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ファッションと芸術の国、フォンテーヌ。そこでは近年、異国・稲妻からやってきた若き少女の作った服が人気を博していた。
少女の名は千織。そして彼女が構える店の名は「千織屋」。規模こそ大きくはないものの、近頃特に女性の間では人気ブランドの1つとなりつつあり、当の本人は「雷鳴の裁錦師」と呼ばれるほどだ。
そんな彼女の理想は、自身のブランドをフォンテーヌのみならず、テイワット全土に広げること。そのために、今日も新たなデザイン作りに、オーダーメイドの受注に…と忙しい日々を送っている。
今回は、そんな忙しい彼女の、その中でも特に忙しいある日に起こったお話。
「ふぅ……。」
その日、千織は朝からずっと作業に追われていた。
朝起きてすぐによいデザイン案を思いつき、アイデアが逃げないうちに形にすべく、即座に作業にとりかかった千織。そのまま数時間にわたる作業を経て、今に至る。
「やっとひと段落ついたわね……。」
ようやく作業に区切りがついた千織は、作業机から立ち上がり、大きく伸びをした。そして、ふと時計を見る。時刻は午後2時を回っていた。
(そういえば、朝から一度も休憩すらしてなかったわね……)
そんなことを思いながら、いつも朝に決まって飲むコーヒーすら忘れて作業に取り掛かってしまったことに気づき、休憩がてらカフェに出かけることにした。
普段は自宅のキッチンで手軽にコーヒーを淹れて飲むのが朝の習慣だが、わざわざ家に戻るよりも、店から少し離れた場所に位置するカフェの方が近い。ついでに街の様子を、特に街行く人々のファッションを観察しながら、カフェへと向かう。
歩いて向かっていると、ある女性に声をかけられた。
「千織さん!この前作っていただいた服、とても素晴らしいです!本当にありがとう!」
そんな言葉をかけてくる女性。身にまとっているのは、まさに先日千織がオーダーメイドで作成したものだ。
「あら、それは嬉しいわね。またご希望があればどうぞ」
と、簡単な挨拶と礼を済ませる千織。
そして女性と別れてほどなくしてカフェへと到着し、お気に入りのブレンドを注文し、軽食と共にいただく。
そうして食事と休憩を終えた後、街をまた観察しながら店へと戻る千織。時間を無駄にすることを嫌う千織だが、なんだかんだで、他人が着る服を作っている彼女にはこういった時間が着想と進歩には大切だったりするのだ。
そうこうしながら店へと戻る道のりで、千織はある感覚に気づいた。
(ん…これって…もしかして…)
とっさに軽くもじっと足をくねらせてしまう千織。
(間違いない…そういえば…朝からまだ行ってないような…)
そう、尿意である。朝起きてすぐに作業を始めたため、思い返せば今日はまだ一度も済ませていない。
おまけに、先ほどの休憩で飲んだコーヒーだ、いつもより時間をかけて歩いて戻っているせいで、もう利尿作用が効き始めたのだろうか。
(でも、店まであともう少しだし……店まで戻れば…)
そう思って千織屋まで歩いてきた千織。しかし、店の前で店員のエローフェと会話しているある女性が目に入る。
それは先ほどカフェの近くで話をした女性だった。
千織に気づくなり、慌てて駆け寄ってくる彼女が何を言うのかと思うと…
「あっ…!あのっ…千織さんっ…!服が枝に引っかかって縫い目がほつれてしまってっ…!」と事情を説明する女性。
どうやら夕方からお茶会の予定が控えており、そのために仕立ててもらった着ていたようだ。
しかし、街を歩いているときにうっかり植え込みに近づきすぎてしまい、枝にひっかけてしまったという。
「あのっ…何とかなりますかっ…!?夕方のお茶会になんとかっ…」
慌ててお願いしてくる女性。自身が仕立てた服が傷んだ状態で茶会に出向くことを、千織屋の主としてよしとするわけにはいかない。
「よく気をつけなさいよ。服を大切にすることも、ひとつの嗜みよ。」と厳しく注意するも、
「ひとまず貸して、大急ぎで直すわ。」と仕事モードに戻る千織。
……もちろん、密かにため込まれた尿はそのままに、である。
(んっ…まだっ…大丈夫……)
そんなことを考えながら服の修理に取り掛かる千織。
自慢する気すらないが、普段から仕事に熱中することが多いためトイレに行く頻度は比較的少ない。
その分、一度トイレに行けば相当な量をため込んでいた、ということは決して少なくない。区切りがいいところまで我慢して作業を続けることもしばしばだ。
何よりも時間の無駄を嫌い、着想が逃げたりいい調子を途切れさせることを嫌うため、我慢することがある彼女にとってはこのくらいは慣れているのだ。
……ある程度であれば。
それから数十分後………
(んんっ……これっ……思ったより時間かかってるわね……)
服の修理は思ったよりも難航していた。もう少し手を加える必要がありそうだと判断する千織。
「もうちょっとだけ手直しするわ。大丈夫、夕方には必ず間に合わせるから。」
「あっ!はい!」
そう言って、千織は作業に戻る。
しかし、そんな時でも尿意は容赦なく彼女を苛む。
(これっ……結構きついっ……かもっ……)
そう思いつつも、作業を中断はしない千織。
そして、このタイミングで思わぬ事態が発生する。
「あのっ…千織さん……。私……ちょっとお手洗いに……」
先ほどの女性だ。どうやら彼女も尿意を催したらしい。
(えっ…!?わっ…わたしもっ…)と内心で焦る千織だが、そんなことを悟られぬよう努めて冷静に返答する。
「そう?わかったわ。トイレはそっちのドアよ」と口頭で場所を伝える彼女は、すでに1時間以上の我慢を強いられている。
そんな気も知らずに場所を聞いたトイレへと向かう女性。言い出すのを躊躇って我慢したのか、あまり余裕がなさそうだ。
そのままトイレのドアを開け、中に入っていく。閉まる音とほぼ同時にバタバタという音が聞こえ、ほどなくして水音が響いた。
この店舗はさほど大きな造りにはなっていない。それゆえ、人の話し声や大きな物音がない限りは音が響く。つまり……
シュゥゥゥーッ……
じょぼぼぼぼっ……
そんな水音がトイレの方が聞こえてくるのだ。
普段なら特段気に留めずに作業に集中する千織だが、今は話が違う。
(こっ…この音っ…!?今はっ…!?)
そう、尿意を必死に我慢して作業をしている今の彼女にとってその水音は相当ダメージが大きい。
そのせいだろうか、
じゅっ……
(!?)
千織は反射的に足を少しすり合わせてしまう。
(いっ……今のはっ……)
ようやくそのことに気づく千織だが、時すでに遅し。すでに下着の中にあるじっとりとした感覚は小さな失敗を物語っている。
(これっ…急がないとまずいっ…)
そう思い、水音に集中を乱されながらもなんとか作業を進めていく千織。
そして、トイレを流す音が聞こえ、女性が戻ってくるころにはようやく作業が完了した。
「こっ…これで大丈夫よ。お待たせ。」と冷静を装う千織。
だがその内心は尿意に焦りまくり。気を緩めると出てしまいそうなのを抑えるのに必死である。
一方で女性は「あっ…ありがとうございますっ!これでお茶会に間に合いますっ…!」と嬉しそうだ。
「そうね、それはよかったわ。次からは気をつけなさいよ。もう時間がないから修理のお代はまた今度でいいわ。」といって千織は彼女を見送る。
……ここまでが仕事モードの千織である。
ばたんっ…!
店のドアが閉まる音が聞こえる。次の瞬間には……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
じゅわぁっ…!
「あぁっ…」と小さな呻き声を漏らし、さらに出てしまったおちびりに焦りを募らせる千織。
慌ててスカートをたくし上げ、タイツの上から手で押さえて決壊をこらえる。
押さえでもしないと立ち上がるだけで出てしまいそうだ。
普段であれば絶対にこのような状態まで我慢はしない。だが、時間に猶予がない依頼を受けてしまった以上、千織屋として適当にするわけにはいかない。
1分1秒を惜しむような状況が、彼女をここまで追い詰めてしまった。
今や違う意味で1秒を惜しむ状況である。
「といれっ………でるっ……」
誰もいない店内でそんなことを口走りながら、立ち上がるだけで一苦労の千織。
普段は思ったことをためらわず口にしがちな彼女だが、さすがにこんな発言はめったにしない。
何でも遠慮なく言うと思われがちな千織であっても一人の女の子、もちろん恥じらいもある。
この年になって尿意を我慢できないなど以ての外である。
何とか必死に立ち上がる千織。すでに下着には2度にわたる失敗の痕跡が染みており濡れた感触がある。
すでにこれだけでも恥ずかしいが、これ以上の被害は避けたい。
「はあっ……はぁっ……」と息を荒げ、両手でしっかりと恥部を押さえてもじもじしながらもなんとか店内のトイレに向かう千織。
何とかトイレの前まではたどり着き、片手を離してドアノブをひねる。
片手を離しただけでも相当危ないことを実感する。そして、ようやくトイレのドアを開け、中に入る。
目の前には待ち望んだ白い陶器。その瞬間に……
(あっ……!)
じょわわっ……
千織は必死に両手で出口を押さえる。それでも出てしまう小さな水音。しかし、何とか最後の決壊までは何とかこらえきったようだ。
「はぁ……はぁ……」と肩で息をしながら、ようやくトイレにたどり着けたことに安堵する千織。
だが、そんな余裕はない。早くせねばここまで来て最悪の事態を迎えてしまう。
スカートをまくり上げタイツを下ろし、下着に手をかける千織。そしてそのまま一気に下ろす。
「んんっ……でるっ……」
しゅいっ……しょわわっ……! ようやく、千織の我慢していたものが解き放たれる。
「はぁぁ……」と思わず気の抜けそうな声を漏らす千織。
しゅいいっ……じょぼぼっ……しゃぁぁぁぁぁっ……
千織の恥部から放たれる、我慢に我慢を重ねた結果の水音。ようやくの解放感に千織も思わず表情が緩む。
しゅいぃぃぃっ……!しぃぃぃーーーっ……
しばらくの間、千織は開放感に浸りながら放尿を続ける。
「オシッコっ……間に合ったぁっ……」
そんなことを呟きながら、大量の尿を排泄していく千織。勢いもいつも以上に強く、解放感と共に快感すら覚えてしまいそうなほどだ。
「んんっ…すっきり…きもちいぃ…」という声までわずかに漏れてしまう。
しゅいいぃぃぃーーーーーっ!!
誰もいないとはいえ店内には店主の盛大な放尿音が響き渡る。
はちきれんばかりの限界まで我慢したタンクが収縮する圧は相当な強さであるようだ。
おまけに……
(これ……すっごい濃い……)
そんなことまで考えてしまう千織。オシッコの色は見るからに長時間の我慢を物語る真っ黄色をしており、出したばかりであるにもかかわらず恥ずかしい匂いすら漂ってくる。
そうした長い、長い放尿を続け…
やがて出し終えると、「はぁ……」と一息つく千織。
足首にある恥ずかしい失敗の痕跡を残す下着を見て「やっちゃった……」と少し後悔しながらも、「でも……間に合ったし……」と自分に言い聞かせる。
そして、「服を大切に……これじゃ人のこと言えないわね……」と言いながら汚してしまった下着の替えを用意せねばとトイレを後にする千織だった。