Skebにて描かせて頂きましたー!
勇者エリオシリーズの続き的な漫画ですね!
トワルシリーズに続きファンタジー世界観でよくリクエスト頂き感謝です・・・!
よわよわガールの胃袋に目一杯詰め込むのは私の癖です。へへ・・・
【以下、翻訳用イラスト内セリフ】
1・
ガルガリア帝国城門前の勇者エリオ一行。
エリオ「ふう。」
エリオ「中々タフだったけど多分倒したかな・・・?再生する気配も無いし・・・」
ダークヒドラLv.60(突然変異体)
2・
偶々ガルガリア帝国に足を踏み入れた
エリオ一行は、帝国が突如現れた凶暴なヒドラに
困っていると聞き、それを討伐した。
エリオ「しかし大きいね、普通のヒドラの2倍くらい?」
ガイアス「うむ、これも魔王の影響なのか・・・?」
そして一行は皇帝に呼ばれ、謁見に向かった。
ガルガリア帝国8代目皇帝 ジュディス
ジュディス「よくやってくれた・・・勇者エリオ達よ・・・我が帝国の恩人達・・・」
エリオ一行(声ちっさ・・・)
3・
ジュディス「聞けば宝石を探す旅をしているとか・・・
褒美はそれでよいか?であればこちらへ・・・」
エリオ「あ、はい!」
ジュディス「うむ・・・ではこれを・・・」
ジュディス「ほんとうにありがおろろろろろろろろろろろろろ(嘔吐する音)」
4・
30分後・・・
ジュディス「す、すまぬ勇者殿・・・恩人になんて事を・・・本当に申し訳ない・・・」
エリオ「い、いえいえ慣れてるので・・・
体調が優れないのですか?」
ジュディス「うむ・・・ガルガリア帝国は建国以降、
皇帝の力と活気あふれた政治で国を保ってきたのだが、先代が急逝し私が皇帝を継いだのだが・・・私はご覧の通りクソ雑魚だ。
これをチャンスとばかりに明後日の建国記念パーティで暗殺を企てている輩がいると聞いて気が気ではなくてな・・・ハハハ・・・」
エリオ(めちゃくちゃ内情を吐露している・・・
よほど精神が参ってるなこれは・・・僕と同い年位なのに大変だな・・・よし。)
5・
そんなこんなで建国記念パーティ当日
ジュディス「ゆ、勇者殿・・・本当に大丈夫なのか?」
エリオ「ええ、任せてください!僕は防御魔法で消化もされませんし、それに・・・」
エリオ「パーティ会場は勇者一行(エリオは影武者)がバッチリ
見張ってくれます!並の暗殺者程度なら一瞬で無力化してくれますよ!」
6・
エリオ「で、パーティで出される食事も僕が皇帝の胃の中で全てチェックします!
どんな毒物も魔術も見逃しませんよ!」
ジュディス「そ、そうかぁ・・・うむ・・・」
ジュディス「じゃあ・・・よ、宜しく頼む!あーん・・・」
7・
ダンジョンレベル:2
世界最弱皇帝の胃袋
エリオ「これは昨日の夕食・・・魚かな?
まだ消化されきってないのか・・・」
ジュディス(ほ、本当に食べちゃった・・・)
8・
パーティ会場。
ここでは帝国傘下の要人や貴族達が皇帝を祝いに賑わっている。
このパーティでは各地方の名産品を
使った料理を皇帝捧げ、1年の繁栄を祈る。
各地方の民「皇帝陛下!」「どうぞ!」「召し上がれ!」
そして皇帝はその全てを平らげるのが習わしで、残す事などありえない。
ジュディス(いざ目の前にして思うと、毒殺以前に胃が破裂して死ぬんじゃないのか私?)
9・
ジュディス(ううう・・・お肉・・・美味しいけど私にこの量はつらい・・・)
エリオ「お、始まったか!これはステーキかな?毒は大丈夫そうだ。」
10・
エリオ「うーんしかし・・・全然よく噛んでいないな・・・」
先代までの皇帝は男女問わず恵まれた体躯と精神力の
持ち主であった為、よく食べ、よく飲んだらしい。
故に国民達はその匙加減のままの量で料理を出している。
エリオ「次は南瓜のスープ・・・良い匂いだ・・・」
11・
パーティ開始から3時間が経過。
朝食から昼飯時になっても料理は途切れず続く・・・
ジュディス(うぐぅ・・・・つらい・・・で、でも民の前で吐く訳にはいかん・・・うぷ・・・)
一方エリオ。
毒を警戒しつつ最高級の料理を胃の中で堪能中。
エリオ「良いもの食べてるなー」
12・
更に3時間後。
新皇帝の民を想う心でほぼ全料理を制覇。
ジュディス(や、やった・・・お父様・・・ジュディスはやりました・・・)
メイド「陛下、最後はデザート、ウィングル砂漠のベリーケーキです。」
ジュディス「はひ!?あ、ああ。デザートか。こ、これは美味そうだ・・・ははは・・・」
ジュディス(は、入るかな・・・?
いや!弱気はダメよジュディス!アレくらいなら・・・)
13・
エリオ「わっぷ!ま、まだ終わらないのか!?」
エリオ「ハッ!?」
エリオ「泡防護魔法!!」
ここまですべての料理に問題はなかったが、完食間際の油断を狙い、
胃酸に反応する猛毒で暗殺を狙っていた様だ。
エリオ「これは・・・強力な速攻性の毒か・・・」
14・
ジュディス「ゔ・・・ぐ・・・ふう・・・ごちそうさまでした・・・わ、私は少し休む。」
ジュディス「お前は客人たちをもてなしていてくれ。」
そして皇帝の私室・・・
ジュディスの嘔吐音
15・
エリオ「あっ!陛下!ありました!毒物!!」
ジュディス「はぁはぁ・・・・な、何!?
本当に料理の中にあったとは・・・一体どれに・・・」
エリオ「最後のケーキに猛毒がありました!」
ジュディス「な!?ウィングル砂漠は最も古い傘下の民なのに・・・ぐぬぬ・・・わかった。
衛兵!衛兵!!」
エリオの活躍により皇帝の暗殺は回避。
残った協力者もトリルの尋問魔法によって
あっさり捕まり、一件は落着した。
衛兵「キリキリ歩けぇ!」
暗殺者「くそ!何故分かった!?皇帝は何故死んでいない!!畜生!!!」
16・
ジュディス「いやぁ・・・一度ならず二度も窮地を・・・礼を言う、勇者殿!」
ジュディス「ほ、褒美を取らす!勇者エリオ、もっと近くへ・・・」
エリオ「あ、はい。」
ジュディス「本当にありがとう。」
ジュディス「またいつでも遊びに来てくれ、勇者殿。ふふふ・・・」
エリオ「はひ・・・」
かくして史上最弱の皇帝にファーストキスを奪われた世界最強の勇者は、それから暫くは放心して戦力にならなかったという。