DESCRIPTION
セレナは、空腹でパンを盗んだかどで、監獄に囚われていた。そのような軽犯罪者の少女は奉仕作業として、重罪人の世話をさせられることがあり、セレナは春日みなとの部屋へと連れて来られた。
壁に磔にされ、苦しげに呻くみなとの様子を見て、セレナは大きなショックを受けた。魔女のような重罪人が過酷な状態で収監されていることは知っていたものの、同じ年頃の女の子が実際に目の前で磔にされているのは衝撃的だった。
みなとの手枷の食い込む手首の周りは傷で血が滲み、床から浮くかかとはビクビクと痙攣し、全身の肌に激しい鞭打ちの痕が滲んで痛々しさを極めていた。
セレナは魔女と呼ばれる人々が無実であることも知っていた。彼女の母親は、かつて薬草を作っていたかどで魔女と疑われ、処刑されてしまっていたのだ。おそらく眼の前の少女も、異国人であるゆえに魔女と疑われ捕まっているのだろう… セレナはみなとに対して強い哀れみを感じずにはいられなかった。
■原作:カルシファー
■イラスト構成・構図:このさきれむ様
■キャラクター:MIRUA様