サポート大変ありがとうございます!
今回はうちの怪力自慢(怪力自慢ばっかりだけど)アンヌとシャルルの力比べを思いついたので書いてみました。
世界観が違うので本編では絡ませることができませんが、自分の脳内ではしょっちゅう怪力合戦をしています。
梨沙さんやアサミちゃんも絡ませていきたいですね。
前半は全体公開します。
月一くらいでは何かしら出せたらいいなあと思っていますので、もしよろしければサポートよろしくお願い致します。
ではまた。
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それは極太などというレベルではない。直径が4メートル以上あるワイヤーが悲鳴をあげている。
ワイヤーの端は巨大な建造物に吸い込まれている。窓のないビルのようにも見えるこの建屋には、牽引力を計測する機械、そしてウエイトが所狭しと置かれている。
その最大計測力は約50億トン。
地球上の様々な牽引車、船舶、はたまたロケット。いやどんな機関であろうとこの計測器で測れないものはないだろう。
その計測器が、数百メートルの建屋が、今ミシミシと悲鳴をあげている。
その太さを感じさせないまでにピンと張りつめたワイヤーにかかる負荷は49億8500万トン。
想像もつかない負荷がかかる中、なおもじわじわと数字は増えていく。
この途方もない負荷を生み出しているのは巨大な牽引機でもなければ船でもなく、ひとりの小柄な少女だった。
「えー?もう限界なのかい?ボクはまだまだ余裕なんだけどなあ」
ワイヤーを片手で持ち―これを「持つ」というのかどうか、ワイヤーが巨大すぎて金属面に手を添えているようになっているが―、力を込めているようにも見えない少女。
豊満な肢体をビキニアーマーで包んだ彼女はシャルル=バーテックス。怪力自慢の異世界の勇者だ。
「これならその辺の岩山のほうがよっぽど重いよ」
そう言って少し力を込めると計測建屋で爆発が起こり、支えをなくした極太ワイヤーは地響きを立てて落下した。
「ああ、ごめんなさい。また壊しちゃった」
「しょうがないですよ。『力を測りたい』なんて言われたらこれくらい引っ張っちゃいますよねー」
無残に引き千切られた極太ワイヤーを背にスレンダーな美少女が話しかける。
彼女はアンヌ。宇宙警備隊で最も小柄にして最も強いエース。
「ええと・・・ご協力ありがとうございました・・・。全て計測不能だったのですが・・・」
白衣の男性が書類に記入する。
・握力 3億トン以上(計測不能)
・背筋力 25億トン以上(計測不能)
・走力 マッハ130以上(計測不能)
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結局、各計測器の最大計測量と計測不能が記入されただけの測定表を手に男は研究所へ戻っていった。
残されたシャルルはうずうずしていた。一緒に計測を行い、装置を破壊してきたアンヌという娘は自分と同等の怪力を持っているように見えた。
力比べがしてみたい。
「ねえアンヌさん。あなたも凄い力持ちだね。よかったらボクと力比べしてみない?」
「いいですよ。腕相撲でもしてみます?」
「いいね!やろうやろう!」