!メリメリッ!!!と広背筋が分厚さを増し、俺の上腕二頭筋がはち切れんばかりに盛り上がる。皮膚がぶち破れそうだ。
ひぅッ……!?と今度こそ恐怖に慄いた君嶋が顔を歪めた。
「……しっかり味わえよ」
俺はうっそりと笑うと、ドゴォッ!!!!!!!!と先程とは桁違いのパワーで岩のような拳を君嶋の腹にぶち込み、そのまま高々と突き上げた。
「ウボェェェェェェェッッッッ!?!?!?!?」
押さえつけた顔から手を離したため、君嶋の口から噴水のように腹の中身がぶちまけられる。
俺の重い拳に君嶋の柔な肋骨がボキリと枯れ木のように折れたのが感触でわかったが、俺はそのまま容赦なく君嶋の体をえぐり上げ、くの字を越えて干された布団のように真っ二つにした体を宙に持ち上げ、グリグリとすり潰すように拳を動かした。
そのたびに、「うァッ!?ぐぁッ…!?」と君嶋が痙攣し、嘔吐する。
「はは……筋トレにもならねえな…」
俺はアームカールでもするように君嶋の体を上下に動かした。
ビクッ!!ビクッ!!!と揺れ、痙攣する君嶋の四肢。
俺は無意識のうちに勃起していた。
スラックスの生地が引き裂かれそうな程、斜め横に格納した竿がギッチギチに盛り上がっている。
どうしてやろう、コイツには徹底的に……。
と、俺が理性を失いかけた時、騒ぎを聞きつけた校務員がやってきて終いとなった。
体力の有り余ったむさ苦しい男たちが揃った体育科では喧嘩や怪我は日時茶飯事、まあ今回は君嶋のボロ雑巾振りが尋常ではなかったが、俺の普段の行いと周りの証言で大したペナルティもなく、この件は片付いた。
とは言え、冷静に戻った俺は反省した。
俺には人並み外れた精力だけでなく、己の力で相手を這いつくばらせたい、蹂躙したいという強烈な支配欲があると、嫌でもわからされた。
今回は待ったが入ったからあの程度で済んだが、なければどうなったかわからない。
なんとかこの重く灼熱のマグマのような欲望を飼い慣らさなければならない………。
俺が精神力で戦っている間、君嶋は入院、しばらくして復帰するると、まるで何事もなかったようにクラスの輪に戻ったが、まあ大人しくなった。
特に俺が近くを通ると、わかりやすくギシッ!と固まる。
俺の存在は見えないように振る舞うくせに、頻繁に、妙に湿度の高い視線を感じるようになった。
授業中。
体育前後の着替え。
トイレからの戻り。
俺が目を向けると、バッ!と視線を逸らす。
……正直イラついた。チンコが。
君嶋を見ると、あの日思い切り、手加減なくぶちのめした快感が蘇り、ズシッ!!と金玉が重くなる。
だがもうあんな暴力沙汰はおこせない。
試合でも本気を出せば相手を半殺しにしてしまう。
複数の女を失神するまで抱き潰そうが発散されない。
最高重量のウエイトトレーニングに没頭し、砂鉄を詰めたサンドバッグをド突き回そうが、スッキリしない。
……どうすれば満たされるのか。
そんな時だった、君嶋とぶつかったのは。
……尻餅をついた君嶋が俺を見上げている。
戸を防ぐ肩幅と2m近い身丈、道着を押し上げる150kg近くある筋肉隆々の俺のガタイの影に覆われ、腰を抜かしたように動かない。
……久しぶりに目があった。
その目は怖気、畏怖、そして妙に、媚びるような……。
グムンッッ!!!と太さを増したペニスがサポーターを引きちぎらんばかりにうねり盛り上がる。
君嶋の目が、道着の上からでもくっきりわかるその隆起に引き寄せられ目を見開き、ゴクッ…と唾を飲むのがわかった。
……俺はマグマのような欲望を抑えつけるように軽く額に手を当てキツく目を瞑った。
フーッ、とギリギリ噛み締めた歯の隙間から熱い息を漏らす。
剣呑な溜息にビクッ!!と君嶋の肩が揺れる。
「……どけ。潰すぞ」
俺が君嶋をみないようにしてそう言うと、君嶋は慌てて立ち上がってロッカーに背中をくっつけるようにして進路を譲った。
だが狭い更衣室はその程度で俺が通れるわけない。
俺が避ける謂れもないので、思い切り肩で押しのけるようにして通り過ぎる。
グフッ!?と俺の体に潰された君嶋が息を吐くのがわかった。
……俺は君嶋を無視して着替えようと思ったが、予想外のことに君嶋が話しかけてきた。
「し、篠山って、い、いつも勃起してるよな」
………沈黙。
ゆっくり振り返る。
「……あ゛?」
見下ろす俺の表情と声に君嶋が泡を食って縮み上がる。
むんずとその胸倉を掴み、赤子のように吊し上げる。
ガツッ!と額を突きつける。
「……喧嘩なら買うぞ」
ゼロ距離の俺の低音に君嶋はビクッ!!ビクッ!!と体を震わせながら首をブンブン振る。
「ち、違う!!違うって!!!し、篠山は寮だろ!?!?」
……話が見えない。
「ぬ、抜く場所がないなら……」
ゴクッ、と唾を飲む。
「……お、俺ん家来るかって……ちょっと思っただけだ………」
俺は予想もしない言葉に思わず毒気を抜かれ、「……は?」と間の抜けた声を上げてしまった。