Previous Post

巨大カップル戦士の痴話喧嘩

Next Post
no preview
DESCRIPTION



1.二人の戦士

 臨海工業地帯。整備された港湾に所狭しと並ぶ製鉄所の高炉塔が要塞のような威容を放ち、製油所の精油塔からは白煙がいつまでも立ち上り、場所を変えれば、ガスタンクとコンビナート、そして積み上げられたコンテナと積み下ろしするためのガントリークレーンが、立ち並んでいる。

 そんな国の製造活動を支える一大工業地帯は、いつもとは違う喧噪に包まれていた。


「おい、あれなんだ!?」

「でけぇ……」

「こっちに向かって来るぞ!!」


 港湾の入り口付近の海面に浮かび上がる巨大な影。その影は全容が分からないにも関わらず、人々を圧倒する巨大な大きさで泳いでおり、流れる様に工場が立ち並ぶ陸地に向け泳いできた。

 巨大な影が工場の一つに泳ぎ着いた途端、海面が盛り上がり巨大な水柱が立ち昇る。


「うわぁ!またでたぞ!!」

「逃げろ!!巻き込まれるぞ!!」


 パニックになった人々が逃げ惑う中、海中に没していた長大な体軀が姿を現した。

 それは爬虫類のような体軀に、鋭い爪と牙。そして背中にはトサカのような巨大な背ビレを持ち、尻尾は蛇のように長くくねっており、 そして体表は全身鎧のように甲殻に覆われている。

 体長180~200メートルと思われる巨大怪獣は、二本の足で上陸すると足元を逃げ惑う人や自動車には目もくれず、進行上の邪魔になりそうな工場やガスタンクを鱗でおおわれた太い脚で踏みにじりながら、ゆっくりと前進して一度咆哮を上げると、再び歩みを進めた。


 怪物の進む先には出現の報告を受け、緊急出動した防衛軍の戦車部隊と、攻撃ヘリ部隊が待ち構えていた。

 怪物の進行を止めるべく、戦車部隊の砲撃が開始された。砲弾は怪獣の体に着弾し爆発する。しかし、怪獣は傷を負うことなく、勇ましく咆哮を上げながら進んで行く。


 そして戦車部隊に向けて前進していた怪獣が突然その歩みを止めた。

 怪獣は目線の先に防衛軍を見つめて口を開くと、そこから青黒い光を放った。光線は一直線に防衛軍の戦車部隊に突き進んでいき、そして部隊を包み込む。

 耳を劈く轟音と光が収まった時、そこに残っていたのは黒こげになった戦車の残骸と地面に出来た巨大な焦げ跡だけだった。

 そして怪獣は咆哮を上げると再び歩き出し、工場地帯を蹂躙して行った。


 もはや、あの巨大怪獣を止められるものは存在しない。

 人々はただ、怪獣が過ぎ去るのを怯えながら待つしかなかった。


◇◆◇


 その後も、怪獣の侵攻を止めようと防衛軍の攻撃は続いたが、防衛軍の攻撃を物ともせず、怪獣は進行を続けて市街地まで到達した。

 怪獣はビル群を踏み潰しながら突き進んで行き、街の景色は工場から、オフィスビルや都市高速の高架橋が入り組む市街地へと姿を変える。

 怪獣の胸部にも届かないビルたちを容赦なくなぎ倒しながら、市街地を進む怪獣は、ついに高層ビルが連なるエリアに足を踏み入れた。

 そして、高層ビル群の中でも一際大きな建物の前に立つと、怪獣は雄叫びを上げ、高層ビルの中腹部に鋭い爪を纏った前足を叩きつける。

 怪獣の膂力によって、高層ビルは真ん中をへし折られ、そしてゆっくりと倒れていく。

 倒れたビルは周囲のビルを巻き込み、倒壊させる。その衝撃により、周囲の建物も次々と倒壊して行き、街は火と煙に包まれて行く。

 そんな惨状を作り出した怪獣は満足したように雄叫びを上げると再び歩みを進めて行った。


「おい!あれ!!」

「なんだ!?」

「また、別の怪獣か!?」

「いや、あれは……、」


 怪獣の襲来により、混乱と恐怖が支配する街に更なる巨影が空からやってきた。それは、怪獣に引けを取らない巨大な大きさで、人のような姿をしている。巨人は、怪獣と向かい合うように地面に降り立つと、ゆっくりと立ち上がった。


「新手か……?」

「いや、違う!あれは……」


 怪獣と対峙した巨人は黒いロングヘアを靡かせて、怪獣を見据える。その姿は地球の少女と変わらない容姿で、その姿は水色を基調とした幾何学模様が入ったボディラインが浮き出たスーツを身に着けていた。


 巨大少女は怪獣に向けて構えを取り、ファイティングポーズをとり、その眼差しは決意に満ちていた。


「あれは……」

「よかった、来てくれたか……」

「あれが……噂の巨人なのか」


 怪獣の襲来に絶望に包まれていた人々から、希望の光が差し込み始めた。

 この国に怪獣が現れる様になったタイミングとほぼ同時期に、怪獣を撃退する水色の巨人も現れるようになった。怪獣に対抗できるのはあの巨人だけ、人々は街に現れた巨大少女に声援を送る。


 そんな人々を他所に、怪獣は構えを取った巨大少女に向かって突進して行く。

 巨大少女は突っ込んで来る怪獣に対して正面から受け止めるように組み合うと、怪獣のパワーと重量に押されながらもその巨体を投げ飛ばした。投げ飛ばされた怪獣は背中から地面に叩きつけられ大きな砂煙を上げるが、すぐに起き上がり再び巨人に対峙した。


 今、怪獣と巨大少女の間の道路には、怪獣から逃げようとしていた人々や車がまだ大勢残っている。彼らは巨人と怪獣の間に挟まれる形になってしまい、巨大な戦いから逃げ出すことが出来ずにいる。


「皆さん、私がこの怪獣を押えているうちに早く非難してください!!」


 巨大少女は逃げ惑う人々にそう叫ぶと怪獣の懐に飛び込み、その胴体を抱え込んで動きを封じる。その隙に人々は避難し始めた。


「皆さん、この先にシェルターへのトンネルが有ります!そこまで走って下さい!!」


 巨大少女は逃げている人々にそう呼びかけながら、暴れようとする怪獣を全身の力で抑え込む。しかし、怪獣の力は強く巨人も押され始める。


「ぐっ……耐えなきゃ!!」


 巨大少女は必死に堪えながら、少しでも時間を稼ぐために怪獣を力一杯抑え込み続ける。

 そして、巨大怪獣の進撃が止まったことで避難する時間を得た人々は、シェルターのトンネルの入り口に辿り着いた。


「急いでください!」


 巨大少女はそう言って叫ぶと、最後の力を振り絞って怪獣を持ち上げ、そのまま破壊されつくされた廃墟に投げ飛ばした。投げ飛ばされた怪獣は、廃墟の瓦礫の中に突っ込んでいった。


 しかし、その程度でくたばる怪獣ではない。すぐに怪獣は瓦礫の中から起き上がって、巨人の方を睨みつけると咆哮を上げた。

 彼女もファイティングポーズをとって応戦する構えを見せるが、突如足元をぐらつかせる。

 実は、今まで投げ飛ばしたり抑え込んだりした時の圧力や衝撃によって体に相当負担がかかっていたのだ。


「くっ……まずい……」


 巨大少女は怪獣と向き合いながら、必死に戦う姿勢を崩さない。しかし、明らかに限界が近いように見える。

 そんな状態の彼女に対して怪獣は容赦なく攻撃をしかけるべく突進を仕掛ける。


 ドドオオオオオンン!!

 二つの巨体がぶつかり合う轟音が廃墟の街に響き渡る。


「うぐっ……」


 巨大少女はその衝撃で苦悶の声を上げ、膝がカクッと折れる。怪獣はチャンスとばかりに更に攻勢を強める。


「まずい……このままじゃ……」


 巨大少女もなんとか抵抗しようとするが、体に力が入らない。そしてとうとう怪獣に押し倒されてしまった。彼女はそのまま地面に叩きつけられ、マウントを取った怪獣は勝利の咆哮なのだろうか、上体をそらしながら誇らしげに咆哮をとどろかせて見せた。

 強大な力を持つ巨人と言えども、怪獣に押さえつけられてしまっては為す術もない。


「くそっ……」


 巨人は何とかして抜け出そうともがくが、やはり怪獣の方が力は上であり、全く抜け出す事が出来ない。更に悪い事に、その衝撃でスーツのエネルギー残量が残りわずかとなってしまった。万事休すである。


「こんな状態じゃ無ければ、こんな奴……」


 そんな呟きが彼女の口から出た瞬間、怪獣は止めを刺そうと口を大きく開け、青黒い光が灯りはじめた。あの街を焼き払った光線を放つつもりなのだろう。もし、この状態で打たれたら、巨大少女はもちろん街も無事では無いことは確実だ。


「ここまでか……」


 巨大少女は覚悟を決めて、瞳を閉じた。そして

次の瞬間、怪獣の口から一筋の光線が迸る。

 その光線は巨大少女に向かって伸びていき、彼女の近くに迫った途端に大きく爆発し、周囲に爆風と爆炎を巻き起こした。

 全てを焼き尽くす業火により、周辺の街は焼き払われてしまう。

 だがしかし、巨大少女だけはその炎から身を焼かれないで済んでいたのだ。


「やっと来た。遅いんだから……」


 巨大少女は爆炎に照らされながらそう呟く。爆炎が晴れるとそこには、彼女と同じ水色を基調とした幾何学模様の入ったボディラインが浮き出たスーツを身に纏った巨大な青年が、巨大少女を守る様に怪獣と向かい合って立っていた。


「大丈夫?サラ?」

「ええ……エリック。なんとかね……」


 巨大な青年エリックの言葉に巨大少女サラはそう答えた。そしてサラが立ち上がると、二人は同時に構えを取る。


「いくよ!」

「うん!」


 二人の巨人は同時に怪獣に向かって駆け出す。そして、怪獣に肉薄した所で、大きく飛び上がり空中で交差するように回転しながらキックの体勢に入る。そしてそのまま、その巨大な足を怪獣に向けて叩き込んだ。


「グガアアア!!」


 その衝撃をまともに受けた怪獣は、苦悶の声を上げながらよろめく。しかし、まだ倒れない。巨人達はそのまま着地し、怪獣もゆっくりと立ち上がる。再びにらみ合う形になった両者の均衡が崩れたのはその直後だった。

 ドォン!と大きな音を立て、二人の巨人に怪獣が突進してくる。それを巨人達は両腕で受け止める。しかし、勢いを殺しきれずに後方に押し戻されてしまう。


 スダアアンン!!


「きゃあ!」


 サラは地面に倒れ込んで、後方のビルにそのまま倒れ込んでしまう。巨大少女のサラと怪獣の重量をまともに受けたビルは、コンクリートの破片を撒き散らすように、サラの巨人スーツを汚しながら、派手に倒壊した。


「サラ!」


 エリックは吹き飛ばされた仲間を心配して叫ぶが、怪獣は間髪入れずに立ち上がり、巨大青年に向かってその巨体をぶつけて来る。


「くっ!」


 エリックは怪獣の体当たりを何とか受け止めようとするが、勢いに押されそのまま後ろに倒れ込んでしまう。


 スズゥン……。


「ぐはっ……」

「エリック!」


 地面に叩きつけられたエリックのスーツは土埃で汚れてしまう。巨人二人掛かりでも、怪獣を抑える事が出来ないのか……。


「く……」


 スズゥン……。

 スズゥン……。

 スズゥン……。

 巨人達が苦戦する間にも怪獣は徐々に進撃を進める。巨人二人は立ち上がるが、二人の足取りはおぼつかない。そんな二人に対して怪獣は容赦なく爪を振り下ろす。二人はそれを躱すが、体勢を崩してしまいそのまま地面に倒れ込んでしまう。サラの巨体に倒されたビルはそのまま崩れ始め、大きな瓦礫となって街に降り注ぐ。


「ぐはっ!!」「きゃあああ!!」


 巨人達はその巨体を街に横たわらせながら、建物と放置された自動車を押しつぶす。致命傷こそ負わなかったが、このままではジリ貧であり、いずれは倒されてしまうだろう。


「くっ……どうしたら……」

「しょうがないわね。アレをやりましょう。」

「ええ!?アレを!?」

「そうよ。このまま戦っても街が壊されるだけよ?」


 サラは怪獣の攻撃を躱しながら、エリックに話しかける。その提案を聞いて驚く彼だが、他に方法は無いと判断したエリックは覚悟を決めた。


「わかった!」


 ズゥン……。

 二人の巨人が呼吸を整えて身構えると、その体表から青い光が浮かび上がる。それは輝きを増していき、全身を覆う様に発光し始めた時、巨人達の姿がその場から消えた。

 突然消えた巨人二人を探す怪獣はキョロキョロと周囲を見渡すが、その姿は何処にも見当たらない。そして次の瞬間……。


 ドゴオオオオオオオンン!!!激しい轟音と共に地面が大きく揺れ動き、怪獣はその振動でバランスを崩す。

 怪獣と巨人の戦いで脆くなっていた建物や高架道路が次々と崩れ、その瓦礫が自動車の上にも降り注ぐ。

 ドシャア!ドガアン!!バキン!!と激しい音を立てながら瓦礫の山が築き上げられて行く。そして……。


 ズッシイィィンンン!!


 全長70mオーバーの巨大なブーツがひび割れた道路やビルもろとも踏み抜いて現れた。怪獣は突然の事に驚きながらも、ブーツの上を追うように見上げるとそこには水色を基調とした幾何学模様が入った巨大な足が二本立っていた。


「グガアアア!!」


 怪獣はその足の持ち主に気付き、驚いたのか雄たけびを上げた。

 それはまさしくさっき戦っていた巨人二人の物だった。しかしその姿は先ほどとは打って変わっていて、全身を覆うスーツは青白く発光し、その表面には青いラインが浮かび上がっている。そして何より、その大きさが先程の倍以上も有る、500m近くの大巨人に変貌していたのだ。


「これで形勢逆転ね。」

「ああ、いくぞ!!」


 そんな会話を交わしながら、巨人達は構えを取り、怪獣に向き直ると、そのまま突進して行った。

 人類の300倍の巨躯になった二人にとって先程の怪獣は子犬ほどの大きさに変わっている。これなら力比べで負けることはない。


 ドオオオオンン!!ドオオオオンン!!ドオオオオンン!!


 激しい衝撃音と共に、巨人達の巨大なブーツはビルや高架橋を踏み砕きながら進むがその勢いは止まらない。

 アスファルトを踏み抜き、雑居ビルを蹴り上げ、怪獣に向かって一直線に進んで行く。巨人達の進行を塞ぐものは何もない。


「グギャアアア!!」


 怪獣は迫りくる巨人の足を何とか躱そうとするが間に合わない。巨足はそのまま怪獣を押しつぶした。そしてそのまま怪獣を踏みつけたまま、その巨体で押しつぶすように踏みにじる。怪獣の断末魔と建物や道路が崩れる轟音が響き渡る。


「これで……」

「終わりよ!」


 そう言って巨人達は最後の一撃とばかりに、全体重を掛けて怪獣を蹴り上げた。


 ドッゴオオオオオンン!!!

 ボールのように蹴り上げられた怪獣は、そのまま上空に打ち上げられて行き、 そして……。

 ズッシイイイィィン!! と轟音と共にまだ無傷だったビル群へと落下した。

 怪獣は多くの人々と建物を下敷きにしながら、その巨体で街の一角を完全に崩壊させて横たわって動かなくなった。


「やったか!?」

「ええ、そのようね」


 そう言って二人は構えを解く。巨人の体から光が消えていき、二人のスーツが解除され、元の姿に戻りながら巨大化も解いていく。


 やがて、小さくなってゆく二人の姿はビルの影に埋もれるように、その姿は忽然と消えてしまった。

 そして、その場所に再び静寂が訪れる。

 しかし、怪獣と巨人達の攻撃で崩壊したビルや道路は痛々しい姿のまま、その傷跡を物語っていた。


2.戦いの後は……


「今回も戦いで街は目茶苦茶だね」

「全く……怪獣も暴れすぎよね。毎回こうなるんだから……」


 そう言ってスーツ姿のまま、人間サイズに戻ったサラとエリックは周りを見渡す。そこは先程まで怪獣と自分達が激しい戦いをしてしまった影響で街は廃墟だ。その街並みは見るも無惨に破壊されて、建物は倒壊するか傾いて、自動車や電車が街の中を無秩序に飛び回って建物などに突き刺さっている。さらに所々で炎も上がっており火災が発生していて、とても人が住める状態ではない。


「まあでも、怪獣が暴れた事によるダメージは最小限で抑えられた方じゃないか?」

「それはそうだけど……。毎回こうだとね……」

「確かに、今回は特に酷かったけど」


 そして二人はある場所で立ち止まった。そこは、道路に面したビルの1階にあるカフェだ。

 そのビルも怪獣と自分たちの戦いによって半壊してしまっていて、ガラス張りの店内は椅子やテーブルを巻き込んでグチャグチャになっており、店先に有った看板にも激しいヒビが入っていて、大きく傾いてしまっている。


「もう使い物にならないな……」

「きっとこのお店も破壊されるまでは、素敵な所だったのよね……」


 サラはそう呟きながら店の中に入り、状態をチェックする。

 店の奥に入ると、壁に掛けられていたであろう絵画や装飾品が全て崩落してしまい、レジ横のショーウィンドウも割れてガラスの破片が飛び散っていた。

 床には砕けた板材や木片が散乱していてとても使える状態では無い。天井から吊り下げられているシャンデリアに至っては完全に割れてしまっており、残骸となって床に散らばっている。


 怪獣と巨人達の戦闘によって無残に破壊されてしまった街の惨状を見ると自分たちの戦いが街に及ぼす影響を思い知るのと同時に、圧倒的な力を持つ自分たちの存在に、少しだけ酔いしれてしまう……。


「サラ……」


 エリックはサラを後ろから抱きしめると、そのままキスをする。


「ちょっと……こんなところで……」


 突然の事に戸惑いながらもサラは拒まない。二人はそのまま暫くの間キスを交わす。さっきまでの戦いの疲れは何処かに飛んでいってしまったかのように、熱いキスを重ねる。


「んっ、ぷはぁ……もう!いきなりなんだから!」

「ごめん、つい……」

「もう……しょうがない人ね」

「でも、サラだってちょっとその気だっただろう?」

「そうだけど……家まで我慢できないの?」

「うん、我慢できない」

「もう……」


 サラはそう言ってエリックの首に腕を回すと、再び唇を重ねる。今度は先程より長く深いキスだ。お互いの舌を絡ませ合い唾液を交換し合う。


「んっ……ちゅっ……」

「んふっ……ちゅぱっ……」


 2人は暫くの間、お互いの口を吸い合った。そして唇を離すと二人の間には透明な糸が伸びておりプツンと切れる。


「こんなところ、誰かに見られたら……んっ」

「大丈夫だよ。もう皆避難しているから」

「そうかもしれないけど……」


 サラは周りを見渡しながら言う。確かにあれ程、巨人と怪獣が戦ったのだ。普通の人間はとっくに避難して街は無人となっている。


 でも、もし誰かに見られたら……そう思うと少し恥ずかしい気持ちになる。しかし、エリックはそんな事お構いなしといった様子でサラを抱きしめる腕に力を籠めると再びキスをする。今度は触れるだけの優しいキスだ。そして唇を離すと二人は見つめ合う。


「巨大化して戦うと、どうしてこんなに興奮するんだろうね」


 エリックはサラの体を愛撫しながら尋ねる。確かに巨大化して戦うと、何とも言えない高揚感に包まれるような感覚に陥るのだ。特に相手が強力な怪獣の場合は尚更だ。圧倒的な力で相手をねじ伏せる征服感に酔いしれてしまう。


「それが私達に与えられた力だからじゃない?巨大化する度にどんどん体が変化していくもの……」

「そう言えばそうだね……最初は戸惑いもあったけど最近は慣れてきたかも」


 そう言ってエリックはサラの胸に手を伸ばすと優しく揉み始める。するとサラの口から甘い吐息が漏れ始めた。


「んっ……はぁ……」


 エリックとサラは熱い抱擁とキスを交わしながら、身につけていたボディスーツを脱ぎ始める。そして二人は生まれたままの姿になると、そのままお互いの身体を弄り合うように撫で合った。


「あっ……あんっ……」


 エリックがサラの胸を揉むとサラの口から切なげな喘ぎ声が漏れ出て来る。


「ああぁ……んっ……やっ……」


 サラは頬を赤く染めて恥ずかしそうに顔を背ける。その仕草はとても可愛らしいものだった。

 そんな彼女の首筋に吸い付くようにキスをしながら、エリックはサラの体を愛撫し続ける。そしてその手は徐々に下へと降りて行き、やがて秘部に到達すると割れ目をなぞる様にして動かしていく。


「ああぁっ!だめっそこはぁ!!」


 サラは体をビクンと跳ねさせ、エリックの手を止めようとするが力が入らないようで上手くいかない。それどころかむしろ自分から求めるように腰を動かしてしまっていた。

 そして遂に膣内に指が挿入されてしまい、その快感に耐えられずに思わず叫んでしまう。


「ああんっ!!ああぁぁああっ!!!」


 そんな彼女の痴態を見て興奮したのかエリックは再びキスをしながら、テーブルの上にサラの体を押し倒すようにして覆いかぶさった。サラもそれに応えるように抱きつき、二人は密着したままお互いを求め合う。


「サラ……」


 エリックが耳元で囁くと、それだけで感じてしまうのかサラは小さく喘いで体を震わせる。そんな彼女の姿を見てさらに興奮したエリックはいよいよ本番行為に移った。

 彼女の両足を開かせ、その間に割って入ると既に準備万端になっている自分のモノを取り出す。そしてそれをゆっくりと挿入していった。


 ズブブッ……という音と共に肉棒の先端部分が膣内に侵入して行く感触が伝わってきた。その瞬間、サラの口から悲鳴のような声が上がるがお構いなしに腰を打ち付け始めるエリック。


 ギシギシとテーブルが軋む音に合わせて、彼女の口からは甘い吐息が漏れ始めた。


「あっ、ああんっ!エリックぅ……」


 彼の逞しい肉棒でサラの秘裂を執拗に優しく突き回すと、濡れた肌と肌とがぶつかり合う破裂音に混じって水っぽい音が荒れた店内に響き渡る。


「あんっ、やだぁっ!もう許してぇ!」


 サラは涙目になりながらもエリックの激しい腰使いに必死に耐えていた。しかしその表情とは裏腹に体は正直で彼を求めるように、自らの足をエリックの腰に巻き付けて、密着を高めている事に彼女は気付いていない。やがて限界を迎えそうになったのか、エリックの動きがさらに激しさを増す。


 くぐもった喘ぎ声が幾度となく上がり、サラも限界が近い事を悟る。エリックはラストスパートをかけ、一気にスパートをかけた。


「ひゃあんっ!!ダメッイッちゃう!イっちゃううう!!!」

「くっ!俺も出そうだっ!!」


 ドピュッドピューーー!!ビュルルルーーッ!!!

 サラの膣内にぐつぐつと煮えたぎった大量の精液が流れ込んでいく。同時に彼女も絶頂を迎えたようで体を弓なりに反らせながら痙攣させていた。

 やがて全てを出し切ったエリックが肉棒を引き抜くと、ゴポッという音と共に収まり切らなかった白濁液が溢れ出てきた。その量は凄まじく、床がまるで水たまりの様になっていた。


「はぁ……はぁ……んっ……」


 肩で息をするサラの体に飛び散った精液が、彼女の白い肌を汚していた。

 エリックもサラに覆いかぶさる様にしながら、テーブルの上に倒れ込んでいた。


「んっ……ちゅっ……」


 キスをしながら抱きしめると彼女の大きな胸が形を歪めながら押し付けられてくる。

 二人の吐息に交じって、遠くの方からサイレンが聞こえているのに気付いた。


 巨人と怪獣の戦いが一段落したことで、救助隊が来たのだ。このままいつまでも抱き合っていたいところだが、それは出来ないだろう。二人は体を起こすと身なりを整え始めた。


「じゃあ、そろそろ行こうか」

「うん……」


 そう言って立ち上がると、二人は店を後にしたのだった。

3.地球の平和よりも大事な事

 別の日、太陽が空高く昇っているにも関わらず、カーテンを締め切った薄暗い部屋の中でエリックとサラの二人は抱き合いキスを交わしながらお互いの体を愛撫し合っていた。


「んちゅっ……ちゅぱっ……」


 サラの舌がエリックの口内に侵入してくると、それに応えるように彼も舌を絡ませる。

 お互いの唾液を交換し合い、歯茎の裏や上顎などを舐め回しながら、二人は濃厚なディープキスを続ける。やがて満足したのか口を離すと二人の間に銀色の橋がかかる。


「はぁ……はぁ……」


 サラは頬を上気させながらエリックを見つめる。その瞳には情欲の色が浮かんでおり、物欲しそうにしているのが分かった。

 そんな彼女の様子を見てエリックも興奮を抑えきれないのか、ズボンを押し上げている股間部分を彼女の下腹部に押し当てる。するとサラは小さく喘ぎ声を上げた。


「あんっ……」


 サラはエリックの股間に手を伸ばすと、ズボンの上から優しく撫で始める。

 そしてそのままチャックを下ろすと下着の中から彼のモノを取り出した。それは既に大きく勃起しており、先端からは透明な液体が流れ出ている。

 その大きさに一瞬驚いた様子を見せたサラだったが、すぐに笑顔になると両手で包み込むようにして握り上下に動かし始めた。その動きに合わせてエリックの口から吐息が漏れ始める。


「うっ……くっ……」

「気持ちいい?」

「ああ……最高だよ」


 そう言ってエリックは彼女の頭を優しく撫でる。サラは嬉しそうな笑みを浮かべると、今度は口に含んで奉仕を始めた。


「んふっ……ちゅっ……」


 舌先を使って亀頭を舐め回し、裏筋を刺激するように丁寧に舐め上げていく。そして喉奥まで飲み込むようにして深くまで加え込んだ。その刺激によってエリックのモノはさらに大きさを増していった。


「んっ……じゅぷっ……ちゅぱっ……」


 サラは頭を前後に動かしながら、時折上目遣いでエリックの顔を見つめる。その表情はとても淫靡なもので、まるで娼婦のような雰囲気を漂わせていた。

 そんな彼女の姿に興奮したのか、エリックのモノはさらに大きさを増していき遂に限界を迎えようとしていた。


「くっ!出る!」

「きゃっ!」


 ドピュッ!!ビュルルルーー!!ブビューーー!! 勢いよく放たれた大量の精液がサラの顔や髪に降りかかる。彼女はそれを手で拭うと口に含んで飲み込んだ。


「んっ……ごくっ……」


 サラは恍惚とした表情を浮かべながら、エリックに向かって両手を広げる。それに応えるようにエリックも彼女を抱きしめ、再び唇を重ねた。


「ちゅっ……ちゅぱっ……」


 唇を重ねながら、互いの服を脱ぎ捨てていく。 そして裸になった二人はベッドの上に倒れ込み、激しく愛し合った。


「あんっ……あっ……ああっ!」


 サラの喘ぎ声を聞きながらティムは彼女の胸を揉みしだく。柔らかな乳房の感触を楽しむように手を動かしながら乳首を摘まみ上げると、彼女は一際大きな声を上げた。

 その反応を見て気を良くした彼は今度は反対側の胸にしゃぶりつくようにして吸い付いた。するとサラは体を震わせながら甘い吐息を漏らす。



「はぁ……んぁっ……やぁんっ……」


 淡い桃色の突起を唇で挟んで、コリコリとした硬さを舌と唇で楽しんでから、音が鳴るぐらい強めに吸い付く。そして最後に歯を立てて甘噛みをするとサラは背中を大きく仰け反らせた。


「ひゃうっ!それダメッ!」


 エリックが口を離すと、彼女の乳首はすっかり勃起しており唾液でテカテカに光っていた。そして今度は反対側の胸に吸い付き、同じように責め立てる。


「やぁっ!またっ……あっ……ああっ!」


 サラは再び体を震わせて達してしまったようだったが、それでもなおエリックは執拗に攻め続けた。やがて彼女は息も絶え絶えになりながら懇願するように言った。


「もう……許してぇ……」


 しかしエリックは聞く耳を持たず、今度はサラの両足を大きく開かせるとその間に顔を埋める。そして割れ目に沿ってゆっくりと舐め上げた後、舌先を膣内へと侵入させていく。


「ああんっ!そこっ……汚いからぁ」


 そう言いながらも彼女は抵抗しようとはしない。むしろもっとして欲しいといった風に腰を動かしてしまっている事に本人は気付いていないようだった。

 そんな彼女の反応を見て気を良くしたのかエリックはさらに激しく舌を動かす。すると彼女の秘所からは大量の蜜が流れ出しエリックの口元を濡らしていった。


「んっ……ちゅぱっ……」


 やがて満足したのか、彼は口を離すと今度は指を挿入していく。

 最初は一本だけ入れるつもりだったのだが、彼女の膣内はとても狭くきつく締め付けられており二本でもキツかった。

 しかしそれでも何とか奥まで押し込むことに成功するとゆっくりと動かし始める。


「あっ!ああっ!」


 サラはシーツを握りしめながら快感に悶えている様子だったが次第に慣れてきたのか、少し余裕が出てきたようだ。

 そんな彼女の様子を見て取ったエリックはさらに動きを速めていき、同時に親指でクリトリスを刺激してやる。


「ああんっ!それっ……だめぇっ!」


 サラはビクビクと体を震わせながら再び達してしまったようだった。

 しかしそれでもなおエリックは手の動きを緩めようとはしない。むしろさらに激しく動かし始めていった。そしてついにその時が訪れる。


「ああっ!!またっ!イッちゃうう!!」


 サラは再び体を弓なりに反らせると盛大に潮を吹き出してぐったりとベッドに横たわって、息を荒げている……。


 朝から何時間ヤッていたか、もう正確な時間さえ覚えていない。

 すでに外は日が高く上がっている。しかし、まだ足りない。もっとお互いを味わいたい……。


 二人が地球にやって来てからは、暇さえあれば愛し合っている毎日。

 彼らはこの星の人間ではない。別の星から来た宇宙人だ。二人は地球を破壊する怪獣から星を守る使命を帯びてやって来た。勿論、その使命を果たす前に幾度となく怪獣を倒し、街を救っている。


 とはいえ地球人同様、若いカップルは際限のない性欲を持て余している。だから、二人は戦いのない貴重な時間の間は、怪獣退治の使命も忘れ、こうしてごく普通のカップルのように愛欲に溺れるのだ……。


「ねぇ、エリック……もっと……」

「ああ」


 二人は再びキスを交わし合う。そしてそのまま汗がにじみ始めた身体を重ね合わせるようにして抱き合った。


「んちゅ……れろぉ……」


 舌を絡ませ合いながら、お互いの体を愛撫し合う二人。サラはエリックの股間に手を伸ばし優しく揉み解していくと、エリックも負けじと彼女の胸を下から揉みしだき、先端の肉芽をコリコリと指で転がす。お互いに敏感な部分を責め合い刺激を与えていくうちにどんどん息が荒くなっていった。


「あっ!そこっ!いい!」


 エリックの愛撫にサラは体を震わせ、甘い吐息を漏らす。そしてその間もエリックの肉棒は彼女の手でしごかれている。その快感に耐えられず、彼は思わず腰を引いてしまうが、サラはそれを逃がさないとばかりにさらに強く握り込み激しく上下に動かしてくる。


「うあっ!サラっ!」

「ふふっ、気持ちいい?」

「ああ、最高だよ」


 エリックはそう言うと彼女の胸から手を離して代わりにその豊満な尻を掴む。そしてそのまま左右に押し広げると、露になった秘裂へと指を滑らせた。そこは既に濡れそぼっておりヒダが物欲しげにヒクついていた。


「もうこんなに濡れてるぞ?そんなに欲しいのか?」

「うん……早くちょうだい……」


 そんな彼女のおねだりに応えるようにエリックは自分の剛直をサラの秘部にあてがい一気に貫いた。

 ズプッという音と共にエリックの大きな肉棒が膣内に侵入してくると、サラは体を大きく仰け反らせるようにして快感に耐えている様子だった。


「ああんっ!きたぁ!」

「動くぞ」

「うん、来て!」


 サラの言葉に答えるようにエリックは腰を動かし始めた。最初はゆっくりだった動きは次第に激しくなっていき、パンパンという肉と肉がぶつかり合う艶かしい音が部屋中に響き渡る。


「ああっ!すごいっ!」

「俺も気持ちいいよ」


 エリックの肉棒が子宮口をノックする度、サラの口から甘い吐息が漏れる。その反応を見てエリックはさらに強く打ち付けた。


「ひゃうっ!だめっ!」


 あまりの快感にサラは腰を浮かせる。逃がさないとばかりにエリックは彼女の細い腰を掴むと一気に引き戻した。

 パンッという音と共に再び最奥まで貫かれ、サラは声にならない悲鳴を上げて絶頂を迎えたようだ。膣内が激しく収縮しエリックのモノを締め付ける。


「くっ……!」


 下腹部に滾る射精欲をぐっとこらえ、エリックはサラの子宮口に亀頭を密着させたまま動きを止め、そのまま彼女の唇を奪った。


「んっ!ちゅぱっ!れろぉ……」


 舌を絡ませ合いながらお互いを求め合う二人。サラもそれに応えるように彼の首に手を回し、足を腰に絡めてくる。


「あっ!そこっ!いい!」


 エリックの肉棒がサラの膣内を激しく擦り上げる度に彼女は体を震わせながら甘い喘ぎ声を上げ続けた。彼女の膣内は愛液で満たされており、それが潤滑油となってスムーズに出し入れすることができるようになっていた。


「あんっ!はぁ……気持ちいい?」

「ああ、最高だよ」


 エリックはそう言うと彼女の腰から手を離して代わりにその豊満な尻を掴む。そしてそのまま上下左右に回して、彼女の豊満な臀部の感触を楽しむ。


「ああっ!お尻っ!」

「サラのお尻は柔らかくて最高だよ」


 そう言いながらエリックはさらに激しく彼女の尻に打ち付けていく。パンッ!パンッ!という音がエリックの腰の動きに合わせてリズミカルに響き渡る。

 サラは汗ばんで艶やかに輝く体を仰け反らせながら甘い悲鳴を上げ続ける。そして遂に限界が訪れたのか、彼女は一際大きな声を上げると体を痙攣させた。それと同時に膣内が激しく収縮しエリックのモノを締め上げてくる。


 いよいよ射精へのカウントダウンが始まった。

 エリックはラストスパートをかけ、一気に腰を打ち付けた。


「あっ!そこっ!いい!」


 エリックの肉棒がサラの膣内を激しく擦り上げる度に彼女は体を震わせながら甘い喘ぎ声を上げ続けていく。


 二人のボルテージが限界まで上がった、その時だった。

 突如、机の上に置いていた変身デバイスが輝き出し、けたたましいアラームが鳴り響いた。デバイスのモニターには『怪獣出現』の文字が表示されている……。


「ったく、こんな時に……」


 突然の怪獣出現の連絡にエリックは動きを止める。しかし、彼のモノはまだサラの中に入ったままだ。


「あんっ!もう……こんな時まで……」


 サラも不満そうな声を上げて、机の上のデバイスを見やった。だが、これも仕方ないことなのだ。怪獣は二人の都合など考えずに現れる。


「はぁ……」


 そう言ってエリックはゆっくりとサラの中から抜け出して、気だるげに机の前へと歩いていく。そして、変身デバイスを手に取ると、アラームを止めてしまったのだ。


「あっ、ちょっと!」

「別に、怪獣退治は後でもいいだろ?今はこっちの方が大事だ」


 そう言ってエリックはベットにもどり、サラを押し倒すと、そのまま覆い被さるようにして口づけをする。舌を絡ませ合いながらお互いの体を愛撫し合う二人。サラの胸に手を伸ばすと柔らかい感触と共に甘い吐息が漏れた。


「んっ……ちゅぱっ……。ふぅ、そうね……終わってから倒せばいいもんね」


 サラもそう言ってエリックの肉棒を掴むと、自分の秘裂へと誘導する。


「んっ、今はこっちに集中させて貰いましょ」

「うん、行くよ……」


 二人は再びキスを交わしながらお互いを求め合う。そして、再び体を重ね合い始めた。


「あぁんっ!きたぁ!」

「動くぞ」

「うん、来て!」


 サラの言葉に答えるようにエリックは腰を動かし始める。最初はゆっくりだった動きは次第に激しくなっていき、パンパンという音が部屋中に響き渡る。


「ああっ!すごいっ!」

「俺も気持ちいいよ」


 エリックの肉棒がサラの膣内を激しく擦り上げる度に彼女は体を震わせながら甘い喘ぎ声を上げ続けた。


「あんっ!そこっ!いい!」


 エリックの肉棒がサラの子宮口をノックする度、サラの口から甘い吐息が漏れる。その反応を見てエリックはさらに強く打ち付ける。

 パンッという音と共にエリックの大きな肉棒が膣内に侵入してくる度にサラの口からは悲鳴のような喘ぎ声が上がり、豊満な乳房が激しく上下に揺れる。


「あんっ!はぁ……気持ちいい?」

「ああ、最高だよ」


 エリックはそう言うと彼女の胸に手を伸ばしてその豊満な白い果実を掴む。そしてそのまま上下左右に回して、彼女の豊満な乳房の感触を楽しむ。


「ああっ!おっぱいそんな激しくしないでっ!」

「サラのおっぱい大きくて柔らかくて最高だよ」


 そう言いながらエリックはさらに激しく打ち付けると膣内が痙攣し始めてきたのが分かった。子宮口が降りて来たようだ。


「あんっ!だめっ!」


 サラは慌てて逃れようとするが、エリックは逃がさないとばかりに彼女の腰を掴んで引き戻すと一層激しく打ち付けていく。膣内が激しく収縮しエリックのモノを締め上げてきた。どうやら絶頂が近いようだ。それに合わせるように彼はラストスパートをかけるべく一気にピストン運動を加速させる。


 気づけば部屋中、二人の汗の匂いで充満していた。

 むせ返る程に淫靡な香りにお互いの興奮も最高潮に達する。

 今この瞬間、二人の頭の中はお互いへの愛情と性欲で埋め尽くされている。


 だが、一方で街では怪獣が暴れまわり、今も力なき市民が逃げ惑っているだろう。怪獣に対処出来るのは自分たち二人だけ。蹂躙される街の市民は、自分たちが現れるのを待ち望んでいるのかもしれない。

 しかし、今の二人にはそんなことどうでもよかった。ただ目の前にいる愛する人と一つになりたい一心でひたすらに腰を振るだけだ。


「あんっ!そこっ!いい!」


 エリックの肉棒がサラの膣内を激しく擦り上げる度に彼女は体を震わせながら甘い喘ぎ声を上げ続ける。彼女の膣内は二人の体液が混じり合い、激しい抽送で白く泡立ち、クリーム状になっている。


「あんっ!はぁ……気持ちいぃ」

「ああ、最高だよ」


 エリックはそう言うと彼女の胸から手を離して代わりにその豊満な尻を掴むと、より深く、挿入できるように腰を持ち上げた。そしてそのまま上下に動かして、彼女の秘裂にピッタリとフィットするよう調整していく。膣内はヒダが物欲しげにヒクついており、肉棒を離すまいと絡みついてくるのがよく分かる。

 パンッという音と共にエリックの大きな肉棒がサラの膣内に侵入してくる度に彼女は体を震わせながら甘い喘ぎ声を上げ続けた。

 二人のボルテージは限界まで上がり、そろそろ限界を迎えようとしているようだ。

 エリックはラストスパートをかけ一気に腰を打ち付ける。サラも一際大きな、喘ぎ声を上げる。


「あんっ!だめっ!」


 二人は唇を重ね合い舌を絡めながらお互いを求め合うように強く抱きしめ合うと、エリックはサラの最奥まで肉棒を突き刺した状態で動きを止めた。そしてそのまま彼女に覆い被さるようにして倒れ込み彼女の耳元で囁いた。


「そろそろ……」


 エリックの言葉にサラは微笑み返すとコクリと首を縦に振る。


「いいよ……来て……」


 そんなやりとりをしている間にも怪獣は街を薙ぎ払い、罪なき市民を痛めつけているのだが、既に二人の頭の中には街を守る使命よりも眼の前にいる恋人との情事でいっぱいになっていた。


「イクッ!イッちゃう!」


 サラは絶頂を迎え、膣内が激しく痙攣しエリックのモノを締め上げる。


「俺も出るぞ!」


 そして次の瞬間には大量の精液を彼女の子宮へと流し込んでいた。


「んあっ、熱いっ!すごいッ!いっぱい来てるぅ!!」


 同時にサラも体を大きく仰け反らせながら絶頂を迎えたようだ。秘裂からは潮を吹き出し、全身を激しく震わせている。


「あぁん……」


 二人はそのまま抱き合い、お互いの体温を感じ合う。

 やがて潮が引くように、二人は落ち着きを取り戻していく。


「ふぅ……」

「はぁ……」


 二人の息遣いだけが部屋に響いている中、エリックがゆっくりと肉棒を引き抜くとごぽっと音を立てて白濁液が流れ出てきた。そしてそのままベットに倒れ込んでいった……。


「そろそろ、いかなくちゃ……」


 だるそうにエリックがそう言うと体を起こして、ベッドから立ち上がろうとする。


「んっ、おちんちんキレイにして欲しくないの……?」

「え?あぁ。してもらってから、行くとするか」


 そう言いながらサラが肉棒を指でつつくと、エリックは大人しくそれに従うことにしたようだ。


「んちゅ……れろぉ……」


 サラはエリックの股間に顔を埋めると、まだ硬さを失っていない肉棒を咥え込み舐め始めた。舌を使って亀頭や裏筋、カリ首などを丁寧に舐め上げていく。

 二人の粘液でコーティングされていた肉棒はみるみる綺麗になっていった。


「ありがとう、サラ」


 エリックはそういうと彼女の頭を撫でる。すると彼女は嬉しそうな笑みを浮かべた後、二人は汗と精液まみれの身体を流すためにシャワーを浴びに行った。


◇◆◇


 それから数十分後……。二人はシャワーを浴びた後、身支度を整えていた。

 サラの格好はいつもの水色のボディスーツに身を包んでいた。その豊満な肉体を強調するようなデザインになっており、胸元は大きく張り出して豊かなボディラインを強調している。

 エリックも同様のスーツを着用し、精悍な体つきが浮かび上がっている。


「じゃあ、いこっか」

「ああ」


 二人は頷き合うと手を繫ぎながら部屋を出て行った。そしてそのまま空高く舞い上がると街に向かっていった。

 その後の怪獣との戦いだが、街への到着が大幅に遅れてしまったものの、いつもの様に倒せてしまった。

 もしかしたら、怪獣との戦いよりも部屋で愛し合っていた時間の方が長かったかもしれない……。

 たが、今日も二人の活躍により街は救われたのだ。

 そして二人は戦いが終わると同時に変身を解き、そのまま抱き合うと、廃墟となった家屋の中に入り、お互いを求め合ったのであった……。

4.不協和音からの仲直りセックス


「今日は久しぶりにゆっくりできそうだな……」


 自宅の中でそんなことを呟いたのはエリックだった。このところ、ずっと怪獣退治に奔走し続けてきたこともあり、中々二人きりの時間を過ごすことが出来ていなかった。

 しかし今日は運よく怪獣の出現もなく、一日ゆっくりと過ごすことが出来るようだ。


「こうしてのんびりしてるのも悪くないな」


 エリックはサラにそう聞いてみるように話しかけてみたのだが……。


「別に……」


 サラはぶっきらぼうな口調でそう言った。

 いつもと違う雰囲気のサラに困惑しつつもエリックはとりあえず話題を振ろうと試みた。だが彼女は何も答えてくれず、そのままそっぽを向いてしまう始末である。


 仕方なく、エリックは別の話題に切り替えるなど、試行錯誤したが、その後もサラの態度に変化はない。彼女はソファに座ったままそっぽを向いてしまっている。まるで話しかけてくれるなと言っているようだ。


「あのさ、何か怒ってる?」


 痺れを切らしたエリックは思わずそう尋ねていた。するとようやく彼女が反応を示す。


「……べつに」


 そう言いながらも口調からは不機嫌さが滲み出ているように思えた。

 エリックはどうしたものかと頭を悩ませる。最近何か彼女の機嫌を損ねるようなことをしただろうか?考えてみるものの全く心当たりがない。


 そんな時、突然サラが立ち上がるとそのまま部屋を出て行こうとした。


「サラ?」


 慌ててエリックが声をかけると、彼女は足を止めるが振り返ろうとはしない。


「ちょっと、散歩してくる」


 そんな素っ気ない言葉だけを残し、彼女は家を出て行ってしまった。バタンと玄関の扉が閉まる音が響き渡る。


(一体どうしたんだ?)


 エリックは首を傾げながら彼女の後姿を呆然と見送ることしかできなかった。


 その時だった。部屋の中にけたたましいアラームが鳴り響いたのは……。


「くそっ、こんな時に!」


 エリックは慌てて立ち上がると、デバイスを手に取り、急いで現場へと飛んで行った……。


◇◆◇


 平穏な街に怪獣が現れ暴れまわる。その姿は人間のような胴体に獣のような体毛が生えており、頭部にはバッファローに似た巨大な二本のツノが生えている。怪獣は街中を我が物顔で歩き回りビルを破壊していく。


「グオォォォ!!」


 怪獣の雄叫びが響き渡ると同時に建物が崩れ落ちる。逃げ遅れた人々は悲鳴を上げながら走り回っていた。


 そんな混乱の中、一つの巨大な影が空から舞い降りて来た。

それは、水色のボディスーツを身にまとった巨大な少女サラだった。


 巨大少女の出現にどよめく人々。心強い彼女も今日ばかりは状況が違うからだ。


 いつも怪獣から街を守っているこの日の彼女のサイズはすでに300倍となっており、180メートルの怪獣など彼女の膝丈程の大きさしかない。

 そして、その表情は何処か険しい。


 サラは怪獣に向かって、ゆっくりと歩み寄る。

 ズゥゥン!ズゥゥン! ズゥゥン! サラが一歩進むごとに地響きが起きる。

 彼女のブーツの大きさは70mを越えており、巨大なブーツは歩くだけで邪魔な建物を踏み潰し蹴り倒し、高層ビルすら蹴り飛ばす。


 道路には、まだ逃げ惑う通行人が大勢いるが、サラは構う事無く歩く。そんな怪獣よりもさらに巨大な超巨大少女に恐怖を覚え、人々は大混乱となっていた。


「グルル……」


 怪獣は唸り声を上げると、サラに向かって突進してきた。

 ドゴォーンッ!!激しい衝撃と共に砂埃が舞う。しかし、それはすぐに収まった。


「グゥオォ!!」


 怪獣の突進はサラに届く事無く、彼女の巨大な手が怪獣を鷲掴みにしてその動きを止めてしまっている。

 サラは怪獣を掴んだ手を軽く捻ると、そのまま怪獣をねじり倒して、地面に叩きつける。


「グギャアァッ!!」


 怪獣は悲鳴を上げるがサラは全く気にせずにそのまま怪獣を持ち上げて投げ飛ばす。


 ズドドオォーーーォンンッ

 投げ飛ばされた怪獣はビルに衝突して倒れ込む。

 しかしサラは攻撃の手を緩めない。ズシン、ズシンと足音を立てながら、怪獣との距離を一気に詰めていく。


「グルル……」


 怪獣は恐れをなして逃げようと試みるが、サラに背中を見せた瞬間、その巨大な足で踏み潰されてしまった。そしてそのままグリグリと足を動かし続けると、怪獣の体はグチャグチャになっていきやがて絶命した。


「……終わった」


 すでに息絶えた怪獣の亡骸を見下ろしながらサラは呟く。

 彼女が振り返ると、500メートルもの巨体で暴れまわったため、ダメージは甚大だった。道路は陥没し建物は瓦礫の山と化し、そこには避難できていない人々の姿が見受けられた。


 今そこにいる誰もがサラの巨大な体を見て恐れ慄き腰を抜かしてしまっている。

 今回の巨大少女の活躍は凄まじいものだったが、その破壊ぶりはいつもとは違い、あまりにも凄惨すぎた。

 見るからに不機嫌そうな巨大少女に何があったのか、と街の人々は怯えながらその姿を見上げた。


「何見てるのよ!」


 サラは自分を見上げる視線に気づくと、足元の瓦礫を蹴散らしながら歩きだした。

 グシャアァッ!!ガラガラッ! 大きな音を立てて崩れ去るビル群。さらに、その衝撃によって道路が割れ陥没していく。しかし彼女は全く気にすることなく歩き続ける。


「サラ!!」


 その時、彼女と同じく300倍に巨大化したエリックがサラを呼び止めた。


「何よ、エリック」


 サラは立ち止まると不機嫌そうな声で返事を返して来る。


「……大体、なんでそん怒ってるんだ?」

「別に、怒ってなんかいないわよ」


 サラはそう言うとプイッと顔を背けた。しかしエリックは納得しないようで、さらに問い詰めてくる。


「いや、どう見ても怒ってるだろ」

「……だって……」


 サラは少し口籠ると小さな声で呟いた。


「だって……最近全然構ってくれないじゃない……」

「え?」


 予想外の答えに思わず聞き返してしまうエリックだったが、彼女は構わず続ける。その表情はどこか寂しそうだ。


「だから!私は寂しかったの!」


 そう言うとサラはプイッと顔を背けてしまった。そんな姿を見たエリックは思わず笑ってしまう。


(なんだ、そういう事か)

「悪かったよ。でも仕方ないだろ?」


 エリックはそう言って謝ったが、まだ納得できないらしい彼女はさらに続ける。


「でも……最近ずっと怪獣ばっかりで全然デートとかしてないし……」


 確かにここ最近はずっと怪獣退治ばかりでろくにデートもしていない事にエリックも思い至る。 しかしだからと言って怪獣を放置するわけにもいかないし、そもそも巨大化した状態で自由に行動できるわけではないのだから仕方がない。


「まぁ、それについては謝るよ」


 エリックは宥めるように言ったが、サラはまだ納得できないようだ。彼女は不満そうな表情を浮かべると再び口を開く。


「でも……私寂しかったんだよ?ずっと一人でいて……そんなに私って魅力ない?」

「ごめん」


 エリックは再び謝ると彼女の体を抱きしめた。そしてそのままキスをする。


「んっ……」


 最初は驚いていたものの、すぐに受け入れたらしく素直に舌を差し出してくる彼女。そんな彼女を愛おしく思いながらさらに強く抱きしめると、より深く口づけをする。


「んちゅっ……んん……」


 サラの口から甘い吐息が漏れ始める。二人は公衆の面前である事など気にもせず、愛を確かめ合う。


「ん……ちゅ……」


 サラはエリックの首に手を回し、積極的に舌を絡めていく。その行為によって二人の興奮はさらに高まっていく。


 やがて息が苦しくなったのかサラはゆっくりと唇を離すと、トロンとした目でエリックを見上げた。その表情はとても艶っぽく、瞳は潤んでおり頬も上気しておりとても色っぽい。


「もぅ……いつも強引なんだから……」


 サラは甘い声でそう言うと、水色のボディスーツに包まれた豊満な肉体をエリックの体に密着させる。身長500メートルの巨人の体は規格外の大きさを誇りながらも、その体は柔らかく、そして温かい。彼女の大きな胸がエリックの胸に押し付けられて形を変えていた。


「サラ……そんなに俺のこと信用できない?」


 エリックもサラを抱き返しながら答える。彼の体も巨大化しており、身長は520メートルを超えているため、サラよりも頭一つ大きい程だ。

 そんな巨人二人が抱き合うとまるで、二つの大型電波塔がぶつかり合ったようにも思えてしまう。


 二人の体は、お互いの体温を感じるほど密着しており、心臓の鼓動も聞こえてくるほどだ。

 しかしそれだけでは終わらない。サラはさらに強く抱き寄せると唇を合わせたまま舌を入れてきた。

 そしてそのままエリックの口内を蹂躙していく。彼女の唾液が流れ込んできてエリックの喉を潤すと同時に媚薬のような効果をもたらす。


「んっ、待ってエリック……続きは家に帰ってからにしよう?ここじゃみんなが見てる……」


 サラの言葉通り、周囲にはまだ多くの人達がおりこちらを興味深そうに見ていた。中にはスマホで撮影している者もいるようだ。


「構わないって」

「あっ、やっ……ちょっと!!」


 エリックはサラを抱きしめ、背中に回した手を腰まで下ろすとそのままお尻を鷲掴みにした。そしてそのまま揉みしだくようにして感触を楽しむ。


「んっ、もうっ!ばかっ!!」


 サラは顔を真っ赤にして怒ったような口調で言うが、体は正直だった。エリックの手の動きに合わせて小さく体を震わせているのがわかる。


「こんな所で……みんなが見ているのに……」


 そう言って抵抗する素振りを見せるものの、本気で止めようとはしないところを見ると満更でもないらしい。そんないじらしい姿を見ていると余計に意地悪をしたくなってしまうものだ。


「大丈夫だって、みんなサラのデカさに圧倒されてるから」


 エリックはそう言うとサラの首筋に舌を這わせた。


「ひゃんっ!」


 突然の刺激に驚いたのか可愛らしい声を上げるサラ。そんな反応を楽しむように、エリックは首筋から鎖骨へと移動しさらに耳元へと近づいていった。そしてそのまま耳を甘噛みする。


「んんっ!耳ぃ……だめぇっ」


 敏感な部分を責められて感じているのだろう、体を震わせるサラを見て興奮を覚えるエリックはさらに両手で彼女の胸を鷲掴みにしてその柔らかさを堪能し始める。


「んあっ!ああ……いやぁ……」


 サラは甘い吐息を漏らしながら身をよじらせる。しかしエリックはその程度で逃すつもりはないとばかりに、さらに強く抱きしめ彼女の豊満な体を拘束する。


「やぁ……んっ」


 サラの口から漏れる声が少しずつ大きくなっていくにつれて周囲の人々もざわめき始めていた。 無理もないだろう、目の前で行われている光景はあまりにも現実離れしており、ビルよりも巨大な若い男女が抱き合い愛を交わし合っているのだから……。


「あん、エリック……」


 サラは潤んだ瞳でこちらを見つめてくる。その瞳は情欲に染まっており、物欲しそうに唇を薄く開き熱い吐息を吐き出すその姿はあまりにも官能的で美しい。

 そんなサラの姿にエリックも我慢の限界を迎えつつあった。彼はそのまま彼女の唇を奪い舌を絡ませると同時に、両手でその豊満な胸を揉みしだき始める。


「んちゅっ……んんっ」


 サラは抵抗することなくされるがままになっている。むしろ積極的に舌を絡めてくるほどだ。

 エリックはさらに激しく彼女の胸を愛撫していく。すると次第にサラの息遣いが荒くなり、体が熱くなってきたようだ。

 弄る手の動きに合わせて大きな胸が揺れ動く様はとても官能的で美しい光景である。


(あぁ……もうダメだ)


 そんな姿を見せつけられて我慢できるほどエリックも大人ではないし紳士でもない。彼はそのまま彼女の股間に手を伸ばすとボディスーツ越しに割れ目の部分を刺激し始めた。


 そこは既に湿っており、生地の色が変わってしまっているほどだった。


「ダメ……こんなところで……」


 サラは恥ずかしそうにそう言うものの、本気で嫌がっているようには見えなかった。

 エリックはそのまま割れ目に沿って指を上下させる。するとクチュクチュという音が聞こえてきた。


「あっ……んふぅ……」


 サラはビクビクっと体を震わせながら甘い吐息を漏らしている。

 だらしなく空いた口からは唾液が流れ落ちており、それを舐めとるようにエリックがキスをしながら舌を絡めていく。


「はぁ……んちゅ……」


 二人の舌が絡み合いピチャピチャという音が響き渡る。その音に周囲の人々はゴクリッと唾を飲み込んだ。

 二人が口を離すと二人の混じった大量の唾液が口角から顎に伝わると、乗り捨ててあった車の上にボドンッと重い衝撃音を立てて垂れ落ちた。


「はぁ……はぁ……」


 サラは肩で息をしながらエリックを見つめている。その瞳は完全に蕩けきっており、もはや抵抗する意思など微塵も残っていないようだった。


「サラ……もう我慢できないよ」

「はぁ……はぁん……」


 サラが蕩けた表情をエリックに晒しながら抱き着く。その股間からは、クチュりと音が響いている。


「あっ、あん、んふぅ……やぁ」

「可愛いよサラ……」


 エリックはそう囁きながら、彼女が着ているボディスーツを脱がしに掛かった。

 サラの巨大な胸を支えるために作られたボディスーツは、彼女の体にぴったりと張り付くようなデザインになっており、その豊満なバストの形をくっきりと浮き上がらせている。


「あっ!ダメ……そこは……」


 エリックはその大きな胸に手を伸ばし、その胸を支えているボディースーツの肩紐をずらし、サラの豊満な乳房を解放する。


「やっ……見ないでぇ」


 サラは顔を真っ赤にして胸を隠そうとするが、エリックはそれを許さず両手を押さえつけるようにしてずり下ろした。

 すると先ほどまで布越しにしか見ることが出来なかった彼女の大きな胸が重力に逆らうように突き出され、張りのある爆乳が姿を現わす。

 その大きさは片方だけで推定30万トンはあろうかという程だ。そしてその先端部分にあるピンク色の突起物は先ほどから続く愛撫によって大きく勃起して、ピンと上向いていた。


「はぁ……んふぅ……」


 もはやサラは抵抗することなく、されるがままになっていた。むしろ自分から脱がしやすいように体を動かしているほどだ。


 やがて彼女の着ていたボディスーツは全て取り払われ、隠されていた白く透き通る素肌が白日もの元に曝け出される。


「綺麗だよ、サラ」

「やぁ……」


 エリックが耳元でそう囁くと、彼女は恥ずかしそうに顔を背けた。しかしその顔はどこか嬉しそうだ。

 そんな彼女の裸体はまさに芸術品のようだった。大きく突き出された胸はその圧倒的な質量によって重力に負けることなく形を保ち、ウエストからヒップにかけてのラインもまた美しく整っており、まるで彫刻のような美しさを体現しているようだった。


「あぁ……見ないでぇ」


 サラは両手で胸と股間を隠すようにして蹲る。 しかし、エリックの手は止まらない。そのまま彼女の大きな胸を揉みしだいていく。


 ムニムニとした柔らかい感触が手に伝わり心地よい気分になる。


「あっ……やんっ……」



 サラはエリックの手の動きに合わせて体を震わせていた。その反応を楽しむようにさらに強く揉んだり、乳首を摘まんで引っ張るなどしていく。


「ひゃうん!」


 すると突然、彼女は甲高い声で鳴いたかと思うと体を仰け反らせた。どうやら軽く達してしまったようだ。


「はぁ……んふぅ……」


 そんな状態の彼女は、かくんと膝が折れてしまい、雑居ビルが犇めく市街地に倒れ込んでしまった。


 ズドオオオォォンン!!!


「サラ、大丈夫か?」


 エリックは心配そうな表情を浮かべながら彼女を抱き寄せた。しかし彼女は蕩けた顔のままで、目の焦点が定まっていないまま首を縦に振る。どうやらまだ余韻に浸っているらしい。


「はぁ……んふぅ」


 サラは甘い吐息を漏らしながらエリックに体を預けるかのようにしなだれかかってきた。


 その体は汗ばんでおり、エリックのボディスーツ越しでも彼女の体温を感じることができた。そして同時に、彼女の股間から漂ってくる濃厚な雌の匂いも感じることができる。


「ねぇ、エリック……私もう我慢できないの……」


 そう言ってサラは自分の股間に手を這わせた。するとクチュリという音が聞こえてくる。どうやら先ほどの愛撫によって濡れてしまっているらしいがそれでも満足できないようだ


「ああ、俺もだよ」


 彼はボディスーツを脱ぎ捨てると、彼女のスーツといっしょに、高層ビルの上に置いた。ビルを覆う天幕の様なスーツが異様な存在感をかもし出している。

 エリックはそのまま彼女を押し倒すと、そのまま覆い被さる様に乗りかかった。


「はぁ……んふぅ……」


 彼女は期待に満ちた眼差しで見上げてくる。その瞳は潤んでおり、頬は紅潮している。

 そんな表情を見せられて我慢できるはずもない。エリックは自分の剛直を彼女の割れ目にあてがい一気に挿入した。

 ニュルッという感触と共に奥まで入り込むとサラの体がビクンッと跳ね上がるように震え上がった。


「ああんっ!!」


 彼女は嬉しそうな声を上げると、自分から足を絡めてくる。エリックはそのまま腰を打ち付けるように動かし始めた。

 ズチュッ!バチュンッ!!という音が響き渡り結合部からは泡立った愛液が流れ出ている。

 そのまま、お互いの体を求めあうようにして激しく動き始めたのだ。


「はぁ……んっ、あっ、ああぁっ」


 パンッ!パァン!!という肉同士がぶつかり合う音が街中に鳴り響く。


「ああぁんっ!はげしい、だめぇ!」


 そんな激しいピストン運動によってサラの豊満な肉体が激しく揺れ動く。その胸は激しく上下しており、まるで別の生き物のように動いていた。


「気持ちいい、最高だよサラ!」


 エリックも興奮しているのか激しく腰を動かしており、その動きに合わせて大地も振動している。


「ああ、すごいぃ……おっきいのぉ!!」


 サラは蕩けた表情を浮かべており口からはよだれを流していた。その顔は快楽に染まっている。


「ああぁっ!イクッ、イッちゃう!」


 巨人のセックスはスケールが違う。エリックが腰を動かす度に大地が揺れ動き、サラの巨大な体が上下する。

 巨人のピストン運動でアスファルトはベッドマットの様に波打ち、車や瓦礫が面白い様に跳ね上がり、周りの建物に突っ込んで行く。


 その激しい動きはまさに大地震。

 二人の巨体がぶつかり合う度に、ビルや道路が次々と破壊されていく。

 しかし、そんな状況でも二人の愛が止まる事はない。

 むしろ激しさを増しているようにさえ感じる。


「ああんっ、ダメっ、もう限界なのぉ!」


 そんな状況でも彼女は必死に耐えようとしていたが無駄だった。彼女の体は絶頂を迎えようとしていたのだ。


「いいよサラ!一緒にいこう!!」


 エリックもラストスパートをかけていく。

 街の喧騒すら二人の肉のぶつかり合う音でかき消されていく。


「ああぁっ!イクゥッ!!」


 サラは背中を仰け反らせながら絶頂を迎えた。


 それと同時に彼女の膣壁がギュウッと締まり、エリックのペニスから精子を搾り取ろうとする。


「くっ……出るぞ!」


 ドピュッドピューー!!ビュルルルー !大量の精子がサラの膣内へと注がれていく。その量は凄まじくあっという間に彼女のお腹は精液で満たされ、入り切らなかったものが逆流して溢れだして、サラのお尻の谷間を伝ってひび割れた地面に流れ落ちて、大きな水溜りを作った。


「はぁ……んふぅ……」


 サラはビクビクと体を震わせながら余韻に浸る。しかし、これで終わりではなかった。一度の射精で収まる訳がない。エリックはまだ満足していない身体の疼きに応えるため、サラの腰に手をかけた。


「え……?ちょっと!待ってよ!!」


 そんな彼女の制止を無視して再び動き始める。サラの身体を起こして四つん這いにさせた。

 先程までの激しいピストン運動によって女性器からは愛液と精子の混合液が垂れ落ち、あたり一面に広がるビルの瓦礫の山を上からコーディングしてしまう。その量も凄まじく地面はビシャビシャになっている程だった。


「あんっ!みんなが見てる前で、こんな格好……!恥ずかしいよ……!」


 しかしサラの抗議は聞き入れられるはずもなく、むしろその羞恥心が興奮材料になっているかのようにエリックの肉棒のサイズは50mを越していて、その大きさはそこらのビルよりもずっと大きく、そして逞しくなっている。


「俺のモノを受け止められるのはこの星でサラだけだよ」


 そう言うとエリックは彼女の後ろから覆い被さるように抱きつき、その巨大な胸を掴んだ。


「ひゃうん!んもう……」


 サラは諦めたような表情を浮かべながらも、どこか嬉しそうな声色であった。

 この星の女性では、こんな巨塔の様な男根を受け入れることは到底出来ない。それができる

のは、彼と同じ巨人である自分だけなのだという優越感に浸る。


「入れるよ……」


 サラは、自分の大きな胸を揉まれながら再びエリックに挿入される。

 エリックはゆっくりと、それでいて確実に挿入していく。


 ズブブッ!と音を立てながらビルの様に巨大な肉棒が入っていく様子はあまりにも衝撃的であり、周囲は騒然としていた。

 巨人たちのスペクタルセックスシーンを見上げる者たちは皆一様に口を開けてポカーンとした顔をしている。中にはスマホで写真を撮っている者までいる程だ。


「ンッはああん!!」


 サラの巨大な体がビクンッと跳ね上がる。どうやら挿入だけで軽くイってしまったようだ。


「ああ、すごいぃ」


 サラはうっとりとした表情で天を仰ぎながら呟いた。

 そんな彼女を無視してエリックは腰を打ち付ける。パァンッ!パァン!!という音と共に地面が振動する。


「あんっ!ああぁっ!」


 サラの口からは甘い声しか出てこない。それほどまでに気持ちが良いのだろう。その証拠に彼女の乳首は大きく勃起しており、全身汗まみれでテカテカと光っている。

 巨人のセックスなど人間からすれば目を疑うような光景ではあるが、この星の人類はそのスケールの違いに圧倒され、響き渡る地響きと揺れ動くビルに言葉を失っていた。


「ああぁんっ!もっと突いてぇ!」


 サラは多くの人間に見られている羞恥心と、巨大な男根で突かれる快感によって興奮が高まっており、もう周りが見えていないようだ。


「ああん!いいっ!」


 彼女は自ら腰を動かして更なる快楽を得ようとする。しかし、その動きはあまりにも緩慢であり、エリックにとっては物足りないものだった。 そこで彼はサラの体を抱き上げた状態で立ち上がったのだ。500メートル級の巨人達の結合部の高さは250mを越えており、ビルなどよりも高い位置にある。そしてそのままピストン運動を始めたのである。


 ズドォンッ!!という衝撃音と共に立ちバックの体勢でピストン運動が始まった。


「あああっ!すごっ、いぃ!」


 重力による落下運動と突き上げられる力でより深い場所まで挿入されるサラはその快感に酔いしれている。

 その股間からは二人の混じり合った体液が飛び散り、衝撃で周囲のビルのガラスを割ってしまった。

 パンッパァンッ!!という肉同士がぶつかり合う音と共に響く水音が響き渡り、辺りには瓦礫の山や車の残骸など瓦礫が散乱している状態である。

 サラの巨大な胸が上下左右に激しく揺れ動きながら大量の汗を崩壊しかけのビルに叩きつけるが、彼は気にせずに腰を振り続ける。


「ああぁんっ!!イクゥウウッ!!」


 サラの体が一際大きく跳ね上がると同時に、エリックも限界を迎えていた。

 ドピュッ!ビュルルルーー!!ビューッ!ドプッドプッ……。

 地球の女性が一万人集まっても受け止める事の出来ない程の量の精子をサラの中に放出する。

 その量は凄まじく、結合部から溢れ出した白濁液が地面に向かって滝のように流れ落ちていき大きな水溜まりを作る程だ……。


「はぁ……んふぅ……」


 サラはビクビクと痙攣しながら快楽の余韻に浸っていた。


「はぁ……んふぅ……」


 彼女は甘い吐息を漏らしながら天を仰ぎ見ており、その瞳にはハートマークが浮かんでいるかのようであった。その体は汗まみれになっており、テカテカと光っており、全身から湯気が立ち昇っていた……。


「はぁ……んっ」


 サラは快楽に蕩けた表情で地面にへたり込むとそのまま倒れ込んでしまう。しかしそれでもまだ満足していないようで、再び立ち上がりエリックに向かって尻を突き出してフリフリと振り始めたのだ。

 その姿はとても淫猥であり、見ているだけで興奮してくる程だ。


「ねぇ、もっとしましょう?」

「そろそろ終わりにしないと、この街が潰れてしまうよ……」


 エリックの言葉にサラはハッとして周囲を見回す。するとそこには二人のセックスの余波でズタボロに傷ついた道路に巨人の体重で液状化した地面と傾きかけたビル街が見受けられる……。


「ああぁっ!、ごめんなさい!」


 サラは慌てて地面にいた人々に謝るように頭を下げた。そんな姿も可愛らしいと思ってしまうのはやはり惚れた弱みという奴なのだろうか……?


「じゃあ、そろそろ帰ろっか?サラ」

「うん!帰ろっ!」


 エリックの言葉に顔を輝かせながら応えると、二人は仲良く手を繫いで歩いていった……。その後ろ姿はとても仲睦まじいものだったという……。

 こうして、巨人カップルの痴話喧嘩は幕を下ろした。

 因みにその後、エリックとサラの仲が以前より更に深まった理由は言うまでもないだろう……。

5.エピローグ

 巨大カップル戦士の痴話喧嘩から数日がたった。

 怪獣の襲来頻度は衰えることなく、今日も何処かで出現しては街を破壊し尽くしていく。そんな絶望的な状況の中、人々はただ怯えて逃げ惑うことしか出来ないでいた……。


 ズドオオオオオオンン!!

 進行する巨大怪獣の針路を遮る様に立ち塞がる巨大な影……。


「皆さん、私たちが怪獣を押えているうちに早く避難を!!」


 そう叫ぶのは、身長160メートルを超える巨人、サラだ。

 彼女は怪獣を押さえつけ、後方で逃げ惑う市民に避難誘導を呼びかける。


「サラ!俺も援護する!」


 そう言いながら現れたのはエリックだ。彼もまた身長180メートルを超える巨人であった。


「ありがとうエリック」


 サラは微笑みながら礼を言うと、怪獣の巨体を二人で挟み込むようにして抑え込む。さすがの怪獣も二人の巨人を前に身動きが取れない様子だ。


「10分間この怪獣を押えています。それまでに早くここから逃げてください!」


 サラは足元の市民に向かって、そう言いながら怪獣との押し合いを続ける。


「10分か……。それだけあれば、終わった後にたっぷり楽しめそうだな……」


 そう言ってエリックはニヤリと笑う。そんな彼を見て、サラもクスリと笑みを浮かべた。


「そうね……。それじゃあ、時間が来たらさっさと片付けちゃいましょうか」

「ああ!」


 あの1件があってからと言うもの、二人は怪獣を退治したあとも、巨大化を解くことなく、その巨体のまま愛し合うのが日課となっていたのだ。

 街のど真ん中で、巨人のカップルが情事に勤しむという異様な事態は決して喜ばしいものではない。

 だが、それを咎めて止める手立てが人類にはない。


 彼らがいなければ、怪獣によって破壊される街は1つや2つでは済まないだろう。

 無力な人類は巨大カップルの熱烈なセックスを見守る他ない。


 そんな、地球人の心境など二人にとってはそんな事は関係ない。

 ただ愛する人と愛し合うだけなのだから……。


 そして10分後、エリックとサラによって怪獣はあっさりと退治され、街には巨人の嬌声による平和の鐘が鳴り響くのであった。



七重山吹 PIXIV FANBOX 125 favs
VIEWS1
FILES1 file
POSTEDJul 27, 2024
ARCHIVEDJun 10, 2026