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異世界マッサージ屋さんは異端エロ宗教施設

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 近頃凄腕のマッサージ屋があると巷では話題になっている。

 その話を聞きつけたサイの男が店に入ると、ちょうど隙間時間だったのか、大柄な黒狼が出迎えてくれた。


「いらっしゃい。始めて見る顔だな、名前は?」

「カルバナイルだ。今空いてるか?」

「見ての通りだよ。ちょうど暇してたところさ。俺はリアルド、マッサージを担当してる」


 言われて見渡してみれば確かに、清掃された店内に人気はなく、受付に座っているのは狼だけ。清涼感のある柔らかい匂いを漂わせた内装は明るく、センスがいい。これを狼の大男一人で整えたのだろうかと、サイは不躾ながらそう感じざるを得なかった。


「店員はおまえさん一人か?」

「おう。小さな店だからな。俺一人でも十分。今みたいに暇な時間もあるし、のんびりやってるよ。それじゃあどうぞこちらへ。主訴については準備しながら聞かせてくれ」


 サイも盛り上がった見事な体をしているが、黒狼も負けじと大きい。案内しようと黒狼との距離が狭まると、カルバナイルは薄着の下にある肉体の隆起を鮮明に感じ取れる。

 それは向こうも同じだったようで、狼はわざとらしく考え込むようなそぶりを見せた。


「ふむ……お客さん、騎士だろ」

「お、わかるのか?」

「当然。というか、この店はそういう人しか来ねえから、当てやすいんだ」

「そりゃそうか。怪我や病気は魔法で治るもんな」

「そういうこと。マッサージなんてもんは、魔法では対処できない戦う奴らが抱える体の不調を軽減するもんだ。そんなわけでお得意様の大半は騎士や冒険者さ。たまに老人の依頼もあるが……まあ、まれだな」


 黒い狼が口角を上げると途端に人懐っこさが醸し出されていく。黙って立っていればサイと変わらないこわもてだが、途端に雰囲気がマイルドになった。まさに接客業に慣れた男の態度だった。


「でもあんたは冒険者よりお上品だし、この二択なら騎士だと思ったわけだ」

「あはは、そう言ってもらえりゃ悪い気はしないな。じゃあ、おれがどこの騎士かはわかるか?」


 奥へと案内されながら、サイは会話に乗る。

 非番で薄着だが、十分に発達した灰色の肉体は動くたびに筋肉の脈動で布地を盛り上げている。四肢のいたるところが太く、同僚には筋肉の暴力と言われるほどだ。

 だからこそ、黒狼には安心感を覚えている。鋼の肉体をマッサージするには、相応の筋力が求められる。評判がいいという噂も間違いないのだろうと、今後に胸を躍らせていた。


「おっと、これまた難しいお題を出すな。そうだな……この街ルミナスの騎士といや、街を守るルミナス騎士団か、リアニスター教団の騎士、はたまた貴族のお抱え騎士団か……うーん、絞り切るにはいろいろ足りねえな……」


 と、そこで考え込んでいた狼の足が止まり、ドアを開いた。お先にどうぞと案内されてサイが入ると、そこは簡素なマッサージベッドが真ん中に鎮座した小さな部屋だった。


「ちょうど着いたところだし、あんたの体に聞いてみることにするか」

「体でわかるもんか?」

「ははっ。違う違う、あんたが口を滑らすのを待つってことだよ。上着を脱いで横になってくれ。全裸でも気にしねえならタオル貸すが、どうする?」

「上だけ脱ぐさ、おれはお上品だからな」

「じゃあお姫様みたいに扱わねえとな。こちら、リラックスできる香でございます」


 わざとらしい態度で狼が香炉の準備を終えれば、ほのかに甘く香しい煙が立ち込めていく。嗅いだことのない匂いだが忌避感はなく、サイは上着をかごに片付けてからベッドへとうつぶせになった。


「こういうサービスもしてくれるんだな」

「言っただろ、あんたみたいなのが主な客だって。リラックスしてくれなきゃ、体が硬くて大変なんだ」

「人によっちゃ体を預けるなんて緊張するだろうしな」

「その点、騎士様は堂々としてくれて助かってるよ」


 さらりと褒めることも忘れず、狼はサイの背中を軽く押す。肩から腰まで、筋肉を確かめるように触る手つきにいやらしさはなく、ある程度把握してから称賛をつぶやいた。


「ふうん、やっぱいい体してるな。筋肉の付き方が綺麗だ。ちゃんとした訓練をしてるのがわかるぞ。冒険者には少ない体つきだな」

「差が出るものなのか」

「おう。規則正しい生活をしてるから毛並みや肌艶もいいんだ。俺がお上品って言ったのはそういうところもあるんだよ」


 それから灰色の背中に香油が垂らされ、塗り広げられていけばより凹凸が鮮明になっていく。人肌くらいまで温められているおかげか、カルバナイルも心地よく施術を受けることができる。


「なるほどな、人のことをよく見てるみたいだが、この仕事をして長いのか?」

「そうだな……まあ数年はやってるよ。俺も昔は騎士だったんだが、怪我で引退してな。それから新しい仕事として学びなおしたんだ」

「道理でそんな体をしてるわけだ。まだ鍛えてんのか?」

「こんな筋肉を揉みほぐすんだぜ、力がねえと無理だよ。戦うのは無理だが、鍛える分には問題ないからな」


 リアルドが言う通り、サイの筋肉は分厚すぎる。長時間マッサージするとなると、確かに狼くらいの筋肉は必要だろう。

 ぐっと広い背中をほぐされて、カルバナイルは上機嫌だ。狼の技術は疑いようもなく、普段とは違う筋肉の使い方をしていると、独特な痛気持ちよさが体に広がっていった。


「凝ってるなあ……ちゃんと柔軟しろよ。鎧で可動域が狭いのはわかるが、それにしても……だぞ!」

「訓練も鎧でしてるから、あんまり機会がなくてな」

「知ってるが……ふぅ! 騎士なんだから風呂は入れるだろ。お前がどの階級かは知らんが、メイドに揉ませるだけでもだいぶ効果があるぞ」

「そんなことさせるわけねえだろ」

「ははーん、なるほどな」


 手を休めることなく、狼は口角を上げた。


「その真面目っぷり、あんたリアニスター教団の騎士だな。秩序を守ることこそ光であるという教えじゃ、軽率に女性と接することはできねえだろ」

「正解だ……本当に口を滑らせちまったな」

「あはは! そんだけリラックスしてくれてるってことなら、悪い気はしねえよ。情報を漏らす気もねえしさ」

「ただ、別に秩序のためだけじゃねえからな。おれは新婚なんだよ、そろそろ子どもも産まれる。あいつに心配かけさせたくねえんだ」

「お、なんだそうなのか。それならなおの事、体をいたわってやれよ。騎士なんて怪我したらすぐ引退だぜ……俺みたいにな。そうなったら生活も大変だろ」

「そうだな……もしそうなったらここで雇ってくれよ」

「いいぜ、最近人気が出たおかげか、人手が足りない時もあるんだ。あんたのところでも、宣伝しといてくれ。うちの店はお客も、従業員も募集してるってな」

「それはこの施術しだいだ」

「あはは、なら頑張らねえとな」


 カルバナイルは気持ちまで揉みほぐされたのか、くつろぎながら会話を続けている。家でも職場でも気を張っていることが多かったせいか、久しぶりの休息を楽しんでいるようだ。

 部屋に立ち込める香も濃度を増し、いつの間にか甘さがくどくなっている。脳のどこかがしびれるような感覚に違和感を持つが、マッサージの気持ちよさと狼のトークが追及を許さない。


「懐かしいな。俺が騎士やってた頃は、まだサンデラント様が大司祭になる前、騎士団長をしてたんだ。前から敬虔で立派だとは思ってたが、まさかこの街の教会のトップになるとはなあ」

「……ってことはお前の前職って」

「そういうこと。俺は昔、リアニスター教団の騎士をやってたんだ。サンデラント様にはかーなりしごかれたんたぜ。あの人、かなり厳しいからな。自分にはもっと厳しいが」

「驚いた、まさか同輩に当たるとは。そりゃすぐばれるか……だったら数年前引退した怪我というのは、異教徒との……」

「まあな……異端のアルヴェクス教徒がこの街で起こした暴動、その鎮圧中にやっちまったんだよ。あいつら、変な力を使うだろ? アルヴェクスによる祝福を受けた信徒たちを相手にするのは、かなり骨が折れたぜ」


 善性を保つためには秩序を守るべきというリアニスター教に対し、欲望が抑圧された状態で人は生きていけないと訴えるアルヴェクス教は不倶戴天の敵だ。

 この街は昔、アルヴェクス教の信徒たちによる暴動が起き、様々な騎士たちが戦ったという歴史がある。今教会を治めているサンデラントは、この騒ぎで功績を立てたことで大司祭の地位を得た。


「そうだったのか。おれは話にしか知らないが、かなりの戦いだったようだな。街は復興しているが、時折その傷跡が垣間見える」

「大変だったんだぜ。俺含め、かなりの数の騎士が戦えなくなるくらいにはな。戦いには勝ったが、この街はかなり荒れた。今は落ち着いて本当によかったよ」

「安心してくれ。そのためにおれらがいる。おれは元々聖都にいたが、この街の治安維持のために最近召集されてんだ」

「身重の奥さん連れてか? 俺としちゃありがたい話だが、付いてきてくれた奥さんを大事にしてやれよ」

「うっ……わかっている、つもりだ。だが最近またアルヴェクス教の信徒がきな臭い動きを見せているとこともあって、気が抜けねえんだ。あいつを守るためにも、この街をまた戦火に巻き込むわけにはいかねえ」

「ふうん、そうなのか、大変だな」


 アルヴェクス教の話を職務外で話すなど、普段のカルバナイルでは考えられない。だが本人は情報漏洩をしたなどみじんも気付いておらず、心地よさに浸っている。

 狼の手が、濃くなる香が、背中に染みこむ香油が。すべてがサイを油断させる。後ろでほくそ笑む狼に気付くことなく、サイはだんだんと染まっていた。


「よし、背中はこんなもんだな。次は足をするから、ズボン脱がせるぞ」

「……下着もか?」

「ああ、香油を使うから汚れないほうがいいだろ」


 しれっとリアルドはサイを全裸にひん剥いて、その豊満な尻に舌なめずりをした。リラックス状態でも少し角ばった肉は大きく、中心でみっちりとくっつき谷間を深くする。

 巨躯を支える太ももの肉も立派なため、股に隙間などありはしない。灰色の肌が隆起する造形は鮮明で、間接に近づくまで筋肉が埋め尽くしていた。


「内ももにも香油を塗りたいから足を広げるぞ」

「……なあ、マッサージ用の下着とかってねえのか? さすがにそれじゃあ見えちまうだろ」

「あいにくうちは高級店じゃないから、そんなもんは取り扱ってねえんだ。客層的にそこまで気にしねえからな。それに布を挟むと感覚が狂うんだよ」

「まあ、そうか……」


 騎士や冒険者が多いとなれば、そこらへんも大雑把なのだろう。納得するカルバナイルだったが、にんまりと弧を描く狼の瞳は嘘だと物語っていた。

 触ってみれば限界まで膨らんだもも肉の弾力が強いことがわかる。狼は平静を装いながらも、その下に隠されたお宝を拝見したくて思わず尻尾を揺らす。


 マッサージベッドはカルバナイルのような客のために大きめのサイズだ。しかし、足を広げるだけの余裕があるはずもなく、少し空間を開けるだけでも足先がはみ出してしまった。

 訓練や哨戒で駆けずり回った足の裏は硬く、働く男の努力でがさついている。骨太な足首から骨付き肉を思わせるほど急に膨らんだふくらはぎを視線が駆け上り、脚の付け根へと行けば、それはふてぶてしく鎮座していた。


「おお……」


 萎えてもなお存在感がある肉の塊。分厚い皮に囲まれているそれは亀頭をわずかにのぞかせ、金玉と並んで鈴口を狼へと向けていた。子作り済みだが綺麗な色をしていて、教会騎士らしく清廉な生活をしていたのだと狼は推測する。

 重すぎる胴体から逃げ出した一物がようやく日の目を浴びた。勃起すればさぞかし大きくなるだろうと狼は夢想するが、口の中にあふれる涎を飲み込んで表に出すことを抑えた。

 今バレてしまえばすべてが水の泡だ。大司祭サンデラントに報告されれば、この街での活動はもう不可能になる。


 だからリアルドは唾液でねばつく言葉を悟られないように、太ももを丁寧にもみほぐしていく。

 もう少し。もう少しなのだ。すでにサイは狼の術中であり、仕込みを間違えなければこの肉々しい一物を頬張ることができる。それを信じて、狼は好青年の仮面をかぶる。

 股間を盛り上げる勃起が限界を迎える前に、このサイを落すべく。


「どうした?」

「いや、あんたみたいな騎士様は足も重いから、気合を入れたんだよ。にしても見事な筋肉だよな、サンデラント様にしごかれてんだろ」

「そうだな……頻度は多くないが、あの方はたまに現場に顔を出されるからな。大司祭としての仕事も忙しいだろうに」

「でもあの人なら体を動かすのがストレス発散方法だと思ってそうだ」

「その通りだよ。たまに模擬戦をするからおれも何度か手合わせしたこともあるんだが、いまだに敵わねえ。うちの隊長もやけになって、次こそ勝つって息巻いてるよ。聖都にはあんな強い大司祭はいなかったからな」

「あんなのがうようよしてたら騎士の仕事なんてすぐ無くなっちまうだろ」

「違いねえ」


 表面上は和やかに進んでいる。しかし、カルバナイルは気付いていないが、すでに目はとろんと眠そうに落ちかかっていた。すっかり狼に気を許しているのだろう、萎えたものを見られていても気にするそぶりはなかった。

 試しに太ももから手を上げて尻を揉んでみるが、特に反応はない。ジューシーな肉に掌が埋まり、狼の喉が鳴る。これ以上は不審を抱かれる恐れがあるためすぐに手をどかしたが、内心では気が済むまで揉みほぐしたい気持ちでいっぱいだった。


「聖都から来て日が浅いなら、この街のいいところも知らなさそうだな。俺の店は誰から聞いたんだ?」

「同僚からだな。今色々大変だろうから、リラックスにいいぞって教わったんだ」

「お、宣伝か、今度サービスしてやらねえと。名前は?」

「……クロンズだよ」

「あーあいつね。結構ひいきにしてくれてんだ」


 だんだんとカルバナイルの反応速度が落ちており、返答にラグが生じてきていた。焚かれた香は耐性がない者の思考を鈍麻させる。サイは眠気だと考えているだろうが、実際は思考を無防備にさせられているに過ぎない。

 今なら問題ないだろうと狼が力を発動させると、手が淡い紫の光を帯びる。欲望を肯定する神アルヴェクスから授かった祝福が灰色の巨躯にゆっくりと浸透していく。

 

「ん、おぉ……手が熱くなったな、これは、いい感じだ……」

「だろう♡ちょっとした魔法だよ。才能があるわけじゃねえが、マッサージするくらいならちょうどいいんだよ」

「確かに……温かいと、心地いいな……悪い、寝そうだ……」

「気にすんなよ。背面が終わったら起こしてやるから、今は寝とけ。リラックスしに来たんだろ」


 秩序に抑圧されたストレスの発散は、規律正しい教会騎士に良く効いた。カルバナイルの意思はまどろみに揺蕩っており、狼が尻を執拗に揉んでいることにも気付かない。

 それどころか香油を肛門に塗りたくられているというのに、嫌悪を抱くこともできていなかった。


 サイの肛門は使ったことなどない淑やかなしわの集合体で、指の腹で撫でられるたびに収縮を繰り返している。何度かタップすると、うめき声に甘い吐息が混ざった。


「うぁ……そんなところも、するのか?」

「このオイルには保湿の効果もあるからな。やるからにはまんべんなく塗ったほうが肌にいいんだ」

「そういうものか。だが、なんだ、やはり恥ずかしいな……」

「慣れねえとそうかもな。教会騎士やってたころは俺も知らなかったんだが、客の中にはここを整えてくれってやつもいるんだよ」

「男色か。だが、おれには必要ねえぞ……」


 弱々しいながらも明確な否定がサイから上がる。思考が鈍ってもなおこの反応ということは、平時なら嫌悪を誘発していたに違いない。他の騎士団と違い、リアニスター教の騎士は潔癖なきらいがある。聖都にいたのなら、なおさらだろう。


「ここまで整えてるのにまだ抵抗するのか……大したもんだ。やっぱり騎士の中でもリアニスターのところが一番難しいな」

「なんの、話だ……?」

「お前が真面目だって話だよ。昔を思い出しちまった」


 だがもうカルバナイルはまな板の上に乗っている。妻を愛する男の堅実な精神に、包丁が差し入れられた。


「でも今は奥さんも妊娠中で大変だろ。溜まってるんじゃねえのか?」

「それは……」


 そっとサイの頭に狼が手を乗せると、思考のストッパーが侵食されていく。まどろんだ瞳が影響下にあることを示す淡い紫を灯した。

 ここまでくれば狼はもう本性を隠す必要がない。牙をむき出しにした笑みを浮かべて、獲物の思考に新しい教義を刻み付けていく。


「そうだな……最近は……」

「最近は?」もう少し力を注ぎながら問う。

「溜まっている」

「最後にセックスしたのはいつだよ」

「ずいぶん前、妊娠がわかるより前……だな。あの時は異動が決まって慌ただしかったから……それに、あいつの負担になるようなことはしたくなかった……」

「つまり、ここに来た時にはもうやってねえってことだ。抜いてんのか?」

「ああ」

「一日何回?」

「いつもは二回……多い時は、五……」

「ヒュゥ、見た目通りの性豪で良い感じだ。でも、それでも足りねえよな?」

「いや……」


 さらに力を注ぐと、サイの光彩を輝かせる紫が不穏に揺らめいた。


「いいや、お前は足りねえ。本当は十回でも足りねえし、セックスがしたくてたまらねえはずだ」

「そんな、ことは……ねえ」

「いいじゃねえか。ここには俺らしかいないんだ、隠す必要はねえ。こんなでかい金玉を持ってんだ、むしろ誇るべきだろ」


 空いた手で灰色の玉袋をつまみ、またも紫の力に浸す。欲望を肯定する神の力は精子の量産を活発にし、サイを今以上の性豪にしようとしていた。


「あんたは抜かねえと頭の中がセックスでいっぱいになる淫乱だ。だから教会騎士としてふるまうためには、毎日せっせとオナニーしないと駄目なんだ」

「ち、がう……おれは、そんなことを、考えるなど……」

「じゃあなにか、ここにきて奥さんがしてくれなかったからって、セックスしたいとは全く思わなかったってのか?」

「…………」


 沈黙は何よりも雄弁だった。だがそれは雄なら当然のことだ。リアルドはサイ自身に肯定させることで逃げ道を塞ごうとする。


「だろ? 男にとっては普通の事なんだよ。何ら恥じることはねえ」

「そう、か……?」

「ああそうだ。試しにあんたにここを勧めたクロンズにも聞いてみるといい。似たような言葉が帰ってくるはずだ」


 じわりじわりと、歪な価値観がサイの頭蓋に染みこんだ。狼の言うことは正しく、従うべきだという根拠のない信頼が胸に満ちていく。

 リアルドはもはやマッサージという体裁すら取っていない。サイの頭を撫でながら金玉を揉み、性感を高めることに執心している。性欲がさらに判断を鈍らせることを、この狼は知っていた。


「それが当然、普通だ。毎日オナニーを十回しても満足できねえなんて、雄なら当たり前だ。いつだって金玉はパンパンなんだからな」

「……なんか、おかしくないか、それ? おれは今まで、十回も、そんなこと……ふしだらなことに溺れるべからず、我らが神は、そう……」


 性欲に理性を踏みつぶされても、カルバナイルは違和感を手放さなかった。リアルドは軽く舌打ちをして、頭から手を放す。これ以上強攻すれば、確実に記憶として残るだろう。

 そも、異教徒と敵対するためにやってきた教会騎士が対策をしていないわけはない。目の前に差し出されたジューシーな肉体に逸っていたのだと、狼は認めざるを得なかった。


「敬虔で意志が強い、さすがは騎士様だ。まっ、そうじゃねえと面白くねえよな。こんないい男、すぐ手に入るとは思ってねえ」


 不信感を抱かれなければそれでいい。性欲のブーストは済んでいるのだ。

 今は欲望の種を植え付けただけで良しとしよう、リアルドは内心でほくそ笑む。


 そして最後の仕上げに取り掛かると、カルバナイルの耳元で小さくささやいた。


「あんたは俺のことが好きだ。好意を抱いている。いいな?」

「おれは、リアルドのことが……好き?」

「そうだ。今はまだあんたの奥さんほどじゃねえけど、仲良くなりたいと思ってる。俺といると心が休まって、口が軽くなる。今みたいにな」

「今……」

「ああ、気持ちいいだろ? 心地よいだろ? 俺といると、そんな気持ちになれるだろ?」

「そう、だな……」

「それを好きって言うんだろ?」

「ああ……そうかもしれない……」

「ならあんたは俺のことが好きなんだ」


 紫に縁どられた瞳が狼を見返し、その姿を脳に焼き付ける。偽りの安らぎを与えてくれた男に好ましいという錯覚を抱いて。

 リアルドがサイの鼻先に軽くキスをする。今はここまでしかできないもどかしさがあるものの、これから先を想像して尻尾を大きく振った。


「おーい、カルバナイル、背面終わったぞ」

「ん、そうか……悪い、寝てたみたいだ」


 ゆすって起こされたサイは焦点の合わない瞳を返す。光彩に残った紫も霧散して、意思を取り戻したのだろう。敵意のない視線から、今までのやり取りを覚えていないのは明白だった。


「リラックスしてくれたから俺は楽だったぜ。最近大変そうだし、マッサージが終わったら、ちょっと寝ていってもいいぞ」

「そこまで迷惑はかけられねえよ」

「いいって、どうせ今日は暇してんだ。あんただって家でも職場でもないところで、ゆっくりする時間が必要なんじゃねえの?」


 そう言われたらサイは反論に窮した。実際彼は妻の妊娠に転勤と、気を揉む出来事が頻発している。マッサージに来たのは、羽を伸ばす意味もあるのだ。

 元教会騎士の同胞なら悪いことにはならないだろう。そんな袋小路の思考へと進み、カルバナイルは恥ずかしそうに上目遣いをした。


「なら、お言葉に甘えようか……」

「うおっかわいっ……ごほん、じゃあまずは前面を終わらせねえとな。ほら、体をひっくり返してくれよ」

「わかった」


 ぐるんと肉付きの良い体を回転させると、自重から解放された一物が勢い良く立った。


「…………」


 その時のカルバナイルの顔は困惑と驚愕、そして羞恥が混ざり合った何とも言えないもので、完全に凍り付いていた。まさか勃起しているとは露とも思っていなかったようで、寒々とした沈黙が狼のツボにはまった。


「あはははっ! なんって顔してんだよ! 別に、寝てたら立つぐらい、男なら普通じゃねえか……それを、世界の終わりみたいな顔して……はははっ!」

「それは、そうだが……! 気付いてなかったんだよ!」

「聖都の教会騎士ってのはこんなに初心なのかよ。あーしんど、結婚してるって言うから俺も気を抜いてたが、ここまでとは……ははっ! 悪いな、ちょっと待ってくれ。呼吸が……」

「……別に構わねえよ」

「すねるなって。確かに教会騎士は騎士の中じゃ一番潔癖だし、他人に勃起を見せる機会なんてねえよな。わかる、わかるぜ」

「じゃあそのにやにや笑いを今すぐやめろ!」


 腹に据えかねてサイが怒鳴れば、それがまた面白かったのか狼の笑い声がトーンを上げる。その声は朗らかで、さっきまで邪神の力を使って篭絡しようとしていた人物とは思えない。

 だが堕落の種は確実に蒔かれている。アルヴェクスの力によって、カルバナイルの精巣は常人の何倍もの速度で働いているのだ。


 強直のSOSに気付かず、サイはただ恥ずかしそうに狼を睨みつけるだけだった。


****


 マッサージに行ってからというもの、カルバナイルの調子はうなぎのぼりに良くなっていた。

 体の不調はすっかりなくなり、剣筋に迷いもない。ぐっすり眠ったことで、転勤のストレスから解放されたのだろうと本人は考えている。いっそう任務や訓練に励むことができ、生まれてくる子が待ち遠しいと人生の最高潮を迎えていた。


 しかし、そんなカルバナイルには誰にも言えない悩みができた。


「……はあ、またか」


 休憩時間に教会で、サイは物憂げなため息を漏らす。使われていない倉庫の片隅で巨体を丸めると、忌々し気に視線を下ろした。

 すると何の変哲もない鎧が映るが、その中では巨根が痛みを訴えている。歩くのも一苦労なほど主張が激しく、しかもこすれるせいで感じてしまい、鎧の隙間から汁が漏れないか気が気ではなかった。


「こっちも元気になりすぎなんだよなあ、ったくなんでこんな……」


 ぼやきたくなるのも仕方ないだろう。何度抜いても萎える気配のない一物は、ごまかすのが大変だった。

 ここは秩序を重んじるリアニスター教会。今のカルバナイルは整った鎧姿で、教会の威信を背負っている。冒険者のように外でハメを外していいわけがない。

 だから誰も来ない所で慎重に、サイは時間があればしこっていた。


「クロンズにこの場所を教えてもらえて助かったが、あいつもこんなことしてんのか……?」


 マッサージ店を勧めた同僚にはなぜか勃起がすぐにばれてしまい、対策として教えてもらった。おかげでこの倉庫にはカルバナイルの性臭がしみ込んでいる。


「あの店に行ってからだが……性機能を亢進する理由がねえよな。それに薬とかならもう効果が切れてるだろうし……はあ、最近ご無沙汰だったからその反動だろうな。緊張がゆるんだらすぐ元気になりやがって……」

 

 もともと性欲の強い自覚があったせいで、原因に気付くことはない。体の調子がいいのは事実であり、その影響もあるのだろうと軽く考える程度だ。

 妻は妊娠中であるが、女遊びなどもってのほかだ。敬虔なサイは例え性欲が溜まろうとも、他の女性に手を出すことはなかった。


 なのでこうして一人寂しく、倉庫の片隅でしこしこするのだ。


「あっ♡すげ……何発出してんだよ♡今日だけで、もう、三度目だってのに……♡」


 パージした股間部分からにょきっと生える長大な一物を両手で扱き、カルバナイルは吐息を湿らせる。ギンギンにいきり立ったちんぽは触るだけで気持ちがよく、皮をこすればさらに気持ちがいい。

 鎧姿のまま大股を開いたサイの頭はすでに射精で埋まり、腰を動かしながら絶頂を目指す。


「うおっ♡おっおっ♡あー気持ちいぃ♡セックスしてぇ……♡」


 いつもなら絶対に言わないことをつぶやいているのだが、サイは気付かない。ただ手を動かして、快楽を享受するのに忙しい。脳内で妻を抱いた時の事を思い出すと、我慢汁がさらに濃くなった。

 毎回掃除しているとはいえ、部屋の一角にはカルバナイルのザーメンで出来たシミが残っている。見るたびに罪悪感と、しこった記憶を刺激されてそれ以上の興奮が湧き上がってしまう。


「くそっ……こんなことして、サンデラント様にでもばれたら……♡」

「私がどうかしたのか?」


 かけられた声は鈍器のようにサイの頭を打ち据えた。

 カルバナイルの体は一瞬にして硬直し、青ざめた顔で振り返る。


「まったく、こんなところで何をしているのだ貴様は」


 それは巨大な緑竜だった。清らかな法衣に身を包んだ屈強な竜が呆れた目でサイを見つめている。

 特注の法衣は荘厳な意匠が目立ち、一目で位の高さがわかるだろう。だが、彼を始めて見た人はそれよりも膨れ上がった肉体に目を奪われるに違いない。鎧でかさ増ししていないというのに、体の分厚さが常人をはるかに凌駕している。

 彼こそ騎士団長から大司祭に抜擢された男、サンデラントだ。


「サンデラント様……っ! どうしてここにっ!」

「昔の資料を探しにきたら、獣のような息遣いが聞こえてな。貴様、この前やってきた……カルバナイルだったか」

「も、申し訳ございません……!」


 睥睨されるとサイは肩を丸めた。勃起はもうそれどころではなく、先走りをこぼしながら情けなく縮こまっていた。


「はあ……貴様は確か、奥さんが妊娠中だったな」


 竜は頭に生えた立派な角を指でトントンと叩き、どうしたものかと思考する。

 大司祭の頭には新参の名前だけでなく情報まで入っている。教会を預かる身として、サンデラントはできる限りのことをしていた。


「家に居場所がないのか?」

「いえ、そういうわけでは……」

「私は結婚などしていないが、妊娠している女性は繊細だと聞く。子どもが第一だから当然だ」

「そうですね……最近はつわりもひどく、帰りに果物を買うことも多いです……」

「なら、当然夫婦の営みはできんだろうし、家で処理するのも難しいだろうな」


 どうしてここで世間話になるのかカルバナイルは見当もつかない。ただ聞かれたら答えるしかなく、一物をぶらつかせながら混乱の渦中にいた。


「扱くなというのは簡単だ。だがそれでは貴様が欲を溜めるだろう。新婚の貴様に他の女性で発散しろとは言えるわけもない。この街はどこにアルヴェクス信者がいるのかわからないしな」

「ですが、これは私の落ち度です。神聖な教会でこんなことを……」

「構わん。外でアルヴェクス信徒に篭絡されるよりずっとましだ」

「へ? 構わん、ですか……?」


 予想外の言葉が飛び出して、サイは面食らった。


「聖都から来たばかりなら実感がないだろうが、アルヴェクス教の信者たちは狡猾だ。娼館だけでなく日常のどこかに潜み、我らを堕落させんと狙っている。事実、先の暴動では何人もの仲間が裏切っていた」

「そう聞いております、この街は一度アルヴェクス信徒たちに支配されかけたと」

「ああ、私はその過ちを二度と繰り返すわけにはいかん」


 竜の目には信念が宿っており、向けられれば勝手に背筋が正されてしまう強さがある。この人に付いていけば間違いはないのだと、そう思える安心感がサイの胸に広がった。


「聞くが、貴様のように隠れて処理している者は他にもいるか?」

「お、おそらくは……」

「そうか……なんとかせねばならんか。カルバナイル」

「はいっ!」

「貴様に厳命を言い渡す」


 真剣な光が、サイを貫いた。


「この倉庫は好きに使うといい。その代わり、貴様のように欲を溜め込んだ者、言い換えればアルヴェクスの信徒たちに隙を見せそうな者たちを調査して報告しろ」

「はっ、かしこまりました!」

「その間に何か対策を考えておく」

「しかし、なぜ自分にそのような命を……?」

「もし貴様がアルヴェクス信徒だとしたら、あまりにお粗末な擬態だからだ」


 今度は羞恥がサイの頭を力いっぱい殴りつけた。倉庫の片隅でオナニーが見つかった以上、何の言い訳もできなかったが。


「それに、貴様はここに来てから日が浅い。可能性は薄いだろう」

「そっちだけを言ってくだされば……」


 まだ心の傷は浅かったのに、とは当然言えなかった。

 サンデラントといえば騎士にとってのあこがれだ。そんな人物にオナニーを見られただけでなく、呆れられたとなれば気落ちするのも仕方ないことだろう。


「このことは秘密で頼むぞ。自分で聞き取りをしてもいいのだが、私が騎士団を訪れれば皆を緊張させてしまうからな」

「それはそうでしょうね……大司祭様がそんなことをすれば、騎士団がパニックになりますよ」


 大司祭から急に性欲が溜まってないか、なんて聞かれたことを想像するとカルバナイルは苦笑せざるを得なかった。ただでさえ時折やって来ては騎士たちを打ち負かしていく実力者なのだ。緊張するなという方が難しい。


「そういうものか。我らがリアニスター騎士団は清廉潔白ではあるが、やはりその手の話がないわけではなかったぞ」

「聖都でもそうでしたからわかりますが……神官たちは下劣だと遠ざける者が多くいるかと。逆にサンデラント様は忌避感を抱かないのですか?」

「リアニスター様は秩序を重んじるが、それは人の営みを慈しんでくださるからだ。規律を乱さなければ好きにするがいい。性も人の一部だ」


 騎士団からのたたき上げで質実剛健な竜だが、立場としては穏健派に相当する。潔癖を極めようとする清廉派と違い、ある程度の欲を容認していた。

 だが倉庫でオナニーを許可することといい、大司祭にしては寛容すぎる。カルバナイルが意外そうな顔をしたことに気付いたのか、竜は顎下を撫でながら語り掛けた。


「聖都から来たばかりの貴様には、私がリアニスター様を形骸的に信奉しているように見えるかもしれん。だが、以前ここを治めていた大司祭が清廉派で、欲を認めず他者にもそれを強いた」

「存じております。確か、暴動の時に……」

「膨れ上がった欲望に耐え切れなくなり、道を踏み外した。真面目な人だったが、それゆえに壊れてしまったのだ」


 そのため、空いた席に鎮圧の功労者であるサンデラントが座ることになった。配属されるにあたって、カルバナイルは軽く調べてある。


「もともと私は穏健派だったからな。それに騎士団で遠征などしていたおかげで、民との交流も神官より多い。人はうまく欲と付き合っていかねばならんということを、十分理解しているつもりだ。それがアルヴェクス教との戦いにおいて役に立つということもな」

「だから、私を許してくださる、と……」

「理解してくれたなら何よりだ。だが……私以外にはバレないようにしろよ。さすがに陳情が上がればかばいきれん」

「善処します……」

「もしここでも難しければ、私の部屋に来るといい。個室なら空いている」

「さすがに無理ですっ!」


 オナニーのために大司祭の部屋に行くなど、あっていいわけがない。サイは全身全霊で辞退を表明した。

 だがなぜか竜は不思議そうな目で見つめ返してきた。


「その方がバレるリスクが下がると思うのだが? どうせ報告を聞かねばなるまい」

「サンデラント様は、その、自分の部屋で誰かが……やっていてもいいとおっしゃるのですか?」

「男なら誰もがする行為だろう。以前冒険者に協力を仰いで任務に同行してもらったことがあるが、その時は目の前でしこられたぞ。教会の外ではああいうのが普通らしいな」

「え、いや……そんなことが?!」

「それに、他の騎士団との合同訓練後には打ち上げをするのだが、その時もかなり下の話を振られてな……。剣で私に敵わぬならと、一物の大きさを比べられたこともある」

「せ、聖都では考えられませんね、それ……」


 教会が絶大な力を持つ場所でそんなことをしようものなら、首が飛んでいる。地方都市の洗礼を浴びて、サイは言葉を失った。

 生粋のリアニスター教の騎士であるカルバナイルからすれば、あっていいことではない。想像すらできなかったが、サンデラントの寛容さはここからきていたのだと納得はできた。


 ただ、これは二人も知らないことなのだが、サンデラントが受けた行為の数々はただのアピールだ。この竜があまりに鈍すぎて過激になっただけである。

 そっと手を握った冒険者もいたし、太ももを触ってモーションをかけた騎士もいたが、竜は何も気づかなかった。気高く強い竜に心を奪われた人は、この街にはたくさんいる。


「それに、私は同性の性に関しては抵抗がないからな」

「つまり……」

「そういうことだ。リアニスター様は同性での行為に関しては禁止していない。あくまで秩序を乱す行為を嫌うお方だからな……あ」


 そこで竜は何かに気付いたように顔を赤らめて尻尾をピンと立たせた。


「違うぞ。別に私がそうだからといって、貴様を呼ぶのは誘っているわけではない。そこを勘違いせぬように。ただ露見して風紀が乱れるくらいなら、というだけだ」


 しどろもどろになって弁明するサンデラントから親しみやすさが強く出る。普段は威厳を湛えた肉体もせわしなく動き、法衣がひらひらと舞うように揺れた。

 カルバナイルは訓練場で他を圧倒する竜しか知らなかったため、このギャップを産む不器用さに愛しさを感じていた。同性への行為はすでに暗示によってハードルが下がっている。サイは自分でも気づかぬうちに、竜にときめきを覚えている。


「すまない、気を悪くしないでほしい。本当に他意はないのだ」

「い、いえ、ご配慮に感謝いたします。では、倉庫で処理するのが難しい時には、お世話になるかと……」


 竜にオナニーを見せると考えるだけで、サイの股間は熱を帯びていく。どうしてと思う余裕はなく、ただ股間を隠すのに必死だった。


「ごほん……では、私は予定があるのでこれで失礼する。お前は大丈夫なのか?」

「休憩時間は……そろそろ終わりかと」

「なら早く戻るといい。引き留めてすまなかった」

「いえ! もったいないお言葉です。自分がこのようなところであれを……」

「気にするな。だが、一つ言っておく。欲に任せた選択をすることだけはやめておけ。それはリアニスター様の意思に反することであり、人としての終わりを意味している」

「はっ」

「困ったことがあれば、一度立ち止まって考えろ。私はいつでも相談を受け入れる」

「ありがとうございます」


 一礼をしてサイはきびきびとした足取りで倉庫を離れていく。中途半端なまま放置された股間は不満そうに先走りを垂らしていたが、鎧の中でおとなしくしおれていた。


「ふむ」


 そんな背中を、竜は鋭い目で見つめていた。


「聖都の騎士は皆敬虔だ。そして、ここよりも厳しい規律の下で生活していると聞く」


 サンデラントは大司祭に任命された際に、聖都の大教会を訪れたことがある。そこで見学した騎士団と今のサイを比べて、眉間にしわを作った。


「そんな騎士が、性欲に耐え切れず教会で処理を?」


 はたしてそんなことがあり得るのだろうか。あの聖都で騎士になれるだけの信仰心と実力を持っているカルバナイルが我慢できないなど、そしてそれを自分に許すなど。


「……嫌な予感がするな」


 だらけるにしても早すぎる。何か他の理由があるのではないか。サンデラントはそう疑わずにはいられない。

 部屋でオナニーを推奨したのも、今回の命も、すべてカルバナイルを監視するため。

 直接問い詰めたところで答えが得られないことなど、以前の暴動でわかっている。それに本人が気づいていない可能性もあるため、経過観察すべきと竜は考えていた。


「こんな時、お前がいてくれたら……」


 サンデラントはいなくなった副官を思い出し、悲し気に瞳を伏せる。信頼できる者がいてくれたら、カルバナイルの監視だけでなく教会の管理も楽になっただろうにと。

 あの暴動は竜から何人もの部下を奪っていった。騎士団出身の竜にとって、それはかなりの痛手となっている。

 あわよくば聖都から来たものを味方につけたい。サイへの提案にはそういう思惑もあった。


 大司祭になってから考えることが増えた竜は疲れの滲んだため息を吐きながら、隣にいない元部下の名前を呼んだ。


「……リアルド、私は正しくできているだろうか」


****


「性欲がすごい? 体が元気になったからじゃねえの。転勤は緊張して当然だし、慣れてきたら抑えてきたもんが爆発したんだろ」


 マッサージ店の狼に相談すると、あっさり返事が返ってきた。それはサイも想定していたものだったため、やはりと鼻息をつく。

 あれから常連となったカルバナイルはベッドで仰向けになったまま、硬く目をつむっていた。またしてもうつぶせから戻った時に一物は完全勃起しており、血管を浮かべてそそり立っている。

 こうなればもう、どうにでもなれとやけくそになって、最近の悩みを吐露することにしたのだ。


「あんた性欲すごそうだしなー。にしても、一日十回か……羨ましいくらいだよ」

「おれは困ってるんだよ。こんなんじゃ仕事もまともにできやしねえ」

「まあまあ、枯れるよりはいいだろ。俺は自分の施術で元気になってくれたみたいで悪い気はしねえけどな」

「一応聞くが、マッサージにそういう効果があるわけ……」

「あはは、ねえよ。あったらよかったんだけどな。そうすりゃ跡継ぎに困ってるお貴族様相手に商売できるってのに」


 しれっと受け流したが、今回もまたリアルドによって金玉に力を注がれている。これから先も、カルバナイルは膨大な性欲を抱えることになるだろう。

 背面をマッサージしている間、カルバナイルはまたしてもアルヴェクスの祝福を授けられた。本人は気付いていないが、瞬きするたびに瞳からは紫の残光が揺らいでいる。


「まあ、そりゃそうだよな……」

「でもこれ収まる気がしねえな。しこってやろうか?」

「は、はあ?! お前、何言って……!」


 教会騎士にとって到底受け入れられない提案をされて、サイの細い尻尾が振り回された。


「このままじゃ家に帰っても大変だろ。ここで処理してけよ」

「だからって、お前にさせるわけにもいかねえだろ」

「それは気にしなくていいぞ。これでも騎士辞めてからいろいろあったからな、こういうのも慣れてる」


 黒い指先が先端を撫でると、一物は大きく反応を示す。最近はサイの手しか知らない肉はまるで生娘みたいだと、狼は涎がこぼれそうになるのを何とか抑えた。


「んっ♡」

「でっけえちんぽ♡聖都からってことは、男色なんて知らねえんだろ♡試してみようぜ♡」

「そんなことできるわけねえだろ! 浮気なんてしたら、あいつに顔向けできねえ!」

「あー……さすが教会騎士。お堅いもんだ。別に男同士なんだし、浮気じゃねえだろ。あんた、俺の事愛してたりするのか?」

「それはねえけど……」

「だろ? だったらこれは性欲を発散させるだけの行為だ。このまま性欲を溜めるのはよくないってことくらい、あんたもわかってるだろ?」


 張り詰めた太ももをいやらしく撫でまわせば、サイが言葉に詰まった。教会でサンデラントにバレたこともあって、何とかしなければと思っていたのだ。

 光彩に宿る紫が淡く輝いて、サイの倫理を曇らせる。それに催眠によってカルバナイルのリアルドに対する好感度は高い。善意で言ってくれているのだという勘違いは、より真実から遠ざけた。


「俺は教会騎士だったから知ってるが、アルヴェクス教は人の欲望に付け込む。こんなもん抱えたままだと、いつか食われるぞ」


 張本人だというのに、何食わぬ顔で狼は諭す。意見が間違っていないのはカルバナイルもわかっているため、さらに意思が揺らぐ。

 サイの分厚い肉体はベッドから動かず、迷っているようだ。だったらあと一押しだと、狼はごん太ちんぽを握って、ゆるく上下にしごいてあげた。


「うおっ♡♡」

「だからここで発散してけよ♡俺もお預けされるのはもう限界だしな♡」


 そしてまた頭に手を乗せて堕落の力を使えば、サイの相貌から力が抜けていく。薄れていた紫が強くなるにしたがって、思考に靄がかかっていった。

 初来店した時の意思はすでに性欲に押されている。リアルドは萎えることないちんぽを握る手からも祝福を与え、性欲に発破をかけた。


「あ、あぁ……♡」

「気持ちよくなるのは悪いことじゃねえ。男なら当然だ。そして、男同士なら浮気にならない。そうだろ?」

「そ、うだな……男同士なら……♡」

「あんたが奥さんを大事にしているのはわかってる。だから男同士で処理するしかねえんだ。それが一番の解決法なんだよ」

「そうか……これが……」


 力が浸透するに合わせて、しごく手を激しくする。香油によって滑りが良くなっていることもあり、すぐにぐちゅぐちゅと卑猥な音を鳴らしていた。


「おっ♡おおぉぉ♡気持ちいぃ♡♡」

「そうだろ。自分でするよりたくさん出るぜ♡そうすりゃ早く収めることができる♡こっちの方が効率もいいんだ♡だったら迷うことはねえよな?♡」

「あ、あ……♡」

「ちっ、まだ躊躇するだけの理性があるのかよ。しぶといもんだ」


 狼は悪態をつきながらも手を休めない。サイの巨根を激しく扱き、快楽を注ぎ込む。

 熟達した手淫は初心なサイをすぐさま絶頂へと導いていく。か細い理性とは裏腹に股は開いていき、時折手に合わせて腰を突き上げる始末だ。体はもう、完全に陥落している。


「あっあっ♡ちんぽ、すげえ……♡」

「じゃあまずは一発ぶちまけて、本気を注ぎ込むとするか♡」


 カルバナイルの強直はまるで長きにわたる禁欲でもしてきたかのように硬く、筋肉が引き締まった鉄心のようだ。狼の指が滑るたび血管がつぶされて、ぐにゃりと曲がる様が生々しさを演出していた。


「おおぉ♡おっ♡」


 快楽と共に、サイの頭には新しい教義が沁み込んでいる。

 男同士に対する忌避も薄れ、方便によって補強された堕落を歩いていく。


「ちんぽ気持ちいぃ♡すげえ♡人に、しごいてもらうのって、こんな……おっおぉ♡」


 秩序を重んじ、人のためになれ。リアニスター教の教えは隅に追いやられ、射精だけがサイの脳を占めていく。男としての生理的欲求をブーストされ、カルバナイルの口から涎が滴り落ちた。


「おおぉぉおぉ♡お゛っ♡すげえ♡」

「気に入ってもらえたようで嬉しいぜ♡本当なら両手でしこってやりてえが、まっ、それはお仲間になったらどんだけでもしてやるから我慢してくれ♡」


 頭に乗せた手で意識を阻害していないと、抵抗される可能性がある。サンデラントにバレてしまえば、リアルドのたくらみはすぐ破壊されるに決まっていた。完全に堕とすまで慎重にやらねばならなかった。


「くそ、もどかしくてたまんねえ。早いところしゃぶったり突っ込んだりしてえってのに♡」

「うおっおっおっ♡たまらんっ……♡♡」

「こんなデカマラ使ってねえとかもったいないだろ♡世界のためにも、俺がちゃんとホモ堕ちさせてやるよ♡♡」


 カルバナイルの強直は太く、大柄な狼の片手では握り切れないほどだ。かさを広げた立派なずる剥け巨根であり、緩く曲線を描く立ち姿は雄々しさに満ちている。

 そんな一物に紫色の光が吸い込まれ、より敏感になっていく。性欲だけでなく感度の向上によって、耐えるのはますます困難になるだろう。


「これからあんたはどんどんスケベになるんだ♡正しい世界を作るためにな♡」

「ぐおおぉ♡きもちいぃ……もっと、もっと頼むぅ♡♡」


 性欲が亢進しているためか、サイのちんぽはあっという間に粘液まみれになっていて、雄臭い汁で泡を作っていた。鈴口からは絶え間なく先走りがあふれ出し、鼠径部を汚していく。


「ぐおぉ♡おおおぉ♡ぎもぢぃ♡すっげ♡おおぉん♡」

「そろそろだな♡おら、いっちまえよ♡男にしこられてザーメンぶちまけろ♡」

「い、いぐっ♡いぐ♡もう、出しちまうっ♡♡」

「いけ♡いけ♡俺に射精を見せろ♡綺麗な騎士様のきたねえ雄を見せてくれよ♡」


 そして幹をこすられ続け、サイの精巣は噴火する


「ぐっおおおぉおぉぉぉ~~~~♡♡♡」


 雄たけびを上げて、カルバナイルはすぐさま大量に射精した。

 頭上を軽く超える勢いで放たれたザーメンはリアルドにぶち当たり、毛皮の奥へと付着する。それは本人の顔にも届き、角の先端からぼたぼたと落ちていく。

 サイちんぽは尿道を膨らませて白濁を排出し続け、何度も痙攣した。金玉を空にするほどの強さは途方もない快楽を産み、見開いた眼をひっくり返していき続ける。


「ぎ、もぢいぃ♡すっげ♡すげえぇ♡♡」


 射精しながらのたうち回るちんぽはビクン♡ビクン♡と勇ましく膨らみ、ぬらぬらと赤黒い肉を輝かせている。そのグロテスクさはまるで単独の生物であるかのようで、だからこそひと際目立っていた。

 リアルドが怒張を見つめる目は熱っぽく、雄性に絆された雌さながらだ。きゅんとうずく尻をいじりたくなる衝動を何とか抑えながら、灰色の頭部に力を注いでいく。


「はぁ……まじでたまんねえな♡さすが聖都の騎士様だ♡あんた、最高の体してるぜ♡」


 サイの頭には射精の事しかないのなら、狼の頭にはセックスの事しかない。薄着には肉の大蛇がしっかりと浮かび上がっており、無意識に腰をカクつかせている。下着は先走りで汚れていて、じわりとシミが広がっていくだろう。


「お゛っお゛……♡♡」

「絶対逃さねえからな♡あんたは身も心もアルヴェクス様に捧げるんだよ♡♡」


 やがて精根尽きたサイが幸せそうな顔で脱力すると、その機を見計らって狼が回り込んだ。

 片手だけだった頭を両手で包み、理性を食い散らかそうと力を籠めた。


「うおっ……?♡」カルバナイルの目が紫に輝いた。

「俺の言うことを聞け。わかったら返事をするんだ」

「は、い……」

「いいぞ。あんたはこれからホモセックスに興味を持つ。奥さんがしてくれないからたまった性欲を発散するために、仕方なくだ」

「ホモセックス……?」

「ああ、そこからか。聖都の騎士様は清純でいらっしゃる。男色だよ、男色。男同士で子作りするってことだ」

「男同士で、する……」

「これからはホモセックスで通じるだろ。俺はそっちの方が下品で好きだぜ♡」


 今行われているのは、サイへの暗示だ。リアニスターを信奉する敬虔な騎士に、堕落を肯定させるための下準備。


「今のオナニー気持ちよかっただろ? それは相手が男だからだ」

「男、だから……」

「そう、だからあんたは男とするセックスに興味を持つ。なぜならもっと気持ちよく慣れるからだ」

「もっと、気持ちよく……」

「なりたいだろ? 今よりずっと気持ちよく、ずっと幸せに」

「なりたい……おれも、幸せに……」

「ホモセックスをすればなれる。だからあんたはこれから男が、とりわけたくましい男が気になってしょうがなくなる。男を性的な目で見てしまうんだ」

「性的な目……?」

「そして、あんたはここでしたオナニーを覚えているが、それだけだ。俺がこんな力を使えることを、あんたは忘れる。いいな?」

「はい、おれは、リアルドが……邪教の力を使えることを、忘れる……」

「邪教ってのはバレてるのか、まあいい。どうせ忘れるんだ」


 ゆっくり、ゆっくりとカルバナイルの価値観が蝕まれていく。妻を愛する実直な男から、性欲を同性で発散することにためらいのない不埒な雄へと。

 これ以上の暗示は齟齬がでるだろうと、リアルドは手をどかして暗示を終える。他の騎士ならいざ知らず、教会にはサンデラントがいる。異変を察知されるのは避けるべきだ。


 それに、すでに罠は仕掛けておいた。アルヴェクスの力を大量に取り込んだカルバナイルを使って教会をさらに退廃させるべく、狼は丹念に魔法を組み立てていく。


「お前は次にサンデラントに出会ったら――――」


 極秘任務だろうと今のカルバナイルに秘密は守れない。むしろ異端に絶好の機会として活用される始末。

 今のリアルドはアルヴェクスから祝福を賜った異端信徒の司祭だ。世を正すことに積極的な神であり、人に対して力を分け与えることを厭わない。


 リアニスターが人の世を思いやることで介入を控えているうちに、邪神の軍勢は勢いを増していく。善良な者を欲望の火種にして。


「これでいいな。頼んだぜカルバナイル。しばらく寝てろ。掃除しとくから♡」


 サイの瞼を落して語り掛ける声は優しい。だがその声音のまま灰色の皮膚の上で踊る精液を掬い取って頬張った。咀嚼する表情は茹った発情で、挙句の果てにそのまま舐め始める。


「んっ♡うめぇ♡ああ、もうすぐだ♡もうすぐ、お前に手が届く♡♡」


 萎え始めたちんぽをしゃぶりながら脳裏に描くのは別の雄。それは彼が知る中で最も逞しく、最も素晴らしい雄。狼が求めてやまない竜に思いを馳せながら、サイのザーメンを舌で掃除する。

 

「待っていてくれ、サンデラント♡俺がすぐ迎えに行くからなぁ♡」


 我慢できずにオナニーを始めた狼は、いつか来る未来を想像して射精した。


****


「……とのことです。サンデラント様が懸念していた通り、騎士団の中で風紀が乱れているようです」


 鎧の中で性欲を疼かせながら、サイは平静を取り繕って説明する。

 調査を開始したこともあり、カルバナイルは騎士団に渦巻く浮ついた雰囲気を察していた。最初こそ聖都とは違うのだろうと流していたが、それにしては露骨すぎる。

 特にマッサージ店を勧めたクロンズはカルバナイルに対して積極的で、過剰なスキンシップが多い。嫌なわけではないが、やはり気になってしまう。


 部屋の主は報告を聞きながら苦い顔をしていて、ため息を吐き出した。


「そうか、ご苦労だった。これは厄介なことなったものだ」

「となれば、これはおそらく……」

「ああ、アルヴェクス教の仕業で間違いあるまい。何かしらの方法で人々の欲望を肥大化させているのだろう」


 緑竜はこめかみを押さえながら、その方法について考え込んだ。だが尻尾をつかんでいない以上、憶測の域を出ることはできず、絞り込む策が必要だと結論付けた。


「何か対処する方法はないのですか?」

「うちの神官たちに対応させる。浄化させればアルヴェクスの力はある程度抑えられるはずだ。すぐさま騎士団全員への対処は難しいが、徐々に広げていくしかあるまい」

「おっしゃる通りです。いつ頃からそうなったのか、わかりませんでしたから……」


 カルバナイルは新参だからなおのことだろう。教会騎士団に邪教の息がかかっている、それはサイにとって屈辱でしかなかった。


「ひとまず、神官には声をかけてある。まずは貴様が浄化を受けるがいい」

「……すでに準備をしていたのですか」

「厳命を頼んでいる以上、用心に越したことはあるまい」


 教会でオナニーしていたサイに対して、サンデラントは準備をしていた。懸念点を潰すことで、配下として重用したいと考えている。

 カルバナイルも自身の異変には気付いており、最近のおかずはもっぱら男性となっていた。倉庫でのオナニーも頻度を増え、中はサイの性臭が消えることはない。サンデラントの部屋でやりたいという強い欲求が芽生え始めているが、それは何とか抑えていた。

 もちろん本人も困っているため、それで何とかなるならと竜の提案にすがる。もしかしてという気持ちがあるのは否定できず、疑念から逃れられるなら躊躇などなかった。


「それと、サンデラント様にはこちらも見ていただきたいのですが……」


 声をかけられて、竜は悩んでいた顔を上げた。

 眼前にいたカルバナイルは何かを差し出しており、そこに視線が吸い寄せられる。


「これは……?!」


 掌には紫の水晶が乗っていた。見ているだけで吸い寄せられるような蠱惑的に輝く、おぞましい代物が。


「カルバナイル……これは、なんだ……!」

「サンデラント様に見ていただきたくて。渡されただけで、私も見るのは初めてです」

「貴様、自分が何を言っているのか、わかって、いるのか……?!」

「え……?」


 何が間違っているのかわからない素っ頓狂な声を出すサイも、じっと水晶を見つめている。サイはただ与えられた命令をこなしただけで、意思など介在していない。だから疑問を抱くこともできず、邪神の力を竜へと向けたのだ。


 この水晶にはリアルドの命令が込められている。邪神の力で曖昧になった思考に仕込みませることで、敬虔な人格を捻じ曲げようとしていた。


「……『命令が理解出来たらカルバナイルはこれをしまい、二人は今見たものを忘れる』」


 サイの声音が呆けたものに変わる。


「……『サンデラントはカルバナイルを信用し、浄化は不要だと考える』……だと」


 竜は頭に入り込んでくる害意を排除しようとするのだが、水晶の輝きは思考に靄をかけてしまう。水晶だけなら問題なかっただろうが、力を取り込んだサイによって補強されており、絶え間なく刷り込みが行われ続けていた。


「ち、違う……私は、読まれて、いた、のか……?」


 サンデラントが次になにをするのか、わかっていなければできない命令だ。敵はカルバナイルと通じているだけでなく、自分についても詳しい人物。

 だがそんなプロファイリングをしたところで、結論にたどり着く前に催眠が蓋をする。すでに竜の光彩も紫に陰り、屈強な体に力が入り込んでいく。


「……はぁ♡はぁ♡馬鹿な、こんなことが……♡ありえて、いいわけがない……♡こんな、強引な暗示など……♡」


 直接マッサージされたカルバナイルがまた完全に堕ちていないように、催眠の支配下に置くには時間がかかる。だが逆を言えば、丁寧にされると逃げ道がない。サイがそうであるように、竜もまた、高潔な精神をむしばまれ始めていた。


 サンデラントは涎を垂らしながらも苦悶を強め、必死に抗っている。邪教のいいようにされてはならないという使命が、彼の理性を支えていた。


「わ、私は忘れぬぞ……! 絶対に……暗示さえ覚えておけば、違和感をたどり……『サンデラントはマッサージに興味が出る』『サンデラントはマッサージを受けたい』『サンデラントはカルバナイルが通っている店が知りたい』」


 マッサージ、おそらくそれがカルバナイルを狂わせた元凶だ。

 だが今更わかったところでもう遅い。竜の瞳は完全な紫に変わっている。


「貴様らを見つけ出し、根絶やしにする……! この平和を、乱させたりなどせぬっ!」


 意識を保つために敵愾心を燃やしていた竜だが、サイが水晶をしまうと一瞬だけ目から光が消える。


「……サンデラント様、いかがされましたか?」


 ふと竜が我に返れば心配そうにのぞき込んでいるカルバナイルがいた。

 教会を預かる者はすぐさま口元をぬぐい、背筋を正す。


「……カルバナイル」


 そして、ゆっくりと竜は口を開く。

 奥に潜んだ邪神の力を排出し、カルバナイルを救えば未来は明るい。決意に牙を立てる邪悪な意思を跳ねのけ異教徒を捕縛すれば、街は救えるのだ。


 言わねばならぬ言葉を頭の中でまとめ上げ、サンデラントは言った。


「――――体の調子が悪いのだが、いい店を知らないか?」

 

****


「お、いらっしゃい。久しぶりだな、サンデラント」

「ああ、まさかお前がこんなところで働いているとは思わなかった。息災か、リアルド」


 竜と狼は簡素な店で向かい合い、なつかしさに浸る。法衣を脱いだサンデラントは隆々とした肉体がより明瞭になっており、ベッドに腰を掛けていた。

 太ももにタオルを置いただけで、巌のような体つきは圧迫感が強い。大司祭になってからも鍛錬を怠らなかったのだろうと、狼は元上官の変わらなさに笑みを浮かべる。


 カルバナイルからマッサージ店について聞きだした後、少し経って竜は訪れた。大司祭としての責務があり、時間を空けるのが難しかったのだ。だが、リアルドは長らく顔を見ていない人物の来訪にも平然と対応し、わかっていたかのように奥へと案内した。


「おう、騎士はできなくなっちまったが、こっちはこっちで楽しくやってるよ。あんたこそ、仕事ため込んでねえか? 俺みたいな優秀な部下が何人もいなくなっちまっただろ」

「なんとかな。だが、お前がいない穴は大きい。毎日方々を駆けずり回ってなんとか対応しているのが現状だ」

「んじゃ体もガタが来てるかもな。今日はしっかりほぐしてやるよ」

「助かる」


 狼が近づいても竜はすました顔だ。張り詰めた肉体を前にリアルドは柄にもなく緊張し、伸ばす手の速度も遅い。ようやく指先が弾力ある内皮に触れると、中まで詰まった筋肉を感じられた。


「相変わらず、すげえ筋肉だな。最高だ……」

「大司祭になってからも鍛えている。いつ現場に行って指揮するのかわからんからな」

「だからって、ここまでたくましいとほれぼれするぜ♡」


 甘い香が揺蕩う中、狼の手がどんどん遠慮を無くしていく。張り詰めた胸を揉みほぐせばその大きさに感嘆し、両手で寄せると深い谷間が形成される。

 明らかにマッサージの度を越した対応だったが、サンデラントは気持ちよさそうに吐息を漏らすだけ。


 その瞳には薄い紫が宿っていた。


「ほうぅ♡いやらしい手で揉むじゃないか♡」

「そりゃもう♡この日をずっと待ってたからな♡あんたをここに呼ぶまで、大変だったんだぜ♡」


 最初の暗示を与えて以来、カルバナイルを経由して何度も水晶を見せた。一度では微弱な効果しか与えられないが、回数を増やせば暗示が思考の基盤になっていく。しかも邪神の力によって性欲が亢進されれば、いくら大司祭といえど抗いきれるものではなかった。


 竜の巨乳に無遠慮な手形を刻んだところで、阻まれたりはしない。それどころか顔には期待をのぞかせており、狼が顔を差し出して、軽く口づけをする。


「んっ♡がっつくじゃないか♡マッサージをするのではなかったのか?♡」

「我慢できなかったんだよ♡ようやくサンデラントが俺のモノになるんだからさ♡」


 鼻面をくっつけたまま、お互いの吐息がかかる距離でむつまじく会話する。今のサンデラントはリアルドに好意を抱いている状態だ。歪であったとしても、拒むという発想は出なかった。

 だから、狼が舌を伸ばせば当たり前のように応えてしまう。キスですらなくただ舌を絡ませるだけの行為をしたところで、嬉しいという感情だけ。


「んふぅ♡んっ♡じゅるっ♡ううぅ♡♡」

「こんなの、したことねえだろ、お堅いサンデラント様はよぉ♡」

「ああ、その通りだ……はふっ♡最近は、カルバナイルと並んでオナニーをすることも増えたが、キスはまだ、だからな……♡♡」


 性欲が増えて倫理観も緩んでいる竜には、最初にあったカルバナイルを監視するという建前すらなくなっていた。むしろ信頼できる部下だと思い込まされており、オナニーも倉庫から部屋でするようにと命令するほどだった。


「はっ、いい感じだな♡金玉にも十分加護がいきわたってるみてえだ♡それならしこる回数も多いだろ♡何回だ?♡」

「一日十回は……最近は、何度出しても治まる気配がなく……カルバナイルに協力してもらって、処理をしている……♡」


 おかげで大司祭にあてがわれた個室には、常に雄の性臭が漂っている。執務室とは違うためバレてはいないが、サンデラントは入るたびに興奮するようになっていた。

 そのことを思い出しているのか、股間ではタオルを押し上げるほど一物が大きくなっていた。シルエットだけでもわかるほどの巨根で、先端にはシミができている。


「すっげ……♡やっぱあんたは大きいと思ってたよ♡」


 本当はこのまま押し倒して犯しつくしてしまいたいのだが、リアルドはこらえて竜から距離をとる。ふわりと香る雄の匂いにときめいてしまえば、抑え切れる気がしなかった。


「まずはどれくらい暗示が効いてるか確かめねえとな♡下手うって失敗なんてしちゃ、笑うに笑えねえ♡」


 水晶を毎日見せたが、どこまで染まっているのかは自分の目で確認しないとわからない。今日は最終段階なのだ、いつも以上の慎重さが求められる。


「さて、じゃあどのくらいあんたがアルヴェクス様の加護をため込んだが、調べてみるとするか♡横になってくれ、マッサージするぞ♡」

「ああ、頼んだ♡」


 リアルドは竜に仰向けになるよう言い、タオルを外す。中では元気な肉棒がびんと全貌をさらし、赤黒い雄々しさを誇示していた。まともな人なら恥ずかしがるだろうが、サンデラントはしごきたい手をうずうずとさせるだけで、隠そうという気も起きないようだった。

 サンデラントは竜によくあるスリット持ちで、肉の割れ目を押し広げてごん太ちんぽがそそり立っている。アルヴェクスの力は雄の股間を好むため、隙間から臭気のように紫のオーラがむわりとこぼれていた。


 肩幅も広く屈強な肉体がまな板の上で鎮座している。仕事柄巨漢が使っても壊れないベッドのはずなのに、竜が身じろぎするたびにきしんだ音を立てていた。

 普段法衣で隠れている肌は傷が目立つ、リアルドはこれが部下をかばってできたものが多いのだということを知っている。戦場の旗頭として凛と立つ背中を思い起こし、それはすぐさま興奮へと置換された。


「あぁもう、早くやりてえぇ♡俺好みのスケベな雄にして、一生一緒に暮らそうな♡」


 狼の相貌が凶悪に蕩け、そのまま頭蓋を二つの手で包み込んで力を注ぎ込んでいく。

 水晶から摂取し続けた力はすでに竜になじんでおり、香の力もあってサンデラントの顔はすぐにまどろんでいった。


「サンデラント、俺がすぐお前を縛るくだらない秩序から解放してやる♡この力を受け入れれば、あんたはもっと幸せになれるんだ♡」

「あ、あぁ……リアルド……♡どうして、貴様はアルヴェクスの信徒に……?♡」

「そんなことがまだ気になるのか? ったく、暗示に浸っても根の真面目さは変わらねえな♡良いぜ、力をなじませてる間、話し相手になってやる」


 傑物相手では用心しすぎることはない。リアルドは丁寧に力を使いながら、過去を反芻する。その口調は寝物語を聞かせるような柔らかさだった。


「俺が怪我して騎士団を辞めたところまでは知ってるよな。あんたが気を利かせて退役金を弾んでくれたから暮らすには困らなかった。けど、すごく退屈でな。あんたの声が恋しいと思った。リハビリがてらに訓練しながらずっと、騎士団に戻ることだけを考えてたんだ」

「それなら、なぜ……」

「その時だったよ、アルヴェクス様からの天啓が来たのは。俺が来る日も来る日も一人で訓練していると、毎晩のように神は啓示をくださった。俺があんたに抱いていたのは尊敬ではなく恋慕だと。自分を信奉すれば、この欲を叶える力をやると」


 話の内容が神に触れると、狼の相貌が恍惚を強めた。自分は選ばれたのだという狂信に近い喜びが、力の制御を少し不安定にさせる。


「事実俺のリハビリは異常な速度で終わった。今の俺は騎士団に戻っても問題ないくらいには回復してるんだ。当然俺はアルヴェクス様を信じた。俺の願いを叶えてくださるのは、アルヴェクス様しかいないってな。だから最初は騎士団に入って布教しようと思ったんだが……あんたの目を欺けるとは思えなかったから止めた。それに、今アルヴェクス様を信奉するものは、あの暴動のせいでかなり減っている。目立つ行動をするのは無理だ」


 元副官としてサンデラントの動きはある程度予測できていた。だからこそリアルドは今までリアニスター教団の手をすり抜けられた。その間にマッサージの事を学び、邪神の力を合わせることで話題のマッサージ店になれたのだ。


「それからは徐々に信仰を広め、仲間を増やすことに苦心したよ。あんたにバレるわけにはいかなかったからな」

「……」

「アルヴェクス様は俺の救世主だ。あの方を信じていれば間違いなんてない。あんたもすぐにそれがわかるはずだ。店の地下に祭壇がある。これが終わったら一緒にそこで盛ろう。愛しているんだ、サンデラント」

「はあ……」


 そのため息には、隠しきれない失意がにじんでいた。洗脳中の者が出すにはあまりに理性的すぎる音で、狼はすぐ我に返る。


「サンデラント……?」


 とっさに呼びかけてしまったのは本能からだった。暗示をしみ込ませている間に、まともな反応が返せるわけはないと知っていたのに、口が勝手に動いていた。

 だが、予感は的中し、竜の声は凛としたままだった。


「残念だ、リアルド。本当に。だが、お前は悪くない。悪いのはお前をそそのかした悪しき神なのだからな」

「なんで……!」


 暗示が効いていないと悟った狼は逃げようとしたが、視界がぐるりと回転した。気が付けば竜がのしかかっており、完全に取り押さえられてしまっている。

 体重のかかった技から逃れるすべはなく、暴れればさらに締まって痛みが増すだけだった。


「サンデラント……! どうして! あんたにはアルヴェクス様の力がたっぷりと注がれていたはずだ!」

「ああ、そうだとも。おかげでここ最近はかなり醜態をさらした。カルバナイルにだけしか見られていないのは、不幸中の幸いだがな」

「だったらなぜ! アルヴェクス様のお力は絶対だ! あれほど侵食されて、理性が保てるわけがないっ!」

「そうか? 私はこの通りだ。もっとも、何度か危なかったがな。……入ってこい」


 サンデラントが呼びかけると、部屋に鎧姿の雄が大量に流れ込んできた。鎧の意匠はきらびやかで、教会の文様を刻んだ彼らは異教徒に容赦のない眼光を注いでいる。


「逃げ場はないぞ。おとなしく浄化されろ。そして、元のリアルドに戻ってくれ」

「……今までのは俺を油断させる演技か?」

「そうだ、いきなり攻め込んでも逃げられる可能性があったからな。それに、お前の本心が聞きたかった。なぜあんなにも敬虔だったリアルドが、アルヴェクスを信奉するに至ったのか……お前を一人にすべきじゃなかった。すまない」


 退団した後の空虚な心に付け込まれてしまった。自分の下を去る時に参謀としてもっと呼び止めるべきだったのだと、サンデラントは後悔してもしきれない。


 初めて紫水晶を見せられたとき、サンデラントはぎりぎり理性を保っていた。暗示の内容からマッサージ店に何かあることがわかった後、浄化したカルバナイルと共に暗示にかかったふりをして、準備が整うまで慎重に進めていた。

 他に汚染された者が教会にいないか調べるのにも時間が必要だった。その間、竜は肥大化した性欲に悩まされながらも、なんとか耐えてみせた。

 リアルドの慎重さはサンデラント譲りだ。この竜は部下や民を思いやるため普段は石橋を叩いて渡るが、今みたいな大捕り物では最前線に立つことを厭わない果断な精神を持っている。


 それを狼もわかっているはずなのに、まばゆい竜に目がくらんでしまった。早く手元に来てくれという渇望が、無意識に焦らせていたのだ。


「アルヴェクス様の力を何度も受けたのも……俺を油断させるため、か……よく理性を保っていられるもんだ」

「貴様が黒幕だと知れば、飲まれてなんぞいられんよ。何があっても、私が救わねばと思った。その意思が助けてくれたのだ。リアルド、私もお前のことを、ずっと……」


 その先を竜は飲み込んだ。自分には言う資格などないと諫め、騎士団に合図を送る。やらなければならないことは山済みだ。その中には、大事な狼を助けることも含まれている。


「異端者を逮捕しろ。他の者は店の捜索をし、異端者たちのつながりを探せ。これ以上、アルヴェクスの好きにさせてはならん!」

 

 団から進み出たカルバナイルにマントをもらって体を隠し、竜は堂々と宣言する。例え恥ずかしい姿をさらしても、何も恥ずべきことなどないと態度で語る。その姿は、敵となってしまったリアルドですら目を引かれるほどに勇猛だった。


「サンデラント様、この場に長居は無用です。後は騎士たちに任せ、一刻も早く浄化を受けてください。敵をだますためとはいえ、これ以上汚染されればどうなることか……」

「わかっている。カルバナイル、付き添いを頼む」

「はっ。外に馬車を待機させております。衣服もそこに。急いで戻りましょう」


 他の騎士に押さえられながらリアルドは見てしまった。マントだけを羽織る竜に付き添って部屋を出ていこうとするサイの姿を。

 その瞬間、狼の胸の中で激しい嫉妬の炎が吹き荒れる。邪神にそそのかされる前からずっと、狼が求めていたのはサイの場所だったから。


「あ、ああぁ……違う! そこは、俺の……俺の場所だ! 俺の、俺だけのっ!」


 狂ったように歯を向いて暴れるが、騎士たちにはかなわない。それどころか邪神によって心を狂わされた者に向ける憐憫の視線が、いっそうリアルドを激高させる。

 先の話を聞いてしまえば、彼も被害者であることは明白。騎士団の中には顔見知りもいる。彼らは敬虔で頼もしかった元副官の落ちぶれた姿に対し、胸中を痛めていた。


 副官となってから、狼はずっとサンデラントの右腕だった。この人と一緒ならどこまでもいけるのだと、そう信じていた。

 邪神に敬愛を捻じ曲げられてさえいなければ、きっと教会での復職もできていたかもしれない。だがもうそんな未来は訪れない。今竜の隣には、サイがいる。


「待ってくれ、サンデラント! 頼む……! お願いだっ!」


 背中からかけられる悲痛な声に、竜は応えない。ただ口を硬く噛み締め、拳を握るだけ。振り向いて情けをかけることが、一番彼のためにならないと知っていた。

 心の中では邪神に対する怒りが燃え盛っている。あれほど敬虔だった狼ですら道を踏み外すのだ、どこまで人の心を弄ぶのだと天に唾を吐きたい気持ちですらいた。


 遠ざかる姿に狼は泣き伏して、ただただ神の名を呼ぶ。もはや人の力ではどうしようもなくなった今、できるのは神にすがることだけだった。


「ああ、アルヴェクス様……アルヴェクス様……貴方様の敬虔な信徒をお助けください。願いを叶えるとおっしゃった貴方様のお言葉を、どうか信じさせてください……」


 狼は祈る。無心で神に救いを求めて。

 アルヴェクスは人の世に介入することを好む神だ。夢枕に立って教義を直接受け取った狼にとって、邪神はまさに救いの糸そのもの。だからどこかで見ているのなら、きっと救いはもたらされるはずだと信じた。


 そして、それは正しかった。


「……うっ」


 誰かが漏らした小さな声が、広がっていく。騎士たちの中で上がった小さな声。だが次第にそれは数を増して、鎧ががちゃがちゃと苦悶の音を立ててた。


「……なんだ」


 慌てて振り返ったサンデラントが目にしたのは、股間を押さえてうずくまる大勢の騎士たちだった。彼らは皆せわしなく股間部をひっかき、腰をカクつかせて触れないもどかしさに身もだえしているようだ。

 鎧を脱ぐという知能すら性欲につぶされているのか、ある者は床にこすりつけることに必死で、ある者は思い切り叩いて振動で快楽を得ようと必死。今や騎士たちは荘厳な意匠も無様になりはて、射精を求めて床の上で暴れるだけだった。


 一瞬にして地獄絵図になった店内に、竜の驚愕がこだまする。


「これは……どういうことだっ!」


 鎧の発情音の中心にいる狼から、黒を覆い隠さんばかりに紫のオーラが立ち昇る。水晶や先ほど狼が放っていたものとは密度がまるで違う、目をそむけたくなるほどの邪悪さの塊だ。


「お逃げください、サンデラント様! 今のリアルドは普通ではありません!」


 赤らんだ顔でサイが竜の前に出た。自身も発情しているはずなのだが、施術によって耐性ができていたのか、他の騎士よりかは理性を保っているようだ。

 優先すべきは大司祭の脱出だと、即座に身を盾にできるのはさすがだが、狼が指を振るだけでサイの性欲は極限まで膨れ上がった。


「うぉ……♡」

「逃がすわけねえだろぉ……♡あんたは引っ込んでろ、俺はサンデラントに用があるんだ……♡」


 ゆらりと立ち上がった狼の目は血走っており、理性が薄くなっているのは明らかだ。何とか食い止めようとするカルバナイルだが、神の寵愛を得た狼を止めるすべはない。紫のオーラに弾き飛ばされ、壁に叩きつけられてしまった。


「がっ……!」

「ああ、アルヴェクス様……♡やはり貴方様は最高の神!」


 あれだけいた騎士たちは敗れ、竜と狼は向かい合う。汚染されたままのサンデラントは自身の内から歓喜が湧き上がるものの、惑わされまいと掌に爪を食い込ませて耐えた。


「リアルド……そんな神に頼るな。教会にいた頃を思い出せ。浄化さえ済めば、お前は戻ってこれる」

「いいんだ、もう。くだらない秩序に阿ることはねえ。俺らを縛る全部をかなぐり捨てて、一緒に暮らそう、サンデラント!」


 二人が並んで働いていたあの頃をくだらないと吐き捨てる狼には、もはや更生の可能性は薄い。サンデラントは偽りの歓喜を捨てようと自信の胸に爪を立て、膝を折ることはなかった。

 竜には体を満たす祝福に対する感謝が渦巻いている。植え付けられたものだとわかっていても、頭を垂れてしまいそうだ。


「……逃げられはしないだろうな」


 それでも大司祭は冷静に状況を分析している。騎士たちが陥落した今、背中を向けることは敗北を意味する。せめて外に控えている者に連絡が取れればいいのだが、それすらも難しいと理解していた。


「あがくしかあるまい」


 もだえる騎士から剣を借り受け、狼へと向ける。異変を察知した外の者が来てくれさえすればいい。自分が駄目になったとしても、情報を広めるだけで価値がある。竜は自身のことをすでに諦めているが、教会の敗北だけは防ごうと決めた。


「こんなことになって、残念だリアルド」

「あんたもすぐ受け入れる。アルヴェクス様の力こそ、世界を統べるにふさわしいと」

「……本当に、手放すべきではなかった。権謀術数渦巻く私の傍から離せば、お前は幸せになると思っていたのに」

 

 サンデラントにとって、リアルドは暖炉のような存在だった。明るく口が回り、頭も切れていたおかげで副官としていつも支えてくれていた。口下手な自分とは違って部下とのコミュニケーションも良好で、竜の些細な変化にも気付いて対応してくれる、大事な人だった。


「だからせめて幕は私が引こう。貴様はここで、邪神にそそのかされた被害者として終わるべきなのだ」


 差し違える覚悟で切っ先を振るい、竜は踏み込んだ。胸に沸き立つ膨大な後悔を振り払うように。


 そして、部屋は紫の光に包まれた。


 結果など火を見るよりも明らかで、神の加護を受けた者にただの人が勝てるわけもなかった。サンデラントは剣先を狼の喉笛に当てたまま静止し、呆然としているだけ。

 狼の手が剣を軽く押すだけで下げてしまい、ただ起立したままの竜は肉の彫刻になったようだった。瞳から漏れる紫のもやは濃く、体内を巡る力のせいでまたもスリットから一物が立ち上がっていく。


「サンデラント」

「なんだ……」

「剣を捨ててこっちにこい」

「わかった……」


 もはやサンデラントの自由意思はなく、深い暗示の影響下にあった。ためらいもなく剣を放り投げ、部下たちを見捨てて狼の背中を追う。感情が抜け落ちた表情をしていても、竜の見た目は勇ましかった。


 リアルドが招いた先は店の地下、邪教の祭事場だ。松明の明かりに照らされたおどろおどろしい気配の中心には、アルヴェクスの像やいくつもの淫具が置かれている。

 像の前には大きなクッションがあり、屈強な竜は言われるがまま腰かけて股を開けば、邪神にスリットを見せびらかすような姿勢になった。


「我らが神は人の欲を好まれる」狼が竜の肩から顔を出して。「欲をさらけ出して祈りを捧げれば、アルヴェクス様はきっと応えてくれる。俺はまたあんたの下で働きたい。この街をアルヴェクス様に捧げるためにも、あんたが必要なんだ」

「そうか……」


 リアニスターをあがめる竜に対してなんとも侮辱的な発言だが、怒りなど湧いてこなかった。ただ思考に薄い膜がかかったようで、狼の言葉に従うことしかできていない。

 邪神の像は大きな水晶の塊で出来ている。小さな破片ですら他人を操ることができるというのに、これほどの大きさならどれほどの力をため込んでいるのか。


 水晶は狼の言葉を肯定するように紫の光を揺らめかせ、竜の精神を貶めようとする。秩序を重んじ高潔な騎士であるサンデラントを、神の眷属にするために。


「ああ、そうだ、私は……これが神の、啓示……今の世界は秩序が硬すぎる……」

「今世界を覆う秩序は人のためじゃない。リアニスターが人を都合よく操るための柵でしかないんだ。俺らは牧場の中で何も知らずに飼われるだけの家畜。アルヴェクス様はそれを憂いていらっしゃる」


 後ろから狼は手を回し、竜の体を撫でまわす。いつもはリアルドがクッションに腰かけて神にささげる自慰をしていたが、そのたびに神の考えが狼に流れ込んでいた。

 同じことを竜もされており、長年生きて培ってきた善性が欲望の餌にされている。欲望を広げることこそが、世界のためになるのだと説得されようとしていた。


「セックスを……」つーっと竜の口から涎がこぼれた。「もっとセックスを。人が人を増やすために必要な行為を、推奨することで、人の繁栄を望んでいると……」

「そうだ、アルヴェクス様はセックスを求めていらっしゃる。それが人のためになると知っているからだ。間違っているのはアルヴェクス様じゃない。リアニスターなんだよ」

「では、なぜ、男同士でも……」


 それでもサンデラントの意思は強固だ。ここにきて疑問を提示できるその強さを、狼は愛おしそうに撫でた。


「アルヴェクス様のお力があれば、男同士でも子どもが作れるからだ。性という秩序すら、あの方の求めるものではない」

「そうか……」


 黒い手は竜の乳首をつまみ、きゅっとひねった。感度の上がった体は過敏に反応し、長大な一物が大きく跳ねる。


「うあっ♡あっあっ♡」

「だから乳首をもっと大きくしような♡俺らの子どもがミルクを飲みやすいように♡」

「私と、リアルドの……?」

「そうだ、俺らは神に誓って夫婦になるんだ♡アルヴェクス様は、お前も俺のことを愛していると教えてくれた♡だから俺はすべてを捨ててあんたを選んだ♡あんたは違うのか?♡」

「…………」


 問われた瞬間、竜は背後にいるリアルドを剛腕で抱き寄せて、共にクッションに沈んだ。二度と離さないとでも言わんばかりに固く抱きしめ、盛り上がった胸にうずめる。

 秩序のためにとずっと抑え込んでいた私欲が肥大化し、狼を求めてやまない。権威や地位を投げ捨てた全裸のサンデラントは、本心からこう言った。


「違わない。愛している、リアルド♡愛しているんだ♡」


 紫に輝く瞳で弧を描き、竜は嬉しそうに笑顔を咲かせた。狼もそれに応えればクッションの上で巨体同士が絡まって、自然と深い口づけへと移行する。


「んふぅ♡愛している♡リアルド♡リアルド♡私にもっとキスを♡お前が欲しくてたまらないのだ♡♡」


 邪神の力で染まった竜に欲を耐える力はなかった。本能の求めるまま狼の口を吸い、舌を差し出して食ってくれと乞うている。鈍感故に恋人がいたこともないサンデラントにとって、肌を合わせる今に幸せが溢れていた。


「だが、本当に、これでいいのか……リアルド、私は何かが、間違っていると……」

「いいんだ、何も考えるな。あんたはただ、俺に任せてればいい。今まで頑張りすぎてるんだ、ちょっとは休め。愛してるぞ♡」


 サンデラントのわずかにあった違和感ごと、狼はキスによって抑え込む。

 マズルを交差させた深いキスに心が弾むから、竜は嬉しそうに唾液を飲み込んだ。胸中に漂う不信感は、愛しい人を目の前にしてはかすんでしまう。長年持っていた恋心によって、竜は道を誤ったのだ。


 自分から狼の頬に手を添えて、呼吸すらも肺へと収めようとしている。その巨体に合わない健気な行為はリアルドを興奮させ、神の前で仲睦まじいキスに明け暮れた。

 そうしているうちに、光彩がいっそう紫に輝く。アルヴェクスの祝福が、竜へとなじんでいく。


「はぁ♡気持ちいいぃ♡お前とこうして口づけを交わすことができるとは♡んっ♡」

「いいぞ、その調子だ♡自分のしたいことを抑えるな♡アルヴェクス様があんたのすべきことを教えてくれる♡♡」

「わ、私のしたいこと……♡もう、頭の中には……性行為のことしかないぞ♡声がするのだ♡セックスをしろと♡欲を満たせと♡だから私はお前と繋がりたい♡早くセックスがしたくてたまらんのだ♡♡♡」


 そう言いながらもキスを諦めきれないようで、しゃべり終えたとたんにむさぼった。太い腰は狼ちんぽにこすりつけてねだっているのだが、上半身も気持ちよくしてくれと舌がやかましく、体の上下で考えが違うようだ。


 リアルドにとっても念願のサンデラントだ。キスを堪能することに時間をかけ、口回りが唾液まみれになってようやく顔を離した。


「じゃあ、あんたはアルヴェクス様を受け入れるんだな?♡俺と結婚し、リアニスターの敷いた秩序という檻から脱する覚悟ができたってことだ♡」

「私が……アルヴェクスを……?」


 わずかに竜の瞳孔が揺れる。人生をリアニスター教にささげた男にとって、それは自己の根幹を明け渡すに等しいことだった。

 だが、瞳に光が戻ろうとも、それは紫に覆い隠される。目の前には想い人がいて、幸せな家庭を作る道も用意されている。抱きしめた体は温かく、頭の中の声はずっとサンデラントの幸せを願ってくれていた。


 だったら、どうしてそれを拒む必要があるのだろうか。


 竜は顔をほころばせ、嬉しそうに口を開いた。


「ああ、受け入れよう♡私は自らを縛る教義を捨て、新たな神の意向に従うと♡」


 リアニスター教会を預かる大司祭、サンデラントはこの時を以て邪教徒へと身をやつした。硬くした一物から汁を垂れ流しながら、狼の手に落ちたのだ。


「サンデラント……♡ようやくこの時が来たんだな♡愛している♡」

「私も愛している♡」


 見つめ合いながら口づけを交わす二人は、はたから見れば幸せなカップルだろう。

 だが実際は邪神の力によって意思を捻じ曲げられた結果である。二人が求めた結論ではあるものの、邪神の絡む過程は望んでいなかった。

 アルヴェクスが絡まなければ完治したリアルドが復職し、サンデラントと共に幸せに暮らしただろう。

 放っておいてもハッピーエンドを迎えた二人だが、それはすべて神のおかげだと錯覚させられ、邪教を崇める異端者へとなり下がる。神が求めるままに布教し、秩序を壊す先兵になった。


「んっんっんっ♡」


 そんなことも知らない竜は嬉しそうにキスに溺れている。完全な異端になった竜の思考は晴れやかで、セックスに忌憚はない。溜まった性欲を早く解消したいと、狼へと甘えるように体をこすりつけた。


 だがリアルドは体を起こしてクッションから退くと、二本の張り型を持ってきた。男性器を模して造られたそれは水晶でできていており、肌に触れるとなぜか温かみがある。

 神像の前に設置して狼は片方を跨ぐ。もう一方に竜を呼べば、緑の巨躯がふらふらと追従した。


「アルヴェクス様の祝福だ♡」狼が屈んで肛門にあてがいながら。「アルヴェクス様自身も性行為を好まれる♡お前のことは愛しているが、処女は我らが神に捧げるべきだろう♡♡」

「しかり♡」竜も同じようにしゃがみ込み。「神に純潔を捧げられるのならためらうことなどあるまい♡♡先ほどからずっとセックスがしたいとささやいておるのだ♡この体、どうかむさぼりください♡」


 二人は向かい合い、両手で指を絡めて祈るように握る。屈強な偉丈夫二人の目は蕩けきっており、肛門に当たる水晶からほとばしる力によってマンコにされていた。

 アルヴェクスのモノと言われている張り型はサンデラントよりも大きい。通常なら穴が裂けるだろうが、神の祝福は竜を淫乱に改造している。こんな巨根で処女を喪失できるのだと、ぞくりと歓喜が緑の背中を駆け抜けた。

 

「お、おほぉ……♡なんと雄々しい♡ホモセックスに憧れはあったが、まさか初めてを神にささげられるとは……♡」

「在団中に言ってくれれば、どれだけでもやったのにな♡あんたは俺がどんだけアピールしても、全く気付かなかった♡」

「うむぅ……すまない、私はそういうことに疎く……♡ただ、貴様を好きなことに変わりはない♡あの時は、こういうことをするとは思わなかったが……♡」

「はっ、プラトニックだな♡あんたらしい♡けど今はどうだ?♡」

「もちろん、激しくホモセックスがしたい、だ♡毎日のように盛りたい♡我が神もそうすべきとおっしゃっている♡♡」


 亀頭の先端で肛門を撫でながら、軽いキスを何度も繰り返す。発達した筋肉によって中腰など何の苦でもない。神を前に背筋を正す気持ちで、彼らは真摯にセックスに向かい合う。


「じゃあ俺が合図をしたら、一気に腰を沈めろ♡後はアルヴェクス様の意のままにするといい♡」

「了解した♡ああ、アルヴェクス様♡私の処女をお受け取りください♡♡♡」


 そのすぐ先の未来を想像して、竜のちんぽから先走りがビュルリと飛んだ。もはや二人の一物は幸福と興奮で最大まで硬くなっていて、押し出された血管が苦しそうに蠢いている。


「それじゃあいくぜ……♡」


 二人の握る手に力が入る。彼らは神のオナホになろうとしていた。


「……おらっ♡♡♡」


 黒と緑のデカケツが張り型を飲み込んで落ちていく。

 メリメリと肛門が広がり、腸壁がこじ開けられる。脳に流れ込む圧倒的な快楽に、二人は同時にのけぞって鳴いた。


「「んほおおおおぉぉぉぉぉ~~~~~~♡♡♡♡♡」」


 処女を喪失したサンデラントも、毎日神に体を捧げているリアルドも。

 気持ちいいを前に、吠えるだけのオナホになり下がっていた。


「んぎもぢいぃ♡はいっでぐる♡神のちんぽっ♡ちんぽおおぉおぉぉぉ♡♡♡」


 厳格な竜は眼球をひっくり返して、あらんかぎりに下品な言葉を叫んでいる。ちんぽが脳まで届いているようで、腰を下ろすたびに今までの常識にひびが入っていく。豊満な胸をボルンボルンと弾ませながら、初めてのセックスに酔いしれた。


「ごれ、いづもよりすんげええええぇえぇ♡アルヴェクス様も、俺らのセックスをぉおぉ♡楽しんでいらっしゃるうううぅうぅ♡♡♡」


 男慣れしていたはずの狼も似たような表情になり、すぼめた口から汽笛のような嬌声を上げ、狼ちんぽをけいれんさせている。

 水晶から立ち上る邪気によって、体内から愛撫されているようだ。張り型の直接的な快楽と神の寵愛を感じられる精神的な快楽に、二人は泣きながら喘ぎ狂う。


 祈れば応えてくれるアルヴェクスと違い、人の世は人に委ねるべきとするリアニスターは言ってしまえば放任主義だ。サンデラントは人生をかけても得られなかった神の啓示に、感極まって強直から涙を流していた。


「あっはぁ♡なんと素晴らしいちんぽっ♡アルヴェクス様が、私の体を悦んでくださっているっ♡♡マンコを直に、撫でられているような……んおおぉぉ♡たっまらんんん♡♡どうぞアルヴェクス様ぁ♡この体は角の先に至るまで、貴方様のものでございますううぅ♡♡♡」


 サンデラントは自らデカケツをゆすってちんぽを咥え、向かいにいる愛しい狼に先走りをぶちまけている。どちらも無様に崩れた顔をしているが、神の寵愛と思えば愛おしさしか湧いてこない。

 豊満な胸部にある乳首はビン立ちで、ゆっさゆっさと揺れるたびにじんわりと快楽が広がっていく。恋人の手を握っていなければ、すぐにでも引っ張っていただろう。


 だがアルヴェクスは慈悲深い。竜を包み込む紫のオーラを操作して、男を知らない乳首を思いっきり引き伸ばしたのだ。


「――――お゛ぼお゛お゛おおぉおぉぉぉ♡♡♡♡♡♡」


 神による愛撫は竜を絶頂へと押し上げるには十分すぎた。

 竜は胸を張るようなのけぞりアクメで向かいの恋人に喉仏を見せつけ、ちんぽから噴き出すザーメンをぶっかけた。もはや成人男性の射精量を優に超えるほどで、邪神によって金玉が魔改造されているのがわかる。


「いっだっ♡いっぎまじだあああぁ♡アルヴェクスさま゛、この処女のぉ、おっぱいでアクメさせてくだざり♡ありがどうございまずううぅぅぅぅ♡♡♡♡」


 普通なら痛みを感じるほどに伸ばされるが、サンデラントは快楽しか感じていない。スリットから愛液を噴き出しながら、神に感謝を捧げていた。

 敬虔な信徒を持てて神も喜んでいるのだろう、伸ばした乳首をこねくり回しさらなる快楽を与えてくる。脳みそではセックスの称賛が鳴り響き、竜は鼻水を垂らしながら狂った笑みを浮かべている。


「お゛っ♡ん゛お゛お゛お゛ぉぉぉ♡♡♡乳アグメ゛、すんごいいいぃぃい♡♡おっほぉ♡おぼおぉ♡乳首ぎぐぅ♡効くっ♡私のおっぱいを、アルヴェクス様に開発していただけるなんてぇ♡♡♡」


 アクメで脳細胞を焼かれながら、サンデラントの頭を今までの人生が駆け抜けた。

 リアニスター教の教えに感銘を受け、騎士になろうと思った子ども時代。

 騎士団に入ってからも鍛錬を怠らず、いくつもの戦いを制してきた騎士時代。

 昇進するもリアルドと別れ、民のために教会を守ろうと誓った大司祭時代。

 それらのすべてがアルヴェクスに与えられる快楽によって、無価値なものとして燃やされていく。恋人と一緒に神に身を捧げられる幸福の前では、ちり芥の価値しかない。


 こんなものはリアニスターに人生をささげてきた男の走馬灯にすぎない。

 今までのサンデラントは死んだのだ。これからは下品に表情を崩して快楽をむさぼる欲望の化身が、サンデラントを名乗ることになる。


「感謝にぃ、ちんぽが止まりませんんん~~~~♡♡♡んおぼおぉ♡乳首ぎもぢいぃ♡伸びる、伸びでえっへえぇえぇ~♡♡アルヴェクス様が、お望みのままにっ♡乳首を、好きに改造してくださっても、かまいま゛ぜんっ♡んおおぉ♡♡」


 乳首だけでなく張り詰めて膨らむおっぱいにもオーラは食い込んでいく。いやらしく揉む手によって胸筋がたわみ、むちむちとしたオノマトペが向かいの狼に聞こえるようだ。


 例え仕える神が違っても、サンデラントは敬虔だった。神の張り型を気持ちよくすべく、筋肉で丸々肥大化したデカケツを動かして奉仕を忘れない。

 その分内壁がえぐられて頭が沸くような快楽が発生するも、巨木のような足が崩れることはなかった。


「アルヴェクス様のおちんぽにも、奉仕っ♡奉仕せねばぁあぁ♡この処女マンコは、まだ、不慣れですが♡気持ちだけは……お゛お゛お゛ぉおぉん♡♡♡ありますゆえ、なにとぞ、ご満足いただければあぁあぁっはあぁ♡幸いでございますううぅ♡♡♡」


 処女マンコの竜は腰の動かし方なんてわからない。アヘオホしながら必死に腰へこしているが、どうしたってぎこちなさはぬぐえなかった。

 床を割る勢いでデカ尻を落とし、強い破裂音が部屋に響いていく。神に悦んでもらえるなら自らの痛みなど誤差であり、全体重を込めてマンコでちんぽを飲み込んだ。


「んぐるおおぉおぉおぉん♡♡♡どうか、これで……っほぉおぉ♡♡神のちんぽを、ぎもぢよぐううぅぅ♡させでぐださいいいぃ♡どうか、どうかああぁ♡♡おマンコ♡おマンコおおぉ♡」


 隠語をわめきながら屈伸運動を早め、快楽の許容値を超えて勝手にアクメする。

 サンデラントは顔中を体液でどろどろに汚し、スリットからはお漏らしのように汁をこぼし続けている。綺麗な緑のうろこには汗がいくつも浮かび、雄の熱気で蒸気が幻視できるほど暑苦しい筋肉の塊だ。


「ふほおおぉおぉぉ♡♡またアグメずんごいいいぃ♡♡のうみぞにぎぐっ♡アルヴェクス様の教えが、脳にじみごむ~~~~♡♡♡♡」


 それでもサンデラントは腰へこを止めない。めくれ上がった肛門から、びゅーと愛液が噴き出した。


「セックス、セックス、セックス♡♡♡人々の繁栄のために♡我らがすべきことはセックスなのだああぁあ♡♡もっとセックスを神にささげるっ♡ザーメンも、ちんぽもおおぉおぉ♡♡♡♡いひぃ♡ふひひひひぃ♡♡♡♡」


 教会で働く厳格な竜の相貌が、今や完全に壊れている。一物から潮なのか精液なのかわからないものを断続的に噴き続けているが、神は体内と乳首への愛撫を激しくして祝福を与えてくれた。


「交尾交尾交尾交尾……ああ、それこそアルヴェクス様の求める世界なのですね♡お゛お゛お゛んっ♡♡いひっ♡乳首きもちいぃ♡神の祝福で、おっぱいいぐうううぅぅ♡♡♡♡」


 そしてまたアクメを決めて、竜は天井に向かってよだれを飛ばす。


 誰が見ても無様なサンデラントだが、神への賛辞を叫びながらアクメし続ける姿には本物の信仰がある。目の前に恋人がいるというのに、竜が気にするのはアルヴェクスの事だけだった。


「そうだぁ♡サンデラントっ♡それで、いいっ……♡んおおぉ♡俺らはもう、アルヴェクス様の信徒なんだ♡もっと、アクメ姿を見せて……おんっほおぉ♡信仰を示せっ♡♡♡」


 リアルドは愛する竜が同じ神に傾倒することに喜びを感じている。どれだけ目の前で凌辱のように犯されたとしても、神のすることに反論する気は一切なかった。

 雄々しい肉体を持つ二人の雄が、張り型の上でスクワットをしながらアヘオホとわめき続けている。もはや彼らの頭には地上に残した騎士たちのことなどみじんも残っていない。ただ自分たちが気持ちよくなり、神に奉仕することしかなかった。


「んぎ、もぢいぃ~~♡♡」竜が頭上越えの射精をして。「乳首がぁ、引っ張られて♡んがっ♡たまらんんん♡♡リアルド、見てくれ♡私は今、アルヴェクス様に変態調教されているとはっ♡♡おっほぉ♡信徒として、これほど嬉しいことがあるだろうか♡♡♡」


 乳首を伸ばされるだけでなく、オーラが体に染みこんでの改造も進んでいる。もはや種切れとは無縁になった金玉に、ほぐしなど不要でいつでもぶち込める穴を手に入れた。どちらの穴も愛液の分泌を過剰にして、常に男を欲するよう疼いていた。

 そんな竜はもう清純とは程遠い存在になってしまったが、それが誇らしいとアヘるのだ。


「わ、私は、これからも、雄のちんぽを頬張り♡んほおぉ♡信仰を伝える♡より雄に興奮してもらえるよう、努力せねばならん~~♡♡あっ♡そこは♡おマンコ感じる……んほおおおぉおぉぉ♡♡♡アクメ止まらん~~~~♡♡♡♡」

「お、いいところに当たった見てえだな♡アルヴェクス様に仕える司祭は、んへ、全身をアルヴェクス様の好みに改造される♡♡♡俺も、もううぅ♡全身がマンコみてえな、もんだからな♡♡♡」

「なんと羨ましいっ♡私もそのような寵愛を受けたいものだ♡だが私も自らの鍛錬を怠らないようにしなければな♡んおっおぉほ~~♡♡♡」

「時間の問題だろ♡あんたはアルヴェクス様が気に入った立派な司祭だ♡その体がどこまでスケベになるのか、俺も楽しみだよ♡♡♡」


 恋人たちは紫の瞳で見つめ、信仰を高め合っている。どれだけアクメしても握った手は固く、何度もキスをしながら腰を振る。

 神が二人の乳首を同時に引っ張れば、のけぞりアクメの叫びがこだました。竜と狼の腹は精液を受け止めて汚れ、汗と共に床へとこぼしていく。


 サンデラントはいじられる胸部から力が注がれていることに気付いていた。それはただでさえでかいおっぱいを膨らまし、乳首共々さらなる巨乳へと改造していく。


「ふおぉぉぉ♡私の胸が、さらにでかくうぅ?!?!♡♡♡これは、中に何かがたぎって……♡」


 ぴゅっと一筋のミルクが乳首から飛ぶと、竜の脳に快楽の電撃が走った。


「んほおおぉおぉ~~♡♡♡ミルク、だとおおぉおぉ?!?!♡♡母乳が、乳首をこすって、んぎもぢいぃ♡おおぉぅ♡おっほおおぉ♡♡♡♡ミルクで乳アクメ止まらんっ♡おっぱい出るううぅぅぅ♡♡♡」


 両乳首からミルクを垂れ流しにして、屈強な足腰が震える。ちんぽは頭上越えの射精を繰り返し、のけぞった竜の顔にぼたぼたと降り注いでいた。

 オーラが巨乳に食い込むと母乳が勢いを増す。竜の頭に強烈な快楽が刻まれ、神への畏敬が深くなる。


「いひいいいぃいぃ♡♡ぎぼぢよるぎうううぅぅ♡♡おマンコも、おっぱいも、いぐのどまらん゛っ♡アクメしずぎでぇ、脳みそ、どげるうううぅうぅ♡♡♡」


 スリットからプシャプシャ汁をふきながら、サンデラントは限界まで叫んだ。


「おおっ!♡」その姿に狼が舌なめずりをして。「やったなサンデラント♡俺らの結婚が神に認められたんだ♡♡お前は雄にして、孕める体になったんだよ♡♡」

「なんとおぉっほおっほおおぉおぉ♡♡♡おお神よっ♡貴方様の慈悲に心からのアクメをおおぉおおぉ♡♡♡アルヴェクス様はなんと素晴らしい神なのだああぁ♡♡」


 自分の体を改造され、竜は心からの感謝を神へと伝えた。例えはたから見れば異常なことだろうと、神によって与えられたものだ。祝福を尊ぶのは聖職者として当然のことであり、向かいの狼に見せびらかすように胸を張って笑みを蕩けさせた。


 そんな竜を潤んだ瞳で見つめていた狼にも異変が起こる。同じように胸が膨らみ、その先端から白濁が飛び出したのだ。


「なっ……お゛ぼおおぉ?!?!♡俺も、ですかぁ♡いつもなら、孕めるのは夫婦のどちらか一人では……んあああぁぁ♡♡」


 アルヴェクス教における同性の結婚では、片方しか孕めないはずだ。予想外のことに目を見開いたリアルドだったが、すぐに神の意図を察して涙を流す。


「ああ、俺にも祝福を授けると、そうおっしゃるのですねっ♡♡これでより強い雄を孕めとっ♡サンデラントだけでなく、アルヴェクス様の好む強い雄の種をっ♡♡そして♡んひゃああぁ♡♡この世を貴方様の好む素晴らしい世界にいいいぃ♡♡」


 二人は泣き笑いの顔で喘ぎ、神の心を受け入れる。体を前に倒せば膨らんだ巨乳同士が当たり、その衝撃でミルクが飛び出していく。口をむさぼって嬌声を注ぎ込むと、壊れた顔が間近にやってくる。

 竜も狼も下品極まりない笑顔で、顔中体液まみれだ。顎下からは母乳やザーメンが噴き上げ、もはや彼らの筋肉は全身が白く汚れていた。


「んちゅっちゅっちゅ♡♡♡リアルド♡私の目を、っほおぉおx♡目覚めさせてくれて、感謝する♡アルヴェクス様こそ、人のためになる神だったのだああぁぁ♡♡♡」

「ああ、お゛っおぉん♡んちゅぅ♡あんたもわかってくれて嬉しいぞ♡俺らで、アルヴェクス様のために、生きようなっ♡んお♡おおぉ~~~~♡♡♡♡」


 まるで乳牛のように絞られながら、二人は鼻の穴を広げてアクメを決める。

 体液を流し続けたせいで尻は粘っこい柱が何本もかかり、床に打ち付けるたびにぶちゅんと飛び跳ねた。改造された体はマンコから愛液を垂れ流しにして、雄を誘うために進化する。


「ふっほ♡ふほおおおぉぉ♡♡もっとセックスをせねば♡アルヴェクス様のために、もっとセックスをおほおおぉおぉ♡♡」


 二人の頭に教義が満ち、すべきことが明確になっていく。

 自分はこの鍛え上げた体を使って雄を誘惑し、セックスの素晴らしさを広めるべきなのだ。優秀な子を孕み、育て、アルヴェクスの求める世界を作る。それが新しい使命として、魂に刻まれた。

 神がそれを求めるのなら、彼らは喜んで淫魔になる。雄ちんぽをむさぼる淫乱として、紫に光る瞳がぐるんと裏返った。


「おおおぉおぉ、お任せくださいアルヴェクス様ああぁあぁ♡♡このサンデラントぉ♡マンコの奥まで、ちんぽのために尽くしましょう♡♡アルヴェクス様の、思し召しのままにいいいぃいいぃ♡♡♡♡」

「このリアルドも♡貴方様のためにいいぃ♡すべてを捧げる覚悟ですううぅ♡サンデラントと二人なら、必ずや布教を成功させてみせましょううううぅ♡アルヴェクス様の思し召しのままにいいいいぃぃ♡♡♡♡」


 そしてまた頭上を越える射精をして、二人は鼻水を飛ばしながら叫んだ。


「「んぎもぢいいいぃいいぃぃぃ♡♡♡♡♡♡」」


 祭事場には二人のオホ声が響き、鼻をつまみたくなるほど濃い性臭に満ちている。緑と黒の体は雨に打たれたかのようにびしょぬれで、それらはすべて汗や精液などといった体液だった。


「アルヴェクス様ああぁ♡我らのセックスを、お受け取りください♡」竜が腰を叩きつけながら。

「これから二人で、貴方様の教えを広めてまいりますううぅ♡」狼が金玉ごとちんぽを思いっきり振りながら。


 神は彼らの儀式にいたく感動している。二人とも素晴らしい雄であり敬虔だ。暗示があるとはいえ、ここまでの信仰を得られることはなかなかない。

 以前にこの街の信者が減ったことを憂いていた神は、新たな門出を祝うために、ささやかな贈り物をした。


「これはぁ……♡」


 驚く竜の眼前で、小さな水晶が育っていく。それはどんどん体積を増して、二人の間にそびえ立つ。


「ああ……神よ……♡」


 リアルドが涙を流しながら見守る中、水晶は巨大な張り型になった。

 天井に着くかどうかの高さに、大人の胴体ほどの太さ。今二人が尻に入れているものと同じ形をしたそれは、間違いなく神の一物だ。


「お、おほぉ……おおぉ……♡♡♡」


 竜も目の前の奇跡に感涙を流し、無様な自分の顔を映す鏡面に触れる。あれだけ固く結ばれていた手をほどくことなどもう頭になく、二人は水晶ちんぽを抱きしめた。

 水晶はやはり熱いくらいの体温を持っていて、わずかに肉のような弾力がある。恐る恐る狼が舐めてみれば、この世のものとは思えない幸福が訪れた。


「んほおぉ♡♡すんげぇ♡♡」


 まるで幸福を脳みそに直接流し込まれたかのようだ。舌を這わせるたびに無自覚なお漏らし射精がじょろじょろと溢れ、足元に水たまりを作っていく。ミルクが出るようになった巨乳も当てて屈伸を行い、体全体を使って奉仕を始めた。

 

「んあっあああぁ~~~~♡♡たまらん~~~~♡♡♡♡」


 同じように舐めたサンデラントもお漏らし射精を決めて、おっぱいを押し付けた。マンコが勝手に締まり、それでアクメを決めてまた漏らす。もはや竜にまともな思考など残ってはいなかった。


 二人は抱き着いたまま腰をカクつかせ、巨大ちんぽでこすりつけオナニーを繰り返す。がに股になって屈伸しながらの腰へこで、体すべてを使って神を堪能しようと必死だった。


 もちろんその間もマンコに入れた張り型は動き続けている。完全に孕ませる勢いで犯され続け、中出しをされたわけでもないのに、肛門からは愛液が逆噴射していた。


「ふほおおぉおぉ♡♡れろっ♡アルヴェクス様のでかちんぽっ♡すごすぎるうううぅ♡♡おほぉ♡おほぉ♡でかちんぽにパイズリご奉仕ぃ♡新たな司祭として、神をご満足させねばああぁ♡♡」

「そ、そうだああぁ♡このようなこと、前代未聞だ♡俺らは、選ばれたんだっ♡♡神の、代弁者にぃ♡♡ひひひっ♡脳みそやっべえぇ♡マン汁も止まんねえし、おっほぉ♡アルヴェクス様の祝福で、マンコいっぐうううぅぅぅ♡♡♡♡」


 尻尾をぴんと限界まで立てて、リアルドは体を震わせてアクメする。信徒としては狼の方が長いため、今目の前で起きていることがいかに特例か十分に分かっていた。


 その向かいでは竜が感涙にむせびながら体をこすりつけていた。おっぱいから垂れ流されるミルクが水晶を伝って落ち、ザーメンと合わさって床に広がっていく。犬以上に無様な顔で舐めたくり、時折思い出したかのように大声でアクメを決めては、体のどこかしらから体液を噴射する。


「ふんおっほおおぉ~~~~♡♡♡漏れる漏れる漏れるうぅ~~♡♡なんとすがすがしいのだああぁ~~♡♡アクメでちんぽから体液を出せるっ♡この素晴らしさよっ♡アルヴェクス様の教えは、間違いではなかったのだっ♡♡♡」


 セックスの素晴らしさを骨の髄まで理解させられて、竜の筋肉が震えた。広い背中は凹凸も激しいが、体液によってテカテカと淫靡に光っている。


「ふんっ♡♡ふんぬうううぅぅぅっ♡♡♡おっほおおぉ♡♡」


 スクワットのように屈伸して、体コキでのご奉仕。狼も同じことをしているが、タイミングはまちまちだ。例えどこかでかみ合っても、アクメしている間に片方がずれる。それの繰り返しだ。


「おおおおぉおぉぉ~~~~ん♡♡♡」


 膝を伸ばした時にアクメが来たサンデラントが舌ピンしながら射精している間に、狼が尻を下ろして。


「ふっほおおぉおぉぉぉぉ~~~~♡♡♡♡」


 尻を床に打ち付けた狼が乳アクメでミルクを左右にぶちまけている間に、竜がスクワットを何度か行い。


「ほひいいいぃぃぃ~~~~~~♡♡♡♡」


 今度は竜がマンコで絶頂して愛液を噴出している間に、狼が追加のスクワット往復を決める。


 これの繰り返し。動いてはいき、いっては動き。彼らの頭からは時間も理性も何もかもが溶け落ちている。あるのはただ、神に対する純粋な信仰。快楽によって引き出された信仰は、彼らをより無様にする。

 足元はもう凄惨を極めていた。流れ出た二人分の体液が混ざり合い、少し動くだけで足の裏にとりもちのような粘性の柱がかかる。


 祭事場は息をするだけで雄を興奮させるほどの臭気がこもっていた。


「ふひいいぃぃぃ♡まだ、いっだあぁ♡ぎもちいぃ、気持ちいいいいぃぃぃ♡♡♡♡こんな幸せなことが、この世にあったなどぉ♡思いも、おっほおぉ♡しながっだぁ♡♡♡」


 神に直接奉仕できる。こんな幸せなことがあるだろうか。

 サンデラントはどうすればもっと神に奉仕できるのか、茹った頭で一生懸命考えた。鍛えた体でちんぽを抱きしめ、ちゅっちゅっとついばむようなキスもする。

 舌はずっと出たままで、涎は垂れ流しだ。それをおっぱいで受け止めて、パイズリしながら泡立てていく。


「リアニスターに惑い、貴方様をないがしろにした私を♡こんなにも真摯に導いてくだざる゛っ♡♡その慈悲に、私は心を打たれましだぁ♡♡おマンコも、おっほぉぉ♡♡ごりごり打たれ、我が身の愚かさにいいいぃぃ♡ちんぽいっぐうううぅぅぅ♡♡♡♡」


 もう何度いったのか、サンデラントはわからない。ただずっと感動とアクメを繰り返し、自らを淫獣に貶める。

 神の祝福は胸だけでなく、尻にも及んでいる。屈伸し続けられているのは竜がたくましいだけではなく、尻の肉も肥大化しているからだ。尻尾の下では丸々と膨らんだ肉がむちむちとたわみ、谷間をさらに深くしていた。

 常人ではここまで神を受け入れられない。力と快楽を受け入れられる器のでかさにおいて、二人はまさに最高の信徒だった。

 

「おほっ♡」腰を下ろした竜がデカケツをぶるんと震わせながら。「ちんぽが光っておるっ♡アルヴェクス様が、達しようとされているっ♡♡♡♡」

「んへっ♡」ちんぽをこすりつけてデカケツをふりふりする狼が。「ああ、なんて神々しい光なんだあああぁ♡♡我らが神よぉぉ♡どうか、ご満足くださいいぃいぃ♡♡♡」

「リアルド、もっともっと♡神にご奉仕するのだ♡」

「わかっている♡崩れるなよ、サンデラント♡」

「ふへ♡誰にものを言っている♡戦場で私が膝をついたことがあったか?♡♡」

「んへへ♡ねえなあぁ♡♡」


 脳みそが焼ききれそうなほどの快楽を浴びているというのに、二人は軽口を叩いて屈伸をさらに早めることができる。同時に胸を寄せあげてパイズリをし、神の一物を気持ちよくしようと努めた。


 だんだんと水晶は光を増して、怪しい輝きを強めていく。昨日までのサンデラントが見ればおどろおどろしいと評しただろうが、今は後光のように尊い。光彩に紫を反射させて、うっとりとほほ笑んだ。


「素晴らしい……おぼお゛お゛おぉぉぉ?!?!?!♡♡♡」


 急に乳首を引っ張られた上にマンコ内の張り型を突き上げられ、竜は硬直した。上に上にと導こうとするオーラに従って、がに股のままつま先立ちになっていく。

 光が強くなるにつれ、彼らを包むオーラも勢いを増していた。乳首は転がされながらもつぶされ、前立腺と結腸が同時に責められる。さらにはスリット内部にも侵入し、前後から前立腺を殴りつけた。


「おっほぉ♡おほおおぉおぉ♡♡♡しゅごいいいぃいぃ♡♡♡マンコいぐいぐいぐいぐ♡♡いっぐううぅぅのおおおおおぉぉぉ♡♡♡♡♡♡」


 こうなるとサンデラントは屈伸どころではない。脳みそが激しくスパークするようなアクメを浴びせられて、壊れたように射精する肉人形になっている。のけぞって眼球を瞼の裏に隠し、あらんかぎりに叫び声をあげた。

 つま先立ちのがに股はけいれんして、立っているのが奇跡だ。激しい抽挿でめくれたマンコ肉からは下品極まりない音が鳴り、オーラが尻肉を揉みほぐしながら左右に広げたことで、完全にさらけ出されている。

 まるでちんぽに磔にされたような無様な体勢で、竜は体液を漏らし続けた。


「あだま゛どげるうううぅぅ♡しゅんごおぉ♡きも゛ぢいいいぃいぃぃぃ♡♡♡アクメ、どまらんんんんん♡♡♡♡」

 

 このままでは壊れてしまうと、脳の片隅で警鐘が鳴りっぱなしだ。サンデラントは無意識に水晶ちんぽから手を放し、その向こうへと伸ばす。

 快楽で焼け落ちそうな理性を救ったのは、握り返してきた狼の手だった。


「サンデラントおおぉぉ♡」


 狼も似たような状況だ。光が強まるとともに快楽が強くなり、人としてあるまじき顔をしている。神の力を取り込みすぎた金玉が肥大化して、作りすぎた精液を頭上に打ち上げた。


 それでもリアルドもまた、竜を求めて手を伸ばしていた。


「狂うなよおおぉおぉ♡あんたは、俺どお♡一緒にいいぃ♡暮らすんだからなああああぁあぁぁ♡♡♡んふうううう♡♡♡」

「わがってええぇ、いるっ♡♡おんほおおおぉぉ♡♡もう、二度と、放しはしないぞおおぉおぉぉお♡♡好きだ、リアルドおおおぉぉぉ♡♡♡」

「俺も、愛しているぞぉおおおぉ♡んへええぇ♡マンコいぎすぎりゅうううぅううぅぅぅ♡♡♡」


 二人がちんぽを挟んで愛を誓いあい、両手をつないだその時。

 神の一物が最も強く輝いた。


「おほおぉ――――」

「あへえぇ――――」


 紫の光は強烈で、部屋のすべてを埋め尽くしている。この祭事場が地下になければ、市中に光の柱を立てていただろう。二人は光に飲まれ、輪郭すら消えた。


 神の絶頂は精液を伴わず、膨大な力の奔流として表出している。それは二人の腹に、孕めるようになった信徒の腹に集まって卵を作り出す。


「おおおお♡んっほおおぉおぉぉ♡♡♡腹が、腹がああああぁぁああぁ♡♡」

「ああ♡宿るぅ♡アルヴェクス様の御子が♡俺の腹にいいいぃいぃい♡♡♡♡」


 割れた腹筋を持つ屈強な二人の腹はどんどん膨らんで、妊婦になる。二人は精神的絶頂で深いアクメに落ちていくが、手だけは放そうとはしなかった。例え大きくなった腹に後ろへ押し出されたとしても、指だけはしっかりと絡めている。


 やがて光が収まると、そこには歪に膨らんだ腹を抱えた竜と狼が、巨大な水晶ちんぽにねぎらいの口づけをしているところだった。


「んちゅ♡ちゅぅ♡感謝いたしますアルヴェクス様ぁ♡♡これほどの祝福をいただけたこと、私の生涯にわたって誉といたします♡♡♡」

「ちゅっちゅっ♡孕めるようにしてくださっただけではなく♡貴方様のお力を宿せるとは♡なんて慈悲深く素晴らしい神なのか♡♡」


 射精後のちんぽを掃除をするかのように、気が済むまで二人は舐めまわす。すでに二人を愛撫するオーラは消えている。それでも彼らは当然と言わんばかりに、丹念に綺麗にしていった。

 汁にまみれた汚い体だったが、彼らは敬意を表さねば気が済まなかった。どれだけ舐めても追加で汚れていく水晶に頬ずりをして、陶酔と吐息を漏らす。


 何をすればいいのかはわかっている。身重の体で立ち上がったのも、動き出したのも同時だ。


「おっほ♡いい腹になったなリアルド♡♡」

「お前もな♡ここにアルヴェクス様のお力が宿ってるんだぜ♡幸せだよなぁ♡♡」

「まったくだ♡ああ、我らが神のなんと慈悲深いことか♡♡♡」


 二人は孕んだ腹を撫でながら、恍惚の笑みを浮かべた。鍛え上げた体は歪になっていたが、心底満足している。母乳が溢れて腹を滴っていったところで、気にする様子もなかった。

 それどころか腹同士をくっつけあい、感動を共有しようとしている。夫婦共々孕めるようになるなど、リアルドの知る限り前例がない。二人とも神に愛されたことに深い敬意を捧げるべく、太鼓腹の重みに酔いしれた。


「んっふぅ♡♡たまらんっ♡この重みが、アルヴェクス様の存在を感じさせてくださる♡♡早く産み落としたいが、もう少し感じていたい♡ああ、なんと贅沢な時間なのだ♡♡」


 膨らんだ腹を抱えながら、竜がちんぽに残った精液をこぼす。妊娠による苦しさは、神の寵愛を受けた幸運に比べれば些細なことでしかない。しかも卵はアルヴェクス様の力の塊であるため、彼らはまだ体内から改造されている。


「だが、産まねばなるまい♡マンコを空にせねば、次の子を孕めぬからなあぁ♡♡♡」


 サンデラントの言葉にリアルドが頷く。祝福を抱えていたい気持ちはあれど、敬虔な彼らは神の意向に背かない。


 それから何度もキスをして、互いの腹を触り、孕めたことへの感謝を途切れることなく伝えあう。歩いていくうちにマンコの張り型が抜け落ちて、愛液がどばどばとこぼれていく。


「ふおおぉぉん♡漏れっ……お~ほおおぉおぉ♡♡破水のようだなぁ♡♡」

「ふへ♡すっげえエロいぞあんた♡最高だ♡さすが俺のサンデラント♡♡」


 彼らは自身に宿った卵について理解している。神の力を持った神獣であり、孵化すれば教会に巣食うリアニスター教団を一掃できるだろう。この神獣を育てることが、彼らの使命の一つとなった。

 ここの信徒を守りたいという意思を感じて、二人は神の慈悲に頭を垂れる。そして今度こそこの街をアルヴェクスのものにしようと決意した。


 二人はアルヴェクスの像の前で膝をつき、四つん這いで尻を向ける。むちむちと進化した尻同士をくっつけて、土下座のように頭を下げた。


「アルヴェクス様♡貴方様のお力、確かに頂戴いたしました♡♡」


 新たに司祭となった竜が厳かに祝詞を紡ぐ。神像に尻を向けたままの体勢は、リアニスターなら不敬だが、アルヴェクスにとっては何ら問題にはならない。


「その御心に感謝を示し、我ら司祭はアルヴェクス様のお言葉をこの世界に広げましょう♡♡これ以上、無用な秩序に縛られ幸せを逃す無辜の民が増えぬよう♡」


 ぐっと腹に力を籠めれば、メリメリと二人の肛門が広がっていく。


「おっほおおぉぉ♡卵、おりでえぇっへええぇ♡♡♡」


 厳格な司祭の顔は一瞬で崩壊し、壊れたアヘ顔へと変わる。マンコを広げて降りてくる卵に快楽で頭を殴られながら、土下座の体勢を崩さずに祈り続けた。


「卵おぉ♡広がるっ♡ひっ広がる~~♡♡マンコが、私のおマンコ、神獣様を、産んでしまうううぅぅうぅ♡♡♡♡」

「すっげすっげえぇ♡すんげえええぇぇえぇ♡♡俺ええぇっへえぇ♡本当に卵、産んでるううぅ♡♡アルヴェクス様の卵おおおおぉぉん♡♡♡♡」


 巨大な卵は徐々に全貌を表そうとしている。紫水晶の卵は拳よりも大きく、普通であれば肛門が裂けて死んでしまうだろう。

 だが、羊水代わりの紫の液体が隙間から噴き上げ、彼らを守ってくれている。だから先ほどたくさん力を取り込んで進化したデカケツは、痛みではなく快楽だけを生み出していた。


「ふぅー♡ふぅー♡産まれるっ♡う゛まれる゛ううぅ♡うまれ゛る゛ううううぅううぅぅぅ♡♡♡♡」


 出産アクメで射精して、サンデラントは尻尾を突き上げて痙攣する。尻は勝手にへこへこと動き、羊水を振りまいていた。

 隣では狼がアヘ顔でいき狂っており、床に爪を立てて限界まで上を見つめている。それでも尻は竜に甘えており、サンデラントも応えてむちむちをぶつけ合う。


「マンコひろがっでえぇしゅごいいいいぃいぃ♡♡おほおおぉお♡ふんぬうぅぅ♡」

「おおおぉーーーー♡♡♡んのおおぉぉぉ♡♡♡産むのぎぼぢいいいいぃいぃ♡♡♡♡」


 少しずつ、少しずつ、卵がひりだされていく。


「おっほおおおぉおぉおぉぉ♡♡♡♡」

「んへえええええぇえぇえぇ♡♡♡♡」


 そして、一番太いところが終われば、後はズルリと排出するだけ。

 だがそれは逆を言えば最も広がるということで、感じる快楽も一入だ。尻見せ土下座の二人は尻尾を高く上げて、マンコを神に見せつけた。


「おおおぉおおおぉおぉん♡♡♡♡♡ひろ、が、りゅうううぅううぅ♡♡♡アクメずるううぅううぅぅ♡♡」

「ずんげえええええぇぇぇえ♡♡♡♡マンコが、まじで、マンコになっでるううううぅううぅ♡♡♡」


 最大に広がったところで隙間が無くなり、一瞬噴水は止まった。だが、すぐさまそこから少しでも排泄が進めば、大量の紫羊水があふれ出し卵を押し出していく。


「んっほおおぉ♡♡♡いっぎに、出るうううぅううぅぅ♡♡♡」

「産まれるううぅ♡俺らの、あかぢゃんんんんん♡♡♡♡」


 そこからはもう早かった。紫水晶の卵は産み落とされ、新たなる神獣がこの世に生を受ける。

 しかし母体である二人にはまだ腹を膨らませる大量の羊水が残っている。卵が抜けた後も腹がへこむまで排水をして、ようやく産卵が終わるのだ。

 緑と黒の尻は紫の液体をまき散らしながら、けいれんアクメでわめき続けていた。


 ようやくめくれた肛門がくぱくぱ呼吸するだけになると、彼らの初めての出産は終わる。


「ほひいぃ♡♡ふへ、へへへへぇ♡♡」


 羊水とザーメンの水たまりの中、尻上げ土下座のままサンデラントが緩く笑う。先ほどからずっといきっぱなしで、疲労がたまっていた。もう指一本動かせず、尻尾も力を無くして落ちていた。


「う、産まれたのか♡ああ、神よ♡貴方様のお力、決して無駄には致しませぬぅ♡」


 そんな番の顔を、リアルドは舐めていたわっていく。体を動かすには時間がかかるが、この竜を労いたかった。

 愛しさを注ぐ視線に竜も笑い返し、軽いキスを。虹彩を囲む紫の光はもう収まっており、儀式が終わったことを示していた。


「お疲れさん♡気分はどうだ、アルヴェクス教司祭サンデラント♡」

「すがすがしい気持ちだぁ♡アルヴェクス様にお仕えすることこそ、私の道だったのだ♡今は頭の靄も晴れ、自らの進むべき先が見渡せる♡」


 瞳に現れないだけで、彼らはもう邪神の眷属に近い存在だ。信徒の少ないアルヴェクス教で、彼らは最も位の高い聖職者となったのだ。


「さて」竜が紫のオーラを纏いながら。「休んでばかりもいられんな♡上で盛っている奴らにも、アルヴェクス様の素晴らしさを理解させねばなるまい♡」

「ああその通りだ♡♡教会騎士が一気に手元に来るなんて、幸先がいい♡」

「ふふふっ♡彼らは皆敬虔だ♡アルヴェクス様の素晴らしさを知れば、きっと役に立つ♡♡」


 立ち上がったサンデラントが指を振るうと、オーラが具現化して法衣へと変わる。

 リアニスター教で羽織っていた白く厳かなものとは違い、アルヴェクス教の法衣は極小の紐ビキニだ。それから上半身には亀甲縛りを思わせる紐を纏い、乳首には非貫通のリングが付いた。

 角には鈴が垂れ下がり、尻尾には紫のリボンが巻かれている。体液まみれで艶やかな鱗もあって、煽情的すぎる格好だった。


「あはぁ♡アルヴェクス教の法衣は実用性を重んじているのだな♡これなら雄を誘いやすい♡♡」


 スリットの上半分が丸見えのビキニに実用性を見出して、竜はにたりと笑う。淫魔のような服とも呼べない衣装は動くたびに筋肉に紐が巻き込まれ、サンデラントの屈強さを卑猥に彩っていた。

 その姿は白い法衣を纏っていた頃とはまるで違う、淫靡で艶やかなもの。後に続く狼も同じような服に着替えれば、彼らの布教活動が始まる。


 カルバナイルをはじめとした騎士たちは、今日を以て全員が新たな神を信奉することになってしまった。


****


 マッサージ店の騒動から少しして、教会は表面上平和だった。

 だが、その中はすでに邪教によって浸食されている。


「サンデラント様」


 大司祭の部屋にサイの騎士が入ってきた。カルバナイルは紫に輝く瞳を伏せて一礼し、テーブルの向こうにいる竜へと報告を上げた。


「騎士団の性欲調査ですが、ほぼ全員にアルヴェクス様の力を渡すことに成功しました。彼らは皆性豪になり、休憩時間に抜き合いなどをしております」

「うむ」


 恐ろしい報告を淡々と受け止め、竜は満足そうにうなずくだけ。白く荘厳な法衣がよく似合っているが、その中では一物がいきり立ちセックスを求めて汁をこぼしていた。

 邪神の力によって常時勃起するようになった結果、下着が乾く暇などなく、全身から雄臭さを漂わせるようになった。今も勃起と乳首をいじりながら報告を聞いており、湿った音がサイにも届いている。


「このままいけばホモセックスが溢れるのも時間の問題でしょう。リアルドの店に送った隊長はすでにアルヴェクス様の信者です。率先して音頭を取ってくれるかと」

「そうか、なら今度ここに呼ぶとしよう♡味見せねばならんからなぁ♡」


 口角を上げるサンデラントは好色に顔を歪ませる。少し前ならあり得ない表情だったが、魂が汚れた今はよく馴染んでいた。

 高潔な大司祭は邪神にそそのかされ、淫欲で乱れる世を肯定するようになった。教会を出れば法衣を着替え、紐みたいなはしたない服で雄を食らうのだ。


「それで、街はずれに建設中の孤児院に派遣した騎士たちから報告はあるか?」

「はっ、あたりに巣食う魔物はあらかた討伐し終えました。工事に支障はありません」

「ならよい。あそこは我らの子を育てるためでもあり、アルヴェクス様の教会なのだ。他のものに悟られぬよう、注意して造らねばな」


 法衣越しに腹を撫でて、命を感じてはちんぽを震わせる。

 神獣を出産し終え、彼ら邪教の司祭は優秀な雄の子を孕むのも使命だ。アルヴェクスはとりわけ高潔で強い雄を好む。そのお眼鏡にかなうような雄を篭絡し、子を設けることで教団を強くしていくつもりだ。

 だが、最初はやはり相方が欲しいと、竜と狼は互いを孕ませ合った。今サンデラントの腹には、リアルドの子が宿っている。


「神獣様の卵もそこに安置する予定だ。建設に不備がないよう、しっかり見張れよ」

「心得ております」

「あそこは我らが新しい拠点。乱交に子作りと、アルヴェクス様が求めるすべてを行えるよう手配している。完成の暁には、我らアルヴェクス騎士団で乱交を開いてもよいだろう」

「ご配慮感謝いたします♡」


 その時を想像して、むふっとサイの鼻が膨らんだ。もうすっかりホモになったサイは、サンデラントのお気に入りになっている。

 新しく立てる孤児院は表向きリアニスター教のものとなっているが、実際はアルヴェクス教の拠点だ。アルヴェクス教の手から守るという名目で街はずれに作ることにしたのも、内密に盛るためでしかない。


「今教会で抱えている子どもたちの中で、有望な子は向こうに送ろう。騎士たちの姿を見せれば、すぐたくましい雄を好むようになる♡」


 それから竜が手招きすると、カルバナイルは意図を察して鎧を脱いでいく。

 鎧の下には竿の半分以上を露出する極小ビキニと、紐でしかない上着があり、ガチムチな体を卑猥に彩っていた。

 根元のコックリングを隠す気もない恰好だ。それは水晶で出来ており、サンデラントの非貫通乳首ピアスと同様に、汁漏れを防ぐ効果がある。


「んふぅ♡こちら、子作り済みのホモちんぽです♡♡」


 玉袋ごとテーブルに乗せて差し出せば、竜がコックリングを指でなぞる。水晶が淡く輝けば効果が弱まり、すぐさまサイちんぽが勃起して汁をにじませた。アルヴェクスに影響された変態たちは勃起が止められないため、こうやって管理している。

 サイちんぽはビキニを限界まで引き伸ばして起立し、隙間から金玉がこぼれる。竜は優しく撫でながら、先端に染みた汁を舐めとった。


「ふおぉん♡」

「うむ♡濃くてよいぞ♡今日はしこっておらんのか?♡」

「はい、サンデラント様にお会いするとわかっておりましたから♡」

「ふほ♡私に絞ってもらえると判断したわけか♡金玉もずっしりしておるな♡よく我慢した♡♡」

「ああ……♡♡」


 司祭に褒められて、サイは感嘆を漏らす。リアニスター教とは違い、今のサンデラントは神に直接見染められた司祭なのだ。その言葉は信徒を昂らせる力がある。


「では、貴様の信仰に免じて好きなところに射精させてやろう♡どこがいい?♡」

「はっ……ありがたいお言葉っ♡でしたら、サンデラント様の顔にぶっかけたいと思います♡♡」

「ほお、顔射か♡悪くない♡」


 緑の指がちんぽをはじくと、サイの背筋が少しそった。


「んおぉ♡♡」

「いつ見てもでかくて立派なちんぽだ♡貴様は雄としても信徒としても優秀で、産まれてくる子にも期待が持てる♡リアルドの子を産んだら、次は貴様にしようと思っているのだがどうだ?♡♡」

「本当ですか?!♡♡願ってもございません♡この種でアルヴェクス様のお役に立てるなら、どれだけでも孕ませます!♡♡」

「ふふっ♡♡いい返事だ♡♡」


 先端からビキニを外してちゅーちゅーしゃぶると、サイの口がすぼまった。テーブルに乗った金玉を挟んで転がせばその大きさがわかる。これだけの大きさで今日はまだ射精していないとなれば、どれだけ溜まっているのだろうか。


「おおぉおぉ♡おおっん♡♡気持ちいいですぅ♡♡」

「だが、貴様は新婚だろう?♡外で子どもを作るのはいいのか?♡」

「問題ありません♡♡今の私は、アルヴェクス様の信徒♡かの神が求めることをするだけです♡それに、男同士では、おほぉ♡浮気になりませんからっ♡♡♡」


 植え付けられた都合のいいことを喚きながら、カルバナイルは腰を突き出してもっととねだる。両手は自分の乳首をこねくり回し、引っ張るとオホ声があふれ出す。

 邪神を受け入れてからおっぱいはかなり膨らんでおり、この調子でいけば母乳を出すのもすぐだろう。優秀な母体候補という意味でも、竜はサイを目にかけている。


「ならいい♡貴様には母体となって孕んでもらう必要があるからな♡我らアルヴェクス様の信徒は数が少ない♡布教だけでなく、次世代を見据えた活動が必要だ♡」

「んほっ♡わかっておりますぅ♡我が身を母体に選んでいただけるなら、優秀な雄を、たくさん、孕みますううぅ♡♡マンコの空く時間など存在させませんっ♡あいつが生む子に、たーくさん兄弟を作ってやらねえとなあ♡♡♡」

 

 母体は神の祝福を受けた尊い存在だ。選ばれ子をなせるのは、すべての信徒にとって憧れと言える。母体になることはすべての信徒が求めることでもあった。

 母体になるためには結婚を認められるだけでは足りず、優秀な雄として認められるしかない。竜と狼は雄として優秀だったからこそ二人とも孕めるようにしてもらっており、だからこそ司祭としての地位を得ている。


 神に選ばれるために何をすればいいのか。それはスケベなこと。どれだけ下品にエロくできるかで、神に目をかけてもらえる雄が決まる。

 カルバナイルも一信徒として、毎日祈りながらのアナニーは欠かしていない。神像のレプリカを家に持ち帰って、嫁にバレないようケツを突き出してマンコをいじり続けている。


「おほぉ♡サンデラント様の口マンやっべ♡嫁よりうめえっ♡♡ちんぽ、溶けるうううぅうぅ♡♡♡♡」

「ぢゅううぅ~~♡♡んぽっ♡私はアルヴェクス様に仕える司祭だからな♡口淫の鍛錬も怠らんよ♡♡んぽぉ♡んっんっ~~♡♡♡♡」


 先端から一息に飲み込んで、喉奥で締め付ける。マズルの長い種族だからこそできるフェラは、サイちんぽを震わせた。


「おおぉんおおぉおぉ~~~~~~♡♡♡♡ぎもぢいぃ♡フェラすんげぇ♡サンデラント様は最高ですっ♡♡♡」

「ぬぼぉ……」口から涎まみれのちんぽを引き抜いて。「ふふっ♡私もこんな巨根に奉仕出来て嬉しいとも♡♡ほれ、もう限界だろ?♡かけるといい♡♡」


 信徒になる前から毎日十回以上出していたのだ。これまでの我慢で膨れ上がった性欲はすぐさま決壊しても不思議ではない。

 竜はテーブルに顔を伏せ、金玉に鼻面を埋める。それから上目遣いで顔射を求めれば、後はサイの仕事だ。


「は、はい♡♡このカルバナイル♡サンデラント様に顔射しますっ♡♡♡」


 膨らんだ鼻の穴から激しく呼吸して、乳首をさらに強くひねる。大ぶりな突起はそれだけで射精できるほど開発されていた。


「おおぉん♡ほおおぉ♡乳首きくううぅぅ♡♡乳首いじんの、止まんねぇ♡♡すんげぇ♡♡」


 ちんぽに触れる必要はない。金玉に当たる竜の鼻息が興奮を誘い、無骨な指が乳頭をひっかいた。

 サイの乳首は聖都にいた頃と比べて倍以上に肥大化している。おっぱいが大きくなったこともあり妻からは首を傾げられたが、まさか邪神によって体を改造されているとは想像もしていないだろう。


 本人は妻が出産する前には母乳を出したいと、毎日筋トレとチクニーに明け暮れている。父性は信仰によって歪み、我が子に自らのミルクを飲ませたい一心だった。


「早く、ミルク出してぇ♡♡おれの子に飲ませんだっ♡アルヴェクス様の祝福で、出るミルクっ♡うぉ♡おおぉおぉ♡きっと、立派な子に育ってくれるっ♡♡」


 邪教によってホモ落ちしたカルバナイルだが、家族のことは誰よりも愛している。ただ出力がねじ曲がっただけで、奥さんに対しても真摯に接していた。


「そうか、だからそんなに頑張っていたのだな♡貴様の努力をアルヴェクス様はきっとご覧になっているはずだ♡♡」

「あ、ありがとうございますううぅうぅぅ♡♡♡♡」


 司祭に褒められると嬉しくなって乳首がさらに伸びる。もともとガチムチの大男だったこともあり、今では騎士団で一番の巨乳だ。団員から毎日揉まれ続け、下から見る竜は肉感のエロさに舌なめずりをするほど。


「いぎますっ♡……いーぐ♡いっぐ♡いぐうぅうぅうぅ♡♡♡」


 そしてついに噴火の時が訪れた。サイちんぽは煮詰まった白濁をぶちまけ、竜の顔にぼたぼたとこぼしていく。

 血管を脈動させて跳ね回る一物は雄々しさの塊で、竜の瞳にハートが浮かんでいる。テーブルに顔を伏せながら、法衣越しにちんぽをしこしこしていた。


「はぁー♡なんともたまらん♡ザーメン熱いいぃ♡やはりザーメンはどこにもらってもよい♡体内でも、外でも♡ザーメンは人を幸せにするぅ……♡♡♡」


 汚いという発想を持つ者は、アルヴェクス教に一人もいないだろう。それどころか好物と言っていい。

 サンデラントは眼前で射精し続けるちんぽに我慢できなくなって、大口を開けて食らいつく。じゅぞぞぞと精液を胃へと流し込むと、恍惚に口角が上がった。

 

「んっーーーー♡♡」


 粘っこい精液を嚥下するのも慣れたもので、むせることなく大量に飲み込んだ。半日程度溜めただけでも、サイの精液は多い。喉を鳴らすたびに孕みたい欲求が熱を帯び、腰が前後に動いていった。

 射精が収まってくれば舌の上に白濁を乗せて、媚びるような視線を送る。顔射された竜があまりにスケベだから、サイのちんぽは萎えることを忘れてしまったようだ。


「けふっ♡まだまだいけそうだな♡一発じゃ足りんだろう♡」

「はい……♡」


 サイちんぽは先端からテーブルまで糸をつなげたままで、とぷとぷと残滓をこぼしている。アルヴェクスの力をため込んだ金玉にとって、一発など誤差でしかない。

 竜は亀頭にキスを繰り返しながら袋を揉みこみ、股間をいたわった。テーブルにこすれる白の法衣が汚れるが、そんなことはもうどうでもよかった。


「今夜はどうする?♡家族が待っているなら帰ってもいいが……♡」

「いえ、お供させてください♡あの子が生まれる前にミルクが出せるようになりたいのです♡♡」

「そうか♡熱心な信徒を持てて、アルヴェクス様もお喜びになることだろう♡」


 顔中ザーメンまみれのまま、竜は立ち上がってほほ笑む。表情だけならば以前と変わりないが、その中身はまるきり別人だ。


「では、これからリアルドの店に寄るとしよう。カルバナイルもアルヴェクス様の力を取り込むとのことなら、そこで私らと盛ろうではないか♡」

「喜んで♡♡」


 あのマッサージ店はアルヴェクス教の拠点として竜たちはよく利用している。表向きは元副官であるリアルドとサンデラントの交流の場となっているが、実際は街を堕落させる諸悪の根源だ。

 二人はそこにたどり着くや否や、勝手知ったる顔で服を脱ぎ捨てる。白く荘厳な法衣や鎧は、今の彼らの本質ではない。その下にあるビキニや紐こそ、彼らの正装だった。


 店の地下にある祭事場は、いつも通り雄の熱気に満ちていた。

 巨大な水晶ちんぽに抱き着いて奉仕する者がいれば、神像の前で股を広げてアナニーに耽る者もいる。ここにいるのは全員が信徒であり、力をため込んだ性豪ばかり。外では発散できない性欲を解消し、信仰を強くするために彼らは来ている。

 全員が竜と似た服装をしており、体を下品に見せることしか考えていない。ほとんどがあの時堕とした騎士団であり、屈強な雄しかいない地下室は呼吸するだけで股間にくるほど雄臭かった。


「カルバナイル♡♡」

 

 甘ったるい声で呼んだ竜はそのまま抱きしめ、舌を吸う。膨らんだ胸同士を押し付けながら既婚者たちは体をこすりつけ合った。

 だがそれはここでは当たり前のこと。二人は深い深いキスをして、唾液がこぼれることにも構わず口内を舐めまわす。


「ちゅうぅぅ♡♡ん、はふはふっ♡♡」

「んむぅ♡ん♡サンデラント様ぁ♡♡」


 先のオナニーで二人とも昂っている。仕事で蒸れた筋肉は雄臭く、熱気のこもった地下にいると汗が止まらない。立ったまま硬く抱きしめ合えば、竜のちんぽはすぐにスリットから飛び出してきた。


「んうぅ♡貴様もここは、いいのか?♡♡」


 口回りを舐めながら竜が触るのはサイのコックリング。外に出る時に効果を戻したため、サイちんぽは萎えたままだ。もう遠慮する必要などないと言われて、カルバナイルは指に向かって腰をへこへこと動かした。


「おれはサンデラント様の騎士ですから♡ちんぽも司祭様のためにとっておきたいのです♡自分で弱めることもできますが、人にされた方が興奮するんですよね♡♡♡」

「ふは♡淫乱な騎士だ♡素晴らしい♡♡」


 竜は鼻面同士をくっつけながら、またもリングの効力を弱める。すると途端に勃起して、二人のぬるついた亀頭が筋肉に挟まれた。

 雄々しい竜の筋肉を腕に抱いていると、サイの下腹部がうずいて仕方がない。この雄の子が欲しいという欲求はアルヴェクス教信徒なら当然のものだ。偉大な雄の子を求め、欲に従って生きる。それがアルヴェクスの教えなのだから。


「はあ……♡♡」


 この雄の子が欲しい。孕みたい。自分も神に見染められ、子を孕める体になりたい。

 サイの頭に歪んだ欲望が渦巻いて、あやかりたいとサンデラントの唾液を思いっきり吸った。腰をゆすって竜ちんぽに押し付けると、マンコがきゅんと同意を示す。


(孕みたい孕みたい孕みたい孕みたい孕みたい……♡♡♡♡ああ、神よ♡おれにもどうか我が子に弟を作れるような体をぉおぉ♡♡♡)


 そして、そんなことを考えているのはカルバナイルだけではない。

 巨大な一物に抱き着いて力を浴びる者や神像に祈る者、誰もが祝福を求めている。ここは祈りの場であると同時に、訓練場でもあるのだ。より淫らになって神の目に留まろうと、雄たちは喘ぎ狂っていく。


 竜が堕ちた時以来、神は顕現していない。オーラによって体中を犯される感覚は格別で、その話を聞くたびに元騎士たちは羨ましさにマンコを濡らし、いっそう訓練に励むようになる。


「んふふ♡」


 サイの角を舐めて、竜が蠱惑的に笑う。


「日中ため込んだせいでおっぱいが張ってしまってな♡絞ってくれるか?♡♡」

「もちろん、喜んで♡♡」


 サンデラントが歩けば、信徒たちはどれだけ喘いでいても道を開ける。彼らの頭であり、神に寵愛されし者。そのスケベな筋肉と胸や尻を見るだけで、信徒たちはちんぽを硬くする。


 神像の前までくれば、サイが肉厚な体を後ろから抱きしめた。豆によって硬くなった掌を竜の巨乳に埋めると、むにぃと深く食い込んだ。


「お゛お゛おぉぉん♡♡♡♡♡胸、きっつううぅ♡おっぱい、出させてくれぇ♡♡」


 サンデラントは即座にのけぞって苦しそうに尻を振る。非貫通の乳首リングのせいでいくら揉んでもミルクは出てこない。それがわかっていても、カルバナイルは無我夢中で揉みまくる。


「んっほおぉ♡お゛♡すんごいぃ♡おっぱいの中で、ミルクがぁ♡たまってえぇっへぇえ♡♡胸、さらにでかく……っほおおぉおぉ♡♡♡♡」


 出したいと言っているが、サンデラントにとってこれは訓練だ。ミルクの許容量を増やし、もっとおっぱいを大きくするための。そのおかげで、竜の胸は騎士たちの中で一番大きなカルバナイルよりもでかくなっていた。

 リングをカチャカチャ音がすると、角に付けた鈴も鳴る。デカ乳首は噴乳したくて何度もいきり立っているが、一滴すらこぼれていない。


「おっほおおおぉぉ♡♡ミルクたまるううぅ♡おっぱい、気持ちいぃ♡あ゛おおぉ♡ふほ♡ふほおおおぉぉ♡♡♡」


 デカ乳がサイの片手で収まるわけもなく、揉み上げるたびに深い谷間が形成される。そこらの女性では太刀打ちできないほど大きなおっぱいが波打ち、周りの信徒が竜をおかずに盛りだす。

 サンデラントは揉みやすいように両手を頭の後ろに置いて、腋を見せつけるような体勢を取っている。そして後ろで感じるサイの勃起ちんぽに無意識で媚びると腰が下がり、がに股の情けない恰好を神像の前で披露していた。


「乳首いぐっ♡おっぱいぎぼぢいいぃいぃ♡おっほぉおぉ♡お゛んほぉお゛お゛おぉおぉ♡♡」


 のけぞりアクメを決めて、竜が射精した。だが信徒たちにとって竜の射精は日常茶飯事だ。肩から顔を出すサイは動じず、おっぱいを思い切り鷲掴みにした。


「ほへえええぇええ♡♡♡おっぱいが破裂しそうだああぁあ♡か、カルバナイルぅ♡まだ、終わらんのかあぁ?♡♡」

「もう少しです♡それに、おれはまだ入れてませんよぉ♡♡」

「確かにその通りだっ♡だが、おっぱいがきつすぎる♡ミルクで乳首が壊れるぞおぉおぉ♡♡♡」


 わめきながらまた射精して、スリットからも愛液が噴き出す。こうなるともうどこを触っても敏感マンコであり、巨乳に食い込む手の感覚が何倍にもなって脳みそを殴りつける。

 サイは竜のデカパイが好きだ。妻よりも大きく、どれだけ手荒に扱っても喜んでくれる淫乱の肉。ゆったりした法衣でも隠し切れず、教会ではこっそり噂になっていることをサイは知っている。

 その肉体を使った誘惑に抗えたものは一人もおらず、愛妻家で知られた教会騎士団の団長ですら暗示前に種付けしたと聞いていた。


「スケベすぎる……♡こんなの、誰も逆らえねえだろ♡♡」


 まさに雄を堕落させることに特化したサンデラントの肉体を揉んで、カルバナイルの我慢は限界だった。オナニーとは違う、雄膣に思いきりぶちまけたい。そんな欲望で硬化した一物をあてがうと、竜の尻尾が回り込んできた。


「ちんぽっ♡ちんぽっ♡欲しいいぃ♡今日は激務で、一度もおマンコしておらんのだ♡♡早く私を犯してくれええぇ♡♡」


 でかくなった尻の谷間に挟んで、竜は腰を振ってねだる。

 リアニスター教の大司祭としてふるまうことを強要されているサンデラントにとって、日中の仕事は苦痛でしかない。セックスでいっぱいの頭から何とか秩序の言葉をひねり出し、マンコを疼かせながら奉仕活動をしているのだ。


「もうちんぽのことしか考えられんっ♡♡ちんぽ♡ちんぽおおおおぉぉ♡♡」

「どっちに入れてほしいのですか?♡おマンコですか、それとも……♡」


 サイは巨乳から手を下ろしていき、強直で広がるスリットに近づける。指先を根本の割れ目に突っ込むと、そこからぶしゃぶしゃと汁が飛び出してきた。


「おんっほおぉ♡スリットマンコたまらんんんん♡♡♡♡もっと♡もっとおおぉおぉ♡♡」


 上司に求められ、サイは両手の指を一気に突っ込み左右にくぱぁと広げる。生々しい肉の壁は湿潤で光沢が強い。神像に自らの痴態を捧げられる幸せに、竜のちんぽがさらに硬くなる。


「あ、アルヴェクス様ぁあぁ♡貴方様に躾けていただいたこのおマンコ……ぎぼぢっ♡おほおおぉ♡手マンすんごおおおぉおぉ♡♡指先だけで、いっぐううぅぅ♡♡♡」


 そこからサイは内壁を指の腹でひっかきまわす。堕ちてから何度も付き合ったおかげで、その手つきは慣れたものだった。

 

「お゛っ♡お゛っ♡おおぉおっほおおぉおぉぉ♡♡♡♡」


 サンデラントは昼にかぶった厳かな司祭の仮面を脱ぎ捨て、手マンに喜ぶ下品なアヘ顔をさらす。スリットから潮が止まらず、サイの手がびしょぬれになっていく。

 上半身も揺れるのはもどかしさを訴える乳首を振っているからだ。スリマンを見せつけながら勃起ちんぽを振る変態だと、神に見てほしくて竜は高らかと下品な言葉を叫びだす。


「ふおっほおおぉおぉ♡スリマンぎぼちいぃ♡二つおマンコがある幸せに、アクメするっするぅぅうぅ♡どっちのマンコも、ぎもちいぞおおおぉぉ♡♡」

「サンデラント様♡」サイが指先から紫のオーラをほとばしらせて。「おれの修行の成果♡ぜひ見てくださいね♡♡」

「――――おっ♡」


 スリットの中を紫のオーラで埋め尽くされ、竜は一瞬だけ呼吸が止まる。

 だがすぐさま体内で爆発する快楽によって体が飛び跳ね、ザーメンを打ち上げながら発狂した。


「ふっほおおおおぉおおぉおぉ♡♡ぎもちいいいぃぃ♡気持ちいいっきも゛ぢいぃ♡ぎぼぢよすぎりゅうぅううぅうぅ♡♡♡♡♡」


 以前神にやられたスリット内部からの前立腺攻め。それによってサンデラントはがに股腋見せのままけいれんし続けた。自由になったサイの手はまた昇り、胸を揉みこんで母乳をため込むよう発破をかけた。


「おおぉ♡なんと、これほどまでにアルヴェクス様のお力を、うまくうぅ♡扱えるようなったとはあぁあぁ♡♡親和性があるのだな♡よい……おおほおぉ♡ことだぁ♡♡♡」


 次の母体候補と言われるだけあって、カルバナイルの力は群を抜いている。胸が膨らんできたことといい、孕めるようになるのは時間の問題のようだ。

 屈強な竜の胸を揉むサイは上気した顔をほころばせ、緑の首筋を丹念に舐める。骨太でたくましい体を抱いているだけで、股間が暴発しそうなほど興奮している。

 興奮の囁くまま、早く繋がりたいと腰を突き出して強直を当てがった。


「サンデラント様♡お慕いしております♡どうか、リアルド様の次に、おれを選んでください♡♡♡」


 男同士は浮気にならない。そんな価値観が馴染んだ結果、サイはいともたやすく愛を歌えるようになった。

 家族のことは愛している。だが、竜のことも愛している。それを歪だと糾弾する人はこの部屋には誰もいない。異端宗教がなぜ異端とされるのか、カルバナイルのセリフが端的に表していると言えるだろう。


「お゛っ♡♡」


 ちんぽを押し付けられると、竜の口がすぼまる。狼との結婚を神にも認められているというのに、それでも竜も笑ってみせた。


「もちろん、そのつもりだぞ♡この腹にいるリアルドの子を産んだ後、貴様の種をもらうつもりなのだからな♡♡♡」


 誰か一人と添い遂げる、などという綺麗ごとはアルヴェクス教にない。

 あるのはただ、欲望を解放することへの肯定だけ。


 振り向いた竜とキスをしながら、カルバナイルは雄膣に一物を差し込んだ。


「お゛っお゛っおおおぉおぉん♡♡♡♡♡♡」


 一瞬だけオホ声を上げた竜だが、すぐさま口をサイにふさがれる。見開かれた目から涙がこぼれ、涎と共に落ちていった。


「んふぅ♡ふぅー♡♡♡たまらんっ♡♡」

「いつやっても、中やっべ♡ホモマンコよすぎだろ♡♡♡」


 立ちバックでするサイの腰振りは破城槌のように力強く、奥を穿ちながら振動が体中に響き渡る。おっぱいは呼応して震え、ミルクを噴きたいと乳首をビンビンにしていた。

 デカ尻は特大の破裂音を打ち上げ、抽挿のたびに竜ちんぽから白濁が飛ぶ。なぶられ続けているスリットからも、じょろじょろと愛液が漏れた。


「んふううぅぅ♡♡♡お゛っおぉおぉ♡カルバナイルのちんぽっ、しゅごおぉ♡マンコにひびぐううぅ♡♡♡おっほ♡おほおぉ♡♡おっぱいも、ぎぐううぅ♡」

「あーすっげすっげ♡サンデラント様のおマンコがよすぎて、どんだけでも出せそうですよ♡♡」

「構わん♡私のマンコは、雄ちんぽのためにある♡どれだけでもっほおおぉ♡ザーメンを♡ぶちまけるがよいいいいぃいぃ♡♡♡♡」


 サンデラントはアヘ顔でサイにすべてを預け、射精するたびに神像にザーメンを捧げている。もっと奥を穿ってほしいと尻をこすりつける姿は、そこらの娼婦よりも下品だ。

 腹にリアルドの子がいるというのに、お構いなしにちんぽをねだる。これしきの事で子どもに悪影響はないと、知っているのだ。


「おっほぉ♡腰つんよおぉお♡♡マンコの奥に、ちんぽ刺さるぅう♡いぎぃもぢいぃいぃ♡♡♡ちんぽ強すぎて♡おマンコがすぐ屈して……んっほぉ♡アクメどまら゛んんんんんっ♡♡」

「こんなセックス♡妻とはできないですからね♡男の体は頑丈でスケベなんて最高ですよねぇ♡♡全力でちんぽぶち込みますよっ♡♡♡おらっ♡おっらぁぁああっ♡♡♡」

「そこ、そごおぉ゛お゛ぉぉ♡敏感マンコいぐうううぅうううぅうぅ♡♡♡」


 もはや何度目かもわからない射精を放ち、竜は大口を上げる。


「おっほおぉ♡脳みそどげるうぅ♡わ、私の子宮の場所を覚えておくのだぞっ♡次は、貴様が、孕ませるのだからなああぁぁ♡♡♡こんなつよつよおちんぽでぇ♡アクメさせられたら♡マンコが求めるのもしょうがあるまいぃいぃ♡♡」

「そんな心配しなくとも、マンコをザーメンで埋めれば一緒ですよ♡♡アルヴェクス様のおかげでぇ♡金玉止まんねえんです♡♡ここでザーメン空にしてかねえと、すぐあいつを孕ませちまう♡一人目が生まれたらゆっくりさせてやりてえんで、付き合ってくださいね♡♡」

「ああ、そのときはっ♡っほぉ♡子作りの練習として、ホモセックスをすると、しようぅうぅ♡♡♡私もおぉ♡貴様のちんぽで孕ませられるのが♡♡待ち遠しいぃ♡♡んほおぉおぉ♡♡」


 部屋の誰よりも激しいセックスをする彼らの結合部からは、ドチュンドチュンドチュン♡と暴力的な音が溢れている。喚く竜の声もひと際大きく、戦場で号令を出すために張り上げた声は、今ではちんぽへの賛辞を投げるだけになっていた。

 そして竜の胸は限界まで膨れ上がっている。明らかに教会にいた時よりも大きくなって、痛みも訴えてきていた。


「か、カルバナイルぅ♡胸が、そろそろぉおぉ♡♡」

「わかっております♡お任せください♡♡」


 自分で緩めてもいいのだが、サンデラントはカルバナイルと同じく相手に頼み込む。その方が気持ちよく慣れると知っているからだ。


 サイは竜の乳首を挟むリングを指でなぞって効果を切る。するとこれまで溜めた母乳が我先にと溢れようとするのだが、それは快楽が乳首の一点に集中することを意味していた。


「お゛っお゛っお゛っ……♡♡♡」


 ぞくぞくとサンデラントの背筋に期待が走る。

 それと同時に、乳首の中で液体が駆け抜ける快楽が脳まで走る。

 これから訪れる絶頂を予想して竜がむふりと鼻の穴を広げると同時に、サイの両手がおっぱいをわしづかみにした。掌が食い込んだとたん、勃起した肉芽から大量の母乳が噴出する。


「おっほおおおおぉおぉおおぉぉ~~~~~~~♡♡♡♡♡♡♡」


 両乳首からあふれる太い白濁の軌跡は、地下の明かりに照らされて綺麗な弧を描く。雄がミルクを出すだけでも背徳的だというのに、その量はあまりに多い。乳首を中からこすられる快楽に竜は壊れ、射精も併せて三本もの白濁を打ち上げ始めた。


「んぎもぢいいいっひいいいぃ~~~~♡♡♡やはり♡たまったミルクを噴出させると♡乳首がちんぽになってしまううぅ♡♡い゛、ひっぐううぅ♡♡♡」


 阿呆のような顔で竜が喚きながらいきまくり、雄々しい筋肉がミルク袋に貶められる。もはやサンデラントのおっぱいは穴の開いた水風船のようで、カルバナイルが揉むのに合わせてぶしゅぶしゅと白濁に勢いに緩急が生まれている。

 アルヴェクス教の司祭になってからアクメのし過ぎで馬鹿になった脳みそに、それでもセックスの素晴らしさが刻まれる。自分を気持ち良くしてくれるサイへ体をこすりつけ、番になってと恥知らずなアピールを繰り返した。


「気持ちいいぞおぉおおぉぉ~~♡♡♡このちんぽが、私のおマンコを娶ってしまうっ♡♡おっほぉ♡こんな素晴らしいちんぽが、一人の妻だけに捧げられていたとは♡なんと、もっだいな゛いいいぃ♡♡」

「嬉しいこと言ってくれますね♡アルヴェクス様のお導きがなければ、おれのちんぽはホモマンコを知らないままでした♡サンデラント様のマンコ、すっげえ気持ちいいですよ……♡♡胸もでかすぎて、揉み心地やっべ♡♡あーいく♡また出しますね♡リアルド様の子にも、あいさつしねえと♡今度はこの精子が弟になるんだぞって♡♡」

「お゛お゛ぉん♡おぼおぉ♡♡いーーぐ、いぐいぐいぐっ♡♡そうだぁ♡私の子宮に、マーキング、するのだ♡だからもっど、私に欲情してぐれえぇ♡♡世界に欲望を振りまくためにも、私は、もっど♡スケベなおマンコにならねばぁ♡♡」


 三点で白濁を打ち上げながらも、竜マンコは絶え間なく挿入を受け続けていた。サイも断続的に射精を繰り返しているようで、結合部からは汚い音を奏でながら泡立った白濁がこぼれていく。

 振り向いた竜は舌を出し、アクメ顔でサイを誘う。カルバナイルもそれに応え、舌を口の外で絡め合うキスとも言えない下品な行為を行った。こうすることで、もっとホモちんぽを誘えるのだと、サンデラントは知ってしまったのだ。


「んーへぇ♡マンコもおっぱいもぎもぢいぃぞぉ♡アルヴェクス様もお喜びになるはずだ♡♡お前もアルヴェクス様のぉ♡意思をっほぉ♡感じるかぁ?♡♡」

「もちろんです♡先ほどから乳首がむず痒く、祝福を受けていると感じております♡これが終わったら、いつもみたいにおれのおっぱいをしゃぶってください♡ミルクも出ない無駄巨乳の訓練を、ちゅぱちゅぱお願いしますね♡♡♡」


 祝福によって母体になりたいカルバナイルは、毎日のチクニーに変化を求めている。それは自分の指だけではなく、他の雄による乳首攻めも含まれていた。

 すっかりホモの集まりになった騎士団では、乳首を見せびらかせば誰かが手伝ってくれる。彼らは皆淫乱を目指して盛り合っているため、サイも負けじと乳首を肥大化させていた。


 そんな胸を広い背中に押し付けて、ケダモノさながらの腰つきで竜をぶち犯す。

 汗を互いに塗りたくるような立ちバックをしていると、二人の後ろから弾んだ声が欠けられた。


「じゃあ今日は俺がお前の乳首を特訓してやろうじゃねえか♡♡」

「リアルド様……!」

「だからリアルドでいいって。司祭になったとはいえ、堅苦しいのは嫌いなんだよ」

「ですが……」


 背後から抱きしめてきた黒狼に、サイは言葉を濁す。規律正しい場所で過ごしすぎたカルバナイルにとって、目上の者に軽口を叩くのはためらわれることだった。


「最初店に来た時みたいでいいんだよ。堅苦しいのはサンデラントだけで十分だろ」

「んふぅ♡」唾液まみれの口を尖らせた竜が。「確かにアルヴェクス教はリアニスター教よりも厳格ではないが、それでも守るべきルールは存在している♡だが、リアルドがここまで言うのだ、悪いが付き合ってやってくれないか♡」

「はい……サンデラント様もそうおっしゃるのでしたら……」


 上下関係に厳しいサイがしぶしぶ了承すると、お礼と言わんばかりにリアルドは乳首に軽く爪を立てた。


「ひ、あぁ♡おっぱい、すげっ♡♡」

「どんどんでかくなるな♡いい調子だ♡先端をカリカリっとしてやると……」

「んひいいいいぃいぃぃ♡♡爪すっげ♡すっげえぇ♡♡おっぱいしびれるううぅ♡♡」


 今度はサイがのけぞりアクメを決めて、竜マンコに種付けした。絶頂の余韻でサンデラントのおっぱいを握る手に力が入れば、同じく竜もミルクをまき散らしながら嬌声をあげる。


「おおおぉおぉん♡♡まだおっぱいでるううぅうぅ♡♡全部出しきって、また母乳を溜めねば……♡んっふ♡おっぱいアクメしゅっごぉ♡♡」


 アクメの共振でアヘオホとわめく二人にかまわず、狼はサイのちくびをいじり倒している。多少の痛みはすべて快楽になるため遠慮など不要で、乳輪ごと引っ張ってやるとちんぽから潮が少し飛んだ。


「ふぎいいぃい♡♡おっぱいたっまんねぇ♡もっといじってくれよっ♡おれは早く母体になって、産まれてくる子どもにミルクを飲ませてやりてえ♡♡それに、サンデラント様の子を孕みてええぇえぇ♡♡♡」

「あーあ、俺のことが好きになるよう暗示もかけたってのに、結局サンデラントに取られちまうのかよ♡お前ホモ受けよすぎな♡」

「ふふっ♡悪いなリアルドぉ♡お前の分まで私が孕んでおくから、布教に専念してくれ♡♡」

「俺だって子宮を暇にするつもりなんてねえよ♡だから次はカルバナイルに孕ませてもらおうかな♡俺とサンデラントのダブル子宮を使って双子にしようぜ♡」


 三人は仲睦まじく体をくっつけあい、未来の話に花を咲かせている。全員既婚者というアンモラル極まった三人だが、もちろんそんなことは誰も気にしない。


 リアルドはサイの胸をいじりながらちんぽをこすりつけ、挿入のおねだりをしている。乳首から来る快楽で脳みそが茹っているサイは、嬉しそうに尻を振った。


「ふほおぉ♡リアルドがちんぽくれるってか♡いいじゃねえか♡おれもマンコが寂しくなってきたところなんだよ♡♡」

「サンデラントより俺の子どもが欲しくなるよう、徹底的にぶち犯してやるよ♡♡」

「ふむ、それは困るな♡カルバナイルの子宮は私が予約しているというのに♡♡」


 竜は軽口を叩きながらちんぽを引き抜くと、すぼまったマンコ肉からザーメンをぼたぼたこぼす。その汚い排泄音はリアニスター教の大司祭が決して人前で出していい音ではなかったが、構うことなく自らのコックリングを操作して一物をスリットの中へと戻していく。

 そしてサイと向かい合ってそこを広げると、紫のもやがあるだけの湿潤な肉膣が完成する。


「ふふふ♡今度はこっちに欲しくなってしまった♡♡私のスリットマンコには子宮がないが♡ちんぽを気持ちよくするのは得意だ♡ぜひここにもザーメンをこき捨てていってほしい♡♡♡」


 サンデラントは淫液でコーティングされたサイちんぽを見ながら舌なめずりをして、スリットマンコを左右に引っ張って広げたまま、腰をへこへこと振ってマン汁を滴らせた。

 それと同時に角に付けた鈴が軽い音を立て、屈強な竜を間抜けな姿に演出する。


「はぁー♡はぁー♡早くくれねばスリオナしてしまいそうだ♡♡ちんぽ♡ちんぽほっし♡♡ちんぽでスリマンぶち犯されたいいいぃ♡♡」


 筋骨隆々な体の竜がたてわれを見せつけながらがに股腰へこを繰り返す。あまりに激しく振りすぎて萎えちんぽがボロンとこぼれてしまったが、サンデラントは止まらない。彼らが信奉する神にとって、欲を追うことはなんら恥ではないのだから。


「カルバナイルよ♡そのバキバキ勃起ちんぽを、私のスリマンに♡そうでなければ、私はクリちんぽを振りながらスリオナすることになってしまうぞ♡♡」

「それはそれでエッロいからいいんじゃねえの♡なあ、カルバナイル♡」

「まあそれもあるが、おれとしてはサンデラント様のスリットも好きなんだよ♡前後を司祭二人で挟まれるなんて、すっげえ贅沢だろ♡♡」


 下卑た笑みを浮かべるサイは狼の首に手を回してキスしながらちんぽを震わせた。その餌につられてサンデラントが距離を縮めれば、たくましい雄のサンドイッチが完成する。


「んっふぅ♡ほぉれ、母体のミルクまみれおっぱいだぞ♡♡」


 スリットにちんぽをあてがった竜は自由になって両手で胸部を揉み上げ、サイのおっぱいと合わせてほぐしていく。元からザーメンと汗まみれだった二対の巨乳は、体液の混合物でにちゃにちゃと粘度の高い音を立てていた。

 カルバナイルもおっぱいを持ち上げてこすり合わせていくと、肉風船が淫猥にたわむ。雄同士とは思えないほどスケベなパイ合わせに周囲も興味津々だった。


「すっげ♡サンデラント様のおっぱい、やっぱでかすぎ♡あれだけ絞ったのに、まだ全然でっけえですよ♡♡♡」

「これもすべて、アルヴェクス様のおかげ……あ、あ……んぎもぢぃ♡祝福がもらえれば、貴様もこれくらいには膨らむはずだ♡♡」


 サイと竜が互いのおっぱいを称賛し合っている間に、リアルドは亀頭の先端を肛門に埋める。すでに既婚者にして敏感マンコになっているカルバナイルは、ふっくらおマンコでむちゅりとかぶりついてこの先を期待した。


「んおぉ♡いいじゃねえか♡早く突っ込んでくれよ♡♡」

「まあそう焦るなって♡そうだろ、サンデラント♡」

「そうだな♡どうせなら一息に飲み込んでやろうではないか♡」


 竜と狼は目線だけで呼吸を合わせ、同時に腰を進める。


「お゛~~~~♡♡スリマンすっげ♡ちんぽも……お゛っお゛っお゛っ♡♡デカマラぐるううぅぅ♡♡♡」


 名器と巨根でサイの脳は瞬時に沸騰し、口をおの形にして快楽の蒸気を噴き出した。震える足腰は崩れそうだが、挟み込む筋肉たちがそれを許さない。

 妻に見せたこともない鼻の下を伸ばした情けない顔をしながら、竜を抱きしめておっぱいを押し付ける。そうすると後ろから伸びる手が二人の乳首を一緒につまむので、サイに竜の生暖かい嬌声が噴きかかった。


「おっほおぉ♡カルバナイルと一緒に乳首をつねられるぅ♡おおぉ♡どうだ、私のスリマンはあ♡ホモちんぽのためだけのマンコだぞ♡♡♡」

「いひいぃ♡すんげえええぇですうぅ♡ケツマンとは違って、包み込まれるような……んおぉ♡まっでぇ♡全部気持ちいいぃ♡股間が、きゅううって、馬鹿みたいにザーメン漏れる゛ううぅうぅ♡♡♡」


 会話を返そうとするカルバナイルだったが、すぐさまリアルドが腰を振ったせいでまともな言葉にならなかった。ぐずぐずになって崩れた顔を竜は両手で包み込んで何度もキスを降らせ、狼は乳首をつねりながら奥までちんぽを突き立てる。


「ふんおおぉおおぉぉ♡♡♡すんげええぇ♡♡ぎ、もぢよすぎる♡お二人とするセックスやべええぇ♡いぐ、いぐうぅ♡もう、ずっど、いっでるううぅ♡♡♡」


 すっかり開発されたパパマンコはちんぽに媚びてまとわりついてくる。妻を孕ませたちんぽはスリットに蹂躙され、サンデラントの荒々しい腰振りに合わせて震えるしかできなかった。

 こうなればちんぽは漏らすだけで、前後から肉感豊かな筋肉に殴られるたびに尿道から何か体液が駆け抜ける。女性とではできない荒々しさだが、屈強な彼らは快楽しか感じていない。


「んぐおおぉおおぉぉ~~~~♡♡♡♡いぐっ♡いぐっ♡いぐうぅうぅ♡♡もうちんぽ馬鹿になっちまう♡サンデラント様の中で、お漏らし止まんねぇ♡お――――ほおおおぉ♡♡」

「おほぉ♡」竜がスリットでちんぽを飲み込みながら。「スリマンたまらんっ♡クリちんぽとこすれて、っほぉ♡私が女性になってしまうっ♡」

「あーやっぱいいわこのマンコ♡」狼がサイおっぱいに掌を埋めながら。「アルヴェクス様の力と親和性がある雄っていいマンコになるんだよなあ♡すっげえスケベで♡すっげえ貪欲♡ま、その分うずきすぎて日常生活大変なんだけどな♡♡♡」

「その通りだ♡私も教会にいる間は本当に苦痛で仕方ない♡マンズリも大っぴらにできぬとは、まったく嘆かわしいことだ♡♡だがアルヴェクス様の信徒たるもの、耐えてみせねばならんぞおぉぉ♡♡」

「よく言うぜ♡毎日毎日法衣に雄臭汁しみ込ませてるくせによ♡こいつ、昼にふらっとやって来てはディルドでケツマンスクワットしながらマンズリしてんだぜ♡♡ばれたらどうするんだよ♡♡」

「し、仕方ないだろうが♡教会でアクメ声を響かせるわけにはいかん♡それにアルヴェクス様の祝福を受けた体では、おっほぉ、ザーメンもミルクも作りすぎるのだ♡♡」


 二人はサイを間に挟んで軽口を飛ばし合う。腰を止めることなく振って、灰色の肩越しにキスをしながら。

 時折サンデラントも痙攣アクメを決めて尻から中出し体液をブビューと吐き出すが、カルバナイルが抱きかかえているせいで崩れることはない。もはや三人の体は一つの肉塊のようで、密着するごつい上半身は生々しい光沢を放っている。抽挿する腰だけが激しく踊っていた。


「んおおおぉおぉぉ♡♡♡♡」


 極上の雄に挟まれて、サイはアヘ顔でいき狂う。妻とする愛を確かめるようなセックスとは違う、ただ快楽を追求した暴力のような行為は、カルバナイルの価値観をさらに歪ませる。

 情けない顔をさらしてお漏らしみたいな射精をしても、それが肯定される世界。気持ちいいだけが求められる世界で、サイはやはりアルヴェクスこそ人に必要な神だと強く思った。


「ホモセックスたっまんねぇ♡脳みそぶっ壊れる♡結婚してるだけで、これが、味わえねえなんて♡リアニスターの野郎が決めた秩序なんてもんはぁ♡おおおぉん♡あっちゃいけねえんだ♡やっぱり、この世界を治めるのは、アルヴェクス様だけ♡♡♡」

「よく言った!♡お前もわかってくれて嬉しいぜ♡俺はサンデラントを愛してるけどよ♡お前とするセックスも大好きなんだわ♡アルヴェクス様じゃなきゃ、こんなこと許されねえよな♡♡♡」


 リアルドが乳首を潰して最奥にちんぽを叩きつけると、灰色の屈強な肩が大きく跳ねた。


「ぐおおおぉおぉぉおん♡♡♡♡そ、その通りだあああ~~♡♡♡おれだって、妻を愛してる♡けど、ホモセックスも好き♡サンデラント様も、リアルドも好きなんだよおぉおおおぉぉ♡♡♡」

「ふっほぉ♡」嬉しそうに竜が頬にキスをして。「私もだ。二人で立派な子どもを作ろうな♡」

「んへへ♡」反対の頬に狼がキスをして。「嬉しいぜ♡早くアルヴェクス様の教えを広めて♡あんたの奥さん公認の仲になろうな♡♡」


 アルヴェクス教を広めれば、ホモセックスをするとき妻に隠れる必要がなくなる。そう思うと、カルバナイルはなんとしてでも布教しなければという意思でちんぽが硬くなった。


「アルヴェクス様♡お゛っお゛っ♡おひいいぃ~♡♡このカルバナイルっ♡貴方様の教えを広げます♡ホモセックスで、その気持ちがより強くううううぅぅ……っほおおぉぉ♡♡♡♡んぎもぢいぃい♡♡♡下半身、どげるううぅ♡♡♡」


 サイを攻め立てる二人はタイミングをわざとずらしていた。竜が飲み込めば狼が引き、狼が突き入れれば竜がわずかに止まる。そのせいで快楽の治まる時がなく、延々とアクメにさらされ続けている。

 二人は一児の父に向って愛をささやき続け、いかにアルヴェクスの教えが素晴らしいか刻み込む。今更過ぎる布教だが、それによってカルバナイルはさらに強い信仰心を得るのだ。


「もう、聖都に、がえれねええぇ♡♡ホモセックスがねえなんて、耐えられねえ♡ああ♡早く、この素晴らしさを世界中に広めねえとおおぉ♡♡♡ちんぽすっげ♡ホモセックスさいっこおおっほおおぉおぉ♡♡♡♡」


 アルヴェクス教にとってセックスは祈りだ。この気持ちよさを、幸福を、さらに伝えなければと願うことで、神に対して畏敬を示す。欲を肯定しながらも、他者を慈しむ心。それこそがアルヴェクスが最も好むものだからだ。


「――――――お゛っ?!」


 突然、サイの乳首が熱くなった。熱湯が染み込んでくるような感覚に驚いて目線を下げると、そこは濃い紫のもやに包まれていた。


「おでの、乳首♡何がぁああぁ♡♡あっつうぅ♡んでも、ぎもぢいいぃぃ♡♡♡」

「おいおいまじかよ♡♡こんなすぐに新たな母体が生まれるってのか♡♡」


 すぐさま察したリアルドがおっぱいを持ち上げると、ビン立ち乳首がぶるんと弾む。その先端には白いものがにじみだしており、竜も嬉しそうに破顔した。


「よかったではないか♡これで生まれてくる子どもにミルクを与えてやれる♡♡」

「ほ、本当ですか♡おれが、母体に……♡お゛っっっおおぉおぉん♡♡♡」


 神の祝福を宿した乳首は快楽を与え、カルバナイルは自身の胸の内から何かが湧き上がってくるのを感じていた。

 もともと大きくたくましかった胸がさらに膨らむ感覚。内圧の高まりが乳首を出口にして逃げ出そうとしていると、サイは確信する。


 それだけではない、犯されている尻の奥にも不思議な感覚が生まれている。体は神を受け入れ、ここで孕むのだと自然と理解できてしまった。


「ああ、ああ♡♡♡」


 サイの瞳から感涙が零れ落ちる。信仰深くあればあるほど、神からの祝福という奇跡に対する畏敬は深い。自分は選ばれたのだと、感動と快楽が混ざったものが下半身から脳を焼き焦がす。


「なんたる……なんたる僥倖っ!♡このカルバナイル、騎士として、このような誉を……神より賜れるとは……♡♡♡おほぉ♡」


 こみ上げてくる。サイの奥底から、白く気持ちのいい奔流が。

 教会騎士として生涯をささげた男が、新たな神によって生まれ変わる時が来た。


「……んへ♡」


 にたりと下卑た笑みを浮かべて、先ほどのサンデラントと同じように、灰色の巨躯は三点で射精する。


「ありがとうございますうううぅうぅぅぅぅ♡♡♡♡♡♡」


 新たな母体の誕生に、またも白い軌跡が打ちあがる。絶頂で白滅する脳内には、神への感謝と喜びだけが渦巻いていた。

 スリットにする種付けは勢いが強く、勢いそのままに逆流して床へとびちゃびちゃこぼれていく。その圧を内壁で感じ、サンデラントは愛液を噴出させてアクメを決めた。


「孕めるううぅ♡孕めるぞおおぉおぉ♡神よ♡感謝いたしますうううぅうぅぅ♡♡♡」


 変化したばかりの母体ということもあって、ミルクの噴射はため込んだサンデラントほどではない。だが、乳首を内からこすられる感覚は未知のもので、その快楽によってカルバナイルは壊れたように叫びだす。


「早くううぅ♡早くザーメンをくれっ♡♡ザーメン♡ザーメンでぇ♡♡おれの子宮を孕ませてくれえぇええぇぇ♡♡♡早く孕みてぇ♡子宮が孕めって疼いてやがる♡♡一刻早く孕んで♡この世界にアルヴェクス様の素晴らしさを広めねえと♡♡」


 神に孕める体にしてもらったのだ、休む暇などあってはならない。サイは幸福の絶頂で思考を茹らせており、今挿入しているのがリアルドだとわかっていても子種を求めた。狼とて素晴らしい雄であることには変わりない、順番が後か先かの違いだけで、サイは狼も好いている。


「ふーん♡♡」狼はにやりと口角を上げて。「俺でもいいってか♡悪いな、サンデラント♡♡」

「私はカルバナイルの意思を尊重するだけだ♡お前もいい雄だからな♡夫として誇らしい限りだ♡♡」

「……そうだった、あんたにはこういう嫌味、通じねえんだ。でも、せっかくだからよぉ……♡♡♡」

 

 リアルドは祝福の力を使い、サイの肛門をさらに弛緩させる。それから自身を強化して灰色の筋肉塊を持ち上げると、スリットに亀頭が引っかかってからブルンッ♡と抜けた。


「ふっほおぉおぉん♡♡♡♡」竜がアクメをして。「何を、するつもりだぁ♡♡」


 カルバナイルは狼に足を持ち上げられたM字開脚の姿勢で、ちんぽを飲み込む肉の輪が鮮明に映し出されている。

 サイにも意図がわかっておらず、せっかく母乳を出せるようになった胸を自分で軽く揉みながら、どうしたものかと眉を下げた。


「リアルド、いったいどういうことだ♡おれは早く孕みてえんだが……♡♡」

「今アルヴェクス様の力でお前のマンコをちょっと広げた♡さあ、サンデラント♡一緒に突っ込もうぜ♡どっちの子が生まれるか、試してみようじゃねえか♡♡♡」

「なるほど、二本指しか♡♡いいだろう♡私も好きだぞ♡される方だがな♡♡♡」


 にたにたと笑う竜はコックリングを操作してすぐに勃起する。どちらも雄々しくたくましいちんぽの持ち主であり、彼らに子宮を満たしてもらえると考えるだけで、サイのちんぽは血管を膨らませた。


「はぁはぁ♡ああ……なんって素晴らしいんだぁ♡♡」


 初めての妊娠を最高の雄二人で行える。価値観が壊れてしまったサイにとって、それは神に選ばれたことの次に素晴らしいことだった。

 恍惚とした顔で竜を見つめ、くぱくぱと急かすマンコからは泡がこぼれていく。早く孕みたいと、それだけが頭を支配する。


「ぜってえに両方孕む♡せっかくのザーメンを無駄になんかしねえ♡双子にしてやるからな♡♡だからサンデラント様の雄ちんぽも♡早くおれにぶち込んでくれえぇ♡♡」

「うむ♡いいだろう♡せっかく母体に選ばれたのだ、気をやるなよ♡♡」


 スリットマンコを差し出しているときとは違い、犯そうとちんぽを突き出すさまは雄々しさに満ちている。射精のし過ぎで延々に蜜を垂らし続ける亀頭をあてがうと、そのまま躊躇なくマンコを広げて突っ込んでいった。


「お゛お゛お゛ぉお゛お゛ぉお゛ぉぉお゛ぉぉ~~~~~~~♡♡♡♡♡」

 

 自身がこじ開けられていく快楽に、サイは力の限り叫んだ。

 胸はいじる必要もなく勝手にミルクを噴きだし、滑らかな皮膚をしたたり落ちる。侵入してきた雄たちが極上であることを理解して、すぐさま孕める体勢に移行していた。


「でっけえぇ♡♡雄ちんぽ、二本も、はいっでへええぇえぇえぇ♡♡♡こじ開けられるううぅ♡マンコ、閉じなくなっちまうっ♡すっげ♡すっげぇ♡」

「そこは心配いらねえよ♡俺の魔法でちゃんと治してやるからさ♡大体、子ども産むときだってマンコすっげえ広がるんだぜ♡対策はしてるにきまってんだろ♡♡」

「そうだとも♡神獣様の卵を産んだ時など、マンコが広がりすぎてザーメンも垂れ流しだったからな♡♡今では知っての通り、名器としてしっかり締め付けている♡だから貴様は何も心配せず、好きなだけ孕むといい♡♡」

「は、はひぃ♡はっはっはっ……♡♡」


 腹部の圧迫感に耐えかねて、サイの呼吸が浅くなる。問題がないと知るや、考えるのは優秀な雄の子を孕める幸福だけ。アルヴェクス教において、それは母体の義務でもある。わずかな苦しさも敬虔な信徒にとっては誇らしさしか生まないのだ。


「は、孕むぅ……♡これで、おれももっと気持ちよく♡ふへへへ♡♡♡」

「任せとけって、絶対に孕ませるから♡今のうちに、妊娠腹になった時に奥さんに対する言い訳でも考えとけよ♡♡」

「必要とあれば、私も説得に協力する♡なにせ、産まれるのは狼か竜に似た子だろうからな♡♡♡」


 邪教の僕たちは自分らこそが正しいと悪辣な顔で微笑み、サイを食らう。新たな母体となった雄を確実に孕ませるのだと、腰つきで思い知らせた。


「――――っほおおおぉおぉぉぉ♡♡♡♡」


 二つの肉棒が内壁を食い荒らした時、サイの頭が真っ白に染まった。なじんだアヘ顔をさらに崩し、もはや知的生命体にあるまじき顔でいき続ける。


「んぎもぢいいぃぃ♡ぎもぢいいいいいぃぃぃぃいぃぃ♡♡♡♡♡♡」


 もうカルバナイルにはそれしかわからない。崇高な使命も家族への愛も、すべて快楽が覆い隠してしまった。

 ちんぽからは潮が吹きあがり、鼻水を垂らす顔の先端に噴きかかる。角を持つ鼻面はぐちゃぐちゃで、垂れ下がった舌から唾液が絶え間なくこぼれていく。

 聖都では秩序を重んじた清潔な騎士だった男が、二本差しで雄の体液まみれになって喘ぎ狂っている。


「も゛、もっどおおぉお♡ちんぽぐれ♡子宮おりでごいっ♡このちんぽの子ども、ぜってええ孕むうううぅううぅぅ♡♡♡」


 既婚者ゆえに子宮を常識的に語るが、実際はアルヴェクスに植え付けられた魔法的な器官だ。だからどれだけカルバナイルが子宮を下ろそうとしたところで、動くわけはなかった。

 それでもサイは自身の中に生まれた器官に精液を届けるため、持ち上げられた不自由な体勢で精いっぱいあがく。できる限り締め付け、動きを合わせ、ちんぽに気持ちよくなってもらおうと尽くした。


「孕むはら゛むっ♡アルヴェクス様のしゅくふぐうぅ♡ぜってえ無駄にしねえ♡♡こんなぎもぢいぃの♡異端なんてぜってえさせねえからよおおぉおぉ♡♡♡♡」


 聖都で秩序を重んじていたなら、絶対に味わえない快楽だ。サイはホモセックスを愛しているし、これを異端とする世界の方がおかしいという考えに変わった。

 だからアルヴェクスが求めるまま、優秀な雄を孕もうとする。そうすることで、世界はより気持ちよくなると信じている。


「ぐっおおぉおぉおぉ♡いっぐ♡いぐうぅうぅ♡♡♡♡ちんぽ壊れるくらい、ザーメン出るううぅうぅぅ♡♡♡♡」

「すっげえきたねえ顔♡サンデラントと一緒に産卵した時もこんな感じだったよな♡」

「ああそうだな♡なんとも下品で、ちんぽにくる顔だ♡♡秩序を守っていては、こんな顔はできまい♡♡♡」


 二人はサイを犯しながらその顔に何度もキスを送る。快楽に壊れたアヘ顔はちんぽを悦んでくれている証。番をいたわるかのように首筋を舐め、既婚者のザーメンを浴びるのだ。


「ひぐ♡おおぉおぉん♡おーおぉん♡んごおおぉおぉ~~♡♡♡♡」

 

 もはやカルバナイルの一物は何かを漏らしていない時間がない。精液を出したかと思えば潮を吹き、部屋中に雄臭さをまき散らすのだ。

 さらに三人ともミルクを出せるせいで、足元に白色の水たまりを広げていく。快楽に焼けたサイの視界で、竜の巨乳が腰つきと合わせて弾み、白濁を噴く姿が映った。

 

 それは後ろにいるリアルドにも見えており、弾むデカ乳首を紫のもやで包んでから思いっきり引っ張った。


「おっほおおぉぉおぉ♡♡」竜が乳首をビクンと震わせて。「リアルド♡お前、私の乳首を、っほおおぉおぉ♡♡♡♡しゅんごおぉ♡♡もっとこりこりじでくれええぇ♡♡」


 喉仏を見せつけるのけぞりアクメで射精すれば、母体にザーメンが注がれる。種切れなどありえないほど性豪になっているため、竜の精液はいまだに濃い。カルバナイルは自分の卵子に精子が届く光景を想像して、笑みを深めて嬉射精をした。


「ぐおおぉおぉん♡サンデラント様の子種♡きだあああぁあぁ♡♡♡♡おれの赤ちゃんベッドに届け♡早く着床しろっ♡♡」

「やっべ♡先に射精させちまったら子宮とられちまうじゃねえか♡失敗しちまったか♡」

「全くお前は♡調子に乗って失敗する癖は、いつも、ほぉ……変わらないな♡♡」

「でも俺もすぐ射精すりゃいいだろ♡なあ、サンデラントぉ……♡♡」


 猫なで声で胸を張る狼の意図を察して、竜も同じくもやを飛ばして乳首をつまみ、思いっきりつぶしてみせた。


「ふっほおおぉおぉおぉおぉ♡♡♡これこれこれこえええぇ♡たっまんねええぇ♡♡ザーメン出るぞおぉおおぉ♡♡♡」


 すぐさまリアルドも精液を注ぎ、竜に負けじと子宮を独占しようとした。彼らにとって射精は終わりを意味しない。無尽蔵ともいえる精力が金玉にあるのだから。

 だから、一度射精してしまえば後はそれを繰り返すだけ。二人はカルバナイルの固定をもやに任せ、自由になった手で好き勝手に攻め始めた。


「ふふっ♡私もたくさんザーメンを出して、リアルドのザーメンを追い出さねばな♡♡おっほ♡おっほ♡♡♡」

「へっへっへ♡負けねえよ♡カルバナイルが孕むのは俺の子だ♡」

「どっちでもいいだろおぉ♡おれは双子がいいんだ♡お前らのザーメン、ぜーんぶくれよおぉ♡♡♡」


 甘えるように求めるサイの胸を揉みほぐしながら、竜は腰を突き上げる。みちみちと広がった穴からは中出ししたばかりの精液がこぼれ、狼の金玉まで滴って落ちていく。


「ふおぉぉ♡おっぱいやっべ♡お゛お゛っん♡♡♡マンコぶちこまれながら、おっぱい効きすぎるっでええぇえぇ~~♡♡♡」

「おっおぉ♡ふんっ♡ミルクが出るようになったなら、お前にもリングを作らねばならんか♡家族にバレぬよう、根元にはめる形状が良いだろう♡♡」

「そうだな♡」後ろから手を伸ばして胸を揉む狼が。「俺らみてえにリングぶら下げたら、淫乱ホモだって喧伝してるようなもんだからな♡♡家族が改宗するまでは、控えめなもんにしてやるよ♡♡」


 二人は好き勝手に話しながらサイのマンコを何度も一物で叩きつける。同時に押し込んだ時に最も穴が広がって、カルバナイルは自分の全部がマンコになったような気になってしまう。

 ごりごりと内壁をえぐられ、脳に快楽が響く。サイは前後不覚になって翻弄されるがまま、子宮に当たるザーメン水鉄砲にきゅんきゅんと疼きを与えられていた。


「っほおぉ♡やっべええぇ♡ちんぽたまんね♡さっきからずっど、二人のザーメンがあだってぇる♡子宮に撃ちこまれちまってる♡♡もうぜってえ孕んでる♡おれのおマンコ、着床しでるっでえぇええぇ♡♡♡♡」

「おほおおぉぉ♡♡二本差しも、悪くないなぁ♡ちんぽがこすれる、気持ちよさ♡おっほ♡出すぞ出すぞ♡淫乱竜のザーメンだ♡孕むがいい、カルバナイル♡♡♡♡」

「俺もいっちまうぜ♡あーたっまんね♡お前の体抱き心地よすぎて、金玉治まんねえって♡♡すっげ♡んっへええぇええぇ♡♡♡」


 二人がぶちまけるとすぐさまサイマンコから逆噴射が起こり、ぼたぼたと水たまりにザーメンが落ちる。その精は薄まることもなく、周囲を濃厚なホモの匂いで包み込む。

 もはや確実に孕んでいるだろうが、三人に終わる気は毛頭ない。膨大な性欲を抱えて日中を過ごした反動で、ちんぽが治まらないのだ。


 周りで信徒たちが彼らにあやかろうと、床にはいつくばって精液だまりを舐めている。彼らのザーメンはアルヴェクスからの祝福を濃く宿しており、それが三人分まとまっているとなれば逃す選択肢はない。


 一歩引いて見れば、二本差しに耽る三人を崇める構図のようだ。常識の埒外にある淫獣を模範とする異端たちの集い、それがこのマッサージ屋だった。


「おおうぅ♡ぐおおぉぉ♡♡ぎ、もぢいぃ♡やばすぎだろおぉおぉ♡♡♡いぐっ♡いぎすぎて脳みそどげるううぅぅ♡♡♡♡」


 カルバナイルは三点射精をしながらわめき、尻からも白濁を逆流させている。結合部で鳴る音は醜悪になっていて、耳にこびりつくような粘着質なものは人が壊れる音と同義だ。

 サンデラントが堕ちたあの日と同じく、自身の価値観を再定義されてサイは鼻水を垂らして笑うしかできない。アルヴェクスが正しいのだと、快楽が肯定しているから。


「おほぉ♡やはりホモセックスはたまらんなあぁ♡♡秩序をかなぐり捨てた先に、これほどの快楽があるとは♡♡アルヴェクス様に、もっとザーメンを捧げねばぁ♡♡ふんぬうう♡♡♡」


 射精をすれば、それが神への供物となる。竜は力こぶを作り雄々しさを誇示しながら腰を振る。以前なら絶対にやらなかった下品なセックスアピールを、鼻の穴を膨らませながらするようになってしまった。


 それからサンデラントは母乳が出るようになったサイの乳首をつまみ、指の腹でコリコリといじる。弾力が良く大ぶりの肉芽からはミルクがにじみ、そそられた竜の口がついばんだ。


「じゅるるるるる~♡♡♡♡」

「ぐおおぉおぉん♡♡おれのおっぱい、吸われでるうぅ♡すっげ♡どんどん出てくるじゃねえか♡ぎもぢいぃ♡♡」

「んー♡たまらんな♡リアルドのものより濃いか♡これなら生まれてくる子も喜ぶだろう♡」

「まじかよ♡俺にもくれ♡♡」


 狼が大口を開けると、サイの射精が飛び込んできた。だがリアルドはまったく気にせずにミルクを待ち、竜が乳首から搾り取ったまま指を突っ込むと、咀嚼するようにしゃぶった。


「ちゅぅ♡おっ♡まじかも♡でもその分、量が少ねえな♡俺は大量に出る方だからよ♡♡」

「確かにそうだな♡私は二人の中間と言ったところか♡♡」

「お前は量も多いし、濃いしで♡最高なんだよなあ♡♡さすがアルヴェクス様が見染めただけはある♡♡♡」

「ぐおおぉ♡ほおぉ♡おれも、飲みてえ♡飲ませて、んおおぉ♡くれよおぉおぉ♡♡」

「いいぜ♡♡俺らのミルク、堪能しろっ♡♡♡」


 リアルドはもやで道を作り、全員の胸をぎゅっと絞った。胸筋が変形するほど強く押し出されたせいで、おっぱいに残されたミルクが全部乳首に集まってくる。

 ミルクが染みだしたことで快楽が生まれ、三人の体が硬直した。


「ぐほぉ♡♡」サイが目を見開き。

「おっほぉ♡♡」竜がちんぽをけいれんさせ。

「んっへえぇ♡♡」狼が緩んだ笑顔を見せる。


 そして白濁が打ちあがった瞬間に、三人全員が一斉に天井を仰いでアクメを決めた。


「「「おっほおおぉおおぉおぉぉ~~~~~~♡♡♡♡」」」


 びしゃびしゃとミルクが絞られ、それが全部カルバナイルの顔にぶっかけられる。男らしかったサイの顔面は白濁まみれで、三者三様のミルクが口の中で混ざり合う。

 カルバナイルは大口を開けて嚥下しながら、無我夢中で飲み干していく。もはや味なんてわからないが、それでも雄ミルクを尊いものだと堪能し、赤子のようにもやをしゃぶるのだ。


「うっめ♡ミルク最高うぅううぅ♡♡ぢゅううぅっ♡ん~~♡♡幸せすぎりゅううぅううぅ♡♡♡ああ、母体になれただけじゃなくて♡ミルクまでこんなにもらえるなんて♡一生アルヴェクス様の教えを胸に刻みますうううぅうぅ♡♡♡」

「おほおぉおぉ♡我がおっぱいミルクこそ、アルヴェクス様からの祝福♡私の体を通してっへぇえぇ♡民草に施しを与えようとしておられるのだっ♡♡♡ゆえにぃ♡たくさん産まねばならん♡常にミルクを出せるようにしなければなああぁ♡♡♡」

「赤子だけじゃねえ♡んへんへっ♡飢えた民にしゃぶらせて、たくさん飲ませると力がみなぎるはずだぜえぇ♡♡♡ああ、アルヴェクス様の慈悲深さにおっぱいとっまんねええぇえぇ♡♡♡」


 三人は今日一番の深いアクメの中、信仰心でつながっている。ミルクやザーメンを漏らしながらも神に祈る姿はまさに信徒の模範に他ならず、周囲の信徒たちは尊敬の視線を注いでいた。


 だが、どれだけミルクと精力があろうとも、体力の限界はくる。

 搾乳が終わると全員が床に腰を下ろし、白濁の水たまりへとその身を沈めた。その顔は誰もが満ち足りて穏やかだった。


「はぁはぁ……なんとも甘美な時間だった♡カルバナイル、遅くなったが母体に選ばれたことに祝いの言葉を送ろう。貴様はこれからも、アルヴェクス様に仕えるのだ」

「はい……♡もちろんです♡おれは生涯ずっと、アルヴェクス様のためだけに生きます♡」


 サイは腹を撫でながら新しい命へと祝福を送る。どちらの子かはわからないが、全力で愛そうと決めている。妻が産む子と合わせて素敵な家族を作るために、彼はアルヴェクス教にすべてを捧げる覚悟を固めた。

 その考えを常識と照らし合わせるとどれほど奇異に見えるのか理解しているが、彼らにそんな正論は通じない。


 それが、異端宗教アルヴェクス教なのだから。


 ルミナスの街は、邪教によって侵略されていく――――


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POSTEDJul 31, 2025
ARCHIVEDJun 10, 2026