昨日描かせて頂いてpixivに公開した能力バトルシリーズの漫画と、そのおまけ的なイラスト3ページとなります。
(いつもながらほんとにおまけ程度ですが)
実に面白い能力というか、あまりにも限定的すぎる能力が奇跡的に組み合わさって限定的な環境では最強みたいなキャラ、能力バトルものっぽくていいですよね・・・
本人の性格的に毎回出てくるわけではありませんが、今後も困った時に出てきてくれるかもしれません。
【以下、翻訳用イラスト内セリフ】
1・
ここは破棄された地下通路。
能力犯罪者達が集まり何かを企てている様だ。
溶子「能力発動!!よし!情報通りかなりの数の
能力犯罪者がいましたね!」
特殊能力者犯罪対策部
日本支部隊員
井ノ原溶子
能力:身体の口寄せ
2・
この地下通路の構造は一部、
人体の大腸に近い配置であった為溶子の能力で溶子の大腸を口寄せし、
更に最近会得した身体を操る能力で能力犯罪者達は一網打尽にされた。
溶子「はいはーい♪
皆さんの能力レベルじゃ勝てませんよ~
大人しく私の栄養になってくださ~い」
溶子「・・・よし、こんなもんかな?能力解除!」
溶子「こちら井ノ原!作戦通り全滅させました!
これから帰還するので調査班をお願いします~」
3・
その頃、能力犯罪者を全滅させた筈の腸内では・・・
怪しく蠢く何かの影が・・・
一週間後・・・
エレナ「おやぁ?溶子ちゃんじゃないか。今日は非番じゃなかった?」
溶子「う~ん・・・実はなんかお腹の中に違和感が・・・
前の作戦の後くらいからあって調べて貰いたくてぇ」
4・
エレナ「ふむ、見てみよう・・・」
エレナ「んー・・・?確かに腸の中で
何か動いてる・・・というか生体反応だねぇ。」
溶子「えええ!?どういう事ですか?きもい!!
て、テレポートで出してくださいよぉ!!」
エレナ「いやぁ、そうしようとしてるんだけど何故か出来なくて・・・
おかしいねぇ、私の能力レベル以上の人間もあまりいないと思うんだけど・・・
こうなったら直接見に行くしか・・・」
技術研究所内通路。以前にも説明したがここは溶子の能力を生かせる様人体の構造と同じような間取りとなっている。
エレナ「ふむ、この辺が近いかな、
溶子ちゃん、大腸を口寄せしてみてくれない?」
溶子「は、はい!」
5・
溶子「能力発動!」
溶子の大腸内。
エレナ「ふーむ。便の状態を
見るに不調とかはなさそうだねえ」
溶子「あんまりまじまじ見ないで下さいよぉ」
溶子「ん?」
左奈田「ん~・・・甘い。うまうま・・・」
エレナ&溶子「なんかいた!!!」
6・
エレナ「これは驚いたねぇ・・・先週の作戦の生き残り?
いやしかし一週間も体内で生き残れる筈が・・・」
溶子「ちょちょちょ!なっ何を食べてるんですかっ」
左奈田「んえ?」
能力犯罪者の生き残り?
左奈田さな
能力:???
左奈田「だれ~?キミ達も飲み込まれたの?ここ危ないよ?」
7・
溶子「と、とにかく詳しいことは外に出てから聞きます!
さあ来なさい!」
左奈田「いやだ~ボクはここで暮らすの~
ほっといて~」
溶子「え?は?・・・え?早っ・・・っていうか・・・え?」
8・
エレナ「な、何だか変な奴だなぁ、何の能力なんだろ・・・」
エレナ「いやなんで溶子ちゃんの能力下で能力が使えてるんだ!??」
溶子「な、何かかなり上の辺まで移動してるかも・・・?
エレナさん追いかけましょ!」
謎の侵入者を探して消化器を逆走し、
腸内では結局見つからず胃袋まで到達。
溶子「幽門まで自力でこじ開けたのかな・・・
流石にそんな事・・・」
9・
溶子「あっいた!!」
溶子「次こそ逃がさない!胃壁よ!いけっ!!」
左奈田「わっ」
10・
エレナ「うそぉ!?効いてない!」
溶子「そ、そんなバカな・・・」
エレナ「体内への適応どころか溶子ちゃんの能力まで
効いてないなんておかしいぞ・・・彼女の能力レベルは・・・」
エレナ「・・・はい!?
ご、531?
計器の故障じゃないのか・・・?」
11・
溶子「あ、あなた一体何者なの・・・?」
左奈田「んー・・・ボク何にもしないよ?」
エレナ「ん?どういう事だい?」
左奈田「きみ達政府の人ー?
ボクはここに居たいだけなんだけどー」
溶子「えぇ・・・」
左奈田「なんかねー、能力者なら楽に稼げるって言われてー
悪そーな人たちの所に行ったんだけどー、
ボクの能力ってよくわかんなくて
使えないから荷物番させられてたんだよねー」
12・
左奈田「で、気付いたら集まった人達がみんな全滅してて、
わかんないけどおっきい怪獣
とかに食べられたのかなって思ってたんだよねー。」
左奈田「それから結構経つんだけど何故かボクは平気だしーどうせ外に出られても社会復帰なんて無理だからーここにいたいなーって。」
溶子「な、なるほど・・・
ここが私のお腹の中って事も知らなかったのね・・・」
13・
その後左奈田に現在の状況を説明し、それでも溶子の体内に
いたいという事で、渋々ながら条件付きで左奈田は放置される事になった。
後の検査で判明した左奈田の能力は【サナダムシの性質を得る能力】外の世界では全く役に立たない能力だが、
生物の体内ではこれ程適した能力はないだろう。
因みにエレナの能力レベル測定器は故障ではなく、本当にレベル531であった為、自分のレベル以下の溶子の能力では捕まえる事が出来なかった様だ。
消化液や蠕動運動にも適応。
柔毛や胆汁もベッド扱い。
未消化物もおいしく食べる。
14・
自分の体内に能力者を住ませる
事に最初はかなり戸惑っていた溶子だったが、暫く左奈田の
楽しそうに暮らす様子を見て、まあいいかと受け入れた。
(そもそもレベル差の関係で追い出す事もできないのだが。)
溶子(そういえばトイレってどうしてるんだろ・・・?
いや、深く考えるのやめよ・・・)
左奈田「ん~さいこ~♡」
15・
そして左奈田が住むことによってメリットもあった。
溶子「能力発動!」
犯罪者「く、クソっ能力者か!?だったらこいつで・・・」
溶子(やばっ)
左奈田「だめだよ~?ボクのおうちに危ないもの隠し持ってきたら」
犯罪者「ひっ!?」
16・
左奈田「今だよ溶子ちゃん。
ボクごと胃液に沈めちゃって~」
溶子「ナイス!さなちゃん!」
溶子が能力で閉じ込めた相手をより効率的に
無力化できる様にサポートする。これが左奈田が住む条件だった。
そんな感じで意外にも二人は上手くやっている。
ただ一つだけ困った事は・・・
溶子「ふんふふ~ん♪」
17・
溶子「ヒャン!?」
左奈田「あ、お風呂中?ごめんよ~」
左奈田の気まぐれで偶に肛門や鼻、口から顔を覗かせる事があり、
溶子や見た人を驚かす時があるのであった。
18・(補足ページ)
実際のサナダムシの性質+本人の先天的な
能力レベルの高さによって補正がかかり、
人体内では凄まじい移動速度や生命力を誇る。
一応溶子の作戦のサポートをするという条件だが、
来る時もあれば来ない時もある。
左奈田「溶子ちゃんの中、さいこ~」
19・
因みに身体もすごい伸ばせる。最大10メートル。
(生物の体内で活性状態の時のみ)
20・
おまけ1
左奈田は溶子が寝た時、偶に外に散歩に出かける。
(散歩というか、適当に身体中を這うだけだが。)
小一時間ほどで散歩が終わると、溶子の体内に帰る。
肛門から帰る時もあるし、逆に肛門から出て口から帰る時もある。
21・
おまけ2
左奈田は能力の一環で体内の動きや音で、
溶子の体調がある程度詳細に分かる。
左奈田(わー、すごい下痢。これは胃腸風邪かなー・・・)
ただ分かるだけで何もしてくれない。
むしろ体内の変化を楽しんでる時もある。
左奈田(あ、座薬入ってきた。おもしろ・・・)
溶子の唸り声