【諸事情により仮絵での公開となっております】
そろそろ本格的に、貴女を私の物にしましょう――。
背筋が凍りそうになる程の冷たい声/股が濡れそうになる程の熱い妖艶な声を地下の拷問室に響かせながら彼女はそう言った。
「何を、貴女の物になる位なら……死んだ方がマシです」
もう睨む力はほとんど残っていない。
しかし、それでも、彼女は折れていない、あんな目にあってもまだ悪意に負けじと、隙あらば切り殺そうと殺気を向けてきている。
恐ろしい、何が恐ろしいって両方だ。
美津華さんはその殺気に怯むことも無く、人理に記録された英雄を傀儡にしようとしている。
その邪悪さは殺気一つでは怯むことない。
そしてその邪悪さに負けじと源頼光は強く強く意思を保っている。
「嫌だわ、殺し何て野蛮な事あたしはしないわ……今から行うのは調教……貴女はあたしの為に動く刀になるのよ?」
「今更……何を言って……」
「ふふふ、とりあえず……耐えられるなら耐えて見てくださいね?」
*
「んっはああっひゃひゃっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃはははははははは、いひぃひひひいひひひっ、うああああああはっはっはっはっはっはっはっ!!」
悲鳴とも言えるような笑い声が地下室に響き渡る。
既にどれぐらいの時間が経っただろうか、既に人間の限界を超える程は源頼光はくすぐられ続けている。
視界は閉ざされ感度を最大限にあげられてなお、彼女はその責め苦に壊れてはいない。
(ここまで来ると恐怖ね……どんな精神してるのかしら)
源頼光はくすぐられて笑い声を耐える、という選択肢を捨てている。
感度を上げられくすぐりに弱くなった体に改造された体では美津華さんの執拗なくすぐり責めに耐える事は無理だと悟っているのだろう。
だからどんなに笑い悶えてもいい、みっともなく唾液を、涙を、愛液を吹き出してもいい、只々心だけは折れない様に耐え忍んでいる。
「ふふ、くすぐったいかしら? 苦しいかしら? 責め手を触手に変えてからもう1時間が経ちましたけど……もう壊れてしまいそうですか? まだまだ耐えてくれる方がいいのですけど?」
「ひぎぃひひひひひひひひ、ああっああああああははっははははははははははは!! ひぃ、ひぃいいいいいひっひいひひひひひひひひひひひひ!!」
既に美津華さんの煽りに答える程の余裕は源頼光には無い。
先ほどまでマジックハンドによる責め苦を3時間、美津華さんの指による責めを2時間、その上で今は触手に責められて1時間は経っている。
それでも彼女の心は折れてない、そして美津華さんの責めも終わらない。
美津華さんが飽きるか源頼光の心が折れるか、そうでもしない限りこの責めは終わらないのだ。
「ああああっあああははははっはははははははは、ぎひぃひへへへへへへへへへへへ!! んっはああああああ!!♥ ああ、あっひゃひゃ、はっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
「うふふ、またイってしまったのね? はしたないわ、乳首をくすぐられてるだけですよ? それとももう腋や脇腹をくすぐられるだけでもイってしまう程の変態になってしまいましたかぁ?」
源頼光の体が嬌声と共に弓なりにのけ反り即座に笑い悶える。
もう私ですら彼女が何度絶頂したのか解らない、だらしなく舌を出しながら愛液を吹き出すその姿はもうくすぐりで達する調教された快楽人形なのだが、その心はまだ折れていない。
既に首の皮1枚、ゲーム的に言えばHP1、な感じなのだがその1が何時まで経っても減る事は無い。
「んぎっひひひひ!! あああへへへへへへへ、ひぎぃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! く、すうううううっくしゅぐいっひぃぃぃいひひひひひひひひひひひひ!!」
「気持ちいのとくすぐったいの、もう何時間も何時間も浴びて頭の天辺まで快楽の沼に沈み切っているのに……流石だわ、素晴らしいわ、こんなにくすぐっても壊れないなんて……最高のくすぐり奴隷♥ さぁさぁ何時まで壊れないの? それとも壊れないまま私の首を切り落とすつもりなの? うふふ、貴女にそれが出来るかしら? くすぐられただけでイってしまう程の変態さんに♪」
正直な話、源頼光は耐えるだけ無駄なのだ。
美津華さんの加虐心は滅多な事では無くならない、永遠とも言えるほどの責め苦は飽きるという事を知らずに彼女を責めて責めて責め続ける。
何を持って折れずに耐えているのかが解らない、何を考えて折れないのかが解らない、この状況でも折れない彼女に恐怖すら感じているのだ。
(でも、それでこそ彼女の『栄光』を汚している気がする……この場から離れられないのがその理由……)
私の股も既に濡れており正直な話何度も甘イキをしている。
こんな風にくすぐりで責め泣かすことができるなら、こんな風にくすぐりで責められて『栄光』を汚されるのなら――正直責めるのも責められるのも羨ましすぎて、目の前の光景から目を離す事ができない。
何時間でも、何時間でもこの場で苦しむ彼女を見ていられる。
「あ、ああああああ!!♥ ひ、ぐううううひひゃっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ああ、あああっはははははははははっはははははははは!! ひぎぃひひひひひひひひひひ、んあ、ああっまた、く、うううううう!!♥」
「あらあら、こんなに連続イってしまうなんて……調教の効果が出て来たのかしら? 淫乱でド変態で、くすぐられるのがだぁい好きなあたしのお人形さん……このまま受肉させて何時までも何時までも弄んであげたいですわ……」
受肉、サーヴァントを人間と同じ様な肉のある生命体にする行為だ。
普通の聖杯戦争で勝者になったサーヴァントが受肉したという事例を知っているが今回の聖杯では残念ながらサーヴァントを受肉させる程の魔力は無い筈だ。
(でも、美津華さんはそれを知っている……知っていて、サーヴァントを受肉させると言っている)
彼女の魔術ならそれが可能なのだろう。
いまだに美津華さんが何をしている魔術師なのかは知らない、しかし300年も生きている彼女には何らかの方法があるのだろう。
想像もつかないがその方法で彼女の受肉させ弄ぶのだろう。
「あぁ勿論貴女にも悪くない話ではありますわ……貴女が聖杯に臨む願い……受肉した後になら叶えやすくなるのでは無いですか? 今の力ないサーヴァントの体よりもちゃんと力ある体を用意しますわ……勿論、首輪はつけさせてもらいますけど♪」
「いひゃっひゃひゃひゃひゃひゃははははははは、ひぎゅうっひひひひひひいひひひひひ、ああ、くひぃひゃはははははははははははははは!! あっか、あああっははははははは、あっひぃいいいいいい!?♥」
源頼光が聖杯にどんな願いを込めて召喚に応じたのかは分からない。
しかし間違いなく、こんなくすぐり犯される為に召喚に応じた訳ではない、聖杯に臨む何かがあって英霊の座から召喚されたのだ。
(だからこそ、源頼光を誘っているのね……)
そうだ、甘イキしてて気が付かなかった。
美津華さんは正直な所源頼光が折れても折れなくてもどうでもいい。
彼女が壊れればその意識を肉人形に閉じ込めて愛玩にし、彼女が壊れなければ首輪をつけた何時でも快楽を満たせる為の道具に出来る。
「あああっはっはっはっはっはっはっはっはっ!! ひひぃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、あっああああああ!!♥ へひぃひひひっひっひっひっひっひっひっひっ!! か、はあっあああはははははははははははは!!」
既に源頼光は美津華さんの企みに気が付く余裕も無いだろう。
心が折れない様に首の皮1枚を繋ぎ留めておくだけ、本当にそれ以外は何もできない。
絶望的な状況なのにそれに気が付けずひたすら美津華さんの罠に陥っていく。
本当に本当に、英雄の『栄光』をどこまでも汚す行為だ。
「次はどんな物を使いましょうか? 触手をパワーアップ? マジックハンドに戻る? それとも全身をまさぐってくるタイツにお着換えさせたり、なんてのもどうでしょう?♥ どんなくすぐり責めもきっと貴女の心を折る為に責め立ててきますわ、愉しみですね♥」
「ふぎぃひひひひひっはへ、は、あああああっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! んぐ、あ、おおおお、んおおおおお!!♥ かはっ、あひぃひひひひひひひひひひ、ああ、ああああっはははははははははははは!!」
もう何度達しているのか本人も解らないだろう。
それ程までに激しい快楽の濁流、笑い狂わされているのに耐え続ける精神、そしてそれすらも利用されている知りえない絶望。
ここまで英雄を汚す事ができようか、ここまで『栄光』を汚す事ができようか。
「ああ、最っ高……♪ 貴女の全てを犯してあげますわ、遠い遠ご先祖様が終ぞ叶わず手記に殴り書きされていた醜悪で淫靡な事柄の数々……その事柄を今この手で叶える、何て不可思議な運命でしょうか♪」
「んっぎぃひひひひひひひひ、あへ、ああおっおおおっへへへへへへへへへへへへへ!! イ、ぎゅうううううう!!♥ あっがぁはははははははははっ、んんんん、いひぃぃぃぃ♥ はへぇ、んへへぇへへへへへへへへへへへ、あ、ああああああ!!♥♥♥」
(成程、美津華さん程の魔術師がこんな聖杯戦争に参加した理由が、コレか)
何百年も続いた淫猥な妄執。
それが彼女の目的、彼女の望み、名前も知らない誰かの望み。
あの体を滅茶苦茶にしたい、あの女を犯したい、戦場を駆ける姿ではなく女として犯し尽くしたい、そんな思いの集大成。
それが今、その血を受け継いだ魔術師によって大成したのだった。