世界に蔓延る怪人という存在。例えば怪力、あるいは透明になるなど様々な能力を持った異形の者たちは突如姿を現し人々の生活を脅かした。しかし同時に現れた特殊能力を所持する人間、ヒーローにより人類は怪人に対抗する術を身につけることに成功する。彼らは日夜怪人と戦い続け、人々から賞賛と感謝を向けられるようになった。それと同時に制度と機関が整備され、ヒーローは歴とした"職業"として世の中に認知されている。子供たちから憧れを抱かれ、大人からは高収入を羨ましがられる人気の職業だ。またヒーローに携わる仕事も同様に存在し、優秀な人材たちがヒーローの活動を円滑に進めるために献身的なサポートを行っている。こちらもヒーロー同様人気の高い職業であり、ヒーローを統率する組織"ジャスティス協会"で働いていると言えばその時点で周囲から尊敬と羨望を集まることは間違いないだろう。
そんな人類にとって最も重要な拠点と呼んでも過言ではないジャスティス協会のとある基地、第6支部では基地内部で異変が起こっていた。
あぁぁぁぁっ❤あっ❤あっ❤
ひぃぃぃぃぃぃ❤
出るぅぅぅぅぅっ❤❤❤
基地の中の至るところで男女の嬌声が鳴り響く。
グチュグチュ❤ヌチュリ...❤
ピチャピチャ...❤
ジュルル...❤パチュッ❤パチュン...❤
さらに耳をすませば粘着質ないやらしい音も聞こえてくる。
フラ...❤フラフラ...❤
明らかにおかしい様子の基地内。その通路の一角からおぼつかない足取りの男が1人現れた。ジャスティス協会に勤務する隊員の1人である。
「はぁ...❤はぁ...❤もう嫌だっ...❤いやだぁぁぁ...❤」
彼は後ろを振り向きながらそう叫んだ。
ガッ❤
「んぎゃっ...!?❤」
ドサッ...❤
しかしその数秒後何かが隊員の男の背後に飛びつき、男を床に押し倒す。
「も、もうやめてくれぇぇぇ...❤」
男は逃げ出そうともがきながら、背中の上に乗る者へ懇願する。
「何勝手に満足してんのよっ❤ほらっ❤さっさとちんこ勃たせなさいっ❤」
しかし彼の願いは聞き入れられず、男の背中に乗った"同じジャスティス協会の女性隊員"はそのまま無理やり体を仰向けにさせ、萎んだ男性器を刺激し始めた。
シコシコ❤シコシコ❤
「ひぃぃぃぃぃっ!?❤」
ビクンッ❤ビクッ❤
男性器を扱かれ、男の体は電流を流されたかのように痙攣する。男女共にジャスティス協会の制服ではなく黒いラバー素材の布に全身が包まれており、男の方は股間部分だけ切り抜かれた状態になっていた。
「出ないっ❤もう出ないぃぃぃ❤」
既に何度も射精させられている男性器はなかなか硬さを帯びず、敏感な性感帯に与えられる刺激が苦痛なのか男は頭を抱えながら身をよじる。
「情けないわねっ❤」
自分の下で悲鳴をあげる男に女性隊員は嗜虐的な笑みを浮かべ、体の位置をズラして男の顔を自らの下半身で押し潰した。
ムギュッ❤
「んぐっ...!?❤」
女性隊員の股を押し付けられた男は顔を圧迫する柔らかい感触に包まれる。いきなりのことで呼吸が出来ず、何とか酸素を吸いこもうと女性の尻の下でもがいていた。
ムワァァァァァァァ❤ムン❤ムン❤
すると懸命に抵抗する彼の肺を女性の体から漂う甘ったるい香りが満たしていく。
「んごぉぉぉぉぉぉっ!?❤❤❤」
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
男はその匂いを吸い込んでしまい、獣のような咆哮をあげる。
「ほら❤おっぱいで包んであげる❤嬉しいでしょ?❤」
ムニュムニュ❤ムニィィ❤ムチ❤
さらに女性隊員は体を前に倒しシックスナインの姿勢を取ると、ラバースーツ越しにハッキリと分かる巨乳を男性器に押し当ててきた。
「っ❤〜〜〜〜〜〜っ❤❤❤」
ビキッ...❤ビキビキ...❤
甘い香りと胸の柔らかい感触に責められ、疲労困憊の男性器は強制的に勃起させられてしまう。
「ほら❤まだ勃つじゃない❤」
ニヤリ...❤
目の前で反りながら膨張する男性器を見つめ、女性隊員が笑みを浮かべる。スッ...と細められた瞳は獲物を見つめる肉食獣のような目をしていた。
「もごっ...!?❤」
隊員の男は相手の顔を見ずともどのような表情を浮かべているか理解出来てしまったのだろう。自らに降りかかる未来を予測し体を震わせる。
スッ...❤
すると女性の尻が移動し、男の暗かった視界が通路の照明が照らされた。
パチュンッ❤
「〜〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」
その直後男性器が熱く蠢く何かに包まれる。女性隊員が騎乗位の姿勢で彼を犯し始めたのだ。
「あぁぁぁぁっ❤ま、待ってっ❤もう無理だっ❤」
「あぁぁぁ❤気持ちいいぃん❤」
パンッ❤パンッ❤パンッ❤パンッ❤
女性隊員は男の声には全く耳を貸さず、ただ自らの欲望に従って淫らに腰を振り続ける。発情した彼女の体からはさらに甘い香りが溢れ出し、性処理に"使われる"哀れなオスを無理やり興奮状態に導く。
ドビュルルルルッ❤ビュルルルッ❤
隊員の男は女性隊員から尻を叩きつけられ、望まぬ腟内射精をさせられてしまう。
「あぁぁぁぁぁぁん❤」
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
体内に熱い体液を注ぎ込まれた女性隊員は男の上で絶頂し体を震わせる。
「...いいわぁ❤もっと❤もっとちょうだいぃぃ❤」
パチュッ❤パチュン❤ドチュッ❤
しかしそれでも彼女の勢いは止まらず、サキュバスのように男の精を貪り尽くす。
ぎゃぁぁぁぁぁっ❤
イくぅぅぅぅ❤
あはっ❤出たぁ❤
そのような光景はジャスティスの基地内の場所で数多く発生していた。お揃いのラバースーツに身を包んだ男女が体を交わらせ、特に女性側が男性を性的に襲う場面がそこかしこで見られる。人々の安寧を守る基地内は現在淫らな混沌に包まれていた。
「うふふ❤なかなか壮観ねぇ❤」
その光景を眺めていた1人の美女は艶やかな吐息とともにクスクス...❤と笑みをこぼす。美女の前にはモニターが並んでおり、普段地域の各地に設置された防犯カメラの映像を映すそれらは基地内に溢れる痴態を余すことなく流していた。
「作戦は完全に成功したと言っていいでしょう」
すると部屋にいたもう1人の美女が冷たく美しい声でそう言う。
「えぇ❤これで私とレイちゃんの評価はまた上がっちゃうわねぇ❤」
会話を行う美女たちはそれぞれドレスとメイド服という対照的な服装をしていたが、共通点として有り得ない程の美貌と抜群のプロポーションをしていた。スラリと高い長身と凹凸激しい肉感的な体つき、それを見た者は老若男女問わず魅了され、その魅力的な体に貪りつくいやらしい想像を思い浮かべてしまうに違いない。しかしそう断言出来るほど人間離れした美しさを持つ彼女たちは、"今この場に最もいてはいけない"人物達だった。その美女たちこそ基地内の異変を引き起こした人物であり、世界征服を企む怪人組織"バッドレディース"の幹部を務める女怪人、イリスとレイなのである。
「あはっ❤せんぱぁい❤どうですかぁ❤」
するとオペレーター室の隅から楽しそうな女性の声が聞こえてきた。そこではジャスティス協会の新人オペレーターとして働いていた女性職員笹川 芹奈(ササカワ セリナ)が床に座った状態で腰を振っている。
「〜〜〜〜〜〜〜っ❤❤❤」
その下では彼女の先輩である松本 未来(マツモト ミク)が寝そべった状態でおり、後輩に顔面騎乗された状態で嬌声をあげていた。2人はモニターに映るほかの者たちと同じ黒いラバースーツに身を包んでいる。イリスとレイが基地内にばらまいたフェロモンガスには性欲を高める効果とともに、一定以上の摂取でバッドレディースへ忠誠を誓う戦闘員に生まれ変わらせる効果があるのだ。
「仕事中は頼りになるかっこいい先輩だったのに❤後輩のお尻に顔を潰されて悔しくないんですかぁ❤ほら❤ほら❤」
グリ❤グリグリィ❤
ムチムチィ❤
芹奈が淫靡な笑みを浮かべながら体を揺すり未来の顔をより押し潰す。失敗しながらもジャスティス協会の一員としてひたむきに頑張っていた新人オペレーターはもういない。イリスとレイの美貌を見せつけられいち早く戦闘員化してしまった芹奈は堕ちること、堕とすことの喜びを知ってしまった。
ムワァァァァァァン❤
そんな彼女の体からは基地内に充満するのと同じ甘ったるい香りが漏れだしている。それはフェロモンガスと同じ匂いであり、効果も同様のものだ。フェロモンガスに侵された女性は自らもフェロモンガスの発生源へと生まれ変わり、快楽とともに更なる被害を振りまく存在となるのである。
「んむぅぅぅぅぅっ❤んぐっ❤んんんっ❤」
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
芹奈に潰された未来は仰向けのまま全身を激しく痙攣させた。その顔は芹奈に隠されて見えないが、声には苦しさと共に喜びが滲み出ている。
フーッ...❤フーッ...❤フーッ...❤フーッ...❤
プシッ...❤プシュッ...❤
その証拠に芹奈の尻に埋まる鼻は匂いを求めるように荒い呼吸を繰り返し、女性器からはトロトロ...❤と愛液が溢れ出していた。時折軽い絶頂とともに小さく潮が噴き出し、ラバースーツの股部分を一層濃い色に染める。
「はふっ...❤ちゅぱ...❤れろぉ...❤」
「あん❤」
芹奈から発生したフェロモンガスを間近で嗅がされたからか、未来は我慢できずに顔の上に乗った後輩の女性器を自らの舌で奉仕し始める。
チュパ❤ジュル...❤ビチャ...❤
「んっ❤先輩、いい子ですよぉ❤」
芹奈は未来からの奉仕を受け気持ちよさそうに腰をくねらせながら片方の手を自らの乳房に、もう片方を未来の胸へと這わせた。
ムニュ❤モニュン...❤
「あぁん❤気持ちいいぃ❤」
自分で胸を揉み先輩の舌をオナニーの道具として使う芹奈の口からうっとりとした声が漏れる。未来の胸に乗せられた手はラバースーツの上からでもはっきりわかる頂上の突起を指で摘む。
コリコリ...❤コリュ...❤
「んぐっ❤んほぉぉぉぉぉっ❤❤❤」
「私っ...❤イくぅぅぅ❤」
ビクビクッ❤ビクンッ❤
ビクッ❤ビクビクビクッ❤
芹奈と未来は互いに刺激を受け、そのまま同時に絶頂した。芹奈は余韻を楽しむようにカクカク...❤と小刻みに腰を振っており、それを未来は嬉しそうな声と共に受け止める。うら若き女性オペレーターたちの上下関係はバッドレディースの手によって完全に逆転してしまったようだ。彼女たちの交わる姿を観察していたイリスは「仲が良くていいわね❤」と言い、自身の胸元に視線を落とした。
「今回の作戦では大活躍だったわねぇ❤この調子で頑張ってちょうだい❤」
イリスは聴者の耳を震わせるねっとりとした甘い声でそう囁き、"胸に埋まった少年"の頭を優しく撫でる。
ナデ...❤ナデナデ...❤
「はいぃぃ❤もっとイリス様のお役に立てるよう頑張りますぅぅ❤」
ムニュン❤タプ❤
ビクビクッ...❤ビクビクッ...❤
イリスの胸の谷間に顔を埋め体を震わせる少年、赤木優斗(アカギ ユウト)はご主人様から頭を撫でられ恍惚の声をあげた。ジャスティス協会で新進気鋭のヒーローとして広告塔にもなっていた彼はバッドレディースに捕らえられ、快楽と共にイリス、ひいてはバッドレディースへの忠誠心を魂にまで刻み込まれてしまっていた。イリスの従順な下僕となった優斗は命令されるがままにジャスティス協会支部襲撃計画に参加し、幹部格2人を基地内に招き入れるための工作を行うという重大な裏切り行為にまで手を染めている。
ビュル...❤ビュルル...❤
極上の胸の感触とミルクのような甘いおっぱいフェロモンに包まれ、優斗はガクガク❤と腰を震わせながら情けなく射精してしまう。彼の耳にも芹奈と未来という同僚だった者たちが堕ちた声が届いているはずであり、その責任の大きな一端が優斗自身にあることは明白だったが、胸中に罪悪感などは少しも浮かんでいなかった。あるのはイリスに褒められた事への喜びと、これから与えられる"ご褒美"への期待だけ。
「んおぉぉぉぉっ...❤」
その時、抱き合うイリスと優斗のすぐそばでまた別の声が聞こえてくる。
ビクン...❤ビク...❤
そこでは優斗より少し年上の少年がしゃがんだ状態でイリスの背後に抱きついており、大きく突きだした艶かしい美尻に顔を突っ込んだままヘコヘコ...❤と腰を振っていた。もはや見慣れた戦闘員用のラバースーツの胸元には赤い文字で「けんしゅう中❤」と書かれている。
(イリス様❤イリス様ぁぁぁぁ❤)
彼の名前は山村 達也(ヤマムラ タツヤ)。第6支部にヒーロー訓練生として所属していた少年であり、多くのヒーローが1つの能力を持つ中"2つの能力を持つ"という稀有な存在だ。能力はそれぞれ"第六感"と"強運"であり、他のヒーロー達のような目に見える派手さはないが非常に強力な力である。イリス自らが堕とし、その将来性の高さから優斗とともに直属の奴隷として抜擢された。ヒーローとしては許されないことだが、イリスがそう選択したのはもしかすると彼の"強運"が発動したからかもしれない。胸元の文字はイリスの口紅によって書かれたものだ。
「んちゅ...❤レイ様...❤んっ...❤」
ピチャ...❤ピチャ...❤レロォ...❤
2人の少年がドレス姿の美女の体に溺れている一方、メイド怪人であるレイの足元では1人の少女が跪き嬉しそうにヒールへ舌を這わせていた。白い髪を揺らしながらレイへの恭順を示す彼女は白井雪(シライ ユキ)と言い、優斗とコンビを組んでいた氷使いのヒーローである。彼女も優斗と同じくバッドレディースに捕まり、レイの圧倒的な爆乳に責められ呆気なく堕ちてしまった。今や喜んでジャスティス協会を裏切る悪の組織の立派な一員だ。
「おぉぉっ...❤」
ビクンッ❤ビクッ...❤
雪はレイの足を舐めるだけで絶頂に達してしまう。表情があまり動かないクール系の美少女として人気を博していた彼女の表情は幸せと快楽に染まったメスそのものだった。見上げれば精巧な人形のような美しさを持つレイの冷たい視線が雪を見下ろしている。決して叶わない美貌とスタイルを併せ持つご主人様。自分より遥かに優れたメスに従う喜びを知ってしまった彼女にとって、レイに支配され使い潰されることは何にも勝る幸福だ。そのような圧倒的な享楽と比べれば、ちっぽけな正義感など反対側の天秤に乗ることさえ烏滸がましい。
(あぁ...❤最高...❤)
ゾクゾクゾクッ...❤
プシュッ...❤プシャ...❤
改めて喜びを噛み締めた雪は絶頂を繰り返しながらレイへの奉仕を続ける。
「...進捗の方はどうですか?」
レイは足元に這いつくばる元・ヒーローの少女から視線を外すと前へ向き直った。
「はい❤順調です❤レイ様❤」
声をかけられた少女は嬉しそうに顔を綻ばせ、レイの質問に応える。素朴で可愛らしい容姿をした彼女は結城 佳乃(ユウキ ヨシノ)。達也の幼なじみであり、彼とともにヒーロー訓練生として活動していた少女である。佳乃は現在自身の能力である"バリアー"を発動させ、"ある方法"について試していた。
ブゥゥゥン...❤
あぁぁぁぁぁぁっ❤❤❤
ビクビクッ❤ビクッ❤
彼女の前では透明な半球体が広がっており、その中にはこの支部の主任オペレーターである女性東堂美智子(トウドウ ミチコ)が甘い悲鳴をあげている。バリアーの中には視認できる程の濃密なフェロモンガスが充満しており、美智子はその影響を確かめるための実験台にされているようだ。
「ダメっ❤狂うぅぅぅ❤やめてっ❤助けてぇぇぇぇ❤」
ガクガクッ❤ガクガクッ❤
バリアーの中でのたうち回る美智子は全身を駆け巡る快楽に頭がどうにかなってしまいそうだった。本能に抗えず女性器に指を突っ込んで中をかき回しながら、バリアーに張り付いて佳乃へ出してくれと懇願している。その姿はさながらゾンビ映画で助けを求める哀れな犠牲者のようだ。
「そんなに気持ちいいんですね〜❤どんな感じなんだろう...❤」
佳乃はニコニコと笑みを浮かべ、目の前の美智子と自分を置き換えて想像しゾクゾク...❤と背筋を震わせる。しかし美智子を閉じ込めるバリアーを解除する様子はない。
「ふむ...想像以上に使える能力のようですね」
レイは佳乃と美智子の様子を見つめながらそう呟いた。佳乃が発動させているバリアーは"フェロモンガスだけをバリアー内に留める"という条件がつけられており、酸素など呼吸に必要なものはバリアーをすり抜けて中に入っていっている。これまでの佳乃であれば気体を防ぐことは出来たものの、特定の物質を指定するようなことは出来なかった。しかし奇しくもレイに堕とされ、美しいメイド怪人に盲目的なまでの恋心を抱いた少女は急速に能力を進化させ、初めての試みをいとも簡単に成功させてしまったのである。
(たっくん...❤)
佳乃は顔を横に向け、ずっと想いを抱いていた幼なじみの少年を見た。
フスーッ❤フスーッ❤フスーッ❤フスーッ❤
いつも自分を守ってくれた優しく勇敢な少年は絶世の美女の尻に顔を埋め、荒々しい呼吸と共に夢中で腰を振っている。ヘコヘコ...❤と擬音が聞こえてきそうな腰振りは百年の恋も冷めるような情けなさだった。
「クス...❤」
しかし優しい佳乃はそのような男として終わっている幼なじみの姿を見ても幻滅したりはしない。なぜなら彼女は既にレイという達也を遥かに超える心の支柱を手に入れてしまったからだ。
「〜〜〜っ❤」
トロ...❤ジュン...❤
キュンキュン...❤キュン...❤
(あぁ...❤レイ様のこと考えただけで幸せになっちゃうよぉ...❤)
こちらを見つめるゾッとするほど美しいご主人様の顔を眺めるだけで、佳乃の子宮は喜びで跳ねてしまう。
「もう少し鍛えれば有用な手駒となるかもしれませんね...しばらく手元に置いておくことにしましょう」
そんな彼女に対してレイはよく通る美しい声でそう宣言した。明らかに佳乃を対等だとは思っていない、バッドレディースと自身のみのことを考えた身勝手とも取れる発言。
「は、はひぃぃぃっ❤ありがとうございますぅぅぅ❤」
ビクンツ❤ビクビクッ❤
しかしそれを聞いた佳乃は喜びのあまり大きく後ろへ仰け反りながら絶頂してしまった。
「......っ❤......っ❤」
ガク...❤ガク...❤
恋する乙女はバリアーの中で倒れ絶頂を繰り返す上司の姿など頭の片隅にすら残っていないようだ。
カシュ...
「失礼します❤」
するとその時オペレーター室の扉が開き、1人の女性が部屋の中へと入ってきた。第6支部の支部長を任される女性西園寺咲希(サイオンジ サキ)だ。彼女は芹奈や未来、美智子の乱れる姿に一瞥すらくれず、ツカツカ...❤とまっすぐイリスとレイの元へやってくる。
「イィィィーーーッ❤❤❤」
彼女がまず行ったのは敬愛するバッドレディース幹部たちへの敬礼。股を開いたまま手を大きく掲げ奇声を発する戦闘員特有の挨拶だ。
「あら❤待ってたわぁ❤」
咲希の姿を見たイリスはそう言いながら自身の唇に舌を這わせる。
チロリ...❤
「......っ❤イリス様、ご報告致します❤」
スッ...❤
その妖艶な姿に一瞬見蕩れた咲希だったが、何とか持ち直すとその場に跪く。
ポタ...❤ポタ...❤
しかし体の方は正直なようで、イリスの美貌とフェロモンにあてられた女性器からはヨダレのように愛液が垂れている。
「いただいていたご命令通り、第5支部への通信を終えました❤本部には"問題は対処出来た"として救援の派遣を断ってあります❤」
咲希はピク...❤ピク...❤と僅かに体を揺らしながら高らかにそう報告する。優斗の炎によって他の支部に繋がる通信網は破壊されていたのだが、その復旧が終わり通信できるようになったようだ。第6支部が異変を察知した際には別回線である本部以外には繋がらなかったのだが、今更なんの連絡を入れたのだろうか。
「それは何よりねぇ❤よく出来ました❤」
「っ❤ありがとうございます❤」
ビクンッ...❤
報告を聞いたイリスは笑みを深め、咲希はかけられた労いの言葉に軽く絶頂に達する。
「何か新しい指示を与えたのですか?」
イリスが咲希に下した命令というのを知らなかったレイはイリスにそう尋ねた。
「えぇ❤勝手にしてごめんなさいねぇ❤この支部を占拠しただけで褒賞は十分にもらえると思ったんだけど、どうせなら手土産は多い方がいいじゃない❤」
イリスはそう答えながら妖艶な微笑みを浮かべる...
ジャスティス協会の支部を支配した美しき女怪人の新たな思惑が動き出した瞬間から遡ること30分前、まさに第6支部が混沌に包まれていた頃、基地から少し離れた地域にある商店街では一体の怪人が出現していた。
「ガァァァァッ!」
狼と人間を掛け合わせたような怪人、人狼怪人は取り巻きの戦闘員たちを連れながら大きな咆哮をあげる。
か、怪人だぁぁぁ!?
逃げろっ!
怪人が現れたことで周囲は騒然となり、人々は互いに押し合いながら我先にと逃げ出す。
「あっ...!?」
ドサ...
そんな中大人たちの力に押し負けた小さな女の子が転んでしまう。転んだ足の膝には血が滲んでおり、女の子はその痛みに涙を浮かべた。
「グルル......」
「ひ......」
すると逃げ遅れた獲物を見つけた人狼怪人が醜悪な笑みを浮かべ、ゆっくりと女の子の方へ近づいてくる。女の子は悲鳴をあげながらもその場から立ち上がることが出来ず、ズリ...ズリ...と尻もちをついたまま後ずさることしか出来なかった。周囲の大人たちも幼い少女が犠牲になりそうになっている状況を理解していたが、恐ろしい怪人に対して自身の命を投げ打ってまで立ち向かおうと思えるほどの勇気を持てというのはあまりに酷な話だ。哀れな少女はニタニタ...と笑う人狼怪人の歯と爪に切り裂かれる、その場にいる誰もがそう思った。
「させないっ!」
しかしその時、絶望に包まれるその場で女性の声が響く。
ボォォォォッ!
さらに空気を切り裂く音とともに、急激に加速する赤い影が人狼怪人の体を捉えた。
「グギャッ!?」
ドンッ!
腹に衝撃を受けた人狼怪人が悲鳴をあげながら後ろへ吹き飛ぶ。複数の戦闘員を巻き込みながら倒れ、部下たちに支えられながら人狼怪人がなんとか体を起こすと、そこには真っ赤なヒーロースーツに身を包んだ1人の人間が。
「レッド参上!」
女の子を庇うように立ちながら高らかに宣言するヒーローレッド。いや、声とぴっちりとしたスーツによって浮き出たボディラインを見る限りヒロインレッドと表現するべきかもしれない。
「グルルル...」
獲物を嬲る楽しみを邪魔された人狼怪人が苛立たしげに唸る。知性をほとんど持たない獣だが、だからこそ本能で目の前に立ち塞がるオンナが自らを脅かす"敵"であることを理解させていた。
「はっ!」
「ィィ!?」
ズバッ!
するとさらに同じデザインの青いスーツを着たヒロインが現れ、市民を襲おうとしていた戦闘員を斬って捨てる。
「ブルー参上だ」
さらにヒロインの登場は止まらない。
「グリーン参上です」
「唸るだけとかダッサ♪ピンク参上♪」
「イエロー参上だし〜」
緑・ピンク・黄のヒロインも颯爽と現れ、合計5人のヒロイン戦隊が勢揃いした。
「エ、エンジェルスだ!」
「来てくれたのね!」
逃げ惑っていた一般人たちはヒロイン達のことを「エンジェルス」と呼び歓声をあげる。
「みんな!行くよ!」
レッドのかけ声と共にほかのメンバーが戦闘員達に走り出す。
「やっ!」
レッドの手袋の手首側からは炎が噴き出し、ジェット機のように加速しながらその拳を敵に叩き込む。
斬ッ!
ブルーは堂の入った構えで刀を振るい、迫り来る戦闘員を一刀両断していた。
「甘いです」
グリーンが手に持っていた小さな指揮棒を一振りすると、どこからか大量の水が発生して戦闘員たちを渦の中に閉じ込める。
「おじさんたち弱すぎ〜♪ザーコザーコ♪」
ピンクは挑発を繰り返しながらスーツと同じ色のムチを振り戦闘員たちを攻撃していた。
「こんな小さな子を襲うとかありえないっしょ」
バンッ!バンッ!
そしてイエローは二丁拳銃から光弾を発射し見事に戦闘員たちを撃ち抜いている。各自が得意とする戦闘方法により、みるみるうちに戦闘員たちはその数を減らしていく。
「グラァァァァァ!」
人狼怪人は部下が次々とやられることに腹を立て、ヨダレを撒き散らしながら暴れる。近くにいた戦闘員たちを巻き込むその様は仲間がやられたから怒っている訳ではないことを示しており、その様子にレッドはマスクの下で顔を顰めた。
「ガァァァッ!」
人狼怪人は近くにいたレッドに向かい飛び出す。全身をバネのように使ったスタートはコンクリートの地面を割り凄まじい速度を生み出す。常人であれば気づくより先に鋭利な爪に切り裂かれてしまうことだろう。
「危なっ!」
サッ...
しかしレッドは軽い身のこなしでそれを避ける。
「隙見せちゃうとか油断しすぎ♪」
シュルッ...バチッ!
攻撃を避けられ体勢を崩した人狼怪人に対してピンクがムチを振るい、伸びきった腕に巻き付かせて拘束した。
「ギャガァァァッ!」
「きゃっ...!?」
グッ!
しかし見るからに小柄なピンクと人狼怪人では後者に力の軍配が上がったようで、逆にピンクは引っ張られてしまう。
「そうはさせるか!」
「援護してあげる〜」
バンッ!バンッ!バンッ!
しかしイエローが人狼の体に光弾を撃ち込み動きを止める。怪人の強度は相当なもので明確なダメージを与えるには至らなかったが、それでも気を逸らせるには十分だ。
ガキンッ!
イエローが人狼怪人の気を引く隙に敵の懐に入り込んだブルーが下から上へ刀を振り抜き、怪人の腕を上げてムチを解かせる。
「仕切り直しましょう」
グリーンが指揮棒を振り、大きな風の塊をつくるとそのままそれを人狼怪人にぶつけた。
「ギャンッ!?」
ドゴォォンッ!
強い衝撃にぶつかった人狼怪人は退避中のブルーから大きく引き離され後ろへ吹き飛んだ。
「みんな!必殺技でケリをつけよう!」
レッドがそう言うとすかさず他のメンバーが彼女の後ろに回り込み、レッドの背中に手を添える。
シュインシュインシュインシュイン...
するとブルー・グリーン・ピンク・イエローの4人からレッドへヒーローパワーが注がれ、レッド自身のヒーローパワーと交じり彼女の拳が虹色に輝き出す。
「ガ...グ...」
レッドから放たれる強力なプレッシャーに気圧されたのか、人狼怪人が僅かに後ずさる。深く思考するだけの知能を持たない彼の脳裏に敗北と逃走の文字が浮かんだ。
「はぁぁぁぁ!"エンジェルスキャノン"!」
ボボボボッ!
レッドは炎による加速で一気に人狼怪人との距離を詰め、そのまま5人分のヒーローパワーがこもった拳を勢い良く振り抜く。
ドガァァァァンッ!
「グギャァァァァァッ.........!?」
ドサッ...
大きく吹き飛んだ人狼怪人は断末魔の叫び声をあげ、地面を転がったあと光の粒子として空気中に消えた。
サラサラ...
ワァァァァァァァ!!!
それを見た観衆たちの歓声を受け、ヒロイン戦隊は今日も勝ったと胸を撫で下ろすのだった...
「はぁー疲れた。みんな、お疲れ様!」
基地に帰還したレッドが仲間たちにそう声をかけながらヒロインマスクを外す。
カチャ...
ハラリ...
すると綺麗な茶髪のロングヘアーがマスクの下からこぼれてくる。 中から顔を出したのは笑顔を浮かべた快活な印象の美しい女性。エンジェルスのレッドを務める安藤 朱里(アンドウ アカリ)だ。
「ふぅ...」
朱里の隣でブルーがマスクを外す。凛とした雰囲気の女性は佐々木 蒼菜(ササキ アオナ)。黒いポニーテールをしたこちらも美しい女性である。
「お疲れ様でした」
マスクを外し眼鏡をかけたのはグリーンの南 葉月(ミナミ ハヅキ)。知的な雰囲気を漂わせる彼女はエンジェルスのメカニック担当だ。
「これ暑くない?」
既にマスクを外していたイエローの黄坂 キラリ(コウサカ キラリ)はマスクを指で弄びながらそう言う。母がイギリス人のハーフである彼女は日本人離れした美しい少女であり、現役の読者モデルを務めるJKだ。なお金髪は生まれつきのものだがよく焼けた小麦色の肌は自前のもので、ギャルのカリスマとして有名である。
「てかモモコ〜大丈夫だった?ちょっとやばかったっしょ?」
キラリは笑みを浮かべながら隣にいた小柄な少女の肩に手を置き、声をかけた。4人に比べ明らかに年下の幼さを残す少女はブスッ...と不機嫌そうな表情を浮かべキラリの手を振り払う。
「そんな事ない!それよりモモコって言うな!」
キラリにからかわれたピンク、百地 桃子(モモチ モモコ)は顔を赤くしながらそう叫んだ。彼女いわく「桃子という名前はダサい!」そうで、モモと呼ぶように常日頃から周囲へ要求しているのだ。
「えぇ?でもさ〜、あのままだとモモの体ポーンって飛んでいきそうだったよ?」
人狼怪人にムチを巻き付け力負けした時のことを言っているであろうキラリの言葉に桃子は悔しそうな顔をする。優斗と同じくらいの年齢の彼女だが女の子らしく早熟であり、自身の失態を正しく理解できるだけの俯瞰性を既に身につけていた。そうでなければエンジェルスの最年少メンバーとして名を連ねることはできない。
パンパン...
「はいはい、キラリもそこまでにしといて」
「そうだな。モモも無事だったんだから今回はいいだろう」
桃子をからかうキラリに対してリーダーである朱里が手を叩いて注目させた上でそう言う。ブルーである蒼菜もそうフォローし、キラリも「ごめんね〜」と桃子へ素直に謝った。
「...別にいいけど」
桃子はそっぽを向きながらキラリの謝罪を受け入れる。一部の界隈で「メスガキヒロイン」という名で絶大な人気を誇る彼女だが、その実あの口調は素ではなく「舐められないためのヒロイン像」を桃子なりに分析した結果の産物だった。思春期で素直になれないものの根は優しく正義感に溢れる彼女はキラリが助けてくれたことには感謝していたし、このことを長期間恨むような陰湿さを持ってもいない。
ブーッ...ブーッ...
「司令部から通信ですね」
その時、グリーンの葉月の端末が震え、通信が入っていることを知らせてくる。彼女が端末を手に取り耳に当てると、それはエンジェルスが所属する第5支部の支部長からだった。
「至急私たち全員会議室に来て欲しいそうです。何やら焦っている様子でしたね」
「支部長が?珍しいなぁ...」
葉月の報告に朱里は首を傾げながら立ち上がる。彼女に続いて他のメンバーも立ち上がり、支部長からの呼び出しによって用意された控え室から出ていった。
「出撃したばかりにも関わらずすいません。座ってください」
会議室に入った朱里たちを出迎えたのはレディースのスーツを着こなす女性と女性オペレーターだった。スーツを着た真面目そうな女性は鈴木 京子(スズキ キョウコ)と言い、第5支部の支部長を務めている。一方ジャスティス協会の制服を着たタレ目がちの女性は柊 蘭華(シイラギ ランカ)と言い、第5支部の主任オペレーターだ。
「ごめんなぁ、急に呼び出して 」
関西弁の蘭華はいつもと同じ柔らかい口調で京子に続いて朱里たちに謝罪する。しかし2人の表情が少し強ばっていることに気づいた朱里は何か嫌な予感を感じた。
(ちょっとやばい感じのことが起きてるかも...)
真剣な表情を浮かべるリーダーに周りのメンバーも触発され、会議室は張り詰めた空気になる。5人がそれぞれ会議室の椅子へ着席した後、京子は1度息を吸って自身の入手した情報を話し始めた。
「第6支部が怪人の襲撃を受けたようです」
「なんですって...!?」
京子から告げられた驚きの言葉に朱里が思わず聞き返す。
「...それは本当なのか?」
実質的に副リーダーのポジションにある蒼菜が目を見開きながらそう尋ねる。2人の問いかけに京子と蘭華は重苦しい雰囲気のまま頷いた。
「第6支部の支部長である西園寺 咲希さんとは個人的に交流があります。先程彼女から通信が入りました。襲撃を受け基地内部はかなり危険な状態。多くの隊員が人質として捕まっているそうです」
「うそ...」
怪人がヒーローの根城を襲うという奇想天外な出来事に、桃子はポカンと開いた口が塞がらない様子だ。
「咲希さんたち一部の隊員はオペレーター室に立てこもっているそうです。怪人側は基地内の構造をよく分かっていないようで未だにバレていないようですが...」
「大事件ではないですか。本部はなんと?」
葉月は前代未聞の事件に本部はどのような対策を取っているのか尋ねる。
「それが...咲希さんが言うには本部に内通者がいるそうです」
「それマジ?」
しかし京子から返ってきたのはさらに耳を疑う言葉。思わずキラリがギャルらしい返事を返してしまうほどに。
「.........」
京子自身も信じたくはないのだろう。苦々しい表情を浮かべながら主任オペレーターである蘭華の方へ視線を向ける。京子の視線を受けた蘭華も難しい表情のまま自分が知っていることを話し始める。
「第6支部の支部長サンはウチらへの通信が本部にバレんようにして欲しいってことやったんや。けど事実は確認しなあかんから、ウチから本部に"匿名で通報があったけどどこの地点のことを言っているか特定出来なかった。各支部で変わったことはないか?"っていう感じでぼかして尋ねたら..."第6支部でトラブルが発生したそうだけど既に解決済みだ"って返ってきたんよ...」
暗い顔をした蘭華の言葉に、朱里たちの息を飲む音が室内に響く。
「咲希さんの話では事態は収拾していないそうです。第6支部から本部へ救援要請を続けているようですが、柊さんが聞いた内容を鑑みるとかなり上の立場の者が握り潰している可能性があります」
「そんな...」
ジャスティス協会の上層部にいる誰かが怪人と繋がっているかもしれないという事実に朱里は言葉を失う。
「それこそ声高に告発するべきではないか?」
「それでは第6支部の隊員たちはかなりの確率で危険に晒されてしまうでしょう。もし内通者がいるのであれば、第6支部を占拠している怪人に何らかの連絡手段があると考えるべきです」
蒼菜が第6支部の現状を第5支部から発信するべきでは?と提案するが、京子は首を横に振りそう言う。確かにその通りだ。内通者が誰かわからない状況でそのようなことをすれば相手は確実に証拠を隠滅するはず。そうすれば誰が犯人か探すことは出来ず、さらにヒーロー達がなだれ込んでくるかもしれないと分かった怪人側が人質をどうするか行動が予測できない。
「ならば一体どうすれば...」
「そこで私たちの出番という訳ですか?」
顔を俯かせる蒼菜とは別に葉月が京子にそう切り込んだ。頭脳明晰な彼女は自身の中で何かしらの答えを導き出したようだ。
「その通りです。現在第6支部は第5支部以外への報告を控えているそうです。そのため第6支部への救援は第5支部が主となって行う必要があります。さらに言えば、この場にいる7人で」
京子は厳しい顔つきでそう言う。その言葉の裏には他の支部や第5支部の中にさえ内通者がいるかもしれないという可能性が示唆されていた。
「私たちだけで...」
ゴクリ...
重大な任務に桃子が緊張した表情を浮かべながら唾を飲み込む。
「幸いなことに第5支部から第6支部への距離はそう遠くありません。実は地下に2つの支部を繋げる秘密の通路が存在します」
バサリ...
京子はそう言って机の上に大きな地図を広げた。
「通路は主に3つ。1番近いのはこのルートですが、ここはオペレーター室から最も遠い位置にあるため使わない方がいいでしょう。距離としては1.5倍ほどになってしまいますが、最もオペレーター室に近い訓練室に繋がる道を使ってください」
地図上の道筋を指差しながら京子がエンジェルスの面々を1人ずつ見つめる。
「皆さんには第6支部に潜入し、オペレーター室に立てこもる第6支部の支部長の咲希さんと合流していただきたいです。彼女の要望は第6支部内の機密データが入ったメモリの保護だとのことです」
「隊員のみんなの救出は?」
思っている内容とは違った依頼にキラリが口を挟む。
「私の方で本部に内通者がいないかを皆さんの行動と同時進行で行います。第6支部内のオペレーションは柊さんが」
「任しといて」
京子の言葉を受けた蘭華が力強く朱里たちに頷く。
「私の方で信用出来る人を選別し、後続の救出部隊を用意します。本部所属のヒーローのほとんどは問題ないはずですから」
「なるほど...」
朱里は作戦内容を頭の中で反芻させる。確かに自分たちのようなヒーローが私利私欲のために怪人に手を貸すとは考えられない(ジャスティス協会で働く全員がそうであってほしいが)。メモリを回収したあとはメンバーのうち誰かに第5支部へメモリを持って帰らせ、残りのメンバーでオペレーター室の護衛をすればいいだろう。可能であれば救出部隊と連携して内と外から怪人を攻撃することも出来る。
「エンジェルスの皆さんには危険なことをお願いすることになりますが...どうかお願いできないでしょうか?」
京子が深々とエンジェルスに頭を下げ、蘭華がそれに続く。
「任せてください。私たちはヒーローですから!」
それに力強く首肯した朱里。他のメンバーたちも気合と覚悟を決めた目をしている。
「...ありがとうございます。それでは装備を確認後この部屋にもう一度集合してください。念の為、支部内の隊員たちには内容を漏らさないようにお願いします」
「「「「「了解」」」」」
京子から指示を受けたエンジェルスは装備を整えるため一旦会議室を離れ待機室の方へ戻っていく。
こうしてイリスと咲希の策略によって隣の第5支部は第6支部の救出作戦のために動き出した。まさか通信してきた第6支部の支部長が裏切っているなど、分かれという方が酷な話であろう。美しい女幹部の狡猾な作戦と堕ちた支部長の演技力に騙された第5支部の面々は第6支部の現状を知らないまま、仲間を救出するために行動を移してしまったのである...
「とにかくすぐに用意をしましょう。葉月、スーツの簡単な点検をお願い出来る?」
「分かりました」
会議室を出た朱里たちは足早に廊下を歩きながら簡単な打ち合わせを行う。
「あ、先輩たちじゃないっすか!」
「...お、お疲れ様です...」
すると向かい側から歩いてきた2人の少女がエンジェルスへ声をかけてくる。元気な方が風夏(フウカ)、少しオドオドした方が千秋(チアキ)と言い、コンビでヒーロー(ヒロイン)活動を行っているエンジェルスの後輩に当たる者たちだ。一瞬身構えた朱里たちだったが、可愛がっている後輩ヒロインたちであることを確認し肩の力を抜く。
「お疲れ様〜。ごめーん、私たちこれから行かなきゃいけない所があって〜」
年が近いキラリがすかさず笑顔で応対する。相手を不快にさせず、かつ内容もはっきりとは言わないまま緊急性だけをほのめかせた言い方に風夏と千秋も何かを察したようだ。
「それは申し訳ないっす!」
「ご、ごめんなさい...」
「ぜんぜーん!また今度スイパラでも行こうね〜」
ペコペコと頭を下げながら去っていく風夏と千秋を見送るエンジェルスのメンバーたち。朱里が親指を立てるとキラリがサムズアップを返す。後輩たちとの接触はあったものの、それ以降隊員と会うことはなく装備を整えて会議室へ向かうことが出来た。
『ザザ...こちら蘭華やで〜。朱里ちゃんたち、聞こえてる?』
「蘭華さん、聞こえてるわ」
地下の薄暗い通路を通る朱里は会議室から通信している蘭華の声を聞き反応を返す。
『もうすぐ目的地に着くで!ハシゴを登った先の扉の暗証番号は3679らしいわ』
「了解」
朱里はチラリ...と葉月の方へ視線を送りながら蘭華へ返答する。葉月は指で丸マークを作っていた。彼女に任せておけば数字を間違えることは無いだろう。
『第6支部の支部長サンからの情報によると、基地内には怪人がばらまいたガスが充満してるらしいわ。マスクには空気を浄化する効果が付与されてるから問題ないと思うけど、念の為気つけてな。キラリちゃんは暑いからってマスク外したあかんよ〜?』
「こんな状況ではさすがに外さないし〜」
キラリは少し笑って返事をする。気を抜いている訳ではなく、変に気負わず自然体で作戦に挑めているのは彼女たちの能力の高さを示していた。
『ザ...ザザ...聞こえているかしら...❤』
その時、蘭華とエンジェルスの間の通信に何者かが入ってくる。
「っ!誰ですか?」
『私は...ザ...西園寺咲希...❤ザザ...第6支部の支部長よ...❤』
「支部長!ご無事ですか?」
ノイズが入って聞き取りづらくはあったが、朱里は相手の名前を聞いて思わず声をかけた。
『朱里ちゃん!待って! 』
しかし蘭華がいつになく鋭い声で追加で声をかけようとした朱里を止める。
『...すいません。支部長、あなたの隊員コードを教えていただいてもよろしいでしょうか?』
『...ザ...E...36874...C...ザザ...よ❤』
硬い声で隊員コードを求める蘭華に対して、通信相手はすぐさま返答してきた。それを聞きようやく蘭華の声から検が取れる。
『...確認できました。失礼なことをして申し訳ありません』
『いいのよ...❤こちらこそ迷惑かけてごめんなさい...❤もしよければ、私もオペレーターとして参加させてもらえないかしら...❤ザ...基地内の情報を少しは伝えられると思うわ...❤』
『朱里ちゃんたち、どうする?正直ウチは第6支部のこと図面上でしか知らんから、第6支部に務めてる支部長の方が詳しいとは思う』
「...では、支部長から情報を教えてもらいつつ進んで、蘭華さんはいつもと同じくサポートをお願いします」
『了解!』
『了解...❤』
蘭華と咲希の様子を見守っていた朱里はオペレーターの役割分担を明確には決めなかった。しかし咲希の参加を認めたことは確かである。
『あなたたちの位置情報はこちらでも把握しているわ...❤ザザ...もうすぐ着くはずよ...❤』
「...ありました!」
咲希からの通信が入った数秒後、エンジェルスは地下通路の壁にかかったハシゴを発見した。
カン...カン...カン...カン...
彼女たちは順番にそれをのぼり、葉月が蘭華から教えられた隠し扉の暗証番号を打ち込む。
3...6...7...9
カチャリ...
鍵の開く音が聞こえ、朱里が扉のノブに手をかける。蒼菜は刀の柄を握って朱里のすぐ後ろに立ち、敵が入ればすぐに位置を変われるように待機した。
「ここからは怪人と遭遇する可能性もあるから、みんな注意して進もうね...」
コクリ...
朱里の言葉に全員が頷きを返したのを確認し、彼女はゆっくりとと扉を押し開ける。
ズズズ...
「...訓練室に到着しました」
順番に扉の中へ入ったあと、朱里は小さな声でそう報告した。防音性の高いマスクを被っているため、周囲にはほとんど声が漏れていない。
『そこは訓練室で、訓練生たちがトレーニングしていたはずなんだけど...❤彼らはどうしてるか確認してもらえないかしら...❤』
「了解です」
反応したのは咲希だった。訓練室にいたはずの訓練生たちの状況を見て欲しいと言われた朱里は受諾し、同じく通信を聞いていたメンバーたちと共に訓練室の中を捜索する。
「ねぇ、みんな。こっちで音がする。人の気配もあるみたい...」
すると桃子が何かを見つけたようで、手招きしながら訓練室の一角を指刺す。そこは座学などを行うための教室のような場所で、他のメンバーが駆けつけると確かに音と人の気配が感じられた。
「訓練室に人の気配あり。もしかすると訓練生たちが立てこもっているのかもしれません」
『それは嬉しい知らせだわ...❤ぜひ確認してちょうだい...❤ 』
『みんな、気をつけるんやで』
咲希と蘭華の言葉を聞きながら朱里たちがこっそりと教室へ近づいていく。
「...どうやら教室の中には生徒たちだけがいるようです」
葉月が小型のドローンカメラを用いて部屋の中の偵察を行うが、怪人の姿は見られない。
「よし!じゃあ行きましょう!」
朱里がゴーサインを出し、エンジェルスが教室の中に突入する。
「みんな!無事!?第5支部所属のエンジェルスです!救援に来ました!」
教室の中に入った朱里はそう宣言し、訓練生たちを安心させようとした。
「「「「「「「..................」」」」」」」
しかし訓練生側は朱里の言葉に反応を示さず、それどころかエンジェルスたちの方へ視線すら向けてこない。
「......何か様子がおかしいぞ」
「確かに〜」
蒼菜とキラリがそう口に出すが、それはエンジェルス全員が抱いていた。
「とにかく、まずは支部長に報告を...」
強い違和感を覚えながらも、朱里が訓練生たちの無事を咲希に報告しようとしたその時...
はぁい❤みんな〜❤いい子にしてたかしら❤また放送のお時間よぉ❤
パッ...
黒板代わりに設置されていた巨大なスクリーンに突如イリスが映される。ねっとりとした甘い声が教室の中に響いた。
「「「「「っ!?」」」」」
朱里たちはいきなり流れ始めた映像に驚きながらもすぐさま身構える。
「あっ❤あぁ...❤」
「イリス様ぁ...❤」
すると朱里たちの声に反応を示さなかった訓練生たちが急に意識を取り戻したかのように声をあげ始める。桃子よりは年上の少年少女たちは皆トロン...❤とした顔で笑みを浮かべ、画面に映る美女を様付けしながらうっとりと息を吐いた。
「み、皆どうしたの...?」
桃子が少し不安そうな表情を浮かべ訓練生たちと朱里たちを交互に見比べる。
それじゃあ、みんなエッチなお姉さんを見てオナニーしましょうねぇ〜❤
「「「「「「「「っ❤」」」」」」」」
ガバッ❤
すると映像のイリスが見ている者への自慰行為を促し、それを聞いた訓練生たちはすぐさま自身の性器を取り出す。その異常なまでの俊敏さと統率の取れた動きに桃子は思わず悲鳴を漏らしてしまった。
「ひっ...!?」
ビキッ❤ビキビキッ❤
トロ...❤ジュン...❤
男子生徒のイチモツは大きく硬くなっており、女子生徒の股は愛液で濡れている。
お姉さんの声に合わせておちんちんとおまんこ弄るのよぉ❤はい❤シコシコ...❤クチュクチュ...❤シコシコ...❤クチュクチュ...❤
「はいぃ❤」
「イリス様のエッチな体でオナニーしますぅぅ❤」
シコシコ❤シコシコ❤
クチュクチュ❤クチュクチュ❤
吐息混じりの甘い声から竿を扱き、腟内をかき回す指示が出ると訓練生たちはすぐさまそれを行動に移す。部屋の中はあっという間に自らの性器を刺激するいやらしい場所となってしまった。
「ちょ、ちょっと!?何してるの!やめなさい!」
朱里はオナニーに夢中の訓練生たちを止めようとするが、彼ら彼女らの耳には助けに来たヒロインの声など全く入っていない。
「あっ❤あっ❤」
「気持ちいいよぉぉ❤」
ムワァァァァァァ...❤
エンジェルスはスーツのマスクによって防ぐことが出来ているが、部屋の中には既にフェロモンガスがたっぷりと充満している。性に興味を持ち始めた程度の年齢の訓練生たちにその効果は覿面で、男も女もすっかり映像に映る極上の女体をオカズに自らを慰める快感の虜になってしまっていた。
「何が起きてるんだ...!?」
蒼菜の言葉はエンジェルス全員の胸中を代弁した言葉だ。
「とにかく止めないと!」
何が起きているかも分からないまま5人は教室内にバラけ訓練生たちの動きを止めようとする。
あら❤他の人の邪魔はしちゃダメよぉ❤全員私の体に集中しなさぁい❤
しかしそれぞれが近くの生徒に手を伸ばそうとした瞬間、映像内のイリスからそのような言葉が飛んできた。まるで教室の中を見ているかのような指示にエンジェルスのメンバーたちは驚いてスクリーンの方を見てしまう。
「「「「「...っ!?❤」」」」」
そして5人は改めてスクリーンに映る女怪人の姿を見たことで息を飲みながら動きを止めた。
ズクン...❤
(なにこれっ...❤)
(目が離せない...❤)
(なんですかこの胸の高鳴りは...❤)
(き、きれい...❤)
(これ...❤ちょっとヤバいかも...❤)
スクリーンに大きく映し出されたピンク髪のドレス美女。筆舌しがたい美しさは同性であるはずのエンジェルスのメンバー全員を容易く魅了した。
ドキドキ...❤ドキドキ...❤
キュン...❤キュンキュン...❤
イリスを見つめる彼女たちの目には熱がこもり、子宮が何かを求めるように渦き出す。
(まずい...❤目をそらさなきゃ...❤ずっと見てたらダメ...❤)
朱里はスクリーンから視線を外そうとするが、目は釘付けになったまま動かすことが出来ない。他のメンバーたちも同様で、何とかイリスの姿を見まいと努力するも体がそれを拒否している状態だった。
いい子ね❤ちゃんと言うことを聞けた子達にご褒美をあげるわぁ❤はい❤おっぱいでちゅよぉ〜❤
タプン...❤ムチ...❤
イリスはクスクス...❤と笑みを零しながら前屈みになり、さらに既に大きく開いたドレスの胸元に指を添え僅かに下へ引っ張る。
「あひぃぃぃっ❤」
「イくぅぅぅん❤」
ビユルルルッ❤
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
強調された爆乳の威力は凄まじく、訓練生のうち何人かは絶頂に達してしまったようだ。
「「「「「っ❤❤❤」」」」」
はぁ...❤はぁ...❤はぁ...❤
ジワ...❤
さらに朱里たちの体にも異変が起き始め、息は荒くなりスーツの下に履いている下着は愛液で僅かに湿り出していた。
うふふ...❤いいわよぉ❤もっと見てぇ❤このおっぱいで顔をパフパフ❤ってされてぇ❤ムギュゥ...❤って抱きしめられる想像をしなさぁい❤
出るっ❤出ますぅぅぅ❤
イリス様ぁぁ❤
擬音を囁きながらさらに映像の中で誘惑してくるイリスに教室の中は嬌声で溢れるようになる。しかし朱里たちの耳にはそれが音として入るものの情報として処理されておらず、イリスの言葉だけに耳を傾けるようになっていた。
ドクン...❤ドクン...❤ドクン...❤
夢の中にいるようなフワフワとした感覚に包まれるエンジェルス。しかしそれを終わらせたのは、その状態を引き起こしたイリス本人の言葉だった。
オナニーを頑張ったみんな、とっても偉かったわよぉ❤次は実践編ね❤近くにいる悪ぅいお姉さんたちをみんなの"性義"の力でやっつけるの❤
「「「「「「「「「っ❤❤❤」」」」」」」」」
バッ❤
イリスの言葉が部屋の中に響いた瞬間、これまでスクリーンを夢中で見つめていた訓練生たちの視線が近くのエンジェルスメンバーへ一斉に向けられる。それはホラー映画のワンシーンのような狂気と恐ろしさに溢れたものだった。
スタート❤
「うがぁぁぁっ❤」
「きゃっ!?」
イリスの開始宣言がなされた瞬間、朱里の近くにいた男子生徒が彼女に飛びかかってくる。小さく悲鳴をあげた朱里だが、多くの実戦を積んだ彼女の体は自然と男子生徒のみぞおちに拳を叩き込んでいた。
「ぐっ...!?」
ドサ...
男子生徒は激しい痛みに襲われながらその場に崩れ落ちるが、朱里を狙う訓練生は彼だけではない。誰も彼もがギラギラと欲望を煮えたぎらせた瞳で朱里のことを見つめてきている。
「撤退!」
明らかに異常な様子の訓練生たちを見た朱里の判断は早かった。教室の中に待避の指示が響き、全員が教室後方にある出入り口を目指す。しかし教室の中に散らばっていたメンバーはそれぞれ扉までの距離が違った。朱里は比較的近い場所にいたが、キラリと桃子は最も扉から遠い位置にいたため、出入り口を目指すには訓練生たちの壁を超えなければならなかった。
「モモ!」
それを自覚していたキラリは桃子の名前を叫ぶ。彼女の意図を理解した桃子はすぐに返事をしてキラリの元へ向かった。
「ここは私たちが食い止めるから、リーダーたちは行って!」
「なっ...!?何を言っているの!?」
いつもギャルらしさを求めるキラリの真剣な声。しかしその言葉はリーダーである朱里にとっては到底頷けないものだった。
「ほら!こっち来なさいよ♪ザーコザーコ♪」
パァン!
桃子が愛用の武器であるムチを鳴らし訓練生たちの気を引く。
「朱里!どうするんだ!?」
出入り口付近で合流した蒼菜が朱里に指示を仰ぐ。
「っ!」
しかし仲間を見捨てるという選択肢を朱里はそう易々と選ぶことは出来なかった。
「うぅ...あ...」
すると朱里が拳を打ち込んだはずの男子生徒がうめき声をあげながら立ち上がる。常人ならばしばらくは気絶しているはずだが、フェロモンガスの効果と訓練生としてのスペックの高さが災いしゾンビのような様相で復活を果たす。
「どうするもこうするもありません!2人の覚悟を無駄にする気ですか!」
しかし悩む朱里を葉月が一喝する。
「救援部隊が来るまで粘ってください!」
葉月は普段出さない大声をあげ、キラリと桃子の方へ叫ぶ。
「もち〜!」
「当たり前でしょ!」
背中合わせになり互いにフォローしながら訓練生たちの攻撃を凌ぐ2人の仲間からはそれぞれ力強い返事が返ってきた。
「っ!私たちはオペレーター室を目指すよ!」
彼女たちの声を聞き朱里も覚悟を決めたのだろう。クルリと踵を返し走り出し、蒼菜と葉月がそれに続く。
「桃子、ごめんね〜付き合わせちゃって」
「桃子って言うな!」
仲間たちが無事脱出したことを確認したキラリと桃子は一息つき、訓練生たちを行かせないために1秒でも長く時間を稼ごうとするのだった...
『そんなことがあったのね❤』
訓練室を抜け出した朱里たちが通信を行い、返答してきた咲希に訓練生たちの異常を報告した。第6支部の中に入ったからか咲希の声にノイズは混ざらなくなっている。
『ザ...ザ...朱...ちゃん...ザ...』
しかし逆に第5支部のオペレーターである蘭華の声は聞き取りづらくなってしまった。
「支部長❤エンジェルスのヒロインスーツのジャックに成功しました❤」
オペレーター室でパソコンに向かっていた芹奈が笑みを浮かべながら咲希へそう報告する。
「よくやったわ❤それじゃあマスクの効果を停止させて❤彼女たちにもイリス様たちのフェロモンガスをたっぷり味わってもらいましょう❤」
「了解です❤」
カチ...
咲希の言葉を受けた芹奈は蘭華との通信を遮断し、同時にエンジェルスのマスク機能をストップさせた。
ゥゥゥン...
その影響はすぐに現れ始める。
ムワァァァァァ...❤
「「「っ!?❤」」」
ドクンッ❤
マスクの浄化作用がなくなったことで朱里たちは基地内に充満するフェロモンガスを防ぐ手立てがなくなってしまい、発情作用のある甘ったるい香りが3人の肺の中に入ってきた。
「応答をお願いします!マスクの効果が切れたようです!ガスの影響を受けています!...くっ...❤」
朱里はすぐさま通信を行う。いきなり感度の上がった体に苦悶の表情を浮かべる中、首元に備え付けられたマイクから咲希の声が聞こえてきた。
『こちらオペレーター室よ❤ごめんなさい❤私たちの方ではあなた達のスーツを操作することは出来ないわ❤近くの医務室に緊急用のガスマスクがあったはずよ❤すぐ近くだから案内するわ❤』
「助かります...」
朱里たちは咲希の音声による案内の元、少しフラついた足取りで基地の中を移動し始める。
『マスクは邪魔だからここで外しておいた方がいいわね❤』
「で、ですが機能が回復する可能性も...」
『そんなこと期待していては状況は良くならないわ❤機能を失った今マスクは足枷にしかならないはずよ❤』
咲希のマスクを外せという指示に蒼菜が反論するが、咲希はやや強引な言い方で改めてマスクを外すように指示を出す。
『大丈夫だから❤ほら❤』
「「「.........❤」」」
(大丈夫...なのかな...❤)
(支部長が言うなら...❤)
フェロモンガスによって思考力が落ちている朱里と蒼菜は咲希の言うことを信じてしまい、言われるがままにマスクを外してしまった。葉月もそんな2人に習いマスクを外し、3人は素顔を晒した状態で基地内を歩くことになる。
(2人とも顔赤い...❤)
(体が火照って熱い...❤)
(私以外もこの感覚を感じているのでしょうか...❤)
ぼんやりとした頭でそのようなことを考える朱里たち。モヤがかって見えるほどの濃度のフェロモンガスに晒される彼女たちは、咲希がわざと遠回りになるルートを案内していることに気づかない。広い基地内とはいえ15分も歩かされているという異常事態に気づかないまま、彼女たちは通路を歩き続ける。
『漂っているガスはフェロモンガスという名前らしいわ❤1度吸ってしまったら甘い香りが頭から離れなくなって、もっと欲しくなっちゃうわよね...❤』
『イリス様のことはもう見たかしら❤あんなに綺麗な人この世に存在したなんてびっくりだわ❤もう1人レイ様って方もいるんだけど、この方もイリス様に負けない美しさをしているのよ❤』
『イリス様とレイ様の誘惑に気をつけてね❤あのお二人の体を間近で見てしまえば魅了されてしまうわ❤あの大きなおっぱいで顔を抱きしめられたりだなんてしたら...どうなってしまうんでしょうね❤』
さらに咲希が案内の間にフェロモンガスやイリスたちのことを囁く。それは情報を伝えているというより彼女たちの素晴らしさを賛美しているようだ。しかし咲希の隠しきれない女怪人たちへの敬意に今の朱里たちは気づくことが出来ない。
『そこが医務室よ❤』
咲希の言葉へ無意識のうちに耳を傾けている間に朱里たちは医務室に到着した。彼女たちは火照る体を何とか抑えながら医務室に置かれているというマスクを探る。
「あ、あの...❤言われた場所にマスクがないんですが...❤」
しばらくの間手分けしてマスクを探していた朱里だが一向に一つも見つからず、戸惑った様子で咲希に尋ねた。
『もしかしたらほかの隊員たちが持っていってしまったのかも❤...ごめんなさい❤』
「そんな...!?❤...いえ...そういうことなら仕方ないのですが...❤」
咲希は既に基地内全てのマスクが回収済みであることを知っていたが、友人である第5支部の支部長京子を騙した演技力を用いて悲痛そうな声で謝罪してくる。それにまた騙されてしまった朱里は強く言い返すことも出来ず、通信を聞き肩を落とす蒼菜と葉月に外へ出ようと促そうとした。
「あ、ここにいたんだ〜❤」
「3人とも揃ってた❤」
「「「っ!」」」
しかしその時、3人の前に思わぬ人物が現れる。囮になって自分たちを逃がしてくれたキラリと桃子だ。
「キラリ!モモちゃん!無事だったの!?」
朱里はフェロモンガスの効果で体が重くなっていたが、予想外の嬉しい出来事にそれも吹き飛んだ。
「あぁっ...お2人とも、良かったですっ...!」
全滅を防ぐためあの場で嫌われ役をかってでた葉月だったが、内心ではずっと後悔と罪悪感に苛まれていた。うっすらと涙すら浮かべながら2人に近づく葉月。
「「......❤」」
クスリ...❤
しかし仲間である彼女たちの雰囲気が変わっていることには気づけなかった。
「はーい❤確かに感動の再会だけどちょっと待ってね❤」
キラリは葉月にそう言うと、「これが配線か〜❤」と言って医務室の機器を弄り出す。
ギュッ...❤
「?」
桃子は葉月の手を握ってきた。普段そんなことをしない彼女の行動に葉月は不思議そうな顔をするが、手を振り払ったりはしない。
「お、繋がった〜❤まずはみんなこれ見てほしいんだけど〜❤」
ピッ...❤
光のついたテレビの画面を指差しながらキラリが朱里たちに視聴を促す。
『ここまでっぽいね...』
『悔しい...』
朱里たちが画面を見つめる中映し出されたのは、訓練生たちに囲まれたキラリと桃子だった。
「これは...!?」
訓練室の映像だと気づいた朱里。しかしキラリはしーっ❤と唇に指を当て静かにしろと言う。
「っ❤」
ドキ...❤
何故かその仕草が妙に色っぽく、朱里は微かに顔を赤くしながら画面の方へ向き直った。
『離して欲しいんだけどぉ〜...』
『女子にこんなよって集って...恥ずかしくないの...』
画面の中で力尽きた2人は訓練生たちに拘束される。
『『っ!?❤』』
ビクンッ❤
すると持ち上げられた瞬間2人は同時に体を大きく震わせた。
「ここでマスクが壊れちゃったみたいでさぁ❤私らフェロモンガスもろに吸っちゃったんだよね〜❤」
キラリが自分たちの状況を解説し状況を補足してくる。
『な、なにこれっ...❤』
『体が熱いっ...❤』
自身の異変に戸惑う画面内のキラリと桃子。すると次の瞬間キラリは女子生徒に唇を奪われ、桃子は別の女子生徒の胸に顔を抱きしめられていた。
『『〜〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤』』
ビクンッ❤ビクッ❤ビクッ❤
女子生徒たちに責められるキラリと桃子の体が大きく跳ねる。画面越しでも伝わってくる2人の快楽を感じる様に朱里たちは目が離せない。
「ここでめっちゃ舌絡めてキスされてさぁ❤興奮した体にはきつかったよねぇ〜❤」
「私も女の人の匂いでイかされるとは思わなかったな〜❤というか、イったこと自体が初めてなんだけどね❤」
「ふ、2人とも何言ってるんだ...❤」
蒼菜がプルプル...❤と体を震わせながら掠れた声で2人に注意するが、キラリが「続き始まるよ❤」と促して黙らせる。
ビクンッ❤ビクッ❤
しばらくの間女子生徒たちに責められて痙攣するキラリと桃子。この間に何度絶頂に達しているのだろうか。しかし、しばらくすると変化が現れる。
『『❤❤❤』』
ドロリ...❤
突如現れた黒い液体が2人の体を包み込む。数秒後、黄色とピンクのスーツの大部分は黒に染まり、腰回りや胸など一部にしか元の色は残っていなかった。そこから彼女たちの動きが一気に変わる。
『じゅるっ❤ぶちゅぅぅぅ❤』
『〜〜〜〜〜っ!?❤』
キラリはキスしていた女子生徒の顔を掴み、自ら舌を絡ませキスの主導権を奪う。女子生徒は訳も分からないまま一瞬で絶頂させられてしまっていた。
『フゥゥゥゥゥゥ...❤』
桃子も女子生徒の胸から離れると相手の両頬に手を添え、顔にたっぷりと吐息を吹きかける。
『んほぉぉぉぉぉっ!?❤❤❤』
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
メスガキフェロモンを浴びせられた女子生徒はメスの声をあげながらその場に倒れ込み、ビクビク...❤と痙攣していた。そこからキラリと桃子による蹂躙が始まり、訓練生たちは瞬く間に教室の床へ沈んだ。最後は揃って出入り口に向かう妖艶な笑みを浮かべた2人が映り映像が終わっている。
「...っていうわけなんだよね〜❤」
呆然とする朱里たちに対してキラリがいつもと変わらない明るい声をかけるが、それには今までにない淫らな響きが含まれていた。
スッ...❤
スッ...❤
いつの間にか映像と同じ黒を基調としたスーツに変わっていたキラリと桃子が同時に腕を上げる。
モワァァァァァァァ...❤ムン...❤ムン...❤
すると彼女たちの腋からは濃厚なフェロモンガスが溢れ出し、医務室の中を一瞬で甘酸っぱい香りに染め上げた。
「ほら❤みんなも堕ちちゃおーよ❤」
ラバー素材でテカテカと輝く腋を見せつけながらキラリが仲間を誘惑する。
「あはぁぁぁ...❤」
ガクン...❤
桃子に手を繋がれていた葉月は間近で彼女のフェロモンを浴びてしまい、気の抜けた声をあげながらその場に崩れ落ちてしまう。
「あはっ❤まずは1人❤」
桃子の憎たらしく可愛らしい声が医務室の中に響く。
「「〜〜〜〜〜〜〜っ❤❤」」
クンクン...❤クンクン...❤
(この匂いっ...❤)
(鼻が勝手にぃ...❤)
朱里と蒼菜もヒクヒク...❤と鼻の穴を動かしながら年少組の腋フェロモンを嗅いでしまう。
「おぉぉぉぉんっ❤」
ビクビクッ❤
「っ!?❤」
一瞬足がキラリの方へ向いてしまった朱里だったが、葉月が絶頂の嬌声をあげたことで我に返った。
「っ!」
ダッ...!
「あ、朱里っ!?❤」
朱里は唯一助けられる蒼菜の手を掴み、桃子の横を走り抜けそのまま廊下へ逃げる。
「あーあ❤逃げられちゃった❤」
キラリは2人の背中を見送りながら、床へ座り込む葉月の方へ視線を向け笑みを深めた...
『そこを右よ❤』
「あとどれ位で着きますか...!?❤」
朱里は咲希にオペレーター室までの案内を頼み、蒼菜の手を引いたまま第6支部の基地内を駆ける。
「ここねっ...」
カシュン...
オペレーター室に到着した朱里を感知した扉がひとりでに開く。それをおかしいとすら思えずオペレーター室の中に飛び込んだ彼女を待ち構えていたのは、誰もいない無人のオペレーター室だった。
「み、皆さんはどこにいるんですか?」
パッ...❤
朱里の質問に対する返答はなく、代わりにオペレーター室の1面を埋め尽くすスクリーンが点灯する。画面には大きく医務室が映し出され、桃子と彼女のそばで仰向けに倒れる葉月の姿があった。
『行くよ〜❤』
『はひぃぃっ❤お願いしますぅぅぅ❤...んほぉぉぉぉっ❤❤❤』
ギュムゥゥゥッ...❤
懇願する葉月の顔が桃子の可愛らしいお尻に踏み潰される。
ムワァァァァァァァ...❤
「ふごっ❤ふぐぅぅっ❤んおぉぉぉっ❤」
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
葉月は桃子の尻に敷かれたまま豚のように鼻を鳴らし、メスガキフェロモンをたっぷりと吸い込む。魚のように跳ねる葉月の体は明らかに絶頂していた。
「そ、そんな...❤」
「うそだ...❤」
朱里と蒼菜は最年少メンバーに潰され喜ぶ仲間の姿ほ呆然と見つめることしか出来ない。
『イリス様に逆らっちゃダメ❤』
『イリス様たちの忠誠を誓う❤』
「「っ!?❤」」
さらに2人の首元のマイクからは咲希と芹奈の堕落を誘う囁きが聞こえてくる。
『バッドレディースは素晴らしい❤』
『私もいじめて欲しい❤バッドレディースに従いたい❤』
「ち、違うっ...❤やめて...❤」
「あぁぁぁっ...!?❤」
朱里は耳を塞いで抵抗するが、蒼菜の方は甘い悲鳴をあげ立ったまま体を震わせていた。
カシュン...❤
「結構ヤバそうだね〜❤あとちょっとってところかな❤」
するとオペレーター室の扉が開き、キラリが姿を見せる。
『ほら❤早く立って言え❤遅すぎ❤ザーコ❤』
『はひぃん❤申し訳ありませんっ❤朱里さんっ❤蒼菜さんっ❤んひぃぃぃっ❤』
バチンッ❤
さらに画面では桃子から蔑みとムチを受けながら立ち上がった葉月が朱里と蒼菜の名前を呼んだ。
『私たちが間違ってましたっ❤お2人も早くキラリ様と桃子様に従ってくださいっ❤あひぃぃんっ!?❤』
バチィンッ❤
『桃子って言うなって言ってるの❤何回言えば分かるのよ❤ほんっと低脳❤』
『も、申し訳ございませっ...おほぉぉぉぉっ!?❤』
ギュムッ❤
謝ろうとした葉月はカクン...❤と膝を折られ、倒れそうになったところを桃子の腋で顔を挟まれてしまった。
モワァァァァァァ...❤ムワァァァァ...❤
『あへぇぇぇぇぇっ❤匂い強すぎるぅぅぅ❤』
プシッ...❤プシャァァァ...❤
腋に閉じ込められた葉月は画面に向かって勢いよく潮を噴く。そして彼女のスーツがキラリと桃子と同様に黒い素材に変化していく。
「これで残ったのは2人だけ❤もう分かったっしょ❤」
チュゥゥン...❤
「「っ!?❤」」
葉月が堕ちる様を見せつけられた朱里と蒼菜に対してキラリが尖らせた唇を見せつけてくる。
「今なら私のえっぐいキスで気持ちよぉく堕としてあげっからさぁ❤我慢やめておいでよ❤」
レロォン...❤
今度は舌を出し、いやらしく動かしながら誘惑してくるキラリ。
「は、はひぃ...❤」
フラ...❤フラフラ...❤
それに耐えられなくなった蒼菜はゆっくりとキラリの方へ近づき始めてしまう。
「蒼菜っ!?❤」
朱里は最後の一人になってしまった仲間の危機に叫ぶが、彼女自身誘惑に抗うのが必死でその場から動くことが出来ない。その間に蒼菜はキラリの元へたどり着いてしまっていた。
「よく出来ました〜なんてね❤ほら❤唇出せ❤JKとの生キスで気持ちよぉくヒーロー辞めさせてやるから❤」
「っ❤❤❤」
フーッ❤フーッ❤フーッ❤
キラリの言葉に蒼菜は鼻息荒く唇を突き出してしまう。
ブチュゥゥゥゥゥ❤
武士を目標とする凛とした女流剣士。その唇をギャルは容赦なく捕食する。
ジュルルルッ❤ジュゾゾゾッ❤レロォン❤チュパ❤
「〜〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」
ガクガクッ❤ガクガクッ❤
一瞬で口内まで貪られた蒼菜は白目を向きながら腰を震わせた。
ジョボボボ...❤
さらに彼女はあまりの快楽に失禁し、オペレーター室の中で愛液と潮、尿が混ざった液体で垂れ流す。武士とは正反対にあるような姿だ。もしキラリに腰を抱かれてなければ自らがつくった水たまりに倒れ込んでいたことだろう。
「...っぷはぁ❤」
チュポン...❤
キラリが唇を離した頃、蒼菜は気絶しグッタリと彼女に身を任せていた。
「じゃあ今度はリーダー...っていないじゃん❤」
朱里の姿はオペレーター室の中から消えており、流石にキスに夢中になりすぎたかな〜❤とキラリは反省しながらスーツのマイクから通信を繋いだ。
「はぁっ...❤はぁっ...❤はぁっ...❤はぁっ...❤」
朱里は通ってきた薄暗い地下道の中を息を荒らげながら走る。フェロモンガスに侵された体は既に限界を迎えており今にも意識を失ってしまいそうだったが、仲間を救いたいという思いだけが彼女の体を動かしていた。
(第5支部だけじゃなく、本部にも言わなきゃっ...!もう内通者を探している場合じゃないっ!)
どれだけ走ったか時間感覚すら分からなくなってしまった頃、朱里はようやく第5支部に到着する。彼女は"誰もいない"廊下を突き進み、会議室の扉を勢いよく開けた。しかし誰もおらず、朱里はオペレーター室の方へ足をもつれさせそうになりながらも走る。
カシュン...
「あのっ...!支部長!」
オペレーター室の中へ雪崩込むようにして入った朱里。
「あら❤ようやくお出ましね❤」
そんな彼女にかけられたのは、どこかで聞き覚えのある美しい声だった。
「あぁ❤安藤さん❤遅かったですね❤」
クルリ...❤
扉に背を向けていた京子がゆっくりと振り返ってくる。彼女の体は全身黒いラバースーツに覆われていた。そしてその背後には、朱里を見下ろし微笑む絶世の美女たちの姿がある。
「えっ...?」
「私たち第5支部はジャスティス協会から脱退することに決めました❤これからはバッドレディースに永遠の忠誠を誓い、イリス様とレイ様のご命令のままにスパイとして活動することになります❤」
イィィィィーーーッ❤❤❤
そう言って戦闘員の敬礼で締めくくった京子の顔は快楽に堕ちたメスのものだった。
「「「「「イィィィィーーーッ❤❤❤」」」」」
彼女の声に呼応するように同じく堕ちたオペレーターたちが敬礼を行う。その中には朱里たちのオペレーターだった蘭華の姿も含まれていた。エンジェルスが使っていた秘密通路は咲希によって最も遠いルートにされており、朱里たちが第6支部に向かっている間にイリスたちは第5支部に逆侵攻を仕掛けていたのだ。さらに咲希が生み出した時間の効果はそれだけではない。
「遅くなって申し訳ありません❤ヒーローの制圧完了しました〜❤」
カシュン...
朱里の背後の扉が開き、キラリが入室してくる。彼女たちは朱里が懸命に地下道を走っている間に悠々と最短ルートで第5支部に帰還し、第5支部に所属するヒーローたちを堕とす役割を命じられていたのだ。
「あとはこの者たちで終わりです❤余興になるかと思い連れてきました❤」
「先輩がたっ!?これはどういうことなんすか!?」
「...お、おかしいです...」
蒼菜と葉月に拘束され連れてこられたのは、作戦前にすれ違った後輩の少女風夏と千秋。彼女たちは尊敬する先輩たちに裏切られ、ショックを受けた状態でオペレーター室に連行されてきた。
「はいはい❤無駄口叩く口は塞いじゃうね〜❤」
「いいから黙って堕ちなさいよっ❤」
ブチュゥゥゥゥッ❤
ムギュッ❤ムワァァァァァ...❤
そう言ってキラリは風夏の唇を奪い、桃子は千秋の顔を蒸れ蒸れの腋で閉じ込める。
「「〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」」
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
無垢な少女たちは声をあげることすら許されず、ただ淫靡な元・ヒーローたちの体の魅力に溺れさせられてしまう。
「あへっ...❤あっ...❤全部分かったっすぅ...❤もっとキスぅ...❤」
「ふーっ❤ふーっ❤ふーっ❤ふーっ❤」
風夏の目はトロリ...❤と蕩け、犬のように口を開けながらキスをねだる。千秋は自ら桃子の腋に顔を押し付け、先輩でありながら年下のメスガキ腋臭を夢中で嗅いでしまっていた。
ドロリ...❤
2人の体が黒い液体に包まれ、京子たちとおそろいの戦闘員服となる。
「朱里、さっさと立て❤」
「モモ様たちを待たせてはいけません❤」
「あっ...❤」
グイッ...❤
風夏と千秋を投げ捨てた蒼菜と葉月は朱里の元までやってくると、彼女の両脇にそれぞれ手を入れ無理やりその場に立たせた。上下関係などなかったはずのエンジェルスだが、2人は媚びた笑みをキラリと桃子に向け様付けで彼女たちのことを呼ぶようになっている。
「ほら❤何か言うことあるっしょ❤」
「まさかこのままいじめてもらえるとか思ってないよね❤そんなのバカすぎ❤」
ドクンッ❤
キラリと桃子の言葉に朱里の胸が大きく高鳴った。それは諦めか、それとも...
「......ます...❤...」
「ん?❤なんて〜❤」
「聞こえないわよっ❤」
朱里の消え入るような声をキラリと桃子が聞き返す。
「あぁっ...❤私はっ...❤私はヒーローをやめますぅぅ❤」
自身の欲求に耐えきれず、遂に朱里は正義の心を自ら否定してしまった。堕ちたリーダーの宣言に満足したのか、彼女の体にキスと甘酸っぱいフェロモンによる快楽責めか与えられる。
ブチュッ❤
ムワァァァァァ...❤
「おほぉぉぉぉぉっ❤」
(幸せっ❤幸せぇぇぇぇぇぇ❤)
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
朱里は仲間だった者たちに襲われ凄まじい快楽を与えられながら人生最高の瞬間を味わっていた。蒼菜と葉月も朱里の快楽責めに参加しており、4人からのとめどないキスと匂い責めが朱里を絶頂させ続ける。
「イィィィィーーーッ❤❤❤」
黒いラバースーツに包まれた朱里が手を挙げながら大きな奇声をあげた。こうしてジャスティス協会の2つ目の支部が女怪人たちへの手へ堕ちてしまったのである...
※いただいていたリクエスト
書いていただいたヒーローシリーズの続きを書いていただきたいです。
オペレーター達や味方が途中から堕とす側になるのが主題でお願いします。
登場人物(全員女性)
・支部長
・オペレーター
・赤(熱血)
・青(凛)
・緑(知的)
・黄(ギャル)
・桃(メスガキ)
【あらすじ】
イリス達は他の支部が第6支部の全員が堕ちた事を知らない事を利用して、咲希達が他の支部に助けを求め、機密データの回収の理由にヒーロー達を第6支部内に誘い込む作戦を立てる。
咲希が親友の支部長に助けを求めた結果、支部長とオペレーター、咲希達は司令室でナビを行い、5人が支部に潜入することになった。ナビのお陰で支部への侵入はうまく行き、5人は第1の目的地である訓練室へと辿り着く。そこでは訓練生達がスクリーンに映された映像による再洗脳を受けていた。5人は洗脳映像に魅了されながらも助けようとする。その時通信が途切れ、マスクも機能消失してしまう。さらに再洗脳が終わった訓練生達に襲われ、ガスを吸ったため苦戦するが、黄と桃がくい止める事で3人は脱出できた。
脱出後、通信とマスクの機能が復活したが様子がおかしく、誘惑する様にガスの気持ちよさやイリス達の美貌や能力を伝え始めた。
ガスの快楽と洗脳映像の影響を受けていた3人は、少しだけ…とマスクを外してガスを吸い始める。
3人がナビに案内され医務室で休憩していると黄と桃が合流してきた。妖艶な雰囲気の黄達はあの後の出来事を淫らな言葉で伝えて劣情を誘った。医務室に充満した黄達のフェロモンで3人が発情すると、黄達は脇を見せて誘惑し、緑を匂い責めで堕とす。そこで赤が正気に戻り青を連れて退却する。
司令室まで退くとモニターから映像が流れ始めた。それは緑が桃に調教されている映像だった。2人が目を話せないでいると、緑は2人に堕ちる悦びを語りかけてきた。通信からもイリス達への忠誠が囁かれ2人の洗脳され始める。そこに黄が現れて2人に唇を見せて誘惑し、青は誘惑に負けキス攻めで堕とされる。
残る赤は気力を振り絞り、支部に戻り他のヒーロー達の助けを借りて支部長や皆を助けようと考える。
支部に戻った赤だったが、すでに支部は堕ちた支部長達の手引きによってイリス達が侵攻し陥落していた。捕まった赤はヒーロー達が黄達4人に洗脳される様子を見せられ、我慢できずに自ら望んで黄達4人に堕とされる。