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閉ざされた井戸18

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閉ざされた井戸18
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身体の感覚が戻った武闘家はちらりと下を見る

腹が異常に膨らみ、中で何かが蠢いている

この状況は冒険者ならとくに珍しいことではない

寄生や巨大な魔物に犯されて腹が肥大化するさまは

他のパーティーの女の子で見たことがある

それがついに自分の番になっただけだ

武闘家は激痛をすぐに切り離して冷静を保つ


やっぱり駄目だったにゃ、そう思いながら脱出のプランを実行する


外に出ている部分は「敵」は干渉できないようだ

今なら無理やり這い出て転送陣に逃げ込める

もうその際、身体が千切れようとも構わない

転送陣に意識をたまったまま逃げ込むのが一番の策だ


井戸の縁をすでに片手は掴んでいる

もう片方の手を伸ばそうとする武闘家だが縁に手が届かない

すぐそこに見えていたのに・・


「おぷっ」


身体中を襲う激痛と嫌悪感に加え急な吐き気と息苦しさ


「おげええええええええええーーーっ!!」


目の前と周囲が暗くなる

喉から真っ黒な闇の何かが飛び出した

ごぐりゅ、ぬごぉ、と音をたて武闘家の喉を拡げている


(貫通された!?やばいにゃ!これだともう引き抜けないにゃ!)

(次の手を・・)


何とか逃げ出せないか思考を巡らせる

考えた結果気が付いた、井戸より上にいたはずだが

今は井戸の縁より下に引き込まれていることに

今口から出ているこれは飛び出たのではなく

喉元まで来ていたものが自分が下がったことにより外に出たのだ

ここまであきらめることなく常に最良の選択をとってきたが

喉から外に出るソレは太さを増しながら武闘家の身体の中を通り抜けている

つまり一瞬迷った間にほんの少し

30センチほど引きずり降ろされただけだった

それで闇は獲物の中を口まで到達することができた

上を向かされている武闘家の目に井戸の縁が閉じていくのが見える


(そんな!そんなあああ!!!!)

「んごご!あぐうう!!」


必死にもがくが完全に全身を外と中から捕獲され

手足をばたつかせることしかできない


(やだ!みんな!こんな終わり方やだにゃぁ!!)


メキメキメキッ


「おごーーーーーーーっ!!」


腹の中で何かが弾けた感じと性器がさらに拡げられていくのが分かった

おそらく過去見たことがある無残にやられた女性冒険者と同じように

自分も体を破壊され、見るも無残なことになっていることだろう

しかも逃げ出せないのなら誰にも発見されずこのままここで終わりなのだ


「うぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」


(いやいやいやいや!まだやり残したことがあるにゃあ!)


「うごーーーーーーー!!」


(あーーーーーーーー!!)


ただ叫ぶことしかできない

しかしそれさえも自由ではなかった。


ーーーー以下差分ーーーー


村上隆史 PIXIV FANBOX 56 favs
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POSTEDJun 15, 2025
ARCHIVEDJun 10, 2026