「いい天気ですね」
「うん、暖かくて気持ちいい」
春の日差しが差し込む中、豊かに歯を実らせ始めた木々が並ぶ道の中を2人の男女がのんびりと歩いている。片方はクールビューティーという言葉がピッタリと似合う美少女。風にたなびく水色の髪と淡いライトグリーンの瞳のコントラストが美しい彼女は氷川紗夜(ヒカワ サヨ)と言い、花咲川女子学園高等部2年に通っている。現在は学生バンド"Roselia"に所属しギターを担当しており、部活や委員会活動を含め学生として忙しい毎日を送っていた。
「そういえば、氷川さんのバンドはこの前ライブがあったんだよね?上手くいった?」
隣を歩く穏やかな雰囲気をした少年が紗夜にそう尋ねる。彼の名前は温水 大輔(ヌクミズ ダイスケ)。花咲川女子学園の近くにある男子高に通う男子高校生だ。涼やかな見た目な紗夜とは対照的にタレ目で優しそうな顔をしており、男子ながら包容力を感じさせる。
「えぇ、無事に終わりました」
「本当は俺も見に行きたかったんだけどなぁ...」
「......っ!そ、それは当たり前です!」
ポリポリ...と頬をかきながら言う大輔に対して、紗夜は顔を赤くしながら叫んだ。
「そ、そんなに...?」
「あ...いえ!温水くんが嫌というわけではありません!ただ...その...」
しかし大輔がしょんぼりとした表情を見せると慌ててフォローする。傍から見れば学生時代を思い出す甘酸っぱい青春の1ページだ。
(相変わらず放っておけない人です...)
紗夜はあはは...と朗らかに笑う大輔の顔をこっそりと盗み見ながら心の中でそう呟く。2人が出会ったのはとある雨の日。雨女として定評のある紗夜がショッピングを計画していたものの、欲しかった洋服は買えず手ぶらで帰路についていた時のことだった。
『君、どこから来たの?』
『ハッ...ハッ...ハッ...ハッ...』
雨が降る中傘を脇に置き、真剣な表情で首輪をつけた犬を抱きあげながらそう問いかける大輔を見て、当時の紗夜は思わず立ち止まりクスリ...と笑ってしまう。その声で紗夜の存在に気づき慌てて振り返りながら照れ笑いを浮かべる彼の姿は、今でも鮮明に思い出せる。
『へぇ、氷川さんって弓道部に入ってるんだね。かっこいいなぁ』
『風紀委員かぁ〜。氷川さんにピッタリ合う感じだよ』
『えっ!?ギター引けるの!?しかもバンドやってる!?』
そこから縁あって交流を持つようになると、紗夜は大輔のほんわかとした雰囲気に魅力を感じるようになっていく。男子高に通う彼は変に女性慣れしたりしておらず、本人の純真さも相まって非常に接しやすい男子だった。会話で取るリアクションも嫌味がなく話していて楽しく、異性と関わる機会がなく男性を少し苦手としていた紗夜も少しずつ大輔に心を開くことになる。
『実は...』
そしていつしか紗夜は大輔に双子の妹日菜との事やバンドや部活動での悩みを相談するまで大輔のことを信頼するようになっていた。
『うん、それは難しいね...』
『氷川さんにはちょっと心の休憩が必要かもしれないよ』
大輔は紗夜の悩みを聞く時いつも彼女の心に寄り添ってくれ、優しい言葉をかけてくれる。さらに気分転換にと映画やウィンドショッピングにも連れ出してくれた。
『あ、あの...氷川さん...こんなこと言われて迷惑かもしれないけど...俺、あなたの事を好きになってしまったみたいです...』
そんなことがあったからこそ、紗夜は顔を真っ赤にしながらスマートとは言い難い彼の告白にクスリ...と笑いながら頷き、2人は晴れて恋人同士になったのである。
「...わさん...氷川さん?」
「...っ!...すいません、少しボーッとしてました」
2人の出会いを思い出していた紗夜は何度か声をかけてきていたらしい大輔に謝罪し、どうしましたかと尋ねた。
「いや...ほら、俺たちその...付き合ってからまだ遊びに行ってないから、もし良かったら今度の休日一緒にどこかに行かないかなって...」
ソワソワしながらデートの提案をしてくる大輔。人によっては彼氏として頼りないと思う女性もいるかもしれないが、彼の素直さと奥ゆかしさとも言える不慣れさは紗夜にとってはむしろ好感を持つポイントである。
「いいですね。今週の休日は特に予定も入っていないので、問題なく行けると思います」
「じゃ、じゃあ行こう!」
恋人になる前から既に2人での外出は何度化していたが、やはりデートというイベントが大きいのか大輔は少し照れた様子だった。
「分かりました。また詳しい日程はメッセージで話し合いましょう。送ってくれてありがとうございます」
2人が並んで歩くお決まりの帰宅コースのゴール地点である氷川家の近くに差し掛かり、紗夜は大輔に向き直ってそう言う。
「わかった...!じゃあ...また!」
どこか覚悟を決めた様子の大輔は少し緊張した様子ながら笑みを浮かべ、紗夜の歩く速度に合わせて押していた自転車に乗り颯爽とその場を去っていく。
「......皆にはバレないようにしなければいけませんね」
彼氏の背中を見送る紗夜は頬を少し赤くしながらそう呟いた。もし同級生やバンドメンバーにバレれば恋バナに飢えた女子高生たちの格好の餌食となることだろう。
ブルリ...
興奮した様子で詰め寄ってくる友人たちの恐ろしい姿を想像した紗夜は軽く背筋を震わせながら家の中へ入っていくのだった...
〜週末の朝〜
「ごめんなさい、待たせてしまいましたか?」
紗夜は待ち合わせ場所となった駅前で大輔の姿を見つけ、小走りで彼に近づいていく。
「ううん、全然!俺も来たところだったよ」
紗夜に気づいた大輔はブンブンと首を横に振りながら、デートでお決まりのセリフを言う。彼自身にとっては無意識のうちに出た言葉だったが、周囲を歩く通行人たちは初々しいカップルの様子に微笑ましそうな視線を向けていた。
「では行きましょうか」
「そうだね」
大輔と紗夜は並んで駅の方へ向かう。これから電車に乗り、大きなショッピングモールの方へ行く計画だった。
「.........っ!」
ドクン...ドクン...ドクン...ドクン...
(い、今なのか...!?いや、まだ早い気も...)
いつもより少し近い距離で歩く紗夜を見つめながら、大輔は手を繋ごうか迷いタイミングを見計らう。心臓はうるさいほどに跳ね、心臓の音が頭の奥で響いている。
「.........」
スッ...
紗夜はそんな大輔の心境をある程度理解した上で少し恥ずかしそうにしつつも繋ぎやすい位置に手を持ってきてくれた。
「し、失礼します...?」
「...ふふっ...なんですかそれは」
慣れてない故に変なことを呟く大輔に紗夜が笑い、初デートということで少し硬かった2人の空気が緩む。
ギュッ...
そして今度は自然な形で手を繋ぎ、今度こそ駅の方へ向かうのだった。
「凄かったなぁ...!アクションシーンがあんなに作り込まれているとは思わなかったよ!」
ショッピングモール内のファストフード店で昼食をとる事になった2人。席に着いた大輔は興奮気味に先程まで見ていた映画の感想を語る。
「あっ...ごめん。俺ばっかり喋って...映画の内容も俺に合わせてもらっちゃってたよね...」
(こういうのはダメってサイトに書いてあったのに...!)
恋愛サイトで予習しいいデートをしようとしていたはずが空回りしてしまい、大輔は怒らせちゃったかな...と紗夜の顔色を伺った。
「...?いえ、私も楽しかったですよ?」
チュゥー...
しかし紗夜は特に不機嫌な様子もなく、セットのジュースを飲みながら正直な感想を言う。
「恋愛シーンもありましたし、女性でも楽しめるいい映画だったと思います」
趣味なしを公言している紗夜に代わり大輔が今回のデートの映画をチョイスしたのだが、実際彼の選んだ映画はアクションの他にも推理要素やラブロマンスなど多種多様なテーマを含んでおり、性別や年齢に関係なく楽しめる大作と呼んでいい出来のものだった。
(美味しいです)
モグ...モグ...
さらに昼食が好物のファストフードであり、特に好きなポテトを食べているのだから機嫌が悪くなるはずもない(紗夜自身はファストフード好きを誰にもバレて居ないと思っているが、大輔やバンドメンバーは完全に気づいている)。
「そ、そう...?それなら良かった」
その事にホッと安堵のため息をついた大輔は自分もハンバーガーを食べながら紗夜との会話を楽しんだ。
「そういえば、温水くんの服はセンスがいいですよね」
昼食を終えブラブラとショッピングモールの中を歩いている時、ふとした拍子に紗夜が大輔の着ている服を褒める。
「ありがとう。紗夜さんもすごく似合ってるよ」
2人が褒め合うとおり、互いの私服は彼らの体や顔によく合ったコーディネートになっていた。紗夜は春らしい色合いをしたデザインをベースにし、太ももまである長めの白ソックスで露出度を下げシックで大人な雰囲気を出しながら、ピンクの花の装飾がついたローファーで可愛らしい印象もプラスされている。一方大輔の方はシャツの上に1枚上着を羽織るというオーソドックスなものだったが、柄とデザインが良くそつがない感じに仕上がっていた。
「でも少し意外でした。温水くんはそういうのが苦手だと思っていたので」
デートの前日の夜、鏡の前で何度も着替え服を選んでいた紗夜は服を褒められたことに内心喜びながら少しからかうような口調でそう言う。
「あはは...氷川さんは俺の事よく分かってるなぁ。俺、服のセンス全然ないんだよ」
それに対して大輔は頭をかき紗夜の言葉を肯定する。
「氷川さんはすごくオシャレだから、出かける時はいつも困ってるんだよね。今日も結局決めきれずドタバタしちゃって、結局美希に頼んで選んでもらったよ」
自虐するように笑いながら何気なく大輔が告げた言葉。
「...今、なんとおっしゃいましたか?」
しかしその発言がまさか重大な事件を引き起こすとは、当時の彼にとって夢にも思わない出来事だった。
「え...?」
「もう一度さっきの言葉を言ってみてください、と言ってるんです」
明らかに空気が変わったことに戸惑う大輔に対して、紗夜がどこか冷たさを感じる声で改めて尋ねてくる。
「えっと...この服を自分で選べなかったって話?」
「その話に登場した女性に対してです」
これまで紗夜を怒らせたことのなかった大輔は氷の女王のような雰囲気を放つ彼女に冷や汗が止まらない。
「み、美希のことだよね...?ごめん、説明が足りてなかった!妹!俺、今年小学六年生になる妹がいるんだ!」
大輔は矢継ぎ早に妹の存在を提示する。彼の本能がこのままではまずいと感じていた。浮気をする勇気や思考などそもそも彼には存在していなかったが、まるでそれがバレた時の男性のように祈る気持ちで紗夜の方を見てみる。
「...へぇ。妹さんですか。随分と仲がいいんですね」
「あー...えっと...うん、仲は良い方...なのかな...」
美希という名前が妹だと告げたことで紗夜の纏う空気は僅かに緩んだ。しかし北極から少しだけ南下した程度の差であり、大輔はしどろもどろな様子で彼女の質問に答えることしか出来ない。
「えぇ、とても仲がいいと思いますよ?彼女を苗字でさん呼びしているあなたが下の名前で呼ぶくらいですから」
「へっ...? 」
すると紗夜の怒りの方向は大輔が予想していた斜め上を飛び越えてきた。
「あ、あの...氷川さん?さすがに妹を苗字で呼ぶのはおかしいかなーって...ほら、俺と同じ温水なわけだし...」
恐る恐る指摘する大輔の言葉はもっともである。特殊な事情がある場合を除き、身内を自分と同じである苗字で呼ぶわけがない。兄や姉であればお兄ちゃん、アネキなどそれぞれの家庭で浸透した呼称を使えばいいだろうが、自分より年下の弟、妹に対しては下の名前で呼ぶのが通常だ。
「.........」
しかし彼の正論は今の紗夜には通用しない。それどころか"勘違いして恥ずかしい、でもなんだか気に入らない"という理性と感情のせめぎ合いを抱いていた彼女に対して"氷川さん"と苗字で呼びかけることは火に油を注ぐ行為に等しかった。
「...ちょっとこっちに来てください」
グイッ...
「うぇっ...!?」
その結果、紗夜は有無を言わさぬ様子で大輔の手を引いていく。楽しいデートになるはずだった1日は紗夜が静かにブチ切れたことによって思いもよらぬ方向に転がってしまうことになる...
「な、なんでショッピングモールにホテルがあるの...?」
紗夜に引きづられ、勢いのまま併設されたホテルの一室に入った大輔は素朴な疑問を口に出す。彼は怒る彼女の姿をあまり目にしたくないが故に現実逃避をしていた。
「服を脱いでください」
すると部屋を一通り見て周り中を確認した紗夜がベッドに座る大輔に対してそのような指示を出してくる。
「えっ...?」
「早く」
「は、はいっ...」
カチャ...カチャカチャ...
大輔は戸惑っていたものの、スッ...と細まった紗夜の冷たい視線を浴びて慌てて服を脱ぎ始めた。
「あの...下着もですか?」
「はい」
恐怖のあまり敬語になってしまっているが、下着も脱げと言われて仕方なくパンツも下ろす。少し経つと顔を赤らめながら両手で股間を隠す全裸の少年がベッドに座っていた。
(どうしよう...これ、絶対まずい状況だよ...)
このような状況の際の対処が恋愛サイトに書かれているはずもなく、どうしていいか分からなくなった大輔か顔を青くさせる。この段階になっても「なんと謝れば許してもらえるんだろう...」と考える彼の善性と紗夜への好意は賞賛に値されるべきものだったが、しばらくした頃予想外の出来事が彼を襲う。
「えっ...!?」
(な、なんで...!?)
ムク...❤ムクムクムク...❤
紗夜の顔色をチラチラ...と伺っていると、大輔の股間で男性器がいきなり硬さを帯び始める。それは彼自身全く予期していなかったことで、 手のひらの下で膨張する肉棒に彼は慌てふためいた。
「.........」
ジッ...
その様子を紗夜は何も言わずに見つめる。普段は紗夜より目線が高い大輔だったが、今回は紗夜の方が見下ろしてきており、さらに表情は冷たくも美しいものだった。穏やかな性格の大輔はどう見てもサディストとしての才能は持ち合わせておらず、どちらかと言えばM向きだ。そのため紗夜の視線に彼の本能が刺激され、その結果男性器が勃起するという最悪の形で興奮具合が現れてしまっていた。
「手を退けてください」
「...っ!?いや、それはちょっと...」
すると紗夜はよりにもよって股間を隠す手を退けるように求めてくる。それには大輔も流石に抵抗するが、彼女は大輔の手首を掴み上へグイッ...と持ち上げてしまった。
「あっ...!?」
ビキビキ...❤ビキッ...❤
無理やり手をどけられ、大輔の勃起した男性器が露わになる。
(終わった...)
しっかりと紗夜に股間を見られてしまった大輔の胸中は絶望でいっぱいだった。いかに不可抗力とはいえ、この状況を受け入れてくれる女子がいかに稀有な例であるか男子校に通う彼でも理解できる。大輔の頭の中の紗夜は軽蔑の眼差しを向けており、もしかしたらビンタの一発でも食らうかもしれないと諦観しながら考えていた。
「......クス...❤」
しかし実際紗夜が見せた反応はふたたび大輔の予想の斜め上を飛び越える。なんと彼女はこれまで見せたことのない妖艶な笑みを浮かべ、吐息のこもった小さな笑みをこぼして見せたのだ。
ビクンッ...❤
それを聞いた大輔の男性器が小さく跳ねる。
さて、ここで紗夜の名誉のため彼女の一連の行動について説明しておこう。まず紗夜にこれまで男性との性経験などはなく、それどころか彼女はつい最近まで性全般に対する知識に疎かった。それが変わったきっかけは他でもない"大輔と恋人になった"という出来事である。これまでの彼女の言動から分かるように、紗夜は大輔に対してかなり強い好意を抱いている。それは誠意を持って接してくれた彼への感謝であり、そのような少年に憧れを持つ乙女心でもあった。その結果紗夜はどこにいても大輔のことを考えるようになり、彼を喜ばせるためにはどうしたらいいか、ということについて試行錯誤の日々を送るようになる。
"男性が喜ぶ方法❤"
そういったことを調べる過程では、当然いかがわしい事に関する知識も登場していた。風紀委員も務める紗夜の貞操観念は非常に固く、それゆえ以前の彼女であれば「汚らわしいもの」としてそれらに対して強い拒否反応を示していたことだろう。しかし年頃の少女として性に対し全く興味がない訳ではなく、さらに"温水くんのため"という免罪符が手に入った状況。それらが重なり、また元来の勤勉さによって紗夜の脳はスポンジのように性知識とそれに関わるテクニックを覚えていく。
「女性に見られて勃起するとは恥ずかしい人ですね❤」
さらに大輔にとって不幸なことに、紗夜が参考にした情報源は一般的な嗜好からは少し外れた、包み隠さず言えば女性上位のSMモノの知識が多分に含まれていた。その結果、敬語と涼やかな表情で男を追い詰める稀代の女王様が誕生してしまったのである。
「ひ、氷川さん...?❤」
「あなたの鈍感さには慣れたつもりでしたが、今この状況でその呼び方をするのはあまりおすすめ出来ませんよ❤」
ツツゥ...❤
「あぁっ...!?❤」
淫靡な雰囲気を纏う紗夜に大輔が声をかけると、彼女はそう言いながら陰茎の裏筋をゆっくりと指で撫でてきた。
「男性はここを撫でられると喜んで声をあげてしまうとの事でしたが、本当だったようですね❤ 」
大輔の反応は紗夜が学んだ通りのものであり、そのために彼女は自分が仕入れた知識は正しいものだったのだ、と一連全ての情報を鵜呑みにしてしまう。
スッ...❤
「んんっ...!?❤氷川さんっ...!?❤ちょ、ちょっと待ってっ...❤」
紗夜の手に男性器を優しく握り込まれた大輔はなし崩し的に始まった淫事を止めようと紗夜へ必死に声をかける。
「反論する許可は与えていませんよ❤」
しかし紗夜は女王としての"スイッチ"が入ってしまっており、動画の中の女性がしていたように大輔に対して上下関係を分からせるような言葉を囁く。
「っ!?❤」
ドキ...❤ドキ...❤ドキドキ...❤
(なんで俺こんなにドキドキして...❤い、いやダメだっ❤今すぐ氷川さんを止めないとっ...❤)
大輔は自らのうちに秘められたマゾとしての本能に戸惑いながら、何とかして紗夜を止めなければいけないと決意する。
シコ...❤シコ...❤シコ...❤シコ...❤
「〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」
しかし固く誓った心は紗夜の手が竿を数回行き来すればたちまち脆く崩れ去ってしまった。
「ふふっ...❤ビクビクしてます❤それに、すごく熱いです...❤」
シコシコ...❤シコシコ...❤
男性器をゆっくりと扱きあげつつ、手から伝わる情報を詳細に囁いてくる紗夜。
「あっ❤あっ❤あっ❤」
大輔は当然オナニーはした事あるものの、自分以外の誰かに男性器を触られるという経験は初めてだ。自分の手とは全く違う細くしなやかで柔らかい指の感触に大輔の口から声が漏れる。
(やばいっ...❤氷川さんの手気持ちよすぎるっ...❤)
ビクビクッ...❤ビクビクッ...❤
紗夜の手コキの気持ちよさに、大輔の体はベッドの上に座ったまま体を跳ねてしまう。そのまま少し時間が経つうちに、男性器の方に射精が近づいてくる感覚があり...
「あぁぁぁっ...!?❤」
(もう出っ...❤)
ピタ...❤
あと僅かに手が動けば射精、という瞬間。しかしそのギリギリのタイミングで紗夜の男性器を扱く手の動きが止まった。
「なっ...!?❤んぎぃぃっ......❤」
ビクンッ❤ビクビクッ❤
これまでの人生で寸止めなど経験したことのなかった大輔は苦しそうな声を漏らしながら全身を震わせる。しかし射精に至るには少しだけ刺激が足りず、男性器はもどかしい刺激にピュッ...❤と我慢汁を飛び出させた。
(氷川さん、なんでこんなに上手いんだ...❤もしかして...❤)
大輔は男性器の扱いに慣れた様子の紗夜に対して不安を抱く。童貞である彼は"処女である"ということに対してある種神聖な幻想を持っており、紗夜がそうではないのかという疑念を持ったのだ。
「安心してください❤男性の性器を触るのはあなたのものが初めてですから❤」
しかし女王としての才能を開花させている紗夜は男の僅かな機微も見逃さない。大輔の不安を正確に見抜き、その上でキッパリとその疑惑を否定した彼女の言葉を受け、彼の心には喜びと安心が広がってしまう。
「ですが、女性の心が分からないあなたには少しお仕置が必要なようですね❤」
ボソッ...❤
「.........っ❤」
ビクンッ...❤
紗夜の呟きに反応した大輔の体が揺れる。そして彼は快楽と苦痛にまみれた初めての体験に身を投じることになるのだった...
「んがぁぁぁぁぁっ...❤」
ピタ...❤
大輔がもはや何回目かも分からない寸止めを受け、獣のような咆哮をあげる。
「も、もう限界ぃぃ...❤」
ビクッ❤ビクッ❤ビクッ❤ビクッ❤
既に紗夜の手コキが始まり1時間近く経過しており、大輔の体に蓄えられた快楽の総量は想像すらつかない。紗夜の手は既に"握る"ではなく"触れる"だけ程度の力加減だったが、それでもあと数回擦ってくれれば射精することが出来るだろう。
「いえ❤まだいけます❤」
シコ...❤シコ...❤シコ...❤シコ...❤
しかしそれでも紗夜の手は止まってくれず、かといって最後までも扱いてくれない。ただ絶妙な力加減で射精ギリギリのところまで連れて行かれる。
ピタ...❤
「紗夜さんお願いっ...❤もう出させてよぉ...❤」
ガクガクッ...❤ガクガクッ...❤
大輔は寸止めを続けられる中で自然と紗夜のことを下の名前で呼ぶようになっていた。腕力では紗夜に圧倒的に勝っているはずの彼だが、射精するために取る行動は相手を組み敷き襲うことではなく懇願。
「............っ❤」
ゾクゾクゾクッ...❤
男としては情けないという評価になるであろう大輔の行動を受け、紗夜は言いようのない高揚感と興奮を覚えてしまう。潜在的にサドだった紗夜とマゾだった大輔。性的な部分でもマッチングしてしまった2人の関係はこれまでの清いものではなくなっていく。
「それなら、私の名前を呼びながら"射精させてください"と100回お願いしてください❤全部言い終えることが出来たら射精を許可してあげます❤」
「ほ、ほんとっ...!?❤」
大輔は紗夜の提案に目を輝かせる。本来であれば指示された発言はそう簡単には言えない恥ずかしいものだが、初めてとは思えない紗夜の熟練の寸止め手コキによって弱火でコトコト...と煮込まれ続けた彼の射精欲は、それをおかしいと思えないほどに限界に達していた。
「紗夜さん射精させてくださいっ...❤紗夜さん射精させてくださいっ...❤紗夜さん...うぁぁっ...!?❤」
シコ...❤シコシコ...❤シコ...❤
すぐに命令された通りの言葉を言い始めた大輔だが、紗夜が手コキを再開したためそれを中断させられてしまう。
「どうしましたか❤あと98回で射精することが出来ますよ❤」
「は、はいぃ...❤紗夜さんっ射精させてください❤紗夜さん..................」
「ふふっ...❤その調子です❤」
大輔が蕩けた声で自分の名前を呼びながら射精を懇願してくる度、紗夜の心は淫らな達成感と充足感に満たされていく。
クス...❤
そして彼女は何かを企むような妖艶な笑みをこぼしながら、健気に同じ言葉を繰り返し続ける大輔を眺める。
「紗夜さん射精させてくださいっ❤紗夜さん射精させてくださいっ❤」
(た、多分あともう少しっ...❤)
しばらくの間部屋に大輔の声だけが響く時間が続いた頃、彼はゴールが近づいていることに喜びを隠せないでいた。もうすぐこの射精できない苦しみから解放される。大輔の心には紗夜の理不尽に対する怒りなどは存在せず、ただ"射精させてもらえる"という被虐者の鑑のような思いを持っていた。
「えっ...!?❤」
しかし回数にしてあと20回を切ったところで、大輔へハプニングが起こってしまう。
シコシコ❤シコシコ❤シコシコ❤
なんとこれまで大人しかった紗夜の手がいきなり大輔の男性器を激しめに扱き始めたのだ。
「ほら❤あと少しです❤頑張ってください❤」
紗夜が大輔の耳元でそう囁く。しかし彼を応援する彼女の言葉とは裏腹に手の動きはどんどん速まっていく。
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
度重なるキャンセルによってこれ以上ないほどに膨張した竿と真っ赤に腫れた亀頭。パンパンに膨れた男性器は白魚のように美しい手に触られ歓喜に震える。
「あぁっ❤あぁぁぁぁっ!?❤で、出るぅぅっ❤❤❤」
ビュルルルルッ❤ドピュルルルッ❤
そしてついに大輔は耐えきれず射精してしまった。出している最中も紗夜の手に撫でられ、人生で最も多いと断言出来る量の精液がドピュドピュッ❤と搾られていく。
「はぁ...❤はぁ...❤はぁ...❤はぁ...❤」
大輔は床に飛び散った大量の白濁液を見つめながら呆然とした様子だった。体にはオナニーとは比べ物にならないずっしりとした疲労感がのしかかっており、眠気に身を任せてベッドの方へ倒れこめば今すぐ快適な睡眠が取れるに違いない。
「......私は射精していいと言っていませんが❤」
「っ!?❤」
しかし微睡みそうになっていた彼の意識は紗夜が呟いた一言によって一瞬で吹き飛ばされてしまった。
「い、いやっ...❤あの...❤これは...❤」
「私はこの行為をお仕置だと伝えていたはずです❤ですが、あなたにとってはただ自分の欲望を吐き出すためだけのものだったようですね?❤」
紗夜は冷たい視線で大輔を見下ろしながら、刺々しい言葉で彼を追い詰めていく。
「ごめんなさいっ...❤俺、我慢できなくて...❤」
顔を伏せ謝罪する大輔。しかし若く健康的な彼の股間はあれだけ出しながらも一度の射精では満足出来ていなかったようで、ガールフレンドの眼差しを受け再び硬くなってしまう。
ムクムクムク...❤
「はぁ...❤この期に及んでなお男性器を膨らませるのですか...❤」
目ざとくそれを見つけた紗夜は当然指摘し、わざとらしくため息をつく。しかし実際のところ大輔を射精を導いたのは他でもない彼女自身だ。1時間近く寸止めのラインを見間違えなかった彼女がこのギリギリのタイミングになって暴発させるなどというミスを犯すはずがない。達成間近というところで射精してしまうというのは紗夜があらかじめ用意していたシナリオであり、大輔は手のひらの上で踊らされていたに過ぎない。
「あぁっ...❤ぅ...❤」
大輔は不安そうな表情で紗夜の顔色を伺っている。完全にマゾとしての自覚が芽生え、自分を下だと格付けした彼の情けなく愛らしい姿は紗夜の子宮を密かに疼かせた。
キュン...❤
「...そのような顔をしてもダメです❤お仕置を最後まで耐えることが出来なかったのですから、あなたにはもっときついお仕置を受けてもらいます❤」
紗夜はそう言って大輔を床に座らせ、先程まで彼がいた場所に自分が腰を下ろす。
「男性はいつでも女性の体に興奮して発情してしまうと聞いてはいましたが、まさかここまでとは思いませんでした❤」
より視線の高さに差ができた状態で見下ろしながらそう言いつつ、紗夜はゆっくりと足を組み替える。
スッ...❤
すると大輔の位置からはスカートの中が見えそうになり、無意識のうちに食い入るように見つめてしまっていた。
「もしかして私と一緒にいる時も他の女性に視線を向けていたのではないですか?❤」
「っ!?❤そ、そんなことはしてないよっ❤」
紗夜の問いかけに必死で首を横に振る大輔。実際彼は紗夜と一緒にいる時彼女との会話に全ての意識を向けており、多少スタイルがいい女性とすれ違おうとそちらを一瞥した事もない。
「そう言われても、今のあなたの言葉にはあまり説得力を感じられません❤私の体の色んな部位に興奮しているようですから❤」
スッ...❤ツツゥ...❤
紗夜は股間からピンッ❤と天井にそびえる男性器に脚を伸ばし、指先で竿を優しく踏みつけてきた。
「あぁぁぁぁっ...!?❤」
ビクンッ❤ビクッ❤
男性器を刺激された大輔は悲鳴をあげ、咄嗟に紗夜のふくらはぎを掴んでしまう。
「.........❤」
スッ...❤
すると紗夜は男性器を踏むのをやめ、「立ちなさい❤」と新たな命令を下してくる。
「え...❤う、うん...❤」
大輔が恐る恐るその指示に従いその場に立ち上がった。すると紗夜の膝がベッドの方へ曲がり、次の瞬間勢いよく大輔の方へ飛び出してくる。
パァンッ❤
力はこもっていない、しかししっかりとスピードの乗ったスイングは的確に大輔の股間を蹴り上げた。小気味よい音が部屋の中に鳴り響き、遅れて男性器と睾丸を蹴られたと理解した大輔は言葉にならない声をあげながらその場に崩れ落ちる。
「〜〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」
ドサ...❤
思考がまとまらず、なぜ、どうしてという言葉だけが頭の中をグルグルと回った。
ジン...❤ジンジン...❤
しかしなぜか痛みの中には甘く疼くような快感が混ざっており、大輔の男性器の震えには苦しみだけではなく喜びの意味も混ざってしまう。
ビクンッ...❤ビクッ...❤
「許可なく私の体に触れることは許しません❤次は...どうなるか分かりますね?❤」
「〜〜〜〜〜〜っ❤」
コクコク...❤コクコク...❤
紗夜の囁きを受け、大輔はうずくまったまま必死に何度も頷きを返した。
「顔を上げていいですよ❤」
「は、はい...❤」
まだ股間に痛みと衝撃は残っていたが、一発の金蹴りにより男としてのプライドとなけなしの反抗心を全て吹き飛ばされてしまった大輔は紗夜の言葉に慌てて顔を上げる。
「手は後ろにしてじっとしていてください❤」
スリ...❤スリ...❤ムギュッ...❤
紗夜はそう言うと再び男性器を踏みつけ始めた。白いソックスに包まれた足はスベスベとした感触と女性らしい柔らかさがあり、程よい力加減に大輔はうっとりとしてしまう。
「自分の大事なところを足で踏みにじられる気分はいかがですか❤」
「.........っ❤き、気持ちいいですぅ...❤」
グリ...❤グリグリ...❤
ビクビクッ...❤ビクビクッ...❤
男性器の竿と亀頭の間の部分を足の指で優しく踏まれた大輔は蕩けた表情で正直な感想を漏らす。それに紗夜は気を良くしたのか、クスクス...❤と笑いながら足による刺激を続けていく。
「女性の足にも興奮してしまうのですね❤私は温水くんのことを紳士的な男性だと思っていたのですが❤どうやら認識を改める必要がありそうです❤」
「ち、違っ...❤俺はそんなっ......❤んおぉぉぉっ!?❤」
グリリッ...❤
大輔は紗夜の言葉責めに咄嗟に反論しようとしたが、より強く男性器を踏まれ喘ぎ声に変えられてしまう。
「この状況でまだ自分が変態だということを認められませんか?❤他の女性が今のあなたを見れば、一瞬で幻滅してしまうと思いますよ❤」
「ひっ...❤あぅ...❤あっ...❤あっ...❤」
グリ...❤グリュ...❤グリグリ...❤
男性器を踏む足の強さに強弱をつけながら、快楽と共に自分の言葉を大輔の頭の中に染み込ませていく紗夜。彼女の発言は大輔が他の女性と関わりを持たないように仕向けるものであり、それは紗夜の好意と独占欲の表れとも言えた。
「あなたに対してこのように接してあげられるのは私くらいのものです❤その事を努努肝に銘じてください❤」
「は、はいぃぃ...❤」
コクリ...❤
紗夜は大輔が頷いたことを確認した後これまで踏みつけるだけだった足の動きを変える。今度は踏みつけの圧迫を加えたまま竿の上を滑るように移動し、ゴシゴシ❤と男性器を扱き出した。
シュコ❤シュコ❤ゴシゴシ❤
「っ!?!?❤」
ビクビクッ❤ビクンッ❤ビクンッ❤
手コキとはまた違った刺激に大輔の体が大きく跳ねる。床と紗夜の足裏に挟み込まれた男性器は挿入した時に勝るとも劣らぬ圧迫感を受け、睾丸から尿道へ一気に精子が昇ってきてしまう。
「はぁ...❤学習しませんね❤」
グリリィィッ...❤
「ひぃぃぃぃぃっ!?❤❤❤」
しかし射精することは叶わず、男性器の根元を強く踏みつけられたことによって行き場を失った精子達が男性器の中でビチビチ❤と暴れ狂った。大輔はその感覚に大後ろで組んでいた手で頭を抱えながら大きな悲鳴をあげる。
「射精は私が許可するまでお預けです❤あなたは自分だけ気持ちよくなるような独りよがりな人ではないですよね?❤」
一方的な快楽責めを行いながらそのようなことを言ってくる紗夜。しかし彼女のゾッとするほど美しい微笑みに見蕩れてしまった大輔は「は、はひぃ...❤」と頷いて同意してしまう。
グリグリ❤グリュ❤ゴシゴシ...❤
子供が無邪気に校庭の砂を足で踏みにじってみるような、それでいて確かな意思とエロティックな技術を含んだ紗夜の片足コキが大輔にどうしようもないほどの快楽を与えてくる。
(足で踏まれるのやばいぃぃ❤)
ビクンッ❤ビクッ❤ビクッ❤ビクッ❤
大輔も自分がマゾ性癖を開発されていることは理解していた。しかし彼の頭は既に"足で踏まれる=気持ちいい"という関係式を覚えてしまっており、自分の中で正しいとされているそれに抗うのはあまりにも難しい。
グリッ...❤
「〜〜〜〜〜〜っ❤❤❤」
紗夜の足先が亀頭の敏感な部分を刺激し、大輔の体が電流を流されたかのように跳ねる。
ギュゥゥゥゥゥッ...❤
射精を見越して紗夜が再び男性器を踏みつけてくるが、敢えて先程より少し先端側を踏むことによって精子は前と比べ外に近い位置まで昇って来ることが出来た。
「おぉぉぉぉぉぉっ...!?❤」
それにより大輔の脳と男性器は誤解してしまう。"頑張ればこのまま射精できるのではないか❤"と。
ヘコ...❤ヘコヘコ...❤ヘコ...❤
その結果彼の腰は情けなくぎこちない動きながら前後に揺れ、射精に至るための快楽を積極的に得ようとし始めた。
「.........❤」
クス...❤
大輔の心境を恐ろしい程に正確に見抜く紗夜はしかしそれを咎めはせず、むしろそれに協力してやるように絶妙な力加減で男性器を踏みつけてやる。
グリグリ...❤グリ...❤
ヘコヘコ❤ヘコヘコ❤
「あぁぁぁぁぁっ...!?❤で、出るぅぅぅ...❤」
大輔が腰を振り始めたから何度目かの挑戦の時、ついに尿道をこじ開け精子の一部が外へ飛び出してきた。
ドプッ...❤ドプッ...❤ドプッ...❤
明らかに白い液体はカウパー液ではない。しかし紗夜の足が亀頭を踏みつけているため、本来の勢いは全くなく1回1回少量の精液が断続的に漏れる。
「出してしまったのですね❤ですがこれは...❤ふふっ...❤射精というよりお漏らしに近いですか❤」
「.........っ❤❤❤」
ゾクゾクッ...❤
紗夜に射精をお漏らしと嘲笑われた大輔はマゾ心をくすぐられ背筋を震わせてしまう。
「お漏らしなら仕方ありませんね❤射精にはカウントしないでおきましょう❤」
男としてあまりにも情けないお目こぼしを受けながら、しかし久方ぶりの射精を喜び咽び泣くように男性器からはトプトプ...❤と精液がこぼれ続ける。
グリリ...❤
さらに門番として精液の量を検閲している紗夜の足が不規則なタイミングで亀頭を踏みにじるため、通常の射精ではありえない長さで快楽を与えられ続けることになった。
「ぎ、ぎもぢいいぃぃ...❤」
顔を涙や汗でグチャグチャにした大輔はすっかりお漏らし射精の気持ちよさの虜になってしまい、体を震わせながら数十秒に渡る射精を垂れ流す。
ビクンッ...❤ビクッ...❤ビクッ...❤ビクッ...❤
〜数十分後〜
「あ〜...❤紗夜さん...❤すき...❤すきぃぃ...❤」
床に座り紗夜の足で男性器を苛め抜かれた大輔。脳の許容量を超える快楽を受けた彼は余分な思考が削ぎ落とされ、紗夜に対する好意だけを呟き続ける一種の幼児退行状態に陥っていた。
「ふふっ...❤私も好きですよ❤」
大輔に体の向きを変えさせ、ベッドに座る自身の足の間に背中をもたれさせるように座らせる紗夜は背後から彼の頭と頬を優しく撫でる。
スッ...❤
ナデ...❤ナデ...❤
「あはぁ...❤」
ビクッ...❤ビクッ...❤
紗夜から好きと言われ、さらに体に触られたことに喜んだ大輔はトロンとした目で嬉しそうな声をあげた。その姿はマゾ彼氏という言葉がピッタリだ。
「あなたの事を好きなのは私だけです...❤だからあなたも私だけを愛してくださいね❤」
「.........っ❤」
コクコク...❤
女王であり彼女である紗夜の言葉を受け、大輔は何度も首を縦に振る。
スル...❤シュル...❤
スッ...❤
するとまるで彼の返答の褒美だとでも言うように、紗夜の足が両側から大輔の男性器に迫ってきた。
ムギュッ...❤
「んひぃぃぃぃっ...!?❤」
そして数回の射精を経てなお衰えた様子なく勃起する男性器を足裏同士で優しく包み込んでくる。
シコ...❤シコ...❤シコ...❤シコ...❤
手コキ・踏みつけからの片足コキと違い、両足を使っての足コキは男性器全体を温かく柔らかい足裏が包み込んでくる格別の快楽だった。もし目隠しされた状態で受ければ、大輔は間違いなくこれをセックスだと勘違いしたことだろう。
「足に扱かれて射精してしまってください❤」
ゴシュゴシュ❤シコシコ❤
紗夜が大輔の耳元で行われている行為を言語化し、さらにその上で今回初めてとなる絶頂の許可を与えてくる。
「あぁぁぁぁぁっ❤紗夜さん〜〜っ❤❤❤」
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
ドピュルルルルッ❤ビュプププッ...❤
大輔は紗夜の足コキを受け、彼女の名前を叫びながら勢いよく精液を放ってしまうのだった...
ショッピングモールのホテルでの"休憩"を終えた後、2人の関係は崩壊しなかった。紗夜は気持ちが昂ってやりすぎたことを謝罪し、大輔も勘違いさせた自分が悪いと謝り返したことで円満に解決し、2人揃ってショッピングモールから帰宅することになる。しかしカップルの状態は継続したものの、彼らの関係は以前と同じであるとは言い難い。なぜなら2人は責める喜び、責められる喜びを知ってしまったのだから。
「これなんかはいかがでしょうか?」
「うん、紗夜さんにすごく似合ってていいと思うな」
以前と同じショッピングモールにデートで訪れた紗夜と大輔は紗夜の服を買いたいという要望で女性用の洋服店に入っていた。周りを見渡せば客も店員も女性ばかりで、僅かにいる男性はパートナーの女性の付き添いといった感じで退屈そうにしている。そんな女性中心の空間に大輔は少し居心地を悪そうにしながらも、服を体に重ねながら感想を求めてくる紗夜に対して一つ一つ丁寧な返答を行っていた。
「これとこれならどちらがいいですか?」
「うーん...どっちもいいけど、俺が選ぶなら青い方かなぁ...紗夜さんの髪色と似た感じで好きだし」
デートでも緊張しすぎることのなくなった大輔は恋愛サイトに頼らずとも彼氏として100点満点の言葉を言う。さらにそれが作られたものでなく本心からだというのが彼の大きな魅力の一つだ。近くで聞いていた女性も男子高校生のいい回答にうんうん...と頷きながら、対照的にダメな態度を取っている彼氏を睨みつけている。
「女性の服ってこんなに種類が多いんだね。外からちょっと見た事あるくらいだから、全然知らなかった」
「それはそうでしょう。男性ももちろん身だしなみに気をつけてはいるでしょうが、女性のファッションはそれ以上に重要視されますから」
そのような会話をしながら店内を歩く2人。しかし穏やかな時間は彼らが"ソックス"が売られるコーナーに訪れたことで終わりを告げた。
「.........っ❤」
ビクッ...❤
ズラリと並ぶ色とりどりの女性用靴下。それを見た大輔はなぜか顔を赤らめ体を硬直させてしまう。
「...これなんていいのではないでしょうか❤」
スッ...❤
彼の反応を認識しながら、紗夜は近くにあった黒の長いソックスを手に取る。太もも部分には大人っぽいレースの装飾がなされており、確かにスタイルの良い紗夜に似合いそうだ。
「えっ...❤あ、うん...❤い、いいんじゃないかな...❤」
しかし大輔の返した言葉はこれまでのスマートさを失っており、かなりしどろもどろになってしまっていた。
「......❤」
クス...❤
その様子に笑みを浮かべた紗夜は彼の手を引き、近くにあった試着室の方へ連れていく。
「入ってください❤」
そして周囲に誰もいないことを確認し、試着室の中に入るよう大輔に促してくる。
「い、いやっ...❤それはさすがにまずいよ...❤」
「大丈夫ですから❤」
グイッ...❤
無理やり背中を押して試着室の中に押し込んだ紗夜はポーチの中からビニール袋を取り出し大輔の靴を回収するという用意周到っぷりを見せながら、何食わぬ顔で試着室の中に入りカーテンを閉めた。
シャッ...
「〜〜〜〜〜っ❤」
フワァァァ...❤
狭い密室の中で女性特有の甘い香りに包まれた大輔は顔を真っ赤にしてしまう。
スル...❤シュル...❤
「さ、紗夜さんっ!?❤何してるのっ!?❤」
すると紗夜が履いていた白のソックスを脱ぎ始め、大輔は声をひそめながらも必死な様子で彼女に声をかける。
「何って...❤試着ですが❤」
紗夜は持ってきた黒ソックスを見せながらそう言うが、彼女が浮かべる妖艶な微笑みは明らかに別のことを企んでいる様子だった。
パサ...❤パサリ...❤
大輔が見つめる中両方の靴下を脱ぎ生脚を晒した紗夜は、脱いだソックスを拾い上げ大輔に手渡し、さらにジェスチャーでしゃがむように指示してくる。
「これを使ってオナニーしてください❤」
「っ!?!?❤」
そして風紀委員をしているとは思えない、経験豊富なギャルですら考えつかないような恐ろしい言葉を言ってきた。
「そんなの出来ないよっ...❤」
しゃがむ大輔は紗夜を見上げながら嫌だと首を横に振る。すると紗夜は大輔が持つソックスの片方を拾い上げ、そのまま彼の顔の上に被せてきた。
パサリ...❤
ムワァァァァァァン...❤
「〜〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
その瞬間、ローファーの中で蒸れた紗夜の足の香りが大輔の肺を満たし、甘酸っぱい魅惑的な匂いに頭の中が真っ白になる。
ビキビキビキッ❤
同時にメスの足フェロモンを感知した男性器は一瞬で勃起してしまい、狭い場所は嫌だと苦しさをアピールするようにズボンを大きく押し上げていた。
「オナニーしなさい❤...できますね?❤」
「はひぃ...❤」
顔にソックスを押し付けながら紗夜に問いかけられれば、調教された大輔に抗う術はない。彼は蒸れた紗夜の香りをもっと嗅ぐためにスンスン...❤と鼻を鳴らしながら、片方の手で顔に押し付けられた靴下を持ち、もう片方の手でチャックを下ろす。そして露わになった男性器を扱こうとするが、その時快楽に蕩ける彼の頭は紗夜の"ソックスを使う"という命令を再び思い出した。
「.........っ❤❤❤」
ゴシュゴシュ❤ゴシュゴシュ❤
その結果彼はもう片方のソックスで男性器を包み、自らの手で靴下コキを始める。顔と男性器はどちらも紗夜の甘い足フェロモンの香りに支配されてしまっていた。
コンコン...
すいません、誰かおられますか?
しかしその時、試着室の壁をノックする音と共に見知らぬ女性の声が聞こえてくる。
「っ!?!?❤❤❤」
ドキッ...❤
大輔の心臓は飛び出てしまいそうな程に跳ねるが、紗夜はすました顔のまま少しカーテンを開け、顔と上半身の少しを出して応対し始めた。
「なんでしょうか?」
「あぁ、やっぱりお使いになられてたんですね。申し訳ありません。靴がなかったものですから」
声をかけてきたのは洋服店の店員の女性。紗夜が大輔の靴と一緒に自分のローファーも回収したため、外から見れば試着室は誰もいないように見える。しかし中からは物音が聞こえたため、不思議に思った店員が声をかけてきたのだ。
「こちらこそ申し訳ありません。靴を回収してしまっていました」
「いえいえ!」
(だ、大丈夫だよね...?)
ドキドキ...❤ドキドキ...❤
紗夜と店員の女性が会話する中、大輔は頼むからバレないでくれと必死に神へ祈っていた。奥ではなく左側の端にしゃがんでいた彼はカーテンの根元にいるため今の店員の位置からは見えないが、何かの拍子に見つかってしまえばそれはすなわち社会的な死と同義だ。
ズイッ...❤
しかしそのタイミングで紗夜がお尻を軽く後ろに突き出してきた。狭い試着室でそのような行動をとればどうなるのか。
「っ!?!?❤」
ギュムッ...❤
その結果大輔は肉付きのいいお尻と壁に頭を挟まれ、スカート越しに紗夜の最も濃厚なメスフェロモンを嗅がされることになる。
ムチムチッ❤
ムワァァァァン...❤
(こ、これやばいぃぃぃぃっ❤❤❤)
ビクビクッ❤ビクビクッ❤
大輔の頭の中は快楽一色になり、止めていた靴下コキの手ももう一度動かし始めてしまう。
シコシコ❤シコシコ❤
「優しそうな彼氏さんでしたね〜」
「ありがとうございます。時々頼りないですが、優しくていい人です」
「まあっ!」
そんな彼の様子に気づきながら、紗夜は敢えて店員女性との会話を引き伸ばす。
フーッ❤フーッ❤フーッ❤
人がいる場所、バレるかもしれない、これまでになかった要素が大輔に背徳感を与え呼吸と男性器を握る手が速くなっていく。
「〜〜〜〜〜っ❤❤❤❤」
ドプドプッ❤ビュルルルッ❤
そしてついに射精に達し、彼は声が漏れないよう必死に口元に靴下を押し付けた。
「それではごゆっくりどうぞ」
「ありがとうございます」
シャッ...
店員が去っていき再びカーテンを閉めた紗夜は大輔の手にあるソックスへ視線を向ける。それぞれヨダレと精液でベタベタになっており、再び履いてここから出るのは明らかに無理そうだ。
はぁ...❤はぁ...❤はぁ...❤
「...これはまたお仕置ですね❤」
「ひゃい...❤」
肩で息をする大輔を見下ろしながらそう呟いた紗夜は"気に入った"という表向きの理由で試着用に持ってきた黒ソックスを履いた状態で購入し、そのまま2人で帰宅する。
「も、もしかしてお兄ちゃんの彼女さんですかっ!?」
大輔の家に訪れた紗夜は彼とよく似た顔立ちの、しかし兄より活発な印象を抱く可愛らしい少女に出迎えられた。
「えぇ。あなたが美希ちゃんですか?温水くんからお話はよく聞いています。はじめまして」
「まさかこんなに美人さんだったなんて...!」
美希は信じられないといった様子で呟き、すごいすごい!と連呼しながらピョンピョンとリビングの方へ向かっていく。
「自分の部屋に行くから、しばらく入ってきたらダメだぞ!」
大輔が妹に釘を刺し、2人は彼の部屋がある2階へ上っていく。
カチャリ...
「では始めましょうか❤妹さんがいるのですから、声を抑える努力はした方がいいと思いますよ❤」
後ろ手で部屋の鍵を閉めた紗夜は既に期待に満ちた表情で床に座る大輔に声をかける。
〜〜〜〜〜〜っ❤❤❤❤
その少し後、部屋の中からは愛しの彼女の足に踏まれ喜びの声をあげる大輔の姿があった......
※いただいていたリクエスト
⚫︎原作
バンドリ
⚫︎キャラ
氷川紗夜(初期)
⚫︎竿役
紗夜より一つ下の青年、弱気でマゾ傾向あり
⚫︎ジャンル
女性上位
⚫︎世界観/前置き
初期紗夜に彼氏が出来たifとなります。前置き:竿役がうっかり「妹」の話題を持ち出し、ブチ切れた紗夜は強引に男をお仕置きする
⚫︎シチュ
・竿役の陰茎を一時間ぐらい射精寸前の状態キープされる限界寸止め手コキ
・竿役が射精懇願して、紗夜はわざと寸止め失敗して台無し射精させる
・金蹴り(こっちは結構特殊寄りなので苦手ならパスしても構いません)
・足コキ(個人的には片足踏みコキと陰茎を蹴って遊ぶ体勢が好き)
・射精のタイミングを正確に見抜く紗夜は何回も射精寸前に陰茎を強く踏み締めて竿役に射精させない/お漏らし射精させる
・竿役はいよいよ音を上げ、反省してる事を確認した紗夜は足コキで竿役に気持ち良く射精させる
⚫︎追記
・指定してないものはお任せということで
・本番以外の女性上位プレイならギャランドゥさんの得意なプレイを+αとして追加してもOK
・足コキ好きなのでボリューム多めにしてくれると助かります
リクエスト内容は以上です。どうかご検討よろしくお願いいたします