Previous Post

敵国の女スパイに魅了された女性貴族たちが祖国を裏切って仲間を洗脳してしまう話

Next Post
no preview
DESCRIPTION

ローズワルド伯爵が治める領都に1台の馬車が到着する。その馬車は貴族のみが使える専用の門へ向かい、警備を行っている兵士たちに止められた。


「中の方、お顔を見せていただいてよろしいでしょうか」


担当の女性兵士が馬車の中へ向かって丁寧な言葉遣いで声をかける。身分の高い者と応対しなければならないこの場所に配属されるのは確かな実力と礼儀を兼ね備えていると見なされた優秀な者のみであり、女性兵士もその1人だった。


「少々お待ちくださいね❤」


中から優しそうな女性の声が返され、 馬車の中で人が動く気配がする。


「お待たせしました❤」


少しした後、1人の女性が馬車から顔を出してきた。明るい茶色の髪をした柔和そうな雰囲気を漂わせる美女だ。


「あ、あぁ...❤」


しかし馬車から現れた美女を見た瞬間、女性兵士の様子がおかしくなる。彼女の顔は最初驚きによって大きく目が見開かれ、その後恋する乙女のようにたちまち蕩けたものになった。


「あのっ...❤リオ王国の方でしょうか...❤」


「はい、そうです❤」


「少々お待ちくださいっ❤直ぐに各所に通達致しますっ❤」


美女が質問に対して肯定の言葉と頷きを返した途端、女性兵士は 同僚たちの元へ走り出す。そして興奮気味に何かを伝え、兵士たちは慌ただしく動き始めた。


「ふふっ...❤タミラ様たちは予想以上に頑張ってくださっているみたいですね❤」


ローズワルド家の兵士たちの様子を見つめる美女、カリファが楽しそうな様子で呟く。彼女が口にした名前は当代ローズワルド家の女性当主の名前と一致していた。


あひっ...❤あはぁ...❤


するとその時、馬車の中からカリファ以外の誰かの声が聞こえてくる。カリファは車内へ顔を戻し、"足元にいる"同乗者に対して声をかけた。


「エルミア様、声を出してしまわれますと兵士の方々にバレてしまいますよ?❤」


「ふーっ...❤ふーっ...❤ふーっ...❤」


馬車の中で床に這いつくばった女性が荒く息を吐きながらカリファの足に顔を踏まれている。足によって隠される顔の大部分が見えないが、緑色の髪と体、そして何より"馬車に飾られた紋章"を見ればほとんどの者がその女性が誰であるか検討がつくだろう。


「も、申し訳ありません...カリファ様ぁ...❤ですが...❤カリファ様の足が素晴らしすぎてぇぇ...❤」


ムワァァァァァァ...❤


ローズワルド家と同じ伯爵の地位を冠するエルミア・サクラティスはうっとりとした声でカリファに謝罪する。風魔法で戦場を切り開き敵味方問わず多くの人間から畏怖を抱かれる女傑は、女性の足に顔を埋めビクビクッ...❤と体を震わせていた。


(カリファ様の足っ...❤いい匂いすぎるぅぅ❤❤)


スンスン❤スンスン❤


顔を踏まれるという屈辱的な行為を受けるエルミアだが、ご褒美としてそれを自ら望んだ彼女にとっては喜びと幸せを感じるものでしかない。


グリッ...❤グリグリ...❤


「んおぉぉぉぉっ!?❤❤❤」


ビクンッ❤ビクッ❤


さらにカリファの足が顔を踏みにじるように左右へ動かされれば、エルミアは嬌声をあげながら絶頂に達してしまった。


「今の声、もしかすると外の方々に聞かれたかもしれませんね❤エルミア様が顔を踏まれ喜ぶ方だという噂が広まってしまったらどうしましょう❤」


「〜〜〜〜〜〜っ❤❤❤」


カリファが顔を優しく踏みつけたままそう問いかけると、エルミアがガクガク❤と体を震わせ反応を見せる。しかしそれは建国当初から代々続くサクラティス家の名前に泥を塗ることへの恐れではなく、カリファの意思1つで自分か破滅させられることを改めて認識できた喜びからくるものだった。


遅くなり申し訳ありません❤よろしいでしょうか❤


その時、馬車の外から先程の女性兵士の声が聞こえてくる。


「ふぎゅっ!?❤」


「少し静かにしておいてくださいね...❤...はい、なんでしょうか❤」


エルミアの顔を完全に足で覆ったカリファは、潰れたカエルの様な声をあげる彼女を無視して馬車から顔を出す。


「はっ❤お待たせしました❤各所への通達が終わりましたことをご報告致します❤どうぞこのままお進み下さい❤」


女性兵士は綺麗な敬礼と共にそう言う。他の兵士も同様の態度をとっており、普段から身分の高い者を相手にすることを差し引いても彼女達の敬意の示し方はやや過剰に思えた。


「ありがとうございます❤」


カリファが女性兵士へ礼を言うと同時に馬車が前へ進み始める。そして正門と比べ少し小さな門を通ると、そこには兵士たちの態度の違和感など一瞬で吹き飛んでしまうほどのありえない光景が広がっていた。





ワァァァァァァァァ!


「見ろ!リオ王国の方だ!」


「きゃぁぁ!こっち向いてぇぇ!」


カリファたちが乗るサクラティス家の馬車が大通りの中に入った瞬間、集まっていた民たちが大歓声でそれを出迎える。指差しながら興奮気味に叫ぶ男性、黄色い声をあげながら必死に手を振る女性などの言葉を聞く限り、彼らは全員馬車に乗っているカリファがお目当てのようだ。


「皆さん、こんにちは❤」


馬車から顔を出し上品に手を振ることで歓声に応えるカリファ。美女の微笑みを向けられた民たちの声はさらに一段と大きくなり、中には興奮のあまり人混みの中で倒れ込んでしまう者まで現れる始末だ。戦争から帰還した者たちが凱旋する戦勝パレードと同等、いやそれ以上の賑わいが、英雄でもなんでもないカリファ1人に向けられるという有り得ない事態。しかし事実として民たちは誰1人例外なく"心の底からカリファへ熱狂"していた。


「んふぅぅぅ...❤んちゅ...❤れろ...❤」


チュパ...❤チュパチュパ...❤


馬車の中ではエルミアがローズワルド領都民たちの歓声を聞きながらカリファの足に舌を這わせ奉仕をしている。カリファは貴族を足蹴にしているとは夢にも思えないような優雅な笑みを浮かべたまま、ローズワルド家の屋敷へ進んでいく。





「お待ちしておりました、カリファ様❤」


屋敷の前まで到着すると、門で待機していたタミラが馬車を降りるカリファへ恭しく礼をしながら出迎える。ローズワルドの地において最も地位が高いはずの彼女が頭を下げる姿を、ローズワルド家のメイドや兵士、そして屋敷の近くにまで押しかけてきている民たちに見られてしまう。


「あぁ❤なんとお美しい...❤」


「この目で見られるだなんて幸せすぎるわぁ❤」


しかし彼ら彼女らは自身が仕える主君が、自分たちを治める領主が他国の一人間に頭を下げる姿に全く動揺していなかった。それどころかタミラの行動に言及する者など誰もおらず、カリファの美しい容姿を賛美する声と彼女に熱い視線だけが向けられている。


「「「「「お帰りなさいませ❤」」」」」


タミラの後ろに控えたローズワルド家のメイドたちがカリファに対して一斉にお辞儀した。その中にはメイド長のノエル、そしてタミラの娘であるカンナとユーナの姿もある。


「お出迎えありがとうございます❤」


カリファは頭を垂れる者たちの間を悠々と進む。屋敷に入る扉の前に到着すると、彼女が何も言わずとも入り口の警備を任された兵士たちが扉を開ける。


ガチャ...






「「.........❤」」


タミラ達を引き連れたカリファがエントランスに入ると、メイド服を着た小柄な少女たちが静かに頭を下げてくる。ほとんど見分けがつかないほどに似ている顔立ちは彼女たちが双子であろうことを示していた。


「お久しぶりですね❤」


「「っっっ❤❤❤」」


ビクッ...❤ビクッ...❤


カリファに覚えられているという事実に少女たちは喜びを隠しきれず、無表情を歪めながらその場で体を震わせる。


「この者達には"自首"してきた諜報員たちの管理をさせております❤おい、カリファ様へ報告しろ❤」


「はい❤」


タミラから話を振られた少女の片割れが新人メイドとして与えられた仕事の結果について報告していく。


「現在の諜報員は合計で5名です❤あちらの部屋で知っている情報を全て紙へ記入させています❤」


少女がそう言って指差す先には、扉が開け放たれた部屋があった。


ハァ...❤ハァ...❤ハァ...❤


ガリガリガリ...❤


そこでは4人の男女が座った状態で机に向かい、息を乱しながら一心不乱に紙へ何かを書き殴っている姿が見える。


「ほう❤5人か❤思ったより多かったな❤」


タミラはローズワルド家の領都に5人の諜報員が紛れ込んでいたという話を聞きそう呟く。彼女も領主として当然間諜対策は取っていたが、一部取りこぼしがあったようだ。しかしタミラを含めこの場にいる全員が諜報員の存在に驚いた様子はなく、それどころか監視の目をくぐり抜けた優秀な諜報員たちが"自ら名乗り出た"ということ、そして今"自分たちの雇い主は主の情報を知っている限り書き出す"という事態に疑問を持つ素振りすら見せない。


「後のお1人はどちらに?❤」


「あちらです❤」


カリファが部屋にいない5人目の諜報員の場所を尋ねると、もう1人の方の少女が隣の部屋を手で示す。彼女はそのまま部屋へ近づいていき、カリファたちに中の様子が見えるように扉を開けた。




「あぁぁぁぁぁぁぁっ❤❤❤」


扉を開けた瞬間、防音設備によって押さえ込まれていた女性の声がエントランス中に響き渡る。女性は部屋の中央に置かれたリクライニングチェアに座り、激しく体を痙攣させていた。


ビクビクッ❤ビクンッ❤ビクンッ❤


女性が座っている椅子だが、通常のものとはかなり違った出で立ちだ。まず上部にはパーツがつけられており、彼女の頭をすっぽりと覆い隠しているため座った者は周囲の状況が確認できないような仕様になっている。更に背もたれの部分から直接1m程の、神秘さと妖しさどちらも併せ持つ木が生え、異様な雰囲気を放っていた。


ドクン...❤ドクン...❤ドクン...❤


「ひぃぃっ❤おっ❤す、吸われてるぅぅぅ❤❤」


ズズズ...❤


木は女性から魔力を奪っているようで、女性の体から魔力が吸い上げられる度脈動するように光る。その際強烈な刺激が伴うのか、女性は明らかに甘い響きの乗った嬌声をあげながらビクビクッ❤と体を震わせていた。


プシッ...❤プシュッ...❤


股の部分は既にぐっしょりと濡れており、下着と衣服をで吸収しきれなかった愛液が足元で水溜まりを作る。


「現在は"2回目"の装填中です❤"1回目"は3日前に既に発動致しました❤」


タミラは部屋に置かれた椅子と呼ぶには少し異形が過ぎる装置について、カリファへ報告を行った。


「私が出ている間にここまで進めて下さるだなんて、本当に素晴らしいですわ❤皆様ありがとうございます❤」


タプン...❤


カリファが微笑みと共に一礼すると、その動きに合わせて凶悪なサイズを誇る胸が艶めかしく揺れる。


「「「「「「〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」」」」」」


ビクンッ❤ビクビクッ❤


次の瞬間、その場にいるカリファ以外の者は例外なく全員が絶頂に達した。


(し、幸せすぎるぅぅ❤やはり私が選んだ道は間違っていなかったぁ...❤)


ビクッ...❤ビクッ...❤


タミラは快楽に蕩ける脳で、自身の領地を"生まれ変わらせた"ことの正しさを再認識する。彼女にとってこれまで自分を信じてついてきてくれた領民たちを変貌させることの罪悪感など、カリファの爆乳をオカズにした絶頂1度と比べることすら烏滸がましい程に低い次元のものへなってしまっているのだ。


「ふふっ...❤楽しみですね❤」


一夜にしてそこに住む全ての人間が"親リオ王国派"へ生まれ変わったローズワルド家の領都。その元凶となった装置を見つめながら、美しきリオ王国の諜報員は妖艶な微笑みを浮かべる...














さて、ここで時はカリファとエルミアの乗った馬車がローズワルド領都に出発した頃まで遡る。親リオ王国派へ鞍替えしたエルミアとタミラの策略によって用意された、反リオ王国派の重要人物たちを集めた会合。国への確かな忠誠心を持った者たちが集まり、結束を再確認するはずだったその場所では、4人の女性が地面に倒れていた。


ビクンッ...❤ビクッ...❤


一糸まとわぬ姿で意識を失い床で震える女性たち。しかし彼女たちを知っている者がもしこの場にいれば、その錚々たる面子に驚愕したことだろう。


軍の将軍を務めるケーラ・アネモネシア侯爵と、その娘であるクロエ・アネモネシア。

ケーラの右腕として参謀を務めるローレン・ネモフィラ伯爵。

軍の中でも一目置かれた近接戦の強さを誇り、またガーベラン子爵家の一員でもある大隊長エブリン・ガーベラン。


少なくとも軍部に所属しているのであればその名を知らない者はいない有名な女性3名と、将来は母の跡を継ぎ将軍になるだろうと有望視されている少女1名。そんな彼女たちの体の中心近く、下腹部のところには同じ紋様が輝いている。


キィィィィン...❤


「「「「.........っ❤」」」」


プシュッ...❤プシ...❤


ハートの形を模した"淫紋"が妖しい光を放つと、全員の体が反応し股から愛液を漏らす。彼女たちは気を失ったまま、淫紋から与えられる刺激によって何度も絶頂させられてしまっているようだ。






「...う...❤...気を失っていたのか...❤」


そのようなことがしばらく続いたあと、4人の中でケーラが一番最初に目を覚まし体を起こしながら周囲を確認する。床に倒れる娘や同僚の姿を見つけ、そして自分の体に刻まれた淫紋にも気がついた。


「あぁ...❤そうだったな❤」


ビクンッ...❤ビクッ❤


ケーラは自らの体を抱きしめ、恍惚の表情を浮かべながらそう呟く。


「最高だわぁ...❤」


「カリファ様ぁ❤ありがとうございます❤」


すると続いて意識を取り戻したローレン、クロエも淫紋を認識し次々に 喜びの声をあげる。エブリンなどは「光栄ですぅぅっ❤」と叫びながら絶頂にすら達してしまっていた。カリファのフェロモンと魅了魔法によって骨抜きにされたケーラ達にとって体に刻まれた淫紋はカリファの下僕になった証であり、光る紋様を見る度にカリファの美しい姿と彼女から与えられた快楽の数々が蘇ってくる。それは自分たちが支配されている実感へと繋がり、それを感じる度に喜びと幸福で全身が包まれるのだ。


「まさかあれほどの寵愛をいただけるとは❤なんと寛大なお方なのだ...❤」


ブルリ...❤


ケーラは気絶する前のことを思い出しながら背筋を震わせる。リオ王国の繁栄に都合の良い駒を手に入れた彼女は、新たな下僕たちに"報酬の前払い"と称して激しい快楽調教を施していった。それはケーラ達にとってまさに天国にのぼるかのような極上の体験であり、結果として4人の心に決して消えることのないカリファへの服従心がより強く刻まれることになったのである。


コロン...❤


「む...❤」


カリファの美貌を思い浮かべメスの表情を浮かべたケーラだったが、体を動かした拍子に彼女の手が何かに触れた。それは直径5cm程の黒い球体であり、ケーラの手に当たったそれは床を少し転がっていく。


「そうだ❤これを忘れてはならないな❤」


ケーラは転がった球体を大事そうに拾い上げ、先程までの彼女と同様に快楽の余韻に浸っているクロエたちへ声をかける。


「おい❤全員カリファ様からいただいた"例のもの"を持て❤念の為ここで使い方を確認するぞ❤」


ケーラが言う例のものとは恐らくは黒い球体のことを指すのであろうが、よく見れば一人一人の近くに同じものが置かれており、ローレン、クロエ、エブリンはケーラに言われると特に疑問を持った様子もなく球体を拾って立ち上がった。


ズズズ...❤


そして4人は手の中の球体にそれぞれ魔力を流す。


ムク...❤ムクムク...❤

ポンッ❤


すると手のひらに収まるほどのサイズだった球体は注がれた魔力によって膨張し、それぞれの手を離れていく。そして軽い音をたてながら割れると、同じデザインをした4つの椅子がその場へ現れた。


「成功のようだな❤」


突如現れた椅子は上部に座った者の頭を覆い隠すパーツと背もたれから生える木がついており、ローズワルド家の部屋に設置されていたものと同じデザインをしている。ケーラたちが事前にカリファから説明を受けた通りのフォルムだ。


「これがそうなんですね...❤んっ...❤」


ズズズ...❤


クロエが椅子に近づいていき、愛おしそうに木を撫でる。すると木は彼女の手から魔力を吸い上げ、ドクン...❤と一度脈を打った。


「私たちも魔道具へ魔力を注ぐぞ❤」


ケーラの言葉を合図にクロエ以外の者もそれぞれ椅子から生えた木に手を触れさせ、魔力を与えていく。ケーラが言った通り、今彼女たちが触れているものはカリファから与えられた特別製の魔道具だった。


ズズズズ...❤


魔力を吸収する木はみるみるうちに成長していき、ケーラたちの前になにか小さなものを落とす。


ポトン...❤


それは一見すると植物の種に見える。しかし魔力を媒介して作られたそれは普通の種とは違い、自然ならざるモノの気配を放っていた。


「「「「❤」」」」


スッ...❤

ゴクン❤


その種のようなものを拾い上げた4人は、なんの躊躇いもなくそれを飲み込む。崇拝するカリファから使い方を聞いていた彼女たちには恐怖心など微塵もなく、そしてそれぞれの体にすぐさま異変が現れた。


「あぁぁん...❤」


「こ、これはっ...❤」


ズクン...❤ズクン...❤ズクン...❤

キィィィィン...❤


体全体の強い疼きと共に、刻まれた淫紋が呼応するように光り出す。そして4人の体は自ら飲み込み植え付けた"種"によって生まれ変わることになる。


ムチッ❤ムチムチ❤


フワァァァァ...❤


体つきはより肉感的かつセクシーになり、体から漂うフェロモンの香りはより強く魅力的なものへと変化する。種による肉体改造が済んだ頃には、全員が"リオ王国女性の体質"を持ったより魅力的な存在へと昇華していた。


「ここまで変わるとはな...❤」


体の変化を自覚したケーラは動きを確かめるように手を開閉しながら言う。


「えぇ...❤すごいわぁ❤」


隣にいたローレンがケーラの言葉に同意する。元から大きかった胸を更にワンサイズ成長させた彼女から漂う色気は凄まじく、経験のない少年であればその美しい裸体を視界に収めただけで精を放ってしまうかもしれない。


「喜びとカリファ様への感謝が止まりませんっ❤」


感激した様子のエブリンは特にフェロモンが強化されたらしく、新陳代謝の良さから汗をかいている体からは甘酸っぱいメスの香りが漂よわせている。その場に立っているだけで頭がクラクラしてしまいそうなフェロモン濃度だ。



ケーラ・ローレン・エブリン・クロエの体を変化させた魔道具だが、効果はそれだけではない。ローズワルド領都で起きた異変を理解するためにも、ここで効果の全容について確認しておこう。

まず魔道具の名前だが、リオ王国では"実験型2号"と呼ばれており正式な名称はついていない。魔道具技術に優れたとある国の技術者たちに女王が"要請"し"献上"させたかの魔道具は、今回の出来事で初めて使用された試作段階のものである。その効果は主に以下の3点だ。


①木には魔力を吸い上げる機能があり、吸収した魔力によって"種(シード)"を生み出す

②"種(シード)"を摂取した者は魔道具との親和性が上がり、魔道具本体への魔力充填が可能になる

③魔道具本体に蓄えられた魔力が一定量を超えると、設定された大規模な魅了魔法が使用可能となる


これらの効果の他に持ち運びを可能とする圧縮の術式や、最初に生み出された"種(シード)"は使用者を"親の種"であり、服用者にはより強い効果と魔道具に対する権限が与えられるなどがある。最先端の技術やまだ明るみに出ていない秘匿技術などがふんだんに使用された、オーパーツとすら思える既存とは一線を画した魔道具。リオ王国の女王はカリファに現地での使用による性能実験を命じており、リオ王国の"平和的外交"に使用可能であるかを見極めようとしていた。


「確かにこれは私たちだけで貯めるのは難しそうですね...❤」


ズズズ...❤


試しに魔道具本体へ魔力を注いでみたクロエ。アネモネシア家の家名を冠する強力な光魔法"アネモネシア"を扱える優秀な魔術師である彼女の魔力量を持ってしても、魔道具の貯蔵量の1パーセントに満たない量でほとんどの魔力を失ってしまった。


「だからこそ魔力を捧げる者の数を増やす必要があるのだろう❤幸い種をつくるために必要な魔力はごく僅かのようだぞ❤」


ケーラの手には飲み込んだものより少し小ぶりな種が数個握られている。彼女は作った種を迎えに来る予定の御者で試してみようと考えていた。


「あはぁん...❤この魔道具が発動するところを想像するだけでゾクゾクしちゃうわぁ...❤」


「カリファ様のために全身全霊を捧げる所存ですっ❤」


ローレンとエブリンも種を生み出しながらカリファから与えられた命令に対し意気込みを見せる。ケーラたちはその後魔道具を元の球体の状態へ戻せるかを確認し、それぞれの従者が迎えに来る時間を待った。そして国内の情勢を一気に傾かせる魔道具を持ったまま、各自目的地へ馬車を走らせる。

ローズワルド領都で魔道具が発動し、領民全てが魅了されリオ王国への属国化を望むようになる2日前の出来事であった...




[newpage]

[chapter:王国情報管理局の陥落(ローレン)]


「お疲れです」


きっちりと軍服を着た女性兵士がすれ違う警備兵に挨拶しながら廊下を歩く。彼女の名前はアイカ。軍部の情報管理局に務める職員の1人である。


(はぁ...最近忙しすぎて疲れが抜けないな...)


アイカは職場の前へ到着すると、連日の激務で溜まった疲れを吐き出すようにため息をついた。


あーもう!またじゃない!


中からは既に出勤してきている同僚の女性職員の悲鳴が聞こえてくる。アイカは心の中でまたか...と呟き、声の主へ同情しながら部屋の中へ入っていった。


「おはよう。また例のやつ?」


「おはよう!そうよ、また例のアレ!本当にムカつくわ!」


同僚はアイカへの挨拶を返した後、うんざりした様子で愚痴をこぼしてくる。


「最近本当に多いよね。各部署はちゃんと確認してないのかな?」


アイカは自分のデスクに鞄を置き、積み上げられた書類に目を通しながらそう呟いた。彼女たちが言う"例のもの"とは、ここ最近急増した用途不明の経費要望書のことだ。"情報管理局"とは言うものの扱う業務は多岐にわたり、その中には財務系統のものもある。財務局自体は別にあるのだが、そこではどこに資金をどれだけ分配するかという財務管理が主に行われており、要望書の妥当性や正誤(裏金として使われていないかなど)の判断は情報管理局が担っていた。


「私たちにこんなモノ送り付けてくるなんて舐めてるの!?監査決定!」


バンッ!


普段温厚な分怒ると怖い同僚が要望書に真っ赤なハンコを押し付ける。その押印によって、要望書を送ってきた部隊に対しては近いうちに不正行為の有無を確認する監査部隊の厳しい取り調べが行われることが決定した。


「この3日だけでもう4件目の監査対象。去年全体で6件しかないのに...いったいどうなってるのよ」


アイカたちがいる情報管理局は軍の中でも特殊な位置にある。職員は基本女性であり、事務能力を問う試験と厳しい身辺調査をくぐり抜けたエリートだけで構成された部署だ。女性であるというのは過去に男性職員がハニートラップに引っかかり情報を漏洩させた事件を元にした教訓である。書類仕事の苦手な脳筋が多い軍部だが、扱う業務の特殊性上強い権限が与えられている情報管理局を軽んじるものは少ない。しかしそのような背景があるにも関わらず、ここ最近は不審な書類が例年より多く送られてくるようになっていた。


(これは承認...これはダメ...これも承認できない...こっちは再提出であれば承認の可能性あり...)


アイカは1枚ずつ書類に目を通し、ハンコとペンでそれぞれ適切な場所に分類していく。承認はおよそ1割程度で、7割は不承認、2割は要望書の再提出を求める場所へ放り込まれる。素早い手際ながら各書類の要点はしっかり抑えられており、彼女の優秀さが伺えた。




「そういえば聞いた?」


そうしてしばらく仕事をしていると、眼鏡をかけた女性職員が他の者たちに対して声をかけてくる。アイカも手を止め顔を上げると、女性職員は眼鏡をクイッ...とあげながら嬉しい情報をもたらしてきた。


「ネモフィラ長官が今日帰ってこられるそうよ」


軍の参謀であり情報管理局の長官も務めるローレン・ネモフィラの帰還を聞き、部屋にいた女性職員たちが色めき立つ。彼女達にとって長官は働く女性としての理想像であり、整った容姿と優秀さから慕われている存在だった。


(これでちょっとは仕事が楽になるかも...)


理不尽な量の業務から解放される希望を見出した職員たちは、先程よりも明るい表情で仕事に取り組み始める。そして数時間後、もたらされた情報通り数日空けていたローレンが情報管理局の部屋へ帰ってきた。





「へ...?」


起立して上司であるローレンを迎えたアイカたち。しかし彼女たちは例外なくポカンとした表情で入り口近くで佇むローレンの方を見つめる。


「お疲れ様ぁ❤」


いつもと同じ話し方で挨拶をしてくるローレン。しかし普段軍服をしっかりと着こなす彼女は上着のボタンを閉めず前を開けた状態だった。


ムチン❤タプッ❤


その原因は明らかに一回り大きくなった胸のせいだろう。元々女性の中でも非常に豊満な体つきをしていたローレンだったが、今の彼女の胸はいっそ凶悪と呼べるほど前へ突き出した爆乳へと進化していた。窮屈そうにシャツへ仕舞われた乳房は今にもボタンを弾き飛ばしそうで、第二ボタンまで開けられたシャツの隙間からは深い谷間が覗いている。


(え...?ど、どういうこと...?)


アイカは疲れで視界がおかしくなっているのかと目を擦ってみるが、ローレンの胸が元のサイズへ戻ることはない。同僚たちも同じ気持ちのようで、成長期でも有り得ない体の変化が起きている彼女に対して困惑した様子だった。


「ちょっと急だけど、今から面談させてもらうわぁ❤最近軍部でスパイの問題が深刻化してるみたいだから形式だけでも対応はしておかないとね❤名簿の並びで1人ずつ順番に長官室へ来て貰えるかしらぁ❤」


部下の女性たちの視線が胸に集まっているにも関わらず、ローレンは気にした様子もなく面談の連絡事項を告げ奥の長官室へ歩いていく。


ポヨン❤ポヨン❤タプ...❤


「うわ...すご......っ...」


一歩進む度に別の生き物のように揺れる爆乳に対して、1人の同僚が思わず感想を漏らす。本人は慌てて滑らせた口を手で塞ぐが、圧倒的な存在感を見せつけられた職員たちは同じ気持ちだった。


「えっと...じゃあ...私からかな?」


しばらくの間お互いの顔を見渡し困惑した様子のアイカたちだったが、ローレンが帰ってくるという情報をもたらした眼鏡をかけた女性職員がおずおずと周囲へ確認し、ローレンが入っていった長官室の方へ向かう。


コンコン...


「どうぞぉ❤」


「し、失礼します...」


ガチャ...




「...とりあえず私たちは仕事に戻りましょうか」


アイカは同僚たちにそう告げ、自身の机と戻る。本当は口にしたい疑問などいくらでもあったが、流石にローレンが近くにいる状態で言えるような事ではない。長官室の防音設備はしっかりとしているため外と中の声が互いに聞こえることはないが、万が一聞かれてしまえば大事になる。いくら寛容で懐の広いと言えどローレンの地位は伯爵。アイカたちがそれぞれ胸に秘めている言葉を口にしてしまえば、不敬罪として処分されてしまってもおかしくないのだ。


ガチャ...


「...失礼します...❤」


すると数分後、長官室から眼鏡の女性職員が出てくる。それと同時に中のローレンが2人目の職員を呼び、入れ違う形で別の女性職員が部屋の中へ入っていった。


「.........❤」


フラ...❤フラ...❤


面談を終えた眼鏡の職員はどこかボーッ...とした表情を浮かべ、覚束ない足取りで自分の席へ戻る。


「大丈夫?」


近くの同僚が心配した様子で座った彼女へ声をかけた。もしかして何か厳しいことを言われたのだろうか。


「...え...?❤...うん❤大丈夫よ...❤」


尋ねられた職員は少し笑顔になりながらそう答える。その様子は無理をしているようには感じられなかったが、まるで寝起きの時のような反応の遅さが感じられた。


「...ありがとうございました...❤」


アイカが同僚の様子に疑問を覚えていると、2人目の面談が終わり3人目が呼ばれる。


「.........❤」


そして面談を終えた女性職員は1人目の同僚と同じように、夢見心地で心ここに在らずといった様子だった。







(このまま行っていいのかな...)


残されたアイカは9人目の面談が行われている長官室を見つめ、次いで自分の席に座っている同僚たちをこっそりと見てみる。


「「「「「「「「.........❤」」」」」」」」


彼女たちは仕事をするでもなくただ言わないまま正面の虚空を眺めており、傍から見ればその様子は非常に怖かった。様子のおかしい同僚を気遣っていた者も、朝アイカに愚痴をこぼしていた彼女も全員同じ状態だ。


「あなたが最後よぉ❤入りなさい❤」


「えっ...?あ、は、はい」


するとローレンが長官室の中から扉を開け、最後の面談者となるアイカを手招きしてくる。これまでの者とは違う呼ばれ方に、不安げな表情を浮かべていたアイカは慌てて椅子から立ち上がり長官室へ入っていく。


「そこに座りなさぁい❤」


「失礼します...」


中へ招き入れられたアイカは来客用のソファに座るよう指示され、体を縮こまらせながら恐る恐る腰を下ろす。ローレンは執務机の方へ向かい長官専用の席に座る。


(...あれ?そういえば、私の前の子って出てきてなかったよね...?)


アイカはソファに腰掛けながら、ふと9人目の女性職員が長官室から出てきていないことに気づいた。特別仲がいい訳ではなかったが、他人と積極的にコミュニケーションを取ろうとする明るい同僚だ。しかし部屋の中を見渡してみても、その女性職員の姿はどこにも見えない。


「あの...?失礼ですが前の者はどこに行ったのでしょうか?」


怖くなってきたアイカがローレンにか細い声でそう尋ねる。


「そうねぇ❤こっちに来なさい❤」


ローレンが微笑みながらアイカを再び手招きしてきた。それで更に不安をかき立てられつつも、アイカは仕方なく立ち上がり彼女の元へ近づいていく。


チュ...❤...チ...パ...❤...ンチュ...❤


(何の音だろう...)


ローレンと距離を縮める度に聞こえてくる小さな音に怪訝な表情を浮かべたアイカが、そのまま執務机の裏が見える位置まで行くと...


「なっ...!?」


「はふっ...❤はへぇ...❤ちゅぱ...❤」


机の下に隠れた件の女性職員が恍惚の表情を浮かべながらローレンの脚へ舌を這わせていた。


「適当な理由として言っただけなのに、まさか本当にスパイがいるだなんて思わなかったわぁ❤」


ローレンは言葉を失っているアイカに対して、まるで世間話をするかのような声色でそう告げてくる。


「そ、そんな...どういうこと...?」


「そんなに驚かなくていいわよ❤あなたはもう何も考えなくていいの❤...ほら、見なさぁい❤」


突然の事態に混乱するアイカが面談の真の理由について考えを巡らせる間もなく、ローレンは椅子に座ったまま腕を組み胸を強調させながらそれを見るように命令してきた。


タプン❤ユサ❤ユサ❤


「あっ...❤」


ダラン...❤


艶めかしく揺れる乳房の動きを見て数秒後、アイカの口から気の抜けた声が漏れ力を失った両手が体の横に垂れる。既に彼女はローレンの"乳催眠"によって催眠状態に陥り、目の前で波打つように揺れる爆乳から目が離せないようになっていた。








「うふふ...❤これで全員ねぇ❤」


目から光を失ったアイカを見て笑みを深めたローレンは、足元で喘ぐ"元・情報管理局職員"のスパイを見下ろす。乳催眠によって洗いざらい情報を吐かされた哀れな諜報員は頭の中を書き換えられ、ローレンの脚の香りと味わいの虜にさせられてしまっていた。


「あなたには逆スパイとして自分の国の情報を私に流してもらうわぁ❤」


ローレンは唾液が付着した輝く黒ストッキングでスパイ女性の顔を踏みにじる。


ギュムッ❤

ムワァァァァァン...❤


「んほぉぉぉぉっ!?❤はひぃぃ❤か、かしこまりましたぁぁ❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクンッ❤ビクッ❤


すると女性は何度も頷きながら激しく体を痙攣させ、蒸れた足の香りと圧迫感に顔全体を包まれながら絶頂する。


「.........❤」


アイカはその現場のすぐ側で立っていたが、催眠にかかったままの彼女は反応を見せることなく、その場で人形のように動かない。












「...あれ?私、いつの間に席に戻ってたんだろ...」


自分の席に座った状態で催眠が解けたアイカは不思議そうな表情を浮かべキョロキョロと辺りを見渡す。他の同僚たちも似た表情を浮かべ同様の行動を取っている。


「ん?なにこれ...?なにかついてる」


「壁にあんなの貼ってなかったわよね?」


女性職員たちの腕にはお揃いの黒い腕輪が嵌められており、中央には"0"と書かれていた。更に壁には"ポイント一覧表"と記された大きな紙が貼られている。


・リオ王国万歳と言う...5ポイント

・書類を改竄する...100ポイント

・裏切りを密告する...5000ポイント


・絶頂する...-10ポイント

・長官の足を舐める...-100ポイント

・長官が顔に座る...-200ポイント

・長官のおっぱいに包まれる...-1000ポイント

・特別報酬...-10000ポイント


書かれていたのは上記のような内容。しかし女性職員たちがそれを見た瞬間、ローレンから刷り込まれた催眠が彼女たちの精神に干渉してきた。


バチバチバチッ...❤


「...別におかしくないよね...❤」


「...うん...❤なんで不思議に思ったんだろ❤」


アイカを含めた全員は腕輪と一覧表に疑問を抱くことが出来ず、ただそのままそれを受け入れてしまう。そしてその日から情報管理局の風景は全く違ったものとなった。







「はぁ...❤はぁ...❤リオ王国...万歳ぃ❤」


"120→125"


「あはっ...❤や、やったぁ...❤」


アイカは何度目かも分からないリオ王国への賛美を呟き、腕輪に映る自身のポイントが増えたことを喜ぶ。腕輪は魔道具となっており、装着者が一覧表に書かれた行動を取れば自動で加減が行われるようになっていた。


クチュクチュ❤クチュクチュ❤


彼女は自分の椅子に座った状態でタイトスカートを捲り、愛液で濡れた秘部を指でかき回す。


「あぁぁっ❤イ、イくぅぅ❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクンッ❤


"125→115"


すると絶頂に達したことで貯めたポイントの一部が使われてしまう。


「これは...承認っ...❤」


ポン...❤


彼女の横では、同僚の女性が見るからに怪しい経費要望書に対して承認のハンコを押す。すると彼女の腕輪のポイントは一気に100ポイント増え、それを見た同僚は長官室の方へ走っていった。


「あぁぁぁん❤」


すると数十秒後、扉が開いた長官室の中からその同僚の嬌声が聞こえてくる。


「ふーっ❤ふーっ❤ふーっ❤」


「その調子で頑張りなさぁい❤」


ピチャ...❤レロォ...


「はひっ...❤頑張りましゅぅ...❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


ポイントを使用し"ローレンの足を舐める"権利を手に入れた同僚は甘酸っぱい香りを堪能しながら丹念に足へ舌を這わせていく。


「っ❤」


それを聞いたアイカたち他の職員は更に興奮し、ポイントが加算される行動を進んで行うようになる。しかし日が経つ毎にポイントを消費する項目は価格が釣り上げられ、3日後には絶頂が50、足を舐めるのが500と5倍の値に膨れ上がっていた。乳催眠によって強制的に性欲を高められた状態になっているアイカたちにとっは死活問題だ。


「これも承認っ❤これもぉ❤」


ポン...❤ポン...❤ポン...❤


その結果、今アイカが行っているように書類の改竄などを職員全員がこぞってやるようになっていた。


"3550→3650、3650→3750"


(後ちょっとで5000になるぅ❤)


アイカは腕輪の数字が"おっぱいに包まれる"に必要な5000ポイントに近づいていくにつれ興奮が高くなっていく。彼女はこのために絶頂をできる限り我慢し、リオ王国万歳❤と言い続けながらここまで頑張ってきたのだ。


「えっ...!?❤」


ガシ...❤


しかし彼女があと少しで5000を貯め切るとなった時、突如他の女性職員たちがアイカを拘束し始める。


「この子で間違いないかしら❤」


「はいっ❤警備兵に手紙を渡しているのを見ました❤」


床に膝をつかされたアイカの元へ、ローレンと愚痴を言い合った同僚の女性が近づいてきた。女性が差し出した紙には情報管理局での出来事を周囲に知らせて欲しいと記されており、最後にはアイカの署名が書かれている。


「なっ...!?❤わ、私はそんなもの知りませんっ❤」


アイカは身に覚えのない手紙に驚き、必死にローレンへ訴えた。


「でも、彼女はあなたがやったって言ってるわよぉ❤」


「えぇ❤間違いないですっ❤」


「ぐっ...❤あ、あなたっ...❤」


ギギギ...


勝ち誇った表情を浮かべる同僚に、アイカは嵌められたことを理解して歯を食いしばる。


「じゃあ、ここでポイントを使うってことでいいかしら❤」


「〜〜〜っ❤❤❤はいぃ❤お、お願いします❤」


「う、嘘...!?❤」


"4450→-550"


アイカの腕輪は5000ポイント減少し、超過分がマイナスで表記されていた。そして目の前で彼女を貶めた同僚がローレンの胸に顔を埋める。


ムニュゥゥゥン❤


「おほぉぉぉぉぉっ❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


女性は顔全体を乳房に包まれその場で激しく絶頂した。150、100と数回単位で激しく減少するポイントがどれほどの快楽であるかを示している。


「あっ...❤あぁぁっ...!?❤」


アイカはその様子を指を咥えることすら許されない状態で眺めるしかなかった。


ビクッ❤ビクッ❤


興奮が高まった体はポイントが足りないため魔道具によって絶頂できない状態にされてしまっている。この日、情報管理局の中にあった最後の秩序が崩壊した。








「よく頑張ったわねぇ❤」


「はっ❤ありがとうございますっ❤」


数日後、アイカは綺麗な敬礼をした状態で長官室にローレンと2人きりで対峙していた。


"10310"


彼女のつけた腕輪には10000を超えるポイントが示されている。数多の書類を書き換え、何人もの同僚を嵌めて蹴落とした末に手に入れたものだ。アイカはこのポイントを使って1番下の"特別報酬"を願い出ていた。


「いいわよぉ❤ほら❤来なさい❤」


スッ...❤


ローレンが微笑みを浮かべながら両手を広げる。


「あぁぁっ❤お、おっぱいぃ❤」


ガバッ❤

ムギュゥゥゥゥッ❤❤❤


瞳にハートマークを浮かべたアイカはもう待ちきれないと言わんばかりに目の前の爆乳へ飛び込んだ。


フワァァァァァ❤

ムニュン❤タプゥ❤ムチィィィ❤


「〜〜〜〜〜〜〜っ❤❤❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクンッ❤


乳肉の中に埋もれた瞬間、極上の柔らかさとミルクのような甘いおっぱいフェロモンの香りが彼女を包み込む。


(いい匂いっ❤柔らかいぃぃぃ❤)


アイカの頭の中はその2つの単語で埋め尽くされ、圧倒的な母性の塊に蹂躙されながら絶頂する。


「顔を上げて口を開けなさい❤」


「っ❤❤❤はひっ...❤」


しかしローレンのねっとりとした言葉が聞こえた瞬間、アイカは考えるより先に言われた通り首を上に傾けた。


「れろぉ...❤」


すると彼女へローレンの口に含まれていた種が唾液と共に送られる。


(あ、甘いぃ...❤)


ゴクン...❤


「あっ❤あっ❤あぁぁぁぁぁっ!?❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


そしてアイカは唾液の甘美な味わいを感じながら種を飲み込み、魔道具へ魔力を捧げる魔力タンクへと生まれ変わってしまったのだった...







〜数日後〜


「これ良かったら皆さんでどうぞ❤」


「えっ!?これって有名なお店の焼き菓子じゃないですか!?いいんですか!?」


王城で働くメイドたちが休憩していると、アイカが現れ箱に詰まった焼き菓子を差し出してくる。


「ありがとうございます!」


「美味しい〜!」


顔見知りかつ情報管理局に務める人ということもあり、メイドたちは特に疑った様子もなく焼き菓子を口に運び、上品な砂糖の甘さに顔を綻ばせた。予め仕込まれた種が密かに喉を通ることに気づかないまま。


「喜んで貰えて良かったです❤ぜひ他の方にもあげてください❤あっ❤でも1人1つずつまでですからね❤」


アイカは礼を言ってくるメイドたちにそう言い残しその場から去っていく。


「ふふっ...❤」


"12000→13000→14000..."


種を仕込む→1000ポイント


一覧表に新たに追加されたミッションをこなし勢いよく伸びていく腕輪のポイントを見ながら、彼女はこっそりと笑みを浮かべた...


[newpage]

[chapter:軍精鋭部隊の陥落(エブリン)]


「休むな!剣が下がってるぞ!」


「「「「はい!」」」」


広い訓練場の中で兵士たちの声が響いている。常備軍として国を守る彼らは仮想敵国にリオ王国を想定し、侵攻にいち早く対応するための訓練に励んでいた。


「すまん!ちょっと手伝ってくれるか!」


するとその訓練場の中へ大きな荷車を必死に引く運搬係たちが入ってくる。なんだなんだと訓練を中断させ集まってきた兵士の手を借りながら荷車を進ませた彼らは、訓練場の端にある解体場まで行くと汗を拭いながら一息つく。


「ご苦労さん。これはなんだ?」


「魔物の死体さ。この前補給部隊の一部が街道で襲われた事故があっただろう。あの時の奴らしい」


本来であれば街道に現れた魔物の討伐などは冒険者が担うものなのだが、今回は軍属の者が襲われたということもあり威信のために軍部から部隊が派遣された。


「うわ、すげぇな...!マーダーグリズリーかよ」


「しかも群れか...不謹慎だが会わなくて良かったぜ」


積荷下ろしを手伝った兵士たちは今回の魔物、マーダーグリズリーの死体を見て口々に声をあげる。通常の熊より一回り以上大きく、また非常に凶暴性の高い魔物であり、冒険者や旅人の被害が絶えない恐ろしい存在だ。重量に身を任せた突進や鋭利な爪と牙による攻撃は人間の身につける防具など意にも介さない。


「今回は4体だったからな。補給部隊の奴らもかなり被害を被ったらしい...けど、討伐されて良かったぜ」


運搬係の兵士の1人はそう言いながら、大口を開けたまま死んでいるマーダーグリズリーの顔を見てブルリ...と背筋を震わせる。


「けど討伐隊にもかなり被害が出たんじゃないか?番(つがい)どころか4体の群れなんてそうそう聞くもんじゃないぞ」


「いや、それがこちらの被害はゼロだそうだ。なんでも1人一体ずつ、4人で討伐任務を終わらせたとか」


「マジかよ!?」


ザワザワ...


運搬係の言葉にざわめく兵士たち。日頃から国防を担い王国の剣と盾であると自負している彼らにしても、同じことが出来るかと言えばほとんどの者が首を横に振らざるを得ない。いったいどれほどの実力者が討伐に出向いたのだろうか。


「どいてくださる?」


その時、兵士たちの人混みの後ろから訓練場に似合わない女性の声が聞こえてきた。その瞬間、海が割れたかのように兵士たちが脇により声の主の通り道が開かれる。


「いつ来てもむさ苦しいところですわ」


スタ...スタ...スタ...


そう言って兵士たちの間を通っていくのは、 金髪カールのお嬢様ヘアーをした女性だった。見るからに気の強そうな顔立ちをしているが、造形自体は整っており高貴さを漂わせている。


「スプリさん、そんなこと言ったら失礼っすよ」


その後ろから続くように現れたのは茶髪の女性。人懐っこそうな顔とピョコンと飛び跳ねた髪がどこか犬を連想させる。彼女はペコペコと周囲へ頭を下げながら悠々と歩く女性を追いかけた。


「......」


「こんちはー。ウチのスプリがごめんね〜」


さらにその後ろを銀髪の小柄な少女と褐色肌のチャラけた女性が続く。


「わたくしが倒したのはどれですの?」


金髪カールの女性兵士、スプリが運搬係の兵士へ尋ねる。


「多分これじゃないっすか?槍で刺した傷がいっぱい残ってるっす」


「あら、本当ですわね」


「で、多分これが私っす。いやー、結構ざっくり切れてるっすねー」


茶髪の女性兵士、サマルが指差したのは肩からバッサリと深い切り傷が入った死体。スプリが倒したと思われる無数の穴が空いた死体と違い、傷はその大きなもの一つだけだった。


「相変わらずの怪力だね〜。あんなでかい斧普通振り回せないっしょ」


「...馬鹿力」


褐色肌の女性、タンヴィーと銀髪の小柄な少女、オムタがそれぞれ感想を言っていく。タンヴィーは弓、オムタはダガーの使い手であり、またどちらも風魔法を得意としている。2人が討伐したマーダーグリズリーにはそれぞれ矢と大量の浅い切り傷という特徴的な傷が残っていた。


「ガーベラン分隊長のところの特殊部隊か...」


「納得だな...」


4人の女性スプリ・サマル・オムタ・タンヴィーは大隊長エブリン・ガーベランの副官という特殊な地位を持つ兵士たちだ。本来であれば副官とは大隊に所属する中隊の隊長がけんにんするものなのだが、彼女たちは自身の中隊を持っていない。それはサマル以外の3人が実力こそ申し分ないものの部下を率いるのに適していない性格をしているからであり、またエブリンというかなり豪快な、言い方を選ばなければ破天荒な大隊長のこともあっての事だった。ちなみにサマルはそうした自由奔放な同僚たちをカバーするための貧乏クジを引かされた者である。


「おほほほ!見なさい!わたくしが倒した個体が1番大きいですわ!やはりこの中で最も強いのはわたくしのようですわね!」


「はぁ〜?その分1番倒すのが遅かったのもアンタでしょ〜。あーしが1番速かったし〜」


「...毛皮を傷つけすぎ」


今もプライドの高いスプリが己の強さを顕示しようと討伐したマーダーグリズリーの大きさを持ち出すが、タンヴィーとオムタから手痛い反撃を受けてしまう。


「喧嘩はなしっすよー」


我が強い3人を止めるサマルを見て、ほかの兵士たちは(あぁ...苦労人なんだな...)と同情のこもった目で彼女を見つめた。







「あ、そういえば今日エブリン隊長が帰ってくるらしいっすよ」


シャワーを浴びた後更衣室で着替えている時、サマルがふと訓練場の受付嬢から教えられた情報を思い出しほかのメンバーへ共有する。


「へぇ〜そうなんだ。たいちょーはなんかの会合に行ってたんだっけ?」


エブリンは副官である彼女たちに反リオ王国の会合に出席することを伝えていた。一応機密事項として扱うようにと言われてはいたが、部隊全員で話しているときにうっかりと口を滑らせてしまったのである。


「...またうるさくなる」


オムタは無表情のまま小さな声でそう呟く。


「とか言ってさ〜。意外とオムタもたいちょーに懐いてんじゃん」


「...頭に乗せないで」


タンヴィーから顎を乗せてからかわれ、ムッとした表情でそう返すオムタ。


「ふんっ...そろそろ大隊長の座を引きずり下ろして差し上げますわ」


「スプリさんまだ諦めてなかったっすか...」


幾度となくエブリンへ勝負を挑み大隊長の地位を奪おうとしてきたスプリの意気込みに、サマルがやれやれ...とため息をつく。それが彼女なりのコミュニケーションのとり方なのだろうとは思っていたが、それをいちいち受けなければならないエブリンも大変だろう。


(いや、でもエブリン隊長はいつも喜んで勝負を受けてるっすね)


意欲があるのは良い事だ!と追加訓練的な位置づけとしてスプリからの挑戦を受けているエブリンの姿を思い出したサマルは、心配するだけ無駄かと意見を改める。なんだかんだエブリンは人望によってスプリたちのような癖のある強者をまとめあげているのだ。


コン...コン...


「すいません...入ってもよろしいでしょうか?」


「受付の人っす。...大丈夫っすよー!」


すると更衣室がノックされ、サマルが代表して返事をすれば訓練場の受付嬢が中へ入ってきた。


「ガーベラン大隊長から伝言を預かっております。"全員すぐさま装備を整え特別訓練場の方へ来るように!"...だそうです」


「はぁ?わたくし達、今身を清めたところですのよ?」


「も、申し訳ありません...ですが私は伝言をお伝えしに来ただけですので...」


スプリに不機嫌そうな表情で睨みつけられ、受付嬢は萎縮してしまう。


「この人を責めるのはおかしいっすよ。文句ならエブリン隊長に言うべきっす」


しかし部隊一の良心であるサマルが庇ってくれる。


「はぁ...めんどくさいな〜」


「...二度手間」


タンヴィーとオムタは文句をこぼしながらも再び装備を身につけ始め、サマルもそれに続いたことで「仕方ありませんわね...」とスプリも諦めて防具を装備していく。そして彼女たちは指定された特別訓練場に向かい、中央で仁王立ちするエブリンと対峙することになる。


「来たか❤待っていたぞっ❤」


「...なんかたいちょー、いつもと少し違うくない?」


「確かに...ちょっと様子が変な感じがするっす」


普段と同じ溌剌とした態度で話しかけてくるエブリンだが、タンヴィーとサマルがそれぞれ彼女に対する違和感を口にした。上手く言葉に表せないが、高い戦闘力を誇る彼女たちは第六感と呼ばれるような本能的な勘にも優れており、そのセンサーが反応を示したのだ。そしてその疑問はすぐに確信へと変わることになる。


「私はまどろっこしいのが嫌いだ❤単刀直入に言おう❤今から私と模擬戦を行い、負ければリオ王国の属国化へ協力してもらうぞ❤」


「「「「っ!」」」」


ニヤリと笑みを浮かべるエブリンが告げた衝撃的な一言。その言葉に息を飲んだ副官の4人だが、次の瞬間彼女たちの空気が一変した。


「...その言葉、冗談だとしても度が過ぎていますわよ?」


「流石に今の発言は見過ごせないっす」


「...不謹慎」


「ちょ〜っと今のは面白くないかなー」


精鋭部隊と呼ばれるスプリたちの愛国心は大貴族に劣らない程強いものだ。エブリンの先程の言葉を聞いて怒らない訳がない。サマルさえ笑顔をやめ真剣な表情を浮かべており、ビリビリ...と震えが感じられる程に張り詰めた空気が漂う。


「いい殺気だ❤では、交渉は成立ということでいいなっ❤」


しかしエブリンは4人からの強い視線を受けてなお全く臆した様子を見せない。


「しかし突然の事で混乱するお前たちの気持ちも分かる❤ハンデとして私は武器を使わない❤そしてお前たちは4人全員でかかってくるといい❤」


「......っ!随分と舐めてくれますわね...!」


ギリッ...!


エブリンから挑発としか思えないハンデを与えられ、スプリは我慢の限界に達したようだ。背中にかけた愛用の槍の柄を掴んだ彼女は、そのまま流れるような動作で引き抜き構えた。


「何があったかは分からないっすけど、とりあえず捕縛させてもらうっす」


サマル、オムタ、タンヴィーも斧、ダガー、弓とそれぞれの得意武器を持つ。いくら大隊長として圧倒的な強さを持つエブリンとはいえ、副官4人を相手に、さらに武器を持たず勝てるつもりなのか。


「...投降するなら今のうち」


「ふむ❤投降はしないが靴は脱いでおこう❤お前たちに無駄な怪我をさせるつもりはないのでな❤」


スッ...❤


オムタが投降を促すと、何故かエブリンは靴を脱ぎ始める。白いソックスと動きやすいラフな格好という戦う前とは思えない服装だ。


「それでは始めていいか❤」


装備を一切身につけていないエブリンが副官4人にそう尋ねる。


「えぇっ!いいですわ...よ...」


バビュンッ❤


スプリがそれに答えた瞬間、エブリンは彼女たちでも目で捉えられない速さで通り抜け、後衛であるタンヴィーの前にいた。


「...マジ?」


「まずは1人目だ❤」


ようやく反応しこちらへ迫ろうとするスプリたちを無視し、エブリンはタンヴィーの前で息を吸い込む。


フゥゥゥゥゥゥ❤


そして彼女の顔に向かって、フェロモンを多分に含んだ吐息をたっぷりと吹きかけてきた。


「んんんっ!?❤❤❤」


フワァァァァ❤❤


(な、何この匂いぃ!?❤やばすぎぃぃぃっ❤❤)


ガクガクッ❤ガクガクッ❤


"種"と淫紋によって強化されたエブリンの吐息フェロモンは思考を容易く破壊し、その圧倒的な甘さの前にタンヴィーは全身を痙攣させながら崩れ落ちてしまう。


「サマル!タンヴィーの様態を確認しなさい!わたくしとオムタで迎撃しますわよ!」


「......!」


サマルがタンヴィーの元へ、スプリとオムタがエブリンへ向かう。特に機動力を武器とするオムタは風魔法によって羽根のように軽い身のこなしとなっており、素晴らしい速さでエブリンへ飛びかかった。


「タンヴィーさん!大丈夫っすか!?」


サマルは倒れたタンヴィーを抱き起こす。


「あひ...❤あへぇ...❤」


ビクッ...❤ビクッ...❤


しかしタンヴィーは完全に惚けており、蕩けた表情を浮かべ涎を垂らしてしまっている。


(何をされたらこうなるんすか...!?)


原因が分からずただ混乱するサマル。しかしその間にも事態は彼女たちにとって悪い方向へ進んでいた。


「ふぎゅっ!?❤」


「オムタ!?」


突然オムタから聞いた事のない声がしたかと思うと、次いでスプリが彼女を焦りながら呼ぶ声が聞こえてくる。


「っ!?どうしたっすか!」


サマルがタンヴィーを地面に横たわせながら慌てて2人の方を見ると、オムタがエブリンに踏まれているところだった。持ち前のスピードでエブリンを翻弄しようとした彼女だったが、完全に動きを見切られ足元を狙ったタイミングで顔を踏みつけられてしまったのだ。


「なかなかの速さだったぞ❤成長したな❤」


ギチッ...❤ギチギチッ...❤


エブリンはオムタのスピードを褒めながら、しかし白いソックスに包まれた足で彼女の顔へゆっくりと体重をかけていく。


モワァァァァァァン❤


「〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」


スンスン❤スンスン❤


少しでも力加減が間違えられれば小柄なオムタでは死に至るかもしれない。しかしそのような状況下に置かれながら、彼女は豚のように鼻を鳴らしエブリンの足の匂いを吸い込んでいた。


ビクビクッ❤


たっぷりと蒸れた足の香り。甘さと刺激が混ざり合った魅惑の芳香に少女は完全に屈服してしまう。


ジョボボボ...❤


そしてオムタはエブリンの足に顔を踏まれ、絶頂してしまうと同時に失禁してしまう。


「〜〜〜っ!オムタから離れなさい!」


「これ以上やらせないっす!」


ダッ...!


残ったスプリとサマルが同時にエブリンへ攻撃を仕掛け、オムタから引き剥がそうとしてくる。しかし彼女たちは感情を昂らせるあまり、自分の置かれている状況を正しく理解出来ていなかった。


ムワァァァァ...❤


周囲には既にエブリンから放たれたフェロモン臭が充満しているということ。


スピスピ...❤クン...❤


そしてそれ嗅いでしまった2人の体は、無意識のうちにその香りを求めヒクヒク...❤と鼻の穴を動かしてしまっているということに。


「甘いぞ❤」


フェロモンによって汚染された空気によって気付かぬうちに動きが鈍くなっていたスプリとサルマ。そんな状態で強化されたエブリンに適う訳がない。


「もがっ!?❤」


「ふぐぅ!?❤」


ほぼ同じタイミングで接近した2人は待ち構えていたエブリンの腕に捕まり、そのまま顔を腋へ押し付けられる。


ムワァァァァァァ❤ムン❤ムン❤


「「ほぉぉぉぉぉぉっ!?❤❤❤」」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


そしてあまりに濃厚な腋フェロモンの香りに脳の回路がショートし、スプリとサマルは同時に潮を噴きながらエブリンの腋の下で意識を失うのだった。


プシャァァァァ...❤







......ぁぁぁぁ❤


「...ん...」


(なんですの?うるさいですわね...)


どこからか聞こえてくる甲高い声で目を覚ましたスプリは寝起きでぼんやりとした頭のまま、声のした方へ顔を向ける。


「ようやく起きたか❤」


「っ!?」


するとそこには服を脱ぎ捨て魅力的な肢体を晒すエブリンの姿があった。鍛えられた筋肉を纏う引き締まった体。しかし腹筋は割れていながら、胸や尻周りには程よく肉がついており女性らしい曲線美を描いている。その強さと美しさを両立させたエブリンの体にスプリは一瞬全てを忘れ見蕩れてしまう。


「さ、最高っすぅぅぅ❤」


「ふーっ❤ふーっ❤ふーっ❤」


しかし彼女の意識はエブリンの両脇に侍り嬌声をあげるサマルとタンヴィーの声によって現実へ引き戻された。


「あなたたち何をしていますの!?」


「2人は既に勝負の負けを認め、私と共にリオ王国へ尽くすことを誓った❤今は"特別訓練"を行っている最中だ❤」


ギュッ❤


エブリンはそう言いながらサマルとタンヴィーの顔をそれぞれ腋の下へ挟み込む。


ムワァァァァァァッ❤


「あぁぁぁぁっ❤私が間違ってたっすぅぅ❤ふーっ❤ふーっ❤こんなにいい匂いなエブリン隊長は正しいに違いないっすっ❤一生隊長について行きますぅぅぅ❤」


「すぅぅぅぅっ❤こんな強い匂いに勝てるわけないしっ❤あーしのおまんこ疼き過ぎてやばい❤またたいちょーの匂いに負けるぅぅぅ❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤

ヘコヘコ❤ヘコヘコ❤


サマルとタンヴィーはエブリンのフェロモンに完全敗北

したことを宣言しながら、情けなく腰をカクつかせ両サイドからエブリンへ抱きつく。


クンクン❤クンクン❤

レロォ...❤ジュル❤チュパ❤


2人は自ら腋に顔を押し付け、蒸れた香りを堪能しながら夢中で腋の汗を舐めしゃぶる。


「嘘...ですわ...」


キュン...❤


スプリは同僚たちが堕ちた姿を見せつけられ、呆然としながら密かに子宮を疼かせてしまっていた。


「あひっ...❤あぁぁぁっ...❤」


するとその時、エブリンの足元でオムタのうめき声が聞こえてくる。サマルとタンヴィーに気を取られ気づかなかったが、彼女はエブリンのふくらはぎの部分に首を挟み込まれ斬首を待つ罪人のような格好をさせられていた。


「っ❤っ❤」


フスーッ❤フスーッ❤


彼女は見たこともない血走った目でエブリンの足を見つめ、深い呼吸を繰り返し少しでもフェロモンを吸いこもうと努力している。


「オムタ❤お前もリオ王国へ忠誠を誓うのであれば、2人のように"特別訓練"を行ってやるぞ❤」


「...と、特別訓練っ...❤」


サマルとタンヴィーの乱れる様を思い出し、それを自分に置き換えて想像したことで一気に興奮が高まってしまうオムタ。


「しっかりなさい!」


ギチ...❤ギチチ...❤


「あひゃぁ...❤❤」


スプリが懸命に声をかけてくるが、エブリンの脚に首を絞められオムタの意識は朦朧としてくる。


ムン...❤ムンムン...❤


「リオ王国へ服従しろ❤」


そんな中、自分よりメスとして格上と認めさせられたエブリンの濃厚な香りと彼女の声だけがオムタの心を揺さぶった。


「あっ❤あっ❤」


首への圧迫感は母に抱かれているような安心感へ、そして強烈な陶酔感へと変わっていく。


「...ふ、服従しますぅ❤リオ王国に忠誠を誓いますっ...❤」


「よく言った❤」


「んほぉぉぉぉ...❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


そしてついにオムタは指示された言葉を言ってしまい、同時にエブリンの脚に捕らえられたまま大きな絶頂を迎えさせられる。


「...っ❤...っ❤」


ガク...❤


あまりの快楽に彼女はそのまま気を失ってしまう。しかしその顔は恍惚の表情を浮かべており、誰が見ても幸せを感じている人間の顔だった。


「さて...❤残るはお前だけだな❤スプリ❤」


「ひっ...❤」


オムタを堕としたエブリンはサマルとタンヴィーを腋に抱えたまま、ゆっくりとスプリの方へ近づいてくる。特に拘束などはされていないが、スプリは小さく悲鳴をあげながらその場を後ずさった。


「口を開けろ❤」


「......っ!?❤」


ア...❤


エブリンに命令されると、スプリの意思とは関係なく口が大きく開かれる。


「これを飲んだ瞬間、お前も私たちの仲間になれるぞ❤」


スッ...❤


彼女の舌の上に種を置いたエブリンは、そう言ってスプリを誘惑した。


「ふーっ...❤ふーっ...❤ふーっ...❤」


(こ、これを飲めばわたくしも...❤)


ジュワ...❤


スプリの口の中では唾液が溢れ返り、早くこれを飲み込んでしまいたいと叫ぶ。しかし貴族出身である彼女はサマルたちと比べ精神力が高く、何とか理性で種を飲み込むのを堪えていた。


「...そうか❤お前がそこまで我慢するというのであれば仕方ないな❤計画は私と3人だけで行うとしよう❤」


クルリ...❤


「っ!?❤」


しかし懸命に我慢を続けるスプリに対して、エブリンの反応は非常にあっさりとしたもの。彼女はそう言い残すと踵を返し、さっさとスプリから遠ざかって行ってしまう。


(ま、待ってくださいましっ❤わたくしだけこのような生殺しを受け続けなければならないのですかっ!?❤)


「んぐっ❤んごぉぉ...❤」


スプリはエブリンを呼び止めようとするが、口の中に種と溜まった唾液があるため声を出すことが出来ない。既に彼女は"なぜ自分だけが我慢しなければならないのか"という思考に支配されており、理性の鎖が解かれかかっていた。


フリ❤フリ❤


その時、スプリの視線がエブリンの尻へ吸い寄せられる。形の整った美尻が自分を誘うように左右へ揺れており、それがスプリの理性が覚えている最後の光景だった。


「ふぐぅぅぅぅ❤ふーっ❤ふーっ❤」


ギュゥゥゥゥッ❤


スプリは離れていくエブリンの体を追いかけ、後ろから彼女の尻に顔を埋め抱きつく。


ムワァァァァァァ...❤ムンムン❤


「んおぉぉぉぉっ!?❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


そして自分より遥かに強いメスのフェロモンに一瞬で屈服し、被支配者としての喜びを味わいながら人生で一番気持ちいい絶頂へ達した。


ゴクン❤


同時に口の中に溜まっていた唾液と共に種を飲み込み、彼女の体がリオ王国の忠実なる下僕へと変貌する。


「も、申し訳ありませんでしたぁぁっ❤わたくしの負けですぅぅ❤どうかわたくしもリオ王国の下僕として使い潰してくださいませぇっ❤」


ヘコヘコ❤ヘコヘコ❤


喋れるようになったスプリが開口一番に発したのは、サマルたちと同じ敗北宣言とリオ王国に対する忠誠だった。


「そうか❤期待しているぞ❤」


最後の一人が堕ちたことに喜ぶエブリン。そんな彼女の体から放たれるフェロモンの濃度がより一段と濃いものになる。


「「「「んひぃぃぃぃ❤」」」」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


それを吸い込んだスプリたちは、情けない嬌声をあげながら同時にイってしまうのだった...


[newpage]

[chapter:士官学校の陥落(ケーラ・クロエ)]


親子で2つの魔道具を手に入れたケーラとクロエは、1つをアネモネシア家の領地で使うことにした。そして1日のうちに屋敷に仕える従者、メイド全てを洗脳した彼女たちは、もう1つの魔道具の発動場所としてクロエが通う軍の士官学校をターゲットにする。




「久しぶりじゃのう。まさかお主が尋ねてくるとは思わんかったぞ」


「あぁ❤久しぶりだな、校長❤」


「急に押しかけてしまい申し訳ありません❤」


「なぁに。可愛い教え子と元・教え子の頼みじゃ。犯罪に手を染めるようなことでなければ協力するぞ。かかかかっ」


士官学校の応接室でケーラとクロエと喋っているのは狐耳と尻尾を生やした10歳にも満たない少女。しかしその見た目とは裏腹に古めかしい口調で話しており、実際の年齢もその幼い容姿とはかけ離れていた。妖狐と呼ばれる長寿の種族であり、この士官学校の校長を務める者である。


「それで、用とはなんじゃ?」


「今回は士官学校の生徒たちにこちらの魔道具を装備させたいと思っている❤校長に頼みたいのは魔道具の配布と"こちらの魔道具"の手伝いだ❤」


スッ...❤


ケーラがそう言って取り出したのは2つの魔道具だった。この世界には存在しないが、片方はVRゴーグル、もう片方はヘッドホンとよく似たデザインをしている。


「ほう...見た事のない形じゃの。何に使うものなんじゃ?」


校長は机の上に置かれた魔道具を手に取り、興味深そうに見つめながら尋ねた。


「実際着けてみるといい❤効果を実感してからの方が生徒たちに配りやすいだろう❤」


「ふむ。それもそうじゃな」


ケーラに促され、着け方を訪ねながらゴーグルの方を顔に装着する校長。


「おぉっ!着けても視界がそのままじゃぞ!これは"アネモネシア"の魔法を使っておるのか?...ん?この者は誰じゃ?」


校長は魔道具の効果を確かめるようにキョロキョロと首を動かしていたが、何やら異変があったようでゴーグルを外そうとする。


「それはダメだ❤」


「えぇ❤そのまま魔道具をお着けになってください❤」


「っ!?❤」


しかしいつの間にか隣に座っていたケーラとクロエが体を絡め合うように校長へ抱きつき、身動きが取れなくなってしまう。


ムギュッ...❤ムニュン❤


「ど、どういうつもりじゃ!?お主らまさか...んにゃぁぁぁぁぁっ!?❤」


クチュリ...❤

コリュ...❤カリ...❤


校長はこの時になってようやくケーラとクロエの異変に気づいたが、彼女の秘部と乳首がケーラとクロエの指で弄られ抗議の言葉は嬌声へ変わる。


「おっ!?❤んんんっ!?❤や、やめよっ...❤」


「もうビシャビシャだな❤世話になった人物として尊敬していたのだが、まさかこの状況で濡らす淫乱だとは思わなかった❤」


クチュクチュ...❤


「〜〜〜〜〜〜っ!?❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


"魔道具の映像を見て既に濡れてしまっていた"女性器を手マンされながらケーラに羞恥心を煽る言葉を囁かれ、校長は座ったまま大きく背中を仰け反らせた。


グチュグチュ❤

コリコリ...❤クリュ❤


「ほぉぉぉぉぉっ❤❤❤」


年の功など全く感じられない獣のような咆哮が部屋へ響くが、来客があると伝えられている教師陣がこの部屋に訪れることはなく、そのため校長を助けてくれる者がこの場に現れることはない。そうして生徒思いの妖狐はケーラとクロエへの"協力"を約束するまで、快楽責めを受け続けるのだった...











ところで、貴族の子女と一部の才能を認められた平民が通う士官学校では有名人と言える生徒が3名在籍している。1人目は実力・家柄共に文句なしの逸材、クロエ・アネモネシア。国営の士官学校には生徒会のような自治組織は存在しないが、もしあれば彼女が会長に選ばれることは想像に難くない。才色兼備な彼女は同級生だけでなく教官たちからも一目置かれた存在だ。しかし残りの2人はクロエと違い、いい意味でも悪い意味でも目立った行動を取る者たちだった。











「ちっ...ダリィな」


校舎の屋上で授業をサボりながら悪態をつく少女。黄色の長髪を無造作に下ろし制服を着崩した格好は、いわゆる"不良"と呼ばれる出で立ちだ。顔立ちは整っており入学当初こそ男子生徒が群がったものの、見た目に騙され軽い気持ちで声をかけた彼らは身をもって少女の恐ろしさを知ることになった。今は彼女、辺境に領地を持つサルビア男爵家の三女ライカ・サルビアへ気軽に声をかけようと思う者はいない。




「可愛いよ、子猫ちゃん」


「あっ...❤」


人気のない教室で、机に腰かける女子生徒の顎を持ち甘い言葉を囁くのはハマナス子爵家の次女、マゼンダ・ハマナスだ。男装の麗人という言葉がぴったりと似合う中性的な容姿をした黒髪の少女は、"好色家"として有名だった。女性であれば同級生、先輩、後輩、果ては教官だとしても口説きにかかる。実際女性受けのいい甘いマスクに惹かれ誘いに応じる者も多く、妊娠などの心配はなくとも婚姻の際揉める原因となるとして一部の貴族からは苦情があがっていた。ライカとはまた違ったベクトルで素行の悪い生徒と言える。



しかし、ここでライカとマゼンダについて1つ疑問が生まれたことだろう。士官学校という厳しい場において、なぜ彼女達のような問題児が野放しにされているのか。その答えは生徒全員の参加が義務付けられている"戦闘能力試験"を見れば分かる。






「ライカ・サルビア!攻撃2発!得点128、132!」


「マゼンダ・ハマナス!攻撃3発!得点、96、91、86!」


ザワ...ザワザワ...


現れた的に対して瞬時に攻撃する科目において、ほぼ同時に試験を受けたライカとマゼンダの点数が読み上げられた。それを聞いた他の生徒たちは、あまりの得点の高さに周囲の者と話し始める。


「ふんっ...まあまあだな」


「相変わらず粗暴な振る舞いだね。もう少しお淑やかにしていればボクの好みなんだけどな」


「あたしに触るんじゃねぇよ!」


「おや。得点で負けたから嫉妬してしまったらしい。案外可愛らしいところがあるじゃないか」


「はっ!実戦でお前のぬるい攻撃が3発も当たるといいな!せいぜい祈ってろよ」


「...へぇ。なら試してみるかい?」


ゴゴゴ...


ライカとマゼンダが漂わせる剣呑な空気を受け、生徒たちの間で緊張が走った。見ての通り仲が悪い2人は良くこうしていがみ合う事があるのだ。


"全校生徒に告ぐ。今より臨時の全校集会を開く。全ての作業を中断し直ちに体育館へ集合せよ。繰り返す、今より全校集会を..."


その時、その場にいた生徒・教官全員の耳元で校長の声が響く。長年の研鑽により音魔法を極めた校長はアナウンスとしてよくこのような伝え方をしてくることがあるのだ。


「ちっ...相変わらず馬鹿げた魔力操作と対象数だぜ......おい!命拾いしたな!」


「その言葉はそのまま君に返してあげるよ」


ライカとマゼンダは最後に睨み合うとそれぞれ別の道から体育館へ向かう。





「よく集まってくれたの❤今日はお主らに会いたいという客人がおってな❤せっかくだから紹介しようと思い集まってもらったのじゃ❤」


全学年の生徒と教官が集められた体育館はかなりの人口密度になっていた。ステージの上へ登壇した校長は生徒1人1人の顔を見渡した後、件の人物へ場所を譲る。


「ケーラ・アネモネシアだ❤軍では将軍として務めている❤」


嘘だろ...!?

ホンモノっ!?


思いがけないケーラの登場に生徒たちは興奮を隠しきれない様子だ。軍の英雄としていくつもの詩で歌われる彼女に憧れを抱く者も多い。実際教官たちでさえもケーラの姿を見て驚き、感激した様子を見せる者も少なくなかった。


「今回は士官学校の生徒である君たちに試作した魔道具を試してもらいたいと思い来させてもらった❤」


スッ...❤


ケーラはよく通る声でそう言いながら軽く手をあげ部下たちに指示を出す。すると待機していたアネモネシア家のメイドたちが用意していた魔道具を生徒1人1人に手渡しし始めた。


「どうぞ」


「あ、あぁ...」


メイドの1人からゴーグル型の魔道具を受け取ったライカ。マゼンダの方は流石に侯爵家のメイドにちょっかいをかけるつもりはないようで、周りと同じように大人しく魔道具をもらっていた。


「それは視界を補助する類のものだ❤試しに魔道具を顔へ装着してみてくれ❤使い方が分からない者は近くにいる私の従者に聞くといい❤」


(なんだってんだよ...)


話の展開が速く、ライカを含めたほとんどの生徒は事態を把握出来ていない。しかし雲の上の存在と言えるケーラからのお願いを無視することも出来ず、体育館にいた士官学校の者たちは言われた通りゴーグルを着けた。


ブゥン...❤


ゴーグルを着けた状態で目を開くと、先程と変わらない体育館の光景が見える。ケーラとクロエによりあらかじめ光魔法が込められた魔道具は、目を覆い隠そうとも視界を邪魔しないのだ。


「へぇ〜」


「不思議...」


生徒たちは面白がってキョロキョロと周囲を確認する。その動きもタイムラグなしに魔道具越しで見ることが出来た。しかし、目を隠しても見ることが出来るというのは確かにすごい技術ではあるが、それでは魔道具として何ら意味のない物である。目の前の景色を見ることはゴーグルを着けずとも自身の目で確かめれば済むことなのだから。


「......❤」


ニヤリ...❤


しかし生徒と教官が全員魔道具を着けたことを確認したケーラと近くに控えるクロエは密かにほくそ笑んだ。そして魔道具の"本当の効果"を発動させる。


ブォン...❤


「「「「「「「っ!?❤」」」」」」」


ビクッ...❤


魔道具が第2段階の起動を行うと同時に、ゴーグルを着けた者全員が息を飲みながら体を跳ねさせた。ゴーグルに映る映像が体育館の景色からどこかの寝室へ変わり、さらに1人の美女が映し出されたのだ。



『.........❤』

ニコリ...❤


その美女とは扇情的なドレスを着たカリファだった。聖母を思わせる柔和で美しい顔立ちとは裏腹に、露出度の多い黒のドレスが彼女の抜群のプロポーションをこれでもかと強調してくる。


ムチ❤ムチムチ❤

タプン❤


映像の中のカリファは微笑んだままゆっくりと体を動かし、胸やお尻をアピールするセクシーポーズを取っていく。


あっ...❤あぁ...❤

な、なにこれぇ...❤


生徒たちは皆ポカンと口を開け、端からヨダレが垂れることにも気づかないまま見慣れぬ美女に見蕩れてしまう。さらに男子生徒の股間は大きく膨れ上がり、女子生徒の秘部からは愛液が溢れ太ももを流れていく。


ムクムクムクッ...❤

トロ...❤ツツゥー...❤


チカッ...❤チカッ...❤チカッ...❤


強力な光魔法"アネモネシア"が込められた魔道具の映像は1秒を100分割した時の数コマ分という非常に僅かな時間の間に点滅を繰り返し、サブリミナル効果によって装着者の深層心理に被虐性癖とリオ王国への忠誠を刻み込む。時間が短すぎるために生徒たちは気づいていないものの、彼らの脳には微かに映るメッセージが染み込んでいくのだ。


(や、やべぇ...❤なんだこれ...❤)


ゾクゾクゾクッ...❤


ライカも映し出される女神から目を離せない。カリファは今も体を前屈みにし深い谷間を見せつけてきており、それを見たライカの背筋には甘い震えが走ってしまう。


「ひぃぃぃっ!?❤❤❤」


するとその時、遠く離れた場所からある生徒の悲鳴が聞こえてきた。


あぁぁぁぁっ❤

あへぇぇぇ...❤


その声はどんどんと拡大していき、人混みの外から中心へと少しずつ近づいてくる。


リオ王国へ服従しなさい❤

リオ王国に尽くしなさい❤


声をあげた者たちは追加の魔道具としてメイド達からヘッドホンを装着させられた者であり、ケーラの記憶を読み取った校長が再現したカリファの声が繰り返し再生されるようになっていた。ケーラ曰く本物はもっと聞く者をうっとりさせる美声だそうだが、代わりに精神へ作用する魔力がたっぷりと含まれている。


ビュルルルッ❤

ビクビクッ❤ビクビクッ❤


ゴーグルとヘッドホンをどちらも身につけた生徒から順番に絶頂へ達し、男子はズボンを精液で汚し女子はその場で潮を噴いた。快楽と共に脳へリオ王国への服従を刷り込まれた彼らは祖国を守るため命をかけるという軍人に必要不可欠な気持ちを上書きされ、リオ王国のためならばどのような命令も実行する忠実な手駒へと生まれ変わってしまう。


「〜〜〜っ!がぁぁっ!くそがっ!」


しかしそんな中生徒の中でも頭1つ飛び抜けた存在であるライカは、ヘッドホンを着けられるより前に精神力によってゴーグル型の魔道具を外すことに成功する。


「...っ!なかなか情熱的なお誘いだったけどね...」


それとほぼ同じタイミングでマゼンダも頭を押さえながらゴーグルを取った。


「ほう❤まだ抗える者もいたか❤」


全校生徒と教官の中でたった2人しか魔道具に抵抗できた者がいなかったことを多いと見るか少ないと見るか。しかし壇上から観察していたケーラは魔力を迸らせる彼女たちを見つめ楽しそうに笑う。


「クロエのやつもグルかよ...舐めやがって!」


ダッ...!


周囲を確認したライカが微笑みながら自分を見つめているクロエの姿を確認し、額に青筋を立てながら彼女へ接近する。この状況においてはかなり短絡的な行動と言えるが、その我の強さが魔道具に打ち勝った原動力でもあるのだ。


バチバチバチッ!


ライカは得意の雷魔法を纏いら体の周りに紫電を走らせた。


「やれやれ...相変わらずの単細胞だな。...校長はあそこか」


マゼンダはライカの様子に呆れつつも風魔法による探知を行い、壇上横の小部屋に小柄な人影が寝かされていることを把握する。ライカが派手に動きメイドやクロエの注目を集めているうちに、彼女は立ち尽くす生徒たちの間を静かに移動していった。






「校長!ご無事ですか!」


ガラッ!


扉を開け放ち校長の名前を呼ぶマゼンダ。ケーラが引き起こしたこの異常事態を終わらせるためには、妖狐の中でも凄腕の魔術師である校長の力が必要不可欠だ。


「もっとぉ❤もっと魔力を吸って欲しいのじゃぁぁぁ❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


「は...?」


マゼンダは校長が横たわっているのを見て、薬か何かで眠らされているのだと思っていた。しかし扉を開けた彼女は、ケーラが持ち込んだ魔道具に座り、魔力を吸われ嬌声をあげている校長の姿を見て思わず声を漏らしてしまう。


「流石は妖狐として長生きしただけはある❤1人で大規模魔法の3パーセントほどを賄えるのか❤」


「っ!?」


バッ...!


すると背後から声が聞こえ、マゼンダは慌てて後ろへ飛び退く。しかしケーラは追撃するような真似はせず、マゼンダの頭からつま先までを観察するように眺めてきた。


「...流石英雄。ボクの探知をすり抜けるなんて容易いものか」


「マゼンダ・ハマナス❤問題行動はあるようだが非常に優秀な生徒だと聞いている❤大人しく捕まるなら悪いようにはしないが❤」


「ふっ...冗談でしょう」


ケーラが投降を促してくるが、マゼンダはそれを鼻で笑い勝気な笑みを浮かべる。


「ボク、年上でもイケる派なんですよ。悔しさと快楽であなたの表情が歪ませてあげます」


「ほう...❤これは少々矯正してやる必要があるようだな❤」


この状況でもケーラを情欲の対象として見るマゼンダ。彼女の挑発的な発言を受けたケーラは笑みを深め、互いが相手を屈服させようとする戦いが始まったのだった...











「クロエぇぇ!」


「甘いです❤」


ギィンッ!


その頃既にライカとクロエの戦闘は始まっており、魔力で強化した体同士がぶつかり肉体から出たとは思えない硬質な音が響き渡る。


「どうしたっ!攻撃を防ぐだけであたしに勝てると思ってんのかぁ!?」


バリバリッ!


ライカは雷のような速さでクロエに猛攻を仕掛け続けていた。クロエもダメージを受けずそれを的確に避け、いなしていたが、余裕がないのか反撃は全くしてこない。


(このまま押し切ってやる!)


クロエの様子を見て今が攻め時だと考えたライカがさらにギアを上げる。


フワァァァ...❤


しかしライカは戦闘で気分が高揚していたため、周囲に漂い始めた爽やかな甘い香りに気づくことが出来なかった...





ドクン...❤ドクン...❤ドクン...❤


(な、なんだこれ...)


彼女が異変に気づいたのは、攻撃をかわし続けるクロエに苛立ちが募ってきた頃。


ヒラ...❤ヒラ...❤


クロエが身につけるスカートが激しい動きによって捲れると意識がそちらへ逸れ、僅かに見える太ももを目で追ってしまう。


フワァァァァ...❤ムン...❤ムン...❤


時間が経ったことでライカの周囲にはクロエのフェロモンが充満しており、気付かぬうちにそれを吸い込んでいた彼女は強制的にクロエへ好意を芽生えさせられていた。


(くそっ...❤いったいどうなってんだっ...!?❤)


ドキドキ...❤ドキドキ...❤


しかしライカがそんなことを知るはずもなく、ただ乱れる呼吸と思考に混乱するとしか出来ない。


「息が上がってきたみたいですが、もう疲れてしまいましたか?❤」


「ちっ...!舐めんじゃ...ねぇぞっ!」


ブンッ!


混乱を隠しながら怒りと共に放たれた回し蹴りをクロエはバックステップで悠々と避ける。


ヒラッ...❤


その時またスカートが舞い、もう少しで履いている下着が見えそうというところまで捲れた。


「あっ...❤」


ドクンッ❤


ライカはクロエの下半身を凝視しながら小さな声をあげてしまい、同時に鼓動が大きく跳ねる。


「ふふっ...❤私のココが気になっているようですね❤」


スカートの上から自分の太ももを撫で、流し目を送ってくるクロエ。


「ば、馬鹿言うなっ!?あたしがそんな...」


クス...❤


視線がバレていたことに焦りつつすぐに否定しようとするライカだったが、彼女の反論は微笑むクロエが指で髪をかきあげ耳にかけるという仕草を行っただけで途絶えてしまった。


ズキュゥゥンッ❤


「か、可愛っ...!?❤」


ライカは胸に撃ち抜かれたような衝撃が走ると共に可愛い❤という言葉を漏らしてしまう。クロエへの恋心を自覚してしまった彼女は、先程までの勢いを失いしおらしい乙女の姿でモジモジ...❤と体をよじらせた。


フワァァァ...❤


スン...❤スン...❤


「あはぁ...❤」


そこへクロエのフェロモンが襲いかかる。周囲に漂う甘い香りがクロエのものだと気づいたライカの鼻は、好きな人の匂いを嗅ごうとヒクヒク...❤と鼻を動かし匂いを取り込んでしまう。


(あ、あたしがこんなやつを好きになるわけないのにっ..❤胸がときめいちまうぅ...❤)


クロエが魅力的に見えて仕方ないライカの闘争心はほとんどが削がれてしまい、もはや先程のような攻撃を仕掛けることは出来そうにない。


「なんだ❤まだ戦っていたのか❤」


するとマゼンダと戦っていたはずのケーラがステージ横の小部屋から姿を現す。


「マ、マゼンダ...?❤」


慌ててケーラの方へ視線を向けたライカはケーラの背後から四つん這いで出てくるマゼンダの姿を見つけ、呆然とした様子で彼女の名前を呟いた。


「あひぃぃん...❤ご、ご主人様ぁ...❤」


一糸まとわぬ裸の姿で両手を床についたマゼンダ。彼女はケーラの事をご主人様と言いながら、犬のように後ろをついていく。


フーッ❤フーッ❤フーッ❤


顔にはケーラから与えられた使用済みの下着とソックスが巻き付けられており、四つん這いの体をビクビクッ❤と震わせながら豚のように鼻を鳴らしそれらの匂いを嗅いでいた。


モワァァァァァ...❤


「仕方のない奴だ❤...イけ、マゾ豚❤」


「ぶひぃぃぃっ!?❤ありがとうございましゅぅぅっ❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


ケーラからマゾ豚と呼ばれ絶頂の命令を受けたマゼンダは喜びの声をあげながらその場で愛液を漏らす。生徒や教官たちを鳴かせ女性経験が豊富であると悦に浸っていたマゼンダは、ケーラに格の違いを見せつけられた上で匂いフェチのレズマゾへと堕とされてしまったのだ。


「お座り❤」


驚きと恐れ、そして僅かな期待と羨望の籠った目でケーラとマゼンダを見つめていたライカだが、いつの間にかすぐ側までやってきていたクロエが犬に指示するような言葉遣いで命令してきた。


「ひぅっ!?❤」


カクン...❤


するとライカの膝から力が抜け、彼女はクロエに言われた通りその場で女の子座りをしてしまう。


スッ...❤


そしてスカートをたくし上げ下着を露出させたクロエの下半身がライカの目の前に差し出される。


ムワァァァァァ...❤


「んほぉぉぉぉっ!?❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


秘部から溢れ出す女性の最も濃い部分のメス臭とシミ1つない美しい純白の肌を見た瞬間、ライカの反抗心と理性は完全に溶けてしまった。


「ク、クロエぇぇ❤好きっ❤好きぃぃぃぃ❤」


ガバッ❤


普段ギラギラとした雰囲気を纏っていた不良少女は尻尾のようにお尻をフリフリ❤と振りながら、媚びたメス声をあげクロエの下半身へ抱きつく。


「んむぅぅぅぅ❤ふすーっ❤ふすーっ❤」


そして彼女の股へ顔を埋め、恍惚の表情を浮かべ荒い呼吸を繰り返した。


「んっ...❤もう❤くすぐったいですよ❤」


クロエは恋奴隷に堕ちた元同級生の頭を撫で、上下関係を刷り込むために自分の匂いをしっかりと覚えさせる。この瞬間士官学校は完全にケーラとクロエの手に落ち、リオ王国の下僕へとなってしまうのだった...








[newpage]

[chapter:大規模魅了魔法の発動]


「いよいよですね❤」


「あぁ❤」


ケーラとクロエは列をなす士官学校の生徒たちを見つめながら笑みを浮かべる。


「あたしの魔力っ❤全部捧げますぅぅぅ❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクンッ❤ビクッ❤


魔道具に座ったライカは体中のあらゆる場所から体液を垂れ流しながら、魔力を吸い取られる快楽に全身を痙攣させていた。


「あぁ...❤早くボクも吸い取られたい❤」


クチュクチュ...❤


そのそばではマゼンダが自分の秘部を指でかき回しながら羨ましそうな表情でライカを見つめている。魔力を奪われ、さらにそれが祖国への侵略へ使われると知っていても、マゼンダを含む列に並ぶ生徒たちは魔道具の順番を今か今かと待ちわびていた。







「イ、イきましゅぅぅっ❤❤❤」


「はぁい❤どんどん吸い取られなさぁい❤」





「カリファ様、ひいてはリオ王国女王陛下のために全身から魔力を絞り出せっ❤」


「はひぃぃぃ...❤頑張りますわぁぁ❤」




情報管理局ではローレンが部下の職員やメイドたちを、訓練場ではエブリンが副官や彼女達の後堕とした兵士たちを使い魔道具へ魔力を貯めさせる。そして既にアネモネシア領都に置かれた1つを含め、4つの魔道具の魔力の充填が完了した。


「あぁ...❤カリファ様❤」


ゾクゾクッ...❤


ケーラは敬愛する主人カリファの名前を呟く。この作戦を成功されれば、美しき主からいったいどれほど甘美な褒美をいただけるのだろうか。


「「「「大規模魅了魔法を発動❤」」」」


ケーラ・ローレン・エブリン・クロエがそれぞれ与えられた魔道具を作動させ、洗脳した仲間たちから搾り取った魔力を元に大規模な魅了魔法を発動させる。


キィィィィィィィンッ❤❤❤


魔道具を中心に発生したピンク色のドームが膨張し、情報管理局、訓練場、士官学校、領都に建てられたアネモネシア家の屋敷を中心に広大な範囲を包み込んでいく。ほとんどの者は魔法が使用されたことにすら気づかず、また魔道具付近にいたケーラたちが発動した魔法を目視できたのは僅かな時間のみ。


リオ王国...万歳...❤


しかしその効果は劇的だった。


リオ王国万歳❤

リオ王国万歳❤

リオ王国万歳っ❤リオ王国万歳っ❤


魔法の範囲内にいた訓練中の兵士、王宮に務める従者、商売を行っていた商人、ただ生活していた平民、全ての人間が頭の中を書き換えられ、リオ王国を賛美する声がそこかしこから聞こえてくる。


すぐさまリオ王国に服従しろっ❤


リオ王国への無条件降伏❤属国化❤


魅了された国民たちは姿を見たこともないリオ王国の女王陛下へ絶対の忠誠を誓い、自分たちの国がリオ王国の統治下に置かれることを望む。親リオ王国派の勢力は官民問わず急激な速度で拡大し、一部では暴動すら起きそうな勢いだった。





国内の情勢が一気に変わる中、いち早く親リオ王国派となったローズワルド領都ではタミラやノエル、カンナなどローズワルド家の人間、そしてエルミアやケーラなど今回の事件を引き起こした関係者が集まっていた。カリファ以外の人間は全員裸となり、絶対の忠誠を誓う彼女に対して土下座の姿勢をとる。


「皆さんお疲れ様でした❤素晴らしい成果に女王陛下もお喜びです❤」


「「「「「「「ありがたき幸せです❤リオ王国万歳っ❤」」」」」」」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


カリファの言葉に声を揃えて返事をした王国の女性貴族たちは、蕩けたメスの表情を浮かべながら絶頂した。彼女達の祖国がリオ王国に支配される日も近いかもしれない...



※いただいていたリクエスト

リクエストで書いていただいた「愛国心の強い女性貴族たちが会合の場で敵国の女スパイに籠絡され売国奴になってしまうお話」の続きをお願いします!


あらすじ、キャラ設定等はギャランドゥ先生にお任せします。


どうぞよろしくお願いします。

ギャランドゥ PIXIV FANBOX 43 favs
VIEWS1
FILES1 file
POSTEDNov 9, 2025
ARCHIVEDJun 10, 2026