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限界中年男性、現代日本で王子様系イケメン美少女をカキタレに堕とす。

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限界中年男性、現代日本で王子様系イケメン美少女をカキタレに堕とす。
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Pixivで連載している下記のシリーズの外伝的な作品になります。事件を解決した後に現代日本にハーレムメンバーたちと戻ってきた魅了チート持ちキモオタ限界中年男性な竿役が、FGO以外の作品のキャラをマジカルチンポを代表とする魅了チートで落としていくお話になります。



 それは、東京にある平凡な私立高校での出来事である。

 特進クラスこそあるものの偏差値は平均より少し上ぐらいのもので、体育会系も文化系もそれほど目を瞠るような活躍を残せているわけでもなく、ただ、立地の良さと規則の緩さだけが取り柄と言えるような、そんな東京には複数あるような学校だ。

 その私立高校の玄関口で、複数の少女が一人の少女の周囲に群れるように集まっていた。


「きゃ~! 咲耶様、今日もおきれいです!」

「これっ、私たちのクラスが実習で作ったクッキーです!」

「咲耶様に、ぜひぜひ、食べてもらいたいんです!」


 多くの女子生徒から熱い視線を集めている人物もまた女子生徒であった。

 だが女子生徒と言っても、男子生徒の平均よりも高い身長と、その身長よりも高いような体格の良い男子生徒よりも遥かに長い脚を持った、麗しい顔つきの『イケメン王子様系美少女』なのである。


 その女子生徒の名は、『白瀬咲耶』。

 運動神経抜群でバレー部のエースアタッカーであり、読者モデルとしても活動しているほどの美貌とバツグンのボディスタイルを誇っており、さらには見た目も良ければ性格も最高という――女性であることを除けば、『海外の有名アニメ制作会社の作品に登場していたっけ?』とでも言いたくなるような、絵に描いたような王子様である。

 咲耶のスタイルがどれだけいいかと聞かれれば、それは男子生徒の多くが白瀬咲耶と並んで立つと、身長は同じぐらいなのに腰の位置が違いすぎて、自身がとんでもない胴長短足に見えてしまうために嫌がると言えばわかりやすいかもしれない。


 そうとなれば、いくら顔がいいとは言えども男子生徒たちからは嫌われそうなものだ。

 なにせ、自分よりも足が長くて顔が良くて、女の子からもキャーキャーと騒がれているのである。

 だが、実際のところ、咲耶は男子生徒からもバツグンの人気を誇っていた。

 それはひとえに――体つきがとんでもなくドスケベだからである。

 その胸についた乳房は『そんなでかいものがついてるのにイケメンヅラしてんじゃねーぞ!』と言いたくなるほどの爆乳で、それこそ咲耶の顔が驚異的な小顔であるがゆえに頭部よりも巨大ではないかと思えるほどの大きさだ。

 しかも、読者モデルとは言えモデルの肩書を持つに相応しいくびれたウエストに、くびれているがゆえに大きく見えるスポーツマンの引き締まりつつも大きく膨らんだヒップも盛られているのである。

 この高校に通う男子生徒で白瀬咲耶をオカズにしてオナニーをしたことのない人間など存在しないと断言してもいいほどに、白瀬咲耶とか『学園のイケメン王子様系女子』であると同時に『学園のドスケベセックスシンボル』でもあるのだ。

 それは、この学園では四大美少女――夏休み明けの転校生の影響で五大美少女となった――に数えられるほどの存在だった。


「ははは、ありがとう。とても嬉しいよ」


 そんな咲耶はその美貌とスタイル、性格の良さで女子生徒から大層モテる。

 その傾向は夏休み前にあった、バレーの都大会での大活躍後からさらに強くなった。

 この高校のバレー部は弱小バレー部である。

 さらにこの学校の中では高身長ではあるが、実際のバレー名門校と比べるとさほど高くない身長の咲耶ではあるが、その生まれ持った天才的な運動神経で――都内ではベスト16に入る強豪校を相手に、敗北をしたものの立て続けに得点を獲得したバレー部のエースでもあるのだ。


 ドスケベボディであるとはいえ、長い脚とくびれた腰というただでさえ美しくスタイルも良い、読者モデルとして活躍をしている咲耶が見せたかっこいい活躍に応援へ来ていた女子生徒たちはさらにメロメロになり、今では女子生徒から一番人気の高い同校生徒は、男子生徒を圧倒的にぶっちぎって女子生徒であるはずの咲耶になっていたほどである。

 今もまた、家庭科の実習授業で作ったのであろう、それでいて咲耶にわたすためにあらかじめ用意されていた可愛らしい小包を差し出されて受け取っていた。

 普段の咲耶ならばその場で封をほどいてクッキーをひとくち食べて、たとえどんなに不味くても嬉しそうに微笑みながらお礼を口にしていただろう。

 それほどに、白瀬咲耶は性格まで完璧なイケメン美少女なのだ。

 だが、今日の咲耶は少しだけ様子がおかしかった。


「だけど、申し訳ないんだけど……今日は急いでいるんだ。ありがたく受け取るけれど、お礼は明日以降にさせてもらうよ。本当にごめんね」

「えっ……あ、い、いえ! 咲耶様の大丈夫な時間で何も問題ありません!」

「こちらこそお手を取らせてすみませんでした、咲耶様!」


 自分を慕ってくれる人物のことを何よりも大事にする、ファンサービスもバツグンの咲耶がどこかお座なりな様子さえ感じる言葉遣いで、受け取ったお菓子をカバンに突っ込むとそのまま足を止めずに学校の外へと向かっていったのである。

 『咲耶王子信者』である女子生徒たちは普段と違うその様子にぽかんとした顔を一瞬浮かべたものの、ファンサービスが物足りないものだったとは言え、謝罪をしっかりと口にした誠実な咲耶らしい態度に気を取り直し、むしろ急いでいる咲耶を無遠慮に引き止めた自分たちを恥じながら見送っていくのだった。


 そんな咲耶の後ろ姿を見つめていると、咲耶は校門の前で待ち構えていた高級車の中へと入り込んでいくではないか。

 しかも、扉を開いていた運転手と思わしき人物は、咲耶に負けず劣らずの美女で、そのスーツも遠目からでも高級ブランドだと感じ取れるようなセンスあふれる服だった。


「…………うわ! すごい車に、すごい美人!」

「えっ、えっ!? さすがに読者モデルってだけあんなVIP対応されないよね……!?」

「ひょっとして、咲耶様……ガチの芸能人になっちゃうとか!? 私たちの咲耶様が日本の咲耶様に!?」

「今ってアイドルブームだし、そこを足がかりにしてハリウッドデビューとか……キャー! 咲耶様なら全然ありそう!」


 咲耶ファンの集団が、確定していなからこそ好き勝手に盛り上がっていく。

 さて、咲耶は一体どこに向かっていくのか。

 それを語るには、この日の前日、その朝に起こった出来事を語る必要があるだろう。



「あっ、咲耶様だっ♡ 咲耶様、スマホをじっと見てるけど……何見てるのかな?」

「真剣な顔もかっこいい~♡ やっぱりファッション関係の情報? それともバレーの動画とかかな?」


 前日の朝、早々に登校をした咲耶は自分の席に着席しながらスマートフォンを片手に構えてワイヤレスイヤホンを装着し、そのなっがぁ~い脚を組んで真剣な顔で画面を眺めていた。

 そんな咲耶をクラスメイトたちは、クラスメイトではあるものの、さすがに顔面偏差値が違いすぎるしスタイルなど比べるのも悲しくなるほどの違いがある咲耶相手ではどこか尻込みしてしまうようで、女子たちは観察をするように伺っていることしか出来ないようである。

 だが、美しすぎるがゆえにクラスでも浮いているところのある咲耶にも、一人の親友がいた。


「咲耶! 難しい顔をしてどうしたの?」


 そんな咲耶へと声をかけていった、恐れ知らずの肝っ玉根性の――しかし、白瀬咲耶と並んでもなんら見劣りしないほど美少女こそが、咲耶の親友である。

 『藤丸立香』。

 その明るい性根によく映える赤髪をワンサイドアップの髪型に整えて、大きな瞳を大きく開き、その小さな口を下品でないほどに元気よく動かす、この学年でも指折りの美少女である。

 また、咲耶と同じくバレー部に所属している運動神経に自信のある活動的で、同時に人助けを好き嫌いでなく当たり前のように行える善良な人間でもあった。

 元からその魅力的な笑みと整った顔立ち、実はスタイルも良いということの男子生徒からの人気の高い根明な少女なのだが、夏休みが明けてからの登校でクラス、いや、学校を騒然とさせたことでも有名であった。

 元から大きめではあったが、それを遥かに超える爆乳デカ尻、それでいてウエストは夏よりもさらにくびれているという驚異的なドスケベボディに変化していたのである。

 当然、多くの男子生徒がラブレターを送ったり、メッセージアプリのDM機能でガチ告白をしたりと行われる――――ということもなかった。

 あまりにもエロすぎるために雄と牝という生物的な観点での格の違いを感じて、自分ではこのドスケベ女と釣り合わないと潔く諦めてしまったからである。

 それこそ、夏休み前の普通の美少女だった時のほうが告白される回数は多かったほどだ。


「ああ、立香かい。おはよう。いや、最近……その、動画サイトのあるチャンネルが好きになっていてね」

「ふ~ん……私も見て良い?」

「構わないよ、立香も好きになってくれたらその内容に語れることも増えてこちらとしても嬉しいしね」


 そんな立香に話しかけられた咲耶は、ワイヤレスイヤホンを外して自身が今まで見ていたスマートフォンを差し出してきた。

 一聴すると普通の会話だが、コミュニケーションにおいては慎重とも言えるほどに相手の価値観を思いやる咲耶が、『自分はハマっているが立香はこの動画を見ても別に気に入らないかもしれない』という当たり前の考えを持っていない。

 それだけでも、咲耶がそのチャンネルに引き込まれていることがわかるほどだった。


「……あれ? これ、おじさんのチャンネルだ!」

「おや、もう知っていたのかい? 『オタクおじさんの日々是々』チャンネルを?」


 咲耶が見ていた動画は、夏休みの終わりに突如として立ち上がった真新しいアカウントがアップロードしているものである。

 『オタクおじさんの日々是々』とは、まさに名は体を表すの言葉通り、オタク趣味を持った中年男性が『なにか』を行うものを撮影して、放送しているというだけだ。

 その『なにか』とは本当に多岐に渡り、おじさんがコンビニの新商品を食べてレビューするだけのものもあれば、キャンプ場へと行って妙に手慣れた様子でアウトドア趣味を満喫する様が流れるだけといったような、なにか特定のジャンルに絞って動画を流すというのではなく、『オタクおじさん』をマスコット化して楽しんでもらおうという意図が存在しているチャンネルである。


「非常に面白くてね、ついつい見てしまうんだよ。短縮のショート動画もあるしね。毎回代わってくるアシスタントの女性とのやり取りも小気味の良いものだしね」


 そんなチャンネルの最大の見所は、『アシスタント』と称して目を瞠るような美女が登場するということだった。

 決まったスタッフではなく、毎回毎回、動画ごとにその登場するスタッフが現れるのである。

 それも、常に複数だ。

 例えば、おじさんが貸出スタジオで料理に挑戦する回には、黒髪の爆乳美女と赤髪の爆乳美女がアシスタントとして登場し、新しく出来たカラオケ店を利用するという回では金髪碧眼の低身長爆乳美少女と気品あるある銀髪蒼眼のスレンダー美少女にカラオケを楽しむなどという形である。

 それぞれが単体で配信者としてチャンネルを開設しても万バズが余裕であろうほどの美女だが、彼女たちはあくまでアシスタントに徹しているようで、新たにチャンネルを開設する予定は今のところはないことと、また、別の配信者の動画に出張コラボすることはない、というスタンスを明言しているようだ。


 まだ動画は両手の指で数えられる程度しかアップロードしていないが、そんなことからこのオタクおじさんは別名『ハーレムおじさん』として呼ばれ、早々に企業案件も手につけているインフルエンサーとして注目されているのである。

 また、アシスタント目当ての男視聴者はもちろんだが、実は『おじさん目当て』という女性視聴者も非常に多いチャンネルだった。

 おじさん自身の顔立ちはそこまで整っているわけではないが、恐らくスタイリストが居るのであろう、パリッとした落ち着いたファッションは非常に清潔感があることで不快感を抱かれないようである。

 また何よりも、これは男性視聴者には理解され難い評価なのだが、どこか愛らしいキュートな笑顔が胸を掴まれたという女性が非常に多いのだ。


 そして、咲耶もまたオタクおじさんの不思議な魅力に溢れた笑顔で心を掴まれてしまった、チャンネル登録をして、暇さえあればその動画を視聴しているほどの、もはや『信者』と言ってもいいほどのファンになっていたのである。

 そんな咲耶だからこそ、同じ部活の仲間であり、また親しい友人でもある立香にもその魅力を知ってもらいたいと思っていたのだが――――立香の口から、想像だにしなかった爆弾が飛び出したのだ。


「いや、知ってるっていうか知り合いだから。おじさん、この肝尾拓郎さんとね」

「なんだって!?」

「うわぁ!?」


 ガタリ、と。

 いつも冷静で落ち着いた立ち振る舞いの咲耶らしからぬ動揺した様子で、自身の席から立ち上がる。

 そして、紅潮した顔で立香の明るい美少女顔に、自身のイケメン美少女顔を近づけて、ツバが飛びかねないほどの勢いで問いただしていくのだった。


「肝尾拓郎……そ、それがこの人の本名なのかい!?」

「え、あ、そっか! 本名言っちゃ駄目だよね、隠してるわけだし。うわぁ、ごめん。私、こういうところがデリカシーないって言われちゃうのかな」

「いや、た、確かにそれは良くないけれど……立香は、どうしておじさんと知り合えたんだい!?」


 ポリポリと頭をかきながら苦笑いを浮かべている立香へと咲耶はずずいとさらに顔を寄せていく。

 もはや、吐息と吐息が触れ合うような、それこそもう少しでキスをしてしまいそうな至近距離であった。

 『百合趣味』のある男子生徒は鼻息を荒くしながらその様子を盗み見、同じくこちらも百合趣味の女子生徒などは『きゃ~!』と黄色い悲鳴を上げながら立香と咲耶という美少女の顔が近すぎる光景をうっとりと見つめていく。

 そんな周囲のことなど、咲耶は目にも入っていないようで、立香は少し額に汗を流しながら、それでも咲耶の問いかけに答えていくのだった。


「え~っと、計算上では二年近く……って言うとまた語弊があるかな。咲耶に伝わるように正確に言うと、夏休みに出会ったわけだから、一ヶ月とちょっとかな」

「ああ、立香が夏のバレー部の活動を休んでいた時期……ということだね」

「そーそー。みんな、やる気なんてないんだから困ったよね~」


 先述の通り、立香と咲耶が所属しているバレー部は非常にやる気のない部活で、それこそ大会に出てはすぐに消えていく、東京のどこにでもあるような、弱小という言葉さえ相応しくないほどにやる気のないバレー部であった。

 毎週月曜、木曜、日曜が休みで、隔週で土曜も休みになる――――という、体育会系に相応しくないほどの緩さである。

 日によってはバイトが優先されて練習を休む子が多くて一人か二人しか部活に出ないということも、珍しくはあるが驚くことではないというほどだ。

 そんなわけもあって、立香も夏休み前まではコンビニバイトを入れていたし、咲耶もまた読者モデルとしての活動をバレー部と並行して行っているのだった。


「立香、バレー部の話もいいんだけど、その、彼のことについて詳しく……!」

「あっ、ごめんごめん! うん、まあ夏休みに出会って、今もこの動画のお手伝いとかしてるからな。バイトもコンビニからこっちに変えちゃったしね。アシスタントの皆とも知り合いだし」

「そ、そう、なんだね……えっと、その、立香……これは、非常に図々しいとわかっているんだけど……」


 『美少女コンビニ店員』として密かにファンを掴んでいたコンビニバイトをいつの間にか辞めていた立香は、今はオタクおじさん――肝尾拓郎の動画のアシスタントのバイトをしているというのだ。

 咲耶は明らかにキョドキョドした、普段の颯爽とした格好いい振る舞いが吹き飛んだ、いかにもミーハーな年頃の少女らしい様子で、立香へと何かを言おうとして、それでもやはり根の善良さで『いや、さすがにそれは無礼かな……』とブレーキがかかって最後まで言えないだろう。

 咲耶はモゴモゴと口を動かしながら、身体をモジモジと動かすことしか出来なかった。


「あっ、咲耶もおじさんに会う?」

「えっ!?」


 そんな咲耶に立香が天の助けのようにあっけらかんと望んでいた言葉を口にしてくれた。

 咲耶はそのクールなイケメン美少女顔をぱぁっと輝かせる。

 どこか大型犬を思わせるその様子は、それこそ、尻尾がついていたら大きくパタパタと振って悦びを表現していただろう。

 

「でも、ちょっと待ってね。さすがにおじさんに聞かないといけないから……そうだ、ちょっと失礼」


 咲耶の傍に居た立香は二歩三歩と下がっていき、そのままスマートフォンを構えたカメラ機能でパシャリと二枚ほど写真を取るのだった。

 そして、その画像を添付して肝尾へとDMを送っていく。


「……おおっ、早い。うん、OK。咲耶、今日は無理だけど、明日の放課後なら大丈夫だって。私と一緒におじさんの居るところに行くことになるけど、明日は大丈夫?」

「もちろんさ! ああ、こんな……立香、君と友人で本当に良かったよ!」


 そのDMの返事が瞬時に来たのか、立香は咲耶へと明日の予定へと問いただすのだが、『明日は大丈夫?』と聞き終える前に食い気味で咲耶は返答をした。

 実は、明日には読者モデルの仕事が入っていたのだが、咲耶の中ではそんなことはサボってでもおじさんに会いに行こうという決定したようである。

 こうして、白瀬咲耶というイケメン王子様系美少女は、新鋭の動画配信者にして今一番熱いインフルエンサーの肝尾拓郎と出会うことになったのである。



「こ、ここが……そうなのかい、立香?」

「うん、おじさんに指定のホテルだよ。名前を出せば大丈夫なんだって。そうだよね、ニキチッチ?」

「そうだぞ、モルガンが用意したスイートルームだ。なんでも、『あの白瀬咲耶と出会えるなら最高の場所で!』だそうだぞ。さて、俺の仕事は帰りまで空き時間だ。ついて行っても良いが、マスターは介添人は少ないほうが良いとのことだからな。そこらへんを少しぶらぶらして、帰りにまた迎えに来るとしよう」


 そんな咲耶が連れてこられた場所は、一等地にある高級ホテルだった。

 それもナイトプールや高級バーなども内蔵された、インバウンド需要もあって今日明日ホイッと来て部屋に入れるかどうかも怪しいような、超がつく高級ホテルである。

 その上層階のスイートルームを、咲耶と会うというだけで用意したというのだから、咲耶は理由のわからなさに頭がクラクラして、そのまま失神してしまいそうだった。

 しかし、『運転手』として高級車を運転してきた、オタクおじさんの『SP』でもある女性もまた美しい。

 立香とも顔見知りらしい、『ドブルイニャ・ニキチッチ』と名乗った、爆乳で知られる立香や咲耶よりもさらにナイスバディをしたスラブ人美女は、その愛らしい美貌とは裏腹のサバサバとした言動を残してどこかへと行ってしまった。


「それじゃ……行こうか、咲耶」

「あ、ああ……そう、だね」


 そう言いながら、迷うこともない足取りでどんどんとホテルの中へと入っていく。

 一般的な『庶民』では生涯入ることもないような高級ホテルは見ているだけでどこか恐縮するような、怖気づくような重厚な威圧感さえ感じてしまう。

 常に堂々としていたプレッシャーにも強いであろう咲耶が、肩を少しだけ小さくして歩幅も狭くなっていることからも、その高級さが感じ取れるというものだろう。


「その、立香とおじさんはどういう関係なんだい? おじさんについて語る内容はひどく親しげだし、アルバイトと雇用主というだけじゃないんだろう?」


 だが、咲耶の身体が固いのはホテルの雰囲気に飲まれているというだけでなく、これから出会うこととなる咲耶にとっての大スターへの訪問にかかるプレッシャーというものも大きかった。

 また、そんな大スターと直接的な連絡が取れるという立香へと嫉妬も覚えているようである。

 有名配信者である『オタクおじさん』は基本的にどんなDMにも応えられないと明言しているようだが、立香はおじさんへとDMを送って連絡を取れている。

 あからさまなほどに特別な関係であることを匂わせるようなそれは、まるで『マウント』を取られているのではという被害妄想を咲耶を抱かせるには十分なものだったのだ。


「う~ん、私とおじさんは……なんというかな。命を救ってくれた大恩人で、尊敬できる大人で、どんな漫画のヒーローよりもヒーローで……私の運命の人、かな!」

「う、運命、かい?」

「うん。まあ、私の一方的な運命だけどね。おじさんの運命は私だけじゃないけど、私の運命はおじさんだけっていうか……う~ん、咲耶は真面目だから、ちょっと嫌な気持ちになるかもしれないけどね」


 だが、そんな咲耶らしくないどこかトゲが混じった言葉に対して、立香はまるで気づいた様子もなかった。

 立香は頬を紅潮させながら、身体をくねくねと、どこか淫靡さすら感じる動きを見せながら、蕩けたような甘い声でそう飼ったのである。

 オタクおじさんこと肝尾拓郎のことを過剰なほどに持ち上げる立香の言葉は、まだまだ続いていく。


「私はおじさんのハーレムの中の一人なの。いっぱいいるお嫁さんの中の一人ね。ハーレムにはきれいな人がいっぱいいるんだけど、おじさんは優しいから私のこともかわいいって言ってくれてね。

 ……えへへ、それでさ、私はおじさんが大好きだから、身の程知らずかもだけど、おじさんの優しさに甘えて彼女に『してもらっている』んだ♡ おじさんは彼女がいっぱいいるけど、みんなみんな、平等に愛してくれてるんだよ~♡」

「それは――――」


 それは、普通の感性を持つ人間が聞けば眉をひそめるような言葉だった。

 もちろん、一夫多妻制は法律で禁止されているだけで、日本中を探せば男性一人と女性複数という形で特殊な内縁の家庭を築いているものもいるかもしれない。

 お互いが納得済みなのならば、それは部外者が口を出すべきではないと考える程度には咲耶は寛容な性質であった。

 それでも――やはり、大切な親友が自身を卑下してその相手の男性を神様のように持ち上げる様子は異様の一言で、友情に厚い咲耶ならば不快感に顔をしかめてもおかしくない態度である。

 だが。



「――――素晴らしい関係じゃないか!」



 その全ての女の子を等しく愛しているという薄っぺらい情報を聞けば普通は、『騙されているんじゃないか?』とか『良いように利用されているのでは?』とか考えるだろうが、咲耶は違った。

 今の咲耶は、立香ほどではないにしてもオタクおじさんに強烈な好意を抱いている『信者』であるため、自身が魅力を感じている男性が多くの女性から惹かれていてそれに応えている情報は、『誠実な態度』に思えるほどには、咲耶はすっかりのめり込んでしまっていたのである。


「あ、この部屋だな」

「っ……!」


 そんな話をしているうちに、指定されたVIPルームの前までたどり着いていた。

 今までも高級感のあふれる内装だったが、最上層のこの階はものが違う。

 壊してしまえば大変なことになるという自覚から、咲耶はどこか硬い動きで道の真ん中を歩きながら、その重厚で高級な扉をじぃっと見つめる。

 恐らく、咲耶ひとりならばそこで十分や二十分、場合によっては一時間近く、緊張で『地蔵』のように固まってしまっていただろう。


「それじゃおじさん、失礼しまーす!」

「あっ!?」


 だが、ここに居るのは咲耶だけではない。

 ニコニコと上機嫌な笑みを浮かべた立香は、ホテルのロビーで渡されていたカードキー(普通は利用客にしか渡されないはずが、なにか話が通っているのか二つ目を立香へと貸し出されたのだ)を使って、ずずいと室内へと入っていったのである。


「し、失礼します!」


 咲耶は緊張で上ずった声を自覚しながらも、それでも立香の背中を追って進んでいく。

 その内部は廊下とは比べ物にならないほどに輝いており、しかし、決して下品ではない輝きに満ちている。

 それほど内装品について詳しくない咲耶でも、その高いセンスで本能的に理解してしまうような、そんな『住む世界が違う』という言葉が良く似合うようなVIPルームだった。


「あっ…………!」


 だが、咲耶の目を引いたのはセンスのいい壁紙とも、落ち着いた色合いの家具でもなく、出しゃばらない程度に煌めくライトでもなかった。

 その真ん中で備え付けのローテーブルの傍にあるソファーに腰掛けた、一人の男性であった。


「ほ、本物……だ……! 本物の、オタクおじさん……!」


 思わず、そんな言葉が漏れた。

 アカウント名、オタクおじさん。

 通称、ハーレムおじさん。

 本名、肝尾拓郎。

 どこにでも居るようなさえない風貌の、それでも身に付けているものは高級だとわかる、そんな咲耶や立香よりも一回り以上も年上の男性が、ニチャニチャとした笑みを浮かべてソファーに座っていたのだ。


「もう、咲耶ったら疑ってたの? 私が騙してると思ってた?」


 疑っていたわけではない。

 親友である立香がそんな嘘を付く人物ではないことは咲耶が良く知っている。

 それでも、自分の前に大好きな動画配信者にいるということが、咲耶にとってはどこか非現実的な出来事のように思えていたのだ。

 それは咲耶の中でオタクおじさんという存在が巨大化するあまり、心の何処かで『この世には実在しない人物』という、一種の神格化のようなものが行われていたためだろう。

 そんな咲耶の前に現れた肝尾拓郎は、やはりどこかブサイクなニチャニチャとした笑みを浮かべながらソファーから立ち上がった。


「やあ、立香ちゃん。そっちがお友達の咲耶ちゃんかな?」

「さ、咲耶、ちゃん……!?」


 咲耶ちゃん。

 自分の名前を憧れの男性に呼ばれたことで白瀬咲耶は、白瀬咲耶らしくないが、とんでもないほどの幸福感を覚えて頬がとろとろに蕩けてしまうことを実感してしまう。

 自分がみっともない間抜けでだらしない笑みを浮かべていることを自覚してしまい、慌てた様子でその顔を両手で隠したほどだ。

 そして、顔を両手で隠したことで――肝尾が咲耶の腕で爆乳がむにゅりと形を変えた様子をなんともいやらしい視線で追っていたことに気づかなかったようである。


「うんっ♡ おじさん、久しぶり~♡」


 ばすんっ、と。

 そんな風にドキドキと胸を高鳴らせている咲耶を置いて駆け出した立香が、元気よく肝尾の胸の中へと飛び込んでいったのである。

 『とある出来事』から筋トレも趣味になっている肝尾は、そこそこに厚くなったものの加齢の影響もあって少し柔らかい胸板で立香を受け止めると、同時にその夏休みの間に爆乳化したおっぱいが押し付けられることとなった。

 元気っ子JKの爆乳押し付けダイブを受けて、だらしないほどに緩ませている肝尾のブサイク顔は、それこそ百年の恋も冷めてしまうような情けないほどの笑みである。


(り、立香……そんな、羨ましい……! 私もおじさんの胸に飛び込みたいのに……! ああっ、おじさん、あんなに嬉しそうに笑って……さ、サイズだけなら私のほうが体格もいいから……胸じゃなくて顔に押し付けられるから、わ、私がやっても……! って、何を考えてるんだ! しょ、初対面でそんなことをすれば、恥知らずのバカ女だと嫌われてしまうじゃないか!)


 しかし、その笑みを見た咲耶は肝尾への愛情は止めどないほどに巨大化していく。

 好意を抱く箇所など一つもない笑みを見て好意を抱いているのにはもちろん、理由がある。

 肝尾が持つ『ニコポ』と呼ばれる『魅了チート』によって、咲耶の『認識』が歪まされているのだ。


 魅了チートとはなにか。

 それはこの世界の住民ではない肝尾拓郎が、この世界に転移する際に身につけたチート能力である。

 そう、肝尾とはまるでオタクカルチャーの『異世界転移・転生モノ』ではおなじみの転移特典、チート能力を身に着けた『異世界転移系主人公』なのだ。

 現地住民である立香たちは肝尾が異世界転移主人公であることに気づかず、自分たちが今抱いている強烈な肝尾への愛情や恋慕が魅了チートによって強制的に植え付けられた感情であることも知らず、ただただ純粋に、肝尾拓郎という平凡な独身中年男性を『神』として崇めているのである。


「それじゃ、咲耶ちゃん。今日はよく来てくれたね。ささ、ソファーに座って♪」

「あっ……♡ あ、ああっ♡ ありがとうございます♡ む、無理なお願いをした私をエスコートしてくれるだなんて……やはり、おじさんは素敵な大人なんだね♡」


 そんな風に羨ましそうに立香を見ていた咲耶の傍まで寄ってきた肝尾は、咲耶のえげつないほどにくびれた腰に手を回し、そのまま自身の胸板へとくっつけるように引き寄せて、咲耶の常識ではホテルの一室とは到底思えない部屋の中へと導いていく。

 咲耶はそれを『エスコート』と評したが、まるで咲耶の細すぎる腰をどれだけ細く、それでいてどれだけ柔らかいかを確かめるようにスリスリと服の上から手を動かしているのだから、まともな感性を持つものがみればそれは間違いなく『セクハラ』と呼べるものだろう。


(おじさんの身体を感じながら歩いていく……す、すごい安心感だ♡ 手のひらから伝わる温かな熱が、身体に染み込んでいく……これが頼れる大人の魅力、というものなのかな♡ なんだか、『王子様』だなんて持ち上げられていた自分が恥ずかしくなるな♡ 本当の紳士であるおじさんにエスコートをされると、私がしてきた、それが正しいと思っていた『理想的な振る舞い』がおままごとに過ぎないと突きつけられていると言うか……♡ だが、それが心地良い♡ やはり、私も所詮はまだ子どもだと……言うことなのかな♡)


 だが、咲耶はそのスリスリと卑劣に動くその手の感触を受けて好感を抱いていた。

 もちろん、咲耶がセクハラを受けて喜ぶ痴女というわけではない。

 むしろ、その爆乳とデカ尻、くびれすぎたウエストと長すぎる脚に美しすぎる顔を持っている咲耶は性的なまなざしに嫌でも敏感にならざるを得ず、また、多感な少女であることもあってそれに嫌悪を抱いているような少女である。


 そんな咲耶の普段の感性と感覚を歪めているのが、肝尾の持つ魅了チートの一つ、『ナデポ』というものだった。

 これは本来は『頭をナデナデとすればポッと頬を赤らめて主人公を好きになる』というものだが、いわゆる『ストーリー』が進行するうちに魅了チートは進化していき、その手自体が女性を無条件で喜ばせて好感を向けられるように仕向ける『マジカルハンド』に変わってしまったのである。

 どんなにだらしなくいやらしい笑みであってもニコリと微笑めばポッと頬を赤らめて主人公を好きになってしまう魅了チートのニコポと合わせて、触られれば触られるほどに好きになってしまうナデポの合せ技は簡単に女の子を自分に夢中させてしまう。

 それはイージーモードというよりも、開発者がバグチェックを効率的に行うために様々な機能が追加されているデバッグモードと言ったほうがいいだろう。

 そんなチートモードで女の子たちを『攻略』していった肝尾は自信に満ちあふれており、その振る舞いがニコポ・ナデポの魅了チートをさらに引き立たせるのだった。


(あっ……ソファーについた。ふぅ……離れるのは、惜しいけれど……このままおじさんを至近距離で見ていると胸が張り裂けそうだから、少し助かったかな)


 そんな、肝尾が持つ『三大魅了チート』のうちの二つを向けられていた咲耶は、ローテーブルを挟んで向かい合うように置かれていた二つのうちのソファーの一つに腰掛ける。

 惜しむ気持ちもあれど、それでもやはり魅了チートを浴び続けることで『魂』が改竄されていく、肉体に何の影響も与えない衝撃というものは巨大なものだった。

 だが、胸をなでおろした咲耶の予想を超える行動を肝尾は行っていく。


「ソファーに座ったところでね、実は咲耶ちゃんにはお願いがあって――――」

「あ、あのっ!?」


 なんと、そのまま向かいのソファーではなく咲耶と同じソファーへと座り込んだのだ。

 しかも、その際に咲耶の長くてむっちりとしたエロすぎる美脚へと手を伸ばして、ミニスカートから露出している太ももを撫でだすセクハラまでする始末だった。


「その、む、向かい合うのではなく、隣り合うんですか……?」

「ん? 嫌だったかな?」

「い、嫌では……ない……です……♡」


 咲耶はそんな肝尾の堂々とした言葉に、耳まで真っ赤にしながらうなづくことしか出来ない。

 嫌ではないことは事実だし、むしろ、嬉しかったと言い直してもいい。

 身長では咲耶のほうが7センチか8センチほど高いが、ソファーに座ると視線は肝尾の方が高い。

 それはすなわち咲耶の下半身が驚異的な長さを持っていることであり、同時に肝尾が日本人らしい胴長短足であることを意味していた。


「咲耶ちゃん、やっぱりきれいな顔をしてるねぇ」

「はわ、ななな……!?」


 緊張と興奮のためか、恥ずかしがって俯いている咲耶の小さな顔を、肝尾はスッと細い顎をマジカルハンドでつかみ、クイッと無理やりに持ち上げる。

 いわゆる、顎クイだ。

 お互いに立ちあがった状態ならば、成人男性の平均身長と同じか少し低いぐらいの肝尾では長身美人である咲耶を相手に顎クイなど出来ない。

 だが、脚長であるがゆえに胴の長さはさほどではない咲耶が座った状態ならば、胴長短足である肝尾だからこそ咲耶を無理矢理に上目遣いにさせることが出来るのだ。


「咲耶ちゃんの写真を立香ちゃんから見た時からずっと思っていたんだけど……うん、やっぱり間違いはなかったよ。それでね、お願いっていうのなんだけど……」

(ち、近いっ! おじさんの顔が近すぎるっ! 顔立ちが整っているわけじゃないのに、かっこよすぎるっ! こ、これが……人間力、というものなのかな!? 頭に上手く言葉が入ってこない!)


 その顎クイの姿勢のまま、吐息と吐息が触れ合うほどの距離に近づいて肝尾は咲耶へと語りかけていく。

 贔屓目に評価しても胴長短足平凡顔の中年男性という、JKから好意を抱かれる要素が欠片もない肝尾のイケメン仕草は噴飯もので、『これはなにかの喜劇なのかい?』と問いただしたくなるようなものだ。

 だが、魅了チートはその喜劇を『ガチ』に変えてしまうのである。

 肝尾は、もったいぶるようにゆっくりと、頭の中に描いている『未来』を形にするための言葉を呟いた。



「僕の立ち上げる事務所で、咲耶ちゃんにはアイドルになって欲しいんだ。立香ちゃんと一緒にね」



 それは、スカウトだった。

 顎クイをしながらキスも出来そうなほどの至近距離で行うスカウトなど、到底まともなスカウトと呼べないが、それでもその言葉だけを聞けば芸能界へのスカウトに他ならない。

 読者モデルとして活躍している咲耶は、その言葉を受けて――こう、答えた。



「―――――――好きです」



 それは答えにもなっていない答え。

 魅了チートで脳みそが沸騰してしまって、高まりに高まって好感度が暴走して、突然の愛の告白をしてしまったのだ。


「へっ……?」

「…………あっ、いや! そ、そうではなく――――」


 さすがの展開に肝尾も戸惑ったような表情で動揺した声を漏らしてしまい、そこでようやく自分がとんでもないことを口にしてしまいことに気づき、慌てふためいた様子でそれを誤魔化そうとするのだが、その慌てて開いた唇は強制的に防がれることになった。


「~~~~っ♡♡♡♡」

(キ、キ、キス!? キスされてるっ!? わ、私の、ファーストキスが……おじさんに、奪われた!?)

「うわっ! おじさん、大胆っ!」


 そう、肝尾の唇が咲耶の唇と重なったためである。

 突然のキスなどセクハラがどうこうの話ではない、もはやただの『レイプ』だ。

 それを、唯一止められるはずの咲耶の親友である立香は止める様子もなく、むしろキャーと黄色い悲鳴を上げつつも嬉しそうにそのキスを眺めるだけである。

 そう、魅了チートを持っている肝尾が行えばそれは犯罪行為などにはならないことを、その魅了チートを徹底的に味わってしまった立香は本能で理解しているからだ。


(ぶ、分厚い男らしい唇が、私の小さな唇と重なって♡ 鼻の穴から漏れる息がいい匂いで、勝手に鼻が動いてっ……♡ こ、これで鼻呼吸を強制的にしちゃって、キスの仕方教えてくれてるっ……♡ か、かっこいい……♡)


 咲耶はうっとりと目をうるませ、全身から力を抜いてきてその突然のファーストキスを心の底から味わっていた。

 そのキスは唇と唇を重ねるだけの可愛らしいものだったためにすぐに終わったが、咲耶にとってそれは永遠にも思えるほどの長い、しかし、一瞬にも思えるほどに儚い時間だった。


「ふわぁ……あぁ……♡」

「咲耶ちゃん。話が早いな。僕の立ち上げる芸能プロダクションはね、全員が……僕の恋人なんだ♪」

「恋……人……?」

「そうだよ。僕のチャンネルでアシスタントをしてくれる子たちもね、僕の恋人なんだ。あと、僕の資金が溜まった時にアイドルデビューさせようと思ってるから、その顔見せの意味もあるかな」


 そのキスにより味わった多幸感でポワポワとした様子の、普段の颯爽としたイケメン王子様系女子としての咲耶からは程遠い、幼さすら感じる愛らしい表情の咲耶へと肝尾は実に肝尾にのみ都合のいい言葉をどんどんと口にしていく。

 それは、キスによって強引にガードが降ろされて無防備になった咲耶の脳みそへと洗脳をしていくような言葉だった。


「そのプロダクションのアイドルはみんな男性スキャンダルなんて起こらないよ、だって僕が恋人として居るんだからね。会社ぐるみで隠蔽ができちゃうんだから。ああ、寮も作るから、そこで僕も暮らして毎日イチャイチャすればパパラッチの心配もなしだね! みんなが安心して楽しめる、高レベルな美貌とパフォーマンスを持つ、時代を変えるアイドルを作るのが僕の夢なんだ!」

「それは……素晴らしい、ですね……♡」

「だからね、咲耶ちゃんには僕のアイドルになって、同時に僕の恋人にもなってほしいんだよ」

「そ、それは……つまり……♡ 私を、貴方の恋人にしてくれるということなんだね……♡ 先程の、好きですという言葉への答え……と捉えていいのかな♡」

「そういうことになるねぇ……でゅふふっ♪」

「あっ……あんなにかっこいいのに笑った顔は、すごくかわいい……♡」


 男性スキャンダルが起こらないのは僕と付き合ってるからという、あまりにも矛盾した言葉だが、魅了チートに犯された咲耶ではその矛盾に気づくことも咲耶は出来ない。

 むしろ、肝尾が妄想が迸るあまりニチャニチャ、ぐふぐふとした不快感を煽る笑みを浮かべたことで咲耶に魅了チートのニコポがかかり、さらに好感度を天井知らずまで上げていく始末だ。


「…………わかり、ました♡ いいや……わかったよ、おじさん♡」

「ぐひっ♪ それじゃ、立香ちゃんのカメラに向かって宣誓してもらおうかな。契約書は後から持ってくるから、その代わりだね♪」

「はーい、咲耶、視線ちょうだい!」


 そんな咲耶だから、肝尾の提案を簡単に受け入れてしまった。

 そして、スマートフォンを構えている立香へと、笑みを浮かべながら、誓いの言葉を口にしていく。


「私、白瀬咲耶はオタクおじさん……ではなく、肝尾拓郎さんが立ち上げるアイドルプロダクションに所属することを、ここに誓う。今、読者モデルとしてお世話になっている人たちには申し訳ないけれど、肝尾さんが望むのならばその仕事も完全に打ち切るよ。だって、私は肝尾さんのアイドルなんだからね。

 アイドル、か。自覚はなかったけれど、私が求めていたことかもしれない。

 『恋人にしてもらった』御恩を返すため―――私は人をときめかせる存在として、肝尾さんのアイドルとして、全力を尽くすことをここに誓おう!」

「うわっ……咲耶、かっこいいこと言ってるのに顔がエッチすぎだよっ♡」

 

 見事な口調の、そして、淫靡な顔での宣誓は終わった。

 こうして、白瀬咲耶は完全に肝尾のアイドルに――――『女』になったのである。

 こんなものは、予定調和以外の何者でもない。

 魅了チートに不可能などないと、『人理救済』の戦いで肝尾は知っているのだから。

 そのため、この後に行えることも予定の範囲である。

 いや、むしろこの後の出来事こそが肝尾の最大の目的と言ってもいいだろう。


「じゃあ……恋人なら、恋人らしくしないとね♪ ぐふふぅっ♪」


 ニコリと笑うことで動画配信で日本中の美少女を自分の虜にして、その中には白瀬咲耶という最上級の美少女が含まれていた。

 ナデナデと身体を撫でてあげることで、ただでさえ魅了されていた咲耶の心をもう二度と戻れないところまで堕としていった。

 ニコポとナデポ、『三つある魅了チート』のうちの二つで、咲耶の心を自身の手中に落とした。

 次は、残された『最後の魅了チート』――――マジカルチンポの出番なのである。



 咲耶は、衣服を脱ぎ捨てた下着姿で、そのままベッドの上に女の子座りで座り込んでいた。

 高級ホテルのVIPルームに備え付けられたベッドの寝心地の良さと言えば、一般家庭出身にして両親を早くに亡くして親族のいる東京へと流れ着いた咲耶では味わったことがないほどのものだった。

 それこそ、普段の咲耶がこのベッドに寝転んでしまえば、油断していればすぐに眠ってしまいそうなほどの心地よさである。

 だが、今の緊張に緊張を重ねている咲耶が油断をすることはないため、その心配は無用だろう。

 なぜ、咲耶はそんな風に緊張が積み重なっているのか。

 理由は一つ。


「き、肝尾さん……♡ どうか、よろしく頼むよ……♡ 私の、白瀬咲耶の処女を奪ってくれないか……♡」

「ぐひひ、よろしく~♪」


 今から、自身がガチ恋した肝尾拓郎という中年男性に処女を捧げるからである。

 肝尾は下着姿になった咲耶と同様にトランクス一丁だけのスタイルとなっており、その股間を大きく膨らませてすでに準備万端という様子だった。


「はいはい♡ それでは不肖、藤丸立香が親友である白瀬咲耶の幸せ処女喪失セックスをサポートさせてもらいまーす♡ おじさん、咲耶、よろしくね♡」


 その処女喪失となるセックスは異常なものだった。

 自身が今から処女を捧げる相手の『恋人』を名乗る美少女が、『セックスサポート』というよくわからない名目で同行するのである。

 だが、咲耶は自身の傍でニコニコ笑顔を受けている立香の存在を拒まなかった。


「あ、ああ♡ よろしく頼むよ、立香♡ その、一人だと少し心細くてね……♡」

「ああ、もうっ♡ 咲耶は怖いって言うけど、本当は違うよね♡ 怖いんじゃなくて……こっちの方が興奮するからでしょ♡」


 立香のセックスサポートを拒まなかった理由、咲耶自身は『初めてで不安だから』というもっともらしい、それでもどこかおかしな理由を口にしている。

 だが、同じく肝尾の魅了チートで魂を都合のいい形に改変されてしまった立香には、その言葉の裏に潜む『本当の理由』を見抜いていた。

 立香がその形の良い唇を、咲耶の小さな耳へとゆっくりと寄せていき、そのままどこか甘さの含んだ声で囁いていったのである。


「だって、想像してみて♡ おじさんは動画の中でも常に複数の女の子に囲まれててぇ……それが咲耶にとってもすっごくかっこよく見えたんだよね♡ それって……おじさんが、ものすごく魅力的だからだよね♡ 『複数の女の子を当然のように侍らせるおじさんは、本当に魅力的な男性なんだな……♡』ってうっとりしちゃうの、女の子あるあるだもんっ♡ セックスも、そうしたかったんでしょ♡ 『私の大好きな肝尾拓郎さんは、私が独り占めできるような人物じゃない!』って♡ 『セックスをするにしてもこうしてハーレムを基本とするような、素晴らしい人物なんだ!』みたいに思うだけで……すっごく興奮するもんねぇ~♡」

「ぅぅっ……♡」


 図星であった。 

 魅了チートに侵された美少女は肝尾拓郎という下衆な男の都合の良い存在へと書き換えられてしまい、そのため、ハーレムプレイが大好きな肝尾のために、自分自身も『男一人と女複数のハーレムプレイ』が大好きな女に変わってしまうのである。


「ぐふふっ! さ、咲耶……! かっこいい系の女の子なのに、こ、こんなエッチな下着をつけやがって……! ぼ、僕に抱かれることに期待してたのか、あ~ん!?」


 そして、そんな都合の良い存在に堕ちたことを確信したからこそ、途端に先程までの『エセ紳士』モードが吹き飛んだ肝尾は、なんとも下衆な言葉を咲耶へと向けていく。

 先程までは『咲耶ちゃん』と呼んでいたのに、今では『咲耶』と偉そうに呼び捨てをしていることがその現れであろう。

 今、咲耶が身につけているものは咲耶がとある機会に偶然手に入れていた、あまりにも大人っぽい下着である。

 それは扇情的と言い換えてもいい。

 そんな下着を身につけていた理由は、抱かれるかもしれないと期待していたというよりも、大好きなオタクおじさんと出会うのだから見えないところでもオシャレをしたいといういじらしい乙女心に過ぎない。

 だが、この年齢まで童貞である限界独身中年男性であった肝尾にそのような機微を見抜く――いや、そのような感情が存在するということさえ想像もできないのだ。


「そ、そんなぁ……♡ だ、だって、肝尾さんと会えるのなら、オシャレをしたくなっただけで……んひぃっ♡」

「おっぱいも大きいし、オマンコはぐじゅぐじゅで濡れてて……めちゃくちゃエッチだっ!」

「あぅっ♡ お、オマンコとおっぱいを、揉まれて♡ おぉっ♡ き、気持ちいいっ♡ オナニーよりも、ずっとずっと気持ちいいっ♡」

「ぐひひ、咲耶みたいなイケメン女子でもオナニーとかするんだね~♪」


 そのまま下着を強引にめくっておっぱいとオマンコへと愛撫をしていく。

 それだけで乳首は固く張り詰めるよう勃起をしていき、また、オマンコからもぐじゅぐじゅと愛液が漏れ出していくのだ。


「咲耶ちゃん、おっぱい大きいし腰もすっごいくびれているけど、スリーサイズとかはどうなってるのかな? アイドルプロダクションの社長……いや、プロデューサーとして! プロデュースする女の子の情報は把握しておかなきゃいけないからねぇ!」

「あぁっ♡ お、おっぱい、は……105、センチ♡ お尻は、86センチ、です♡ ウエストは……ううんぅ♡ 55センチ……になります……♡

 こ、これ……本当の、サイズです……♡ 読者モデルとしてスリーサイズを軽く申告する時は恥ずかしくて、す、少し小さく……99センチって、伝えたので♡ でも、肝尾さんには本当の私を知ってほしいんだ♡ あぁ……どうか、私を管理するために、覚えておいて欲しい、な♡」

「うほぉぉぉぉ~~! ひゃ、105センチ! 1メーターバストの立香ちゃんよりも、5センチも大きいねぇ!」

「むぅ~! で、でもでも! ヒップは私のほうが大きいよ! 咲耶は86センチだけど、私は94センチだもん! 上から100、55、94のドスケベボディJK、藤丸立香のことを忘れないでくださ~い!」

「ぐひひっ、美少女コンビのスリーサイズのダブル申告はエロいなぁ……♪」


 そんな中でセクハラそのものであるスリーサイズを問いただせば、咲耶は抗うこともせずに卑猥すぎるそのスリーサイズを申告していく。

 そこでわざと立香よりも上だという言葉を口に出せば、唇を突き出して不満げな顔をしている立香による成長途上なドスケベスリーサイズ申告まで聞ける。

 他校にも名の知れた、バレー部二大美少女の同時スリーサイズ宣告に、肝尾は言いようのないほどの幸福感に襲われて、ただでさえだらしなく崩れていた顔が緩んでいき――そのスリーサイズを申告した美少女へと、襲いかかるのだった。


「さ、咲耶ぁ! べろちゅーするぞ! その105センチバストを、僕に押し付けろぉ!」

「はむぅっ♡ んちゅぅぅ、ちゅぅぅっ♡ じゅるるぅ♡ れろぉ、れろれろぉぉ♡ ちゅっ♡ むちゅっぅぅ~~♡」


 ベッドの上に座り込んでいる咲耶の105センチ爆乳に対して細すぎる55センチのウエストへと腕を回して体を強く抱きしめながら、肝尾はイケメン王子様系女子の可憐な唇を貪っていくのだ。

 その際に自己申告で正直に伝えた105センチ爆乳を肝尾の体へと押し付けて、唇だけでなく体全身で肝尾を気持ちよくしてやろうと言わんばかりの献身的な振る舞いを見せていく。

 それだけでも射精ものの快感だが、ここに居る美少女は咲耶一人だけではない。


「はぁい♡ それじゃ、前から咲耶のおっぱいを♡ 後ろからは私のおっぱいを感じながら……キスもさっきまでしたことのなかったお子さま咲耶に、本当の大人のキスを教えてあげてね♡」


 肝尾の背後に素早く回り込んだ立香が、背後から抱きついてきながら100センチ爆乳を背中に押し付けていったのだ。

 爆乳美少女によるサンドイッチである。

 この状態になること自体が選ばれた男しかたどり着けない、まさしく最小規模の極楽だった。

 

「あぁっ♡ 肝尾さんっ♡ 気持ちいい、この……んちゅぅ♡ ちゅぅぅ、れろれぉぉ♡ ちゅぅ、ちゅぅぅ♡ じゅるるるぅ♡ んちゅぅぅ~~♡ 大人のキス、とっても気持ちいいっ♡ 肝尾さんの唾液が、とっても美味しいんだ♡ 人の体液が美味しいなんて気持ち悪く思うかも知れないけれどっ……♡ ど、どうか、変態の小娘のことも、愛して欲しいっ♡」

「もちろんだよっ! 咲耶の唾液もとっても美味しいからねぇ。その証拠に……ごくっ! ごくごくっ! ぷはぁ……こんなに音を立てて飲んじゃったよぉ、ぐふふ♪」

「な、なんて優しいんだっ……♡ 変態の私を気遣って、こんな風に唾液の交換っこまでしてくれるなんて♡ あ、貴方はっ♡ 本当に女の子を魅了するのが上手すぎるよっ♡」


 その熱に浮かれて、イチャラブベロチューをさらに激しくしていく。

 キスによるテクニックはないが、唾液を交換することを望むというあまりにもはしたない行動を躊躇わない姿は肝尾の琴線に触れたようで、そのキスは長く長く、それこそ日が落ちて登るまで続き、二人は一つの肉塊に溶け合うほどに続くのではないかと思うほどに終わりそうになかった。

 それも悪くはないかもしれないが今回は咲耶の処女を肝尾が奪うことがメインとなる。

 ならば当然、サポート役の出番だ。


「もう、咲耶! 咲耶ばっかり気持ちよくなったら駄目でしょ? セックスっていうのはお互いに気持ちよくなるためのものなんだから」


 キスに夢中になっている咲耶へとそんな風にサポート役の立香が叱責をすると、咲耶はハッとした風に快感に蕩けていた顔を引き締めて、そのまま小さく頭を下げてきた。


「あっ……ああ♡ そう、だね♡ すまない、肝尾さん♡ 貴方とのキスが気持ち良すぎるから、勝手に一人で気持ちよくなってしまった……♡ 本当に、申し訳ない……♡」

「いやいや、おじさんも気持ちよくて夢中になりすぎちゃったからねぇ。お互い様ってことにしとこうよ、ね?」

「貴方は、本当にどこまで優しいんだ……♡ いや、そうだね♡ 今はその優しさに甘えておくよ♡」


 どう見ても肝尾も夢中に、いや、見方によっては肝尾のほうが咲耶という最上級のイケメン美少女とのイチャラブベロチューに夢中になっていたようであるが、魅了されている咲耶にとってそれは肝尾が咲耶に気を使っていった言葉としか捉えられず、さらに嬉しそうに頬を染めて尊敬の目を向けるのである。

 同性である女性からも黄色い声を受けるようなイケメン王子様系女子に頭を下げられ、さらにはなんとも嘘くさい言葉を本気で信じて尊敬されるということは、男として、大人として、これ以上ないほどに優越感を満たしてくれるものだった。

 例えその尊敬の念が、マジカルハンドというどれだけ拙い動きであっても女性に強烈な快感を与えていく魅了チートが極まった手であるため、お手軽にヤリチンテクニシャンになれるという卑怯な経緯で生みだした優越感だとしても、卑劣な肝尾は気にしないのだ。


「それじゃ……おじさん♡ 下着を脱がすから、そのかっこいいオチンポ様を咲耶に見せてあげてね♡」


 美少女から崇められているというシチュエーションを味わいながら、そのまま今度は肝尾の背後に周っていた立香によって下着が勢いよくズリおろされる。

 目の前に立っていた咲耶の前に、ぼろん、と巨大すぎるほどに逞しい、第三の魅了チートにして最大最強の魅了チート――――。



「あっ―――――♡」



――――『マジカルチンポ』が顕現した瞬間だった。



「す、すごいっ……こんな、逞しい……ごくりっ♡ 大きくて、太くて、長くて……♡ み、幹の部分にもイボイボがあって、血管が浮かび上がっていて……♡ み、溝もすごく深い……♡ わ、私の貧弱な肉なんて、体の中から引きずり出しちゃうんじゃないかって心配になるほどの、溝の深さと、イボの大きさ……♡ こ、これが、本当の女の体の中に入るのかい……♡」


 喉を鳴らしながら、咲耶はマジマジとマジカルチンポを見つめていた。

 マジカルチンポを見つめている咲耶の目には嫌悪のような色は一切宿っておらず、好奇心と性的興奮に満ちたキラキラと輝く目だった。

 挿入をせずともただその存在を誇示しただけで魅了するマジカルチンポは、人理救済の旅を経てさらに強大に進化してしまっている。

 最大の進化といえるものは、血管が固く浮かび上がるぐらいだったチンポの竿には『肉イボ』の存在だろう。

 まさしく女のオマンコを破壊するためだけに存在するその肉イボは、見ように寄っては女性に苦痛を与えるためだけの巨大な凶器にも見えるかもしれない。

 だが、この膣肉を傷つけるだけにしか見えない肉イボも、最強の魅了チートであるマジカルチンポによる強制的に性感を高める力と合わされば、その牝を抗いようのないアクメ地獄へと落とすための女殺しのイボになるのだ。


「ほらほら、咲耶も実際に触ってみて♡ おじさんのオチンポ様は見るだけじゃ魅力がわからないんだからさ♡」

「あ、ああ……♡」

「そのまま上下にシコシコ、シコシコってね♡ あっ、このままだと上手く動かないかもしれないから、咲耶のオマンコから出てる愛液をローションにするとめちゃくちゃエロいからおすすめだよ♡」


 立香に急かされて、咲耶はゆっくりとそのマジカルチンポをシコシコとシゴきあげていく。

 その際に、立香のアドバイスである自身の愛液をローション代わりに使用するという卑猥すぎるものを素直に受け取り、左手をオマンコに突っ込んでは愛液をまとわせてはマジカルチンポを擦り、愛液が足りなくなってはまだ左手でオマンコから愛液を持って行くという、処女がやるとはとても思えない行為を何度も続けていくのだった。


「おっ、おぉっっ……! エ、エロすぎるっ……!」

「くっ……うんっ……! イ、イボに手が引っかかって、難しいな……!」

「おじさんのオチンポ様、手コキするだけでも難しいからねぇ。でもでも、慣れればおじさんのかっこよさがわかるから、おすすめなんだよっ!」


 イケメン王子様系女子のやる愛液ローション付きの手コキのエロさに、肝尾はぶるると全身を振るわてしまうほどの快感を覚えてしまう。

 手コキ自体は非常に拙い。

 未経験である上に、そもそもとして大量のイボでスムーズに手を動かすという動作にさえ問題が喫してしまうほどなのだ。

 それでも、あの白瀬咲耶というイケメン王子様系女子が手コキをしているという『情報』だけで

 そして、そのエロ情報はさらに加速していく。


「凄いっ……これが、肝尾さんのオチンポ……♡ な、なるほど、確かにこの力強さなら多くの女性をしっかりと愛せるんだろうね……♡ いや、他の男の人のものなんて知らないし、そもそもセックスを実際にしたことがないから、想像にすぎないんだけど……♡

 うん……それでも、わかるよ♡ このオチンポ様のかっこよさ、強さ、偉大さ♡ ああ、これを持っている肝尾さんは、女の子にとっては神様のような人なんだなって♡ 立香が運命だと言った理由も、少しはわかってきた……♡ こんなオチンポを魅せられたらそれだけでその人を好きになってしまいそうなのに……それを持っているが、肝尾さんほどのかっこいい大人の男性なんだ♡ 本当に鬼に金棒……とはこのことなんだね♡」


 シコシコっ♡ シコシコっ♡


 咲耶はチンポをシゴきながら、そのまま心のなかから湧き上がってくる『オチンポ崇拝』の言葉を何の躊躇いもなく口にしていく。

 それはあまりにも馬鹿らしい、エロ漫画の中でしか存在しないような言葉だった。

 だが、それこそがこのVIPルームの中では真実なのである。

 魅了チートによって魂を侵された女たちにとって肝尾は神そのものであるように、肝尾の逞しいマジカルチンポもまた神に等しい尊さを携えた存在なのだ。

 そう、女をアクメ絶頂という幸福へと導いてくれる救済の神である。

 そんな拙いが真剣な手コキが続くものの、多くの美少女や美女を抱いてきたことで贅沢になった肝尾には少し物足りなく感じてきそうになった、その瞬間だった。


「それじゃ、咲耶♡ 次は……おじさんのオチンポ様に、唇で奉仕しようか♡ さっき咲耶がキスで気持ちよくしてもらったから、今度は咲耶がおじさんを唇で気持ちよくするの♡」


 そんな物足りなさを感じる、本当に直前にサポート役の立香によって別の奉仕が提案される。

 こうすることで肝尾は常に新鮮に、常に満ち足りた心で気持ちよくなれるのだ。

 あまりの明るさに能天気にすら見えてしまう立香だが、肝尾のハーレムメンバーとして肝尾がどのような行為をすれば気持ちよくなれるのかということを非常に理解しているのである。


「じゃあ、おじさんはそこでかっこよく仁王立ちしてもらって……咲耶はオチンポ様を挟んで私を向かい合うように座ってね。そうそう、これで……♡ えへへ、かっこいいオチンポ様で目隠ししてるみたいになってなんだかエッチだよね♡」

「す、すごい威容だね……♡ さっきは、下の方にあったけど今は視線と同じ高さにあるから余計に力強さを感じるよ……♡ お腹が思わず、キュンキュンとうねってしまうほどだ……♡ そ、それで、これからどうすればいいんだい♡」


 立香の指示に従い、肝尾はベッドの上で仁王立ちになる。

 ちょうど枕に向かってお尻を向けて、ベッドの下へとおしっこをするような姿勢だった。

 また、咲耶は位置を変えてやはり可愛らしい女の子座りでベッドの上に座っていく。

 先程までは咲耶と同じように座り込んでいたためにチンポを見下ろすようになっていたが、今回は突如として自身の視線と同じ高さまでチンポを持ってこられることで、より深くその逞しさを感じて子宮を疼かせてしまうほどだ。

 そのチンポをうっとりと見つめながら、ここからどうするかを立香へと尋ねていく。


「まずは、オチンポ様に奉仕のご挨拶♡ 奉仕の前にキスで挨拶をするのはマナーだから覚えておいてね♡」

「なるほど……確かに、こんなにかっこいいオチンポ様に奉仕をさせてもらうんだから、挨拶はちゃんとしないといけないね。ありがとう、立香。何も知らなければ、かっこよすぎるオチンポ様に興奮してそのままむしゃぶりついてしまうところだったよ♡」


 狂った会話が続き、狂ったような常識が繰り広げられる。

 止められるものがいない部屋の中で、肝尾に都合の良い展開はどんどんと続いていく。


「それじゃ……オチンポ様♡ これからハーモニカフェラ奉仕を行わさせていただきます♡ どうか、気持ちよくなってください……ちゅっ♡」

「オチンポ様……♡ まだまだ拙い私だけど、立香の脚を引っ張らないように真剣に奉仕をさせてもらう♡ だから、気持ちよくなってくれるととても嬉しいよ……ちゅっ♡」


 立香は陰毛に顔をうずめるようにチンポの根本にキスを行い、咲耶は逆にビキビキにいきり立っているチンポの先頭へとキスを行っていく。

 それを見下ろしている肝尾の目に映る光景は、それこそ、そのキスだけで射精をしてしまいそうなほどの絶景であった。

 お漏らし射精をしてしまわなかったのは肝尾がハーレムプレイを浴びるほど体験してからにすぎず、普通の男性ならば情けなく射精をしてしまっても誰にも責めることは出来ないだろう。

 そして、お漏らし射精をしない性的強者となった肝尾は、その極楽を味わうことが出来るのだ。


「んちゅぅぅっ♡ じゅるるぅ、ちゅぅっぅ~♡ しゃくやっ♡ そのまま、顔を左右に振るだけでいいからね♡ わたしが咲耶の動きに、んちゅぅ♡ 合わせるからぁ♡ 咲耶は必死に、オチンポ様に吸い付いてあげて♡」

「なるほど♡ こうして、肝尾さんのなっがぁ~いチンポを唇で挟み込みながら、動かしていけばいいんだね♡ 手でシコシコしていたのを、唇でするのだと理解したよ♡ はむぅ♡ ちゅぅぅぅ~♡ じゅるるぅ、れろれろぉぉ~♡」


 ハーモニカフェラ。

 文字通り、ハーモニカを吹くようにチンポの側面に唇をつけて、そのまま左右へと顔を動かしていってチンポへと刺激を与えていくのである。

 立香は時折唇を意識的にすぼめたり舌でイボとイボの隙間をなぞるように蠢かしたりと熟練の奉仕テクニックを魅せつつ、咲耶はひたすらに唇でキスをしながら頭を激しく振ることにしか出来ていない拙い奉仕テクニックだった。

 だが、拙いから気持ちよくないというわけではない。

 白瀬咲耶という男が嫉妬をして女が魅了されるイケメン王子様系女子が、自分に跪いて慣れないハーモニカフェラを真剣に行っているという事実は、どんなテクニックでも補えないほどに男の獣欲を駆り立ててくれるのだから。


「ちゅぅ、ちゅぅぅ~~♡ んっ、咲耶の唇と当たっちゃったっ……♡ 女の子同士のキスを見るのおじさん好きだから、咲耶は気にしないでね♡ よくあることだから、とにかくオチンポへの奉仕が優先なのです♡ むちゅぅぅ~♡」

「れろれろぉっっ♡ ぷはっ♡ 些事に気に掛ける余裕ないということだね♡ ふふふ、わかったよ♡ 何よりも優先されるべきは……肝尾さんのことだからね♡ 私たちのような子どもを相手にしてくれる肝尾さんへの感謝を込めてご奉仕、ああ……すごく幸せだ♡」


 さらに、両側面から二人の美少女がやることでチンポ全体に温かな感触を覚えて、それこそ慣れない頃の肝尾は二人の顔が五往復するほどの回数で射精をしてしまったほどだ。

 しかも、途中で最上級の美しさを誇る美少女たちの『事故チュー』が見れるという『百合要素』まで入ってくるのである。

 百合の間にチンポで挟まっているような感覚は冒涜的な快感を肝尾へと与えるのだった。


「うぉぉ……! も、もう我慢できない……!」

「ちゅるるるぅ♡ あぁっ♡ 精液の臭いがしてきた♡ うんうんっ♡ いっぱい射精してね、おじさんっ♡ おじさんのかっこいい射精をまだ見たことがない咲耶に、素敵なお射精を見せつけてあげて♡ んちゅぅぅ、じゅるるるっるぅ♡」

「はぁ、はぁぁっ♡ 美味しいっ♡ 先走り汁、美味しいぃっ♡ 射精の直前に出てくるこの体液だけで濃厚な味なのに、本当の精液ならどんな味なんだろう♡ んちゅぅ、ちゅぅぅ~♡ 見せて、魅せて♡ 私に、貴方のかっこいいお射精と素敵な精液を味わわせて欲しいんだっ♡」


 そんな魅力的なハーモニカフェラを味わっていれば、我慢など出来るわけがない。

 ダラダラと先走り汁が漏れ出すことで立香は射精の予感を感じ取ってうっとりと頬を緩ませて淫靡な表情を作り、咲耶は鈴口からこぼれ出ることで唇の中へと入り込んでくる先走り汁の濃厚な雄の味にぶるぶると腰を震わせて性的な快感を覚えているようだった。

 その全てが、見下ろしている肝尾の視界に映るのだ。

 我慢など、出来るわけがなかった。


「うぉぉお~~! くぅ、射精るぅぅ!」


 どびゅうるるるるっぅ! びゅっるっ! びゅっ、どぶぴゅぅぅぅ~~!


「んぐぅぅぅっっ♡ せ、精液っ♡ 精液だっ♡ はぁ、はぁぁっ♡ し、舌で……♡ 芳しい臭いが出る、精液を舌で――――♡」


 肝尾が射精をしたことで、ベッドから遠く離れた場所へと向かって精液がものすごい勢いで飛び散っていく。

 その濃厚な精液臭に惹かれたのだろう、咲耶はハーモニカフェラの途中だというのに顔を離して、その精液を浴びようとしているかのように動いていくのだが―――。


「顔を離しちゃ駄目だよっ、咲耶っ!」

「むぐぅぅっ♡」


 その自分の本能に忠実な行動は、セックスサポート役で『肝尾限定ハーレムセックス上級者』の立香によって防がれるのだった。

 素早く伸ばした立香の手によって顔をガシリと掴まれて、再びチンポへと唇をつけてハーモニカフェラを強制的に継続させられるのである。


「んぐぅぅぅぅ~~~~♡」


 魅了チートによって肝尾好みの美少女に鳴るように歪めた咲耶は精液を飲みたいという異常な欲望に襲われている。

 その欲望に襲われているからこそ、何も出来ずに床にぶちまけられていく精液を見続けることしか出来ない今の状況は地獄のような苦しみさえも感じて、事実としてなんとも悲痛な声をあげていた。

 それでも、立香の手によって長い射精中のハーモニカフェラは続けられていく。

 そして、その長い射精もようやく終わりを告げた。


「むちゅぅ、ちゅぅ♡ じゅるるるぅ♡ れろぉぉ~……♡ ふぅっ♡

 おじさん、射精お疲れ様♡ ものすごくかっこよかったよ……惚れ直しちゃった♡ これ言うのも、もう千回目ぐらいかもだけど……いっつも本気で言ってるからね♡」

「ちゅぅぅ……ちゅっ♡ れろれろぉぉぉ~~……♡ うぅぅ……き、肝尾さん……♡ 射精、お疲れ様……♡

 で、でも、立香……なんで、射精してる先っぽを加えようとしたのに邪魔をしたんだい?」

「もうっ! 何を言っているの! 私たちはハーモニカフェラをしているんだよ! それを徹底しなかったら、おじさんは不完全燃焼の射精になっちゃうでしょ! おじさんのハーモニカフェラの好きなところはね、咲耶! 、射精してる途中に唇でシコシコさせて、床に落ちていく精液をもったいなさそうに見てる女の子を見るのが凄く気持ちいいんだよ!」


 その言葉を聞いた瞬間に、咲耶は雷に打たれたような衝撃を受けた。

 そして、自分の行動がどれだけ自分本意なものだと気付かされてしまった。

 元々、初心者である自分は立香の指示に従うと決めていたはずなのに、魅了チートによって植え付けられた『精飲願望』によって、自分の望みを優先してしまったことに、咲耶は強い後悔を抱く。

 そんなあり得ない、エロ漫画としか表現のしないやり取りが繰り広げられるのだった。


「私は……なんてことを……! くっ、肝尾さんに迷惑をかけてばかりじゃないか……!

 肝尾さん……本当に、申し訳なかった。私のような小娘の卑しい欲望で、肝尾さんが気持ちの良い射精を味わえないところだったなんて……本当に、私は自分のことばかりだね……」


 真剣な顔をしてベッドを降りて柔らかな絨毯の上で正座をして、咲耶はそのままベッドの上で仁王立ちをしている肝尾へと向かって頭を下げた。

 土下座である。

 性根が真面目でどこか天然の気のある咲耶だからこそ、この魅了チートによる影響があまりにも大きく発生していたために、愛する男性であると同時に尊敬する大人でもある肝尾へと、真剣に謝罪をしたいと考えたためだ。

 そして、これもまた魅了チートが生み出した肝尾にとって都合の良い展開に過ぎないのである。


「ぐひひ、いいんだよぉ。咲耶にとっては初めてだからね。慣れないこともあるでしょ、ぐふふ」

「ああ……本当に、ありがとう♡ 貴方には迷惑をかけっぱなしだね……嫌われないように、今後は二度とないように努めさせてもらうよ♡」


 すなわち、謝っている人間を偉そうに許すという、歪みに歪んだ欲望を叶えるためである。

 そんな噴飯なもののやり取りを止める人間も笑う人間もここにはいない。

 この空間は、何度も言うが肝尾を神として異常空間なのだから。


「それにしても……さっきの射精、余波が咲耶に散っちゃったみたいだね。脚とかはともかく、ポニーテールの先端が汚れてるよ」

「あっ、そうだね……」

「……やっぱり、初めてはキレイな状態がいいよね!」


 そんな風に咲耶が自身の過ちを寛大に許した肝尾へと崇拝の念を向けていると、立香が目ざとく咲耶の髪に精液が散っていることを発見する。

 このままでも問題はないが、それでも初めてのセックスは綺麗なままで行いたいというのが乙女心というものだろう。

 立香は床で正座をしている咲耶の手を取り、シャワールームへと引っ張っていく。


「それじゃ、シャワーを浴びてこようか。おじさんもちょっと休憩しててね」

「了解、いってらっしゃ~い」


 肝尾の興奮を高めるためだけに存在する長い長い『前戯』は終わり、ついに『本番』が訪れる。

 そんな大事な本番を精液まみれで行うのは、それはそれで興奮するだろうが――――男よりもイケメンの王子様系美少女の咲耶には乙女の一面も強い。

 きれいな状態でセックスをしたいという願いを読み取ったサポート役の立香によって、そのままシャワー室へと連れて行かれるのだった。


「咲耶のおっぱい、おっきいね~。肌も……うわ、すごいきめ細かい! 羨ましいですなぁ」

「立香のおっぱいだってそうだろう? 肌に関して言えば弾力が凄いじゃないか」


 そこで行われるのは、イチャイチャ、パヤパヤとしたガールズトーク。

 どんなスキンケアを行っているのかだの、下着に関してだの、女子校生らしいキラキラとしつつもあけすけな内容を二人はシャワーを浴びながら楽しそうに語りだしていく。

 だが、魅了チートに侵されている咲耶と立香は、すぐにそのトークの内容が肝尾のことに移り変わっていくのである。


「おじさんに恋人にしてもらえて良かったね、咲耶! 親友の咲耶と一緒におじさんの恋人になれて、私もすっごく嬉しいなぁ」

「ああ、本当に夢のようだよ……肝尾さんのような素晴らしい男性の恋人になれるなんて。これからも恋人の一人として、あの素晴らしい男性に奉仕をしていきたいね」


 そんな会話を続けながら、咲耶は身を改めて清めていく。

 それは乙女として大好きな人物に抱かれるための行為であると同時に、魅了チートによって歪められた魂が、捕食者に食べていただくための下ごしらえを自ら行っているようなものでもあった。

 そうして、シャワーを終えた二人は丁寧に身を整え、咲耶はその特徴的な長いポニーテールを下ろした黒髪ロングという実に大人っぽい容貌で、肝尾という限界独身中年男性であった男に抱かれにいくのである。



 下着を脱いでベッドへと横になる咲耶は、頭が沸騰しそうになるほどの興奮を覚えていた。

 ついに、ついに。

 憧れの『オタクおじさん』である肝尾拓郎に処女を捧げることが出来るのだ。


「はいっ、それじゃ……おじさんと咲耶のイチャラブ処女喪失エッチの時間です♡」

「よ、よろしく……お願いします……♡」

「うぉぉっ……! エッロ……なんだ、この体……!」


 正常位で挿入できる姿勢に待機しながら、ベッドに寝そべっている咲耶の下着を身に着けていない体を見た肝尾はそんなありきたりな言葉を口にすることしか出来なかった。

 105センチの爆乳おっぱいは勝負下着で抑えつけられていたことをアピールするかのようにロケット型に前へと突き出て、それでも重力には勝てずに横へと流れている。

 文字通り、咲耶の頭部と同じぐらいの大きさの爆乳だ。

 そこから下にかけてくびれたウエストが続いていき、その細さと言えば内臓が本当に入っているのかも疑問に思うほどである。

 それでいてお尻になるにつれて淫靡な曲線を描いて、実に安定して出産を行えそうなサイズのデカ尻となっていた。

 それだけにはとどまらず、大げさな言い方にはなるが、肝尾の短足と比べれば1.5倍の長さがあるのではないかと思うような美脚はただ長く細いだけではなく、掴めば指を弾き返すようなハリのあるむちむちエロ脚でもある。

 肉体を構成する全てがエロい女――――それが、『この世界』の白瀬咲耶なのだ。


「はぁ……はぁ……!」

「そうそう♡ 咲耶のなっがくてぇ、むっちりした最高の脚を……ぱか~って開いちゃって♡ その奥に……だぁれも触ったこともなければ、見たこともない処女オマンコがあるよ~♡」


 どれだけの経験を積んでも、魅了チートという全てを都合よく捻じ曲げる物を持っているからこそ、その魂は永遠に童貞のままで我慢も自制も出来ない肝尾は、欲望に駆り立てられて無意識に体が動いていく。

 そんな無意識下での行動を、『セックスサポート役』を自称する立香は背後からその爆乳を肝尾の背中へと押し付けながら、『エロ解説実況』を開始していくのだ。

 それは肝尾の行動を実況しているようにも、あるいは、肝尾へと『このように取るんだよ♡』と指示を出してるようにも思える。

 そうして、肝尾のデカすぎるチンポが、にゅぷぷ、と先っちょだけが咲耶の処女オマンコへと挿入されていくのだった。


「はぁい……♡ 今、白瀬咲耶の処女膜にチンポでツンツンしてるね♡ 白瀬咲耶を知っている男の人みーんなが夢見て、『いつか絶対オレがぶち破ってやるぅ~!』って意気込んでた処女膜を……おじさんが、ぷちぃって破れるんだよ♡ その腰をもっと力を込めたら……ほらっ♡ ほらほら♡ おじさんっ、私の親友を……幸せにしてあげて♡」

「あぁっ♡ オ、オチンポが、オマンコに当たって……♡ あっ、くぅっっ……♡ 挿入ってくるっ♡ 拳みたいにおっきなオチンポで、おぉっ♡ ひ、広げられて……んくぅ♡ んひぃぃぃっっ♡」


 ずぶりゅっ! ずぶずぶぅ! ぶちっ、ぶちぶちぃ! にゅぷぷぅ、ずぶずぶりゅぅぅぅ~!


「はい、処女を捧げられたね♡ おめでとう、咲耶っ♡ これで名実ともに、白瀬咲耶は肝尾拓郎さんの……恋人になれたよ♡」

「あっ、あぁぁ……♡ う、嬉しい……♡ なんて、嬉しいんだ……♡ 初めてで、痛いはずなのに……♡ オチンポから伝わる熱で、体がポカポカしてぇ……♡ 全然、痛みなんてない……♡ 幸せな気持ちで、いっぱいだっ……♡」

「う、うおぉぉ……! こ、このレベルのJKの処女を、間違いなく日本トップの美少女の初めてを、ぼ、僕が……くぅぅっ~!」


 肝尾のチンポがゆっくりと進んでいくことで、ブチブチと咲耶の一つしか存在しない処女膜があっさりと破れ、破瓜の血を流していく。

 しかし、そんなセックス未経験のオマンコの証を見せつけながらも、処女特有の固い媚肉と狭い膣道はチンポを拒絶するのではなく受け入れ、咲耶のオマンコはまるで自ら誘うように肝尾のチンポを奥へ奥へと取り込んでいくのだ。

 苦痛など生じずむしろ快感を生み出しながら、咲耶の膣襞は一本一本が蠢いてチンポをマッサージしていく様子は、セックスに慣れたビッチのようなオマンコである。

 これもまた魅了チートによる御業だった。

 場合によってはそういうものを見たくこともあるとはいえ、基本的に肝尾は『純愛志向』だ。

 そのため、破瓜の痛みに涙を流しながら苦悶の声を挙げる様子よりも、処女なのにオマンコ全体でチンポを感じながら、強制的に抱かされた恋慕が報われたことに感涙しながら快感に悶える姿を肝尾は好む。

 そして、この世界は肝尾の望むとおりに展開される世界――すなわち、咲耶は肝尾に都合のいい処女ビッチになったということだ。

 ポロポロと涙を流している咲耶を見下ろしながら、驚異的なくびれに相応しいきつきつのオマンコを無理やり拡張するように腰を前後する肝尾。

 そんな処女喪失セックスを彩るため、あるいは自身の存在をアピールして肝尾に媚びるかのように、立香がいやらしいエロ囁きを行っていく。


「咲耶のオマンコ、どうかな♡ うちの高校で一番の美少女の処女オマンコ♡ 見るからに濡れ濡れの……私と同じでバレー部で鍛えてる、ほどよく締まったエッチなオマンコ♡ おっぱいもムチムチなのにハリがバツグンで、お尻もプリンとしてていくらでも揉み放題だよ♡ 男の人が一番魅力的に感じる、最高に可愛くて最高に綺麗で、最高にエッチな女の子……それが、白瀬咲耶なんだ♡」


 それは肝尾が行うハーレムセックスにおける常道の一つであった。

 肝尾が一人の女とセックスをしている間、残された女たちは耳舐め奉仕や乳首舐め奉仕、あるいは卑屈な足舐め奉仕や媚び媚びなアナル舐め奉仕を行うのである。

 そしてまた、ただ皮膚から感じる性的な快感だけではなく、『情報』を肝尾に与えることで自分がどれだけエロいことをしているのか、自分がどれだけ素晴らしい人物なのかを思い知らせて、その性的な快感を精神的にも感じれるようにしていくのだ。

 そんなセックスサポート役としても手慣れている立香は、さらにその淫語を加速させていく。


「なんでこんなことを咲耶も、私も、許しているか……わかるかな……♡ それはねぇ……おじさんがぁ、と~っても……魅力的だから♡ 私たちみたいな子どもから見ると、おじさんって本当に大人の魅力がたっぷりで、ものすごく魅かれちゃうの♡ あっ、でもでも、私たちが子供だからってのは関係ないかな♡ おじさん、どんな大人の美人でもメロメロに惚れさせちゃうもんね♡ うんっ、おじさんは子どもも大人も関係なく、女の人ならみんな夢中になっちゃうイケメンさん♡ そんなイケメンさんとセックスできるなんて、私たち女の子はすっごく幸せだから……♡ 私も咲耶も、『おじさんに抱いてもらえるなら、なにをされてもいい~!』って本気で思ってるんだよ♡ おっぱい揉み揉みもお尻さわさわもぉ……おじさんにやられるなら、むしろご褒美って感じだね♡」


 それは肝尾に徹底的に上位者に置いた、媚びる言葉である。

 ただ言葉を聞いているだけで充足感で脳がとろけだして腰が勝手に動いてしまいそうな、徹底的に都合のいい、『妄想、お疲れ様です』と返すしかないはずの言葉だった。

 だが、それは決して妄想ではない。

 立香の語る言葉は現実に起こっている真実でしかなく、そこには媚びは含まれていても演技は存在しないものなのだ。

 他ならぬ抱かれている咲耶もまた、立香の言葉を肯定するように、潤んだ瞳で肝尾を見上げながらその小さな愛らしい唇を動かしていく。


「あぁっ♡ 肝尾さん、好きだ……♡ あ、あなたの大きな体で組み敷かれて、あなたの大きなオチンポで、オマンコを拡げられるとぉ♡ すごく、幸せなんだ♡ 小さな頃に戻ったような幸せな気持ちになれる♡ まるで……お父さんのような♡ そんな安心感と、お父さんじゃ味わえない気持ちよさがぁ♡ すごく、すごく……嬉しいよっ♡」

「お、大人……ぐひひ……! そっか、僕は咲耶にとっては大人の男なんだね……!」


 肝尾の男心をくすぐることに特化しているような言葉を選んでいた立香とは違って、咲耶は胸の内から湧き上がった言葉を口にしていく。

 そこには肝尾を『大人の男』と認識して、子どもである周囲の男の子では感じない魅力に惹かれたことを単純な言葉で伝えていく、愛の告白だった。

 大人びた美貌で落ち着いた雰囲気のある美少女から年長者としての魅力を感じ取られるというのは、派遣社員として年下の正社員にこき使われていた肝尾の体験から生まれる劣等感を払拭してもらえるような快感を味わえる。


「わかるなぁ♡ おじさんの魅力を知っちゃったら、クラスメイトの男子なんてお子様そのものだし、先生たちも学校しか知らない人生経験の浅い人に見えちゃうし……♡ なんというか、これから出会う男の人をおじさんと比べちゃってね♡ そんな素敵な人に抱かれる幸せを咲耶はいっぱい味わってるんだ♡ もっともっと、強く抱いて……おじさんのかっこよさを刻んであげてね♡」

「くぅっ! そ、そんなこと言われたら、処女の子でももう抑えきれないよっ!」


 パンパンッ! パンッ! ズルルゥッゥ~……バシィンッ!


 肝尾のどこか可愛がるような優しさのあるピストンが、その咲耶の告白と立香のエロ囁きを受けて途端に激しい動きへと変わっていく。

 破瓜を迎えたばかりで刺激にも弱くなっている膣道をぐちゃぐちゃに破壊しようとしているのではないかと思ってしまうような激しさだ。

 しかも、このマジカルチンポはただ大きいだけではなく、そのカリの深さと言えば親指が埋まりそうな深さであり、チンポの幹の部分にはイボイボが無数に生まれている、オマンコをひたすらに責め立てる女殺しのチンポなのである。

 さすがに咲耶も泣きわめき、痛みを訴えるであろう。


「あぁっ♡ 気持ちいい、気持ちいいっ♡ 肝尾さんに抱かれると、こんなにも気持ちいいなんて♡ オナニーなんて目じゃないっ♡ 処女だけど、わかるよっ♡ 他の男の人が相手では絶対に味わえない、幸せな気持ちよさ♡ はぁ、はあぁぁっ♡ 好き、好きだ♡ 肝尾さんっ♡ 貴方にぃっ、人としても女としても、惹かれているんだ♡ あぁっ♡ もっと、愛してくれぇ♡」

「うぉっ! チンポを動かせば動かすほど気持ちよくなれるっ! くぅっっ……マンコの締め付けと愛液の粘り気が凄くなって、ぼ、僕のチンポでも動かしづらいほどだ……! 咲耶のオマンコ、最高だよっ!」


 だが、ここに例外が存在する。

 咲耶はそんな激しいピストンを受けても、むしろ媚肉を柔らかくほぐしながら膣道を浅ましくキュウキュウと締付けてきて、大量に流れる愛液も粘り気が激しくなっているのだ。

 明らかに、セックスで興奮を高めた女が生み出す気持ちの良いオマンコの反応である。

 処女のオマンコは本来、やはり経験がこなれているオマンコとは違って単純なチンポが味わう気持ちよさは劣るものだ。

 締め付けにしてもただきついだけで、膣道の中の媚肉もこなれていないためにピストンの抽挿を阻害してしまうのである。

 しかし、マジカルチンポによってセックスの途中で開発されていくオマンコは処女でありながらも経験豊富なビッチオマンコへと変えるほどの魔力を秘めているのだ。

 今、咲耶は処女の心とビッチのオマンコを持った、男の理想を形にしたような存在になっているというわけである。


「ねぇ……咲耶♡ おじさんのこと、パパって呼んでみたら♡」

「ふぇっ♡ り、立香っ♡ 何を、言って……♡」

「ねぇ~、おじさん~♡ 咲耶ね、実は大好きだったお父さんのこと亡くしちゃって……♡ イケメンで王子様を気取ってるけど、本当はすっごく寂しがりやさんなんだ♡ 愛されるために愛されるような存在になろうと頑張ってる咲耶を……お父さんみたいに甘やかして、恋人として愛してあげたら、ものすごく幸せになれるはずだよ♡」

「ぶひひ! い、いいねぇ! そ、それが咲耶のためになるんなら大歓迎だよぉ! ほ、ほら! 僕のことをパパって呼んでご覧……ぐふふぅ!」


 その最高のセックスも佳境に入ったところで、立香からそんな言葉が囁かれる。

 それは咲耶の心の中にある、平凡ではあるが悲しい出来事から生み出される提案だった。

 この世界の咲耶は大好きな父親と死別しており、親から与えられる無条件の愛というものを欲しているところを、親友である立香は見抜いていたのである。

 同時に、肝尾もまたこのようなイケメン王子様系女子に『パパっ♡』と呼ばれることはパパ活をしているような背徳感を覚えつつ、それでいてそういう契約とは違うイチャイチャプレイにもなるという現実を味わえるのだ。

 肝尾のような脳みそまで海綿体で出来ているような男が、そんな倒錯的なプレイを拒む理由などあるわけもなかった。


「っぅぅ~~♡ パ、パ……パパっ……♡ ふぎゅぅぅっ♡」

「うぉぉっ! さ、咲耶ぁ!」


 その言葉を聞いた瞬間に、肝尾の最後の『理性』というようなものが吹き飛んだ。

 種付けプレスと呼ぶに相応しい、ある位置にカメラを置けば咲耶の美しい姿が完全に消えて肝尾の汚いお尻しか見えなくなるほどに、咲耶の体にのしかかりながら腰を激しく動き出していくのだ。

 咲耶もまた、この頼れる素敵な男性を『パパ』と呼んだことで、自分の中に抱えていたトラウマやぽっかりと空いていた心の穴のような消え去ったような、性的な快感とはまた異なる爽快感に襲われたのである。

 お互いに、ついに絶頂を迎えようとしていた。


「はぁ、はぁっ♡ キテっ♡ パパ、きてっ♡ 咲耶の一番奥にっ♡ パパの精子が欲しくてうずうずしてる子宮にっ♡ 捨てるみたいな気持ちでいいから、いっぱい射精をしてぇ♡」

「おぉっ! イクぞぉ……! この金玉でぐつぐつになった底辺中年のザーメンでっ! 最高のイケメン王子様美少女の遺伝子ぐちゃぐちゃに汚してやるっ! うぉぉぉっ!」


 どびゅるるるるぅっ! びゅるるっ! びゅぅっ! どぶびゅっ! ぶぴゅぶるるるぅ~~!


「んひぃぃぃ、ほぉっ♡ おっほぉぉぉぉっっ♡ イグッ♡ イグイグっ♡ パ、パパのザーメンを受け止めてイグゥぅっっ♡ し、幸せすぎるっ♡ 頭がおかしくなるぐらいの快感で馬鹿になるの幸せすぎるぅぅっっ♡ あぁ、パパっ♡ パパぁっ♡ 咲耶を愛してくれて、ありがとうっ♡ 咲耶は、咲耶はぁ♡ パパの女になれてっ♡ とっても幸せですぅぅぅっ♡♡♡♡」


 咲耶はビクビクと全身を大きく痙攣させながら、膣内射精によって細いお腹をぽっこりと精液で膨らませ、その整った顔立ちをアヘ顔に変化させ、その低めのイケメンボイスをさらに低くした野太いオホ声をあげる。

 あの白瀬咲耶が、そんな醜態を晒しているのだ。

 それは咲耶が優れた人間であればあるほど。

 颯爽とした王子様であればあるほど。

 男なんて足元にも及ばないイケメンであればあるほど。

 その醜態が、とんでもないエロさを肝尾に与えてくれるのだ。


「おほぉ……ほぉぉっ……♡ し、幸せぇ……♡ パパァ……大好きぃ……♡」

「はい、お疲れ様っ♡ やっぱりおじさんはかっこいいなぁ♡ あの咲耶がこんなにトロトロにとろけて、こんなに幸せそうなアクメ失神しちゃうなんて……♡ ふふふ、最高の処女喪失セックスになったんじゃないかな♡ ん~、ちゅぅ♡」


 そんな風にアクメ失神に落ちた咲耶を見下ろしている肝尾へと抱きつきながら、立香が射精後でもなおエロ囁きを行って肝尾の心を気持ちよくしようと奉仕してくれる。

 だが、それはやり過ぎだった。


「うぅぅっ~~! こ、このメスガキぃ……! ちょ、調子にノリやがって……!」

「へっ、あっ♡ お、おじさんっ♡ま、まって……顔が、こわい……かも……♡ いや、それもかっこいいんだけど……♡ きょ、今日は咲耶とのラブラブ幸せセックスがメインで……えっと……♡」


 あまりにも興奮を高めすぎたことで咲耶への膣内射精だけでは満足ができなかった上、その咲耶が失神をしてハメ潰すことに問題が生じたことで、ターゲットが立香へと変わってしまったのである。

 肝尾は咲耶からチンポを引き抜いて、その咲耶が倒れ込んでいる巨大なベッドへと立香を押し倒していく。

 先ほど、咲耶と一緒にシャワーを浴びていたために一糸まとわぬ姿になっていた立香のオマンコに、たやすくマジカルチンポが挿入されていく。

 夜は、まだまだ始まったばかりなのである。


「おほぉぉぉっ♡ おじさんのわからせチンポきたぁぁっ♡ す、すみません、調子に乗ってましたぁ♡ おじさんのことを煽って偉そうにしてごめんなさいっ♡ わ、私は、藤丸立香はこのオチンポに勝てない、おじさん専用の恋人奴隷ですぅぅぅっ♡」



 ―――――そうして、肝尾の射精が両手の指と両足の指を合わせても足りないほどの回数に達した頃のことだった。



「おほぉ……ほぉ、おほぉぉ~……♡ パ、パパぁ……凄すぎるぅ……♡ こんなの、好きになるななんて絶対に、無理じゃないか……♡ あぁ……幸せだ……♡ かっこいい男の人の恋人になれるのが、こんなに幸せだったなんて……♡ 立香、私にパパを紹介してくれて、本当にありがとう……♡」

「あへ、あへぇぇ……♡ や、やっぱりおじさん、かっこよすぎぃ……♡ こんなに射精したのに、ま、まだまだ固く勃起してるなんてぇ……♡ 私たちは、もう、指一本動かせないのに余裕で……♡ さ、咲耶……♡ これから、大変だよっ……♡ おじさんの呼び出しがない日は寂しくて死にそうだし、おじさんに呼び出された日はセックスで殺されろうなぐらいの気持ちよさを味わっちゃうんだから……♡」


 咲耶と立香、学園の五大美少女のうちのバレー部コンビは、立ち上がる気力も失くしてベッドにアヘ顔を晒しながら倒れ込んでいるのだった。

 オマンコからは収まりきらなかった精液がドボドボと流れ出し、その引き締まっていたお腹は精液でぽっこりと膨らみ、それでいて体中にザーメンが粘りつくように張り付いている。

 二人と同じ高校に通う男子ならば、いや、聖職者であるはずの男性教諭であっても、このバレー部の爆乳美少女コンビのドスケベすぎるアヘ顔ザーメン化粧の写真を突きつけられれば、その写真を得るためだけに生涯その収入をその相手に捧げるという奴隷契約すら結んでしまうであろう。

 肝尾は荒ぶる性欲もやっと落ち着き冷静な頭に戻ったことで、このレベルの美少女二人をハメ潰した優越感を味わう。

 そして、その優越感をさらに味わうために――――最悪の『セックスの〆』を行うのだった。


「ふぅ~……それじゃ、ザーメンで汚れちゃった二人を洗ってあげるね~♪ んっ、ふぅぅ、ふぉぉ~…………♪」


 ジョボ……ジョボボッ。ジョボボボボボボ~~~~。


「あぁっ♡ あ、熱いっ♡ 熱いシャワーが、突然……♡ こ、これは……おしっこ♡ パパのおしっこで、わ、私のザーメンで汚れた体がきれいになっていくっ♡」

「おじさんのおしっこシャワー、好きぃっ……♡ おじさんに抱きしめてはもらえなくなるけどぉ……♡ おじさんの臭いで包まれるの、くせになっちゃうのぉ♡」


 それは放尿だった。

 度重なるアクメで動けなくなった二人の美少女へと放尿をして、その自身のザーメンを自身のおしっこで洗い流すというあまりにも特殊すぎるプレイだ。

 白瀬咲耶と藤丸立香を相手にそんなプレイが出来る人間など、本来のこの世界の歴史では絶対に存在しないはずである。

 それこそ、二人を強引に拉致して強姦を繰り返し、心がぽっきりと折れて廃人になった二人へとしょんべんをぶっかける――ということならば可能かもしれない。

 だが、喜色満面と呼ぶに相応しい幸せな表情を浮かべながら、その放尿を自らの意思で受け止めているということは、肝尾拓郎という魅了チート持ちの男以外には絶対に出来ないことなのだ。


「ぐひひ、マジカルチンポ……マジで最強っ~!」


 その幸運を噛み締めながら、肝尾は人へと不快感を煽る高笑いをあげるのだった――――。



 ここは高級ホテルの最上階、VIPルームにのみ備え付けられたテラス・バルコニーにある露天風呂での出来事である。

 東京という欲望の街を見下ろしながら入浴を楽しめるそのテラス・バルコニーの露天風呂はこのVIPルーム最大の『売り』でもあった。

 肝尾は東京の街に太陽が登っていく姿を見つめながら、その露天風呂を満喫していく。


「んしょ、んしょっ……♡ どうかな、おじさんっ♡ 重かったりしない? お風呂の中だから重くはないと思うけど、しんどかったらすぐに言ってね♡ んしょ、んしょぉ……♡ どうかな♡ おじさん好みのお尻を見せつけながらの変則素股♡ 気持ちいいかな♡」

「あぁっ……♡ パパのオチンポは、本当に大きいな♡ 立香のむっちりした太ももでも包みきれず、私の爆乳を被せてやっと隠れるだなんて♡ オチンポの大きさは、人間としての器の大きさに比例する……なんてバカなことを考えてしまうほどだよ♡」


 そしてまた、入浴を楽しみながらも二人の美少女から特殊な奉仕を受けていた。

 一晩中、二人の美少女を犯していたというのにマジカルチンポはバキバキに勃起をしている。

 そんな勃起をして切なそうなチンポを恋人奴隷である藤丸立香と白瀬咲耶が放っておくわけがないため、こうして『朝風呂』を楽しみながら二人の奉仕を味わっているのだ。

 まず、立香が肝尾の体を股間の部分で横切るように体を倒し、そのデカ尻を肝尾に見せつけながらその太ももで勃起をしたマジカルチンポを包みこんでいく。

 雑魚雄の粗チンならばそのむっちりした締め付けだけで再起不能にしてしまいそうな、エロすぎるが凶器でもあるという『ぶっともも』の圧力は、しかし、マジカルチンポの前では心地よい刺激に過ぎない。

 しかも、立香のぶっとい太ももであっても長いマジカルチンポを隠し切ることはできず、鬼頭はもちろんのことカリの部分や幹の一部さえも露出されてしまうほどだった。

 そこに、肝尾と向かい合うように浴槽の中へと入っていた咲耶が爆乳おっぱいで蓋をするのである。

 これを陸上で行えば、さすがに立香の体重の一部と咲耶の爆乳の重みで、奉仕を受ける肝尾に負担が生じただろう。

 だが、入浴をしながら、つまりは水による浮力の影響がある場所で奉仕を受けるのならば、腰をヘコヘコと負担なく揺らすことが出来るためその贅沢な奉仕を問題なく受けられるという、『お風呂の中だからこそ出来る』プレイなのだった。


「……ぐふふ♪ いい感じに、集まってきてるねぇ♪」


 そんな、最高のぶっとい太ももを使った素股と最高の爆乳を使ったパイズリを同時に味わえる、人類史の中でも数えるほどの男しか味わえないであろう性的奉仕を受けながら、肝尾は防水加工を施しつつ防水ケースの中に入れているスマートフォンをいじっていた。

 その画面には、『オタクおじさんチャンネル』のスタッフの間だけでやり取りをしているメッセージアプリが開かれており、肝尾のハーレムメンバーである美女たちからの無数の連絡が送られてきていたのである。


「パパ? 何を見ているんだい?」

「あっ、マシュやキアラさん、所長たちからの連絡かな? 咲耶のスカウトも成功したし、そろそろ本格的に動き出す感じ?」

「おや、立香は知っているようだね。駄目だな、親友であり同志でもある立香に、嫉妬を覚えてしまいそうだよ」

「ああ、ごめんねぇ♪ 咲耶には『おじさんの立ち上げるアイドルプロダクションに入ってくれ』ってお願いしたでしょぉ? 日本各地に散った、人によっては海外にも行っている僕のハーレムメンバーからの『スカウト報告』なんだよねぇ。ぐひひ……そろそろ揃ってきたし、ついに僕の会社を立てる日がきたみたいだよ!」


 その中には、肝尾の恋人奴隷でもあるマシュ・キリエライトやオルガマリー・アニムスフィアはもちろん、恋人奴隷よりも苛烈な扱いを受けながらもそれに興奮を覚える底辺の性奴隷である殺生院キアラなどからの『スカウト報告』が送られてきていたのである。


「ぐふふ、こうして写真を送られてるのを見るとみんな魅力的だなぁ……♪

 童顔でメガネ美女の赤羽根プロデュンヌに、いかにも強面だけど高身長爆乳の武内プロデュンヌに、爽やかな顔立ちの大人の美女な中村プロデュンヌに、顔は甘い感じの美少女顔だけど爆乳とデカ尻が凄すぎる夏目プロデュンヌ!

 事務員として小鳥さんにちひろさんに、はづきさんも回収済みとは……経営面でのスタッフ集めをキアラと所長のコンビに任せて正解だったなぁ♪」


 そのプロダクションは殺生院キアラとオルガマリー・アニムスフィアを中心にしてスタッフが集められており、連絡用のアプリにスタッフとして採用した女性たちの履歴書や写真などを送ってきていたのである。

 そのスタッフ一覧には『アイドルマスターシリーズ』ではおなじみとなっている緑がイメージカラーの事務員の子たちや、アニメ化の際にキャラクター化された『プロデューサー』を理想的に女体化して『プロデュンヌ』に姿を変えた美女たちが揃っていた。

 この中に、男性として採用された人物は一人として居ない。

 それは肝尾を頂点としたハーレムプロダクションであるために、肝尾以外の男性は外から指を加えてみることしか許さないという、あまりにも卑劣な欲望が形になったような経営方針が存在するからだ。


「ぐひひ……まさかこの世界がFGOのエロ同人版の世界じゃなくて、アイマスも含めたクロスオーバー世界だったなんて、嬉しすぎる誤算だよぉ!」


 しかも、これはオリジナル世界の物語ではなく、立香がキャラクターとして登場している『Fate/Grand Order』と、咲耶がキャラクターとして登場している『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の世界観が融合したクロスオーバー世界なのである。

 いや、咲耶以外にも他のアイマスシリーズのキャラクターの情報が肝尾のスマホに届いたことからも、『Fateシリーズ』と『アイマスシリーズ』のクロスオーバー世界と言ったほうが良いかもしれない。

 つまり――新たに立ち上げるプロダクションには、そのFateシリーズのキャラクターとアイマスシリーズのキャラクターが入り混じった、とんでもない美少女・美女軍団が作り上げられるということだ。


 そう、今の肝尾拓郎はエロ同人版のFGO世界で起こった人理沈没という大災害から華麗に人理を救った後の『後日譚』での主人公なのである。

 いや、ここがクロスオーバー世界だと開示されたこともあって、『第二部』と言ったほうがいいかもしれない。

 エロ同人版の人理修復は特別な力が働いていたようで、複数年かけて解決したはずのその活動は、終わってしまえば不可思議な力でなんと人理沈没が起こったその日に巻き戻ったのだ。

 そして、肝尾のマジカルチンポの力によって受肉を果たした女性サーヴァントたちは日本へと帰国した肝尾へとついていき、また、カルデアの所長であるオルガマリーも日本へとついてきてしまい、こうして肝尾のハーレムを彩るハーレムメンバーとして生活をしているのだった。


「うんうん、アイドルもかなり揃ってるね。でも、僕好みなのに居ない子もいるけど……これは後々のお楽しみって感じかなぁ♪」


 また、キアラたちがスタッフを揃えていた一方で、他の『ハーレムメンバー』となった美少女や美女たちは日本全国を飛び散り、自身たちに匹敵するような絶世の美少女たちを探し、見事にスカウトして見せていたのである。

 一例を上げるのならば、マシュ・キリエライトであろう。

 実は立香や咲耶たちの学校に、夏休み明けで一年生として爆乳外国人美少女として転入をしていたマシュは、そこで隠れ美少女として密かに注目されていた櫻木真乃ちゃんと仲が良くなってスカウトに成功をしているようだ。

 他にも、玉藻と清姫は料理教室の関係で『運命の相手とのお嫁さん』希望であった喜多日菜子や佐久間まゆをスカウトし、モードレッドとカイニスはゲームセンターなどで遊んでいる間に向井拓海や西城樹里と親交を重ねて『仲間』という価値観を築けており、インストラクターとして働いていたスカサハはそこの高級ジムの会員であった有栖川夏葉や木場真奈美をアイドル活動へと誘うことに成功したという。

 原作世界とは違って、この世界における彼女たちは本来、よほどでなければアイドルに興味を持たないはずだった。

 そこを、『オタクおじさんチャンネル』でニコポを振りまくことで肝尾への好意を無限に上昇させたことで、『オタクおじさんのプロダクション? それなら入ります!』という気持ちにさせたのだ。


「プロダクションは、806プロダクションだよぉ!」

「806プロダクションか~、私、本当にアイドルなんて出来るのかな……?」

「立香ほど愛らしければ大丈夫さ。一緒に頑張ろうじゃないか」


 そして、そのオタクおじさんの名前を使って立ち上げたプロダクションの名前は『806プロダクション』だ。

 この『806』とはすなわち、『8=ハ(はち)・0=レイ・6=ム(むっつ)』――『ハーレム』の語呂合わせだった。

 オーナーでありメインプロデューサーでもある肝尾を主とし、アイドルやスタッフなどの美少女を従としたハーレムとするという、肝尾の気持ち悪すぎる思想がにじみ出た命名なのだった。


「いやぁ、夢が広がるなぁ。僕は何でもできちゃうからなぁ♪」


 そんな世界に魅了チートで君臨することになる肝尾は、確かにやろうと思えばなんでも出来るし、肝尾自身は壮大と考えている計画というものもある。


 ――――あるのだが、肝尾拓郎の目的とは世界を征服したいわけでもなければ、もっと現実的に、国政に打って出て自身の考える政治理念を現実のものにしたいというわけでもない。


 肝尾は『何かをしたい』のではなく、ただひたすらに、『褒められたい』だけなのだ。

 それは『チヤホヤされたい』と言い換えても良い。


『え、あれってもしかして天才プロデューサーの肝尾拓郎……?』

『本物の肝尾拓郎!? 信じられない~!』

『会えて光栄です、肝尾さん』

『肝尾さん。貴方が立てた企画の新作、見ましたよ。握手してください』

『キャー、肝尾さんすてきぃ!』


 そんな風に、皆から称賛されたいのだ。

 小説を書くことも出来なければ監督して映画を一つ完成させるということも出来ない。

 だが、806プロダクションのオーナーにして企画を担当するメインプロデューサーを名乗り、妄想を箇条書きで書き殴って部下に渡せば、肝尾を心酔する優秀なハーレムメンバーが見事な作品に仕立て上げてくれるのだ。

 そんな縁の下の力持ちに支えられただけの虚像にすぎないのだが、根っこの部分で幼稚で愚鈍な肝尾はその虚しさに築くことなどない。

 今回もそうだ。

 806プロダクションは表では清純なアイドルや女優、タレントとして売り出しながらも、その日本でも有数の人気ものになったハーレムメンバーたちとのハーレムセックスを『そっくりさん』という名目でパトロンサイトの限定会員へど動画販売をする目論見まであった。


「ぐひひ、しかも、ここ……多重クロスオーバーな世界観っぽいしね……!」


 アイドルマスターシャイニーカラーズの白瀬咲耶が、ちょっとした差異――バレー部所属であったり立香と同じ共学の高校に通っている――こそあれども、存在している。

 肝尾はここで、この世界は『FGO』と『シャニマス』の二作品クロスオーバー世界観と考えるのではなく、スーパーロボット大戦シリーズのように複数の作品を考えた。

 そこには何らかの考察に値する理屈があったわけではなく、純粋に『その方がエロいから』というだけのものである。

 そして、肝尾拓郎という『この世界の主人公』がそう望んだことで、この世界はそのように確定される。

 『同人版FGO世界に転移』したと思っていた肝尾拓郎は、実は『多重クロスオーバーなドスケベ世界に転移』したのだ。


「ふぅぅ……ふぅぅ……! まずはユニットを決めて……どうしよう、クロスオーバーで固めるか、原作のメンバーを固めようか……! 周年イベントとか、季節イベントとかではユニットメンバーをシャッフルさせる遊びのためにも、基本は原作通りでいいのかな……!

 あとは、プロダクションの役者だけで映画を作ったり、漫画家としても活躍させたり、ぜ、絶対楽しいぞ……! それでアイマスっぽくアイドルをプロデュースしながら、なんか別の作品のバトル系イベントとかも起きたり……? うひょぉぉ……! FGO編が終わっても、全然楽しめそうじゃん……!」


 そんなことを妄想しながら、それでいてまだ確定していない『見てもいない作品』の存在を夢想してさらに興奮を強めていく。

 肝尾拓郎という男にはなんの才能もない。

 性格も悪辣ではなくとも自己中心的で他人の苦しみに思いを寄せることはない俗悪さで、肉体的にも平均的な背丈と中年太りでぽっこりとしたお腹に顔立ちはブサイク寄りの平凡顔、頭も良くなければ運動における長所も存在しない。

 ニコポとナデポはもちろんだが、巨根に絶倫という性的機能でさえも魅了チートのマジカルチンポによって付随された、自分が元から持っていた才能などでは断じてない。

 それでも。

 それでも、肝尾拓郎という男にたった一つの『天から与えられた才能』があるとすれば、それは、目の前の事象を純粋に楽しめるということだろう。

 そこに虚しさを覚えず、それでいて満足し切ることもなく、次々と与えられる快楽に溺れながらも溺死することはなく傲慢にそれを貪っていく。


 もっと。

 もっと、もっと。

 もっと、もっと、もっと。

 昨日よりも今日はもっと気持ちよくなって。

 明日は今日よりももっと気持ちよくなるぞ、と。

 そんな風に心の底から自然に思える、傲慢で貪欲な暴食めいた色欲に塗れた存在。

 それが肝尾拓郎なのである。


 この多重クロスオーバーなドスケベ世界において、様々な理由をつけて肝尾拓郎は筆舌に尽くしがたいドスケベイベントに巻き込まれていくだろう。

 

(終)


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POSTEDAug 20, 2024
ARCHIVEDJun 10, 2026