・体脂肪率と下部胸囲、ウエスト、ヒップ、二の腕、ふとももの周径の相関係数は高い。
・体脂肪率と手首、ふくらはぎ、の周径の相関係数は比較的低い。
・体脂肪率の影響を受けやすい部位は、ウエスト、ヒップ、二の腕、ふともも。下部胸囲、前腕、手首、ふくらはぎは影響を受けず、BMIの影響はうける。
石垣享『女子大学生のBMIおよび身体組成から推定される身体各部位の周囲径』
・体脂肪率は胸囲、下部胸囲、腹囲、腰囲を増大させる。しかし比較的下部胸囲への影響は少ない。
・体脂肪が増えると、腹囲と下部胸囲の差が減っていく。
石垣享『大学生の体幹部の周囲径とBMIおよび体脂肪率との相関関係の性差』
・やせ群、普通群、肥満群の上半身と下半身の脂肪量を比較すると以下のようになる
やせ群 上半身:3.0kg 下半身:4.3kg
普通群 上半身:5.8kg 下半身:5.6kg
肥満群 上半身:15.3kg 下半身:9.4kg
(やせ群はBMI18.5未満かつ体脂肪率20%未満。普通群はBMI18.5~25かつ体脂肪率20~25%、肥満群はBMI25以上かつ体脂肪率30%以上。また上半身とは腕と体幹部、下半身とは脚部である。)
弓桁亮介『日本人若年女性における体型からみた体脂肪分布の特徴』
以上からわかること
①BWHは脂肪がつきやすい。しかしアンダーバストは脂肪がつきにくい。
→ゆえに太るとバストとアンダーバストの差が大きくなり、乳房が大きくなる
→ウエストはアンダーバストよりも小さい値である。しかし太るとウエストはアンダーバストより増大し、ウエストはアンダーバストの値に近づき、超えるものいる。つまりくびれの位置が変わる。
②太ると体脂肪は上半身の割合が高くなる。
→ゆえに肥満型は上半身が目立ち下半身が目立たない体型になる
→痩せている個体は下半身の太さが目立つ
③体脂肪率の影響を受けやすい部位は、ウエスト、ヒップ、二の腕、ふともも。下部胸囲、前腕、手首、ふくらはぎは影響を受けず、BMIの影響はうける。
→肥満型の末端部は他の部位と比べて細くみえる
→筋肉質の人間の末端部は他の部位と比べて太い印象をうける
④骨格診断ストレートとの関係
ストレートには「ひざ上は太めでひざ下は細め」「胸からウエストの位置が近い」という特徴が挙げられているが、これは体脂肪率が高い個体の特徴である。
⑤骨格診断ウェーブとの関係
ウェーブ体型には「ひざ下に肉がつきやすい」という特徴があるが、これは体脂肪率が低い個体の特徴である。
⑥骨格診断ナチュラルとの関係
「すね骨やアキレス腱が太い」のは筋肉質の個体の特徴である。