DESCRIPTION
ナボコフの『ロリータ』には誤解が大量にあると思うので先にツッコミをしておきたいと思います。
・舞台は1940-1950年代の「豊かな」アメリカである。ヨーロッパではない。
・ナボコフはロリコンではない。少なくとも本書の主人公とナボコフとは別人物である。またナボコフの告白録ではない。
・ロリータはロリータファッションをしていない。もちろん、ロリータファッションの定義にもよるが。当時のアメリカ人の女子っぽい格好をしている。ジーンズ、格子柄のワンピースなどなど。
・ロリータには陰毛が生えている。またハンバートは腋毛が好き。
・ロリータは可憐で清楚なキャラではない。メスガキである。
などなど。で、このナボコフ。山形浩生は
「ロリータ」は犯罪的な幼児性愛者の書でもあると同時に、電波なキXXイの素養を持つ人ほど楽しめる(いやそういう人しか享受できない)、二重の意味での変態のバイブルとなっている。
と評している。電波な基地外というのは、ナボコフのロリータは、深読みができる作品で、しかも深読みすればするほど作中にちりばめられた符号や数字が合致していくという作品である。深い解説は同人誌でやるが、ちりばめられた断片を読むために年表をまとめておいたので、まあ見ておいてください。