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―――それはどこかの異世界の話。
物語に出てくる剣と魔法のファンタジーの世界である。
そのとある森の中、そこに拠点を構え工房を拵えている魔女がいた。
彼女の名は、『レイリィ・ボルシャック』。
長い黒の髪に、病的なまでに白い肌。そして血のように真っ赤な瞳を持ち、豊満な爆乳に反して骨が見せるほど痩せこけたアンバランスましましな体を持つ残念美人な女性である。
「おほぉ♡おおんっ♡あひぃんっ♡」
「おっほ♡ああんっ♡いうぅうっ♡」
そして、股間にそれこそアンバランスな男性器を持つ女でもあった。
「「い、いぐいぐいぐぅぅぅうう♡♡♡」」
びくんびくんびくん!!
どぷどぷどぷぷぷぷぷ・・・
「「お・・・おお・・・あ、あちゅいのぉぉぉおお・・・♡♡♡」」
吐き出された精液が、互いの膣内を満たす。
二人の肉棒は今、互いの膣内に突き刺さっており、肉棒の熱く硬い感触が体の中で酷く存在感を放っており、そして快感を与え続けていた。
そして自分同士故に相性も良く、布ずれ程度に擦れても絶頂に近い快感を味わい、射精してしまう。
その精液の熱さに、二人の理性は爛れていく。
(わ、わたし・・・どうして・・・こうなってるんだっけ・・・?)
時は遡ること数年前―――
「も、もうすぐ・・・!」
レイリィはとある魔法の研究をしていた。
魔を操る女、故に魔女と呼ばれるのだが、彼女の場合はいわゆる『研究者』に該当する類の魔女だった。
魔法が珍しくないこの世界において、新たな魔法を生み出す事は、魔法使いにとって至高の領域である。
かつては火を起こすだけの魔法でもかなり絶賛されたものだが、今は様々な魔法が存在している為、新しい魔法一つ作るだけでもかなりの苦労してしまうのだが、今レイリィは新たな魔法を作り出そうとしていた。
「ただの分身じゃない・・・完全な同一存在の創造・・・神の所業に等しい偉業、今・・・!」
そして、何冊何重にも束ね慣れた魔法を構築する為の理論を書き記し、ついに彼女はその理論の完成にこぎつけた。
「できた・・・出来たわ!これが、完全分身の魔法理論!これを元に魔法を発動させれば、私は新たな魔法を作り出した立役者になれるわ!」
そうして、創り出した分身魔法(未使用)を発動するべく、部屋を片付け、魔法陣を描き、その上に立つ。
「一なるものを二に、全なるものを分かち、器を半に分け、あるもの等しく分け与えば、真なるもの、二つとして存在せり!」
強い光が迸り、レイリィの視界を真っ白に染める。
しばらく強い光が続き、やがて気付くと、そこにはレイリィそっくりな女性がそこにいた。
「「やったわ!成功よ!」」
レイリィは喜び、目の前の相手へ歩み寄る。
そして、相手の肌、髪に触れる。それと同時に、相手からも自分に触れてい来る。
「「この髪の色、肌の感触、それに言動も・・・間違いない、完璧だわ・・・」」
そう言い合って、ぺたぺたと触り合っていると、
「「・・・いつまで触ってるつもり?」」
どうにも相手からも同じように触られるのは癪に障った。
「「ちょっと、真似しないでよ・・・・」」
相手の手を払おうとすれば、相手も払ってくる。その為、その払おうとした手同士がぶつかり、まるますイライラは募っていく。
「「こっの・・・!」」
その手をのけようともう一つの手を出せば相手の手がぶつかり、そうしているとついに怒りは頂点に達し、
「「いい加減にしなさい!」」
ぺちん、とその細腕で互いの頬を叩いてしまう。
その平手打ちとも呼べない平手打ちを互いに受けた二人のレイリィは、
ぶちっ
「「このっ、私の創造物の分際で!」」
激昂し、虚空から杖を取り出し、互いに向け合った。
「「消えなさい!!」」
そうして放った攻撃魔法。いくら体が華奢でも、魔法の実力は確かだからこそ、魔女と呼ばれるのである。
が、同じ力が反対方向で一切のズレなくぶつかればどうなるか。
そう、対消滅である。
「「きゃ、きゃあぁああああ!!?」」
しかもただの対消滅ではない。
彼女たちの身に着けているもの。即ち衣服が全て消し飛んでしまったのである。
シンプルな黒のローブもとんがり帽子が跡形もなく。
よく周囲の家具や書物も一緒に消し飛ばなかったものである。
それはともかく。
「「ど、どうしてくれるのよ!?」」
互いに杖を突き出し合い、曝け出された無駄に大きい乳房を片腕で隠すレイリィたち。
しかし、全裸なのがいけなかった。
細い腕と足。その分の栄養全てがいっているのか無駄に大きな乳房とその根元についているちいさなほくろ。そしてそれと同じようの大きな尻。
誰から見ても歪な体をしている自身の体を、レイリィは他人として見る事に妙な違和感を覚えていた。
そして、それと同時に―――
((わ、私の体ってこんなにエロかったんだ・・・))
そう思うと、下腹部が熱くなっていくのを感じる。
そしてそれと同時に相手の股間からむくむくとそそり立ってくるものが―――
「「ひぃっ♡」」
それは、女である筈の彼女にはない筈の男性器であった。
「な、何勃起させてるのよ気持ち悪い!」
片方のレイリィがそう吐き捨てる。
「そ、それはそっちでしょ!自分に興奮するなんて!」
慌ててもう一人のレイリィが言い返す。
しかし、いくら言い争ってもそそり立ってしまった肉棒を抑える事はもう出来ない。
所謂『ふたなり』である彼女たちは、人一倍性欲が強い。しかしだからといって生涯のパートナーにである訳も無く、その為自分で処理するしかなかった。
しかし、今目の前には、自身の性欲を発散させてくれるかもしれない存在は目の前にいた。
だとすれば、彼女たちが本能に従うのは当然だった。
「「っ!!」」
杖を投げ捨て、互いに飛びかかるレイリィたち。
「このっ、いきなり襲う気!?この強姦魔!」
「作られて早々レイプなんて良いご身分ねこの偽物!」
しかし普段は運動もしない腕も細い脚も細い彼女たちである。
すぐに疲れて互いに寄り掛かり合うような恰好になる。
「「おおぉっ♡」」
同時に、腹の間に二本の肉棒が挟まるような恰好になる。
ついてに二人の柔らかな爆乳が水風船のように潰れ合う。
「こ、この変態っ♡ちんぽ押し付けてこないで・・・♡」
「ちんぽおしつけてきてるのはそっちでしょ♡この変態♡」
そう口では罵り合うも、下半身はどういう訳か正直の腰を上下させて腹に挟まった二本の肉棒を擦り合わせる。
「おっ♡おほぉおっ♡同一人物おちんぽ擦り付けるのしゅごい♡こんな感覚はじめてっ♡でも童貞ちんぽには刺激つよしゅぎるっ♡むりむりたえらんない♡イクイクイクイク♡」
「あっ♡んほぉおっ♡自分同士のおちんぽズリしゅごしゅぎぃ♡我慢出来るわけにゃい♡童貞おちんぽには刺激がつよしゅぎましゅ♡イくイくイく♡おほおほおほぉぉおお♡♡」
「「イくイくイくぅぅううう♡♡♡」」
どっぴゅるるるるるるるるるぅぅぅうううう!!!!
精液が亀頭から吐き出され、腹と下乳を白く染め上げてくる。
「「お・・・ほぉっ♡ほぉおっ♡お・・・・」」
今までに味わった事のない快感に、二人の思考は真っ白に染まる。
膝はがくがくと震えて耐え切れずに地面に付き、その震える体で快感を享受する。
しかしやがて、思考が戻ってくると、
「こ、このへんたい・・・♡お、おちんぽ同士擦れ合わせてっ♡イっちゃう・・・なんて♡」
「へ、へんたいなのは・・・♡そっちでしょ・・・おっ♡どうしてくれるのよ・・・おひっ♡」
「うるさい!元はと言えば、貴方が私に逆らうから・・・♡」
「逆らったのはそっちでしょ!私が作った存在なんだから♡」
「作ったのは私よ!」
「違うわ私よ!」
いくら言い争っても優劣が着く事はなかった。
何故なら彼女が作ったのは完全な分身。
一人の人間を完璧な二人にする。
成功したかどうかは彼女たちを見れば一目瞭然。
「もういいわ!貴方が偽物だってこと、分からせてやる!」
「分からせるのは私よ!私が本物なんだから!」
そう言い合って、再び取っ組み合いを始めるレイリィたち。
その目標はただ一つだった。
「「んおぉっ♡こ、これで童貞そつぎょ・・・んほぉおぉお♡♡♡」」
それは、自分の肉棒を相手の膣内に挿入することだった。
しかし、相手もまた自分であるならば、その考え方も同じ。
それ故に
「「お、おちんぽいれたのにおまんこ入れられてるぅぅうぅう♡♡♡」」
犯しているのに犯されている。犯されているのに犯している。
自分が犯しているのに、相手からも犯されているという二つの快感に、二人の脳はショートしそうになる。
そして、その童貞と同時に処女も捧げ合ったその状況に、二人は耐えきれる筈もなく。
「「おおぉおおおぉおおおぉおおおおおおおおっっっ♡♡♡♡」」
どぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷ・・・・♡♡♡
長い長い射精が、一気に膣を、子宮を精液で満たす。
その快感に、二人の理性は吹き飛び、そこからはケダモノのように互いを犯し合い始めた。
その間、二人の股間から互いの肉棒が抜ける事は無かった。
「イけっイけっ♡私に犯されてイけぇえ♡♡♡」
「イくのはそっち♡犯されているのもそっちぃ♡♡♡」
「くたばれっ♡しねっ♡」
「しねっ♡くたばれっ♡」
「おほぉおおぉお♡♡♡ぽるちおおしつぶれてしぎゅぅぅうう♡♡♡」
「んおぉおおおお♡♡♡しきゅうおしつぶれてぴぎゅぅぅうう♡♡♡」
「んじゅるろぉおお♡♡♡うまっ♡じぶんにせものおっぱいじゅるるるぅ♡♡♡」
「んじゅるるぅうう♡♡♡ちゅば♡にせものじぶんおっぱいじゅぞぞぞぉ♡♡♡」
それから、三日三晩、休みなく犯し合い続けた。
(こ、このままじゃ、こわれる・・・)
それから、実に数年。
自分の子供なんて妊娠してたまるか。という事で妊娠しないよう子宮にプロテクトをかけているが、それでもあの日の快感を忘れられず、最初の一か月は夜だけセックスをしていたが、日がたつごとに相手の中に肉棒を入れている時間が増えて行き、今ではもう膣内に肉棒が入っている事が当たり前となっていた。
それに伴って、快感に支配され、一日中犯し合う日々を続けているのだが、
(これいじょうは・・・もたない・・・)
「「おほ・・・♡おほ・・・♡おほ・・・♡」」
抱き締め合い、相手の肩に顎を置いた状態で、スローストロークでピストンしているのだが、それでもかなりぎりぎり。
このままの状態を続けていれば、理性は蒸発し、無限に犯し合う獣へと堕ちてしまう。
それを避けるためには―――
(こうする、しかない・・・・!)
レイリィは、呪文を唱え始める。
「「我が魂よ・・・器より脱却し、世の理から外れ・・・新たな世にて、等しき器に納めよ・・・♡♡♡」」
それは、魂身分離の魔法。
その効力は―――
(や、やったわ・・・!)
突然、どこかへ落下していく感覚を覚える。
(こ、これで解放される・・・!私との快楽地獄もこれで終わりよ!)
栄誉を求めた筈だった魔女は、その地獄から逃げる為に自ら異世界へ逃げる選択をした。
――――筈だった。
「「・・・・へ?」」
そこは、彼女の知らない場所だった筈だった。
しかし、目の前にいるのは、不健康だった筈のほんのり色づいた健康的な美顔の―――『自分』だった。
「「なん・・・いぎぃいッッ♡♡♡」」
その時、射精と同時に彼女の脳裏にとある情報が呼び起こされる。
『炎山怜悧《ほむらやまれいり》』
高校二年生。
顔が良いだけで特に目立つ所の無い女子高生。
しかし、大人しい雰囲気とは裏腹に、酷い性欲に悩まされており、学校内の女生徒の制服の下を妄想しながら日々オナニーに耽っている。
ある日、どこかから送られた薬品を呑んだ所、二人に分裂してしまい、それから不登校が続いている―――。
(うそでしょ・・・!!?)
どちゅっどちゅっどちゅっ
「「おっ♡おっ♡おっ♡おっ♡」」
膝立ちになっており、短い髪を揺らして精液塗れの体を擦れ合わせる。
夢にまで見た健康的な腕や脚はあっても破壊的サイズの乳房は健在で、しかしそれを気にすることが出来ない程快感が彼女たちを襲う。
「イぐっ・・・♡イぐっ・・・♡」
「なんでっ・・・どうしてぇ♡」
「せっかくっ、あの地獄がらぁ♡おほっ♡にげだのにぃ♡」
「どうしてっ♡ここでもっ♡ごうなるのぉおおぉお♡♡♡」
どんっ、深く肉棒が突き刺さる。
「「ちんぽがぽるちおつぶしてしきゅうまけちゃうちんぽもまんこにしめられてまけちゃうまけまけまけアクメしちゃうぅぅうう♡♡♡」」
どっぴゅぅぅぅぅうう・・・・♡♡♡
精液が子宮に吐き出される。
視界がちかちかと明滅し、快感の波に飲み込まれる。
(だ・・・め・・・のまれ・・・る・・・・次・・・へ・・・♡♡♡)
再び、彼女は呪文を唱えた。
(こ、今度こそ・・・・)
次にやってきたのは、どこか豪華な部屋の中。
だが、それが吹き飛んでしまう事態が目の前にあった。
「「ま、また・・・♡♡♡」」
また、同じ顔がそこにあった。
今度の自分はとびきり美しかった。
レイリィ・シュヴァイン
シュヴァイン王家の姫君。しかしその体と出自によって僻地に幽閉されており、外の世界を知らない箱入り娘。
しかし股間から生える肉棒が性欲を掻き立て、一人寂しく自分を慰める日々を過ごしていた。
そんな日々の中で、彼女は星に願った。
そして星は、彼女の願いを叶えた。
友達が欲しい、と。
「「その結果がこれなんていっぐぅぅううぅのぉおおおお♡♡♡♡」」
どぷっぷどっぷんどっぷんどっぷん・・・♡♡♡
相互挿入された肉棒から精液を吐き出し、それと同時に子宮に精液を注がれる。
何も変わらない状況だった。
「ごんのおぉおおお♡♡♡にしぇもにょのくしぇにわたぐじをぐるじめるなあぁぁあああ♡♡♡」
「だまりなざいぃい♡♡♡ごのにしぇもにょぎえろぎえろはやぐイっでじまえぇぇえええ♡♡♡」
違う事があるとすれば、それはベッドに横倒しになって抱き締め合っていた事だった。
「「ちゅぎぃぃいい♡♡♡ちゅぎちゅぎちゅぎぃぃいい♡♡♡」」
耐え切れず、すぐに次の世界へと魂を飛ばした。
次の世界では、忌々しい騎士であった。
しかも、今までの世界である意味最悪の状況だった。
「「うぎゃあああぁあぁあぁあああ♡♡♡」」
なんと一人用の重厚な甲冑の中に二人のレイリィが押し込まれていたからだ。
(ぐるじいぐるじいぐるじいぐるじいなんでなんでなんでこんないやいやいやいやぁぁああぁあ♡♡♡))
張りのある爆乳が鎧の中で押し潰れ、一人用である為に甲冑の中で体が限界まで潰れる。
レイリィ・シギナー。
魔物の調査の為、森に踏み入るも早々に仲間と逸れ、更にそこで謎の魔物の攻撃を喰らった瞬間、鎧の中で分裂。
結果、鎧の中にぎゅうぎゅう詰めにされてしまったのである。
まともな身動きも取れない中で、肉棒は変わらず相手の膣に入っており、同時に相手の肉棒も納めていた。
まるで剣と鞘である。
しかし、それすら気にならない程の苦痛が今、レイリィ達を襲っていた。
「「おごごごごごぉおおおぉおおじぬじぬじぬぅうう♡♡♡ぎ、ぎざまぁ♡♡♡は、はやぐごのよろいがらででいげぇぇええ♡♡♡ぐるじぃぃっ♡♡ぐるじぃいいいい♡♡♡」」
肺が圧し潰されて呼吸が出来ない状況に意識が飛びそうになる。
しかし、それに止めを刺すかのように、
どっぷんっ♡
「「おごぉおぉおお♡♡♡なんでこのだいみんぐであっぱぐでおざえごまれでだざーめんがででぐるんだぁぁあぁああ♡♡♡」」
今の今まで溜め込まれていた精液が、特濃状態で互いの膣内に注ぎ込まれ、いよいよ逃げなければ拙い状況になってきた。
「「やぁだぁあぁあぁあああ♡♡♡もういやぁぁあぁあああ♡♡♡」」
「「おっ♡おっ♡おっ♡おっ♡」」
気付いた時には空で、その快感の前にはそうなってる事に恐怖も何も感じなかった。
今度は淫魔だった。
(ああ・・・また・・・)
空中で入れ違いになるような相互挿入。
肉棒が擦れる事のない、シックスナインに似た貝合わせ。
それを空中で行い、尚且つ精液を幾度となく注ぎ合っていた。
「おっ♡おほぉおおっ♡だめぇえ♡ぜんぜん精気しぼれないぃぃい♡♡♡絞っても絞っても搾り取られちゃうのぉぉお♡♡♡」
「おっ♡んほぉおおっ♡むりぃい♡どんなに絞っても溜まらにゃい♡♡♡精気が巡り巡って全然補充されないのぉおお♡♡♡」
「「自分同士で永遠にアクメして死んじゃうのぉぉぉお♡♡♡」」
淫魔は他生物から精気を奪えなければ生きていけない体質だ。
それ故に、奪っても奪い返されるために量が増えない状況が続けば、やがて生命活動によって精気は消費され、やがて枯渇し、餓死してしまう事だろう。
だが、今はそんな事を考える事すらなかった。
様々な世界を渡った。
しかし、どの世界に行っても、そこにはもう一人の自分がいて、その自分と自分の肉棒を使った相互挿入セックスに明け暮れていた。
きっと死ぬまで、そうする事なのだろう。
「ふ・・・ふふ・・・・あはは・・・」
いくつもの世界を渡って、レイリィは、奇跡的に元の世界、元の肉体へと帰る事に成功した。
「にげられない・・・わたしは、にどとにげられないのね・・・」
「だったら、もういい・・・もういいわ・・・・」
今まで魂が抜けていたからか、精液が子宮内に溢れかえっていた。
しかし、それはもう二人には関係なかった。
「「レイリィ・・・もう一人の私・・・♡♡♡」」
そう、運命は決まっていた。
この魔法を作ると決めたその時から、レイリィの運命は決まっていたのだ。
「「おねがい、その妊娠を防ぐ魔法を解いて♡私も解いてあげるから♡♡♡」」
そう言い合って、二人は子宮にかけた魔法を解いた。
それと同時に、今まで止められていた卵子が、一斉に生み出された。
「「おっほぉっっ♡♡♡」」
それだけで軽く絶頂し、潮を噴く。
それに構わず、二人は相手の顔を両手で挟むと、
「「―――んじゅるるろろろろぉぉおおぉおおおお♡♡♡」」
今までよりも深く唇を重ね、舌を絡め合わせた。
それは、まるで誓いのキスのようで―――
「「んぶはぁああ♡♡♡すきっ♡すきすきしゅきっ♡わたし、レイリィの事がすきぃ♡♡♡だから私の子供を産んでください♡♡♡」」
一種の敗北宣言のようだった。
「「はい、誓います♡♡♡」」
―――契約魔法が発動した。
二人の左手薬指に魔法の指輪が嵌められ、永久不滅の契約が課せられる。
それは、二人の別離を永遠に許さない魔法。二人の運命を永遠に同じにする魔法。永遠の隷属、永遠の愛、永遠の肉欲。
自身の持つ全てを相手と共有する魔法。
「「ああ、レイリィ♡レイリィ♡レイリィ♡私のお嫁さんで旦那様♡♡♡もう一生離れたりいたしません♡♡♡」」
「「私の赤ちゃんの素、受け取ってください♡♡♡」」
そうして、二人の子宮に改めて、精液が注がれた。
「「イくイくイくぅぅぅぅぅぅう♡♡♡」」
それから数年後、似たような顔の人間がその森の近くで複数人確認される事になるのだが、それはまた別のお話―――