この世界の男性の中には、成長すると性欲が急に増大する者が現れる。脳みそが射精で埋め尽くされ、一日中ザーメンを噴き出してもまだ治まらない性欲を手にするのだ。
そうなればもちろん社会活動などできるわけもなく。それどころか子どもや女性に対して悪影響だということで、隔離措置が取られることになっていた。
こうして、世界中に男性隔離都市が建設され、その中は性と混沌に満たされた別世界へと変わっているのだった。
「おー、あんたが今日ここに引っ越してきたやつだな、俺は第八棟管理人の荒巾木 柄騎(あらはばき がらき)だ。気軽に柄騎と呼んでくれ、よろしく!」
青空に抜けるほど大きな声であいさつをしたのは、これまた大きな肉食恐竜の男だった。 ノースリーブのシャツに短パンというラフすぎる出で立ちだが、筋骨隆々としたこの巨漢にはよく似合っていた。
赤褐色の肌は筋肉で膨らんでおり、まるでラテックスのような光沢を宿している。しゃべるたびに牙をのぞかせるが表情はにこやかで、初対面の相手を怖がらせないようにという意図を感じさせた。
「あ、はい。今日からお世話になります、静枝 紫吹(しずえだ しぶき)と言います」
対するはこれまた大男である獅子だった。首元までボタンを留めたシャツとぱつぱつに膨らんだジーパンが真面目な印象を与えている。
性欲増大を発症したことで急に発達した体は服を合わせるのも一苦労で、特に股間がデニム生地を押し上げての自己主張が激しい。張った胸部では乳首も浮いているのが恥ずかしかったが、恐竜の方はノースリーブからデカ乳首が丸見えなので、気にするのも野暮かと自分をなだめている。
なぜならここは男性隔離都市。性欲たぎった雄だけが集まった、無法地帯なのだから。
「聞いてるとは思うが、あんたの部屋は第八棟だ。下見は済んでるんだよな?」
「はい。ここに来た時に少しだけ。そのあとは講習棟で今後の説明を受けてました」
「うん、通常通りの工程だな。聞いてるとは思うが、あんたはもう性欲が増大し、日常生活が大きく変わった。数日講習棟である程度の説明を受けた後、今度はここ、新生活区域で隔離都市の中で生活基盤を作ってもらう、ここまではいいな?」
柄騎が親指で指示したのは、今後しばらく獅子が住むことになる第八棟だ。数人が住むことのできる小さなアパートのような場所で、隔離都市での生活に慣れるまでここで過ごすことになる。
今二人がいるのは隔離都市の外壁近くであり、行政区域と呼ばれる場所だ。ここでは外とのやり取りだけでなく、都市内の運営機関が数多く存在している。
そのうちの一つが新参者を一時的に保護する新生活区域だった。
性欲の増大が起こると、犯罪対策のために即座に新生活区域内にある講習棟へと隔離される。そのため、紫吹は自分の部屋の荷物すらまとめられていなかったが、もはや戻ることすら叶わない。
「半年はここで暮らしていい。この隔離都市ヘスティアで仕事を見つけるなり、なんなりして、身の振り方を考える時間だ。必要な荷物があれば取ってきてもらえるから、管理棟のやつらに連絡を入れるといいぞ」
「わかりました……」
「そんなに暗い顔するなって。ここでの暮らしも慣れれば案外悪くねえから。性欲抑制剤を飲んどけば日常生活は送れるし、去勢しちまえば外に出れるんだしよ」
獅子を元気づけようと明るく振舞う恐竜は、風船みたいな胸を張って不安を笑い飛ばそうとしている。新生活区域にやってきた雄たちは今後の生活に不安を抱えている者が多い。そんな彼らを支えるのが、柄騎のような職員たちなのだ。
「俺ら管理人は相談窓口みたいなもんだ。何かあれば気軽に声をかけてくれ。新生活区域はその名の通り、新生活を送るあんたらのための場所だ。できるだけ外の世界と同じような作りになってるから、馴染むのは問題ないだろうよ」
「その言い方だと、区域の外は別世界みたいに聞こえますけど……」
紫吹が当たりを見渡しても、確かに今まで住んでいた場所と変わりない。小さなアパートが何個も並んで団地のようになっており、公園やコンビニといった馴染みある建築物もある。
だが確かに、獅子が噂で聞いた通りなら、隔離都市はこんな場所ではない。その考えを裏付けるかのように、恐竜は頬をかきながら頷いた。
「あーまあそういうことだ。これに関しちゃ、実際見てもらったほうが早いな……なら明るいうちに外の案内を先にしちまうか。第八棟内の詳しい説明は帰ってから案内するよ」
それから獅子は柄騎の運転する車に乗って、行政区域の外へと向かう。
中心街らしきところで降りれば、そこはもう別世界だった。
「うわぁ……」
往来を見て、紫吹は思わず声を漏らした。町並みは普通かもしれないが、女性がいないというだけでこうも違うものなのかと。
道行く人は全員雄であり、その大半が屈強だ。しかも男性しかいないというのがわかっているためか、露出の多いラフな服が一般的なようで、雄臭さがひしめき合っていた。しかも全員の性欲が増大しているため股間の膨らみがすさまじく、歩くたびにいやらしく弾んでいる。それどころか丸出しの雄もいるのだが、当然のようにスルーされていた。
外の世界では即座に逮捕されるような格好でもここでは普通なのだと、獅子はカルチャーショックを隠し切れなかった。
「すげえだろ」柄騎はニヤニヤと。「むさくるしいよな。しかもどいつもこいつもしこった後だから、人混みのザーメン臭とかやべえんだ。でもみーんな気にしねえ。それがここの日常だからだ」
「す、すごいですね……みんな大きい……」
紫吹は自分を平均身長より高いと思っていたが、ここに来ると平均の基準が狂ってしまう。雄々しい人ほど性欲増大を発症しやすいため、当然の偏りが起こっていた。
「でも、裸の人もいるのはいいんでしょうか……」
「性欲抑制剤を飲んでも不能になるわけじゃねえからな。ちょっとしたことで勃起しちまうから、煩わしいってことで着ないやつもいるんだ。あそこまで慣れちまうと、外の世界に戻るのは無理そうだけどな」
「逮捕されたりしないんですね……」
「あんなので逮捕してたら警察官の仕事がパンクしちまうよ。ここはただでさえ性行為が横行してんだ。適当な奴ならすぐ引っかかるから、童貞なら一日も持たねえな、がはは!」
「べ、別に自分は童貞じゃ……うっ!」
雄臭い空気と視界の暴力に刺激を受け、紫吹の股間が膨らんで痛みを訴える。ジーパンの中を窮屈だと言われたところで、常識が枷となってちんぽを食い止めていた。
「おっ?」だが、目ざとく気付いた恐竜が。「興奮しちまったか。まあしょうがねえよな。初めてだと目に毒だ。ジッパー下ろした方が良いぞ」
「で、でも……こんなところで……!」
「大丈夫大丈夫、誰も気にしねえよ。それよりうっ血する方がやべえ。立たなくなっちまったらしこるのも大変になるからな」
うろたえる獅子のジッパーを素早く下ろしてベルトを緩めると、パンツ越しにちんぽが飛び出してきた。地味な色合いの布地は社会の窓から膨らむ風船のようで、こんもりと獅子の興奮を主張していた。
「うわ……!」
慌てる獅子とは対照的に、周囲は誰も気にしていない。股間の膨らみを衆目にさらすことなど、ここでは当たり前なのだから。
すがるように恐竜へと視線を向けると、勝ち誇った表情が返ってくる。長年ここに住んでいる柄騎からすれば、驚くことの程でもない。
「言っただろ。ここは男性隔離都市、性欲が増大した雄しかいねえ退廃の街だ」
「は、はい……それは分かっていましたけど、やっぱり恥ずかしいです……」
「ふうむ、まあ慣れないとそうだよな。じゃあ俺も合わせてやるよ」
「え……?」
何をと確認する前に、柄騎は短パンのボタンを開けて勃起した肉槍を突き出した。
「え、え、え……?!」
瞠目する獅子の目の前で、ばきばきと恐竜ちんぽに芯が入っていく。それは勇猛で、へそをやすやすと超えるほどの巨根だ。笠が凶器のように広がっており、シャムシールを思わせる曲線美を持っていた。
赤黒いそれは明らかに使い込まれた色をしており、視線だけでも雄の色香を十分に伝えている。道行く人達が明らかに鼻の下を伸ばすほど魅力的なちんぽを見せつけて、柄騎は牙をむいて笑った。
「ほら、これでおそろいだ。むしろ俺の方が注目されるだろうし、これで恥ずかしくないだろ」
「えっと、そういう問題じゃない気が……しますけど……?」
「いいのいいの。どうせこの後案内する予定だったんだ、ついでだよ」
「案内……? 何をですか?」
日中の往来で完全勃起をさらす恐竜はそのままスマホを触り、獅子へと画面を見せつけた。
「これ、隔離都市で生活するなら必須のアプリな」
「なんですかこれ……?」
「この都市にいる以上、俺らは性欲とうまく付き合っていかなきゃいけねえ。これには最寄りのオナホや性処理担当職員への連絡、そんで性欲抑制剤の郵送手配もしてくれる。行政区の管理してるアプリだから、危険もないぞ」
「あ、講習棟で話は聞きました。一応自分も入れたはずです……すみません、あの時は隔離されたばかりで動揺してて、あんまり頭に入ってなくて……」
「それはしょうがねえよ。急に膨らんだ性欲と向き合うのも大変だしな。だから、わからないことがあれば、何でも聞いてくれよ」
紫吹は講習棟で最低限の説明は受けたものの、いまだ身についていない知識も数多い。柄騎は獅子の申し訳なさを笑顔で吹き飛ばし、分厚い胸を張って安心させようとした。
「あと、ここに自分のデータを入力しとくと、セックスしたい奴らから連絡がもらえるから、オナホやオナニーに飽きたらやってみるといい」
「えええぇっ! それって出会い系ってことですか?!」
「やりたい盛りの雄しかいねえんだ。行政で管理したほうが楽ってことだよ。そんじゃ突発的な性欲で、出したくなった場合の説明をするからついてきてくれ」
ベルトが獅子のちんぽに引っかかって、ジーンズがずり落ちることはない。そのままデカマラを見せつけながら進む恐竜の背中を追って、獅子は隔離都市を見て回る。
町の造りは外の世界とあまり変わっていないが、ショーウィンドウに並ぶマネキンたちは皆ガタイが良く、煽情的な服を着せられている。目を引くように作られた広告も雄しかおらず、視覚だけで匂い立つような街並みになっていた。
「そうだ、アプリには性欲抑制剤の自販機の場所も登録されてるから、忘れた時とかは買っておくといいぞ」
「自販機で売ってるんですか?! てっきり薬局でしかもらえないと思ってました」
「この都市の全人口が服用してるんだぜ? 薬局もんなのやってられねえだろ。急性の副作用は講習棟で確認が済んでるし、服用についてはお前もそこで指導を受けただろ。あとは新生活区域、まあつまり管理人の俺がちゃんと長期で見てるから心配するな。これでも性欲抑制剤については勉強済みだ」
「なるほど……わかりました」
口には出さなかったが、紫吹はこの隔離都市を想像よりちゃんとしていると感心していた。外の世界では面白おかしくホモの町だとか揶揄されていたが、れっきとした法治都市なのだ。
性欲増大を発症すれば、性欲が常人の一万倍にも膨れ上がると言われている。それを抑える性欲抑制剤は、彼らにとって希望そのものだ。この薬のおかげで、彼らはなんとか社会生活を送れていた。
それでもたとえ服薬したとしても、性欲は発症前より何十倍に膨れている。薬の開発が進んでいたとしても、彼らが隔離されていることには変わりなかった。
急に強すぎる性欲を押し付けられた紫吹は、歩いている瞬間でさえオナニーがしたくてたまらない。それでも外の世界で培った常識を使って抑え付けることで、体裁を保っていた。
「……柄騎さん」ふと目に入った広告に足を止めて。「去勢すればこの都市から出られるんですよね?」
それは行政が宣伝していることだった。献血などの公募の中に混ざって、『都市から出るためには』と書かれた紙が貼られている。
「そうだ。薬を飲んでも完全に治るわけじゃねえから、金玉を取り出すしかねえってことだ」
「でもそうなったらもう……」
「勃起もできねえし、ムラムラもしねえな。手術代は行政が持ってくれるし、遺伝子は登録されるから外で結婚するのも問題ねえ……が、やっぱり躊躇しちまうよなあ」
新生活を迎える雄の中には、去勢について悩む者もいる。柄騎は新人たちを導く役目を持っているため、制度についても詳しかった。
「あんたがよければ、今度パンフレットを送るぞ。去勢についてだけじゃなく、保険や保証制度もいくつかある」
「ああいえ、別に今はしたいとかじゃなくて……すみません、ちょっとまだ決めかねてます」
「いいって。新生活を迎えて、いきなり環境が変われば戸惑うのも当然だ。今後の人生をどうするのかはお前の決断で、俺はそれを支える管理人。困ったことがあれば何でも相談しろよ」
「はい、ありがとうございます」
見た目は怖いが、優しい人。それが柄騎に対する紫吹の印象だった。
少し打ち解けた二人が雑談しながら歩いていくと、少し開けた場所にたどり着く。
小さな公園のような場所には四つ足の台が並んでおり、下半身丸出しの雄たちが必死に腰を打ち付けていた。
「紫吹、アプリの地図に、ここはなんて書いてある?」
「……偽牝台置き場と」
「そう、まあ簡単に言えばオナホだな。外でムラムラした時はこいつを使う。オナホ置き場は都市の中でいくつもあるから、こういうところで対処してくれ」
「はあ……なんでこんな……」
「そりゃ外で見境なくぶちまけられたら迷惑だからだよ。俺らだって都市は綺麗にしたいが、性欲には逆らえねえ。あんたも発症当時はそんなもんだっただろ」
「それは、そうですけど……」
「しかもこいつは使うたびに中が洗浄されるし、どんだけ使ってもタダだ。性処理担当職員は呼ぶと金がかかるからな、覚えておくといい」
「はい……」
少し低めに設置されたオナホを使っている雄たちはがに股でちんぽをぶち込んでいる。ちゃんと吸引されているのか、ザーメンが逆流することはないようで、使用している狼の雄は満足そうに顔を空へと向けていた。
「おおぉ❤おほったまんねえ❤❤ちんぽ気持ちいい❤❤ちんぽきんもちいいぃぃ~~❤❤」
広場に並んだオナホは満員で、しかも全員が狼のように金玉を空にするまで止まらなさそうだった。待ちきれない雄たちは彼らをおかずにしこりだすか、絡み合うかで、周囲一帯は完全な無法地帯と化していた。
しまいにはオナホを使っている狼に挿入する雄がいる始末だ。もはや行儀よくなどという言葉は、性欲の前に霧散してしまっている。
「んんんんっ❤❤前も後ろも、たっまんねっ❤ザーメン止まんねえ❤❤金玉ぶっ壊れるまでいっちまう❤❤❤」
もはや性の地獄絵図のような光景が広がり、紫吹は言葉も無くしている。
第一印象を良くするため、住民が性欲とうまく付き合っていると言いたかった柄騎だが、こうなれば無理だと苦笑いで何とか場を収めようと苦心していた。
「あーまあ……たまにはこういうこともある。行政はなんとかここを秩序ある都市にしようとしているが、うまくいくことばかりじゃねえってことだよな」
「……そう、ですね」
「息が荒いぜ。なんだ、興奮したのか。ノンケだったら大変そうだと思ったが、この分だと心配いらねえみたいでよかった」
獅子の股間ではパンツの限界まで引き延ばされた布地が、性癖を白状している。目の前で乱交が繰り広げられたせいで、興奮は治まることを知らない。風船のような膨らみは中の形を浮かび上がらせており、亀頭までもがくっきりし始めていた。
都市の外ではこんな非常識な光景を見ることはできないため、獅子は改めて、自分は常識の埒外に来てしまったのだと認識した。
「まあ、ここはノンケでもホモになる都市だ。遅いか早いかの違いしかねえし、手間が省けて助かった」
「どういう……」
紫吹が問うより早く、柄騎はむちむちとした体で獅子を抱きしめて巨乳で顔を埋める。むわりとした臭気に当てられた獅子は目を白黒させるが、股間だけは正直にぐんぐんと成長していった。
その感覚を味わいながら、柄騎は笑みの質を変えた。ねっとりと、まとわりつくような淫らなものに。
「俺ら管理人は外から来たやつらにホモの味を教えるのも仕事でなあ❤やっぱ外ってノンケの方が多いけど、ここじゃどうしたって女とやるのは無理なんだ❤性欲とうまく付き合うにも男同士は便利で気軽に発散し合えるから、行政としても推奨している❤」
「はひ……❤おっぱい、でかすぎる……❤❤❤」
「というわけで、紫吹、スマホ貸してくれ❤」
恐竜はたてがみを撫でながら獅子からスマホを取り上げると、先ほどのアプリを起動する。アプリは簡易的な住民票としても機能しており、獅子の簡単なプロフィールと共に、性処理担当職員の欄には柄騎の名前がはっきりと記載されていた。
「新生活を送っている住民は、俺を呼ぶのに金がかからねえ❤なんでかわかるよな❤ホモになってほしいからだよ❤だから、半年の間、俺がたっぷりとホモセックスを教えてやる❤そうするとここを出ても相手には困らねえぞ❤俺の教育は質がいいって評判なんだ❤」
「だ、だから担当職員なんですね……」
「そういうこと❤新生活を終えると俺は担当から外れちまうから、今のうちに担当職員を増やしたほうがいい❤要はセックスしたい相手のブックマークだ❤行政には性処理担当部署もあるから、いつか行ってみるといい❤❤まあ金はかかるが、税金だと思って納めてくれよ❤お前らみたいな新人を守るために、俺含め公務員はホモセックスで金稼ぎしてんだからな❤❤」
それからいくつもの説明が頭上から降ってくるが、紫吹の頭を素通りしていってしまう。恐竜の雄臭によって性欲が昂り、鼻息が野獣のように荒くなっている。
先ほどから獅子をくすぶっていた興奮は烈火のように燃え盛っており、なぶられた理性は欲望のはけ口を求めていた。
おとなしい様子は一転し、タンクトップの腋から両手を差し込んで、おっぱいをわしづかみにする。恐竜のむっちりとした肌の手触りは獅子を虜にし、硬い股間を無意識に押し付け、抱かせろとサインを送り続けていた。
「おぉぉん❤❤積極的じゃねえか❤最初が楽で助かるぜ❤❤」
「ふぅー❤ふぅー❤」
「慣れるまで大変だよな❤すぐセックスのことしか考えられなくなっちまう❤❤じゃあ、公共ラブホとかの話はまた今度するとして……まずは発散するか❤ちょうど公園だし、セックス用トイレが……❤❤」
柄騎の想定通り、公園のトイレにはセックス用の小さな個室が準備されていた。ベッドなどもなく、車いすでも入れるバリアフリートイレと似たような作りになっているが、違うのは雄をぶら下げるブランコとシャワーが置いてある点だった。
外でも見境なく盛る住民が多いせいで普段はあまり使われていないが、セックス後の洗浄に使われることがある。だが、今回は運よく空室だった。そこに柄騎は紫吹と共に駆け込んで、即座に服を脱がせていく。
「ちゃんと服は脱いでおかねえとザーメンで汚れちまうぞ❤浸水しないロッカーが常備されてるから、ここに保管しとくんだ❤」
「わかりました……❤❤❤」
二人分の服を片付けながら説明する柄騎だが、やはり紫吹の頭には入らない。全裸になった恐竜の魅力に憑りつかれ、目を離すことができないでいた。
元から露出が多めだったにも関わらず、全裸ではまるで圧が違う。筋肉の一つ一つが限界まで鍛え上げられているんじゃないかと思うほどに膨らんでいて、一挙一動に追従して起伏の波を作っている。
発達しすぎた胸は隙間なくみっちりとした谷間を作っていて、ベージュの内皮がなまめかしい艶をまとっている。巨大な下向き乳首周辺は赤黒く、ずいぶん遊んでいることを示していた。
先ほどから露出していた巨根は言わずもがなで、凹凸の激しい太ももと合わせて巨木のようだ。四肢の一つが子どもの胴体ほどあるだろう。どこをとっても細いという単語が似合わない、筋肉の塊。
それが荒巾木 柄騎という雄だった。
「すごい……❤❤こんな筋肉、初めて見た……❤」
「はは、嬉しいこと言ってくれるじゃねえか❤俺みてえな管理人や性処理担当職員は魅力的じゃねえと駄目だからな❤これでも頑張って鍛えてんだぜ❤」
紫吹は今までAVなどの画面でしか見たことないような肢体を前に、何を言っていいのか戸惑っていた。真面目で奥手だった自分が、極上の雄とセックスをする。その現実味の無さが、逆に獅子を大胆にさせる。
「触っても……?❤」
「もちろんいいぜ❤半年間無料の筋肉だ❤好きなだけ堪能しないと損だぜぇ❤❤」
次々とポージングを決めて、恐竜は好色に笑う。ビルダーさながらに慣れたポーズを特等席で披露されれば、獅子は止まれない。お触り自由なのだ、どうして止まる必要がある。
まずは力こぶ。こんもりと盛り上がった二頭筋は小さな山を腕に乗せているようにでかく、鋼のように硬かった。紫吹が押したところでびくともせず、肩とのくぼみに指をはめては本当に筋肉なのだと感動すらしている。
「すごい……!❤硬すぎる❤❤」
「だろぉ❤❤新生活区域にはジムもあるから❤ムラムラきたら試しに使ってみろ❤運動は気分転換にもいいんだぞ❤❤俺が指導してやる❤❤」
そして次に手は降りて、綺麗に割れてぼこぼこになっている腹筋の溝を丹念になぞっていく。あまりにたくましすぎて作り物を疑う紫吹だが、手触りや体温は間違いなく生物のそれであり、だからこそ興奮してしまう。
そこから太ももを撫でようとした手が、途中で止まる。
それを間近で見てしまえば、しょうがないことだろう。堂々とそびえるのは、あまりにでかい恐竜のちんぽ。先走りを滴らせ、鈴口を湿らせる肉棒は見るなというほうが無理だ。
筋肉にばかり目を取られていた獅子の視線は一瞬で奪い取られ、自然と口が吸い寄せられる。ただ陶酔と鼻面を押し付ける様は、蜜にたかる虫と変わりない。玉袋との交差点で呼吸をすれば、雄臭さが脳に突き刺さった。
「ふごぉ❤❤おっ❤すごいいぃぃ❤❤❤」
「紫吹に会う前にしこっておいたからな❤ザーメン臭やばいだろ❤しゃぶって綺麗にしてくれるなら、大歓迎だぜ❤❤❤」
汚く鳴きながらちんぽを熱心に嗅ぐ獅子を見下ろして、恐竜はご満悦だ。
たとえ相手がノンケだったとしても、柄騎には落とす自信があった。様々な新人を食ってきた管理人として、自分がセックスシンボルであることに誇りを持っている。
玉もでかければちんぽもでかい。もはやこの恐竜に小さいという感想はふさわしくないだろう。妄想の産物かといまだに紫吹が疑うほどの雄から許可が出れば、獅子の口はすぐさま肉棒へと食らいついた。
「むふぅうぅ❤❤❤❤❤❤」
「はは、すっげえ顔❤一気に咥えなくても、俺のちんぽは逃げねえよ❤❤」
だが、えずきながらも獅子はちんぽを放さない。長い麺類をすするかのような吸引で、ヂュパヂュパと下品な音をたてていく。
「ぶちゅ❤んむぅ❤ズゾゾゾゾゾッ❤❤❤んふうぅぅぅぅ❤」
「お゛、お゛ぉ~~~~❤❤❤❤すげえフェラ❤がっつきすぎだろ❤んでもぉ、ちょっと不慣れだな❤これから毎日しゃぶって、おほっ、フェラ勉強頑張ろうな❤❤俺の無料ちんぽはいつでも教材使用おっけーだぜ❤❤」
喉奥で締め付けられながら、弧を描く柄騎の口はよだれを垂らしている。性欲抑制剤を飲んでいるとはいえ、常人の何十倍もの性欲だ。金玉は常にフル稼働しており、先走りもおもらしのようにだぱだぱとこぼれ続けていた。
比較的巨体に分類される獅子でさえ、顎が外れるかと思うほどの巨根だ。だが、膨れ上がった性欲と最高の雄としているという興奮が、紫吹から歯止めを奪っている。
「んごっ❤お゛ふううぅっ❤❤んぐっんぐううぅぅう❤❤❤❤」
鼻水をこぼしながらがっつく獅子は不慣れなフェラで精液をもらおうと必死だった。人のちんぽをしゃぶるのは初めてで、どうしていいのかもわかっていない。ただ性欲に従って、赤子のように吸い付いている。
「じゅるるるるるるっ❤❤❤おいひいぃ❤げほっ……ちんぽ、すごいいいぃっ❤❤❤」
「おほぉ……❤気に入ってくれて嬉しいぜ❤❤もっと喉奥を使えるようになると、雄は喜ぶぞぉ❤❤❤」
相手が初心者だと見抜いた柄騎は、腰を振ることはしない。えずかせるより一発ザーメンを飲ませた方が良いと判断して、自身の下向き肥大化乳首を思いっきりつまむ。
「ふっほおぉぉぉ❤❤❤俺は乳首でもすぐいっちまうど淫乱だから❤ザー汁たっぷり飲ませてやるよ❤お゛~~乳首すっげすっげえぇ❤紫吹の口マンもたまんねえ❤❤」
「んむぅう?!❤硬く、なったあぁ❤❤❤」
射精間近のちんぽは予兆もわかりやすく、獅子の目がとろけて笑んだ。恐竜の指が膨らんだ乳頭をつまむたびにちんぽが跳ね、先走りが濃くなっていく。
紫吹は初めて味わう他人の精液に感動し、口が孕みそうなほど興奮している。自分のよだれよりも恐竜の精液を求め、口の端から理性をこぼしていた。
「むふぅ❤ちんぽすごいぃ❤ああ、たまらないぃ❤生ちんぽって、こんな……ぢゅるる❤❤」
「生ちんぽって最高だろぉ❤❤あー悪い❤もう出すわ❤俺の特濃恐竜汁で喉を潤してくれよ❤❤あーいぐ、いぐいぐいぐっ❤❤❤」
「……むぉおぉ!!!❤❤❤」
膨大な性欲を持つ雄しかいないここでは、子種を含んだ射精は挨拶代わりでしかない。恐竜の金玉はぐぐっと持ち上がり、あっというまに白濁をぶちまけた。
「んおおぉ?!❤んぐっんっんっ❤❤❤」
巨砲から白濁が爆発し、獅子の頬が膨らんだ。
柄騎の精液は濃く、獅子はのりを流し込まれているような錯覚を抱くほどだ。喉にへばりついて呼吸が苦しくなるが、口を離すことより嚥下することを選ぶ。
「んげふっ❤おっ❤ううぅぅ❤❤❤」
「ふおぉ……俺らのザーメンは量が多すぎるから❤無理して飲む必要はねえぞ❤❤その中でも、俺は多い方なんだが……って言っても、聞いてなさそうだな❤」
「んぶっ❤んぐんぐっ……❤❤❤んんんんっぐええぇ❤❤」
飲精に取りつかれている紫吹はアヘ顔を決めながら喉を鳴らしている。その股間ではおもらしのような射精をしており、興奮だけでいってしまったことがわかる。
鼻からザーメンを逆流しながらも食らいつく紫吹は完全に我を忘れていた。性欲増大者に多い症状で、興奮を優先しすぎる行動だ。
さすがに危険を感じた柄騎がちんぽを引き抜くと、獅子は舌と共に口からザーメンをこぼして呆けたままだった。顎下のたてがみは見るも無残にべたついていて、整えた意味を失っていた。
「ふへ……❤❤すごい……❤ザーメン❤おいひぃ❤❤❤」
「おーい大丈夫か?❤濃厚ザーメン決めてぶっ飛んじまったか❤❤これから慣らしていこうな❤❤」
いまだ萎えないちんぽで頬をぺちぺちと叩いてみても、獅子は狂ったように笑うだけ。たくましい体も、真面目そうな顔も、性欲の前ではすべて形無しだった。
それでも二人の性欲は燃え続けている。すでに雄に傾倒している紫吹だが、こんなところで終わるつもりなど、柄騎には毛頭なかった。
「紫吹❤まだまだ楽しめるだろ❤ホモセックスで大事なことを、お前はまだ味わっちゃいねえんだからよ❤❤」
恐竜は自らブランコに体を預け、獅子に向けて使い込まれたマンコを見せびらかした。
巨体を支えるにふさわしいデカ尻の中心に咲くグロテスクな花は、雄しべを求めて開閉を繰り返している。分厚い肉体から伸びる太い四肢を鎖に巻き付かせ、早く食べてと自分を差し出した。
首を上げて獅子を見つめる目は色っぽく、豪気な筋肉に情夫のような顔が落差で興奮を誘っている。肉塔からこぼれる残滓を肛門に塗りたくりながら、くちゅくちゅと淫獣の声でさえずった。
「……ひぅ!❤❤」
獅子が瞠目するのも無理はなく、興奮が理性を叱咤する。こんなところで止まっている場合じゃないと、生存本能が煮えたぎる。
黄金の足がよろよろと立ち上がり、恐竜へ近づくと濃くなった淫臭が鼻を突く。柄騎は巨乳を弾ませながら舌なめずりをして、肉厚な尻タブをくぱぁと広げた。
もはや獅子の目は血走っており、心臓の鼓動が柄騎にも聞こえてきそうなほどだ。性欲増大の発症とは関係なく、この恐竜を抱き潰したいと本能が叫んでいる。
「紫吹はさ、童貞なんだろ❤俺で卒業しちまえよ❤ここが半年間お前のちんぽをお世話する淫乱マンコだ❤❤人間関係もセックスも第一印象が大事だろ❤だから、おちんぽで挨拶してくれよ❤❤」
「柄騎、さん……!❤す、すみません、さっきはつい嘘をついてしまって……❤」
「いいんだよ❤どうせすぐ本当になる❤お前がやりたかったこと、ぜーんぶ形にしような❤❤」
ブランコで揺れるたびに、恐竜の光沢は波打っている。たくましさと淫靡さを混ぜ込んだ肉体を前に止まることなどできず、獅子はちんぽをあてがった。
「でっけえぇ❤今まで使ってこなかったなんて、もったいねえな❤」
「わ、私は恋人がいたこともなくて……❤だけど、同僚から、もてるとか言われたので……❤❤」
「それで見栄張ってたってわけか❤まあ確かに紫吹は見た目もいいし、相手してて俺もあがるぜ❤❤」
「自分なんかより、柄騎さんの方が……❤❤」
ここまで雄々しくかっこいい雄を相手に初体験を迎える。紫吹は目の前の恐竜は自分の妄想が具現化したのではないかと、思わず頬をつねりたい衝動に駆られるほどだ。
それでも現実だと確かめるために、童貞ちんぽはおマンコ洞窟を掘り進む。
「おおおぉぉ……❤❤温かいぃ……❤❤❤」
「おっほぉ❤デカマラ童貞いっただきぃ❤❤やっぱこの仕事は辞められねえぜ❤❤んおっおっおぉぉおぉ❤❤❤奥すんげええぇ❤❤」
初めての挿入に感動を噛みしめている紫吹と違い、柄騎はニタニタと喜んでいる。使い込まれたマンコで童貞ちんぽを優しく愛撫して、ホモセックスの快楽を刻み込んでいた。
どんなちんぽであろうと感じる淫乱な恐竜は、圧迫感を受け入れて鼻の下を伸ばしている。管理人として理知的であろうとしていても、膨れていく性欲には逆らえないようだ。
「童貞喪失してぇ、んふぅ、どうだあぁ❤これが雄マンコの中だ❤これから紫吹のデカマラがふやけるまで、んおぉ❤使い込むことになる管理人おマンコだぞ❤❤」
「すごい、です❤❤柔らかいのにきつくて……❤何もしてないのに、気持ちいぃ❤❤」
「んふ、んふ❤童貞おちんぽにはちょっときついかもしれねえけど❤これに慣れとくと、セックスの時に主導権を握れるぜ❤❤セフレ募集が列をなしてくるかもな❤❤」
「そうしたら、いっぱいセックスできるんですか……❤❤❤」
「もちろん❤この都市はセックス相手には困らねえから――――」
柄騎が話し終わる前に、重い一撃が恐竜マンコの奥にぶち当たった。
「お゛――っほおおおおぉぉぉぉ❤❤❤❤たまんねええええぇ❤❤❤」
「こんな❤風に❤❤激しくしてもいいんですか!❤童貞の私でも❤❤セックスできるんですか!❤❤❤」
「んおおぉ❤でぎるぞおぉぉ❤❤どんなちんぽでも❤俺らは❤気持ちよくなれるから❤だから、んほぉ❤おマンコぱこぱこされると❤すんげええ嬉じいぃいぃ❤❤❤」
紫吹は狂ったように腰を打ち付け、遠慮のない破裂音を響かせている。性欲が増大しているうえに、極上の恐竜マンコで初体験を迎えているのだ。ちんぽはドバドバ先走りを漏らし、この雌を孕ませる決意に満ちていた。
「お゛っお゛っお゛っ❤❤❤❤腰、止まらなっ❤柄騎さんのおマンコ、すごすぎるっ❤❤お゛ぉ~~~❤❤❤❤」
軽く絶頂した紫吹がザーメンを噴き上げ、恐竜の中を満たしていく。だが、その程度で止まれるわけもなく、白が逆流するマンコを力のまま犯し尽くす。
相手を気持ちよくすることなど考えていない野獣のような行為だが、柄騎はそれでもオホ声を響かせて喜んでいる。恐竜ちんぽからも白濁が溢れていて、断続的な絶頂に脳を沸騰させながら、筋肉をけいれんさせていた。
「んぎもぢいぃ❤❤さいっこぉ~❤やっべ❤童貞の腰振りえぐすぎ❤俺、オナホになっちまってるじゃねえかよぉ❤❤❤」
「いっでるのに❤ずっと出るっ❤気持ちいいの、続いで❤あだま、ばかになるっ❤❤❤」
「なっちまえよ、おおぉん❤❤そのほうが、気持ちいいぜ❤おほぉ❤ザーメン孕ませセックスたっまんね❤ぎもぢぃ❤おっほおおぉおぉ❤❤」
獅子の抽挿に合わせてザーメンと愛液の混合物が噴出しており、恐竜マンコを中心とした下品な音が続いている。粘液が肛門をこする感覚すら愛おしく、柄騎は眼球を裏返していきまくっていた。
「やっば❤あんた、おとなしい顔して❤やべえちんぽだな❤こんな、おふぉ❤貪られるとは、思わながっだぜぇ❤❤しかもデカマラ❤さいこおおぉぉ❤❤」
「うおおぉ❤いーぐっ❤せっぐず、ぎもぢいぃいぃ❤❤すごすぎる❤んふぇ❤おっおおぉ❤じょろじょろ、おしっこみたいに❤ザーメン出る゛ううぅうぅぅ❤❤❤❤」
「ふへへ❤日頃抑えてた分、性欲増大してっ❤んおおぉおぉ❤歯止めがかからなくなっちまったかぁ❤❤こりゃ、ちゃんと教育しねえとなぁ❤❤」
性欲増大した雄にとってザーメンは湯水と変わりなく、しかも孕まないとなれば快楽を与える部品でしかない。粘度の高い精液が尿道を内側から膨らませ、二人の裏筋はこんもりと盛り上がっている。
紫吹の尻尾はちんぽのようにぴんと立っていて、途切れることのない絶頂を表しているようだ。金玉はずっと脈打って、特濃ザーメンを延々と産出している。おかげで柄騎は尻から射精しているような勢いで白濁を噴き上げていた。
「ふおっほおおぉおぉ❤❤❤ケツん中、ザーメンで洗浄されちまってるううぅ❤❤本気汁、ばっかで❤おマンコ孕ませるつもりかぁ❤❤んへ❤おふぅ❤あーやべ❤いっちまう❤そんな奥ばっか❤当てられると、たまんねえってのっ❤❤❤❤」
恐竜ちんぽも終わらないアクメにザーメンを漏らし続けており、トイレの天井まで間欠泉のように当てている。脳みそが沸騰したまま快楽だけを注がれていくことで、その相貌は壊れた笑みで固定されていた。
「おっおぉおぉ❤いぐううぅぅ❤❤お゛おおぉおぉん❤すっげ、すんげええぇ❤❤もっと孕ませてくれよ❤おうっおうっ❤❤雄子宮、あだる❤童貞のくせに、ちんぽえげつねえだろ❤❤」
柄騎の顔は鼻水を垂らし、はみ出した舌からよだれを垂らし、人として終わっていながらも喜悦と媚びだけはネオンのように輝いている。百戦錬磨の恐竜マンコは無数の舌のように獅子ちんぽを舐めており、童貞だった紫吹に耐えられるはずもない。
絶えず噴きあがる恐竜ザーメンによって整えたたてがみはドロドロに汚れ、激しく体を動かすと汗と白濁が飛び散っていく。一心不乱にちんぽを突き立てることしか脳になく、この雌を孕ませるという本能に従って、あらん限りの力で腰を叩きつけた。
「んぐぉっほおおおぉおぉぉぉ❤❤❤❤」
柄騎の巨根からまたザーメンが飛んだ。
遠慮のない一突きは筋肉すべてに響くほどで、喉で増強された快楽が嬌声となって部屋中に木霊する。もはや床にはザーメンによる水たまりができており、紫吹が足を動かすたびにべちゃりと音を立てた。
「いいぜ❤もっとこいよおおぉぉ❤❤お前の性欲ぅ❤全部❤俺のおマンコにぶちまけろ❤❤おマンコ❤俺の筋肉マンコは❤どんなちんぽでも❤いつでも❤生ハメオーケーのぉおおおお❤❤スケベ雌マンコだぞおおぉぉ❤❤❤」
「はあはあ❤すごいっ❤すごすぎるうぅ❤❤セックスすごい❤気持ちいぃ❤ああっ❤ちんぽ止まんないいいぃ❤❤❤おっおっおっおっ❤いぐっ❤まだでるうぅ❤❤」
鉄芯のように硬い獅子ちんぽは尿道を酷使していて、紫吹は今自分が出しているのが尿なのか精なのかの判断も付いていない。
ただ気持ちいい。ひたすらに気持ちがいい。腰を動かせば極上の快楽が得られることだけが獅子のすべてとなり、壊れた機械のように反復運動を繰り返す。
それを一身に受ける柄騎は、暴力のようなセックスでも構わないと耽溺している。アヘオホと喘ぎ散らしながらよだれや鼻水を噴き上げ、初体験でしか味わえない初々しさを存分に噛み砕いていた。
「おおおぉぉ❤❤おマンコたまんねえ❤腹、ぱんぱんで苦しくってぇ、最高おおぉぉん❤❤いぎゅうぅ❤❤」
「いっでるのにいぃ❤まだいける❤❤ちんぽ、壊れそうなのに❤止まらないいぃいぃっひいぃ❤❤」
「それが俺らっ❤性欲増大者だぜ紫吹っ❤❤薬を飲んでても、おほっ❤セックスのことしか考えられねえ❤❤だから、俺らは❤隔離されてんだろ❤❤❤」
「あうううぅ❤はいっ❤そうですぅうぅぅ❤❤私も、ずっと、柄騎さんに会ってから❤エッチなことしか、考えられなくて❤❤」
「んなのわかってたよ❤俺のことスケベな目でちらちら見やがって❤❤パコパコしたかったら❤とっとと言えばいいんだよっ❤❤おほっおっほぉ❤俺は、お前ら住民のための❤無料マンコだぜっ❤❤んぐおおぉ❤またいぐううぅぅ❤❤」
飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ。汗も精も何もかもをまき散らしながら、たくましい二人のセックスは続いていく。
「どうだ紫吹❤❤念願の、初ホモセックスううぅ❤❤たまんねえだろ❤さいっこおぉだろおおぉぉ❤❤❤」
「はいっ!❤はいっ!❤もう気持ち良すぎて意味わかんないです❤❤ずっと、ずっとセックスしてたいですううぅ❤❤はあはあ、気持ちいいいいぃぃぃ❤❤❤❤」
今まで二次元でしか性行為を知らなかった紫吹は、セックスがこんなに汚いものだとは思わなかった。
ブランコを支える鎖の鳴る音をかき消すくらいに強い、交接音と嬌声。
アヘ顔をさらしながら巨乳を弾ませる柄騎は全身が何かの汁で光沢をまとっている。普段の獅子なら汚いと鼻をつまむはずだが、今は肺一杯に吸い込んでもまだ足りない。ちんぽに支配されていなかったなら、這いつくばってでも全身を舐めて掃除していただろう。
「おおおぉ❤お゛っ❤んおおぉ❤もっと……❤もっとぉ❤でるううぅぅ❤❤❤」
脳を焼き焦がすほどの快楽にさらされて、獅子はまた射精する。身を乗り出したことで柄騎の射精に顎を打ち据えられるが、そんなことはどうでもいいとひたすらに腰で殴りつけていく。
恐竜は完璧な肢体を何度も跳ねさせ、尻を締めてザーメンをねだっている。
腫れそぼって赤く熟れたマンコは入りきらない精液を嘔吐しているというのに、貪欲な性欲は孕みたがっていた。そのせいで尻からひどい音が奏でられているが、それに嫌悪する雄などこの都市にはいない。
事実、あまりに激しい行為がトイレの外にも響いているせいで、開け放たれたドアの向こうでは、雄たちが彼らをおかずにセックスに耽っていた。
「おほっ❤おほっ❤すげえええぇ❤童貞ちんぽにいかされすぎちまって❤おマンコぶっ壊されそうだ❤んぐおっほおぉぉぉ❤❤いぐの、とっまんねええぇえぇ❤❤❤」
嬉しそうにちんぽを咥えこんでいた柄騎だが、紫吹の動きがだんだんと鈍くなっていることに気づいていた。ザーメンを吐き出しすぎたせいで、体力の限界が来ているようだ。
だからこそ、生存本能はここ一番の射精を貯めていることにも気づいている。それを胎で受けられる喜びに口角は緩み、鼻の穴と期待を膨らませてマンコに力を込めた。
「おらぁ❤早く出しちまえよ❤童貞さよならザーメンをよぉ❤❤今日が紫吹の童貞卒業記念日なんだ❤さいっこうの射精をしようぜ❤❤」
「はい❤❤はあ……セックス、すごいぃ……❤こんなの、味わったら❤もう去勢なんて、考えられない……❤❤❤」
「だろぉ❤❤ここじゃ射精し放題なんだ❤去勢してまで外の世界に戻ったって❤いいことなんかねえよなあ❤❤生ハメホモ交尾して❤ちんぽからびゅーびゅーおもらしザーメン出す方が❤ずーっと幸せだぞ❤❤❤」
「はっはっはっ❤❤そうかもっ❤しれません❤❤あううぅぅ❤ぎもぢいよおおぉぉ❤❤❤❤」
「おっほぉ❤ちんぽすっげ❤ちんぽちんぽっ❤❤ここにいりゃ、一生セックスには困らねえんだ❤❤俺みてえなセックス中毒のちんぽ狂いには、天国なんだぜえぇぇ❤❤おおぉぉん❤ちんぽたまんねえええぇ❤❤」
最後の射精が近づいてきている。紫吹の一撃は重くなっていき、結腸をぶち開けるような勢いだった。
結合部からブビュリと粘液の混合物がはじけ飛んで、汚い花火が打ちあがる。歓声代わりにわめくような嬌声が響き、柄騎のつま先がぴんと立った。
「んぐおおぉおぉおぉ❤❤❤はへへぇ❤すーんげぇ❤❤おほぉ❤そろそろだろ❤でっけえ射精❤おちんぽビクンビクンしてっぞ❤❤❤」
「ふぅー❤❤がるるっ❤はいっ❤自分の中で、なにか、凝縮されてきて……❤おおぉぉう❤❤すごいの、来ちゃいそうですっ❤❤❤❤」
「お゛ぉ゛っ❤❤❤すげっ❤孕ませる気満々の雄ちんぽっ❤❤腹にくるっ❤❤俺のおマンコ❤子宮だと思ってやがる❤❤ふへへへっ❤大せいかーいだぜっ❤❤俺のおマンコはちんぽのための子宮だから❤ザーメンこき捨て大歓迎っ❤❤❤おほっ❤ちんぽギンギンじゃねえかっ❤❤早くっ❤早くっ❤❤」
いくら性欲が増大していようとも、孕ませようとする本能に変わりはない。紫吹は少し我慢すれば今までで最も気持ちがいい射精ができると感じて、根元に力を込めた。
そうすると、ぐんっと持ち上がったちんぽが恐竜の柔肉を叩き、柄騎は敏感に口をすぼめて嬌声を放った。
「おほぉ~~❤❤かってえちんぽっ❤がっちがち❤腹の中ぁ、かき混ぜられちまってる❤❤」
「ううううぅぅ……!❤❤ぐううぅ❤❤そんなに、締めるとぉ❤もうぉ❤❤❤」
「がはは❤俺のおマンコはちんぽがだーい好きだからな❤ついだいしゅきホールドしちまうんだ❤❤おちんぽぎゅぅってな❤❤おおぉん❤ちんぽも喜んでくれて、嬉しいぜえぇ❤❤❤」
たった数秒せき止められただけで、すでに獅子の金玉ではザーメンが煮え立っていた。噴火はすぐそこであり、噛みしめた牙から唾液がぼたぼた恐竜へと落ちた。
獅子ちんぽは闘犬のような勢いで恐竜おマンコを荒らしまわり、ヒダというヒダに快楽で噛みついている。柄騎はまるで自分が本当に食べられているのだと錯覚し、喜んで両手を広げて自分を差し出した。
「そのまま❤もっと❤がっついてこいよぉ❤おんっ❤ちんぽちんぽ❤❤ああぁ~❤脳みそとけそぉ❤❤」
「ふぐうぅぅう❤があっ!❤出します!❤❤出る出る出るっ❤❤❤❤すんごいの来ますううぅ❤❤❤」
「いいぜいいぜえ❤おマンコぶち破るぐらい、すんげえの注いでくれええぇぇっ❤❤❤はへっはへっ❤❤❤」
応えて犬のように荒い呼吸でザーメンをねだる柄騎の醜態を見て、紫吹の金玉は限界を迎える。
「お、おぉ……❤おっおっ……❤❤」
獅子はもはや知能のある言葉を話せなくなっていき、すべての感覚がちんぽへと集約される。品性のない顔をしていることなどどうでもよく、ちんぽのことしか考えられていないようだった。
性欲増大を発症してから幾度となく射精してきたが、これが最高の射精だという予感がある。
柄騎はどれだけ手荒に扱っても感じてくれる最高の雄であり、蛇口の壊れた射精を喜んで引き受ける淫乱だ。真っ当に生きてきた獅子が見てきた中で、彼以上の相手はいなかった。
「柄騎さん……❤❤❤」
「出せ出せっ❤今更遠慮なんてすんじゃねえぞ❤あんたのザーメンはぜーんぶ俺の赤ちゃん部屋に注ぐミルクなんだよ❤❤❤」
「はい……いきますっ❤❤❤」
淫乱でたくましい恐竜に向けて、紫吹は自分の全部を吐き出した。
「ふっお゛お゛ぉお゛ぉぉぉぉぉ❤❤❤❤」
先ほど柄騎が獅子の口内で行った射精より数倍強い勢いが、膣内で爆発する。
腸壁をぶん殴られたような感覚に恐竜は目を見開いて眼球をひっくり返す。幾億もの精子に蹂躙されていくことにマンコは喜んで、体内から筋肉まで、すべてをけいれんさせて踊った。
「おおおぉぅ❤おおん❤孕む孕む孕む孕む孕むっ❤❤❤❤こんなのぜってぇ孕んじまう❤❤ザーメンが強すぎんだろっ❤❤俺の、子種っ❤全部追い出されちまううううぅぅぅぅっ❤❤❤」
ブランコをきしませながら絶頂する柄騎のちんぽからも、白濁が噴いている。それは周囲に白い雨を降らせ、足元の水たまりに波紋を広げていった。
「さいっこぉ❤最高うううぅぅ❤❤やっぱホモセックスたまんねええ❤❤いっぐぅ❤いぐいぐっ❤しゅんげえぇ❤❤童貞ザーメンに着床されんの❤まじであがるううぅ ❤❤」
「私は、もう童貞じゃ❤❤ないっ❤❤❤ふぅー!❤ぐるるるるぅ❤❤❤」
「お゛ほぉ❤そうだよな❤❤俺が食っちまったもんなあ❤❤これから、非童貞だからぁ❤俺みてえなおマンコを❤たくさん食い散らかそうな❤❤どまんね゛っ❤❤いぐううぅ~~~~❤❤❤」
恐竜マンコからはすさまじい逆流ザーメンが噴出しており、汚らしい破裂音が断続的に響いている。柄騎はもったいないと尻を閉じようとするのだが、紫吹の射精が強すぎて余計に音を高めてしまっていた。
全身全霊の射精をしている紫吹の脚は震えていて、今にも崩れ落ちそうだ。それでも、最後まで孕ませるのだという雄としての本能だけで支えている。
「ぐるおおぉ……❤❤すごい……すごいいいぃぃぃ❤❤❤」
「ほひゅ❤射精ちんぽっ、押し付けられるのたまんねっ❤❤❤孕めって、ゴリゴリくるのすんげえ❤❤おっおっ❤おほぉお~❤❤❤」
獅子は限界まで密着して射精を繰り返し、恐竜の中をすべて自分の遺伝子で埋めた。
やがて精も根も尽き果てる頃になれば、興奮から覚めた紫吹は酸欠様の症状で頭がくらりを酩酊を起こす。
「あ……」
力を失って恐竜に倒れ込むと、硬くも柔らかい肉が受け止めてくれた。
「初セックスご苦労さん❤❤よかったぜ❤ケダモノみたいなセックス最高だったぞ❤❤」
「すみません、我を忘れて盛ってしまって……。性欲抑制剤は飲んでるはずなんですけど……」
「このくらい、ここじゃ日常茶飯事だから気にすんなよ❤俺は管理人❤性欲に振り回されるお前らのザーメンを受けるのも仕事なんだ❤だけど腹も膨れて、オレも満足……とはいかねえんだよなあ❤❤❤」
柄騎は獅子の鼻面に軽くキスを落としたあと、ブランコに座らせる。ちんぽが抜けた瞬間ぶぼっとザーメンが漏れ、「ふへ❤」と甘い声が漏れた。
「柄騎さん……?」
「実はまだまだ出したりなくてなあ❤❤紫吹も疲れてるみてえだし、ちょっと休憩中におマンコされてくるわ❤❤ここで待っててくれよ❤❤」
その言葉が示す通り、恐竜ちんぽは未だ硬いまま。
呆然とする紫吹に白濁を漏らす尻を向けて、入口へと足を運ぶ。そこにはぎらついた目をした雄たちでひしめいており、ようやく獅子は自分たちが見世物になっていると知ったのだ。
「さーて❤今のでちんぽおっ立ててた淫乱共❤❤金玉に余裕があるなら俺がぜーんぶしゃぶり取ってやるよ❤❤」
歩くたびに巨乳とちんぽを弾ませ、巨玉を揺らす淫乱恐竜が舌なめずりをする。全身粘液でテカらせた煩悩刺激装置であり、近くによれば誰もがちんぽを硬くするのは当然だった。
「えー……」
そうして公園での乱交が始まれば、獅子は困ったようにつぶやくことしかできなかった。
乱交は柄騎を中心に発生しており、立ちバックで腰をかくつかせてちんぽを貪る恐竜に誰もが目を奪われている。
自分でおっぱいを持ち上げて雌のようにちんぽを乞い、時には後ろの雄に顔を近づかせて舌を絡め合っていた。
こうして実際に見ていたとしても、現実感などかけらもない。そして、あんな雄で童貞を卒業したのだということすら、紫吹はまだ実感できていなかった。
「これが、男性隔離都市……」
日中の炎天下で当然のように行われている行為は、この都市の風評そのものだ。
雄しかいない都市は性欲のるつぼであり、一度足を踏み入れれば誰もが性に狂ったホモになる。取り締まるはずの警察官ですら、休憩と言わんばかりにフェラをしながらしこっている。
性欲を発散させることが治安を維持することにつながるため、行政ですらこの行いを推奨している。
紫吹のような童貞を貫いてきた真面目な男性ですら、獣のようになってしまう町。
それがこの、男性隔離都市だ。
****
新生活区域第八棟管理人、荒巾木 柄騎の仕事は基本的には住民のお世話だ。
朝は早起きで、筋トレの後に棟の周辺を掃除するのが日課となっている。新生活区域は専用の清掃員が毎日掃除してくれているのだが、こうして入り口で住民に挨拶をすることで、コミュニケーションを図るためだ。
ラフな格好に汗を光らせる恐竜は一見するとこわもてだが、鼻歌を歌いながら箒を使う姿は愛嬌がある。話せば気さくな人として、住民からも親しまれていた。
周りのゴミをひとしきり集め終わった頃、入り口から獅子が顔を出した。最近入ってきたばかりということもあって、柄騎が特に気にしている住民だ。
「よう紫吹。今日はお出かけか?」
「はい、ちょっと街を見て回ろうと思いまして。これからどうするのかを考えるためにも、いろいろ知っておいた方がいいかなーと」
「がははっ、紫吹は真面目だな。あんたなら行政区でも働けるだろうし、公務員試験を受けるのもいいと思うぞ。ここは突発的に雄が入ってくる関係上、試験も希望すればいつでも受けられる」
「それもいいかもしれませんね。でも柄騎さんも真面目だと思います。毎朝ちゃんとここで掃除してるなんて、管理人の中では柄騎さんくらいしか見ませんよ」
「がはは、俺のこれは昔からの癖みてえなもんだからな。それにこうしてみんなの顔を見るのは嫌いじゃねえんだ」
にこやかに笑う恐竜は住民を安心させる包容力がある。ここに越してから、紫吹は特にそう感じるようになった。
この新生活区域にはいくつかの寮が並んでいるが、第八棟に入れてよかったと思っている。生活に慣れていない新人が問題を起こす話はあるが、少なくとも獅子はこの第八棟でそのような話は聞いていない。
それは柄騎がこうして住民に気を配っているからだと、分析していた。
「あ、そうです」何かを思いついたように獅子が。「せっかくだから聞いておきたいんですけど、どこに行ったらいいかおすすめはありますか?」
「そうだな……仕事が多いのはやっぱり中心街だな。ただその分治安も微妙で、セックスを求められることが多いんだよなあ。紫吹はちょっと奥手だし、外郭周辺の静かなところがいいかもな。そこならおれの行きつけの店とかもあるし、良かったら教えてやろうか?」
「なるほど、だったら今日はそこら辺を見て回りたいと思います。ありがとうございました」
「おう、なら場所を教えてやるけど……その前にっと、おい紫吹」
「なんでしょう?」
足を止めて首を傾げた獅子に向かって、柄騎はその唇を一瞬で奪いとった。
「――――っ?!❤❤❤」
「んちゅぅ❤❤んはぁ❤んっんっ❤❤❤」
舌を絡ませた熱烈なキスを受けた紫吹は目を白黒させているが、すぐに快楽が疑問を洗い流した。筋トレ後の恐竜から漂うすさまじいフェロモンを浴びていると、そんな些末なこと、どうでもよくなってしまうのだ。
獅子の方から汗まみれの体を抱き寄せれば舌は激しくなり、数十秒呼吸を合わせる間、まぐわう水音が奏でられていた。
紫吹が解放されたのは、脚から力が抜けそうになる寸前だった。よだれを垂らしながら呆けた目を向けて、なんとか疑問を手繰り寄せることに成功した。
「な、なんですか……❤」
「んー? いってらっしゃいのキスだぜ❤せっかく外に行くんだ、セフレでも見つけてこいよ❤❤」
「セフレっ?! そんな簡単にいくわけないじゃないですか!」
「お前はいい雄だから心配すんなって❤だけどちょっと奥手だからな、ムラムラしてた方が誘いやすいだろ?❤」
「だからこんな激しいキスを……?」
「半年後ここから出る時に、相手してくれるのが性処理担当職員だけじゃ寂しいからな❤ちゃーんと現地交流してこいよ❤❤」
性欲をため込んだらどうなるのかを前回学んだ獅子だ。柄騎がそのことを心配しており、発破をかけているのだと理解している。
それはそれとして、うぶなために顔を赤らめてはいるが。
「だけど適当な雄で済ませようとか思って、自分を安売りするんじゃねえぞ❤そういう時は、俺と比べてみるんだな❤」
「柄騎さんと比べたら勝てる人、あんまりいないんじゃないですかね……」
「がははっ、嬉しいこと言ってくれるじゃねえか❤ならいい男探しも並行しねえとな❤」
「はい……」
柄騎という雄は全身を覆う筋肉の塊からスケベなフェロモンが垂れ流しなのだ。これ以上を求めるのはさすがに酷なのではと、獅子は内心でつぶやいた。
そうして紫吹を見送った柄騎は、その後も数人の住民と挨拶をして、掃除を切り上げた。新生活に挑む彼らの様子を確認するのも、柄騎の仕事の内だ。
そのあと部屋に戻ってシャワーを浴び、汗を洗い流すと別の仕事に切り替える。性処理担当職員への連絡を確認し、セックスを求める雄のところに行くのだ。
「まずは枢(くるる)か。あいつちゃんと飯食ってんのかよ……差し入れでも買ってったほうがいいかもな。指定時間にはもうちょい余裕があるし、今のうちに報告書でも書いておくか」
眼鏡をかけてからパソコンを立ち上げて仕事をする姿は、セックスの時とは別人だ。柄騎は公務員として仕事ができるからこそ、管理人という仕事についている。新生活を送る新人たちとよく接する職業のため、ある程度の人柄と能力が求められるためだ。
新生活を送るにあたって、住民の様子はどうか、都市に馴染めそうか、問題行動などがないか、手慣れた様子で彼らに対する評価をまとめていく。
その中には当然のようにセックスに対する項目があり、柄騎が肌を合わせた時の評価が書かれている。紫吹と行った際には『奥手のため経験不足であり、要練習。今後は集中的にセックスを行う予定』、と記載されているとは本人も知らないことだ。
そうして時間まで報告書を書き、眼鏡を置いた恐竜が向かった先は第八棟内の一室。そこに柄騎の担当する雄がいた。
「枢、柄騎だ。失礼するぞ」
「勝手にどうぞー」
管理人が持つマスターキーでドアを開ければ、乱雑に物が散らかった部屋が広がっていた。柄騎が何度掃除しろと言ったところで、あのウサギは聞いてもくれない。ため息とともに足を踏み入れれば、ワークチェアをくるりとまわして部屋の主が顔を表した。
「おはよう柄騎。今日は頼むよ」
「それはいいんだけどよ、枢……前来た時より汚れてるじゃねえか。ここは新人のためにちゃんと使えって、いつも言ってるだろ」
「大丈夫大丈夫、僕が引っ越す時には全部捨てていいから。大事なものはちゃんと持っていくよ」
「そうじゃねえんだよ……」
久米留 枢(くめどめ くるる)は白い眼鏡をかけた黒ウサギで、巨体用のワークチェアの肘置きから肉がはみ出すほど体格が良い。生まれ持った素質を存分に活かした体形で、相撲取りのような丸い体が椅子をきしませている。
四つ並べられたディスプレイには編集中の動画が映っており、素人物のAV監督としての仕事中だったようだ。
この都市で生きるために仕事を見つける気概は買うが、部屋の掃除くらいはしてほしいと柄騎は常々思っていた。
「んで、今回は飯をちゃんと食ってるのか?」
「えっと……動画編集してると時計見なくってさ。確か取り掛かったのが……あ、昨日だね」
「はあ、やっぱり食べてねえんだろ。だから俺は管理人であって家政夫じゃねえって何度言わせるんだよ」
それでも持ってきた食料品を渡すと、ウサギは満足そうにお礼を言う。全裸でふてぶてしいちんぽを揺らしているが、それよりもまず生命活動だ。柄騎はウサギが食べ終わるまでの間、手持ち無沙汰だからと少しだけ部屋を掃除することにした。
枢が柄騎を呼ぶときは大抵時計代わりだ。寝食を忘れて仕事をする枢にとって、時間ちょうどに来て世話を焼いてくれる恐竜はとても便利な存在だった。
柄騎はこう見えて家事全般が得意で、管理人に選ばれた理由の一つでもある。てきぱきと洗濯物を片付けてから、食事を終えた枢を風呂場に押し込んで、その間にまた掃除をする。
さっぱりしたウサギが出てくる頃には、部屋はかなりまともな状態になっていた。
「いやーいつも助かるよ。家事だけはどうしても駄目でさー。あ、はいこれ、食事代ね」
「はいよ。お前そろそろ退去だろ。ここを出たらどうするつもりなんだか」
「性処理担当職員を呼ぶに決まってるでしょ」
「はあ、性処理担当職員は文字通り性処理が仕事で、家事全般は本来ならやらねえんだよ。おとなしく家事代行を雇え。どうせ性処理もしてくれるだろ」
「でもさ、ここで生活してると目が肥えちゃって……。柄騎以上の雄がなかなかいないんだよねえ。君なら絶対売れるから、僕のAV出てよー」
「だから俺は副業禁止だっつってんだろ。頑張っていい雄でもスカウトして来いよ」
クローゼットから予備のシーツを引っ張り出してベッドを整えれば、ようやくセックスの準備が整った。整った部屋を前に自分の手腕を微笑んで称える柄騎は、我が物顔でベッドに倒れ込んでウサギを誘う。
「ほら、エロ動画の編集でザーメン溜まってんだろ❤とっとと俺のおマンコにぶちまけに来いよ❤」
真面目な公務員から淫乱なマンコへと変わり、表情に赤みが増していく。デカ尻を振って種付けを乞えばウサギのちんぽが立ち上がり、雄の本能がむくむくと元気になっていった。
「あー、やっぱり柄騎は最高だよ❤このレベルの雄がたくさんいれば、僕の作品も安定するんだけどなあ❤」
巨漢のウサギと恐竜がベッドを占拠すれば、太すぎる四肢が絡まって愛撫が始まる。
お風呂上りでふわふわになった毛皮を指ですきながら、鼻面を何度もくっつけて軽いキスを繰り返す。
「んー❤お前の作品、あんまり売れてねえのか?❤」
「いや、悪くはないんだけど……なんていうかパッとしないんだよねえ。もうちょい伸ばしたいんだ。この都市の雄はみんなエッチで最高だから、外に発信すれば売れると思ったんだけどさあ」
「がはは❤そんな考えを持ったやつなんて、すでにお前以外にもいるだろうしな❤」
「まさか性処理担当部署がAV作ってるなんて思わなかったんだよー! あそこが強すぎる! 柄騎みたいな雄がたくさんいるの、なんなの! スケベの楽園じゃん!」
「あそこは性欲のはけ口になるのが仕事だからな❤当然映像作品も作ってるわけだ❤性処理担当職員は指名されてどれだけ稼げるかも大事だから、宣伝にもなるAVは結構大事なアピールなんだよ❤ライブ配信で活動してるやつもいるくらいだ❤」
柄騎は性処理担当職員ではあるが、それは第八棟内の住民に限りだ。住民のちんぽのお世話が仕事であり、AVに参加してはいない。だからこそ枢も誘っている。
住民の近況を確認するのも管理人の仕事であり、こうしてベッドの中で口が軽くなっている時間も有意義に活用して、情報収集に余念がない。
愛撫しながら性感を高めている間も、恐竜の目はウサギをしっかり見据えていた。
「でもよく考えたら、僕も発症する前はふるさと納税でここのAVもらってたんだよね……部屋にも持ってきてもらったし、僕のバイブルだよ」
「ふうん❤なら野良の監督なんてやめて、おとなしく性処理担当部署の映像係になったほうがいいんじゃねえのか❤」
「それも悪くないけど……僕は自分の力でああいう作品を作りたいの! 動画制作だって別に素人じゃないし! これでもここに隔離される前は結構バズってたんだからね!」
見た目通りの健啖家である枢は全国各地の料理を食べ歩く動画を作っていた。むちむちでもふもふな見た目と、おいしそうに食べる仕草と相まって、癒し枠として人気を博していた。
だが、隔離された以上その活動は休止せざるを得なくなり、新しい仕事としてAVのブランドを立ち上げた。今はまだ動画も少ないがこれから増やしていくのだと息巻いて、作業に精をだしている。
それでも、ずっとしていた活動ができなくなったことを、まだ割り切れていないようだ。次に漏れたつぶやきには、隠し切れない寂しさがにじんでいた。
「旅行好きだったんだけどねえ。去勢するつもりもないから、しょうがないんだけどさ」
腕の中で目を伏せるウサギを優しく撫でながら、柄騎はそっと抱きしめる。
新生活に慣れるよう手助けするのが彼の仕事だが、単純に環境が変わって不安になっている住民を放ってはおけないのだ。
「申請すれば他の隔離都市には行けるだろ。息抜きにはなるはずだ」
「そうだね。そのためにもお金を貯めないと……って別に柄騎を呼んでまでこんな話をしたいんじゃないんだって」
そこで本来の目的を思い出したのか、ウサギは恐竜の胸から顔を上げる。
筋肉と脂肪を詰め込めるだけ詰め込んだ体は限界まで膨れ上がっている。柄騎のような凹凸は少ないものの、全国飛び回って食べ歩きをしていた経験が筋肉に反映されていて、ガチムチとして完成された体をしていた。
そんな樽のような体を恐竜にすり寄せながらキスをせがむと、顔に見合わないほど優しい口が降ってくる。ついばむようにキスを繰り返し、互いの興奮を温め合っていく。
「んちゅぅ❤攻めたかったけど、めちゃくちゃにされたい気分になったからお願いしていい?❤❤」
「んっ❤任せとけよ❤少しの間だけ、全部忘れさせてやる❤❤」
おマンコはうずくが、乞われれば仕方ない。柄騎はむっちりの極致みたいな体を丹念に撫でまわしながら、期待を染みこませていく。
胸も腹もボリューム豊かだが、張りの良い形がだらしなさとは無縁だ。健康を気にして動画制作の合間に運動をしていたこともあり、柄騎から見ても枢は十分美味しそうだった。
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