Previous Post

291プロ 外伝アフター2

Next Post
no preview
DESCRIPTION

skeb様でご依頼頂いた物で、「291プロ外伝アフター」(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14386214)の続きです。

今回は雫に焦点を当てて欲しいとのことでしたので、そちらメインになってます。

良ければお楽しみ下さい。


── ── ── ──



「それじゃあカメラ回します!本番5秒前!3・2・1・スタート!」

「おはようございます!『密着!アイドル私生活24時!』開始です!かわいいボクと一緒に色々覗いちゃいましょう!!」


スタッフの声と共に撮影が始まり、目の前で輿水ちゃんがそう答える。

この番組はベガさんがプロデュースしてる番組の一つであり、ウチの事務所のアイドルをナレーターとして良く起用して頂いてる。

今日は輿水ちゃんの回で、横を見れば彼女の担当プロデューサーもチラチラと彼女を気にしている。


「はい!今回はここ、岩手県に来てます。・・・ちなみにボクは今回どなたの家を訪れるのか全く聞いてません」


・・・かわいそうに。

よくある・・・というわけではないのだが、輿水ちゃんは割とこういう事が多い。

突然仕事を振られてよくもまぁ対応できると言うか・・・今の二人とはある意味正反対というか・・・大違いだ。

今回だって朝の3時に現場到着して、そのままロケ開始とは・・・いくら車内で寝てたとはいえ辛いだろうに・・・


「それなのに朝3時半収録開始ですよ!?まぁボクはいつでもかわいいので大丈夫ですが。

 それにしても大きいお宅ですね・・・うちの事務所よりも大きいんじゃないですか?」


うん、それはそうだろう。

じゃないと入れないからな。

・・・物理的に。


「では早速お邪魔しましょう・・・これ本当に日本ですか?ファンタージーのお城でしか見たことないですよこんな扉・・・重ッ!?」


必死に開けようとしている輿水ちゃんだが、扉はびくともしない。

高さ10m、横幅7mの超特大サイズだからなぁ・・・一般人じゃ開けられないよ・・・


「え?横の扉?ちょっと先に説明して下さいよ!!」


早速いい反応をしている輿水ちゃんがようやく『普通の人用』の扉に気付いて開けて中にはいる。

まぁ扉がでかいということは当然中も・・・


「うわぁ・・・広すぎませんかこれ?」


中に入るやいなや感動を通り越してドン引きしている輿水ちゃん。

うん、俺も入る度にそう思う。


「うわ、中の扉も大っきい・・・っていうかコレまた普通の人用の扉ありますし・・・」


台本に書かれていたルートを通って進んでいく輿水ちゃん。

その先々にある扉が玄関のそれとそう変わらないサイズな事に気付いた輿水ちゃんが、カメラの方を見て呟く。


「・・・今回のアイドルって、もしかしてあの人ですか?」


流石にこの状況を照らし合わせればわかるのだろう。

そう・・・今回の密着対象は俺の担当の雫なのだ。

今や伝説となりそうな番組、『B・B・W』で大人気になった雫だが未だに成長を続けている。

身長は6mを超え7mに迫り、今や世界で最も背の高い人物にギネス認定された。

それと同時に体重も世界で最も体重の重い人物に認定され、更には世界で最も巨大なアイドルとしても認定されている。

つまりこれらの扉や家は『金持ちだから』ではなく『このサイズが必要だから』でかいのだ。

・・・まぁ番組がヒットしたお陰で彼女達とうちの事務所が滅茶苦茶儲かったのは事実だし、最近ではおいかわ牧場を始めとする雫やかな子個人に対するスポンサーも多いし・・・

ぶっちゃけアイドルの年収としては破格というか・・・メジャーリーガー何人分なんだかという有様だ。


「・・・だから朝早かったんですね。まぁいいでしょう・・・っと丁度ここがお部屋みたいですね」


でかい扉をいくつか進み、ようやくたどり着いた雫の部屋。

当然の様にどでかい扉が目の前に広がるが、今までの比じゃない緊張感が漂う。

まぁ当然予め通知はしてあるし、大体の収録開始時間は伝えてあるから大丈夫だとは思うが・・・

お茶の間に流せない映像が出たら編集で誤魔化すしか無いな・・・うん・・・


「では行きましょう!おはようございます!」


扉を開け、中に入り込む輿水ちゃん。

そうして部屋に入り込んだ俺達の前に現れたのは・・・


「・・・うわぁ」


ここまでで大分慣れてきたはずの輿水ちゃんが思わずもう一度どん引きする様子光景だった。

それもそうだろう・・・なにせキングサイズのベッドを縦に4つ、横に3つ並べたものが部屋の中央に置いてあるんだから。

そしてその上に巨大な人・・・いや、肉の塊が乗ってるのだから。


「んぅ・・・?あ、おはようございますー!」


人が入ってきた気配に気付いたのだろう、ベッドの上でもぞもぞと肉・・・いや、雫が起き上がりこっちに声をかける。

そうして上半身が起き上がった雫は、さっきよりも更にでかく見える。

もうまともに測ることも出来ない胸に腹。

輿水ちゃんなら5人は座れそうな尻。

太すぎてここに居るスタッフ全員で腕を伸ばしてもおそらくは届かない太もも。

分厚すぎて厚みだけで2m位ありそうな背中。

首は既に全部肉に埋まり、顔はギリギリで輪郭らしき部分が見えるだけ。

体重4.5t・・・スリーサイズは全て7m超えという超特大サイズのアイドルが今の雫だった。


「あー幸子ちゃん!久しぶりー!」

「お久しぶりです・・・また大きくなりました?」

「うん!ちょっとねー」

「雫さんのちょっとはボク一人分位ありそうなんですけど・・・」

「そんなこと無いと思うけど・・・それよりも朝早くからごめんねー?」

「いえ・・・さて!皆さんもうお気づきとは思いますが、今日の密着相手はこの方!

 ボクと同じ事務所でその体の大きさから色々なギネス記録を持ってる及川雫さんです!」


そう言って雫を紹介する輿水ちゃん。

雫も手をカメラに向けて振り──それだけで腕から胸からなにから揺れるが──挨拶をする。


「はーい!及川雫ですー!今日はよろしくお願いしますー」

「はいよろしくお願いします。・・・ところでなんでこんなに朝早いんです?」

「えっとー私いっぱいいっぱいご飯食べるから・・・この時間に起きないと食事の用意が間に合わなくてー」

「え?自分で作るんですか?」

「全部じゃないよー?でも皆に任せるのも違うでしょー?」

「そうですけど・・・とりあえずボクも手伝いますよ」

「あ、幸子ちゃんありがとうー!!」


そう、雫はこう見えて料理ができる。

いや上手い下手とかそういう意味ではなく、『あの体で料理が出来る』という意味だ。

全身肉まみれで指の先まで肉が詰まっているような体なのに、ああ見えて歩けるし物を握ったりも出来る。

とはいえ長時間は立てないので基本は座って──胸の上にまな板を置いて──やるし、細かいことは出来ない。

当然『お手伝いさん』は居るのだが、本人の性格的にも全部任せてというのはダメなのだろう。

なのでこうして朝から料理をするのだが・・・その量は圧巻だ。

以前やっていた全国の特産品を食べるコーナーでかな子と二人で数十キロの食事を食べてヒーヒー言ってた頃とは大違いで、今の雫ならおやつにすらならない。

朝だって言うのに特大の寸胴鍋で味噌汁を作り、それを一食で全て食べる。

当然ご飯は業務用の炊飯器で炊いた物を1つ。

おかずはそれだけで小学校の給食2クラス分はありそうな量だし、更にデザートにスイカまるごと一個を軽々食べる。

これでも朝は軽めだと言うのだからよっぽどだ。

一緒に作っていた輿水ちゃんも自分の適正量を貰っているが、それと比較するととんでもない差に見える。


「確かに・・・コレは数時間かかりますね」


多分無情にもカット編集が入るであろう調理を終え、頑張った輿水ちゃんは横に並べられた雫用の料理を見ながらそう呟く。

山のようにもられた飯やタライの様な器にもられた味噌汁。

そして溢れんばかりに料理がもられた大皿がテーブルに所狭しと並ぶ様子は現実感は薄いだろう・・・


「それじゃあ、いただきます!」

「いただきます!」


そう言って食べ始める二人。

食事中は特に話すこともないからかすんなり終わり、スタッフ達も一度休憩がてらカメラを回す人以外は思い思いの食事を取っている。

そうしてあっさりと終わった食事だが、本当に恐ろしいのはこの後だ。


「さて・・・幸子ちゃんお昼食べたいものある?」

「え?今からお昼の話するんですか?」

「だって流石にお昼は作る余裕ないから出前とるからー今のうちに注文しておかないと間に合わないの」

「ああ・・・そういう・・・」


そう。

雫はこの後アイドルとしての仕事があるため、流石に昼と夜を作る余裕はない。

その代わりに出前を注文するのだが・・・流石にこの量をいきなり頼んでも無理なため予め早めに予約をするのだ。

ちなみにかなり無理を言って予約させていただいており、その分かなり多めに金額を払っているのだが今の雫なら問題ないのが怖い・・・

輿水ちゃんはそんな量になるのかとドン引きしつつ、自分の要望を伝えてこの後どうなるのか不安がるのだった。



「はい!次の写真行きますね!!」


目の前で雫が軽いポーズを取りながら写真に撮られていく。

そう、これはグラビア撮影の仕事だ。

というのも雫は現在この体のためまともに外に出られない。

いや、正確には出れるのだが・・・車もまともに乗れないし、歩くのは長時間は不可能。

だが彼女は現役のアイドルであり、当然仕事は受けなければならない。

となると出来ることといえば当然寝室横に作らせた特設の撮影&収録ブースでの写真撮影や、簡単なラジオ配信。

後はちょっとしたダンスビデオの撮影や楽曲の録音等に限られる。

・・・金をかけたから余計に外に出る必要がなくなってますます太っているんだが・・・まぁファンはその辺分かっているからな・・・

それが逆に怖いんだけど・・・


「はい!オッケーです!次折角なんで幸子ちゃんも一緒に取りましょうか!」

「え、ボクもですか!?」


そんな事を考えていたらどうやらまた輿水ちゃんが巻き込まれたらしい。

ちらりと輿水ちゃんのプロデューサーの方を見るとグッとサムズアップしてる・・・つまり行けということだ。


「か、かわいいボクなら当然写真写りもいいですけど、今日は残念ながらグラビア用の水着は・・・ってなんであるんですか!?」


輿水ちゃんのプロデューサーが彼女用の水着を持って着ろと言わんばかりにサムズアップしている。

これ後でテロップ入る部分だろうなー・・・

結局押し負けた輿水ちゃんと雫が並ぶわけだが・・・当然サイズ差がありすぎてフレームに収まるわけがない。

結局輿水ちゃんは雫の胸の上に乗り、なんとも遠近感の狂う写真となったのだった。

・・・ちなみに後で聞いたらこの写真が乗った写真集は普段よりも更に売上を伸ばし、またその金で雫が太っていくのだった。



その後お昼もドン引きする量を食べる雫に逆に胃もたれを起こした輿水ちゃん。

午後の仕事は曲の収録。

オペラ座かなにかかと思うようなくそでかい収録ブースで歌う雫。

本来なら体の大きさに合わせてでかくした収録ブースで音を拾うのは大変なんだが、雫は元々声量が大きいからなんとかなっている。

輿水ちゃんも色々気になるのか軽く辺りを見回したりしている。

そうこうしているうちに収録も無事完了。

食事は昼と同じく出前なのでまだ届かない。

なので当然今のうちに風呂などに入るわけだが・・・流石にここは撮影NG。

というのも今の雫はまともに着ることが出来る服が無いため、基本裸で過ごしていいる。

とはいえ人が来る時等は体を特大の布を無理矢理継ぎ接ぎして作った服とも呼べない物で隠しているし、グラビアの時は胸をカーテンで隠したり水着っぽい生地を置いただけで隠れたようにして対応している。

だが流石に風呂はどうしようも無いため、輿水ちゃんにマイクだけつけて音声のみの収録となった。


『・・・改めて見ると大きいですよね・・・ほんと』

『大きくなっちゃいましたー』

『いやなっちゃいましたって・・・今何センチなんですか?』

『それが最近測ってなくて・・・前に測った時は胸が730センチ位だったかなぁー?』

『ななひゃ・・・!?』

『他もそんな位だったなー』

『・・・ボク何人分でしょうね』


そんなある意味ご褒美な収録も続き、二人は風呂を上がる。

ちなみに雫は当然一人では体を洗えないため、このために雇った女性のお手伝いさんに体を洗ってもらっている。

手伝った輿水ちゃんの独り言曰く、『柔らかっ!?』でった。

そんなこんなで体を業務・・・というか撮影用の扇風機で乾かし、いよいよ待ちに待った夕食の時間。

ちなみに雫は夕食を一番食べる。

その量は朝の2倍・・・多い時は4倍以上食べる。

朝や昼は時間が無いから抑えていて、その分を夕食で食べるからだ。


「・・・・・・」


その量を見た輿水ちゃんは絶句して固まり、対象的に幸せそうに食事をする雫をカメラはずっと撮影しているのだった。



「さて・・・いよいよ後は寝るだけなんですが・・・普段この番組添い寝するのが定番なんですけど・・・」

「あーそれは流石に駄目ですー」


そうやって雫に許可をとる輿水ちゃん。

だが雫は笑ってそれを却下した。


「やっぱり難しいですか?」

「いやー私がもし寝返りうったら幸子ちゃん潰れちゃうのでー」

「・・・それもしかしても死にます?」

「多分・・・」

「はいやめましょう!」


そうなのだ。

どんな男でも女でも、雫の質量で押しつぶされたらまともに生きているわけがない。

結局近くに簡易ベッドを用意し、輿水ちゃんはそこで寝ることに。

こうして眠りに付いた二人を天井に備え付けた監視カメラで撮影して無事に撮影は終了。

後は輿水ちゃんの締めの挨拶で終わりとなる。


「えー・・・何度かこちらの番組出させていただいてますけど・・・今回ほど驚いた回はなかったですね・・・」

「ほんとー?そんなに変かなぁ・・・」

「いや変だらけでしたよ!?ま、まぁ・・・今回はコレで終わりですけど、なにか雫さんからありますか?」

「あ!今日収録した曲は今度発売するシングルになる予定なので、みんな買って欲しいですー!」

「さらっと宣伝しましたね・・・それじゃあこれで今回の『密着!アイドル私生活24時!』は終わりです!

 次回は・・・え?またボク?次のお宅は・・・三村かな子さん?このまま収録するからすぐに移動する?」


次のターゲットについてプロデューサーからのカンペを読み、そして青ざめる輿水ちゃん。

・・・俺も休暇なしでやるから、一緒に地獄に落ちてくれ。

そう思いながら輿水ちゃんのプロデューサーと一緒にサムズアップを返すと、輿水ちゃんの悲鳴が辺りに響き渡るのだった。








及川雫

身長:319cm  → 687cm

体重:1374kg → 4507kg

  B:438cm  → 748cm

 W:387cm  → 729cm

 H:406cm  → 733cm

stickhuman PIXIV FANBOX 10 favs
VIEWS1
FILES1 file
POSTEDOct 3, 2021
ARCHIVEDJun 10, 2026