『おにまい』の一話だけをみました。その感想を軽く。
『おにまい』の少女体格描写がけっこういいと聞いたのでみました。
確かによいです。
骨盤のはばが狭いのがよい。
そして、くびれがないのがよい。
思春期前の身体はくびれがないです。
しかしくびれがないことは太っていることではないです。
BMIは思春期前は低い値です。
しかしウエスト÷ヒップ比は高い。
「細いがくびれていない」のが思春期前の身体の特徴でしょう。
(画像は保田作。データは『日本人の人体計測データベース1992-1994』より)
他に何のアニメと比べていいのかはわかりませんが、『おにまい』のスタッフは「よく見ている」と思いました。
思春期とその前では身体は違うわけです。
しかしちょっとひっかかる部分もあります。
幼女的な身体を描きながら、『おにまい』は乳房を描いています。
少女の性徴は、乳頭→乳房の順です。
乳頭の発達開始が平均10歳、乳房は11-12歳です。
つまり、身体は幼女のようなフォルムをしている。
しかし身体の性徴においては、乳房があるという思春期的な身体をしている。
勿論、アニメの絵なのでウエストヒップ比は計れません。
またウエストヒップ比と乳房発達の関係の研究を私は知りません。
ですが「思春期前的な身体を書いているのに、なんで乳房を書いているんだろ?」とは思いました。
さらに『おにまい』でブラジャーを買いにいくシーンがあります。
この2つのジュニアブラを店員はすすめるわけです。
形状的にW社がいうところの「ステップ2」か「ステップ3」のブラジャーでしょう。
左のものはカップが形成されているので、おそらく「ステップ3」だとは思うんですが。
で、W社がいうには「ステップ2は初経前後」「ステップ3は初経後1~3年」とのことです。
つまり、主人公の身体は初潮を迎えてもおかしくないぐらいには発達をしていると考察できます。
さて、初潮ですが、繰り返し言っていますが初潮は未発達な身体に急に来るものではありません。
94%の少女が初潮時に乳房が形成されていました。
また97%の少女が初潮時には陰毛が発生していました。
(斎藤誠一『思春期の身体発育と性役割意識の形成について』)
なので、このジュニアブラを進めるぐらいに乳房が発達していたら、陰毛は生えていると考えるのが自然です。
で、『おにまい』は、幼女になりたい欲望をうまくひっかけている話でしょう
幼女もニートも、生産をしていないことが共通している
しかし幼女は生産をしなくても怒られないが、ニートは怒られます
まあ、気持ちはわからなくもない
ただ『おにまい』一話をみると、主人公が幼女ではなく、思春期の身体を持ちつつあるんですね
乳房が膨らむ、陰毛もたぶん生えている、そのうち初潮もくる
これらの発達は、幼女ではありえない、あのドロドロとした青年期の始まっていることを意味します。
だって陰毛生えたら、もう子供ではないんだ!って絶望しませんかね。
ニートという青年期&思春期の問題を、転生して解決する。
幼女になって止揚する。
とみせかけて、実はもう一度思春期のはじめからやりなおせ!というふうにおれにはよめました。
まあ思春期の少女になって初潮とか経験したい!って人にはウハウハかもしれませんが・・・