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「ただいま、戻ったよ」
「勇者様、街の人々から依頼が……あっ……」
聖女と身体を重ねたその直後、バーバリアンと遊び人の2人が街から戻ってきた。
いつものように部屋に入ったところで、ベッドの上にいる俺たちを見て……ピタリと動きを止める。
「や、やぁ、おかえり……」
俺は少し震えた声で挨拶を返す。
ただ全身は母乳まみれで、部屋を満たすのはむせ返りそうな精液の匂いが充満している。
どう見たって、俺たちが行為後なのは明らかだし誤魔化しようがない。
だけどそれよりも、2人の視線は俺の乳房へと向いていた。
「勇者様、胸が大きくなって……えぇ?」
遊び人の声にも困惑が滲んでいる。
自分でも自覚できるくらいに重く育った爆乳。
街で別行動にしてから俺たちは宿屋にいたわけで、レベルアップしたわけじゃない。
その状況とバストアップが説明つかないのだろう。
「あー……たぶん、新しいスキルの影響だと思う」
勇者として、転職の代わりに与えられたスキル。確か『能力吸収』だったかな。
聖母の圧倒的な魔力に反応して、俺の魔力も伸びたのだ。
「それって、勇者様が大変なことになるんじゃ……」
「俺は大丈夫だよ、皆の方が大変そうだし」
高いステータスに反応して自分も伸びる。
逆に言えば、誰かのステータスに近づくだけであって、自分だけとんでもない能力値や体型にはならないはずだ。
乳房のサイズでいえば聖母の方が大きいし、筋肉ならバーバリアンの方が大きい。
彼女たちを上回ることはない……だろう。
「とにかく、彼女もすっきりしたみたいだから」
「ええ、心配をお掛けしました」
どこか吹っ切れた様子の聖母、その雰囲気の変化に驚きつつも安堵した表情を浮かべる2人。
それ以上の話はなく、いつものように宿屋で休む。
少しずつ、パーティー内の雰囲気が変わっていくのを感じながら、この日は時間が過ぎていった。
◆ ◆ ◆
その日の夜。
バーバリアンは浴室にこもっていた。
普段からこうして汗を流しているのだが……今日は少し様子が違っていた。
「あっ……んっ、ふーっ……」
片腕を下半身へと伸ばし、その手を股間へあてがっている。
そして指を軽く曲げて自らの割れ目へと指を差し込み、グチュグチュと音を立てながらかき回していた。
普段よりも湿った吐息と声は、疼きを慰めつつもどこか苦しげだ。
「んっ♡くぅっ……!」
ヌチュッ、グチュ、グチュッ……
今までであれば訪れた街ごとに女の子を口説き、一夜の関係を持っていた。
しかし……このジョブに転職してからは、それも叶っていない。
勇者パーティーの一員であることを利用すれば、何かしら手段はあるだろう。
ただ相手の好意もないのに抱きたいとは、彼女自身が望んでいなかった。
それが彼女なりのスタイルではあるのだが、だからといってステータスの増加は待ってくれない。
結果として、肉体とともに膨れ上がる性欲を持て余していた。
「あぁっ♡」
プシャッ!
そのうえ、今日は勇者と聖母がヤっていたのも大きい。
パーティーの全員が変わりゆく肉体や疼きに苛まれているのは理解しているし、決して咎めるつもりはない。
ただ……それを見て、自分も性欲を刺激されてしまったのだ。
(羨ましい……)
以前の彼女であれば、勇者に声を掛けていただろう。あの場で「自分も混ぜてくれないかい?」と申し出ていたかもしれない。
しかし今は、それらを想像するだけでも躊躇が生まれてしまう。
理由はもちろん、今も鏡に映っている自身の身体だ。
バーバリアンらしく膨れ上がった筋肉は、元の自分の面影すら感じられない。
くわえて──
モワッ……
腕を動かすたびに感じる、自らの体臭。
今もこうして浴室にいるし、清潔さは保とうと気を使っているつもりだ。
しかし筋肉の肥大と連動するように常に噴き出し、全身を濡らし続ける汗は止めようがなかった。
両腋や大胸筋の谷間の蒸れ、筋肉の溝に溜まっていくそれが、半日もすれば自覚できてしまうほどには匂い立ってくる。
それらが徐々に濃くなっていくのが自分でも分かるし、彼女自身が気にしてしまうのも自然なことだった。
ギュムッ、ミチッ
腕を股間へと伸ばすだけで、ボコリと盛り上がった二の腕と、胸板から大きくせり出した大胸筋がぎゅむぎゅむと干渉し合う。
彼女は見下ろした視界でたわむ自らの筋肉を見下ろしつつ、この身体で誰かを抱くことにどうしても気後れしてしまう。
「くぅっ……!」
それでも、肉体とともに性欲や疼きは膨れ上がるばかりだ。
発情と興奮によって全身から汗が滲み、熱気と匂いがいっそう濃くなっていく。
落ち着かせるには、まだまだ時間が掛かるだろう。
そんなことを思いつつ、また秘所を責めようとした矢先──
ガチャ
「あ……」
ドアが開かれ振り向くと、勇者が立っていた。
「っ!?」
「ゴメン、声が聞こえたから、心配になって」
俺がいることに気づいて、筋肉の盛り上がった両腕で反射的に身体を隠そうとするバーバリアン。
ただ、その腕以上にデカい肉体は覆い切れるはずもなく、むしろ大胸筋がたわんで強調するようなポーズになっていた。
「みんな溜まってるし、ちゃんと発散しないとまずいと思うんだよね」
これまでだったら、慌ててこの場を去ろうとしていただろう。
しかし……聖母の件で確信したけど、このまま生真面目に過ごそうとしては心身が保たない。
だから今、俺はここに来たのだ。
「その、俺じゃあ……ダメ?」
思いきって俺の方から彼女を誘ってみる。
彼女も厳しそうだったのは、普段の様子からもわかってる。
溜まった性欲と疼きは、自慰だけでは解消が難しいことも。
だけど……
「い、いや、その……私なんかが相手じゃ申し訳ないだろう」
あまり見たことのない、彼女のよそよそしく卑下した態度。
いや、正確には転職してしばらく経ってからその片鱗はあった。
理由は、自分の身体だろう。
街の女性たちに逃げられるようになってから、彼女は自分自身の筋肉を引け目に感じるようになっていた。
「前に会ったときは、迫ってくれたよね」
以前、同じように浴室の前で鉢合わせしたことがあった。
そのときに口説いてくれたのを思い出す。あの頃の彼女なら「君が望むなら大歓迎だよ」とか言って即ベッドインしていたことだろう。
「ちょっと楽しみにしてたんだけどな」
「しかし、こんな身体では……」
自分の身体を見下ろして表情を暗くするバーバリアン。
確かに、あのときとは身体の厚みが倍くらい違う。
腕だけでも以前の彼女の太腿に匹敵するレベルの太さだし、褐色に染まった肌もあわせて以前とは別人のようだ。
これだけの変化に周囲の反応も重なれば、及び腰になる気持ちもわかる。
ただ……俺はそうは思ってないんだけど。
「ねぇ、俺の身体はどう思う?」
話題を切り替えるように、両腕を持ち上げて軽くポーズを取りつつ彼女へ見せつける。
「やっぱゴツいかな」
ふたなりの身体となったが、ベースは女体だ。体型もそこそこ変わったと思う。
でも女性にしてはゴツく、筋肉の盛り上がった肉体は高い攻撃力を象徴していた。
同じふたなりの聖女と比べても、前衛として伸びたステータスは隠しようがない。
「いや……勇者らしく、強さと美しさを感じるよ。会ったときから変わらず魅力的だ」
俺の言葉をやんわりと上書きするように、賞賛の言葉を並べていくバーバリアン。
すらすらと言葉が出てくるのは、いつもの彼女の癖みたいだ。
そうやって本心から口説いてくれるし、だから今までも人気だったんだろう。
「ありがとう。でも俺からしたら、君もそう見えるんだけどね」
俺は彼女へ距離を詰め、ニコリと微笑みかける。
少しだけ、騎士だった頃の彼女の振る舞いを意識しながら。
「誰よりも逞しくて、強くて……綺麗な身体をしてる」
「ゆ、勇者……!?」
圧倒的な攻撃力を、そのまま肉体に転化させたような巨体。
自分の巨乳とは違う、大胸筋で構成された胸板を埋め尽くして丸々と突き出した筋肉爆乳。
前よりもさらに色濃くなった肌はチョコレートのように艷やかな褐色で、筋肉の詰まったハリと力強さに満ちている。
まさか褒められるとは思っていなかったのか、あからさまに動揺する彼女。
驚きとともに後ろに下がろうとしたけれど、狭い浴室ではすぐに背中が壁とぶつかった。
「これはこれで、ひとつの魅力だと思うよ」
他に同じような体型の者がいないだけで、別におかしいわけじゃない。
全身の筋肉がくまなく発達して、左右はもちろん、上半身と下半身のボリュームも綺麗にバランスが取れている。
戦うためでもあるだろうけど、そこにはある種の美しさがあると思う。
「少なくとも、君の背中を見てきた俺は驚くこともないし。素敵な身体だと思うよ」
初見である街の住人たちが驚くのは仕方ないかもしれないけど、ずっと見てきた俺たちは違う。
戦闘で無双していく姿は、正直とてもかっこよかったし……このカラダになってからは、見てるだけでもムラムラしてくるくらい。
戦士として、肉体美としてもひとつの完成形じゃないかな。
「それに、女の子らしい所もあるじゃん」
俺は服を脱ぎながら彼女のもとへ近づいていく。
着てたのはインナーだけだったから、脱ぐのは容易い。
そのまま裸になって、彼女の身体に自分の身体を押しつけた。
「腰だってくびれてるし、お尻も大きくて、太腿だって丸みがあるし……」
筋肉の凹凸をなぞるように、その肌をじっくりと触っていく。
一つ一つの筋肉から手のひらに収まりきらないボリュームと、しなやかな感触が伝わってくる。
「胸だって……んっ」
「ひゃっ!?」
そのまま顔も近づけて、わずかに下を向いている乳首を舐める。
舌に広がる汗の少ししょっぱさと、同時に鼻に抜ける甘い匂い。
舐めているこっち側も、ゾクゾクとした興奮が背筋を走る。
「ほら、ちゃんと感じてるし、女の子してるじゃん」
どんなに言葉で説明するより、性欲をぶつけた方が早いだろう。
というか、こっちも身体が疼いてきちゃってるし。
「それに……すぅーっ……」
さらに顔を近づけ、彼女の胸元で深く息を吸い込む。
汗らしく熱くて湿っていて……鼻腔に染み込んでくるような刺激。
「俺は好きだよ、この匂い」
レベルアップとともにどんどん濃くなってきてるけど、別に悪い匂いじゃないし。
俺自身も筋肉がついて汗に慣れてるからかもしれないけど、こう、クセになるというか、ずっと嗅いでいたくなるというか……。
この身体だと、むしろこのぐらいの方が似合ってる気もしてくる。
「んっ……こっちまで疼いてきちゃった」
嗅いでるだけでも、股間が固くなってくる。
口ではいくらでも言えるかもしれないが、こうして身体で性欲を見せられると否定の余地もない。
腹筋に押しつけられた肉棒を見下ろして固まるバーバリアン。
「見慣れてない人がいてもさ、こういう身体の魅力もあるって……むしろ魅了しちゃえばいいんじゃない?」
身体を密着させながら、少しばかり挑発するように俺の胸を擦り付ける。
汗でぬるついた肌が、筋肉の詰まったハリと弾力で余計にぬちぬちと滑り合う。
「ね、いつもみたいに迫っちゃえばいいんだよ。みんな誘えば受けてくれるって」
彼女の顔を見上げながら微笑みかける。
あまり、こういったアプローチには慣れてない。目の前の相手の方が得意としてることだし。
でも、ここで退いちゃダメだと感覚でわかってるし、いっそう乳房を押し付けてたわませる。
ここからどう畳みかけようか思考を巡らせていると、密着した肌ごしに、ふっと彼女の身体が緩んだ。
「このカラダで魅了か……なるほど……ふふっ」
今までどこか暗く淀んでいた表情が、笑みの形に崩れる。
どうにか上手くいったかなと、内心で安堵したのだけど──
「……なら、キミが最初の相手だね」
彼女の太い腕が伸びてきて、ガシッと俺の肩を掴む。
そのまま、更衣室側のカーペットの上に押し倒された。
お互い頑強な身体だから痛くはないけど、それにしても積極的すぎるような?
「……え?」
「あれだけ挑発してくれたんだ、私の性欲くらい受け止められるのだろう?」
がっしりと押し倒されたまま、こちらを見下ろしている獰猛な笑み。
その下にある彼女の身体、ビクビクと興奮で震える筋肉から、目に見えて湯気が立ち上っている。
まるで、捕食者に捕まってるような気分だ。
ずっと堪えてた性欲が、全部こちらに向けられている。
そういえば……と、初めて彼女と酒場で会ったときを思い返す。
そもそも魅了とか筋肉とか関係なく、目をつけた相手を落としまくってたんだっけ。
「ご無沙汰だったからね、ちょっとはしたないけど、前戯は省かせてもらうよ」
すでにドロドロと表現できるレベルで濡れぼそり、滴っている愛液。
こっちも痛いくらいに勃ってるから、準備としては問題ない。
ワイン樽のような太腿がその筋を浮き上がらせながら、こちらの下半身へと跨って──
ズブブッ
「あぁっ♡」
「ぐぅっ……!」
力強く身体が降ろされて、一気に肉竿が飲み込まれた。
熱くてヌルヌルしたものに包まれ、すさまじい肉圧で締めつけられていく。
そしてヒダが亀頭に絡みつき、あまりの刺激に腰が何度も反射で跳ねる。
「いいね、奥まで突いてくれるっ……!」
俺もかなりの巨根をしてるはずだけど、彼女も巨体だから適度にフィットしているようだ。
丸太のような両腕を伸ばして両手を床につき、俺の真上から襲い掛かっているような体勢。
体格差もあるから、筋肉に包まれているような気分になってくる。
こちらも発情してるからむしろ興奮が高まって、快感を貪るように腕を回して歓迎する。
ズプッ、グチュッ、ジュプッ……!
腰を前後させるたび、腹筋や背中、そして支えている筋肉がうねる。
体重とパワーによる力強いピストン。
挿れているのは俺の方のはずなのに、完全に主導権を握られ、圧倒されている気分になってくる。
こちらはもう、されるがままだ。
「なるほど……んっ、ここがいいのかなっ!」
「あっ、ぐぅっ……んひゅぅ♡」
見下ろしながら、俺の反応をみてピストンのスピードや締めつけを変えてくるバーバリアン。
密着する肌から筋肉と脈動、そして熱が伝わってくる。
くわえて息を吸い込むたびに感じる彼女の匂いに、発情が加速する。
あっという間に快感が背筋を這い上がり、限界を予感させる。
そのまま、一気に全身が張り詰めて──
「もう射……あぁぁっ!」
言葉にする余裕もなく、男性器が脈打ちながら精液を噴き出す。
歓喜するようにビクビクと収縮する膣内。
こちらの視界に入る下腹部の筋肉も、目に見えてひくついていた。
ジュポッ……
彼女の身体が持ち上がって引き抜かれても、精液はまったく漏れ出てこなかった。
最後まで膣圧で締め付けられながら搾り取られ、射精したばかりのはずの竿には白濁した粘液はほとんどついておらず、うっすらと濡れているだけだ。
絶頂が終わるにつれて、思考が急激に戻ってくる。
彼女の方も、いくらか落ち着いたみたいだ。
「すっきりしたみたいでよかっ……あれ?」
こちらの反応など意に介さず、彼女の太い腕が背中に回され、抱き上げられる。
お姫様抱っこの状態でこちらを抱えたまま、のしのしと廊下を歩いていくバーバリアン。
たぶん、傍目から見れば戦利品を持ち帰ってるような感じだろうか。
密着した身体から筋肉の震えが伝わってくる。
どちらかといえば、興奮による武者震いのような……。
「まだ終わってないよ」
ドサッ
「ひゃっ!?」
淡々とした声とともにベッドの上に寝かされ、そのままマウントを取られる。
声だけなら、むしろ俺の方が女の子みたいな……。
「あの場所じゃあ、ムードもないだろう?」
女騎士のときに向けていた、中性的な美貌から繰り出される微笑み。
いつもの調子に戻ったという安堵と、その奥で煮えたぎる性欲を感じてゾクリと背筋が震える。
そして同時に、彼女の体格に見合った太い指が俺の女性器へとあてがわれた。
「しばらく溜まってたからね。どっちが子猫か、分からせようじゃないか」
さらに汗を滲ませ、筋肉を張り詰めさせながら、彼女が迫ってくる。
いつもの調子が戻って……いや、それ以上かな?
俺はとんでもないスイッチを入れたのだと、今さらながら気がついた。
「や、優しくお願いします……」
その一言が、あまり意味をなさないことは自分でも理解していた。
「……あぁ、夜が明けてしまったね」
「あっ、ひっ、うぁ……っ♡」
ガクガクと腰を震わせながら、絶頂の余韻に全身が包まれている。
どれだけイったのか、途中から数えることはやめた。
イキっぱなしでカウントしようがなくなったとも言える。
「前から目はつけてたけど……期待以上に可愛かったよ」
ベッドから状態を起こし、穏やかな笑みをでこちらを見下ろしている元騎士の彼女。
その圧倒的な肉体で、一晩中搾り取られた。
この身体になってから経験したことのない快感の数々。
たぶん俺の身体が女体のせいで、イかせまくってきた彼女の経験が活きたのだろう。
これでも、俺はまだ耐えられた方だと思う。
お互いの汗でシーツはすでにぐしょぐしょに濡れていて、あっちも相当にイっているはずだ。
ただ、それでも無尽蔵の体力ゆえに彼女の方は元気というか……久しぶりに性欲を発散できてつやつやとした肌と筋肉がハリを増しているように見える。
「それにしてもこの身体、責めるのには向いてるのかもしれないな」
俺がアヘ顔を晒してるのを眺めつつ、どこか満足そうに呟くバーバリアン。
いや、確かに圧倒的だったし、体格や筋肉がプラスに働いてるとは思うのだけど。
彼女自身の性技と体力が合わさって、相手はエラいことになるんじゃ……。
「まぁ、これからもよろしく頼むよ」
彼女の攻撃力……筋肉の影響もめちゃくちゃに受けて俺のガタイが良くなったけど……まぁ、次ヤるときはいくらか楽になるだろう。
匂いが魅了のステータスと連動していることを知るのは、それからすぐのことだった。
◆ ◆ ◆
聖母からはじまり、濃厚な1日が終わって……。
俺たちの旅は、格段にペースアップした。
戦闘は相変わらず一方的だけど、一番大きいのは聖女の変化だろう。
胸の疼きに苛まれたり、搾乳や自慰に費やす時間もなくなった。
「勇者様、そろそろ……」
ダプン
そのぶん頻繁におっぱいを出して誘ってくるし、俺は母乳を大量に飲んでるのだけど。
俺も筋肉がついて汗をかく量も増えたから、水分補給になってる。
「お飲みになります?」
「い、いえボクが大丈夫です……!」
授乳の様子をぼんやりと眺めていた遊び人。
乳首を差し出そうとする聖母を、ぶんぶんと首を振って断っている。
同じ聖職者だけど、彼の方はまだこういうことに抵抗があるらしい。
そうこうしているうちに、あっという間に次の街に着いた。
「ふぅ……思ったより早かったね」
変わったといえば、街に入って人目を浴びても胸を張って歩くバーバリアンもだろう。
一歩一歩が重たげなのも、全身から汗が滲んでいるのも相変わらずだけど、むしろ積極的に肉体を見せつけているような感じだ。
振る舞いとしては蛮族らしくなってきたとも言える一方で、自信をもっていた騎士の頃ともどこか重なって見える。
(2人とも、調子が戻ったみたいでよかった)
心なしか表情も晴れやかだ。
そもそもステータスが高いだけであってデバフではないし、下手に我慢をしなければ健康的に過ごせるはずなのだ。
まぁ……常識を持ってると抵抗のある振る舞いばかりだけど。
「うぉ、めっちゃ可愛いじゃん」
「君、一緒に飲まない?奢るからさ~」
そしてもう一人の遊び人は、男たちから言い寄られていた。
容姿についてはあまり変わってないし、むしろ魔力や守備力の上昇で性的な魅力が増してきてると思う。
これまでは断りがちだった誘いだけど、最近は──
「じゃ、じゃあ、この辺りのことを教えてくれるなら……」
相手を選んでではあるけど、適度に受けるようになっていた。
こういう所での聞き込みも重要な要素であり、最近はとくに彼にそれを任せている。
俺は、というか俺たちは、規格外の体型ゆえにその役割があまり向いていない。
威圧感というか、あきらかに周囲と違うステータスと体型ゆえに、周りの人たちも萎縮してしまうのを肌で感じていた。
そういう面で、遊び人だと聞き出せる情報や噂話なども多く、彼自身が聞き込みをする役割を買って出ている。
「んじゃ、辺りを案内してやるよ」
街の人々もガタイが良くなってくるにつれて、妙に開放的な印象も強まってきている。
ステータスの高さゆえに肥大した身体と連動して、性欲を持て余してるのかもしれない。
まぁ、彼も僧侶だった頃よりステータスはしっかり伸びてきてるから、強引に何かされる心配もなさそうだ。
気がかりはないわけじゃないけど、旅については順調……と言えるだろう。
そうして、街で装備を点検したり食事をしたり、情報を揃えたり……もろもろ終えて宿に泊まる。
時間は流れて,
深夜。
いつものように眠りにつき、身体を休めていたのだけど……。
「んっ、ぐっ……うぅ?」
俺の睡眠は、息苦しさと圧迫感で覚まされることになった。
「うん……?」
目に入ってきたのは、バニースーツの光沢。
そして見慣れた遊び人の顔があった。
最近は服がきついからほとんど裸で寝ていたのだけど、俺の下半身にまたがりながら、持ち上がっていた肉棒に触れている。
どうやら、寝ている間に勃っていた男性器を触っていたらしい。
「はぁ……♡」
腕くらいはある太さの剛直に、うっとりと頬ずりしているバニーボーイ。
あきらかに発情している様子で、今まで見せたことのない雌の顔をしている。
「あの、何をして──」
「もう我慢できませんっ♡」
ズブブッ
こちらが声を掛ける暇もなくマウントを取るように跨り、そそり立っている俺の肉棒を、有無を言わさず自分の尻穴に押し込んだ。
そのまま立て続けに全身を跳ねるように上下させていく。
「ず、ズルいですよぉ……2人とはエッチしてるのに、ボクとだけはしないなんてぇ……」
腰を動かしながら、甘い声で喘ぐ遊び人。
もちろんアナルへの挿入なんて初めてだけど、それを考える前に快感が押し寄せてくる。
バーバリアンに比べると締め付けは強くなく、むしろ中は柔らかくまとわりついてくるようで……。
ズプンッ!
「あはっ♡」
彼のむっちりとした巨尻が俺の肉竿を根本まで飲み込み、丸々とした尻肉が俺の下腹部に押
し付けられる。
数秒その感触を味わったのち、跳ねるように尻を上下させだした。
ズチュ、ヌプッ、ドチュン!
全身を使ったピストンに合わせて、華奢な肢体についた爆乳が目の前で揺れる。
打ち付けられる尻肉の感触が、男だとわかっていても雌を感じさせてくる。
そして、射精をねだるように扱きあげられた肉棒に注がれた快楽は誤魔化しようがなく──
ドブルルルッ
「きたぁっ♡」
絶頂にびくつくチンポに歓喜の声が上がる。。
大量の精液で、ぼっっこりと下腹部が膨らむ。
そのままメスイキに浸って、上を向きながら身体を震わせているシーメールなバニー。
「あぁ、……あれ?」
イったことで発情が薄らいだのだろう。恍惚に蕩けていた遊び人の瞳に光が戻る。
ただ絶頂の余韻が消えて普段の調子まで落ち着いていくのに、まだ少し時間はかかった。
「す、すみません!!」
お互いにひと段落ついて、まずは話をしようと思ったのだけど。
我に返った元僧侶は、正座したまま深々と頭を下げていた。
犯し終わった後に自己嫌悪に陥ってる……ちょっと珍しいパターンだな。
「その、何かあったの?」
今までの彼からすると想像もつかない豹変ぶりだった。
直前まで聖母の授乳すら抵抗を示していた人とは思えないくらいに。
遊び人は俺の問いかけにしばらく逡巡してから、おずおずと手を差し出してきた。
「街で聞き込みしてたとき、口説かれてこの指輪を貰ったんですけど、着けたら急にムラムラしてきて……」
日中の聞き込み、男たちに言い寄られてる中で、贈り物を渡されたらしい。
指に光るピンク色の宝石が嵌められた指輪。効果としては運が上がる装飾品だそうだ。
実際、彼のステータスを確認してみると、運の値だけ高くなっていた。
装備品としてはレアだけど、これ単体で戦闘に役立つかは微妙なところだろう。
その他には状態異常はないし、つまり運のステータス上昇で彼は一気に淫らな行為をすることに……。
(もしかして、運と淫乱さって連動してる?)
聖女もバーバリアンも、そして俺も……運はここ最近一気に伸びてきてる数値だ。
何を示してるのか分からない隠しステータスみたいなものだと思ってたけど、そこと連動しているなら変化にもいろいろ説明がつく。
もしかするとこれを贈った相手も、彼とヤること目当てに媚薬みたいなノリで使ったのかもしれない。
ただ元僧侶としての理性は強靭で、その場ではうまく凌いで……宿屋に戻ってから俺の逸物を見て耐えきれなくなったと。
「勇者様の寝込みを襲うなんて、本当にどうお詫びすればいいか……」
「別にイイよ。求められたらヤるつもりだったし」
俺はあっさりと受け入れる。
もともと、彼だけ仲間外れにするつもりはなかった。
性欲の発散は必要だし、放置しようとも思ってない。
ただ……元は同性だし、聖母の授乳も断る程度には性的なものを避けてたし、どうやって声を掛ければいいか迷っていたのは確かだ。
寝込みを襲われたのは予想外だったけど、むしろ俺にとっては好都合だったかも。
こちらのあっけらかんとした反応に、唖然としている彼に向けて続けた。
「今は遊び人なんだし、色んなことを知るのは悪いことじゃないんじゃないかな」
聖職者として抵抗はあるかもしれないけど、清廉な聖女だった仲間も今は溜まった分を発散してるのだ。
むしろそうやって過ごすほうが、今の俺たちには必要なことだと思うし。
「1発だけじゃ、まだ疼いてるんじゃない?スッキリしたほうがいいと思うけど」
「えっと、その……お願いします」
おずおずと後ろを向き、四つん這いになってお尻を差し出す。
かなりの太さがある肉棒が這入っていたのもあって、アナルは完全には締まりきらずにパックリと縦に割れていた。
他の2人をみれば、溜まりに溜まった性欲が一発だけで解消されないのはわかっている。
俺は目の前にある華奢な腰を掴み、むっちりとした尻肉へと打ち付けた。
3人とも、それぞれが転職を自分なりの形で受け入れた。
旅の進行は今まで以上にペースアップしている。
性的なことについて躊躇する必要がなくなったし、それぞれ迷いがなくなったのが大きい。
聖母の胸が疼けば授乳するし、バーバリアンと遊び人相手には中出ししまくる。
聖女(聖母)はより信仰を深めるため。
女騎士(バーバリアン)は自らの魅力で女の子たちを虜にするため。
僧侶(遊び人)は……遊ぶため?
細かい所はさておき、それぞれモチベが復活したのはいいことだ。
俺自身、今までの常識とか価値観は余計なものだと思いつつある。
それに……3人の相手をしてたら、チンポもマンコも乾く暇がないというものだ。
色々あったけど士気は十分に高く、勇者一行として歩みを進めていく。
肥大する性欲に身を任せて、さらにレベルを上げながら。
判明している影響
体力……体重
魔力……バストサイズ
攻撃力…筋肉量
守備力…ヒップサイズ
聖力……男性器のサイズ(女性は一定値を超えるとふたなり化)
運……淫乱度
魅了…匂いの強さ
勇者
性別: 男→ふたなり
レベル 38→51
体力 227→452
魔力 183→351
攻撃力 208→398
守備力 219→419
聖力 102→201
運 89→152
魅力 91→187
スキル
成長加速……ステータスの伸びが著しく高い。
能力伝播……パーティーメンバーなど、関わりの深い相手に自身のスキルが作用する。
能力吸収……自分よりも高いステータスを持つ相手の体液を接種すると、自分のステータスも上昇する。
特記事項
パーティーのリーダーとして役目を果たした勇者。
引き締まった肢体だったが、聖女の影響を受けてバストが増大し、筋肉量も増大中。
女性的でありつつも筋肉がつき、男性器も立派なものがついているため、周囲からは一目で勇者だと分かるらしい。
魔力も乳房に比例して増加中で、主に攻撃魔法を使う役割を担う。
これでMPを消費しては聖母から授乳されて回復する……道中はこれ繰り返している。
また今回の一件以降3人の性欲処理が日課となっており、貞操観念は希薄になりつつある。
聖女→聖母
性別: 女→ふたなり
レベル 38→52
体力 130→317
魔力 253→624
攻撃力 82→235
守備力 131→360
聖力 202→536
運 38→103
魅力 75→215
主な装備
女神の聖杖 魔力+40、回復量増大 聖力+40、回復量増大
特記事項
定期的な授乳や性交により、身体の疼きから開放された。
また、勇者へ母乳を飲ませているうちに、授乳そのものに興奮していることを自覚した。
母乳の匂いや谷間で蒸れた汗など、魅力(匂い)も急激に上昇しているが、見るからに巨大な乳房や超然とした立ち姿ゆえ、信仰心とともに受け止められている。
母乳の量は未だに増加中で、勇者1人では飲みきれなくなりつつある。
街の人々にも「施し」として分け与えようかと思っているが、今のところそれを切り出す機会がない模様。
騎士→バーバリアン
性別 女
レベル 38→52
体力 327→539
魔力 91→166
攻撃力 303→632
守備力 276→574
聖力 0→0
運 79→159
魅力 135→599
主な装備
鋼の剣 攻撃力+10
ちからの腕輪 攻撃力+40 体力+15 守備力+10
特注ビキニアーマー 攻撃力+20 体力+10 守備力+25
特記事項
レベルアップとともに筋肉の肥大にくわえて肌の褐色化も進行し、蛮族と呼ぶに相応しい肉体となりつつある。
人たらしな性格は変わっていないため、自分の肉体に自信を持ってからは今までの調子を取り戻した。
同時に、今まで理性や羞恥心で抑え込んでいた性欲を解放したため、運の値も上昇している。
発情や興奮で発汗量も増加し、匂いがいっそうきつくなる。この体臭に魅了効果が含まれており、肉体を見せつける行動と非常に相性が良い。
なお遊び人が勇者の寝込みを襲っていた頃、久しぶりのナンパにも成功したらしい。
僧侶→遊び人
性別 男(シーメール)
レベル 37→50
体力 113→178
魔力 81→294
攻撃力 47→143
守備力 74→272
聖力 50→166
運 39→331
魅力 35→219
主な装備
バニースーツ
幸運の指輪 運+80
特記事項
ジョブとの相性が良かったのか、遊び人になってからステータスの伸び率が良化している。
中でも急激に運が上昇しつつあり、そこにアイテムが拍車をかけた。
長らく周囲から役立たずとして扱われていたため、その反動で自分よりずっと強い冒険者たちが言い寄ってくることに少なからず愉悦を覚えている。
賢者になって周囲から認めてもらう事が夢であり手段でもあったが、最近は今のジョブにもやりがいを見出している。